JP2010189132A - 移動装置及びコンテナクレーン - Google Patents

移動装置及びコンテナクレーン Download PDF

Info

Publication number
JP2010189132A
JP2010189132A JP2009034920A JP2009034920A JP2010189132A JP 2010189132 A JP2010189132 A JP 2010189132A JP 2009034920 A JP2009034920 A JP 2009034920A JP 2009034920 A JP2009034920 A JP 2009034920A JP 2010189132 A JP2010189132 A JP 2010189132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
contact
wheel
discontinuous
boom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009034920A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Murano
健一 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP2009034920A priority Critical patent/JP2010189132A/ja
Publication of JP2010189132A publication Critical patent/JP2010189132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Abstract

【課題】レールの不連続部の上を通過する車輪が受ける衝撃をなくすことができ、その衝撃に起因する振動や騒音の発生を防止することができる移動装置及びコンテナクレーンを提供する。
【解決手段】レール11の不連続部19と車輪21との接触を回避する接触回避装置を備え、車輪21は、レール11と接触するレール接触部21aとレール11と非接触のレール非接触部21bとを有し、接触回避装置は、レール不連続部19と重複する範囲に配置されてレール非接触部21bと接触可能な回避用部材30を有し、回避用部材30は、レール非接触部21bと接触しているとき、車輪21の荷重を支持すると同時に車輪21とレール不連続部19とを非接触ならしめ、レール非接触部21bと接触していないとき、車輪21とレール11とを接触ならしめる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レール上を車輪走行する移動装置、より詳しくは、レールの不連続部と車輪との接触を回避できる装置を備える移動装置並びに、そのような移動装置の一例であるトロリを備えるコンテナクレーンに関する。
レール上を車輪が接触しつつ移動する場合、図17に示すように、そのレール11に不連続部19があると、車輪20がその不連続部19を通過する際に衝撃を受け、振動や騒音の発生原因になることはよく知られている。
不連続部を減らす効果を奏するロングレール化は、この問題を解決するための典型的手法であることはよく知られている。また、レールの継目を相欠き継ぎ連結することで継目と車輪との衝突を緩和する例(特許文献1)や、レール継目に接着剤を導入する例(特許文献2)も知られている。
特開平10−338901号公報 特開平01−278601号公報
しかし、対処方法は上記のものだけに限らない。また、例えば、レールの軌道が屈曲しなければ、特定用途に適用できない場合、従って不連続部を不連続部のまま維持しなければならない場合には、ロングレール化、レール継目の相欠き継ぎ連結、レール継目への接着剤の導入といった手法は、上記の問題の解決に役立たない。不連続部を不連続部のまま維持しなければならないレールとは、例えば、起伏可能な鉄橋に敷設されたレールや、コンテナクレーン上部に設けられたガーダと海側に接続する起伏可能なブーム上に設けられたレールである。
本発明は、以上の背景のもとになされたものであり、レールの不連続部の形成が不可避的である場合であっても、その上を通過する車輪が受ける衝撃をなくすことができ、その衝撃に起因する振動や騒音の発生、レールの不連続部の磨耗を防止することができる移動装置及び、そのような移動装置の一例であるトロリを備えるコンテナクレーンに係る技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための、本発明の第1の形態は、レールと、前記レールと接触しつつ移動する車輪と、前記レールが備える不連続部と前記車輪との接触を回避する接触回避装置を備える移動装置であって、前記車輪は、前記レールと非接触の部分を備え、前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部又はその近傍に配置し、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめる機構を備えることを特徴とする移動装置に係る。
本発明の第2の形態は、レールと、前記レールと接触しつつ移動する車輪と、前記レールが備える不連続部と前記車輪との接触を回避する接触回避装置を備える移動装置であって、前記車輪は、前記レールと接触する部分と前記レールと非接触の部分とを備え、前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部と重複する範囲に配置し、前記レールと非接触の部分と接触可能な部材を備え、前記部材は、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記車輪の荷重を支持すると同時に前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめ、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触していないとき、前記レールと接触していた車輪と前記レールとを接触ならしめるものであることを特徴とする移動装置に係る。
本発明の第3の形態は、第1又は第2の形態において、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レールと接触する部分よりも大径であることを特徴とする移動装置に係る。
本発明の第4の形態は、第1又は第2の形態において、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レ−ルと接触する部分と同径であることを特徴とする移動装置に係る。
本発明の第5の形態は、コンテナクレーン上部に設けられたガーダと、該ガーダの海側に接続する起伏可能なブームと、前記ガーダ及び前記ブームのそれぞれに設けられたレールと、該レールに接触しつつ移動する車輪により前記ガーダと前記ブームとの間を走行するトロリと、前記ブームの起伏を可能ならしめるために設けられた前記レールの不連続部と、前記ブームが起伏していないときに前記ガーダに設けられたレールの端面と前記ブームに設けられたレールの端面とが隣接することにより形成されるレールの不連続部とを備えるコンテナクレーンであって、前記レールの不連続部と前記車輪との接触を回避する接触回避装置を備えることを特徴とするコンテナクレーンに係る。
本発明の第6の形態は、第5の形態において、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レールと接触する部分よりも大径であり、前記接触回避装置が、前記レールの長手方向において前記不連続部と重複する範囲に配置し、前記レールと非接触の部分と接触可能な部材を備え、前記部材が、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記車輪の荷重を支持すると同時に前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめ、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触していないとき、前記レールと接触していた車輪と前記レールとを接触ならしめるものであることを特徴とするコンテナクレーンに係る。
本発明の第7の形態は、第5の形態において、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レ−ルと接触する部分と同径であり、前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部と重複する範囲に配置し、前記レールと非接触の部分と接触可能な部材を備え、前記部材は、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記車輪の荷重を支持すると同時に前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめ、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触していないとき、前記レールと接触していた車輪と前記レールとを接触ならしめるものであることを特徴とするコンテナクレーンに係る。
本発明の第8の形態は、第6又は7の形態において、前記部材の海側の端部が、前記不連続部よりも海側に配置していることを特徴とするコンテナクレーンに係る。
本発明の第1乃至第4の形態においては、車輪のうちレールと非接触の部分が、レールの長手方向において不連続部又はその近傍に配置する機構と接触しているとき、それ以前にレールと接触していた車輪と当該不連続部とが非接触となる。このため、車輪がレールの不連続部を通過する際には、常に、当該不連続部と非接触状態におかれるので、不連続部との接触による衝撃を車輪が受けることはなく、その衝撃に起因する騒音や振動、レールの不連続部の磨耗も発生しない。それ故、これらの形態によれば、レールの不連続部の形成が不可避的である場合であっても、その上を通過する車輪が受ける衝撃をなくすことができ、その衝撃に起因する振動や騒音の発生を防止することができる移動装置を実現することができる。
本発明の第5乃至第8の形態においては、トロリの車輪と、コンテナクレーン上部に設けられたガーダと海側に接続する起伏可能なブームに設けられたレールの不連続部との接触を回避する接触回避装置を備えているので、車輪がレールの不連続部を通過する際には、常に、当該不連続部と非接触状態におかれるので、不連続部との接触による衝撃を車輪が受けることはなく、その衝撃に起因する騒音や振動も発生しない。それ故、これらの形態によれば、起伏可能なブームの動作のため、ガーダに設けられたレールの端面とブームに設けられたレールの端面との隣接によりレールの不連続部が不可避的に形成される場合であっても、当該不連続部を通過するトロリの車輪が受ける衝撃をなくすことができ、その衝撃に起因する振動や騒音の発生、レールの不連続部の磨耗を防止することができるコンテナクレーンを実現することができる。
本発明の特定の形態が奏する効果については、本発明の実施形態について説明する際に併せて説明する。
本発明の実施形態1の説明図である。 本発明の実施形態1の説明図である。 本発明の実施形態1の説明図である。 本発明の実施形態1の説明図である。 本発明の実施形態2の説明図である。 本発明の実施形態2の説明図である。 コンテナクレーンの説明図である。 コンテナクレーンの説明図である。 コンテナクレーンのレール不連続部を示す図である。 コンテナクレーンのレール不連続部を示す図である。 本発明の実施形態3の説明図である。 本発明の実施形態3の説明図である。 本発明の実施形態3の説明図である。 本発明の実施形態3の説明図である。 本発明の実施形態3の説明図である。 本発明の実施形態3の説明図である。 レールの不連続部の説明図である。
以下、本発明の実施形態により本発明を詳細に説明する。その際、必要に応じて図面を参照しつつ説明するが、各図面において同じ部分又は相当する若しくは共通する部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。いうまでもなく、本発明は、図面に記載された実施形態に限定されない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1〜図4に基づいて説明する。ここで、図1は側面図であり、図2は図1のD−D矢視図、図3は図1のA−A矢視図およびC−C矢視図、図4は図1のB−B矢視図である。
この実施形態1は、図1〜図4に示すように、基礎10上に設置されたレール11と、そのレール11と接触しつつ移動する車輪21と、レール11が備える不連続部(レール不連続部)19と車輪21との接触を回避する接触回避装置とを備える移動装置である。
ここで、車輪21は、レール11と接触する部分(レール接触部)21aとレール11と非接触の部分(レール非接触部)21bとを備え、接触回避装置は、レール11の長手方向においてレール不連続部19と重複する範囲に配置され、レール非接触部21bと接触可能な部材(回避用部材)30を備えている。そして、その回避用部材30は、車輪21のうちレール非接触部21bと接触しているときは、車輪21の荷重を支持すると同時に車輪21とレール不連続部19とを非接触ならしめ、車輪21のうちレール非接触21bと接触していないときは、車輪21とレール11とを接触ならしめるものである。
すなわち、図1、図3に示すように、車輪21は、レール接触部21aとレール非接触部21bとを備えているともに、図1、図2に示すように、レール11の長手方向においてレール不連続部19と重複する範囲に、回避用部材30が配置されている。
なお、ここでは、車輪21に通常設けられている脱輪防止用の鍔部をレール非接触部21bに転用することを念頭においているので、レール非接触部21bは、レール接触部21aよりも大径になっている。
そして、図1中の(a)に示すように、車輪21がレール不連続部19を通過する前の走行では、図3に示すように、レール接触部21aとレール11とが接触している。次に、図1中の(b)に示すように、車輪21がレール不連続部19を通過する際には、図4に示すように、レール非接触部21bと回避用部材30が接触して、車輪21の荷重を支持すると同時にレール接触部21aとレール11とを非接触にする。すなわち、車輪21がレール不連続部19に接触しないようにする。その後、図1中の(c)に示すように、車輪21がレール不連続部19を通過した後の走行では、再び、図3に示すように、レール接触部21aとレール11とが接触する。このようにして、車輪21はレール不連続部19と接触することなく走行することができる。
したがって、この実施形態1においては、レール不連続部19との接触による衝撃を車輪21が受けることはなく、その衝撃に起因する騒音や振動も発生しない。したがって、レール不連続部19の形成が不可避的である場合であっても、その上を通過する車輪21が受ける衝撃をなくすことができ、その衝撃に起因する振動や騒音の発生を防止することができる。
また、回避用部材30は、その端部にアール加工などを施し、レール非接触部21bとの接触が滑らかになるようにしているが、仮に磨耗してもレールの交換に比べて容易に交換できる。本効果は他の実施形態においても同様である。
なお、この実施形態1では、レール接触部21aとレール非接触部21bとが一体になった状態で車輪21を構成しているが、レール接触部21aとレール非接触部21bとが分離した状態で車輪21を構成していてもよい。言い換えれば、レール11に接触する車輪(レール接触車輪)と、回避用部材30に接触する車輪(回避用部材接触車輪)の2個の車輪を備えるようにしてもよい。さらに、それらのレール接触車輪と回避用部材接触車輪の車軸を別々に設けてもよい。
<実施形態2>
上記の実施形態1のように、車輪21のレール接触部21aとレール非接触部21bとで径差がある場合は、レール接触部21aがレール11に接触しながら走行する通常走行の場合と、レール非接触部21bが回避用部材30に接触しながら走行する回避走行の場合とで、走行速度が変化するという難点がある。
そこで、この実施形態2においては、基本的な構成は実施形態1と同様にしながら、図5に示すように、レール非接触部21bの径を車輪21のレール接触部21aの径と同一にしている。そして、それに伴って、回避用部材30の上面の高さ位置を高くして、レール非接触部21bが回避用部材30に接触できるようにしている。
したがって、この実施形態2では、車輪21のレール接触部21aとレール非接触部21bとが同径であるので、通常走行と回避走行とで走行速度が変化しないので、より安全であり、機械的摩耗も少なくなるという利点がある。
なお、図5では、レール接触部21aの両側にレール非接触部21bを設けているが、図6に示すように、レール接触部21aの片側にのみレール非接触部21bを設けてもよい。
また、実施形態1で述べたように、レール接触部21aとレール非接触部21bとを分離して、レール接触車輪と回避用部材接触車輪の2個の車輪を備えるようにしてもよい。さらに、それらのレール接触車輪と回避用部材接触車輪の車軸を別々に設けてもよい。
<実施形態3>
この実施形態3は、前述の実施形態1をコンテナクレーン(詳しくは、起伏可能ブーム型コンテナクレーン)に適用した場合である。
図7に示すように、コンテナクレーン(起伏可能ブーム型コンテナクレーン)50は、岸壁41に設置されて、接岸したコンテナ船42に対してコンテナ43の積み込み・積み下ろしを行うものであり、上部に設けられたガーダ51と、そのガーダ51の海側に接続するブーム52を備え、トロリ54がガーダ51またはブーム52に懸架した状態で、ガーダ51およびブーム52に配置されたレール(図示せず)上を車輪走行するようになっている。
そして、ブーム52がコンテナ船42等と接触することを回避するために、図8に示すように、ブーム52がピン53を支点にして起き上がることができるようになっている。このため、ガーダ51に配置されたレールとブーム52に配置されたレールとの間が不連続にならざるを得ない。
図9、図10は、そのようなコンテナクレーン50におけるレール不連続部を示す図であり、図9は、ブーム52が水平になった状態を示し、図10は、ブーム52がピン53を支点にして起き上がる状態を示している。図9に示すように、ブーム52が水平になった状態で、ガーダ51に配置されたレール11aの端面とブーム52に配置されたレール11bの端面との間にレール不連続部19が形成される。
そこで、この実施形態3においては、前述の実施形態1を適用することによって、トロリ54の車輪とレール不連続部19との接触を防止するようにしている。
以下、この実施形態3を図11〜図14に基づいて説明する。ここで、図11は側面図であり、図12は図11のD−D矢視図、図13は図11のA−A矢視図およびC−C矢視図、図14は図11のB−B矢視図である。
この実施形態3では、図11〜図14に示すように、ガーダ51に配置されたレール11aと、ブーム52に配置されたレール11bと、そのレール11(11a、11b)と接触しつつ車輪走行するトロリ54の車輪21と、レール不連続部19と車輪21との接触を回避する接触回避装置とを備えている。
ここで、車輪21は、レール11と接触する部分(レール接触部)21aとレール11と非接触の部分(レール非接触部)21bとを備え、接触回避装置は、レール11の長手方向においてレール不連続部19と重複する範囲で配置され、レール非接触部21bと接触可能な部材(回避用部材)30を備えている。そして、その回避用部材30は、車輪21のうちレール非接触部21bと接触しているときは、車輪21の荷重を支持すると同時に車輪21とレール不連続部19とを非接触ならしめ、車輪21のうちレール非接触21bと接触していないときは、車輪21とレール11とを接触ならしめるものである。
すなわち、図11、図13に示すように、車輪21は、レール接触部21aとレール非接触部21bとを備えているともに、図11、図12に示すように、ガーダ51上で、レール11の長手方向においてレール不連続部19と重複する範囲に、回避用部材30が配置されている。
なお、ここでは、車輪21に通常設けられている脱輪防止用の鍔部をレール非接触部21bに転用することを念頭においているので、レール非接触部21bは、レール接触部21aよりも大径になっている。
そして、図11中の(a)に示すように、車輪21がレール不連続部19を通過する前の走行では、図13に示すように、レール接触部21aとレール11とが接触している。次に、図11中の(b)に示すように、車輪21がレール不連続部19を通過する際には、図14に示すように、レール非接触部21bと回避用部材30が接触して、車輪21の荷重を支持すると同時にレール接触部21aとレール11とを非接触にする。すなわち、車輪21がレール不連続部19に接触しないようにする。その後、図11中の(c)に示すように、車輪21がレール不連続部19を通過した後の走行では、再び、図13に示すように、レール接触部21aとレール11とが接触する。このようにして、車輪21はレール不連続部19と接触することなく走行することができる。
ここで、図15に、ブーム52が水平になった状態を示し、図16に、ブーム52がピン53を支点にして起き上がる状態を示しているが、回避用部材30の海側端部がレール不連続部19よりも海側に位置しているので、ブーム52の起伏の妨げにならない。
このようにして、この実施形態3においては、車輪21がレール不連続部19を通過する際には、常に、レール不連続部19と非接触状態におかれるので、レール不連続部19との接触による衝撃を車輪21が受けることはなく、その衝撃に起因する騒音や振動も発生しない。それ故、この実施形態3によれば、起伏可能なブーム52の動作のため、ガーダ51に設けられたレール11aの端面とブーム52に設けられたレール11bの端面との隣接によりレール不連続部19が不可避的に形成される場合であっても、レール不連続部19を通過するトロリ54の車輪21が受ける衝撃をなくすことができ、その衝撃に起因する振動や騒音の発生を防止することができるコンテナクレーンを実現することができる。
なお、前述の実施形態2に示した、車輪の走行速度を変えない手法は、このコンテナクレーンの場合にそのまま適用することができる。
10 基礎
11 レール
11a ガーダに設けられたレール
11b ブームに設けられたレール
19 レール不連続部
20 車輪
21 車輪
21a レール接触部
21b レール非接触部
30 回避用部材
41 岸壁
42 コンテナ船
43 コンテナ
50 コンテナクレーン
51 ガーダ
52 ブーム
53 ピン
54 トロリ

Claims (8)

  1. レールと、前記レールと接触しつつ移動する車輪と、前記レールが備える不連続部と前記車輪との接触を回避する接触回避装置を備える移動装置であって、前記車輪は、前記レールと非接触の部分を備え、前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部又はその近傍に配置し、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめる機構を備えることを特徴とする移動装置。
  2. レールと、前記レールと接触しつつ移動する車輪と、前記レールが備える不連続部と前記車輪との接触を回避する接触回避装置を備える移動装置であって、
    前記車輪は、前記レールと接触する部分と前記レールと非接触の部分とを備え、
    前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部と重複する範囲に配置し、前記レールと非接触の部分と接触可能な部材を備え、
    前記部材は、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記車輪の荷重を支持すると同時に前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめ、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触していないとき、前記レールと接触していた車輪と前記レールとを接触ならしめるものであることを特徴とする移動装置。
  3. 前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レールと接触する部分よりも大径であることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動装置。
  4. 前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レ−ルと接触する部分と同径であることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動装置。
  5. コンテナクレーン上部に設けられたガーダと、該ガーダの海側に接続する起伏可能なブームと、前記ガーダ及び前記ブームのそれぞれに設けられたレールと、該レールに接触しつつ移動する車輪により前記ガーダと前記ブームとの間を走行するトロリと、前記ブームの起伏を可能ならしめるために設けられた前記レールの不連続部と、前記ブームが起伏していないときに前記ガーダに設けられたレールの端面と前記ブームに設けられたレールの端面とが隣接することにより形成されるレールの不連続部とを備えるコンテナクレーンであって、
    前記レールの不連続部と前記車輪との接触を回避する接触回避装置を備えることを特徴とするコンテナクレーン。
  6. 前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レールと接触する部分よりも大径であり、
    前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部と重複する範囲に配置し、前記レールと非接触の部分と接触可能な部材を備え、
    前記部材は、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記車輪の荷重を支持すると同時に前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめ、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触していないとき、前記レールと接触していた車輪と前記レールとを接触ならしめるものであることを特徴とする請求項5に記載のコンテナクレーン。
  7. 前記車輪のうち前記レールと非接触の部分は、前記レ−ルと接触する部分と同径であり、
    前記接触回避装置は、前記レールの長手方向において前記不連続部と重複する範囲に配置し、前記レールと非接触の部分と接触可能な部材を備え、
    前記部材は、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触しているとき、前記車輪の荷重を支持すると同時に前記レールと接触していた車輪と前記不連続部とを非接触ならしめ、前記車輪のうち前記レールと非接触の部分と接触していないとき、前記レールと接触していた車輪と前記レールとを接触ならしめるものであることを特徴とする請求項5に記載のコンテナクレーン。
  8. 前記部材の海側の端部が、前記不連続部よりも海側に配置していることを特徴とする請求項6又は7に記載のコンテナクレーン。
JP2009034920A 2009-02-18 2009-02-18 移動装置及びコンテナクレーン Pending JP2010189132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009034920A JP2010189132A (ja) 2009-02-18 2009-02-18 移動装置及びコンテナクレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009034920A JP2010189132A (ja) 2009-02-18 2009-02-18 移動装置及びコンテナクレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010189132A true JP2010189132A (ja) 2010-09-02

Family

ID=42815628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009034920A Pending JP2010189132A (ja) 2009-02-18 2009-02-18 移動装置及びコンテナクレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010189132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235308A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ用岸壁クレーン
GB2615343A (en) * 2022-02-04 2023-08-09 Gantry Railing Ltd Rail joints

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222206A (en) * 1975-08-12 1977-02-19 Masashi Ueda Method of preventing vibration and noise due to joint section of a rai lroad truck
JPS5791775U (ja) * 1980-11-25 1982-06-05
JPS6128776U (ja) * 1984-07-26 1986-02-20 宇部興産株式会社 橋形クレ−ン
JPS644180U (ja) * 1987-06-26 1989-01-11

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222206A (en) * 1975-08-12 1977-02-19 Masashi Ueda Method of preventing vibration and noise due to joint section of a rai lroad truck
JPS5791775U (ja) * 1980-11-25 1982-06-05
JPS6128776U (ja) * 1984-07-26 1986-02-20 宇部興産株式会社 橋形クレ−ン
JPS644180U (ja) * 1987-06-26 1989-01-11

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235308A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナ用岸壁クレーン
GB2615343A (en) * 2022-02-04 2023-08-09 Gantry Railing Ltd Rail joints
WO2023148468A1 (en) * 2022-02-04 2023-08-10 Gantry Railing Ltd Rail joints

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4614465B2 (ja) ロングレールを搬送しかつ降ろすための搬送車両および方法
CN103079985A (zh) 用于连接两个导轨段的设备
CN107700344A (zh) 一种悬挂式单轨轨道梁伸缩缝构造及单轨系统
CN103443358A (zh) 尤其用于电动地面输送系统的轨道系统
JP2016166453A (ja) 床版架設装置
JP2010189132A (ja) 移動装置及びコンテナクレーン
CN101585484A (zh) 自适应随动行走方法及装置
KR101262654B1 (ko) 캐리어 레일을 따라 이동하기 위한 케이블 또는 파이프라인트롤리
CN101554975B (zh) 用于浮坞门座起重机的钩轨装置
JP5808715B2 (ja) 軌道スラブ
CN103339054B (zh) 用于自动步道或自动扶梯的围栏
JP2008089160A (ja) ホースブリッジ
CN201587808U (zh) 用于移动卸船机的轨道系统
CN204753277U (zh) 一种磁浮交通曲线轨道梁
JP2006062792A (ja) 橋型クレーンのサドル走行速度の制御方法
JP2019026057A (ja) 異軌間直通システム
JP5769191B2 (ja) 架設作業装置
JP2009242085A (ja) レールマウント式門型クレーンのスイッチバック式レーン移動方法及び装置
JP6054636B2 (ja) 鉄道分岐器、鉄道分岐器用トングレール
CN202429833U (zh) 一种空心电梯导轨
CN201439470U (zh) 一种多节式对重装置
US11053099B2 (en) Rail structure for crane bearing wheel, and combination of bearing wheel and rail structure
JP2009184584A (ja) 搬送装置
JP2010007243A (ja) 鉄道桁移動設置装置、鉄道桁移動設置方法および鉄道桁撤去方法
KR100944991B1 (ko) 역사 구조물의 건축방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110304

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120321

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121214

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20121225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20130212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130222

A521 Written amendment

Effective date: 20130212

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130924

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140218