JP2010188863A - 電動三輪車 - Google Patents

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Takamasa Takatori
王昌 高鳥
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Abstract

【課題】電動三輪車の旋回時の車両安定性と操舵安定性の向上及び直進安定性を向上することを目的とする。
【解決手段】前輪2を操舵し、後輪3をバッテリー5と接続されたモーター23により駆動する電動三輪車において、操舵輪である前輪2を駆動輪である後輪3に対して直径を大径とし、幅を広く設定すると共に、操舵軸6と前輪2の回転軸に対する鉛直線とのなす角(キャスター角)を車両後方に向けて15°から25°傾斜させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリーを電源として駆動する電動三輪車に関する。
従来から、充電式のバッテリーを電源として駆動する電動三輪車が知られている。この電動三輪車を図5に基づいて説明する。
図5は、電動三輪車の右側面図であり、車体フロア52上の中央部付近にバッテリー53が設けられ、その上方に座席固定軸61が立設されて搭乗者が搭乗する座席62が前記座席固定軸61の上側に取り付けされている。
また、車体フロア52の後方には図示しないモーターに同じく図示しないデファレンシャルギアを介して後輪51が軸支され、バッテリー52を電源として駆動されるようになっている。また、両後輪51、51の車幅方向内側には、登坂時等に車体が後転しないよう、後転防止輪63が車体フロア52に取り付けられている。
また、車体フロア52の前方には、後輪51と同径、同幅の前輪50が設けられ、この前輪50に前輪支持枠54が、前輪50の回転軸との鉛直線に対して車体後方に角度aだけ傾斜して軸支され(以後、前記角度をキャスター角と呼ぶ。なお、キャスター角とは、操舵軸と、操舵輪の回転軸に対する鉛直線とがなす角を表す。)、前記前輪支持枠54の上方に操舵軸56が立設されることにより、操舵軸56も前輪50に対してキャスター角a(aは5°)が設けられた状態で前輪支持枠54に固定され、この操舵軸56は支柱55によって車体フロア52と連結固定されている。
前記操舵軸56は、ハンドルシャフト57と接続され、そのハンドルシャフト57の上方には操作パネル64が設けられており、操作パネル64には速度調整ダイヤル60と、手前側方にハンドル58が設けられている。また、前記ハンドル58の前方に後退レバー59が設けられ、操作パネル64の後退レバー61の反対側には図示しないが前進レバー及びハンドル58が設けられている。
前記の従来の電動三輪車は、後輪51をバッテリー53を電源として図示しないモーターにより駆動し、ハンドル58を操舵することで、前輪50を操舵方向に向けることにより走行方向が決定されるようになっている。
前記特許文献1における電動三輪車においても、図示従来例と同様に後輪を駆動し、前輪を操舵方向に向けることにより走行方向が決定されるようになっており、キャスター角は略0°に、また、前輪と後輪は略同径、略同幅のものが用いられている。
特許第3008997号公報
なお、説明の便宜のために、背景技術に用いた図面符号は同じものを用いて説明する。ところで、上記図示した従来例の電動三輪車は、前輪50と後輪51は同径に形成されており、また、車高が高くなり過ぎて乗降の不便性や、走行安定性、走行速度のバランスを損なわないよう、前輪50、後輪51は、比較的小径に形成されている(例えば、前後輪の径は180〜200mmである)。また、前輪幅についても、操舵が重くならないよう、40〜50mm幅に設定されている。
従って、前輪の径及び幅が小さく、小回りが利き過ぎるため、旋回時に操舵が安定せず、搭乗者が意図する進路を取るのに熟練が必要となる問題や、少しの段差等で走行方向が小刻みに変化したり、時には急激に走行方向が変わるなど、直進安定性が悪い問題があった。さらに、急旋回等の方向変更時に搭乗者の重心変化や慣性力により、車体の挙動が不安定になり、搭乗者が意図する進路を取るのに熟練を要する問題があった。
また、前記のキャスター角aが5°と小さく設定されているために直進走行中に前輪を直進方向に引き戻す力がほとんど作用せず直進安定性が悪い問題があった。
また、操作パネル64の前進レバーは、ハンドル58の水平前方に設けられ、ハンドル60と共に握って操作するようになっており、衝突時に搭乗者が咄嗟にハンドル58を握り締めると前進レバーと共に握り締めてしまい加速状態で衝突する恐れがあった。
また、特許文献1においては、旋回時に搭乗者の重心変化や慣性力による車体の傾斜を抑制し走行不安定状態の発生を少なくするために、前輪の両側に所定間隔を隔てて回転自在の補助輪を設け、車体が傾斜した際に補助輪の一方が地面と接する状態にある時にその回転軸線を地面と平行になるように傾斜を設ける構成を採っている。
しかしながら、別途補助輪を必要としコストを要することや車体が傾斜するのを直接抑止するものではないため、下り坂等ではやはり横転等する可能性があった。
そこで、本発明は、旋回時の直進安定性を向上すると共に、旋回時に搭乗者の重心変化や慣性力による車体の傾斜を抑制して操舵を安定して行なえる電動三輪車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1の発明は、操舵輪を構成する前輪と、駆動輪を構成する後輪と、該前輪を操舵するハンドルと、該後輪を駆動するモーター及びバッテリーとからなる電動三輪車において、該前輪が後輪よりも40mm以上大径でかつ20mm以上広幅に設けると共に、前輪のキャスター角を15°から25°にした構成を採用した電動三輪車である。
前輪幅を広くしたので、接地面積が増え、地面の段差等による前輪の小刻みな方向変化が少なくなり、直進安定性が向上すると共に方向変更時に前輪の横滑りがなくなり、安定して旋回できる。
また、前輪径も大きくしたので、前輪幅が広くなり摩擦抵抗が大きくなっても、従来と変わらずにハンドル操作が行なえる。
キャスター角を大きくしたので、前輪を直進方向に引き戻す力が強くなり、地面の段差等によっても小刻みな前輪の方向変化が少なくなって直進走行性が向上すると共に旋回時に搭乗員が安定にハンドル操作を行なうことができる。また、前輪径も大きくしたので、極端にハンドル操作が重くなることもない。
また、別途に補助輪を設ける必要がなく、コストが高くなることもない。
本発明の電動三輪車の全体を表す斜視図である。 本発明の電動三輪車の右側面図である。 本発明の電動三輪車の平面図である。 本発明の電動三輪車の説明図である。 従来の電動三輪車の右側面図である。
以下に本発明の一実施形態について図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は本発明の電動三輪車の斜視図、図2は右側面図、図3は平面図であり、図4は本発明の電動三輪車の構造を説明する説明図である。
本発明の電動三輪車1は、底面に設けられた車体フロア4と、車体フロア4の中央上部に設けられたバッテリー5と、バッテリー5上部に設けられた座席11と、同じく車体フロア4の前方に設けられハンドル16により操舵可能な前輪2と、車体フロア4後方にモーター23を介して駆動回転可能に取り付けられた後輪3とから構成されている。
前記車体フロア4は、図示しない複数のシャフトにより支持された平板状に形成されており、前方部は前輪2と緩衝しないようU字状に切欠きが設けられ、後方部には充電式のバッテリー5が上下方向に取り外し可能に設けられている。
また、バッテリー5の上部には、図示しない適宜な機構で伸縮及び回動可能な座席固定軸12が立設され、その上端に座席11が固定されており、また、座席11には肘掛13が設けられている。前記座席11は、乗降が容易なように座席固定軸12が回動するようになっており、適宜座席固定軸12の伸縮を調節することで座席11の高さを調節できるようになっている。
また、前記前輪2は、車体フロア4のU字状の切欠き部に設けられ、前輪支持枠7に回転可能に軸支されている。前記前輪支持枠7は、前輪2の回転軸の鉛直線に対してキャスター角b(本実施形態ではbは20°)だけ車体後方に向けて傾斜して設けられており、この前輪支持枠7の上方には操舵軸6がキャスター角b方向に向けて設けられている。
前記キャスター角bは、車体後方に向けて角度を大きくする程、直進安定性は向上するが、ハンドル16の操舵が重くなるため、15°から25°の範囲に設定することが直進安定性と操舵性の面で好ましい。
また、前輪支持枠7は支柱8と接続され、この支柱8が車体フロア4と固定されることで前輪2は車体フロア4に対して回転可能に支持されている。
前記前輪2は、本実施形態においては直径が例えば260mm、幅は例えば85mmに設定されており、前記後輪3は、例えば直径200mm、幅50mmに設定され、前輪2は後輪3に対して直径が大きく、また、幅も広く設定されている。
なお、前輪2の直径は後輪3の直径よりも40mm以上大きくすることが好ましく、かつ前輪2の幅については後輪3の幅よりも20mm以上大きくすることが好ましい。このように後輪3に対して前輪2の直径を大きくし、幅も広く設定することで、旋回時に前輪2の地面との接地力が増し、ハンドル16の操作が安定して、旋回時の車両安定性が向上する。
また、前輪2の最小径は210mm、最小幅は60mmとすることが車両安定性の面で好ましく、また、前輪2の最大径は280mm、最大幅は100mmとするのが、旋回性、操舵性の面で好ましい。後輪3については、最小径170mm、最小幅40mmとし、最大径210mm、最大幅60mmとすることが乗降性、車両サイズ、走行性等の面から好ましい。
また、前記前輪2及び後輪3は、チューブレスタイヤとすることが、パンク等のメンテナンスの面で好ましく使用できるがこの限りではない。
前記操舵軸6の上端は回動軸9に接続され、この回動軸9にはその上方にハンドルシャフト10が接続されており、この回動軸9を介してハンドルシャフト10は、角度の調整及び収納時の折り畳みが可能になっている。
前記ハンドルシャフト10の上端には、操作パネル14が設けられ、操作パネル14にはその上面に速度調整ダイヤル15、バッテリー残量表示計19、電源スイッチ22が設けられ、操作パネル14の左側方にはハンドル16と後退レバー18が、右側方にはハンドル16と前進レバー17が設けられている。
この前進レバー17を操作することで、速度調整ダイヤル15で設定された上限速度で電動三輪車1は前進し、後退レバー17を操作することで同じく速度調整ダイヤル15で設定された上限速度で電動三輪車1が後退するようになっている。
なお、前記前進レバー17と後退レバー18はハンドル16の上側に設けられ、ハンドル16よりも短く形成されており、上側から押えて操作するようになっている。これは、従来例のようにハンドル16と同時に握るように構成すると衝突時に咄嗟に前進レバー17または後退レバー18ごと握ってしまい、逆に加速することになってしまう恐れがあるため、手を添えて操作するようにしている。
また、車体フロア4の後方部分には図4のように車幅方向両側に設けられたベアリング27、27を介して車軸25が車体フロア4に対して軸支され、その車軸25の両端には後輪3、3が設けられている。
また、前記車軸25は、内輪差を吸収するため、ディファレンシャルギアユニット26を介してモーター23と接続され、このモーター23の駆動により後輪3、3は駆動されるようになっている。
前記モーター23は、バッテリー5と接続された制御ユニット24に接続されており、このバッテリー5により、モーター23が駆動され、両後輪3、3を駆動回転させるようになっている。
なお、ディファレンシャルギアユニット26を廃し、左右の後輪3のいずれか一方をフリー回転とし、他方の後輪3のみをモーター23で駆動するようにすれば、ディファレンシャルギアユニット26を省略でき、コストダウンが図れる。
また、車体フロア4の後方部分には、後転防止輪21が両後輪3、3の車幅方向やや内側に設けられ、登坂時等に車両が後転することを防止するようになっている。
また、前記制御ユニット24は、操作パネル14と接続され、操作パネル14上の速度調整ダイヤル15を操作することでモーター23の回転数を制御し、前進レバー17あるいは後退レバー18の操作による車両速度の上限を変更するようになっている。
以上のように、本発明の電動三輪車においては、前輪2の直径を後輪3よりも大きくし、かつ前輪2の幅を後輪3よりも広くしたので、旋回時に前輪2が小刻みに動くことがなく、安定に旋回できる。また、前輪2と操舵軸6にキャスター角を適正に設定したので、直進安定性が向上すると共に旋回時に操舵が重くなることもない。
1 電動三輪車
2 前輪
3 後輪
4 車体フロア
5 バッテリー
6 操舵軸
7 前輪支持枠
8 支柱
9 回動軸
10 ハンドルシャフト
11 座席
12 座席固定軸
13 肘掛
14 操作パネル
15 速度調整ダイヤル
16 ハンドル
17 前進レバー
18 後退レバー
19 バッテリー残量表示計
20 後輪カバー
21 後転防止輪
22 電源スイッチ
23 モーター
24 制御ユニット
25 車軸
26 ディファレンシャルギアユニット
27 ベアリング
50 前輪
51 後輪
52 車体フロア
53 バッテリー
54 車輪固定枠
55 支柱
56 操舵軸
57 ハンドルシャフト
58 ハンドル
59 後退レバー
60 操作スイッチ
61 座席固定軸
62 座席
63 後転防止輪
64 操作パネル

Claims (1)

  1. 操舵輪を構成する前輪と、駆動輪を構成する後輪と、該前輪を操舵するハンドルと、該後輪を駆動するモーター及びバッテリーとからなる電動三輪車において、
    該前輪を後輪よりも40mm以上大径でかつ20mm以上広幅に設けると共に、前輪のキャスター角を15°から25°に設定したことを特徴とする電動三輪車。
JP2009035233A 2009-02-18 2009-02-18 電動三輪車 Pending JP2010188863A (ja)

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