JP2010188614A - 記録ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

記録ヘッド及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010188614A
JP2010188614A JP2009035394A JP2009035394A JP2010188614A JP 2010188614 A JP2010188614 A JP 2010188614A JP 2009035394 A JP2009035394 A JP 2009035394A JP 2009035394 A JP2009035394 A JP 2009035394A JP 2010188614 A JP2010188614 A JP 2010188614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure chamber
common flow
flow path
common
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009035394A
Other languages
English (en)
Inventor
Sho Onozawa
祥 小野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009035394A priority Critical patent/JP2010188614A/ja
Priority to US12/707,539 priority patent/US20100207995A1/en
Publication of JP2010188614A publication Critical patent/JP2010188614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/12Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】低周波共振によるクロストークの影響を抑制し、画質を向上させることができる記録ヘッド及び画像形成装置を得る。
【解決手段】インクジェットラインヘッド64は、インクを貯留する第1共通流路102と、仕切り板104の両端部に設けられた開口部114、116を介して第1共通流路102と連通する第2共通流路108と、を備えている。第1共通流路102の両側部には第1インク供給路120と連通する複数の第1圧力室118が設けられており、第2共通流路108の両側部には第2インク供給路140と連通する複数の第2圧力室138が設けられている。第1駆動装置126によりA位置にある第1圧力室118を駆動させたとき、第1圧力室118から第1共通流路102及び第2共通流路108の左右方向に同じ距離であるB位置の第2圧力室138を駆動させ、第1圧力室118の圧力波と逆位相の圧力波を発生させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録ヘッド及び画像形成装置に関する。
シングルパス方式のインクジェット記録装置においては、記録媒体が1度通過するだけで所望の解像度を実現する必要があるため、インクジェット記録ヘッドの副走査方向のノズル数が必然的に多くなる。これに伴って、液体(インクなど)を貯留する共通流路の長さが長くなり、共通流路内での液体の共振周波数が下がることになる。この共振周波数が吐出周波数近傍まで下がった場合、共通流路での共振によってノズル間で液滴の吐出特性に影響を与える、いわゆるクロストークが顕著となり、形成される画像が劣化する可能性がある。ここで、クロストークとは、あるノズルでの吐出動作が別のノズルのインクに干渉し、インクの吐出が乱れる現象をいう。
下記特許文献1には、共通流路と近接する位置に空気室を設け、共通流路と空気室との間を弾性変形可能な薄い板で仕切るようにした構成が開示されている。これによって、共通流路の音響容量を大きくし、クロストークの減衰を図るに十分な音響容量を確保しようとしている。
特開2006−82394号公報
しかし、上記特許文献1では、共通流路と空気室との間を弾性変形可能な薄い板で仕切るため、薄い板に破れなど欠陥が生じやすく、流体漏れが発生する可能性がある。また、薄い板による容量性のダンパは高周波成分には有効であるが、低周波成分には有効とはいえないため、共通流路内での液体の共振周波数が吐出周波数近傍まで下がった場合に、低周波共振によるクロストークの影響を抑制することは難しい。
本発明は上記事実を考慮し、低周波共振によるクロストークの影響を抑制し、画質を向上させることができる記録ヘッド及び画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る記録ヘッドは、液体を貯留する第1共通流路と、前記第1共通流路の長手方向に沿って配置されると共に、前記第1共通流路と仕切る仕切り板の両端部に形成された開口部を通じて前記第1共通流路との間で液体が循環される第2共通流路と、前記第1共通流路に接続される複数の第1液体供給路とそれぞれ連通し、前記第1共通流路から前記第1液体供給路を介して供給される液体が充填される複数の第1圧力室と、前記第1圧力室の圧力を変動させ、前記第1圧力室と連通するノズルから記録媒体へ液滴を吐出させる複数の第1駆動手段と、前記第2共通流路に接続される複数の第2液体供給路とそれぞれ連通し、前記第2共通流路から前記第2液体供給路を介して供給される液体が充填される複数の第2圧力室と、前記第2圧力室のいずれかの圧力を変動させ、前記第1駆動手段により駆動されて前記第1圧力室から前記第1共通流路及び前記第2共通流路に伝播する圧力波を減衰させ、かつ、液滴を吐出させない圧力波を発生させる複数の第2駆動手段と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、液体を貯留する第1共通流路には、第1圧力室にそれぞれ連通する複数の第1液体供給路が接続されており、第1共通流路内の液体が複数の第1液体供給路を介してそれぞれの第1圧力室に供給される。第1共通流路の長手方向に沿って仕切り板で仕切られた第2共通流路が設けられており、仕切り板の両端部に形成された開口部を通じて第1共通流路と第2共通流路との間で液体が循環される。第2共通流路には、第2圧力室にそれぞれ連通する複数の第2液体供給路が接続されており、第2共通流路内の液体が複数の第2液体供給路を介してそれぞれの第2圧力室に供給される。さらに、第1駆動手段により第1圧力室の圧力を変動させることで、第1圧力室と連通するノズルから液滴が記録媒体へ吐出される。そのとき、第2駆動手段により第2圧力室のいずれかの圧力を変動させて圧力波を発生させることにより、第1駆動手段により駆動されて第1圧力室から第1共通流路及び第2共通流路に伝播する圧力波が、第2圧力室からの圧力波によって減衰される。
このような構成によって、第1共通流路と第2共通流路により液体が循環する共通流路全体が長くなり、共通流路内での液体の共振周波数がさらに下がるため、実質上共振周波数を吐出周波数から遠ざけることができる。このため、低周波共振によるクロストークの影響を抑制することができる。また、液体が循環する共通経路全体が長くなるため、粘性減衰によってクロストークの影響を効果的に抑制することができる。さらに、第2駆動手段により第2圧力室のいずれかの圧力を変動させて圧力波を発生させることで、第1駆動手段により駆動されて第1圧力室から第1共通流路及び第2共通流路に伝播する圧力波が減衰され、クロストークの影響をより効果的に抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、前記第1共通流路と前記第2共通流路が互いに同寸法で形成されており、前記第1駆動手段により駆動された前記第1圧力室から一方の前記開口部へ向い前記第2共通流路を通じて至る距離と他方の前記開口部へ向い前記第2共通流路を通じて至る距離が同じ位置にある前記第2圧力室を前記第2駆動手段により駆動させ、前記第1圧力室から発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させるものとする。
請求項2に記載の発明によれば、第1駆動手段により駆動された第1圧力室から一方の開口部へ向い第2共通流路を通じて至る距離と他方の開口部へ向い第2共通流路を通じて至る距離が同じ位置にある第2圧力室を第2駆動手段により駆動させ、第1圧力室から発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させる。これによって、第1圧力室から第1共通流路及び第2共通流路に伝播する圧力波が、第2圧力室から発生する逆位相の圧力波によって減衰される。このため、クロストークの影響をさらに効果的に抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、前記第1共通流路と前記第2共通流路が互いに同寸法で形成されており、前記仕切り板の中心部に対して、前記第1駆動手段により駆動された前記第1圧力室と点対称の位置にある前記第2圧力室を前記第2駆動手段により駆動させ、前記第1圧力室から発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させるものとする。
請求項3に記載の発明によれば、仕切り板の中心部に対して、第1駆動手段により駆動された第1圧力室と点対称の位置にある第2圧力室を第2駆動手段によって駆動させ、第1圧力室から発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させる。これによって、第1圧力室から第1共通流路及び第2共通流路に伝播する圧力波が、第2圧力室から発生する逆位相の圧力波によって減衰される。このため、クロストークの影響をさらに効果的に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の記録ヘッドにおいて、前記第2圧力室が、液滴を吐出するノズルを持たないものとする。
請求項4に記載の発明によれば、第2圧力室が、液滴を吐出するノズルを持たないため、第2駆動手段により第2圧力室の圧力を変動させたときに、記録媒体に液滴を吐出することが防止される。
請求項5に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の記録ヘッドと、前記記録ヘッドとの対向位置に記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、前記記録ヘッドとの対向位置に前記記録媒体を通過させることによって画像を形成するものとする。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の記録ヘッドとの対向位置に、搬送手段により記録媒体が搬送される。そして、記録ヘッドとの対向位置に記録媒体を通過させることによって画像が形成される。このとき、記録ヘッドの第1共通流路と第2共通流路により液体を貯留する共通流路全体が長く構成されているので、低周波共振によるクロストークの影響が抑制される。さらに、第2駆動手段の駆動により第2圧力室のいずれかの圧力を変動させて圧力波を発生させることにより、第1駆動手段により駆動されて第1圧力室から第1共通流路及び第2共通流路に伝播する圧力波が減衰され、クロストークの影響がより効果的に抑制される。このため、画質劣化の発生を防止又は抑制することができる。
本発明によれば、低周波共振によるクロストークの影響を抑制し、画質を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットラインヘッドを備えた画像形成装置の構成を示す全体構成図である。 第1実施形態に係るインクジェットラインヘッドの構成を示す透視斜視図である。 第1実施形態に係るインクジェットラインヘッドの長手方向に沿った断面を示す概略断面図である。 (A)は第1実施形態に係るインクジェットラインヘッドの第1共通流路の構成を示す概略平面図であり、(B)は第1共通流路の構成の一部を示す拡大平面図である。 第1実施形態に係るインクジェットラインヘッドの長手方向と交差する方向に沿った断面を示す概略断面図である。 (A)は第1駆動装置の駆動により第1圧力室から発生する圧力波の一例であり、(B)は第2駆動装置の駆動により第2圧力室から発生する逆位相の圧力波の一例である。 第2実施形態に係るインクジェットラインヘッドの長手方向に沿った断面を示す概略断面図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態に係る記録ヘッドとしてのインクジェットラインヘッドを備えた画像形成装置について説明する。
まず、画像形成装置10の全体構成について説明する。
[画像形成装置]
図1に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、記録媒体としての枚葉紙(以下、「用紙」という)の搬送方向上流側に、用紙を給紙搬送する給紙搬送部12が設けられている。この給紙搬送部12の下流側には、用紙の搬送方向に沿って、用紙の記録面に処理液を塗布する処理液塗布部14、用紙の記録面に画像を形成する画像形成部16、記録面に形成された画像を乾燥させるインク乾燥部18、乾燥した画像を用紙に定着させる画像定着部20、画像が定着した用紙を排出する排出部21が設けられている。
以下、各処理部について説明する。
(給紙搬送部)
給紙搬送部12には、用紙が積載される積載部22が設けられており、積載部22の用紙搬送方向下流側((以下、「用紙の搬送方向」を省略する場合もある)には、該積載部22に積載された用紙を一枚ずつ給紙する給紙部24が設けられている。この給紙部24によって給紙された用紙は、複数のローラ26対で構成された搬送部28を経て、処理液塗布部14へ搬送される。
(処理液塗布部)
処理液塗布部14では、処理液塗布ドラム30が回転可能に配設されている。この処理液塗布ドラム30には、用紙の先端部を挟持して用紙を保持する保持部材32が設けられており、該保持部材32を介して、処理液塗布ドラム30の表面に用紙を保持した状態で、処理液塗布ドラム30の回転によって該用紙を下流側へ搬送する。
なお、後述する中間搬送ドラム34、画像形成ドラム36、インク乾燥ドラム38及び画像定着ドラム40についても、処理液塗布ドラム30と同様に保持部材32が設けられている。そして、この保持部材32によって、上流側のドラムから下流側のドラムへの用紙の受け渡しが行われる。
処理液塗布ドラム30の上部には、処理液塗布ドラム30の周方向に沿って、処理液塗布装置42及び処理液乾燥装置44が配設されており、処理液塗布装置42によって、用紙の記録面に処理液が塗布され、処理液乾燥装置44によって、該処理液が乾燥する。
ここで、処理液はインクと反応して色材(顔料)を凝集し、色材(顔料)と溶媒を分離促進する効果を有している。処理液塗布装置42には、処理液が貯留している貯留部46が設けられており、グラビアローラ48の一部が処理液に浸されている。
このグラビアローラ48にはゴムローラ50が圧接して配置されており、該ゴムローラ50が用紙の記録面(表面)側に接触して処理液が塗布される。また、グラビアローラ48にはスキージ(図示省略)が接触しており、用紙の記録面に塗布する処理液塗布量を制御する。
処理液膜厚はヘッド打滴の液滴より十分小さいことが理想である。例えば2plの打滴量の場合、ヘッド打滴の液滴の平均直径は15.6μmであり、処理液膜厚が厚い場合、インクドットは用紙の記録面と接触することなく処理液内で浮遊する。2plの打滴量で着弾ドット径を30μm以上得るには処理液膜厚を3μm以下にすることが好ましい。
一方、処理液乾燥装置44には、熱風ノズル54及び赤外線ヒーター56(以下「IRヒーター56」という)が処理液塗布ドラム30の表面に近接して配設されている。この熱風ノズル54及びIRヒーター56により、処理液中の水などの溶媒を蒸発させ、固体もしくは薄膜処理液層を用紙の記録面側に形成する。処理液乾燥工程で処理液を薄層化することで、画像形成部16でインク打滴したドットが用紙表面と接触して必要なドット径が得られると共に、薄層化した処理液と反応し色材凝集して用紙表面に固定する作用が得られやすい。
このようにして、処理液塗布部14で記録面に処理液が塗布、乾燥された用紙は、処理液塗布部14と画像形成部16の間に設けられた中間搬送部58へ搬送される。
(中間搬送部)
中間搬送部58には、中間搬送ドラム34が回転可能に設けられており、中間搬送ドラム34に設けられた保持部材32を介して、中間搬送ドラム34の表面に用紙を保持し、中間搬送ドラム34の回転によって該用紙を下流側へ搬送する。
(画像形成部)
画像形成部16には、画像形成ドラム36が回転可能に設けられており、画像形成ドラム36に設けられた保持部材32を介して、画像形成ドラム36の表面に用紙を保持し、画像形成ドラム36の回転によって該用紙を下流側へ搬送する。
画像形成ドラム36の上部には、画像形成ドラム36の表面に近接して、シングルパス方式のインクジェットラインヘッド64で構成されたヘッドユニット66が配設されている。このヘッドユニット66では、少なくとも基本色であるYMCKのインクジェットラインヘッド64が画像形成ドラム36の周方向に沿って配列され、処理液塗布部14で用紙の記録面に形成された処理液層上に各色の画像を形成する。インクジェットラインヘッド64は、画像形成装置10が対象とする用紙の最大紙幅に対応する長さを有しており、そのノズル面には最大サイズの用紙の少なくとも一辺を超える長さ(描画可能範囲の全幅)にわたりインク吐出用のノズル122(図5参照)が複数配列されている。
処理液はインク中に分散する色材(顔料)とラテックス粒子を処理液に凝集する効果を持たせ、用紙上で色材流れなど発生しない凝集体を形成する。インクと処理液の反応の一例として、処理液内に酸を含有しPHダウンにより顔料分散を破壊し、凝集するメカニズムを用い色材滲み、各色インク間の混色、インク滴の着弾時の液合一による打滴干渉を回避する。
インクジェットラインヘッド64は、画像形成ドラム36に配置された回転速度を検出するエンコーダ(図示省略)に同期して打滴を行うことで、高精度に着弾位置を決定すると共に、画像形成ドラム36の振れ、回転軸68の精度、ドラム表面速度に依存せず、打滴ムラを低減することが可能となる。
なお、ヘッドユニット66は画像形成ドラム36の上部から退避可能とされており、インクジェットラインヘッド64のノズル面清掃や増粘インク排出などのメンテナンス動作は、該ヘッドユニット66を画像形成ドラム36の上部から退避させることで実施される。
記録面に画像が形成された用紙は、画像形成ドラム36の回転によって、画像形成部16とインク乾燥部18の間に設けられた中間搬送部70へ搬送されるが、中間搬送部70については、中間搬送部58と構成が略同一であるため説明を省略する。
(インク乾燥部)
インク乾燥部18には、インク乾燥ドラム38(後述する)が回転可能に設けられており、インク乾燥ドラム38の上部には、インク乾燥部18の表面に近接して、熱風ノズル72及びIRヒーター74が複数配設されている。
ここでは、一例として、上流側と下流側に熱風ノズル72が配置されるようにして、熱風ノズル72と平行配列された一対のIRヒーター74を交互に配置している。これ以外にも、上流側にIRヒーター74を多く配置して上流側で熱エネルギーを多く照射し水分の温度を上昇させ、下流側に熱風ノズル72を多く配置して飽和水蒸気を吹き飛ばすようにしても良い。
ここで、熱風ノズル72は、熱風の吹きつけ角度を用紙の後端側に傾けて配置するようにしている。これにより、熱風ノズル72による熱風の流れを一方向に集めることができ、また、インク乾燥ドラム38側へ用紙を押し付け、該インク乾燥ドラム38の表面に用紙を保持させた状態を維持することができる。
これらの熱風ノズル72及びIRヒーター74による温風によって、用紙の画像形成部では、色材凝集作用により分離された溶媒が乾燥され、薄膜の画像層が形成される。
温風は用紙の搬送速度によっても異なるが、通常は50℃〜70℃に設定され、IRヒーター74の温度を200℃〜600℃に設定する事で、インク表面温度が50℃〜60℃になるよう設定されている。蒸発した溶媒はエアーと共に画像形成装置10の外部へ排出されるが、エアーは回収される。このエアーは、冷却器/ラジエータ等で冷却して液体として回収しても良い。
記録面の画像が乾燥した用紙は、インク乾燥ドラム38の回転によって、インク乾燥部18と画像定着部20の間に設けられた中間搬送部76へ搬送されるが、中間搬送部76については、中間搬送部58と構成が略同一であるため説明を省略する。
(画像定着部)
画像定着部20には、画像定着ドラム40が回転可能に設けられており、画像定着部20では、インク乾燥ドラム38上で形成された薄層の画像層内のラテックス粒子が加熱/加圧されて溶融し、用紙上に固着定着する機能を有する。
画像定着ドラム40の上部には、画像定着ドラム40の表面に近接して、加熱ローラ78が配設されている。この加熱ローラ78は熱伝導率の良いアルミなどの金属パイプ内にハロゲンランプが組み込まれており、該加熱ローラ78によって、ラテックスのTg温度以上の熱エネルギーが付与される。これにより、ラテックス粒子を溶融し、用紙上の凹凸に押し込み定着を行うと共に画像表面の凹凸をレベリングし光沢性を得ることを可能とする。
加熱ローラ78の下流側には、定着ローラ80が設けられている、この定着ローラ80は画像定着ドラム40の表面に圧接した状態で配置され、画像定着ドラム40との間でニップ力を得るようにしている。このため、定着ローラ80又は画像定着ドラム40のうち、少なくとも一方は表面に弾性層を持ち、用紙に対して均一なニップ幅を持つ構成とする。
以上のような工程により、記録面の画像が定着した用紙は、画像定着ドラム40の回転によって、画像定着部20の下流側に設けられた排出部21側へ搬送される。
なお、本実施形態では、画像定着部20について説明したが、インク乾燥部18で記録面に形成された画像を乾燥・定着させることができれば良いため、この画像定着部20は必ずしも必要ではない。
次に、本発明の第1実施形態に係る記録ヘッドとしてのインクジェットラインヘッド64について説明する。
図2には、インクジェットラインヘッド64の構成が透視斜視図にて示されている。また、図3には、インクジェットラインヘッド64の構成が断面図にて示されている。これらの図に示されるように、インクジェットラインヘッド64は、インクを貯留する長尺状の第1共通流路102が形成された第1共通流路板100と、第1共通流路板100の上部に接合された仕切り板104と、仕切り板104の上部に接合され、インクを貯留する長尺状の第2共通流路108が形成された第2共通流路板106と、を備えている。
第2共通流路板106の上部の長手方向両端部には、第2共通流路108内にインクを供給するインク導入口110と、第2共通流路108内からインクを排出するインク排出口112と、が設けられている。インク導入口110はインクを貯蔵するインクタンク(図示省略)に接続され、インク排出口112はインクを貯める排出タンク(図示省略)に接続されている。また、仕切り板104の両端部には、第1共通流路102と第2共通流路108とを連通させる開口部114、116が設けられている。
インクタンク(図示省略)内のインクはインク導入口110から第2共通流路108内に供給される。第2共通流路108内のインクは開口部114を介して第1共通流路102に供給され、第1共通流路102内を長手方向に流れたインクが開口部116を介して第2共通流路108に供給され、第2共通流路108内をインクが長手方向に流れる。これによって、インクが第1共通流路102と第2共通流路108との間を循環されるようになっている。第2共通流路108内のインクはインク排出口112から排出タンク(図示省略)に排出される。
第1共通流路102と第2共通流路108は、上下方向長さ、長手方向長さ、及び幅方向長さがほぼ同じに形成されている。第1共通流路102と第2共通流路108は、仕切り板104を介して上下方向に配置されることで、効率良く配置されると共に、シングルパス方式を実現するため、長手方向長さが用紙の最大紙幅より長く設定されている。
図2〜図5に示されるように、第1共通流路板100の長手方向に沿った両側部には、第1圧力室118とそれぞれ連通する第1液体供給路としての複数の第1インク供給路120が設けられている。第1インク供給路120は、第1共通流路102の長手方向と交差する方向の断面(第1インク供給路120の長手方向の断面)が略L字状に形成されており、第1インク供給路120の一端120Aが第1共通流路102の上部と連通している。第1インク供給路120の一端120Aは、第1共通流路102の長手方向の側壁面に対してやや傾斜する方向に配置されている。
第1インク供給路120の他端120Bは上方側に屈曲されて第1圧力室118と連通している。複数の第1インク供給路120は、第1共通流路102の側壁からほぼ平行に延びている(図3参照)。このとき、第1共通流路102の一方の側部に配置された複数の第1インク供給路120と、第1共通流路102の他方の側部に配置された複数の第1インク供給路120とは、第1共通流路102の長手方向に位置をずらして接続されている。これによって、複数の第1圧力室118を長手方向に位置をずらして効率よく配置することができる。第1共通流路102内のインクは、各第1インク供給路120を介して各第1圧力室118に分配供給されるようになっている。
第1圧力室118は、その平面形状が概略正方形となっており、対角線上の両隅部の一方に第1インク供給路120が接続され、他方にノズル122と連通する流出口124が設けられている。なお、第1圧力室118の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
第1圧力室118の上部には第1駆動手段としての第1駆動装置126が配設されている。第1駆動装置126は、第1圧力室118の上面を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)128と、加圧板128の上部に設けられた圧電体130と、圧電体130の上面に設けられた個別電極132と、を備えている。個別電極132と共通電極間に駆動電圧を印加することによって圧電体130が変形して第1圧力室118の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル122からインクが吐出される。インク吐出後、圧電体130の変位が元に戻る際に、第1共通流路102から第1インク供給路120を通って新しいインクが第1圧力室118に再充填される。
図2〜図5に示されるように、第2共通流路板106の長手方向に沿った両側部には、第2圧力室138とそれぞれ連通する第2液体供給路としての複数の第2インク供給路140が設けられている。第2インク供給路140は、第2共通流路108の長手方向と交差する方向の断面が略L字状に形成されており、第2インク供給路140の一端140Aが第2共通流路108の上部と連通している。第2インク供給路140の一端140Aは、第2共通流路108の長手方向の側壁面に対してやや傾斜する方向に配置されている。第2インク供給路140の他端140Bは上方側に屈曲されて第2圧力室138と連通している。第2共通流路108の両側の複数の第2インク供給路140は、第1共通流路102の両側の複数の第1インク供給路120と上下方向から見てほぼ同じ位置に配設されている。第2共通流路108内のインクは、各第2インク供給路140を介して各第2圧力室138に分配供給されるようになっている。
第2圧力室138は、平面形状が概略正方形となっており、第1圧力室118と同じ寸法で形成されている。第2圧力室138の対角線上の両隅部の一方に第2インク供給路140が接続され、他方にノズル144と連通する流出口124が設けられている。
第2圧力室138の上部には第2駆動手段としての第2駆動装置142が配設されている。第2駆動装置142は、第1駆動装置126と同様に加圧板(共通電極と兼用される振動板)128と、圧電体130と、個別電極132と、を備えている。第2駆動装置142は、第1駆動装置126により駆動された第1圧力室118から一方の開口部114へ向い第2共通流路108を通じて至る距離と、他方の開口部116へ向い第2共通流路108を通じて至る距離が同じ位置にある第2圧力室138を駆動させる。言い換えると、第1駆動装置126により駆動された第1圧力室118から左右方向に開口部114、116を通じて折り返した距離がほぼ同じ位置(第1圧力室118から第1共通流路102及び第2共通流路108における左回りの距離と右回りの距離がほぼ等距離の位置)にある第2圧力室138を駆動させる。そのとき、第2駆動装置142は、第2圧力室138を第1駆動装置126と逆位相の駆動電圧で駆動させ、第1圧力室118の圧力変動により発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させる構成となっている。
例えば、図1及び図2に示されるように、第1駆動装置126によってA位置にある第1圧力室118を駆動させることにより、図6(A)に示されるような矩形状の圧力波が発生する場合、A位置から一方の開口部114へ向い第2共通流路108を通じて至る距離と他方の開口部116へ向い第2共通流路108を通じて至る距離が同じであるB位置にある第2圧力室138を第2駆動装置142により駆動させ、図6(B)に示されるような逆位相の圧力波を発生させる。すなわち、A位置にある第1圧力室118の圧力を変動させると、第1圧力室118から発生した圧力波は、第1圧力室118と連通する第1インク供給路120の出口から第1共通流路102内に球面波として広がっていく。その際、B位置にある第2圧力室138から逆位相の圧力波を発生させることにより、第1圧力室118からの球面波を減衰させるようになっている。このとき、第2圧力室138を第1圧力室118と逆位相の駆動電圧で駆動させるため、第2圧力室138と連通するノズル144からはインクが吐出されない。
また、複数の第1圧力室118を駆動してインクを吐出する場合、複数の第1圧力室118と上記のような位置関係にある複数第2圧力室138を駆動させることによって、複数の第1圧力室118から発生する圧力波と逆位相の圧力波をそれぞれ発生させる。
図示を省略するが、第1共通流路102及び第2共通流路108は長手方向と直交する方向に複数配設されており、各々の第1共通流路102の長手方向に沿った両側部に第1インク供給路120を介して複数の第1圧力室118が設けられている。これによって、各ノズル122に対応する複数の第1圧力室118がマトリクス状に配置された構造となっている。
次に、本実施形態のインクジェットラインヘッド64の作用並びに効果について説明する。
インク導入口110から第2共通流路108内に供給されたインクは、仕切り板104の開口部114を介して第1共通流路102に供給される。インクは第1共通流路102内を長手方向に流れ、インクは仕切り板104の開口部116を介して第2共通流路108に供給される。さらに、インクは第2共通流路108内を長手方向に流れ、開口部114を介して第1共通流路102に供給される。これによって、インクが第1共通流路102と第2共通流路108との間を循環される。
第1駆動装置126の個別電極132と共通電極間に所定の駆動電圧を印加することによって第1圧力室118の圧力が変動し、ノズル122からインクが吐出される。そのとき、第2駆動装置142は、第1駆動装置126により駆動された第1圧力室118から一方の開口部114へ向い第2共通流路108を通じて至る距離と他方の開口部116へ向い第2共通流路108を通じて至る距離が同じ位置にある第2圧力室138を、第1駆動装置126と逆位相の駆動電圧で駆動させる。例えば、図1及び図2に示されるように、第1駆動装置126によってA位置にある第1圧力室118を駆動させることにより、図6(A)に示されるような矩形状の圧力波が発生する場合、B位置にある第2圧力室138を第2駆動装置142により駆動させることにより、図6(B)に示されるような逆位相の圧力波を発生させる。
A位置にある第1圧力室118の圧力を変動させると、第1圧力室118から発生した圧力波は、第1圧力室118と連通する第1インク供給路120の出口から第1共通流路102内に球面波として広がっていくが、B位置にある第2圧力室138から逆位相の圧力波を発生させることにより、第1圧力室118からの球面波を減衰させ、又は打ち消すことができる。
このようなインクジェットラインヘッド64では、第1共通流路102に仕切り板104を介して両端部で連通する第2共通流路108を設けることにより、共通流路全体が長くなり、インクが循環する経路が長くなる。本実施形態では、第1共通流路102と第2共通流路108とが略同寸法であるため、第1共通流路102のみを設けた場合と比べて、インクを貯留する共通流路全体の長さが2倍になる。これによって、第1共通流路102及び第2共通流路108内でのインクの共振周波数が下がるため、実質上共振周波数を吐出周波数帯から遠ざけることができる。例えば、第1共通流路102のみを設けた構成において、共振周波数と吐出周波数帯が重なっている場合に、共振周波数を吐出周波数より小さくすることができる。このため、低周波共振によるクロストークの影響を抑制することができる。これと同時に、第1共通流路102及び第2共通流路108によりインクが循環する経路が長くなるため、粘性減衰によってクロストークの大きさを効果的に減衰させることができる。
さらに、第1圧力室118から第1共通流路102及び第2共通流路108内に伝播する圧力波を、第2圧力室138から発生する逆位相の圧力波により減衰させ、又は打ち消すことができ、動的制振によってクロストークの影響をほとんど皆無にすることができる。
また、第1共通流路102の上部に仕切り板104を介して第2共通流路108を配置し、第1共通流路102と第2共通流路108とを両端部で連通させることにより、第1共通流路102と第2共通流路108とを効率良く配置することができ、省スペース化が可能である。また、第1共通流路102と第2共通流路108との間でインクを循環させることにより、第1共通流路102内又は第2共通流路108内でのインクの滞留を防止又は抑制することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図7を用いて、本発明の第2実施形態に係る記録ヘッドとしてのインクジェットラインヘッドについて説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、インクジェットラインヘッド150は、仕切り板104の中心部152に対して、第1駆動装置により駆動された第1圧力室118(図1参照)と点対称の位置にある第2圧力室138(図1参照)を第2駆動装置により駆動させる。例えば、第1共通流路102の一方の側面のC位置にある第1インク供給路120と連通する第1圧力室118(図1参照)を駆動した場合、仕切り板104の中心部152に対して、C位置にある第1インク供給路120と点対称のD位置(C位置と反対側の側面)にある第2インク供給路140と連通する第2圧力室138(図1参照)を駆動させる。仕切り板104の中心部152に対して点対称であるから、C位置にある第1インク供給路120が接続される第1共通流路102の側面に対し、D位置にある第2インク供給路140が接続される第2共通流路108の側面は反対側となる。
このとき、第1実施形態と同様に、C位置にある第1圧力室118から発生する圧力波に対して、D位置にある第2圧力室138から逆位相の圧力波を発生させる。これによって、第1圧力室118から第1共通流路102及び第2共通流路108内に伝播していく圧力波を減衰させ、又は打ち消すことができる。
〔補足説明〕
駆動対称となる第1圧力室118と第2圧力室138の位置関係と駆動電圧は、第1実施形態及び第2実施形態に限定されず、他の構成でもよい。例えば、第1駆動装置126により駆動された第1圧力室118に対して所定の位置にある第2圧力室138を、第2駆動装置142により第1圧力室118からの圧力波を減衰させることができるものとして予め設定された所定の駆動電圧で駆動する構成でもよい。これによって、第1圧力室118から第1共通流路102及び第2共通流路108内に伝播していく圧力波を、第2圧力室138からの圧力波によって減衰させることができる。
第1実施形態のインクジェットラインヘッド64では、第2圧力室138に連通するノズル144が設けられているが、第2圧力室138からインクを吐出する必要はないため、第2圧力室138と連通するノズルを設けない構成でもよい。
10 画像形成装置
36 画像形成ドラム(搬送手段)
64 インクジェットラインヘッド(記録ヘッド)
102 第1共通流路
104 仕切り板
108 第2共通流路
114 開口部
116 開口部
118 第1圧力室
120 第1インク供給路(第1液体供給路)
122 ノズル
126 第1駆動装置(第1駆動手段)
138 第2圧力室
140 第2インク供給路(第2液体供給路)
142 第2駆動装置(第2駆動手段)
144 ノズル
150 インクジェットラインヘッド(記録ヘッド)
152 中心部

Claims (5)

  1. 液体を貯留する第1共通流路と、
    前記第1共通流路の長手方向に沿って配置されると共に、前記第1共通流路と仕切る仕切り板の両端部に形成された開口部を通じて前記第1共通流路との間で液体が循環される第2共通流路と、
    前記第1共通流路に接続される複数の第1液体供給路とそれぞれ連通し、前記第1共通流路から前記第1液体供給路を介して供給される液体が充填される複数の第1圧力室と、
    前記第1圧力室の圧力を変動させ、前記第1圧力室と連通するノズルから記録媒体へ液滴を吐出させる複数の第1駆動手段と、
    前記第2共通流路に接続される複数の第2液体供給路とそれぞれ連通し、前記第2共通流路から前記第2液体供給路を介して供給される液体が充填される複数の第2圧力室と、
    前記第2圧力室のいずれかの圧力を変動させ、前記第1駆動手段により駆動されて前記第1圧力室から前記第1共通流路及び前記第2共通流路に伝播する圧力波を減衰させ、かつ、液滴を吐出させない圧力波を発生させる複数の第2駆動手段と、
    を有する記録ヘッド。
  2. 前記第1共通流路と前記第2共通流路が互いに同寸法で形成されており、
    前記第1駆動手段により駆動された前記第1圧力室から一方の前記開口部へ向い前記第2共通流路を通じて至る距離と他方の前記開口部へ向い前記第2共通流路を通じて至る距離が同じ位置にある前記第2圧力室を前記第2駆動手段により駆動させ、前記第1圧力室から発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させる請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記第1共通流路と前記第2共通流路が互いに同寸法で形成されており、
    前記仕切り板の中心部に対して、前記第1駆動手段により駆動された前記第1圧力室と点対称の位置にある前記第2圧力室を前記第2駆動手段により駆動させ、前記第1圧力室から発生する圧力波と逆位相の圧力波を発生させる請求項1に記載の記録ヘッド。
  4. 前記第2圧力室が、液滴を吐出するノズルを持たない請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の記録ヘッドと、前記記録ヘッドとの対向位置に記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
    前記記録ヘッドとの対向位置に前記記録媒体を通過させることによって画像を形成する画像形成装置。
JP2009035394A 2009-02-18 2009-02-18 記録ヘッド及び画像形成装置 Pending JP2010188614A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009035394A JP2010188614A (ja) 2009-02-18 2009-02-18 記録ヘッド及び画像形成装置
US12/707,539 US20100207995A1 (en) 2009-02-18 2010-02-17 Recording Head and Image Forming Apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009035394A JP2010188614A (ja) 2009-02-18 2009-02-18 記録ヘッド及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010188614A true JP2010188614A (ja) 2010-09-02

Family

ID=42559513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009035394A Pending JP2010188614A (ja) 2009-02-18 2009-02-18 記録ヘッド及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100207995A1 (ja)
JP (1) JP2010188614A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015054510A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社リコー 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
WO2021250906A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット画像形成装置及びインクジェットヘッドの制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7739777B2 (en) * 2004-08-31 2010-06-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a liquid transporting apparatus
KR100738117B1 (ko) * 2006-07-06 2007-07-12 삼성전자주식회사 압전 방식의 잉크젯 프린트헤드
KR101170870B1 (ko) * 2006-12-13 2012-08-02 삼성전기주식회사 크로스 토크를 억제하기 위한 복수의 리스트릭터를 가진잉크젯 헤드

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015054510A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社リコー 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
WO2021250906A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッド、インクジェット画像形成装置及びインクジェットヘッドの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20100207995A1 (en) 2010-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010214847A (ja) 液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置
CN102310637B (zh) 液体喷出头及喷墨记录装置
JP5354790B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動方法及び装置
JP2009241316A (ja) 液滴吐出装置
JP4720924B2 (ja) 記録装置
JP2010188614A (ja) 記録ヘッド及び画像形成装置
US20100225706A1 (en) Liquid Droplet Jetting Apparatus and Liquid Droplet Jetting Method
JP2007245512A (ja) ミスト吐出ヘッド及びこれを備えた画像形成装置
JP2010188615A (ja) 記録ヘッド及び画像形成装置
JP5306010B2 (ja) 液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置
JP2010082492A (ja) 処理液塗布装置、及び画像形成装置
JP5280887B2 (ja) ヘッド洗浄装置及び画像記録装置並びにヘッド洗浄方法
US7204579B2 (en) Droplet discharging head and inkjet recording apparatus
JP2010221443A (ja) 液滴吐出装置
JP5171711B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、及び画像形成装置
JP2010201709A (ja) 液滴吐出ヘッド
JP2008137341A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
JP5347754B2 (ja) 液体吐出装置
JP2012076310A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
JP2010234551A (ja) 画像形成装置
JP7108563B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び記録装置
WO2021245802A1 (ja) 液滴吐出ヘッド、画像形成装置および製造方法
JP2010201865A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP5099161B2 (ja) 液体吐出装置、制御装置、及び、プログラム
JP2005153501A (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置