JP2010188210A - 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具 - Google Patents

人形玩具の可動連結部材及び人形玩具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010188210A
JP2010188210A JP2010133771A JP2010133771A JP2010188210A JP 2010188210 A JP2010188210 A JP 2010188210A JP 2010133771 A JP2010133771 A JP 2010133771A JP 2010133771 A JP2010133771 A JP 2010133771A JP 2010188210 A JP2010188210 A JP 2010188210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
rotation
doll toy
bearing hole
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010133771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5517762B2 (ja
Inventor
Tsune Yoshinaga
恒 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAISU PROJECT KK
Original Assignee
DAISU PROJECT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAISU PROJECT KK filed Critical DAISU PROJECT KK
Priority to JP2010133771A priority Critical patent/JP5517762B2/ja
Publication of JP2010188210A publication Critical patent/JP2010188210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5517762B2 publication Critical patent/JP5517762B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【目的】人形玩具に様々な動作や姿勢をさせる際に関節部に無理な力や負荷がかかった場合であっても関節部の脱落が著しく抑制する。
【構成】人形玩具の肘・膝の如き関節部に配設されることで腕や脚の如き各構造体同士を動作可能に連結する可動連結部材において、
腕・脚の如き構造体の内の一方に接続すると共に関節の回動用軸受孔を有する第一連結部材と、他方の構造体に接続すると共に前記第1連結部材を回動可能に軸支する回動軸を有する第2連結部材とを有して成り、
前記第2連結部材が第2−1連結部材及び第2−2連結部材の2つの部材から成り、
該第2−1連結部材と第2−2連結部材の2つの部材が、前記第1連結部材の両側から該第1連結部材を挟み込んだ状態で軸支する構成であると共に、該第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々に他方の構造体に接続する接続部が設けられた構成であること、
を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は人形玩具の可動連結部材及び人形玩具に関し、詳しくは肘・膝の如き関節部に配設されることで腕や脚等を可動可能に連結する可動連結部材、及び該可動連結部材を用いることで関節部が動作可能に連結された人形玩具に関する。
首・肩・肘・手首・腰・股関節・膝・足首等の関節部分が動くことで人体と同様の動きに近づけようとする玩具人形がこれまで多種多様に提案されている。
各関節部分の内、肘・膝・肩・手首・足首等の関節は、人形玩具としての可動部分として特に高頻度で回動動作が行われる部分であり、円滑な回動が可能であるだけでなく、破損や部品の欠落等が生じないようにすることが要求される部分である。
このような関節部分に適用される部材としては、腕・脚の如き構造体の内の一方に接続すると共に回動用透孔が設けられた第一連結部材と、他方の構造体に接続すると共に前記第一連結部材の回動用透孔に挿通することで該第一連結部材を回動可能に軸支する第二連結部材と、を有して成る二部材構成の可動連結部材がこれまで提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1及び2に記載の技術では、第二連結部材の回動軸を第一連結部材の回動用透孔に圧入することで両部材を回動可能に連結する構成となっている。しかし、かかる圧入連結では、関節部分に対して回動方向とは異なる方向、特に回動軸方向と一致する方向に力が加わった時に圧入の保持力よりも負荷が大の場合には連結が外れ易いという問題点を有していることが明らかとなっている。
そこで、第一連結部材の回動用透孔を貫通孔として形成し、第二連結部材の回動軸の圧入方向とは反対側から前記回動用透孔に、前記回動軸と係合する固定用軸部材を挿通することで該回動軸の回動用透孔からの抜けを防止する構成の可動連結部材が提案されている(特許文献3参照)。
特開2007−007174 特許第3873217 特開2007−050064
しかし特許文献3の技術であっても、関節部分に対して回動方向とは異なる方向に大きな力が加わった時に連結が外れてしまうことがある。
特に、この種の動作可能な構成の人形玩具の場合、使用者(遊戯者)が子供であるために様々な動作や姿勢をさせる際に無理な力や負荷をかけ易く、可動連結部材が合成樹脂製である場合、その弾性という特性によって固定用軸部材の係合が外れて抜け落ちてしまうことがあることが判った。
そこで本発明の課題は、人形玩具に様々な動作や姿勢をさせる際に関節部に無理な力や負荷がかかった場合であっても関節部の脱落が著しく抑制された人形玩具の可動連結部材及び人形玩具を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.人形玩具の肘・膝の如き関節部に配設されることで腕や脚の如き人形玩具の各構造体同士を動作可能に連結する可動連結部材において、
前記可動連結部材が、腕・脚の如き構造体の内の一方に接続すると共に関節の回動用軸受孔を有する第一連結部材と、他方の構造体に接続すると共に前記第1連結部材を回動可能に軸支する回動軸を有する第2連結部材とを有して成り、
前記第2連結部材が第2−1連結部材及び第2−2連結部材の2つの部材から成り、
該第2−1連結部材と第2−2連結部材の2つの部材が、前記第1連結部材の両側から該第1連結部材を挟み込んだ状態で軸支する構成であると共に、該第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々に他方の構造体に接続する接続部が設けられた構成であること、
を特徴とする人形玩具の可動連結部材。
2.前記第1連結部材の回動用軸受孔の内周面には、関節回動の際に間欠的に負荷となる間欠回動用凹凸部が複数設けられており、
前記第2連結部材の回動軸の外周面には、径方向外側に突出することで前記間欠回動用凹凸部に噛合する間欠回動用爪部が設けられていること、
を特徴とする上記1に記載の人形玩具の可動連結部材。
3.前記第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々が回動軸を有しており、前記回動用軸受孔の内部で結合する構成であることを特徴とする上記1又は2に記載の人形玩具の可動連結部材。
4.前記第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々の回動軸が、該第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々の本体部から軸方向に立設する複数の柱状部と該柱状部間の空隙部とを有して構成されており、
前記第2−1連結部材の回動軸の柱状部が前記第2−2連結部材の回動軸の空隙部に入り込むと共に、前記第2−2連結部材の回動軸の柱状部が前記第2−1連結部材の回動軸の空隙部に入り込むことで1本の回動軸と成る構成であること、
を特徴とする上記3に記載の人形玩具の可動連結部材。
5.前記間欠回動用凹凸部が、前記回動用軸受孔の一方の入口に接する側、乃至は一方の入口の近傍部分に設けられていることを特徴とする上記2〜4のいずれかに記載の人形玩具の可動連結部材。
6.前記第2−1連結部材の回動軸の柱状部の先端部外周面に前記間欠回動用爪部が設けられており、該回動軸が前記間欠回動用凹凸部が設けられていない側の入口から第1連結部材の回動用軸受孔に挿通されて前記間欠回動用爪部が前記間欠回動用凹凸部に噛合する構成であることを特徴とする上記5に記載の人形玩具の可動連結部材。
7.前記第1連結部材の回動用軸受孔の内径が、前記間欠回動用凹凸部の凹部分が最も大であり、次に該回動用軸受孔の他方の入口側の部分が大であり、該他方の入口側の部分と前記間欠回動用凹凸部が設けられた一方の入口側の部分とに挟まれる略中央部が最も小であり、
前記第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々の回動軸の先端乃至は先端近傍に径方向外側に突出する突出段差部が設けられており、
該突出段差部の各々が、前記回動用軸受孔の内径差によって生じる段差部に引掛ることで該回動用軸受孔からの各々の回動軸の抜けを抑制する構成であること、
を特徴とする上記5又は6に記載の人形玩具の可動連結部材。
8.前記第1連結部材の回動用軸受孔の略中央部の最小の内径である内周面に回動軸方向に形成された凹条又は凸条が形成されており、
前記第2連結部材の回動軸の略中央部の外周面に前記凹条又は凸条と噛合する凸条又は凹条が、形成された構成であること、
を特徴とする上記7に記載の人形玩具の可動連結部材。
9. 前記第2−1連結部材と第2−2連結部材の2つの部材が前記第1連結部材の両側から該第1連結部材を挟み込んで軸支した際に、該第2−1連結部材の前記接続部と第2−2連結部材の前記接続部とが少なくとも一部で一体的に結合可能とし、結合した状態で前記他方の構造体に接続する構成であることを特徴とする上記1〜8のいずれかに記載の人形玩具の可動連結部材。
10.人形玩具の肘・膝の如き関節部に上記1〜9のいずれかに記載の可動連結部材を配設し、該人形玩具の腕・脚の如き構造体の一方と他方とを動作可能に接続した構成であることを特徴とする人形玩具。
請求項1又は10に示す発明によれば、人形玩具に様々な動作や姿勢をさせる際に関節部に無理な力や負荷がかかった場合であっても関節部の脱落が著しく抑制された人形玩具の可動連結部材及び人形玩具を提供することができる。
特に、回動用軸受孔を有する第1連結部材を、その両側から2つの部材から成ると共に回動軸を有する第2連結部材で挟み込んだ状態で軸支すると共に、この2つの第2連結部材が腕・脚等の構造体の内の他方に接続することにより、人形玩具に様々な動作や姿勢をさせる際に関節部に無理な力や負荷がかかった場合であっても挟み込んだ状態を維持することができるので、関節部での回動用軸受孔からの回動軸の抜けを著しく抑制することができる。
また、他方の構造体に2つの第2連結部材の各々に設けられた接続部を接続する構成により、該第2連結部材が接続される構造体として大きな負荷や重量が掛かり易い大腿部分等の大型の構造体との接続に適したものとすることができる。
請求項2に示す発明によれば、関節部における回動動作を間欠的に行うことができる。
請求項3に示す発明によれば、第2−1連結部材と第2−2連結部材の両方に回動軸が有り、その両方が回動用軸受孔の内部で結合することにより1つの回動軸として機能するので、回動軸に掛かる負荷を第2−1連結部材及び第2−2連結部材の2つで受け持つことができ、1つの部品に掛かる負荷を半減して強度向上を図ることができる。
請求項4に示す発明によれば、第2−1連結部材の回動軸と第2−2連結部材の回動軸とが、互いにその内部に入り込む状態で結合することにより、回動軸に掛かる負荷を分散させることができるので該回動軸の強度向上を図ることができる。
請求項5に示す発明によれば、間欠回動用凹凸部が回動用軸受孔の一方の入口側に設けられているため、2つの部材から成る第2連結部材の第1連結部材に対する挿通軸支方向を特定することができるため、部品組立時の間違いを減じることができる。
請求項6に示す発明によれば、回動軸の先端部分に間欠回動用爪部が設けられていることにより、間欠回動用凹凸部との噛合しながら回動する際の負荷が回動軸の先端部分に掛かり該回動軸の根元部分への負荷が少ないので該回動軸の折損等の損傷の発生を著しく抑制することができる。
請求項7に示す発明によれば、回動用軸受孔の内部差によって生じるように設けられた段差部に回動軸に設けられた突出段差部が引掛ることにより、回動軸の抜けを抑制することができる。
請求項8に示す発明によれば、回動用軸受孔の内周面に間欠回動用凹凸部に加えて形成された凹条又は凸条と回動軸の外周面に形成された凸条又は凹条によって、凹条又は凸条が形成された位置で関節回動動作を固定することができる。例えば、凹条又は凸条を90度ずつの等間隔で4箇所形成すれば、90度単位での関節回動動作を位置固定することができる。
請求項9に示す発明によれば、第2−1連結部材と第2−2連結部材の各々接続部が一体的に結合した状態で他方の構造体に接続することにより、2つの部材から成る第2連結部材の一体感を増強されることになると共に、第2−1連結部材と第2−2連結部材によって挟み込んだ状態で回動軸支する第1連結部材との連結をより強固とすることができる。
本発明に係る人形玩具の可動連結部材の一実施例の連結状態を説明する拡散分解一部断面正面図 図1の連結後を示す一部断面正面図 第一連結部材の一例を示す7面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図、背面図、A−A線断面図) 第二連結部材(その1)の一例を示す3面図(正面図、左側面図図、右側面図) 第二連結部材(その2)の一例を示す3面図(正面図、左側面図、右側面図) 本発明に係る人形玩具の可動連結部材の他の実施例の連結状態を説明する拡散分解一部断面正面図 図6の連結後を示す一部断面正面図 第一連結部材の一例を示す6面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、背面図、B−B線断面図) 第二連結部材(その1)の一例を示す5面図(正面図、平面図、底面図、左側面図図、右側面図) 第二連結部材(その2)の一例を示す5面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)
次に、添付の図面に従って本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
本発明に係る人形玩具の可動連結部材は、人形玩具の肘・膝の如き関節部に配設されることで腕や脚の如き人形玩具の各構造体同士を動作可能に連結することで人体や動物と同様の動きに近づけようとするものであり、
図1〜図5に示すように、本発明の可動連結部材1は、腕・脚の如き構造体(図示は省略)の内の一方に接続すると共に関節の回動用軸受孔21を有する第一連結部材2と、他方の構造体(図示は省略)に接続すると共に前記第1連結部材2を回動可能に軸支する回動軸31・41を有する第2連結部材3・4とを有して成り、
前記第1連結部材2には一方の構造体に接続する接続部22が設けられており、
前記第2連結部材3・4が第2−1連結部材3及び第2−2連結部材4の2つの部材から成り、
該第2−1連結部材3と第2−2連結部材4の2つの部材が、前記第1連結部材2の両側から該第1連結部材2を挟み込んだ状態で軸支する構成であると共に、該第2−1連結部材3及び第2−2連結部材4の各々に他方の構造体に接続する接続部32・42が設けられた構成を主構成とするものである。
次に、各構成部材について更に詳説する。
第1連結部材2の回動用軸受孔21の内周面であって該回動用軸受穴21の一方の入口に接する側には、関節回動の際に間欠的に負荷となる間欠回動用凹凸部23が複数設けられ、第2−1連結部材3の回動軸31の外周面には、径方向外側に突出することで前記間欠回動用凹凸部23に噛合する間欠回動用爪部33が設けられていることで、回動用軸受孔21に対して回動軸31(及び41)が回動する際に、前記間欠回動用凹凸部23の凹凸に間欠回動用爪部33がカチカチと噛合しながらクリック回動することで間欠回動が可能となる。
本実施例では、回動軸は第2−1連結部材3及び第2−2連結部材4の各々が回動軸31・41を有しており、前記回動用軸受孔21の内部で結合する構成となっている。
回動軸31・41の好ましい構成としては、第2−1連結部材3及び第2−2連結部材4の各々の本体部30・40から軸方向に立設する複数の柱状部31A・31B・31C・31D・41A・41B・41C・41Dと該柱状部31A・31B・31C・31D・41A・41B・41C・41D間の空隙部30A・30B・30C・30D・40A・40B・40C・40Dとを有して構成されており、前記第2−1連結部材3の回動軸31の柱状部31Aが前記第2−2連結部材4の回動軸41の空隙部40Aに、31Bが40Bに、31Cが40Cに、31Dが40Dに各々入り込むと共に、前記第2−2連結部材4の回動軸41の柱状部41Aが前記第2−1連結部材3の回動軸31の空隙部30Aに、41Bが30Bに、41Cが30Cに、41Dが30Dに各々入り込むことで1本の回動軸と成る構成である。
即ち、本実施例における回動軸は2本に分割された回動軸3・4が結合されたものであり、更にその2本の回動軸3・4が各々4本ずつの柱状部から成るものであり、合計8本の柱状部を組み合わせて1本に結合する構成を有するものである。
2本の回動軸3・4の結合は、該回動軸3・4を各々回動用軸受孔21に挿通し、該回動用軸受孔21の内部で結合する。即ち、第2−1連結部材3と第2−2連結部材4の両部材が第1連結部材2を挟み込んだ状態となるように、回動用軸受孔21の一方の入口側(図1において右側)から第2−1連結部材3の回動軸31を挿通し、回動用軸受孔21の他方の入口側(図1において左側)から第2−2連結部材4の回動軸41を挿通することで、各柱状部31A・31B・31C・31D・41A・41B・41C・41Dが各空隙部30A・30B・30C・30D・40A・40B・40C・40Dに入り込むことで2本の回動軸3・4が回動用軸受孔21の内部で結合して1本の回動軸を構成することによって、第1連結部材2を第2−1連結部材3と第2−2連結部材4とが挟み込んだ状態で回動可能に軸支することになる。
尚、この際に、間欠回動用爪部33が設けられている第2−1連結部材3の回動軸31を、回動用軸受孔21の間欠回動用凹凸部23が設けられていない側の入口から挿通することで、回動軸31の先端部分側に設けられた前記間欠回動用爪部33が前記間欠回動用凹凸部23が設けられた位置部分に到達して噛合することになるので間欠回動が可能となる。
更に、回動用軸受孔21はその内径が、前記間欠回動用凹凸部23の凹部分が最も大であり、次に該回動用軸受孔21の他方の入口側(間欠回動用凹凸部23が設けられていない側)の部分が大であり、該他方の入口側の部分と前記間欠回動用凹凸部23が設けられた一方の入口側の部分とに挟まれる略中央部が最も小となっている(図3のA−A線断面図参照)と共に、
第2−1連結部材3及び第2−2連結部材4の各々の回動軸31・41の先端乃至は先端近傍(本実施例では先端部分)に径方向外側に突出する突出段差部34・44が各々設けられた構成となっている。尚、回動軸31の突出段差部34は、径方向外側に突出するように間欠回動用爪部33が設けられることで生じる段差部を該突出段差部34としている。
そして回動軸31・41を回動用軸受孔21に挿通した際に、この突出段差部34・44の各々が、前記回動用軸受孔21の内径差によって生じる段差部に引掛ることで該回動用軸受孔21からの各々の回動軸31・41の抜けを抑制する構成となっている。
特に、回動軸31・41を複数本(本実施例では4本ずつ)の柱状部の結合で1本の回動軸と成る構成では、各柱状部31A・31B・31C・31D・41A・41B・41C・41Dが各空隙部30A・30B・30C・30D・40A・40B・40C・40Dに入り込むことで、前記突出段差部34・44が各柱状部1つに対して1箇所ずつ設けられていることから該回動軸31・41の各々が計4箇所で回動用軸受孔21内の段差部に引掛ることになるので該回動軸31・41が抜けてしまう可能性は著しく低いものとなっている。
また、第1連結部材2の回動用軸受孔21の略中央部の最小の内径である内周面に回動軸方向に形成された凹条24を形成し、前記第2−1連結部材3の回動軸31の略中央部の外周面に前記凹条24と噛合する凸条を形成することで、前記凹条24が形成された位置に関節回動動作によって前記凸条の位置が一致した時に該関節回動動作を固定することができる。本実施例では、回動軸31の凸条は、該回動軸31を構成する4本の柱状部31A・31B・31C・31Dの外周部分を回動軸41を構成する柱状部41A・41B・41C・41Dの外周部分よりも径方向外側に突出させることで4箇所形成している。また、本実施例では、4箇所に形成された凸条に合わせて前記凹状24を90度ずつの等間隔で4箇所形成することにより、90度単位での関節回動動作の位置固定が可能となっている。
即ち、本実施例では、前記した間欠回動用凹凸部23及び間欠回動用爪部33の組み合わせによってカチカチと噛合しながらクリック回動する間欠回動に加えて、90度単位の4箇所等の任意の位置での関節回動動作の位置固定が可能となっている。
以上説明した可動連結部材1の各構成部材の形成素材としては、この種の公知公用の人形玩具の構成素材、例えば、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチロール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、FRP樹脂等、又はその他の素材(例えば、セラミックス、木等)を挙げることができる。
以上、本発明に係る人形玩具の可動連結部材の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の範囲内において種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、間欠回動用凹凸部23を回動用軸受孔21の内周面の一部である一方の入口に接する側に設けた構成であるが、本発明は当該構成に限定されず、回動用軸受孔21の一方の入口の近傍部分に設けてもよいし、回動用軸受孔21の内周面の他方側(他方の入口に接する部分乃至は近傍部分)に設けてもよいし、一方と他方の両方に設けてもよいし、内周面の略全面乃至は全面に設けてもよい。
また、上記実施例では、間欠回動用凹凸部23に噛合する間欠回動用爪部33を一方の回動軸3にのみ設けた構成であるが、本発明は当該構成に限定されず、回動軸4にのみ設けてもよいし、回動軸3・4の両方に設けてもよい。
更に、上記実施例では、回動軸を第2−1連結部材3と第2−2連結部材4の双方に分割した状態で設け、その分割した回動軸31・41を結合することで1本とする構成であるが、本発明は当該構成に限定されず、第2−1連結部材3と第2−2連結部材4のいずれか一方のみに設けられた1本構成であってもよい。この場合、回動軸が設けられていない側の第2連結部材には1本構成の回動軸の先端部が嵌合される凹部が設けられていることが回動軸の強度確保の点で好ましい。
更に、上記実施例では、回動軸31・41を各々4本ずつ計8本の柱状部31A・31B・31C・31D・41A・41B・41C・41Dで構成したが、本発明は当該構成に限定されず、2本ずつの計4本でもよいし、3本ずつの計6本でもよいし、5本以上ずつの計10本以上ずつでもよい。
更に、第1連結部材2の回動用軸受孔21の略中央部の最小の内径である内周面に回動軸方向に形成された凹条24を凸条とし、前記第2−1連結部材3の回動軸31の略中央部の外周面に形成した凸条を凹条としてもよい。また凹条24(又は凸条)と凸条(又は凹状)の数も上記実施例の4箇所に限定されず、1箇所〜3箇所、或いは5箇所以上に形成してもよいし、複数箇所に形成した場合は等間隔に限らず不等間隔に形成してもよい。
更にまた、上記実施例では第2−1連結部材3と第2−2連結部材4とが別体構成であったが、図6〜図10に示すように、第2−1連結部材3と第2−2連結部材4とをその一部で一体的に結合可能とし、結合した状態で他方の構造体に接合する構成とすることもできる。図6〜図10において、説明を省略した各部の基本的構成及び機能は上記した図1〜図5に示す実施例と同様である。
図6〜図10に示す態様では、第2−1連結部材3の本体部30と第2−2連結部材4の本体部40を略半球形状とすることで結合した際に人形玩具の関節部形状として一般的な略球状関節部としている。
また、第2−1連結部材3と第2−2連結部材4との結合は、接続部32・42を各々を断面が半円状の蒲鉾形状に形成し、該接続部32の結合面に結合突起35を設け、該接続部42の結合面に結合凹孔45を設け、前記結合突起35を前記結合凹孔45に嵌入させることで行われる。この結合によって、接合部32・42が一本の円柱状の棒状体になると共に第2−1連結部材3と第2−2連結部材4とが一体的に結合され、この結合された状態で他方の構造体に接続することができる。本態様の場合、結合した状態の接合部32・42の長さ・太さを第1連結部材2の接合部22と同寸としておくことで、接続する構造体の一方と他方とを区別することなく、本発明の可動連結部材1を関節部分に配設することができる。
以上のような構成を有する可動連結部材を、人形玩具の肘・膝の如き関節部に配設し、該人形玩具の腕・脚の如き構造体の一方と他方とを動作可能に接続することで、人体や動物等と同じような動作姿勢を採ることができる人形玩具を得ることができる。
1 可動連結部材
2 第1連結部材
21 回動用軸受孔
22 接続部
23 間欠回動用凹凸部
24 凹条
3 第2−1連結部材
30 本体部
30A・30B・30C・30D 空隙部
31 回動軸
31A・31B・31C・31D 柱状部
32 接続部
33 間欠回動用爪部
34 突出段差部
35 結合突起
4 第2−2連結部材
40 本体部
40A・40B・40C・40D 空隙部
41 回動軸
41A・41B・41C・41D 柱状部
42 接続部
44 突出段差部
45 結合凹孔

Claims (10)

  1. 人形玩具の肘・膝の如き関節部に配設されることで腕や脚の如き人形玩具の各構造体同士を動作可能に連結する可動連結部材において、
    前記可動連結部材が、腕・脚の如き構造体の内の一方に接続すると共に関節の回動用軸受孔を有する第一連結部材と、他方の構造体に接続すると共に前記第1連結部材を回動可能に軸支する回動軸を有する第2連結部材とを有して成り、
    前記第2連結部材が第2−1連結部材及び第2−2連結部材の2つの部材から成り、
    該第2−1連結部材と第2−2連結部材の2つの部材が、前記第1連結部材の両側から該第1連結部材を挟み込んだ状態で軸支する構成であると共に、該第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々に他方の構造体に接続する接続部が設けられた構成であること、
    を特徴とする人形玩具の可動連結部材。
  2. 前記第1連結部材の回動用軸受孔の内周面には、関節回動の際に間欠的に負荷となる間欠回動用凹凸部が複数設けられており、
    前記第2連結部材の回動軸の外周面には、径方向外側に突出することで前記間欠回動用凹凸部に噛合する間欠回動用爪部が設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の人形玩具の可動連結部材。
  3. 前記第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々が回動軸を有しており、前記回動用軸受孔の内部で結合する構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の人形玩具の可動連結部材。
  4. 前記第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々の回動軸が、該第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々の本体部から軸方向に立設する複数の柱状部と該柱状部間の空隙部とを有して構成されており、
    前記第2−1連結部材の回動軸の柱状部が前記第2−2連結部材の回動軸の空隙部に入り込むと共に、前記第2−2連結部材の回動軸の柱状部が前記第2−1連結部材の回動軸の空隙部に入り込むことで1本の回動軸と成る構成であること、
    を特徴とする請求項3に記載の人形玩具の可動連結部材。
  5. 前記間欠回動用凹凸部が、前記回動用軸受孔の一方の入口に接する側、乃至は一方の入口の近傍部分に設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の人形玩具の可動連結部材。
  6. 前記第2−1連結部材の回動軸の柱状部の先端部外周面に前記間欠回動用爪部が設けられており、該回動軸が前記間欠回動用凹凸部が設けられていない側の入口から第1連結部材の回動用軸受孔に挿通されて前記間欠回動用爪部が前記間欠回動用凹凸部に噛合する構成であることを特徴とする請求項5に記載の人形玩具の可動連結部材。
  7. 前記第1連結部材の回動用軸受孔の内径が、前記間欠回動用凹凸部の凹部分が最も大であり、次に該回動用軸受孔の他方の入口側の部分が大であり、該他方の入口側の部分と前記間欠回動用凹凸部が設けられた一方の入口側の部分とに挟まれる略中央部が最も小であり、
    前記第2−1連結部材及び第2−2連結部材の各々の回動軸の先端乃至は先端近傍に径方向外側に突出する突出段差部が設けられており、
    該突出段差部の各々が、前記回動用軸受孔の内径差によって生じる段差部に引掛ることで該回動用軸受孔からの各々の回動軸の抜けを抑制する構成であること、
    を特徴とする請求項5又は6に記載の人形玩具の可動連結部材。
  8. 前記第1連結部材の回動用軸受孔の略中央部の最小の内径である内周面に回動軸方向に形成された凹条又は凸条が形成されており、
    前記第2連結部材の回動軸の略中央部の外周面に前記凹条又は凸条と噛合する凸条又は凹条が、形成された構成であること、
    を特徴とする請求項7に記載の人形玩具の可動連結部材。
  9. 前記第2−1連結部材と第2−2連結部材の2つの部材が前記第1連結部材の両側から該第1連結部材を挟み込んで軸支した際に、該第2−1連結部材の前記接続部と第2−2連結部材の前記接続部とが少なくとも一部で一体的に結合可能とし、結合した状態で前記他方の構造体に接続する構成であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の人形玩具の可動連結部材。
  10. 人形玩具の肘・膝の如き関節部に請求項1〜9のいずれかに記載の可動連結部材を配設し、該人形玩具の腕・脚の如き構造体の一方と他方とを動作可能に接続した構成であることを特徴とする人形玩具。
JP2010133771A 2010-06-11 2010-06-11 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具 Active JP5517762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010133771A JP5517762B2 (ja) 2010-06-11 2010-06-11 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010133771A JP5517762B2 (ja) 2010-06-11 2010-06-11 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010188210A true JP2010188210A (ja) 2010-09-02
JP5517762B2 JP5517762B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=42814859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010133771A Active JP5517762B2 (ja) 2010-06-11 2010-06-11 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5517762B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101140326B1 (ko) 2012-02-08 2012-05-03 김영환 조립어셈블리 및 이를 이용한 조립용 완구
KR200464023Y1 (ko) 2012-07-04 2012-12-10 선우윤 완구조립을 위한 골격용 기본모듈 및 그 기본모듈을 이용하여 조립된 완구

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346285A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Obitsu Seisakusho:Kk 人形の球状関節
JP2007050064A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Kaiyodo:Kk 可動玩具のジョイント、及び可動玩具
JP2008212526A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Konami Digital Entertainment:Kk 形態変形玩具用脚部材

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346285A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Obitsu Seisakusho:Kk 人形の球状関節
JP2007050064A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Kaiyodo:Kk 可動玩具のジョイント、及び可動玩具
JP2008212526A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Konami Digital Entertainment:Kk 形態変形玩具用脚部材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101140326B1 (ko) 2012-02-08 2012-05-03 김영환 조립어셈블리 및 이를 이용한 조립용 완구
WO2013119055A1 (ko) * 2012-02-08 2013-08-15 주식회사 아트하우스 조립어셈블리 및 이를 이용한 조립용 완구
CN103998106A (zh) * 2012-02-08 2014-08-20 艺术剧院有限公司 组装组件以及利用该组装组件的组装玩具
KR200464023Y1 (ko) 2012-07-04 2012-12-10 선우윤 완구조립을 위한 골격용 기본모듈 및 그 기본모듈을 이용하여 조립된 완구

Also Published As

Publication number Publication date
JP5517762B2 (ja) 2014-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8087970B2 (en) Toy construction system having a rotatable connector/spinner device
KR101969178B1 (ko) 완구 조립 세트
JP4500220B2 (ja) 人形の球状関節
KR20100087087A (ko) 조립 완구
US20100041300A1 (en) Modular multi-piece figures from rearrangeable elements and kits allowing construction of same
KR101140326B1 (ko) 조립어셈블리 및 이를 이용한 조립용 완구
JP2016154769A (ja) ジャングルジム
KR20130141537A (ko) 장난감 조립 세트
JP3184234U (ja) 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具
JP5517762B2 (ja) 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具
JP5628001B2 (ja) 人形玩具の2段階関節部材及び人形玩具
JP2005052427A (ja) 人形の関節構造及び該関節構造を有する人形
JP3185950U (ja) 人形玩具の2段階関節部材及び人形玩具
KR101743107B1 (ko) 3d 관절완구
JP3162434U (ja) 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具
JP3182540U (ja) 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具
KR101336672B1 (ko) 기하학적 조립식 완구 및 그 연결방법
KR101389927B1 (ko) 블록 어셈블리 및 이를 위한 블록 커넥터
CN201407251Y (zh) 连接件
KR200437902Y1 (ko) 종이 완구용 관절
JP3173611U (ja) 人形玩具における股関節構造及び肩関節構造並びに人形玩具
US20170100677A1 (en) Assembly-type evolutionary game system
KR101186479B1 (ko) 폴딩 구조체
KR200179488Y1 (ko) 완구용 골격프레임
KR200288478Y1 (ko) 축구공과 로봇으로 변신이 가능한 완구

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5517762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250