JP2010187583A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業車両の状態に応じて、エンジンの出力回転を容易に調節することができる作業車両を提供する。
【解決手段】HST82と、主変速レバー94と、主変速操作量検出手段94aと、調速用アクチュエータ71bと、エンジン回転数検出手段71cと、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34と、刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aと、刈取クラッチ26等が入り状態にあることを検出した場合、エンジン71の出力回転を作業用回転数Nwに調節し、刈取クラッチ26等が切り状態にあること、及び主変速レバー94が中立位置にないことを検出した場合、エンジン71の出力回転を路上走行用回転数Nmに調節し、刈取クラッチ26等が切り状態にあること、及び主変速レバー94が中立位置にあることを検出した場合、エンジン71の出力回転をアイドリング回転数Niに調節する制御手段100と、を具備した。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバインや田植機等の作業車両の技術に関し、より詳細には、作業車両が具備するエンジンの出力回転の制御に関する。
従来、作業を行う際に行われるエンジンの出力回転の調節操作を簡略化するための技術は公知となっている。このような作業車両の技術としては、特許文献1に記載の作業車両が知られている。
特許文献1に記載の作業車両は、作業指令手段によって作業開始の指令がなされた場合、自動的にエンジンの出力回転を定格回転数に調節することが可能となっている。したがって、作業を開始する際には、作業指令手段による簡易な操作で、エンジンの出力回転を作業に必要な定格回転数に調節することができる。
しかし、特許文献1に記載の作業車両では、作業を開始する際には簡易な操作でエンジンの出力回転を調節することができるものの、路上走行する場合や一時的に停車する場合には、その都度エンジンの出力回転を調節しなければならず、操作が煩雑である点で不利であった。
特開2007−252347号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、作業車両の状態に応じて、エンジンの出力回転を容易に調節することができる作業車両を提供するものである。
請求項1においては、
エンジンの出力回転を変速して走行装置へと伝達する油圧式無段変速装置と、
前記油圧式無段変速装置の変速比を設定する主変速操作具と、
前記主変速操作具の操作量を検出する主変速操作量検出手段と、
前記エンジンの出力回転を変更する調速用アクチュエータと、
前記エンジンの出力回転を検出するエンジン回転数検出手段と、
前記エンジンの出力回転を作業装置へと伝達する入り状態と前記エンジンの出力回転の前記作業装置への伝達を遮断する切り状態とを切り換える作業クラッチと、
前記作業クラッチが入り状態又は切り状態のうちいずれの状態にあるかを検出する作業検出手段と、
前記作業検出手段により前記作業クラッチが入り状態にあることを検出した場合、前記エンジンの出力回転を作業用回転数に調節し、
前記作業検出手段により前記作業クラッチが切り状態にあること、及び前記主変速操作量検出手段により前記主変速操作具が中立位置にないことを検出した場合、前記エンジンの出力回転を前記作業用回転数より小さい路上走行用回転数に調節し、
前記作業検出手段により前記作業クラッチが切り状態にあること、及び前記主変速操作量検出手段により前記主変速操作具が中立位置にあることを検出した場合、前記エンジンの出力回転を前記路上走行用回転数より小さいアイドリング回転数に調節する制御手段と、
を具備するものである。
請求項2においては、
前記エンジンの出力回転を設定する回転数変更操作具と、
前記回転数変更操作具の操作量を検出する回転数操作量検出手段と、
を具備し、
前記制御手段は、
前記エンジンの出力回転を前記路上走行用回転数に調節している際に、前記回転数変更操作具が操作された場合、前記回転数操作量検出手段により検出される前記回転数変更操作具の操作量に基づいて前記エンジンの出力回転を調節するものである。
請求項3においては、
前記制御手段は、
前記回転数変更操作具の操作量に基づいて前記エンジンの出力回転を調節する場合、前記回転数変更操作具の操作量に基づいて調節される前記エンジンの出力回転を一定の範囲に制限するものである。
請求項4においては、
前記主変速操作具は、
作業者の手で操作可能に構成され、
前記回転数変更操作具は、
作業者の足で操作可能に構成されるものである。
請求項5においては、
前記エンジンの出力回転を設定する回転数変更手段を具備し、
前記制御手段は、
前記エンジンの出力回転を前記路上走行用回転数に調節している際に、前記回転数変更手段が操作された場合、前記エンジンの出力回転を設定回転数だけ増大させるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、作業クラッチの状態及び主変速操作具の操作位置に基づいて、エンジンの出力回転を調節することができる。より詳細には、エンジンの出力回転を、作業クラッチが入り状態にある場合には、作業用回転数に、作業クラッチが切り状態にありかつ主変速操作具が中立位置にない場合には、作業用回転数より小さい路上走行用回転数に、作業クラッチが切り状態にありかつ主変速操作具が中立位置にある場合には、路上走行用回転数より小さいアイドリング回転数に調節するように、作業車両の状態に応じて調節することができる。したがって、前記各場合において、作業者が別途操作を行う必要がなく、エンジンの出力回転を容易に調節することができる。
請求項2においては、エンジンの出力回転が路上走行用回転数に調節されている際に、回転数変更操作具を操作することによって、さらにエンジンの出力回転の調節を行うことができる。したがって、坂道を上る場合等、エンジンに負荷が加わりエンジンの出力回転が低下した場合に回転数変更操作具を操作することで、当該エンジンの出力回転を増加させ、エンジンの出力不足やエンジンストップの発生を防止することができる。
請求項3においては、回転数変更操作具によって調節可能なエンジンの出力回転の範囲を一定の範囲内に限定して、急激な出力回転の変化を防止することができる。したがって、走行速度の微調節を行う場合には、急加速を防止する等して操作性を向上させることができる。
請求項4においては、手を使って回転数変更操作具を操作する必要がないため、両手で操舵装置等の操作を行うことができ、操作性を向上させることができる。
請求項5においては、エンジンの出力回転が路上走行用回転数に調節されている際に、回転数変更手段を操作することによって、さらにエンジンの出力回転を設定回転数だけ増大させることができる。したがって、坂道を上る場合等、エンジンに負荷が加わりエンジンの出力回転が低下した場合に回転数変更手段を操作することで、当該エンジンの出力回転を増加させ、エンジンの出力不足やエンジンストップの発生を防止することができる。
本発明に係る作業車両の実施の一形態であるコンバインを示す側面図。 コンバインの動力伝達の構成を示す概略図。 第1実施形態に係るコンバインの走行速度の制御機構を示す概略図。 第1実施形態に係るエンジンの出力回転の制御態様を示すフロー図。 第2実施形態に係るコンバインの走行速度の制御機構を示す概略図。 第2実施形態に係るエンジンの出力回転の制御態様を示すフロー図。
以下に、本発明に係る作業車両の第1実施形態であるコンバイン1について、図面を参照して説明する。なお、本発明に係る作業車両は、本実施形態に係るコンバイン1に限るものではなく、その他の農業用作業車両や工事用作業車両等であってもよい。
まず、図1を用いて、コンバイン1の全体構成について説明する。
コンバイン1には、走行部10と、刈取部20と、脱穀部30と、選別部40と、穀粒貯溜部50と、排藁処理部60と、エンジン部70と、ミッション部80と、操縦部90とが備えられる。
走行部10は機体フレーム2の下部に設けられる。走行部10は左右一対のクローラを有するクローラ式走行装置11・11等を有し、左右のクローラ式走行装置11・11により機体を前進又は後進方向に走行させることができるように構成される。クローラ式走行装置11・11は、走行装置の実施の一形態であり、コンバイン1以外の作業車両(例えばトラクタ等)の場合は、ホイール式の走行装置等により構成することも可能である。
刈取部20は機体フレーム2の前端部に機体に対して昇降可能に設けられる。刈取部20は分草具21や、引起装置22や、切断装置23や、搬送装置24等を有し、分草具21により圃場の穀稈を分草し、引起装置22により分草後の穀稈を引き起こし、切断装置23により引き起こし後の穀稈を切断し、搬送装置24により切断後の穀稈を脱穀部30側へ搬送することができるように構成される。刈取部20(より詳細には、引起装置22、切断装置23、搬送装置24等)は、作業装置の実施の一形態である。
脱穀部30は機体フレーム2の左側前部に設けられ、刈取部20の後方に配置される。脱穀部30は搬送装置31や、扱胴32(図2参照)や受網等を有し、搬送装置31により刈取部20の搬送装置24からの穀稈を受け継いで排藁処理部60側へ搬送し、扱胴32及び前記受網により搬送中の穀稈を脱穀し、その脱穀物を漏下させることができるように構成される。脱穀部30(より詳細には、扱胴32等)は、作業装置の実施の一形態である。
選別部40は機体フレーム2の左側部に設けられ、脱穀部30の下方に配置される。選別部40は揺動選別装置や、風選別装置や、穀粒搬送装置や、藁屑排出装置等を有し、前記揺動選別装置により脱穀部30から落下する脱穀物を穀粒と藁屑や塵埃等とに揺動選別し、前記風選別装置により揺動選別後のものを更に穀粒と藁屑や塵埃等とに風選別し、前記穀粒搬送装置により選別後の穀粒を穀粒貯溜部50側へ搬送する一方、前記藁屑排出装置により藁屑や塵埃等を外部へ排出することができるように構成される。
穀粒貯溜部50は機体フレーム2の右側後部に設けられ、脱穀部30及び選別部40の右側方に配置される。穀粒貯溜部50は穀粒タンク51や、穀粒排出装置52等を有し、穀粒タンク51により選別部40から搬送されてくる穀粒を一時的に貯溜し、穀粒排出装置52により貯溜中の穀粒を穀粒タンク51から排出し、さらに任意の方向に搬送してから外部へ排出することができるように構成される。
排藁処理部60は機体フレーム2の左側後部に設けられ、脱穀部30の後方に配置される。排藁処理部60は排藁搬送装置や、排藁切断装置等を有し、前記排藁搬送装置により脱穀部30の搬送装置31からの脱穀済みの穀稈を受け継いでこれを排藁として外部へ排出する、又は前記排藁切断装置へ搬送し、当該排藁切断装置により切断してから外部へ排出することができるように構成される。
エンジン部70は機体フレーム2の右側前部に設けられ、穀粒貯溜部50の前方に配置される。エンジン部70はエンジン71等を有し、動力(出力回転)をエンジン71からこれを駆動源とする各部の装置に適宜の伝動機構を介して供給し、エンジン71により各部の装置を駆動させることができるように構成される。
ミッション部80は機体フレーム2の右側前部に設けられ、エンジン部70の前方に配置される。ミッション部80は油圧式無段変速装置(以下、単に「HST」と記す)82(図2参照)を含むトランスミッション81(図2参照)等を有して、エンジン部70のエンジン71の出力回転が走行部10や、刈取部20等の各装置へ供給される前に、HST82により当該出力回転を変速することができるように構成される。
操縦部90は機体フレーム2の右側前部に設けられ、エンジン部70及びミッション部80の上方に配置される。操縦部90は操縦席91や、ステアリングハンドル92を含む操作具類や、ステップ等を有し、操縦席91にステップ上の作業者を着座させ、操作具類により作業者が各部の装置を操作することができるように構成される。
このようにして、コンバイン1は、操縦部90での操作具類の操作によって、エンジン部70からエンジン71の出力回転を各部の装置に供給して、走行部10にて機体を走行させながら、刈取部20で圃場の穀稈を刈り取り、脱穀部30で刈取部20からの穀稈を脱穀し、選別部40で脱穀部30からの脱穀物を選別して、穀粒貯溜部50で選別部40からの穀粒を貯溜するととともに、排藁処理部60で脱穀部30からの排藁を外部へ排出することができるように構成される。
次に、図2を用いて、コンバイン1の動力伝達機構について説明する。
動力伝達機構は、出力回転をエンジン部70のエンジン71から各部の装置に伝達することができるように構成される。
具体的には、エンジン71の出力軸71aが、ミッション部80のトランスミッション81の入力軸81aとプーリ及びベルトにより連動連結されて、エンジン71の出力回転が入力軸81aを介してHST82に伝達可能とされる。そして、出力回転がHST82等を介して変速されたあと、トランスミッション81の出力軸81b・81bから走行部10のクローラ式走行装置11・11に伝達可能とされる。
トランスミッション81の別の出力軸81cは、一方向クラッチ81d及び刈取クラッチ26を介して刈取入力軸25と連動連結されて、出力回転がトランスミッション81から刈取部20の引起装置22、切断装置23及び搬送装置24(図1参照)に伝達可能とされる。この出力回転の伝達は刈取クラッチ26の入り切り状態に応じて変更される。刈取クラッチ26は、作業クラッチの実施の一形態である。
さらに、エンジン71の出力軸71aは、脱穀クラッチ34を介して脱穀入力軸33と連動連結されて、出力回転がエンジン71から脱穀部30の扱胴32に伝達可能とされる。この脱穀入力軸33が選別入力軸(不図示)と連動連結されて、出力回転がエンジン71から選別部40の前記揺動選別装置や、前記風選別装置や、前記穀粒搬送装置や、前記藁屑排出装置にも伝達可能とされる。これらの出力回転の伝達は脱穀クラッチ34の入り切り状態に応じて変更される。脱穀クラッチ34は、作業クラッチの実施の一形態である。
エンジン71の出力軸71aは、排出入力軸53と連動連結されて、出力回転がエンジン71から穀粒貯溜部50の排出コンベア52aを含む穀粒排出装置52に伝達可能とされる。
刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34は、それぞれ後述の制御手段100による駆動制御にてソレノイド等のクラッチアクチュエータが駆動されることで、出力回転を伝達することが可能な入り状態又は出力回転の伝達を遮断する切り状態に切り換えられるように構成される。
こうして、出力回転がエンジン71から各部の装置に伝達されるとき、走行部10では、クローラ式走行装置11・11が駆動可能とされる。このクローラ式走行装置11・11が駆動される場合に、走行機体、すなわちコンバイン1が任意の走行速度で走行する。
刈取部20では、引起装置22及び搬送装置24が、走行機体の前進時に、刈取クラッチ26が入り状態とされた場合に、駆動速度を車速と同調させて駆動され、刈取クラッチ26が切り状態とされた場合に停止される。同様に、脱穀部30では、搬送装置31が、走行機体の前進時に、刈取クラッチ26が入り状態とされた場合に駆動され、刈取クラッチ26が切り状態とされた場合に停止される。
また、脱穀部30では、扱胴32が、脱穀クラッチ34が入り状態とされた場合に駆動され、脱穀クラッチ34が切り状態とされた場合に停止される。同様に、選別部40では、前記揺動選別装置や、前記風選別装置や、前記穀粒搬送装置や、前記藁屑排出装置が、脱穀クラッチ34が入り状態とされた場合に駆動され、脱穀クラッチ34が切り状態とされた場合に停止される。
次に、図3を用いて、コンバイン1の制御機構について説明する。
制御機構は、種々の条件に基づいてコンバイン1の走行速度を調節することができるように構成される。
制御機構は、主としてアクセルレバー93、主変速レバー94、フットペダル95、刈取レバー96、脱穀レバー97、調速用アクチュエータ71b、エンジン回転数検出手段71c、変速用アクチュエータ82a、刈取クラッチ26、脱穀クラッチ34、制御手段100等を具備する。
アクセルレバー93は、エンジンの出力回転を設定する操作具であり、操縦部90に配置される。アクセルレバー93の操作量は、アクセル操作量検出手段93aにより検出することができる。
主変速レバー94は、HST82の変速比を設定する操作具であり、操縦部90において作業者の手で操作可能な位置に配置される。主変速レバー94は、主変速操作具の実施の一形態である。主変速レバー94の操作量は、主変速操作量検出手段94aにより検出することができる。
なお、本実施形態においては、主変速操作具を主変速レバー94により構成するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、主変速操作具は、スライド式やダイヤル式のスイッチ等により構成することも可能である。
フットペダル95は、作業者の足で操作可能な操作具であり、操縦部90の操縦席91の前下方(操縦席91に着座した作業者が足で操作可能な位置)に配置される。フットペダル95は、回転数変更操作具の実施の一形態である。フットペダル95の操作量は、フットペダル操作量検出手段95aにより検出することができる。フットペダル操作量検出手段95aは、回転数操作量検出手段の実施の一形態である。
なお、本実施形態において、回転数変更操作具をフットペダル95により構成するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、回転数変更操作具は、スライド式やダイヤル式のスイッチ等により構成することも可能である。
刈取レバー96は、刈取クラッチ26の入り状態と切り状態とを切り換える操作具であり、操縦部90に配置される。刈取レバー96の操作位置、すなわち刈取クラッチ26を入り状態にするための「入」位置及び刈取クラッチ26を切り状態にするための「切」位置は、刈取検出手段96aにより検出することができる。刈取検出手段96aは、作業検出手段の実施の一形態である。
脱穀レバー97は、脱穀クラッチ34の入り状態と切り状態とを切り換える操作具であり、操縦部90に配置される。脱穀レバー97の操作位置、すなわち脱穀クラッチ34を入り状態にするための「入」位置及び脱穀クラッチ34を切り状態にするための「切」位置は、脱穀検出手段97aにより検出することができる。脱穀検出手段97aは、作業検出手段の実施の一形態である。
調速用アクチュエータ71bは、エンジン71の調速機構を駆動させることにより、当該エンジン71の出力回転を変更するものである。
エンジン回転数検出手段71cは、エンジン71の出力回転を検出するものである。
変速用アクチュエータ82aは、HST82のトラニオン軸を回動させることにより、当該HST82の変速比を変更するものである。
刈取クラッチ26は、前述の通り、HST82からの出力回転を刈取部20へと伝達する入り状態及びHST82からの出力回転の刈取部20への伝達を遮断する切り状態を切り換えるものである。
脱穀クラッチ34は、前述の通り、エンジン71の出力回転を脱穀部30へと伝達する入り状態及びエンジン71の出力回転の脱穀部30への伝達を遮断する切り状態を切り換えるものである。
制御手段100は、種々のデータやプログラム等に基づいて、変速用アクチュエータ82a及び調速用アクチュエータ71bの動作を制御するものである。
制御手段100は、アクセル操作量検出手段93a、主変速操作量検出手段94a、及びフットペダル操作量検出手段95aに接続され、アクセルレバー93の操作量、主変速レバー94の操作量、及びフットペダル95の操作量を検出信号として受信することができる。
制御手段100は、刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aに接続され、刈取レバー96及び脱穀レバー97の操作位置を検出信号として受信することができる。
制御手段100は、エンジン回転数検出手段71cに接続され、エンジン71の出力回転を検出信号として受信することができる。
制御手段100は、変速用アクチュエータ82a及び調速用アクチュエータ71bに接続され、変速用アクチュエータ82a及び調速用アクチュエータ71bの動作を制御することができる。
制御手段100は、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34(より詳細には、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34が具備するソレノイド等のクラッチアクチュエータ)に接続され、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34の入り状態と切り状態とを切り換えることができる。
制御手段100は、具体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御手段100には、変速用アクチュエータ82aの動作等を制御するための種々のデータやプログラム等が格納される。制御手段100は、アクセルレバー93、主変速レバー94、及びフットペダル95の各操作量に基づいて、変速用アクチュエータ82a及び調速用アクチュエータ71bの動作を制御する。また、制御手段100は、刈取レバー96及び脱穀レバー97の操作位置に基づいて、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34の動作を制御する。
前記制御機構において、制御手段100は、アクセル操作量検出手段93aにより検出されるアクセルレバー93の操作量に基づいて、調速用アクチュエータ71bを動作させる。これによって、アクセルレバー93の操作量に基づいてエンジン71の出力回転を調節することができ、ひいては走行速度を調節することができる。
前記制御機構において、制御手段100は、主変速操作量検出手段94aにより検出される主変速レバー94の操作量に基づいて、変速用アクチュエータ82aを動作させる。これによって、主変速レバー94の操作量に基づいてHST82の変速比を調節することができ、ひいては走行速度を調節することができる。主変速レバー94が中立位置にある場合、エンジン71の出力回転はクローラ式走行装置11・11に伝達されることはなく、走行速度は0となる。
前記制御機構において、制御手段100は、刈取検出手段96aにより検出される刈取レバー96の操作位置に基づいて、刈取クラッチ26を動作させる。すなわち、刈取レバー96が「入」位置にある場合は刈取クラッチ26を入り状態に、刈取レバー96が「切」位置にある場合は刈取クラッチ26を切り状態にする。また、制御手段100は、脱穀検出手段97aにより検出される脱穀レバー97の操作位置に基づいて、脱穀クラッチ34を動作させる。すなわち、脱穀レバー97が「入」位置にある場合は脱穀クラッチ34を入り状態に、脱穀レバー97が「切」位置にある場合は脱穀クラッチ34を切り状態にする。
以下では、図4を用いて、第1実施形態に係るエンジン71の出力回転の制御態様について説明する。
ステップS110において、制御手段100は、刈取レバー96又は脱穀レバー97の操作位置が「入」位置であるか否か、すなわち刈取クラッチ26又は脱穀クラッチ34が入り状態であるか否かを判定する。
制御手段100は、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34のうちいずれか一方が入り状態であると判定した場合、又は双方が入り状態であると判定した場合、ステップS111に移行する。
制御手段100は、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34がともに切り状態であると判定した場合、ステップS120に移行する。
ステップS111において、制御手段100は、エンジン71の出力回転が作業用回転数Nwとなるまで、調速用アクチュエータ71bを動作させる。ここで、作業用回転数Nwとは、作業装置である刈取部20及び脱穀部30を駆動する際に適したエンジン71の出力回転である。作業用回転数Nwは、エンジン71の定格回転数(例えば、2600(rpm)程度)に設定される。
ステップS110及びステップS111の処理を行うことにより、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34の少なくとも一方が入り状態にある場合には、作業者が別途操作を行うことなく、エンジン71の出力回転を作業用回転数Nwに調節することができる。
ステップS120において、制御手段100は、主変速レバー94が中立位置にあるか否かを判定する。
制御手段100は、主変速レバー94が中立位置にあると判定した場合、ステップS121に移行する。
制御手段100は、主変速レバー94が中立位置にないと判定した場合、ステップS130に移行する。
ステップS121において、制御手段100は、エンジン71の出力回転がアイドリング回転数Niとなるまで、調速用アクチュエータ71bを動作させる。ここで、アイドリング回転数Niとは、コンバイン1をエンジン71が作動したままの状態で停車させる際に適したエンジン71の出力回転である。アイドリング回転数Niは、エンジン71のアイドリング時の回転数(例えば、600(rpm)程度)に設定される。
ステップS110、ステップS120、及びステップS121の処理を行うことにより、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34が切り状態にありかつ主変速レバー94が中立位置にある場合には、作業者が別途操作を行うことなく、エンジン71の出力回転をアイドリング回転数Niに調節することができる。
ステップS130において、制御手段100は、エンジン71の出力回転が路上走行用回転数Nmとなるまで、調速用アクチュエータ71bを動作させる。ここで、路上走行用回転数Nmとは、移動のために路上や圃場内を走行する際に適したエンジン71の出力回転である。路上走行用回転数Nmは、作業用回転数Nwより小さく、かつアイドリング回転数Niより大きい回転数(例えば、1500(rpm)程度)に設定される。
ステップS110、ステップS120、及びステップS130の処理を行うことにより、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34が切り状態にありかつ主変速レバー94が中立位置にない場合には、作業者が別途操作を行うことなく、エンジン71の出力回転を作業用回転数Nwより小さく、かつアイドリング回転数Niより大きい路上走行用回転数Nmに調節することができる。
制御手段100は、前記処理を行った後、ステップS140に移行する。
ステップS140において、制御手段100は、フットペダル95が操作されたか否かを判定する。具体的には、フットペダル操作量検出手段95aによってフットペダル95の操作量が所定値以上検出された場合、当該フットペダル95が操作されたと判定する。
制御手段100は、フットペダル95が操作されていないと判定した場合、ステップS110に移行する。
制御手段100は、フットペダル95が操作されたと判定した場合、ステップS150に移行する。
ステップS150において、制御手段100は、フットペダル操作量検出手段95aによって検出された、フットペダル95の操作量を取得する。
制御手段100は、前記処理を行った後、ステップS160に移行する。
ステップS160において、制御手段100は、フットペダル95の操作量に基づいて、調速用アクチュエータ71bを動作させる。例えば、フットペダル95の操作量に比例して、調速用アクチュエータ71bの動作量を決定し、当該動作量だけ調速用アクチュエータ71bを動作させる。
また、フットペダル95の操作量に基づいて動作する調速用アクチュエータ71bの動作量を一定の範囲に制限する、すなわち、フットペダル95の操作量に基づいて調節されるエンジン71の出力回転の範囲を一定の範囲に制限する構成とすることも可能である。例えば、制御手段100に接続される図示しない動作量設定手段(例えば、ダイヤル式のスイッチ等)によって、フットペダル95の操作量に基づいて調節されるエンジン71の出力回転の上限値及び下限値を設定する。具体的には、上限値を200(rpm)と設定することで、フットペダル95の操作量に基づいて調節されるエンジン71の出力回転が取り得る範囲は、フットペダル95の操作量にかかわらず、Nm≦Nm+200(rpm)となる。
このように、フットペダル95の操作量に基づいて調節されるエンジン71の出力回転の範囲を一定の範囲に制限することで、エンジン71の出力回転の急激な変化を防止することができる。
以上の如く、本実施形態に係るコンバイン1は、
エンジン71の出力回転を変速してクローラ式走行装置11・11へと伝達するHST82と、
HST82の変速比を設定する主変速レバー94と、
主変速レバー94の操作量を検出する主変速操作量検出手段94aと、
エンジン71の出力回転を変更する調速用アクチュエータ71bと、
エンジン71の出力回転を検出するエンジン回転数検出手段71cと、
エンジン71の出力回転を刈取部20及び脱穀部30へと伝達する入り状態とエンジン71の出力回転の刈取部20及び脱穀部30への伝達を遮断する切り状態とを切り換える刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34と、
刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34が入り状態又は切り状態のうちいずれの状態にあるかを検出する刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aと、
刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aにより刈取クラッチ26及び/又は脱穀クラッチ34が入り状態にあることを検出した場合、エンジン71の出力回転を作業用回転数Nwに調節し、
刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aにより刈取クラッチ26と脱穀クラッチ34とが切り状態にあること、及び主変速操作量検出手段94aにより主変速レバー94が中立位置にないことを検出した場合、エンジン71の出力回転を作業用回転数Nwより小さい路上走行用回転数Nmに調節し、
刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aにより刈取クラッチ26と脱穀クラッチ34とが切り状態にあること、及び主変速操作量検出手段94aにより主変速レバー94が中立位置にあることを検出した場合、エンジン71の出力回転を路上走行用回転数Nmより小さいアイドリング回転数Niに調節する制御手段100と、
を具備するものである。
このように構成することにより、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34の状態及び主変速レバー94の操作位置に基づいて、エンジン71の出力回転を調節することができる。より詳細には、刈取クラッチ26及び/又は脱穀クラッチ34が入り状態にある場合には、エンジン71の出力回転を作業用回転数Nwに、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34が切り状態にありかつ主変速レバー94が中立位置にない場合には、作業用回転数Nwより小さい路上走行用回転数Nmに、刈取クラッチ26及び脱穀クラッチ34が切り状態にありかつ主変速レバー94が中立位置にある場合には、路上走行用回転数Nmより小さいアイドリング回転数Niに、それぞれ調節することができる。したがって、前記各場合において、作業者が別途操作を行う必要がなく、エンジン71の出力回転を容易に調節することができる。
また、本実施形態に係るコンバイン1は、
エンジン71の出力回転を設定するフットペダル95と、
フットペダル95の操作量を検出するフットペダル操作量検出手段95aと、
を具備し、
制御手段100は、
エンジン71の出力回転を路上走行用回転数Nmに調節している際に、フットペダル95が操作された場合、フットペダル操作量検出手段95aにより検出されるフットペダル95の操作量に基づいてエンジン71の出力回転を調節するものである。
このように構成することにより、エンジン71の出力回転が路上走行用回転数Nmに調節されている際に、フットペダル95を操作することによって、さらにエンジン71の出力回転の調節を行うことができる。したがって、坂道を上る場合等、エンジン71に負荷が加わりエンジン71の出力回転が低下した場合にフットペダル95を操作することで、当該エンジン71の出力回転を増加させ、エンジン71の出力不足やエンジンストップの発生を防止することができる。
また、本実施形態に係る制御手段100は、
フットペダル95の操作量に基づいてエンジン71の出力回転を調節する場合、フットペダル95の操作量に基づいて調節されるエンジン71の出力回転を一定の範囲(Nm≦Nm+200)に制限するものである。
このように構成することにより、フットペダル95によって調節可能なエンジン71の出力回転の範囲を一定の範囲内に限定して、急激な出力回転の変化を防止することができる。したがって、走行速度の微調節を行う場合には、急加速を防止する等して操作性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る主変速レバー94(主変速操作具)は、
作業者の手で操作可能に構成され、
フットペダル95(回転数変更操作具)は、
作業者の足で操作可能に構成されるものである。
このように構成することにより、手を使ってフットペダル95を操作する必要がないため、両手で操舵装置等の操作を行うことができ、操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、フットペダル95を操作することで、エンジン71の出力回転を増加させる構成としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、フットペダル95を操作することで、エンジン71の出力回転を増加又は減少させる構成とすることも可能である。フットペダル95を、エンジン71の出力回転が減少するように操作することで、コンバイン1の走行速度を任意に減少させることができる。また、この場合に調節されるエンジン71の出力回転を一定の範囲に制限することで、急激な出力回転の変化を防止することができる。
以下では、図5を用いて、第2実施形態に係るコンバイン1について説明する。第2実施形態に係るコンバイン1が、第1実施形態に係るコンバイン1と異なる点は、フットペダル95及びフットペダル操作量検出手段95a(図3参照)に代えて、回転数変更スイッチ98を具備する点である。
回転数変更スイッチ98は、エンジン71の出力回転を設定する操作具であり、操縦部90に配置される。回転数変更スイッチ98は、回転数変更手段の実施の一形態である。
なお、本実施形態において、回転数変更手段は、押しボタン式のスイッチにより構成されるものとするが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、スライド式のスイッチやその他のスイッチ類等、エンジン71の出力回転を設定する旨の指示を出すことができる操作具で構成することが可能である。
制御手段100は、回転数変更スイッチ98に接続され、回転数変更スイッチ98が操作された旨を検出信号として受信することができる。
以下では、図6を用いて、第2実施形態に係るエンジン71の出力回転の制御態様について説明する。
ステップS210からステップS230までの処理は、第1実施形態に係るステップS110からステップS130までの処理(図4参照)と略同一であるため、説明は省略する。
ステップS240において、制御手段100は、回転数変更スイッチ98が操作されたか否かを判定する。
制御手段100は、回転数変更スイッチ98が操作されていないと判定した場合、ステップS210に移行する。
制御手段100は、回転数変更スイッチ98が操作されたと判定した場合、ステップS250に移行する。
ステップS250において、制御手段100は、エンジン71の出力回転が設定回転数ΔNだけ増大するように、調速用アクチュエータ71bを動作させる。ここで、設定回転数ΔNとは、予め設定される(又は図示せぬ設定手段により設定される)値である。例えば、設定回転数ΔNが200(rpm)に設定されている場合、制御手段100は、エンジン71の出力回転が路上走行用回転数Nm+200(rpm)となるように調速用アクチュエータ71bを動作させる。
以上の如く、本実施形態に係るコンバイン1は、
エンジン71の出力回転を設定する回転数変更スイッチ98を具備し、
制御手段100は、
エンジン71の出力回転を路上走行用回転数Nmに調節している際に、回転数変更スイッチ98が操作された場合、エンジン71の出力回転を設定回転数ΔNだけ増大させるものである。
このように構成することにより、エンジン71の出力回転が路上走行用回転数Nmに調節されている際に、回転数変更スイッチ98を操作することによって、さらにエンジン71の出力回転を設定回転数ΔNだけ増大させることができる。したがって、坂道を上る場合等、エンジン71に負荷が加わりエンジン71の出力回転が低下した場合に回転数変更スイッチ98を操作することで、当該エンジン71の出力回転を増加させ、エンジン71の出力不足やエンジンストップの発生を防止することができる。
なお、前記実施形態においては、作業車両としてコンバイン1を例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、田植機やトラクタ等の作業車両であっても良い。この場合、作業クラッチは、田植機の植付部への動力の伝達を切り換えるものや、トラクタに連結される耕耘装置等への動力の伝達を切り換えるものであっても良い。
また、前記実施形態においては、作業検出手段として刈取検出手段96a及び脱穀検出手段97aを用いる構成としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、作業クラッチの動作を直接検出することが可能な検出手段や、作業クラッチの状態を切り換える操作具と一体になったスイッチ等を用いる構成とすることも可能である。
1 コンバイン(作業車両)
11 クローラ式走行装置(走行装置)
20 刈取部(作業装置)
30 脱穀部(作業装置)
71 エンジン
71b 調速用アクチュエータ
71c エンジン回転数検出手段
82 HST(油圧式無段変速装置)
82a 変速用アクチュエータ
94 主変速レバー(主変速操作具)
94a 主変速操作量検出手段
95 フットペダル(回転数変更操作具)
95a フットペダル操作量検出手段(回転数操作量検出手段)
96 刈取レバー
96a 刈取検出手段(作業検出手段)
97 脱穀レバー
97a 脱穀検出手段(作業検出手段)
98 回転数変更スイッチ(回転数変更手段)
100 制御手段

Claims (5)

  1. エンジンの出力回転を変速して走行装置へと伝達する油圧式無段変速装置と、
    前記油圧式無段変速装置の変速比を設定する主変速操作具と、
    前記主変速操作具の操作量を検出する主変速操作量検出手段と、
    前記エンジンの出力回転を変更する調速用アクチュエータと、
    前記エンジンの出力回転を検出するエンジン回転数検出手段と、
    前記エンジンの出力回転を作業装置へと伝達する入り状態と前記エンジンの出力回転の前記作業装置への伝達を遮断する切り状態とを切り換える作業クラッチと、
    前記作業クラッチが入り状態又は切り状態のうちいずれの状態にあるかを検出する作業検出手段と、
    前記作業検出手段により前記作業クラッチが入り状態にあることを検出した場合、前記エンジンの出力回転を作業用回転数に調節し、
    前記作業検出手段により前記作業クラッチが切り状態にあること、及び前記主変速操作量検出手段により前記主変速操作具が中立位置にないことを検出した場合、前記エンジンの出力回転を前記作業用回転数より小さい路上走行用回転数に調節し、
    前記作業検出手段により前記作業クラッチが切り状態にあること、及び前記主変速操作量検出手段により前記主変速操作具が中立位置にあることを検出した場合、前記エンジンの出力回転を前記路上走行用回転数より小さいアイドリング回転数に調節する制御手段と、
    を具備する作業車両。
  2. 前記エンジンの出力回転を設定する回転数変更操作具と、
    前記回転数変更操作具の操作量を検出する回転数操作量検出手段と、
    を具備し、
    前記制御手段は、
    前記エンジンの出力回転を前記路上走行用回転数に調節している際に、前記回転数変更操作具が操作された場合、前記回転数操作量検出手段により検出される前記回転数変更操作具の操作量に基づいて前記エンジンの出力回転を調節する請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記制御手段は、
    前記回転数変更操作具の操作量に基づいて前記エンジンの出力回転を調節する場合、前記回転数変更操作具の操作量に基づいて調節される前記エンジンの出力回転を一定の範囲に制限する請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記主変速操作具は、
    作業者の手で操作可能に構成され、
    前記回転数変更操作具は、
    作業者の足で操作可能に構成される請求項2又は請求項3に記載の作業車両。
  5. 前記エンジンの出力回転を設定する回転数変更手段を具備し、
    前記制御手段は、
    前記エンジンの出力回転を前記路上走行用回転数に調節している際に、前記回転数変更手段が操作された場合、前記エンジンの出力回転を設定回転数だけ増大させる請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の作業車両。
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