JP2010187499A - ロータ構造およびマグネット接着方法 - Google Patents

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Taiji Shimura
泰司 志村
Shigeru Nishida
茂 西田
Jun Kindaichi
純 金田一
Ayako Ueno
亜矢子 上野
Keita Saka
啓太 坂
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】 ロータ部のマグネットとしてリングマグネットを用いるモータにおいて、リングマグネットとそれが接着されるロータ部との同心度が高い、マグネット接着方法を提供すること。
【解決手段】 接着剤を用いてロータ部1の外周にリングマグネット2を接着固定する際、接着剤がロータ部1とリングマグネット2との間に介在した状態でロータ部1を回転させる。回転速度は適宜でよい。これにより、リングマグネット2は一方向に偏ることなく全方向に均等に遠心力Cを受けて、隙間3が均一化する状態となり、最終的には、ロータ部1との間の距離が全周に亘って均一にリングマグネット2が接着固定される。
【選択図】 図1

Description

本発明はロータ構造およびマグネット接着方法に係り、特に、マグネットとしてリングマグネットを用いる場合に、リングマグネットとそれが接着されるロータとの同心度が高く、事後の調整作業を不要とすることの可能なロータ構造およびマグネット接着方法に関する。
マグネットとしてリングマグネットを用いるロータを備えたモータでは、ロータ部表面に接着剤を用いてリングマグネットを接着固定してロータを形成する。しかしながら従来は、リングマグネットをロータ部表面に接着する際に、ロータ部とマグネットとの間の隙間に偏りが発生することが多かった。
図2は、従来のリングマグネット接着方法によるロータ構造を示すロータ軸方向垂直の断面図である。図示するように、ロータ部21とリングマグネット23との間には偏心が発生しており、すなわち両者の間の隙間23(接着剤層)は不均一となった状態である。したがって従来は、接着工程の後に、偏心を補正すべく、バランス取りの調整工程を行っていた。
なお、リングマグネットを用いたロータ構造に関しては従来、若干の技術的提案もなされている。後掲特許文献1は、本願出願人によるものであり、接着剤等の腐食とそれによるマグネットの剥落防止を目的とした構成を開示したものである。後述する本願発明の課題とは異なるものであるが、後述本願発明と最も関連性のある発明として、示すものである。
特開2003−274588号公報「ロータ構造」
さて上述の通り、従来の接着方法においては、接着の際にロータとリングマグネットとの隙間に偏りができてバランスが悪くなるために、接着工程の後に、偏心補正のためのバランス取りの調整作業が必要であった。つまり、調整作業労力が余計にかかっていた。
また、ロータに対して(モータ軸心に対して)マグネットの同心度が低いことは、モータ特性向上を図る上でも制限的な要因となる。
本発明が解決しようとする課題は、これら従来技術の問題点を除き、リングマグネットを用いるモータにおいて、リングマグネットとそれが接着されるロータ部との同心度が高くて事後の調整作業を不要とし、さらにモータ特性向上を図る上でも有利な、ロータ構造およびマグネット接着方法を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、リングマグネットとロータ部の偏心を接着工程の時点で有効に防止し、同心度を高める方法を見出し、本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
(1) ロータ部の外周にリングマグネットが接着固定されてなるモータのロータ構造であって、該リングマグネットと該ロータ部との間の距離が全周に亘って均一であることを特徴とする、ロータ構造。
(2) ロータ部の外周にリングマグネットを接着固定する、ロータ部へのマグネット接着方法であって、接着剤を用いて該ロータ部に該リングマグネットを接着する際に、接着剤が該ロータ部と該リングマグネットとの間に介在した状態で該ロータ部を回転させ、これにより該ロータ部と該リングマグネットの同心度を高めて事後の偏心調整作業を不要とすることを特徴とする、マグネット接着方法。
本発明のロータ構造およびマグネット接着方法は上述のように構成されるため、これによれば、リングマグネットとそれが接着されるロータ部との同心度を高くすることができ、事後の調整作業を不要とすることができ、労力低減となる。また、偏心がないため、モータ特性を向上させることができる。
本発明のロータ構造を示すロータ軸方向垂直の断面図である。 従来のリングマグネット接着方法によるロータ構造を示すロータ軸方向垂直の断面図である。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のロータ構造を示すロータ軸方向垂直の断面図である。図示するように本ロータ構造は、ロータ部1の外周にリングマグネット2が接着固定されてなる構成であって、リングマグネット2とロータ部1との間の距離が全周に亘って均一、もしくは実質上均一であることを、主たる構成とする。
つまり本発明ロータ構造では、ロータ部1とリングマグネット2との間の隙間3が、ロータ部1の全周に亘って均一に形成されており、換言すれば、ロータ部1とリングマグネット2とがその断面中心すなわち軸を一にしており、同心度が極めて高い状態が形成されている。なお隙間3は、所定の接着剤によって充填された構造となっている。
このように、ロータ部1とリングマグネット2とが偏心のない状態で構成されているため、モータ特性の向上を図る場合にも有利である。
図1に示すロータ構造を形成するためのマグネット接着方法を説明する。
接着剤を用いてロータ部1の外周にリングマグネット2を接着固定する際、接着剤がロータ部1とリングマグネット2との間に介在した状態でロータ部1を回転させる。回転速度は適宜でよい。
これにより、ロータ部1との間で接着剤による接着硬化がなされつつある状態のリングマグネット2は、ロータ部1の回転に合わせて自身も回転し(矢印R)、それによって遠心力Cが生じる。未だ流動性のある接着剤がロータ部1と自身との間の隙間3に介在する状況下で、リングマグネット2は一方向に偏ることなく全方向に均等に遠心力Cを受けて、ロータ部1とリングマグネット2との間の距離が全周に亘って均一化する状態となる。つまり隙間3が均一化する状態となる。
その過程で、接着剤による接着硬化は徐々に進行し、最後にはロータ部1とリングマグネット2との間の隙間3が均一化された状態で接着硬化が完了し、本発明のロータ構造が形成される。
本発明のロータ構造およびマグネット接着方法によれば、事後の調整作業を不要として労力低減となるとともに、モータ特性を向上させることができる。したがって、FA、OA分野を中心として、産業上利用性が高い発明である。
1、21…ロータ部
2、22…リングマグネット
3、23…隙間
C…遠心力
R…リングマグネットの回転方向

Claims (2)

  1. ロータ部の外周にリングマグネットが接着固定されてなるモータのロータ構造であって、該リングマグネットと該ロータ部との間の距離が全周に亘って均一であることを特徴とする、ロータ構造。
  2. ロータ部の外周にリングマグネットを接着固定する、ロータ部へのマグネット接着方法であって、接着剤を用いて該ロータ部に該リングマグネットを接着する際に、接着剤が該ロータ部と該リングマグネットとの間に介在した状態で該ロータ部を回転させ、これにより該ロータ部と該リングマグネットの同心度を高めて事後の偏心調整作業を不要とすることを特徴とする、マグネット接着方法。
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