JP2010187468A - 充電装置、充電方法、およびプログラム - Google Patents

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宏行 末安
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直樹 廣部
Koji Hachiya
孝治 蜂谷
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Abstract

【課題】入力電圧が変化する場合であっても高効率で充電を行う。
【解決手段】車載充電器10は、商用電力を用いて電力を発生する充電電力発生回路32−1および32−2を有する。CPU42は、商用電力の電圧に応じて、充電電力発生回路32−1および32−2のうちの所定の充電電力発生回路32に、電力を発生させる。P端子36およびN端子37は、充電電力発生回路32により発生された電力を加算して充電電力としてバッテリに出力する。本発明は、例えば、電動車両の充電装置に適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、充電装置、充電方法、およびプログラムに関し、特に、入力電圧が変化する場合であっても高効率で充電を行うことができるようにした充電装置、充電方法、およびプログラムに関する。
現在開発中のプラグインハイブリット自動車(PHEV)や電気自動車(EV)は、DC200V乃至DC334Vのような高電圧で大容量のバッテリを搭載し、これにより、数Km乃至100KmのEV走行を可能にしている。このような自動車においてバッテリの残存容量が少なくなると、ユーザは、充電ステーション、駐車場、ショッピングモール等に設置されている、DC高電圧・高電流出力および自動車との通信制御による充電電流・電圧制御が可能なDC急速充電器や、一般家庭の汎用コンセントなどに接続して商用電源(AC100V・AC200V等)を使用する車載型のACプラグ充電器などの高電圧充電器でバッテリを充電する。このような高電圧充電器としては、様々なものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
DC急速充電器により充電が行われる場合、DC急速充電器と自動車の間で通信を行うことにより、充電電流・電圧が制御される。そのため車種に応じた充電制御が可能である。また、DC急速充電器により充電が行われる場合、DC急速充電器への入力電源、即ち、充電電力の元電源を専用の三相交流電源に固定可能であるため、充電電力を元電源に応じて切替制御する必要がない。
これに対して、ACプラグ充電器は、商用電源を使用するため、充電電力の元電源が変化する場合がある。例えば、汎用コンセントから供給される商用電源は、昼間、単相AC100Vであるが、夜間には、安価な深夜電力である単相AC200Vとなる場合がある。従って、ACプラグ充電器は、充電電力の元電源となる商用電源のAC電圧を判別し、商用電源の電力を超えないように充電電力を切替制御している。
また、ACプラグ充電器は、最大定格出力電力(最大電圧・最大電流)内で電流、電圧、電力の各制御を組み合わせてバッテリを充電する。具体的には、ACプラグ充電器は、トランスが磁束飽和しないように最大定格出力電力の50%乃至70%前後で電力変換効率が最大となるように回路設計されるのが通常である。また、充電電力の元電源として入力される商用電源の電圧の種類が、例えば、AC100VとAC200Vの2種類である場合、ACプラグ充電器を構成する1系統の整流回路、PFC(Power Factor Controller)、およびDC-DC変換器は、AC200Vのブレーカ電流容量を超えないように設計される。
図1は、以上のように設計されたACプラグ充電器における充電電力と電力変換効率の関係の一例を示している。なお、図1のグラフでは、横軸が、商用電力の電圧がAC200Vである場合の最大定格出力電力を1としたときの充電電力を表し、縦軸が電力変換効率を表している。また、図1の例では、充電電力が、商用電力の電圧がAC200Vであるときの最大定格出力電力の70%である場合に、電力変換効率が最大となるようにACプラグ充電器が設計されている。
特開2007−124807号公報
図1において、商用電力の電圧がAC100Vである場合の最大定格出力電力は0.5となる。従って、図1に示した関係を有するように設計されたACプラグ充電器では、ACプラグ充電器に入力される商用電力の電圧がAC100Vである場合、AC200Vである場合に比べて最大電力変換効率は低下する。その結果、エネルギー(energy)の損失が多く発生する。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、入力電圧が変化する場合であっても高効率で充電を行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の充電装置は、入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段と、前記入力電力の電圧に応じて、複数の前記充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる制御手段と、前記充電電力発生手段により発生された前記充電電力を加算して電池に出力する出力手段とを備える。
本発明の一側面の充電装置においては、入力電力の電圧に応じて、入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段が、充電電力を発生するように制御され、充電電力発生手段により発生された充電電力が加算されて電池に出力される。
従って、入力電圧が変化する場合であっても高効率で充電を行うことができる。
この充電電力発生手段は、例えば充電電力発生回路により構成され、制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成され、出力手段は、例えば、端子により構成される。
前記出力手段は、前記充電電力の電流を加算して出力することができる。
これにより、電力変換効率を向上させることができる。
前記出力手段は、前記充電電力の電圧を加算して出力することができる。
これにより、回路規模を削減することができる。
前記充電電力発生手段は、前記入力電力を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された前記入力電力をDC-DC変換する変換手段とを備え、前記制御手段は、前記整流手段により整流された前記入力電力に基づいて、前記整流手段が正常であるかどうかを判定し、正常であると判定された整流手段を備える前記充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させることができる。
これにより、正常な充電電力発生手段のみを用いて充電電力を発生させることができる。
整流手段は、例えばPFC(Power Factor Controller)モジュールにより構成され、変換手段は、例えば、DC-DC変換器により構成される。
前記制御手段は、さらに、前記変換手段により変換された前記入力電力と、前記電池で必要な充電電力とに基づいて、前記電池へ必要な充電電力を供給可能であるかどうかを判定し、正常であると判定された整流手段と、供給可能であると判定された変換手段を備える前記充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させることができる。
これにより、より正常な充電電力発生手段のみを用いて充電電力を発生させることができる。
本発明の一側面の充電方法は、入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段を備える充電装置が、前記入力電力の電圧に応じて、複数の前記充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる制御ステップと、前記充電電力発生手段により発生された前記充電電力を加算して電池に出力する出力ステップとを含む。
本発明の一側面の充電方法においては、入力電力の電圧に応じて、入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段が、充電電力を発生するように制御され、充電電力発生手段により発生された充電電力が加算されて電池に出力される。
従って、入力電圧が変化する場合であっても高効率で充電を行うことができる。
この制御ステップは、例えばCPUにより入力電力の電圧に応じて充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に充電電力を発生させる制御ステップにより構成され、出力ステップは、例えば、充電電力発生手段により発生された充電電力を加算して電池に出力する端子による出力ステップにより構成される。
本発明の一側面のプログラムは、入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段と、前記充電電力発生手段により発生された前記充電電力を加算して電池に出力する出力手段とを備える充電装置を制御するコンピュータに、前記入力電力の電圧に応じて、複数の前記充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる処理を実行させる。
以上のように、本発明の一側面によれば、入力電圧が変化する場合であっても高効率で充電を行うことができる。
従来の充電電力と電力変換効率の関係の一例を示す図である。 本発明を適用した車両の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図2の車載充電器の詳細構成例を示す図である。 車載充電器の充電処理を説明するフローチャートである。 車載充電器の充電処理を説明するフローチャートである。 車載充電器の充電処理を説明するフローチャートである。 車載充電器の充電処理を説明するフローチャートである。 車載充電器の充電処理を説明するフローチャートである。 車載充電器の充電処理を説明するフローチャートである。 図6のAC100V用マスタ回路確認処理の詳細について説明するフローチャートである。 充電電力と電力変換効率の関係の例を示す図である。 図2の車載充電器の他の詳細構成例を示す図である。
[車両の一実施の形態の構成例]
図2は、本発明を適用した車両の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図2の車両1は、バッテリ(電池)13を動力源とする電動車両である。車両1のバッテリ13の充電は、急速充電および通常充電の2種類の充電方法により行うことができる。急速充電は、車両1のバッテリ13を専用の急速充電装置(不図示)に接続し、短時間で充電を行う充電方法である。一方、通常充電は、専用の充電ケーブルを介して、車両1の車載充電器10を一般家庭やオフィスなどにある標準的なコンセント(英語でOutlet)に接続し、接続したコンセントの先にある電源から供給される商用電力を用いて、車載充電器10がバッテリ13の充電を行う充電方法である。
チャージコンダクタ11は、BMU12からの指令にしたがって、車載充電器10とバッテリ13を接続し、車載充電器10で生成された充電電力をバッテリ13に供給したり、車載充電器10とバッテリ13の接続を解除したりする。
BMU(Battery Management Unit)12は、車載充電器10および急速充電装置とCAN(Controller Area Network)に準拠した通信を行い、バッテリ13の通常充電および急速充電の制御を行う。また、BMU12は、ECU(Electronic Control UnitまたはEngine Control Unit)17などの車両1の他の車載部品ともCANに準拠した通信を行う。
バッテリ13の電力は、インバータ14により直流から交流に変換され、車両1の走行を駆動するモータ15に供給される。また、バッテリ13の電力は、DC-DC変換器16により、所定の電圧に変換され、ECU17などの直流電力で駆動される車載部品に供給される。
表示部18は、例えば、カーナビケーション装置のモニタ、インストルメントパネル、または、専用のモニタなどにより構成され、ECU17の制御の基に、各種の情報を表示する。
入力部19は、例えば、各種のスイッチ、ボタン、キーなどの入力装置により構成される。ユーザは、入力部19を操作することにより、各種の指令をECU17に与える。ECU17は、必要に応じて、与えられた指令をBMU12などの他の車載部品に供給したり、与えられた指令に基づいて、他の車載部品の制御を行ったりする。
なお、図示していないが、表示部18および入力部19も、バッテリ13の電力を利用して動作する。
[車載充電器の詳細構成例]
図3は、図2の車載充電器10の詳細構成例を示している。
図2において、車載充電器10は、入力端子31−1および31−2、充電電力発生回路32−1および32−2、電流検出回路(CS)33−1および33−2、抵抗34、P端子36、N端子37、AC入力電圧判別回路38、自立電源回路39、リレー(RY)40−1および40−2、スイッチ制御部41−1および41−2、CPU42、IIVTモニタ回路43、並びに閾値記憶部(TH)44により構成される。
車載充電器10は、車載充電器10に入力される商用電力の電圧がAC100Vのときに最適な設計が行われた2つの充電電力発生回路32−1および32−2を、車載充電器10に入力される商用電力の電圧に応じて使い分け、バッテリ13の充電を行う。但し、本実施の形態では、車載充電器10は、充電電力発生回路32−1をマスタ(主)の充電電力発生回路とし、充電電力発生回路32−2をサブ(副)の充電電力発生回路として、充電電力発生回路32−1を充電電力発生回路32−2より優先的に使用する。
なお、以下では、入力端子31−1および31−2を特に区別する必要がない場合、それらをまとめて入力端子31という。同様に、充電電力発生回路32−1および32−2、電流検出回路33−1および33−2、リレー40−1および40−2、スイッチ制御部41−1および41−2を、それぞれ、充電電力発生回路32、電流検出回路33、リレー40、スイッチ制御部41という。
車載充電器10の入力端子31は、コンセントに接続され、入力端子31には、コンセントの先にある電源から商用電力が入力される。この商用電力は、充電電力発生回路32と自立電源回路39に供給される。
充電電力発生回路32−1は、PFCモジュール61−1およびDC-DC変換器62−1により構成される。また、充電電力発生回路32−2は、PFCモジュール61−2およびDC-DC変換器62−2により構成される。
なお、以下では、PFCモジュール61−1およびPFCモジュール61−2を特に区別する必要がない場合、それらをまとめてPFCモジュール61という。同様に、DC-DC変換器62−1および62−2もDC-DC変換器62という。
PFCモジュール61は、チョッパ回路などにより構成される。PFCモジュール61は、CPU42からの指令に応じて、入力端子31から供給される商用電力を整流するとともに、商用電力に含まれる高調波を抑制し、商用電力の力率を改善する。PFCモジュール61−1は、その結果得られる電力をDC-DC変換器62−1および62−2に供給する。
DC-DC変換器62−1は、DC-AC変換器71、変圧整流回路72、および平滑回路73により構成され、PFCモジュール61から出力される電力をDC-DC変換する。
DC-AC変換器71は、直列に接続された2つのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、直列に接続された2つのコンデンサ、および1つのコンデンサが並列に接続されることにより構成される。DC-AC変換器71は、スイッチ制御部41−1から供給されるパルスに基づいて2つのMOSFETをオンオフすることにより、PFCモジュール61から出力されるDC電圧をAC電圧に変換する。なお、DC-AC変換器71は、2つのMOSFETからなるハーフブリッジ回路を備えるのではなく、4つのMOSFETからなるフルブリッジ回路を備えるようにしてもよい。
変圧整流回路72は、DC-AC変換器71において直列に接続される2つのMOSFETの間に一端が接続され、直列に接続される2つのコンデンサの間に他端が接続される1つのコイルと、そのコイルに対向して配置され、両端にLLD(Low Loss Diodes)が接続された1つのコイルとにより構成される。変圧整流回路72は、DC-AC変換器71で変換されたAC電圧を変圧するとともに整流し、その結果得られる電力を平滑回路73に出力する。
平滑回路73は、変圧整流回路72の1つのLLDの一端に接続される1つのコイル、および、そのコイルの他端に一端が接続され、変圧整流回路72のコイルの所定の位置に他端が接続されるコンデンサにより構成される。平滑回路73は、変圧整流回路72から出力される電力のDC電圧を平滑化する。
平滑回路73のコイルとコンデンサが接続される接続点には、チャージコンダクタ11と接続するP端子36も接続され、平滑回路73で平滑化されたDC電圧のプラス側は、P端子36に直接印加される。
また、充電電力発生回路32−1の平滑回路73のコンデンサのコイルと接続されない一端は、電流検出回路33−1を介して、チャージコンダクタ11と接続するN端子37に接続され、充電電力発生回路32−2の平滑回路73のコンデンサのコイルと接続されない一端は、電流検出回路33−2および33−1を介して、N端子に接続される。これにより、平滑回路73で平滑化されたDC電圧のマイナス側は、電流検出回路33を介してN端子37に印加される。
その結果、P端子36およびN端子37では、充電電力発生回路32−1の平滑回路73の出力電流と充電電力発生回路32−2の平滑回路73の出力電流が加算され、充電電流としてチャージコンダクタ11に供給される。
電流検出回路33−1は、充電電流の電流値を検出し、電流検出回路33−2は、充電電力発生回路32−2の平滑回路73の出力電流の電流値を検出する。抵抗34の一端はP端子36に接続され、他端はN端子に接続される。
AC入力電圧判別回路38は、入力端子31−1および31−2に接続される。AC入力電圧判別回路38は、入力端子31間の電圧を検出し、商用電力の電圧がAC100Vであるか、AC200Vであるかを判別する。そして、AC入力電圧判別回路38は、判別結果をCPU42に供給する。
自立電源回路39は、入力端子31から入力される商用電力により所定の電力を生成する。自立電源回路39は、生成された電力を、リレー40を介してスイッチ制御部41に供給するとともに、CPU42に供給する。
リレー40は、CPU42からの指令に応じて、自立電源回路39からの電力をスイッチ制御部41に供給したり、自立電源回路39からの電力のスイッチ制御部41への供給を停止したりする。
スイッチ制御部41−1は、パルストランス/ドライブ回路81−1およびPWMIC(Pulse Width Modulation Integrated Circuit)82−1により構成され、スイッチ制御部41−2は、パルストランス/ドライブ回路81−2およびPWMIC82−2により構成される。
なお、以下では、パルストランス/ドライブ回路81−1および81−2を特に区別する必要がない場合、それらをまとめてパルストランス/ドライブ回路81という。また、同様に、PWMIC82−1および82−2をPWMIC82という。
パルストランス/ドライブ回路81−1は、PWMIC82−1の制御により、所定のタイミングで所定のパルスを、充電電力発生回路32−1のDC-AC変換器71に供給する。PWMIC82−1は、自立電源回路39からリレー40−1を介して電力が供給されると起動する。また、PWMIC82−1は、動作クロックを発生し、その動作クロックを用いて、CPU42からの指令にしたがってパルストランス/ドライブ回路81−1を制御する。PWMIC82−1は、この動作クロックをスイッチ制御部41−2のPWMIC82−2に供給する。これにより、スイッチ制御部41−1とスイッチ制御部41−2のスイッチングが同期する。
パルストランス/ドライブ回路81−2は、パルストランス/ドライブ回路81−1と同様に、PWMIC82−2の制御により、所定のタイミングで所定のパルスを、充電電力発生回路32−2のDC-AC変換器71に供給する。PWMIC82−2は、PWMIC82−1と同様に、自立電源回路39−2からリレー40−2を介して電力が供給されると起動する。PWMIC82−2は、PWMIC82−1から供給される動作クロックを用いて、CPU42からの指令にしたがってパルストランス/ドライブ回路81−2を制御する。
CPU42は、自立電源回路39から電力が供給されると起動し、所定のプログラムにしたがって各種の処理を行う。具体的には、CPU42は、リレー40によるスイッチ制御部41への電力の供給の有無を制御する。CPU42は、PFCモジュール61の出力電圧を検出する。CPU42は、AC入力電圧判別回路38から判別結果を取得する。また、CPU42は、IIVTモニタ回路43から判定結果、および、電流検出回路33−1により検出された電流値を取得する。
さらに、CPU42は、PFCモジュール61およびスイッチ制御部41の動作を制御する。具体的には、CPU42は、例えば、AC入力電圧判別回路38からの判別結果がAC100Vである場合、充電電力発生回路32−1および32−2のうちのいずれか一方を動作させ、AC200Vである場合、充電電力発生回路32−1および32−2の両方を動作させる。
また、CPU42は、IIVTモニタ回路43から取得された電流値に基づいて、充電電力発生回路32−1の出力電流と、充電電力発生回路32−2の出力電流が同一となるように、スイッチ制御部41の動作を制御する。これにより、電力変換効率を向上させることができる。
IIVTモニタ回路43は、抵抗34の所定の位置の電圧値を測定することにより、P端子とN端子に印加される充電電圧の電圧値を検出する。IIVTモニタ回路43は、電流検出回路33により検出された電流値を取得する。IIVTモニタ回路43は、充電電圧/電流の検出値を用いて各種の判定を行い、判定結果をCPU42に供給する。また、IIVTモニタ回路43は、電流検出回路33により検出された電流値をCPU42に供給する。
閾値記憶部44は、IIVTモニタ回路43での判定に用いられる閾値を記憶し、IIVTモニタ回路43に供給する。
[車載充電器の充電処理の説明]
図4乃至図9は、車載充電器10の充電処理を説明するフローチャートである。
ステップS11において、AC入力電圧判別回路38は、入力端子31の電圧を検出し、入力端子31にAC電圧が印加されたかどうかを判定する。ステップS11で入力端子31にAC電圧が印加されていないと判定された場合、即ち、車載充電器10が電源に接続されていない場合、入力端子31にAC電圧が印加されるまで待機する。
ステップS11で入力端子31にAC電圧が印加されたと判定された場合、即ち、車載充電器10が電源に接続されている場合、処理はステップS12に進む。ステップS12において、自立電源回路39は、入力端子31から入力される商用電力により所定の電力を生成し、その電力をCPU42に供給することにより、CPU42を起動させる。
ステップS13において、CPU42は、BMU12に接続を要求する。BMU12は、CPU42から接続の要求を受信すると、接続の許可をCPU42に通知する。ステップS14において、CPU42は、BMU12への接続が許可されたかどうか、即ちBMU12から接続の許可が通知されたかどうかを判定する。
ステップS14でBMU12への接続が許可されていないと判定された場合、ステップS15において、CPU42は、BMU12に接続を所定回数要求したかどうか、即ち、ステップS13乃至S15の処理を所定回数繰り返したかどうかを判定する。ステップS15でBMU12に接続を所定回数要求していないと判定された場合、処理はステップS13に戻り、接続が許可されるか、または、CPU42が接続を所定回数要求するまで、ステップS13乃至S15の処理が繰り返される。
ステップS15でBMU12に接続を所定回数要求したと判定された場合、ステップS16において、CPU42は、BMU12に通信エラーを通知し、処理を終了する。
一方、ステップS14でBMU12への接続が許可されたと判定された場合、ステップS17において、AC入力電圧判別回路38は、入力端子31の電圧を検出し、入力端子31の電圧はAC100Vであるかどうかを判定する。
ステップS17で入力端子31の電圧はAC100Vであると判定された場合、ステップS18において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているAC100Vフラグをオンにし、処理をステップS22に進める。
また、ステップS17で入力端子31の電圧はAC100Vではないと判定された場合、ステップS19において、AC入力電圧判別回路38は、入力端子31の電圧はAC200Vであるかどうかを判定する。ステップS19で入力端子31の電圧はAC200Vであると判定された場合、ステップS20において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているAC200Vフラグをオンにし、処理をステップS22に進める。
一方、ステップS19で入力端子31の電圧はAC200Vではないと判定された場合、ステップS21において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されている入力電圧異常フラグをオンにし、処理をステップS22に進める。
ステップS22において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているAC100Vフラグ、AC200Vフラグ、および入力電圧異常フラグからなる入力電圧フラグをBMU12に送信する。BMU12は、CPU42から送信されてくる入力電圧フラグを受信し、その入力電圧フラグのうちの入力電圧異常フラグがオフであるとき、充電開始命令をCPU42に送信する。
ステップS23において、CPU42は、BMU12から充電開始命令を受信したかどうかを判定する。ステップS23で充電開始命令を受信していないと判定された場合、ステップS24において、CPU42は、入力電圧フラグを所定回数送信したかどうか、即ち、ステップS22乃至S24の処理が所定回数行われたかどうかを判定する。ステップS24で入力電圧フラグを所定回数送信していないと判定された場合、処理はステップS22に戻り、充電開始命令が受信されるか、または、入力電圧フラグが所定回数送信されるまで、ステップS22乃至S24の処理が繰り返される。
一方、ステップS23で充電開始命令を受信したと判定された場合、ステップS25において、CPU42は、バッテリ13への接続をBMU12に要求する。BMU12は、CPU42から送信されてくるバッテリ13への接続要求を受信すると、チャージコンダクタ11を制御し、車載充電器10のP端子36とN端子37をバッテリ13に接続する。そして、BMU12は、バッテリ13への接続の完了通知をCPU42に送信する。
図5のステップS26において、CPU42は、バッテリ13への接続の完了通知を受信したかどうかを判定する。ステップS26でバッテリ13への接続の完了通知を受信していないと判定された場合、ステップS27において、CPU42は、バッテリ13への接続を所定回数要求したかどうか、即ちステップS25乃至S27の処理を所定回数行ったかどうかを判定する。
ステップS27において、CPU42は、バッテリ13への接続を所定回数要求していないと判定された場合、図4のステップS25に戻り、バッテリ13への接続の完了通知を受信するか、または、バッテリ13への接続を所定回数要求するまで、ステップS25乃至S27の処理が繰り返される。ステップS27でバッテリ13への接続を所定回数要求したと判定された場合、処理は終了する。
一方、ステップS26でバッテリ13への接続の完了通知を受信したと判定された場合、ステップS28において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値をBMU12に要求する。BMU12は、CPU42から送信されてくる充電電圧/電流の命令値の要求を受信すると、充電電圧/電流の命令値をCPU42に送信する。
ステップS29において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値を受信したかどうかを判定する。ステップS29で充電電圧/電流の命令値を受信していないと判定された場合、ステップS30において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値を所定回数要求したかどうか、即ちステップS28乃至S30の処理を所定回数行ったかどうかを判定する。
ステップS30で充電電圧/電流の命令値を所定回数要求していないと判定された場合、処理はステップS28に戻り、CPU42が充電電圧/電流の命令値を受信するか、または、充電電圧/電流の命令値を所定回数要求するまで、ステップS28乃至S30の処理が繰り返される。ステップS30で充電電圧/電流の命令値を所定回数要求したと判定された場合、処理は終了する。
また、ステップS29で充電電圧/電流の命令値を受信したと判定された場合、ステップS31において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値に対応する電力は、入力端子31の電圧で規定される電力の範囲内であるかどうかを判定する。具体的には、例えば、CPU42は、入力端子31の電圧がAC100Vである場合、充電電圧/電流の命令値に対応する電力が1.5kW以下であるかどうかを判定し、入力端子31の電圧がAC200Vである場合、充電電圧/電流の命令値に対応する電力が2.4kW以下であるかどうかを判定する。
ステップS31で、充電電圧/電流の命令値に対応する電力は、入力端子31の電圧で規定される電力の範囲内ではないと判定された場合、ステップS32において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されている充電命令値エラーフラグをオンにする。ステップS33において、CPU42は、充電命令値エラーフラグをBMU12に送信し、処理を終了する。
一方、ステップS30で、充電電圧/電流の命令値に対応する電力は、入力端子31の電圧で規定される電力の範囲内であると判定された場合、CPU42は、その命令値を、IIVTモニタ回路43に供給し、閾値記憶部44に記憶させる。そして、ステップS34において、CPU42は、図示せぬメモリからAC100Vフラグを読み出し、AC100Vフラグがオンされているかどうかを判定する。
ステップS34でAC100Vフラグがオンされていると判定された場合、図6のステップS35において、CPU42は、マスタの充電電力発生回路である充電電力発生回路32−1のPFCモジュール61−1に動作許可信号を送信する。これにより、PFCモジュール61−1は動作を開始する。
ステップS36において、CPU42は、PFCモジュール61−1の出力電圧の値を検出し、その出力電圧の値は所定値(例えば、372V)であるかどうかを判定する。
ステップS36でPFCモジュール61−1の出力電圧の値は所定値であると判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1が正常であると判断し、処理をステップS37に進める。
ステップS37において、車載充電器10は、充電電力発生回路32−1のDC-DC変換器62−1の動作を確認するAC100V用マスタ回路確認処理を行う。このAC100V用マスタ回路確認処理の詳細については、後述する図10を参照して説明する。
一方、ステップS36でPFCモジュール61−1の出力電圧の値は所定値ではないと判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1は正常ではないと判断し、処理をステップS38に進める。ステップS38において、CPU42は、PFCモジュール61−1に動作停止信号を送信する。これにより、PFCモジュール61−1は動作を停止する。
ステップS39において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているマスタPFCモジュールエラーフラグをオンにする。ステップS40において、CPU42は、マスタPFCモジュールエラーフラグをBMU12に送信する。ステップS41において、CPU42は、サブの充電電力発生回路である充電電力発生回路32−2のPFCモジュール61−2に動作許可信号を送信する。これにより、PFCモジュール61−2は動作を開始する。
ステップS42において、CPU42は、PFCモジュール61−2の出力電圧の値を検出し、その出力電圧の値は所定値(例えば、372V)であるかどうかを判定する。ステップS41でPFCモジュール61−2の出力電圧の値は所定値ではないと判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−2が正常ではないと判断し、処理をステップS43に進める。
ステップS43において、CPU42は、PFCモジュール61−2に動作停止信号を送信する。これにより、PFCモジュール61−2は動作を停止する。ステップS44において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているサブPFCモジュールエラーフラグをオンにする。ステップS45において、CPU42は、サブPFCモジュールエラーフラグをBMU12に送信し、処理を終了する。
一方、ステップS42でPFCモジュール61−2の出力電圧の値は所定値であると判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−2が正常であると判断し、処理をステップS46に進める。ステップS46において、車載充電器10は、充電電力発生回路32−2のDC-DC変換器62−2の動作を確認するAC100V用サブ回路確認処理を行う。このAC100V用サブ回路確認処理の詳細については後述する。
ステップS37のAC100V用マスタ回路確認処理またはステップS46のAC100V用サブ回路確認処理の後、処理はステップS47に進み、CPU42は、充電電圧/充電電流の命令値の充電電圧/充電電流をバッテリ13に供給可能であると判断されたDC-DC変換器62(以下、対象DC-DC変換器62という)により生成される充電電圧/電流の値が、充電電圧/電流の命令値になるように、DC-DC変換器62の制御値を設定する。そして、CPU42は、この制御値を対象DC-DC変換器62に対応するスイッチ制御部41のPWMIC82に供給する。
具体的には、例えば、CPU42は、充電電圧/電流の命令値に比例した電圧信号を、制御値を表す信号として対象DC-DC変換器62に対応するPWMIC82に供給する。PWMIC82は、CPU42から供給される制御値にしたがって、パルストランス/ドライブ回路81を制御し、これにより対象DC-DC変換器62を制御する。
ステップS47の処理後、処理は図7のステップS48において、IIVTモニタ回路43は、対象DC-DC変換器62により生成された充電電圧/電流の値は、閾値記憶部44に閾値として記憶されている充電電圧/電流の命令値に対して所定の誤差範囲内にあるかどうかを判定する。
ステップS48で、対象DC-DC変換器62により生成された充電電圧/電流は充電電圧/電流の命令値に対して所定の誤差範囲内にあると判定された場合、ステップS49において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値の更新値をBMU12に要求する。BMU12は、CPU42から送信されてくる充電電圧/電流の命令値の更新値の要求を受信すると、充電電圧/電流の命令値の更新値をCPU42に送信する。
ステップS49において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値の更新値を受信したかどうかを判定し、充電電圧/電流の命令値の更新値を受信していないと判定した場合、充電電圧/電流の命令値の更新値を受信するまで待機する。
一方、ステップS49で充電電圧/電流の命令値の更新値を受信したと判定された場合、ステップS51において、IIVTモニタ回路43は、対象DC-DC変換器62により生成される充電電圧/電流の値は、充電電圧/電流の命令値の更新値に対して所定の範囲内にあるかどうかを判定する。
ステップS51において、対象DC-DC変換器62により生成される充電電圧/電流は、充電電圧/電流の命令値の更新値に対して所定の範囲内にあると判定された場合、CPU42は、その命令値の更新値を、IIVTモニタ回路43に供給し、閾値記憶部44に記憶させる。
ステップS52において、CPU42は、対象DC-DC変換器62により生成される充電電圧/電流が充電電圧/電流の命令値になるように、DC-DC変換器62の制御値を設定する。そして、CPU42は、この制御値を対象DC-DC変換器62に対応するスイッチ制御部41のPWMIC82に供給する。
ステップS53において、CPU42は、BMU12から充電の終了が命令されたかどうかを判定し、充電の終了が命令されていないと判定した場合、処理をステップS48に戻す。そして、BMU12から充電の終了が命令されるまで、ステップS49乃至S53の処理が繰り返される。
一方、ステップS53で充電の終了が命令されたと判定された場合、ステップS54において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するスイッチ制御部41のPWMIC82に動作停止信号を送信する。PWMIC82は、動作停止信号を受信すると、対象DC-DC変換器62にパルスが出力されないように、パルストランス/ドライブ回路81を制御する。従って、対象DC-DC変換器62の動作が停止する。
ステップS55において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するリレー40をオフにする。即ち、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するリレー40を制御し、自立電源回路39からの電力のPWMIC82への供給を停止する。ステップS56において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するPFCモジュール61に動作停止信号を送信し、処理は終了する。
また、ステップS47で、対象DC-DC変換器62により生成された充電電圧/電流の値は、充電電圧/電流の命令値に対して所定の誤差範囲内にないと判定された場合、または、ステップS50で、対象DC-DC変換器62により生成される充電電圧/電流の値は、充電電圧/電流の命令値の更新値に対して所定の範囲内にないと判定された場合、処理はステップS57に進む。ステップS57において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するスイッチ制御部41のPWMIC82に動作停止信号を送信する。
ステップS58において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するリレー40をオフにする。ステップS59において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するPFCモジュール61に動作停止信号を送信する。ステップS60において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されている充電命令値エラーフラグをオンにする。ステップS61において、CPU42は、充電命令値エラーフラグをBMU12に送信し、処理を終了する。
一方、図5のステップS34でAC100Vフラグがオンされていないと判定された場合、即ち、AC200Vフラグがオンされている場合、処理は図8のステップS62に進む。ステップS62において、CPU42は、充電電力発生回路32−1のPFCモジュール61−1に動作許可信号を送信する。
ステップS63において、CPU42は、PFCモジュール61−1の出力電圧の値を検出し、その出力電圧の値は所定値(例えば、372V)であるかどうかを判定する。ステップS63でPFCモジュール61−1の出力電圧の値は所定値であると判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1が正常であると判断し、ステップS64において、PFCモジュール61−1に動作停止信号を送信する。
ステップS65において、CPU42は、充電電力発生回路32−2のPFCモジュール61−2に動作許可信号を送信する。ステップS66において、CPU42は、PFCモジュール61−2の出力電圧の値を検出し、その出力電圧の値は所定値(例えば、372V)であるかどうかを判定する。
ステップS65でPFCモジュール61−2の出力電圧の値は所定値であると判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1とPFCモジュール61−2の両方が正常であると判断し、処理をステップS72に進める。
一方、ステップS65でPFCモジュール61−2の出力電圧の値は所定値ではないと判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1は正常であるが、PFCモジュール61−2は正常ではないと判断し、処理をステップS67に進める。ステップS67において、CPU42は、PFCモジュール61−2に動作停止信号を送信する。
ステップS68において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているサブPFCモジュールエラーフラグをオンにする。ステップS69において、CPU42は、充電電力を半分にすることを要求する1/2電力制限要求と、充電電圧/電流の命令値の更新値を要求する充電電圧/電流の命令値の更新要求をBMU12に送信する。BMU12は、CPU42から送信されてくる1/2電力制限要求と充電電圧/電流の命令値の更新要求を受信すると、更新前の充電電圧/電流の命令値に対応する電力が、更新後の充電電圧/電流の命令値に対応する電力の半分になるように、充電電圧/電流の命令値を更新し、その更新値をCPU42に送信する。
ステップS70において、CPU42は、充電電圧/電流の命令値の更新値を受信したかどうかを判定する。ステップS70で充電電圧/電流の命令値の更新値を受信していないと判定された場合、処理はステップS69に戻り、充電電圧/電流の命令値の更新値を受信するまで、ステップS69およびS70の処理が繰り返される。
一方、ステップS70で充電電圧/電流の命令値の更新値を受信したと判定された場合、ステップS71において、充電電圧/電流の命令値の更新値は正当であるかどうか、即ち、充電電圧/電流の命令値の更新値に対応する電力が、更新前の充電電圧/電流の命令値に対応する電力の半分になっているかどうかを判定する。ステップS70で充電電圧/電流の命令値の更新値は正当ではないと判定された場合、処理は図7のステップS60に進み、以降の処理が行われる。
また、ステップS71で充電電圧/電流の命令値の更新値は正当であると判定された場合、処理はステップS72に進む。ステップS72において、CPU42は、PFCモジュール61−1に動作許可信号を送信する。
以上により、PFCモジュール61−1とPFCモジュール61−2の両方が正常である場合、PFCモジュール61−1とPFCモジュール61−2の両方が動作し、PFCモジュール61−1は正常であるが、PFCモジュール61−2は正常ではない場合、正常なPFCモジュール61−1だけが動作する。ステップS71の処理後、処理は図9のステップS83に進む。
一方、ステップS63でPFCモジュール61−1の出力電圧の値は所定値ではないと判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1が正常ではないと判断し、処理をステップS73に進める。ステップS73において、CPU42は、PFCモジュール61−1に動作停止信号を送信する。
ステップS74において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているマスタPFCモジュールエラーフラグをオンにする。ステップS75乃至S77の処理は、ステップS69乃至S71の処理と同様であるので、説明は省略する。ステップS77で充電電圧/電流の命令値の更新値は正当ではないと判定された場合、処理は図7のステップS60に進み、以降の処理が行われる。
一方、ステップS77で充電電圧/電流の命令値の更新値は正当であると判定された場合、処理はステップS78に進む。ステップS78において、CPU42は、PFCモジュール61−2に動作許可信号を送信する。
ステップS79において、CPU42は、PFCモジュール61−2の出力電圧の値を検出し、その出力電圧の値は所定値(例えば、372V)であるかどうかを判定する。ステップS79でPFCモジュール61−2の出力電圧の値は所定値であると判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1は正常ではないが、PFCモジュール61−2は正常であると判断し、処理を図9のステップS83に進める。なお、このとき、正常ではないPFCモジュール61−1の動作はステップS72の処理により停止されているが、正常なPFCモジュール61−2は動作したままである。
一方、ステップS79でPFCモジュール61−2の出力電圧の値は所定値ではないと判定された場合、CPU42は、PFCモジュール61−1とPFCモジュール61−2の両方が正常ではないと判断し、処理をステップS80に進める。ステップS80において、CPU42は、PFCモジュール61−2に動作停止信号を送信する。
ステップS81において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているサブPFCモジュールエラーフラグをオンにする。ステップS82において、CPU42は、両方のPFCモジュール61のエラーをBMU12に通知し、処理を終了する。
図9のステップS83において、車両充電器10は、正常なPFCモジュール61に対応するDC-DC変換器62の動作を確認するAC200V用回路確認処理を行う。このAC200V用回路確認処理の詳細については後述する。
ステップS84において、CPU42は、対象DC-DC変換器62により生成される充電電圧/電流の値が充電電圧/電流の命令値になるように、DC-DC変換器62の制御値を設定する。ステップS85において、CPU42は、対象DC-DC変換器62に対応するスイッチ制御部41のPWMIC82に動作許可信号を送信し、処理を図7のステップS48に進める。
次に、図10を参照して、図6のステップS37のAC100V用マスタ回路確認処理の詳細について説明する。
ステップS101において、CPU42は、リレー40−1をオンにする。即ち、CPU42は、リレー40−1を制御し、自立電源回路39からの電力をPWMIC82−1に供給させる。
ステップS102において、CPU42は、スイッチ制御部41−1のPWMIC82−1に動作許可信号を送信する。PWMIC82−1は、動作許可信号を受信すると、所定の制御値にしたがって、パルストランス/ドライブ回路81−1を制御し、これにより、DC-DC変換器62−1を制御する。
ステップS103において、IIVTモニタ回路43は、DC-DC変換器62−1により生成された充電電圧/電流の値は、閾値記憶部44に閾値として記憶されている充電電圧/電流の命令値に対して適性であるかどうかを判定する。具体的には、IIVTモニタ回路43は、バッテリ13から車載充電器10へ逆流が発生する可能性があるほど、DC-DC変換器62−1により生成された充電電圧/電流が充電電圧/電流の命令値に対して小さい場合や、バッテリ13への充電が過電圧/電流の充電となるほど、DC-DC変換器62−1により生成された充電電圧/電流が充電電圧/電流の命令値に対して大きい場合、DC-DC変換器62−1により生成された充電電圧/電流は、充電電圧/電流の命令値に対して適性ではないと判定し、それ以外の場合適正であると判定する。
ステップS103でDC-DC変換器62−1により生成された充電電圧/電流は、充電電圧/電流の命令値に対して適性であると判定された場合、IIVTモニタ回路43は、その判定結果をCPU42に供給する。CPU42は、この判定結果に基づいて、DC-DC変換器62−1は充電電圧/充電電流の命令値の充電電圧/充電電流をバッテリ13に供給可能であると判断し、処理を図6のステップS37に戻してステップS47に進める。
一方、ステップS103でDC-DC変換器62−1により生成された充電電圧/電流は、充電電圧/電流の命令値に対して適性ではないと判定された場合、IIVTモニタ回路43は、その判定結果をCPU42に供給し、処理をステップS104に進める。
ステップS104において、CPU42は、スイッチ制御部41−1に動作停止信号を送信する。ステップS105において、CPU42は、リレー40−1をオフにする。ステップS106において、CPU42は、PFCモジュール61−1に動作停止信号を送信する。
ステップS107において、CPU42は、図示せぬメモリに記憶されているマスタ充電エラーフラグをオンにする。ステップS108において、CPU42は、マスタ充電エラーフラグをBMU12に送信し、処理を図6のステップS41に進める。
なお、図示は省略するが、図6のステップS46のAC100V用サブ回路確認処理、図9のステップS83のAC200V用回路確認処理も、図10のAC100V用マスタ回路確認処理と同様に行われる。
但し、AC100V用サブ回路確認処理では、図10のAC100V用マスタ回路確認処理においてマスタの充電電力発生回路である充電電力発生回路32−1に対応するリレー40−1、DC-DC変換器62−1、スイッチ制御部41−1に関わる処理が、サブの充電電力発生回路である充電電力発生回路32−2に対応するリレー40−2、DC-DC変換器62−2、スイッチ制御部41−2に関わる処理として行われ、ステップS108の処理後、処理は終了する。
また、AC200V用回路確認処理では、図10のAC100V用マスタ回路確認処理においてマスタの充電電力発生回路である充電電力発生回路32−1に対応するリレー40−1、DC-DC変換器62−1、スイッチ制御部41−1に関わる処理が、正常であると判断されたPFCモジュール61を備える充電電力発生回路32に対応するリレー40、DC-DC変換器62、スイッチ制御部41に関わる処理として行われ、ステップS108の処理後、処理は終了する。
以上のように、車載充電器10は、車載充電器10に供給される商用電力の電圧がAC100Vのときに最適な設計が行われた2つの充電電力発生回路32を設け、商用電力の電圧がAC100Vである場合には、片方の充電電力発生回路32を使用し、AC200Vである場合には、両方の充電電力発生回路32を使用し、両方の充電電力発生回路32で発生された電力を、電流を加算することにより加算して充電電力とするので、商用電力の電圧がAC100VであってもAC200Vであっても、充電電力の電力変換効率は変化せず、高効率で充電を行うことができる。即ち、車載充電器10によれば、商用電力の電圧が変化することで、車載充電器10の最大定格出力電力が変化する場合であっても、電力変換効率は変化せず、高効率で充電を行うことができる。
[車載充電器による効果の詳細説明]
以下に、車載充電器10による効果について具体的に説明する。
図11は、商用電力の電圧がAC100Vである場合とAC200Vである場合の充電電力と電力変換効率の関係の例を示している。
図11Aは、商用電力の電圧がAC100Vである場合の充電電力と電力変換効率の関係を示しており、図11Bは、商用電力の電圧がAC100Vである場合の充電電力と電力変換効率の関係を示している。
なお、図11Aおよび図11Bのグラフでは、横軸が、商用電力の電圧がAC200Vである場合の最大定格出力電力を1としたときの充電電力を表し、縦軸が電力変換効率を表している。また、図11の例では、充電電力が、商用電力の電圧がAC100Vであるときの最大定格出力電力の70%である場合に、電力変換効率が最大となるように充電電力発生回路32が設計されている。
この場合、商用電力の電圧がAC100Vであると、図11Aに示すように、充電電力と電力変換効率の関係を示す線は、充電電力が最大定格出力電力の70%(0.35)であるときに、電力変換効率が最大値(図11Aの例では、0.8から0.9までの値)をとる曲線となる。
一方、商用電力の電圧がAC200Vである場合には、図11Aに示した充電電力と電力変換効率の関係を有する充電電力発生回路32が2つ使用されるので、図11Bに示すように、充電電力と電力変換効率の関係を示す線は、商用電力の電圧がAC100Vである場合と同一となる。詳細には、充電電力と電力変換効率の関係を示す線は、充電電力が最大定格出力電力の70%(0.7)であるときに、電力変換効率が最大値(図11Aの例では、0.8から0.9までの値)をとる曲線となる。
以上のように、車載充電器10では、商用電力の電圧がAC100Vである場合も、AC200Vである場合も、充電電力と電力変換効率の関係が同一となり、図1に示したように、商用電力の電圧がAC100Vである場合に最大電力変換効率が低下してしまうことがない。従って、車載充電器10は、従来に比べて高効率で充電を行うことができる。
[車両充電器の他の詳細構成例]
図12は、図2の車載充電器10の他の詳細構成例を示している。
図12に示す構成のうち、図3の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図12の車載充電器10の構成は、主に、DC-DC変換器62−1および62−2の平滑回路73の代わりに平滑回路102が、電流検出回路33−1および33−2の代わりに電流検出回路103が、リレー40−1および40−2の代わりにリレー104が、スイッチ制御部41−1および41−2の代わりにスイッチ制御部105が、CPU42の代わりにCPU106が、IIVTモニタ回路43の代わりにIIVTモニタ回路107が設けられている点が図3の構成と異なる。
図12の車載充電器10は、充電電力発生回路32−1および32−2の出力電流を加算することにより、充電電力発生回路32−1および32−2で生成される電力を加算し、充電電力としてバッテリ13に供給する図3の車載充電器10とは異なり、充電電力発生回路101−1および101−2の出力電圧を加算することにより、充電電力発生回路32−1および32−2で生成される電力を加算し、充電電力としてバッテリ13に供給する。
充電電力発生回路101−1は、車載充電器10に供給される商用電力の電圧がAC100Vのときに最適な設計が行われており、PFCモジュール61−1およびDC-DC変換器111−1により構成される。また、充電電力発生回路101−2は、車載充電器10に供給される商用電力の電圧がAC100Vのときに最適な設計が行われており、PFCモジュール61−2およびDC-DC変換器111−2により構成される。
なお、以下では、充電電力発生回路101−1および101−2を特に区別する必要がない場合、それらをまとめて充電電力発生回路101という。同様に、DC-DC変換器111−1および111−2もDC-DC変換器111という。
DC-DC変換器111は、DC-AC変換器71および変圧整流回路72により構成される。
平滑回路102は、DC-DC変換器111−1,111−2の変圧整流回路72のコイルの所定の位置にそれぞれ接続される第1のコイル、第2のコイル、DC-DC変換器111−1の変圧整流回路72とP端子の間に配置される第3のコイル、および、P端子とN端子の間に配置されるコンデンサにより構成される。
また、平滑回路102の第1のコイルのDC-DC変換器111−1と接続されない一端は、DC-DC変換器111−2の1つのLLDの一端に接続され、平滑回路102の第2のコイルのDC-DC変換器111−2と接続されない一端は、電流検出回路103を介してN端子37に接続される。
以上により、平滑回路102において、DC-DC変換器111−1の変圧整流回路72で得られるDC電圧と、DC-DC変換器111−2の変圧整流回路72で得られるDC電圧が平滑化されるとともに、加算され、充電電圧としてチャージコンダクタ11に供給される。
電流検出回路103は、平滑回路102の出力電流の電流値を充電電流の電流値として検出する。
リレー104は、リレー40と同様に、CPU42からの指令に応じて、自立電源回路39からの電力をスイッチ制御部105に供給したり、自立電源回路39からの電力のスイッチ制御部105への供給を停止したりする。
スイッチ制御部105は、パルストランス/ドライブ回路121およびPWMIC122により構成される。
パルストランス/ドライブ回路121は、PWMIC122の制御により、所定のタイミングで所定のパルスを、充電電力発生回路101−1および101−2のDC-AC変換器71に供給する。PWMIC122は、自立電源回路39からリレー104を介して電力が供給されると起動する。また、PWMIC122は、動作クロックを発生し、その動作クロックを用いて、CPU106からの指令にしたがってパルストランス/ドライブ回路121を制御する。
CPU106は、自立電源回路39から電力が供給されると起動し、所定のプログラムにしたがって各種の処理を行う。具体的には、CPU106は、リレー104によるスイッチ制御部105への電力の供給の有無を制御する。CPU106は、PFCモジュール61の出力電圧を検出する。CPU106は、AC入力電圧判別回路38から判別結果を取得する。また、CPU106は、IIVTモニタ回路43から判定結果を取得する。
さらに、CPU106は、PFCモジュール61およびスイッチ制御部105の動作を制御する。具体的には、CPU106は、例えば、AC入力電圧判別回路38からの判別結果がAC100Vである場合、充電電力発生回路101−1および101−2のうちのいずれか一方を動作させ、AC200Vである場合、充電電力発生回路101−1および101−2の両方を動作させる。
IIVTモニタ回路107は、図3のIIVTモニタ回路43と同様に、抵抗34の所定の位置の電圧値を測定することにより、P端子とN端子に印加される充電電圧の電圧値を検出する。IIVTモニタ回路107は、電流検出回路103により検出された電流値を取得する。IIVTモニタ回路107は、充電電圧/電流の検出値を用いて各種の判定を行い、判定結果をCPU106に供給する。
以上のように、図12の車載充電器10は、充電電流ではなく充電電圧を加算するので、電流検出回路、リレー、スイッチ制御部を共通化し、回路規模を削減することができる。
これに対して、図3の車載充電器10は、図12の車載充電器10に比べて回路規模は大きいが、電力変換効率は良い。
なお、図12の車載充電器10による充電処理は、図4乃至図10を参照して説明した充電処理と同様であるので、説明は省略する。
上述した車載充電器10には、2つの充電電力発生回路が設けられたが、充電電力発生回路の数は、2以上であればよい。
また、本実施の形態では、商用電力の電圧がAC100VまたはAC200Vであるものとしたが、商用電力の電圧が、これ以外(例えば、AC240V)である場合にも、本発明を適用することができる。但し、充電電力発生回路は、想定される商用電力の電圧に応じた所定の電圧時に最適となるように設計変更する必要がある。
さらに、本発明は、例えば、電動車両およびハイブリッド車など、動力源の少なくとも一部にバッテリを用いる車両のバッテリの充電を制御する装置に適用することができる。
なお、本明細書において、充電処理は、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 車載充電器, 32 充電電力発生回路, 36 P端子, 37 N端子, 42 CPU, 61 PFCモジュール, 62 DC-DC変換器, 101 充電電力発生回路, 102 平滑回路, 106 CPU, 111 DC-DC変換器

Claims (7)

  1. 入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段と、
    前記入力電力の電圧に応じて、複数の前記充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる制御手段と、
    前記充電電力発生手段により発生された前記充電電力を加算して電池に出力する出力手段と
    を備える充電装置。
  2. 前記出力手段は、前記充電電力の電流を加算して出力する
    請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記出力手段は、前記充電電力の電圧を加算して出力する
    請求項1に記載の充電装置。
  4. 前記充電電力発生手段は、
    前記入力電力を整流する整流手段と、
    前記整流手段により整流された前記入力電力をDC-DC変換する変換手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記整流手段により整流された前記入力電力に基づいて、前記整流手段が正常であるかどうかを判定し、正常であると判定された整流手段を備える前記充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる
    請求項1に記載の充電装置。
  5. 前記制御手段は、さらに、前記変換手段により変換された前記入力電力と、前記電池で必要な充電電力とに基づいて、前記電池へ必要な充電電力を供給可能であるかどうかを判定し、正常であると判定された整流手段と、供給可能であると判定された変換手段を備える前記充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる
    請求項4に記載の充電装置。
  6. 入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段を備える充電装置が、
    前記入力電力の電圧に応じて、複数の前記充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる制御ステップと、
    前記充電電力発生手段により発生された前記充電電力を加算して電池に出力する出力ステップと
    を含む充電方法。
  7. 入力電力を用いて充電電力を発生する複数の充電電力発生手段と、前記充電電力発生手段により発生された前記充電電力を加算して電池に出力する出力手段とを備える充電装置を制御するコンピュータに、
    前記入力電力の電圧に応じて、複数の前記充電電力発生手段のうちの所定の充電電力発生手段に、前記充電電力を発生させる
    処理を実行させるためのプログラム。
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