JP2010187362A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】周期性の有無に応じて画像処理を切り替えることができる画像処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置は、二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段と、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて、二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記二値の画像データに対し、スムージング処理を施す、スムージング処理を禁止する、又は多値変換処理を施す画像処理手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、多値画像がとり得る1ないし複数の画素値ごとに2次元パターンを記憶する3次元ルックアップテーブルを用いて、受け取った多値画像の画素値に応じて2次元パターンを選択し、選択したパターン中の値(多値)を位置情報により選択することにより、画像形成エンジンによらず、スクリーン処理が可能な画像処理装置が開示されている。
特許文献2には、注目画素周辺のドットパターンについてパターンマッチングを行い、ドットパターンが段差部を有するパターンの場合にはスムージング処理を施し、ドットパターンが直線である場合には線幅調整処理を施す画像処理装置が開示されている。
特許文献3には、注目画素周辺のドットパターンについてパターンマッチングを行い、ドットパターンが長いパターン条件を満たす場合にはスムージング処理を施し、ドットパターンが短いパターン条件を満たす場合にはスムージング処理を施さない画像処理装置が開示されている。
特開2006−262405号公報 特開平07−334672号公報 特開平08−032809号公報
本発明の目的は、周期性の有無に応じて画像処理を切り替えることができる画像処理装置及びプログラムを提供することにある。
[画像処理装置]
請求項1に係る本発明は、二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、前記二値の画像データに対し、前記判定手段による判定結果に応じた処理を施す画像処理手段とを有する画像処理装置である。
請求項2に係る本発明は、二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段をさらに有し、前記判定手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に周期性があるか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に係る本発明は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔のうち、最も高い頻度で求められた中心点の間隔を基準値とする基準値設定手段とをさらに有し、前記判定手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が基準値と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項4に係る本発明は、二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段と、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて、周期性のある中心点の間隔である周期性間隔を求める周期性間隔算出手段とをさらに有し、前記判定手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか又は外にあるかに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項5に係る本発明は、前記中心点算出手段は、前記二値の画像データに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、当該画素群の左部及び右部ごとに中心点を求め、前記判定手段は、当該画素群の左部及び右部ごとに、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか又は外にあるかに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項6に係る本発明は、前記判定手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔の二倍の間隔と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項7に係る本発明は、前記判定手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔及び次の中心点の間隔を加算した間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項8に係る本発明は、前記判定手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔及び次の中心点の間隔を加算した間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔の二倍の間隔と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項9に係る本発明は、前記周期性間隔算出手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔の最大値及び最小値が、予め定められた数だけ先の中心点まで更新されない場合、当該中心点より前の中心点の間隔の最大値及び最小値の平均値から求められた周期性間隔を用いる請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項10に係る本発明は、前記周期性間隔算出手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔の最大値及び最小値が、予め定められた数だけ先の中心点までに更新された場合、当該中心点の間隔の最大値及び最小値の平均値から周期性間隔を求める請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項11に係る本発明は、前記周期性間隔算出手段は、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて求められた周期性間隔が、当該中心点より前の中心点の間隔に基づいて求められた周期性間隔の二倍以内となるよう、周期性間隔を求める請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項12に係る本発明は、前記画像処理手段は、前記判定手段により周期性を有さないと判定された場合、前記二値の画像データに対してスムージング処理を施す請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項13に係る本発明は、前記画像処理手段は、前記判定手段により周期性を有すると判定された場合、前記二値の画像データに対するスムージング処理を禁止する請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項14に係る本発明は、前記画像処理手段は、前記周期性間隔算出手段によって求められた周期性間隔に基づいて、前記二値の画像データに対して、多値変換処理を施す請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項15に係る本発明は、前記画像処理手段は、前記二値の画像データを、前記周期性間隔算出手段によって求められた周期性間隔に応じた数の画素により構成される画素群に分け、各画素群における濃度を求める請求項4に記載の画像処理装置である。
[プログラム]
請求項16に係る本発明は、二値の画像データが周期性を有するか否かを判定するステップと、前記二値の画像データに対し、判定結果に応じた処理を施すステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、周期性の有無に応じて画像処理を切り替えることができる画像処理装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性を有するか否かを高い精度で判定することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性を有するか否かを高い精度で判定することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性を有するか否かを高い精度で判定することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、細線及びスクリーンが一つの画素群に含まれている場合であっても、周期性を有するか否かを高い精度で判定することができることができる画像処理装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性を有するか否かを誤って判定することを防止できる画像処理装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性を有するか否かを誤って判定することを防止できる画像処理装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性を有するか否かを誤って判定することを防止できる画像処理装置を提供することができる。
請求項9に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性間隔の精度を向上させることができる画像処理装置を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性間隔の精度を向上させることができる画像処理装置を提供することができる。
請求項11に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、周期性間隔の精度を保持することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項12に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、細線の再現性を向上させることができる画像処理装置を提供することができる。
請求項13に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、スクリーン構造の太りによる階調ジャンプによって生じる画質の不具合を防止することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項14に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、周期性間隔を用いて多値変換処理を行うことができる画像処理装置を提供することができる。
請求項15に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明による効果に加えて、本構成を有しない場合に比較して、簡易な構成で多値変換処理を行うことができる画像処理装置を提供することができる。
請求項16に係る本発明によれば、周期性の有無に応じて画像処理を切り替えることができるプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置を示す図である。 画像処理装置の画像処理部で動作するソフトウエアの構成を示す図である。 画像処理装置の全体動作を示すフローチャートである。 第1の周期性判定処理を示すフローチャートである。 第1の周期性判定後処理を示すフローチャートである。 中心点の間隔の分布を示すヒストグラムである。 検出ウィンドウの例である。 変化画素の例である。 中心点の例である。 中心点の間隔の例である。 検出する変化画素を増やした場合を説明する図である。 注目画素が左端部にある検出ウィンドウの例である。 注目画素が右端部にある検出ウィンドウの例である。 画像領域の左端部における過補正を説明する図である。 画像領域の端部で発生する過補正の例である。 スクリーンの種別がドットスクリーンである場合を説明する図である。 第1の周期性判定処理の変形例を説明する図である。 第2の周期性判定処理を示すフローチャートである。 中心点及び中心点の間隔の例である。 周期性間隔算出処理を示すフローチャートである。 周期性間隔内外判定処理を示すフローチャートである。 第2の周期性判定後処理を示すフローチャートである。 検出ウィンドウ内にラインスクリーン及び細線が含まれる場合を説明する図である。 第3の周期性判定処理を示すフローチャートおよび第3の周期性判定後処理を示すフローチャートである。 主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合を説明するための図である。 主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が4である場合を説明するための図である。
[本発明の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置1は、画像処理部100及びマーキングエンジン102を有する。
このような構成により、画像処理装置1は、入力された画像データに所定の処理を施し、記録用紙上にプリントする。
画像処理部100は、例えば、CPU、メモリ、記憶媒体などを備える制御基板である。
画像処理部100は、ケーブルなどにより通信可能に接続されたクライアントPC2から画像データを受け取り、所定の画像処理を施す。さらに、画像処理部100は、所定の画像処理が施された画像データが記録用紙にプリントされるよう、マーキングエンジン102を制御する。
マーキングエンジン102は、例えば、直接転写方式のデジタルカラープリンタであり、露光装置104、画像形成ユニット106、用紙搬送ベルト108及び定着器110を備える。
露光装置104は、複数の発光点からなる発光点群を有する面発光レーザアレイチップから出射された複数のレーザビームを一括して走査させ、感光体ドラム112に導くマルチビームの露光走査装置である。露光装置104は、例えば、2400dpiの解像度で画像形成を行う。
画像形成ユニット106は、静電潜像を形成してトナー像を担持させる像担持体である感光体ドラム112、感光体ドラム112の表面を一様に帯電する帯電器114、カラー画像を構成する色ごとに設けられた現像ロール116Y(Yellow;イエロー)、116M(Magenta;マゼンタ)、116C(Cyan;シアン)及び116K(blacK;ブラック)、及び、感光体ドラム112の表面に形成されたトナー像を記録用紙に転写させる転写ロール118を備える。画像形成ユニット106は、現像ロール116Y、116M、116C及び116Kから、出力画像に応じたトナーを感光体ドラム112に供給し、感光体ドラム112の表面の静電潜像からトナー像を作像し、記録用紙上に、順次、転写する。
用紙搬送ベルト108は、感光体ドラム112及び転写ロール118によって形成される転写位置に対して、記録用紙を搬送する。
定着器110は、記録用紙上に転写されたトナー像を定着させる。
次に、図1の画像処理部100をさらに説明する。
図2は、画像処理部100で動作するソフトウエアの構成を示す図である。画像処理部100は、CPUに対し、メモリ及び記憶媒体などから読み出したプログラムを実行させる。
図2に示すように、コントローラ120は、PDL解釈部122、描画部124、レンダリング部126及びスクリーン処理部128を有する。
PDL解釈部122は、図1のクライアントPC2などからPDL(Page Description Language;ページ記述言語)で記述されたコマンド(PDLコマンド)を受け付け、受け付けたPDLコマンドを解釈する。
描画部124は、PDL解釈部122により解釈された入力画像データを、マーキングエンジン102に対応する色空間(例えば、YMCK色空間)に変換する。
レンダリング部126は、描画部124により色空間が変換されたデータを、ラスタデータに展開(レンダリング)し、スクリーン処理部128に出力する。
スクリーン処理部128は、レンダリング部126からのラスタデータに対し、スクリーン処理を施し、周期性判定処理部130に出力する。ここで、スクリーン処理とは、面積階調法の一つであるディザ法などの二値化処理であり、メモリなどに予め記憶された閾値マトリクスを用いる。
周期性判定処理部130は、スクリーン処理部128からの二値画像データにおいて、オン画素が一定の間隔をあけて並んでいるか否か(つまり、オン画素が一定の周期で並んでいるか否か。以下、「オン画素が周期性を有するか否か」)を判定し、二値画像データに対して判定結果に応じた処理(詳細は後述)を施す。
なお、各構成部の製造元は、同じである場合もあるし、異なる場合もある。特に、コントローラ120の製造元が、周期性判定処理部130及びマーキングエンジン102などの製造元と異なる場合などには、コントローラ120がブラックボックス化され、スクリーン処理の内容(スクリーンの種別(ラインスクリーン及びドットスクリーンなど)、スクリーン周期、スクリーン角度及びスクリーン線数など)は分からないことが多い。以下、コントローラ120がブラックボックス化され、スクリーン処理の内容は分からないものとして説明する。
図3は、図1の画像処理装置1の全体動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、クライアントPC2のプリンタドライバ(不図示)は、アプリケーションからの入力を、PDLコマンドに変換する。このPDLコマンドは、ケーブルなどを介し、画像処理装置1の画像処理部100に送信される。
ステップ102(S102)において、画像処理部100は、図2のPDL解釈部122において、ステップ100でクライアントPC2から受信したPDLコマンドを解釈する。さらに、画像処理部100は、図2の描画部124において、解釈したPDLコマンドで指定される色空間をマーキングエンジン102に対応する色空間に変換する。
ステップ104(S104)において、画像処理部100は、図2のレンダリング部126において、ステップ102で生成されたデータをラスタデータに展開し、図2のスクリーン処理部128に出力する。レンダリング部126は、例えば、8ビットの多値インターフェースを介して、ラスタデータをスクリーン処理部128に出力する。
ステップ106(S106)において、画像処理部100は、スクリーン処理部128において、ステップ104でレンダリング部126により出力されたラスタデータに対し、スクリーン処理を施して、図2の周期性判定処理部130に出力する。
ステップ20(S20)において、画像処理部100は、周期性判定処理部130において、ステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データにおいて、注目画素に隣接するオン画素が周期性を有するか否かを判定する。後述するように、二値画像データにおいて、複数の画素(注目画素を含む)によって構成される検出ウィンドウが走査される。
ステップ30(S30)において、画像処理部100は、周期性判定処理部130において、ステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データに対して、ステップ20における判定結果に応じた処理(詳細は後述)を施す。
ステップ108(S108)において、画像処理部100は、現在の検出ウィンドウを1画素分スライドさせて、次の注目画素があるか否かを判定する。次の注目画素がある限り、1画素分スライドさせた検出ウィンドウにおいて、ステップ20及びステップ30の処理を繰り返し、そうでない場合には、ステップ110の処理に進む。
ステップ110(S110)において、画像処理部100は、ステップ30において処理が施された画像データがプリントされるよう、マーキングエンジン102を制御する。
図4は、第1の周期性判定処理(図3のステップ20)を示すフローチャートである。
図4に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
図4に示すように、ステップ200(S200)において、図3のステップ106で出力された二値画像データから、オフ画素からオン画素に変化する境界に位置するオフ画素(以下、「オフオン変化画素」)及びオン画素からオフ画素に変化する境界に位置するオフ画素(以下、「オンオフ変化画素」)を検出する。
例えば、二値画像データに対して、32×1画素で構成される検出ウィンドウを走査して、オフオン変化画素1及びこの近くに位置するオンオフ変化画素1、オフオン変化画素2及びこの近くに位置するオンオフ変化画素2、及び、オフオン変化画素3及びこの近くに位置するオンオフ変化画素3を検出する。
ステップ202(S202)において、ステップ200で検出されたオフオン変化画素及びオンオフ変化画素の中心点を求める。例えば、オフオン変化画素1及びオンオフ変化画素1の中心点M、オフオン変化画素2及びオンオフ変化画素2の中心点M、及び、オフオン変化画素3及びオンオフ変化画素3の中心点Mを求める。
ステップ204(S204)において、ステップ202で求めた中心点の間隔を求める。例えば、中心点M及び中心点Mの間隔Dと、中心点M及び中心点Mの間隔Dとを求める。
ステップ206(S206)において、ステップ204で求められた中心点が周期性を有するか否かを判定する。例えば、間隔D及び間隔Dの差の絶対値が予め定められた誤差の閾値(例えば、2)より小さい場合には、「周期性あり」と判定し、そうでない場合には、「周期性なし」と判定する。
図5は、第1の周期性後処理(図3のステップ30)を示すフローチャートである。
図5に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
図5に示すように、ステップ300(S300)において、図4のステップ206における判定結果が「周期性あり」の場合、ステップ108の処理に進み、「周期性なし」の場合、ステップ302の処理に進む。
ステップ302(S302)において、注目画素が、ステップ300で周期性がなく、ラインスクリーン及びドットスクリーン(以下、総括して「スクリーン」)を構成しないと判定されたオン画素に隣接するか否かを判定し、注目画素が、このようなオン画素に隣接するオフオン変化画素又はオンオフ変化画素であると判定した場合には、ステップ304の処理に進む。一方、そうでない場合には、ステップ108の処理に進む。
ステップ304(S304)において、ステップ302で周期性がなく、スクリーンを構成しないオン画素に隣接すると判定された注目画素に対し、平滑化処理(スムージング処理。例えば、オフ画素をオン画素に補正する処理)を施す。
なお、多色刷り印刷の場合には、図4のステップ200〜206及び上記のステップ300〜304をカラーごとに繰り返す。例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックという4種類のトナーを用いてカラープリントを行う場合には、ステップ200〜206及びステップ300〜304を4回繰り返す。
また、上記のステップ304では、ステップ206における判定結果に応じて、オン画素に補正しているが、スクリーン処理に用いられるスクリーンのパターンが限られている場合には、ステップ200〜206の処理及びスクリーンのパターンマッチングを並列して実行してもかまわない。
また、ステップ206において、ステップ204で求められた中心点の間隔のうち、出現頻度が高い値を基準値として、中心点の間隔がこの基準値に一致するか否かを判定してもかまわない。
例えば、中心点の間隔が図5のヒストグラムに示すように分布する場合には、基準値を11として、中心点の間隔D及びDそれぞれが11に一致するか否かを判定し、一致すると判定する場合には、周期性があり、オン画素がスクリーンを構成すると判定する。一方、これ以外の場合には、周期性はなく、オン画素はスクリーンを構成しないと判定する。
次に、図7を参照して、第1の周期性判定処理(図4)をさらに説明する。
図7Aは、図4のステップ200において用いられる検出ウィンドウの例である。ここでは、32×1画素で構成される検出ウィンドウを走査しているが、例えば、64×1画素や128×1画素で構成される検出ウィンドウを走査してもかまわない。ただし、図4を参照してすでに述べたように、複数の中心点の間隔を求めることから、検出ウィンドウの主走査方向の幅が、ある程度の大きさをもつことが望ましい。
図7Bは、図4のステップ200で検出された変化画素(オフオン変化画素及びオンオフ変化画素)の例である。ここでは、注目画素がオフオン変化画素の一つとなっている。
図7Cは、図4のステップ202で求められた中心点の例である。なお、図7Cは、図7Bの状態の検出ウィンドウを拡大した図である(以下、図7Dについても同様)。
図7Dは、図4のステップ204で求められた中心点の間隔の例である。
以上、オフオン変化画素1〜3及びオンオフ変化画素1〜3の中心点M〜Mを検出し、中心点の間隔D及びDの差の絶対値に基づいて、注目画素に隣接するオン画素がスクリーンを構成するか否かを判定するとして説明したが、この判定の精度をより高めるため、検出する変化画素を増やしてもかまわない。例えば、図7Eに示すように、オフオン変化画素1〜5及びオンオフ変化画素1〜5の中心点M〜Mを検出し、中心点の間隔D及びDの差の絶対値、D及びDの差の絶対値、及び、D及びDの差の絶対値に基づいて判定を行ってもかまわない。
以上、注目画素の位置が検出ウィンドウの中心であるとして説明したが、注目画素の位置は、図8Aに示すように、検出ウィンドウの左端部であってもかまわないし、図8Bに示すように、検出ウィンドウの右端部であってもかまわない。
以下、このように、注目画素を検出ウィンドウの左端部又は右端部に位置させることによる効果を説明する。
図9は、中心に注目画素がある検出ウィンドウを走査する場合を説明する図である。
図9Aの上部に示すように、画像領域外に注目画素が位置する場合には、図9Aの下部に示すように、一部の変化画素(ここでは、オフオン変化画素1及びオンオフ変化画素1)が検出されないので、一部の中心点(ここでは、中心点1)は検出されず、一部の中心点の間隔(ここでは、中心点の間隔D)はゼロになる。
このような場合には、中心点の間隔D及びDの差の絶対値は、中心点の間隔Dが非ゼロの場合に比べて大きくなり、予め定められた誤差の閾値を越えることが多くなるので、オン画素がスクリーン(ここでは、ラインスクリーン)を構成しないと誤判定されやすくなり、ラインスクリーンの幅が太くなってしまう過補正が起こりやすくなる。つまり、オン画素がラインスクリーンを構成する場合であっても、オン画素がラインスクリーンを構成しないと誤判定され、このオン画素に隣接する注目画素に対して、オフ画素をオン画素に補正してしまうので、過補正が起こりやすくなる。
図9Aを参照して、画像領域の左端部における過補正を説明したが、画像領域の右端部でも同様に過補正が起こりやすくなる。図9Bは、左端部及び右端部が過補正された画像データの例である。
これに対し、左端部に注目画素がある検出ウィンドウ(図8A)及び右端部に注目画素がある検出ウィンドウ(図8)を走査して、いずれかでオン画素がラインスクリーンを構成すると判定した場合には、隣接する注目画素に細線消失補正を施さないようにすることにより、画像領域の左端部及び右端部における過補正が回避される。
なお、一般的な投影処理によって、画像領域の端部を予め検出し、検出した端部に対してのみ、端部に注目画素がある検出ウィンドウを走査して、端部以外に対しては、中心に注目画素がある検出ウィンドウを走査してもよい。また、端部及び端部以外のいずれであるかに関わらず、端部に注目画素がある検出ウィンドウを走査してもよい。
図7〜9においては、スクリーンの種別がラインスクリーンであるものとして説明したが、スクリーンの種別がドットスクリーンである場合も同様である。つまり、図10に示すように、検出ウィンドウを走査して、オン画素がドットスクリーンを構成するか否かを判定する。
以上、図1のコントローラ120がブラックボックス化され、スクリーン処理の内容が分からないものとして説明した。
しかし、コントローラ120の製造元が、他の構成部品(例えば、図1の周期性判定処理部130及びマーキングエンジン102など)の製造元と同じであり、スクリーン処理を含むコントローラ120での処理の内容(スクリーンの種別、スクリーン周期及びスクリーン角度など)が分かっている場合には、ラインスクリーンの場合、スクリーン周期及びスクリーン角度に基づいて、主走査方向のラインスクリーンのピッチ(以下、「スクリーン正解周期」)を算出し、中心点の間隔と一致するか否かを判別することにより、オン画素が周期性を有するか否かを判別することができる。
図11(a)は、ラインスクリーンにおける、スクリーン周期及びスクリーン角度と、スクリーン正解周期との関係を示す図である。スクリーン周期及びスクリーン角度を与えられた場合には、スクリーン正解周期が算出できることは明らかである。
図11(b)は、スクリーン処理の内容が分かっている場合における、周期性判定処理(S30)の変形例を示すフローチャートである。
図11(b)に示すように、ステップ208(S208)において、ラインスクリーンにおけるスクリーン周期及びスクリーン角度に基づいて、スクリーン正解周期を算出する。
ステップ210(S210)において、ステップ204で求められた中心点の間隔と、ステップ210において算出されたスクリーン正解周期とが一致するか否かを判定する。中心点の間隔及びスクリーン正解周期が一致する場合には、「周期性あり」と判定する。一方、そうでない場合には、「周期性なし」と判定する。
図12は、第2の周期性判定処理(図3のステップ20)を示すフローチャートである。
図12に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
図12に示すように、ステップ212(S212)において、検出ウィンドウの左側及び右側ごとに、ステップ202で求められた中心点の個数及び間隔を求める。
例えば、図13に示すように、検出ウィンドウを注目画素を境界にして左側及び右側に分け、検出ウィンドウの左側(以下、「左側ウィンドウ」)において、中心点ML〜MLが間隔DL〜DLをあけて並び、検出ウィンドウの右側(以下、「右側ウィンドウ」)において、中心点MR〜MRが間隔DR〜DRをあけて並んでいることを求める。
ステップ40(S40)において、中心点が周期性を有する場合の中心点の間隔(以下、「周期性間隔」)を算出する。なお、周期性間隔がメモリなどに予め記憶されている場合には、このステップは省略される。
ステップ50(S50)において、ステップ202において求められた中心点が、ステップ40において算出された(又はメモリなどから読み出された)周期性間隔内にあるか、又は周期性間隔外にあるかを判定する。
図14は、図12の周期性間隔算出処理(S40)を示すフローチャートである。
図14に示すように、ステップ400(S400)において、現在の検出ウィンドウを1画素分スライドさせる前の検出ウィンドウ(以下、「前の検出ウィンドウ」)における中心点の間隔と、現在の検出ウィンドウにおける中心点の間隔とがほぼ等しいことをカウントするカウント値CNTを初期値の0に設定する。
ステップ402(S402)において、図12のステップ212において求められた、検出ウィンドウにおける中心点の個数Nが、予め定められた閾値TH_N以上であるか否かを判定する。中心点の個数が閾値以上である場合には、ステップ404の処理に進み、そうでない場合には、ステップ50の処理に進む。
ステップ404(S404)において、ステップ212において求められた、ウィンドウにおける中心点の間隔(ここでは、DL、DL、・・・、DL、DR、DR、・・・、DR)のうち、最も大きいもの(ここでは、DL(pは整数であって、1≦p≦N))を最大値MAXに設定し、最も小さいもの(ここでは、DL(qは整数であって、1≦q≦N))を最小値MINに設定する。
ステップ406(S406)において、ステップ404において設定された最大値MAX及び最小値MINが同じであるか、又は、これらの差が予め定められた値(ここでは1)であるかを判定する。最大値MAX及び最小値MINが同じ又は差が1であると判定する場合には、ステップ408の処理に進み、そうでない場合には、ステップ418の処理に進む。
ステップ408(S408)において、ステップ404において設定された最大値MAXが、前の検出ウィンドウに対して設定された最大値KEEP_MAX以下であり、最小値MINが、前の検出ウィンドウに対して設定された最小値KEEP_MIN以上であるか否かを判定する。最大値MAXが最大値KEEP_MAX以下であり、最小値MINが最小値KEEP_MIN以上であり、中心点の間隔の最大値及び最小値がともに更新されていない場合には、ステップ412の処理に進み、更新されている場合には、ステップ410の処理に進む。
ステップ410(S410)において、ステップ408において判定された更新が反映されるよう、ステップ404において設定された最大値MAXをKEEP_MAXに設定し、最小値MINをKEEP_MINに設定する。
ステップ412(S412)において、カウント値CNTに1を加算する。
ステップ414(S414)において、カウント値CNTが予め定められた閾値TH_CNT以上であり、かつ、前の検出ウィンドウに対して設定されたKEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値が、前の検出ウィンドウに対して算出された周期性間隔の2倍の値C_DOUBLEよりも小さいか否かを判定する。
ステップ416(S416)において、前の検出ウィンドウに対して設定されたKEEP_MAX及びKEEP_MINに基づいて、周期性間隔の最大値C_MAX、最小値C_MIN及び2倍の値C_DOUBLEを算出する。具体的には、KEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値に0.5を加算してC_MAXとし、KEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値から0.5を減算してC_MINとし、KEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値に2を乗算してC_DOUBLEとする。
ステップ418(S418)において、CNT、KEEP_MAX及びKEEP_MINを0に初期化する。
なお、次の注目画素がある限り、周期性間隔は更新され続け得るが、更新後の周期性間隔が更新前の周期性間隔の二倍以内となるよう更新される。
図15は、図12の周期性間隔内外処理(S50)を示すフローチャートである。
図15に示すように、ステップ500(S500)において、図11のステップ202において求められた中心点の序数i(1≦i≦N)を1に設定するとともに、中心点が周期性間隔内にあることをカウントするカウント値CNT_IN及び中心点が周期性間隔外にあることをカウントするカウント値CNT_OUTを0に設定する。
ステップ502(S502)において、図14のステップ416において算出されたC_MIN、C_MAX及びC_DOUBLEに対し、左側ウィンドウにおける中心点の間隔DLiが、C_MIN以上C_MAX以下であるか否か、又は、C_DOUBLEに等しいか否かを判定する。
ステップ504(S504)において、CNT_INに1を加算し、ステップ506の処理に進む。
ステップ506(S506)において、iに1を加算し、ステップ520の処理に進む。
ステップ508(S508)において、iがN−1に等しいか否か(つまり、次の中心点があるか否か)を判定する。次の中心点がある場合には、ステップ510の処理に進み、そうでない場合には、ステップ516の処理に進む。
ステップ510(S510)において、中心点の間隔DL及び次の中心点の間隔DLi+1の合計値がC_MIN以上C_MAX以下であるか否か、又は、DL及びDLi+1の合計値がC_DOUBLEと同じであるか否かを判定する。
ステップ512(S512)において、CNT_INに1を加算し、ステップ514の処理に進む。
ステップ514(S514)において、iに2を加算し、ステップ520の処理に進む。
ステップ516(S516)において、CNT_OUTに1を加算し、ステップ518の処理に進む。
ステップ518(S518)において、iに1を加算し、ステップ520の処理に進む。
ステップ520(S520)において、iが中心点の個数Nよりも小さいか否かを判定する。iがNに等しくなるまで(つまり、検出ウィンドウの左側にある全ての中心点の間隔について判定されるまで)、ステップ502〜518の処理を繰り返し、iがNに等しくなった場合には、ステップ30の処理に進む。
以上、左側ウィンドウにおける処理を説明したが、右側ウィンドウにおいても上記ステップ500〜520の処理を行い、右側ウィンドウにある全ての中心点の間隔について判定した後、ステップ30の処理に進む。
図16は、第2の周期性後処理(図3のステップ30)を示すフローチャートである。
図16に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
図16に示すように、ステップ306(S306)において、図15の周期性間隔内外判定処理(S50)により算出された、中心点が周期性間隔内にあることをカウントするカウント値CNT_IN及び中心点が周期性間隔外にあることをカウントするカウント値CNT_OUTについて、CNT_INが予め定められた閾値TH_CNT_INよりも大きく、かつ、CNT_OUTが予め定められた閾値TH_CNT_OUTよりも小さいか否かを判定する。この判定条件が、左側ウィンドウ及び右側ウィンドウの両方において満たされる場合(または、左側ウィンドウ及び右側ウィンドウのいずれか一方においてのみ満たされる場合)、ステップ108の処理に進み、そうでない場合には、ステップ302の処理に進む。
判定条件が、左側ウィンドウにおいて算出されたCNT_IN及び右側ウィンドウにおいて算出されたCNT_INのいずれか一方が0より大きく、かつ、左側ウィンドウにおいて算出されたCNT_OUT及び右側ウィンドウにおいて算出されたCNT_OUTのいずれか一方が1より小さいというものである場合を例に挙げる。
この場合、左側ウィンドウにおいて、CNT_INが3、CNT_OUTが0であり、右側ウィンドウにおいて、CNT_INが1、CNT_OUTが2であるとき、判定条件は満たされるが、左側ウィンドウにおいて、CNT_INが2、CNT_OUTが1であり、右側ウィンドウにおいて、CNT_INが1、CNT_OUTが2であるとき、判定条件は満たされない。
以上、検出ウィンドウを左側ウィンドウ及び右側ウィンドウに分け、左側ウィンドウ及び右側ウィンドウそれぞれにおいて、中心点が周期性間隔内にあるか否かを判定するものとして説明した。これは、例えば、図17に示すように、検出ウィンドウ内に細線及びラインスクリーンが含まれる場合であっても、ラインスクリーンを検出する精度を高めるためである。検出ウィンドウを分けず、1つの検出ウィンドウ全体において、中心点が周期性間隔内にあるか否かを判定する場合には、図17の細線はラインスクリーンと誤検出されるおそれがある。
図18(a)は、第3の周期性判定処理(図3のステップ20)を示すフローチャートである。
図18(a)に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。図12を参照して説明した第2の周期性判定処理とは、周期性間隔内外判定処理(S50)を行わない点で異なる。
図18(b)は、第3の周期性後処理(図3のステップ30)を示すフローチャートである。
図18(b)に示すフローのステップは、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
図18(b)に示すように、ステップ306(S306)において、図18(a)のステップ40で算出された周期性間隔に応じた多値変換を行う。
具体的には、図3のステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データを、周期性間隔に応じた数の画素によって構成される画素群に分け、各画素群においてオン画素の占める割合を算出する。
例えば、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合には、3×3=9個の画素からなる画素群が用いられる。また、主走査周期対副走査周期が1対2であり、算出された周期性間隔が3である場合には、6×3=18個の画素からなる画素群が用いられる。
図19は、図18(b)の多値変換処理をさらに説明するための図である。
図19Aは、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合を説明するための図である。
図19A(a)は、図3のステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データである。
図19A(b)は、図19A(a)の二値画像データの一部が、3×3=9個の画素からなる画素群によって区切られていることを示す図である。
図19A(c)は、各画素群においてオン画素の占める割合が算出されたことを示す図である。
図19Bは、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が4である場合を説明するための図である。
図19Aは、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合を説明するための図である。
図19B(a)は、図3のステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データである。
図19B(b)は、図19B(a)の二値画像データの一部が、4×4=16個の画素からなる画素群によって区切られていることを示す図である。
図19B(c)は、各画素群においてオン画素の占める割合が算出されたことを示す図である。
1 画像処理装置
100 画像処理部
102 マーキングエンジン
104 露光装置
106 画像形成ユニット
108 用紙搬送ベルト
110 定着器
112 感光体ドラム
114 帯電器
116 現像ロール
118 転写ロール
120 コントローラ
122 PDL解釈部
124 描画部
126 レンダリング部
128 スクリーン処理部
130 周期性判定処理部

Claims (16)

  1. 二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、
    前記二値の画像データに対し、前記判定手段による判定結果に応じた処理を施す画像処理手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段
    をさらに有し、
    前記判定手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に周期性があるか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔のうち、最も高い頻度で求められた中心点の間隔を基準値とする基準値設定手段と
    をさらに有し、
    前記判定手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が基準値と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段と、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて、周期性のある中心点の間隔である周期性間隔を求める周期性間隔算出手段と
    をさらに有し、
    前記判定手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか又は外にあるかに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記中心点算出手段は、
    前記二値の画像データに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、当該画素群の左部及び右部ごとに中心点を求め、
    前記判定手段は、
    当該画素群の左部及び右部ごとに、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか又は外にあるかに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔の二倍の間隔と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記判定手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔及び次の中心点の間隔を加算した間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  8. 前記判定手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔及び次の中心点の間隔を加算した間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔の二倍の間隔と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  9. 前記周期性間隔算出手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔の最大値及び最小値が、予め定められた数だけ先の中心点まで更新されない場合、当該中心点より前の中心点の間隔の最大値及び最小値の平均値から求められた周期性間隔を用いる
    請求項4に記載の画像処理装置。
  10. 前記周期性間隔算出手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔の最大値及び最小値が、予め定められた数だけ先の中心点までに更新された場合、当該中心点の間隔の最大値及び最小値の平均値から周期性間隔を求める
    請求項4に記載の画像処理装置。
  11. 前記周期性間隔算出手段は、
    前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて求められた周期性間隔が、当該中心点より前の中心点の間隔に基づいて求められた周期性間隔の二倍以内となるよう、周期性間隔を求める
    請求項4に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像処理手段は、
    前記判定手段により周期性を有さないと判定された場合、前記二値の画像データに対してスムージング処理を施す
    請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像処理手段は、
    前記判定手段により周期性を有すると判定された場合、前記二値の画像データに対するスムージング処理を禁止する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 前記画像処理手段は、
    前記周期性間隔算出手段によって求められた周期性間隔に基づいて、前記二値の画像データに対して、多値変換処理を施す
    請求項4に記載の画像処理装置。
  15. 前記画像処理手段は、
    前記二値の画像データを、前記周期性間隔算出手段によって求められた周期性間隔に応じた数の画素により構成される画素群に分け、各画素群における濃度を求める
    請求項4に記載の画像処理装置。
  16. 二値の画像データが周期性を有するか否かを判定するステップと、
    前記二値の画像データに対し、判定結果に応じた処理を施すステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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