JP2010187362A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置は、二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段と、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて、二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記二値の画像データに対し、スムージング処理を施す、スムージング処理を禁止する、又は多値変換処理を施す画像処理手段とを有する。
【選択図】図2
Description
特許文献2には、注目画素周辺のドットパターンについてパターンマッチングを行い、ドットパターンが段差部を有するパターンの場合にはスムージング処理を施し、ドットパターンが直線である場合には線幅調整処理を施す画像処理装置が開示されている。
特許文献3には、注目画素周辺のドットパターンについてパターンマッチングを行い、ドットパターンが長いパターン条件を満たす場合にはスムージング処理を施し、ドットパターンが短いパターン条件を満たす場合にはスムージング処理を施さない画像処理装置が開示されている。
請求項1に係る本発明は、二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、前記二値の画像データに対し、前記判定手段による判定結果に応じた処理を施す画像処理手段とを有する画像処理装置である。
請求項16に係る本発明は、二値の画像データが周期性を有するか否かを判定するステップと、前記二値の画像データに対し、判定結果に応じた処理を施すステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置1は、画像処理部100及びマーキングエンジン102を有する。
このような構成により、画像処理装置1は、入力された画像データに所定の処理を施し、記録用紙上にプリントする。
画像処理部100は、ケーブルなどにより通信可能に接続されたクライアントPC2から画像データを受け取り、所定の画像処理を施す。さらに、画像処理部100は、所定の画像処理が施された画像データが記録用紙にプリントされるよう、マーキングエンジン102を制御する。
マーキングエンジン102は、例えば、直接転写方式のデジタルカラープリンタであり、露光装置104、画像形成ユニット106、用紙搬送ベルト108及び定着器110を備える。
露光装置104は、複数の発光点からなる発光点群を有する面発光レーザアレイチップから出射された複数のレーザビームを一括して走査させ、感光体ドラム112に導くマルチビームの露光走査装置である。露光装置104は、例えば、2400dpiの解像度で画像形成を行う。
用紙搬送ベルト108は、感光体ドラム112及び転写ロール118によって形成される転写位置に対して、記録用紙を搬送する。
定着器110は、記録用紙上に転写されたトナー像を定着させる。
図2は、画像処理部100で動作するソフトウエアの構成を示す図である。画像処理部100は、CPUに対し、メモリ及び記憶媒体などから読み出したプログラムを実行させる。
PDL解釈部122は、図1のクライアントPC2などからPDL(Page Description Language;ページ記述言語)で記述されたコマンド(PDLコマンド)を受け付け、受け付けたPDLコマンドを解釈する。
描画部124は、PDL解釈部122により解釈された入力画像データを、マーキングエンジン102に対応する色空間(例えば、YMCK色空間)に変換する。
レンダリング部126は、描画部124により色空間が変換されたデータを、ラスタデータに展開(レンダリング)し、スクリーン処理部128に出力する。
スクリーン処理部128は、レンダリング部126からのラスタデータに対し、スクリーン処理を施し、周期性判定処理部130に出力する。ここで、スクリーン処理とは、面積階調法の一つであるディザ法などの二値化処理であり、メモリなどに予め記憶された閾値マトリクスを用いる。
なお、各構成部の製造元は、同じである場合もあるし、異なる場合もある。特に、コントローラ120の製造元が、周期性判定処理部130及びマーキングエンジン102などの製造元と異なる場合などには、コントローラ120がブラックボックス化され、スクリーン処理の内容(スクリーンの種別(ラインスクリーン及びドットスクリーンなど)、スクリーン周期、スクリーン角度及びスクリーン線数など)は分からないことが多い。以下、コントローラ120がブラックボックス化され、スクリーン処理の内容は分からないものとして説明する。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、クライアントPC2のプリンタドライバ(不図示)は、アプリケーションからの入力を、PDLコマンドに変換する。このPDLコマンドは、ケーブルなどを介し、画像処理装置1の画像処理部100に送信される。
ステップ102(S102)において、画像処理部100は、図2のPDL解釈部122において、ステップ100でクライアントPC2から受信したPDLコマンドを解釈する。さらに、画像処理部100は、図2の描画部124において、解釈したPDLコマンドで指定される色空間をマーキングエンジン102に対応する色空間に変換する。
ステップ106(S106)において、画像処理部100は、スクリーン処理部128において、ステップ104でレンダリング部126により出力されたラスタデータに対し、スクリーン処理を施して、図2の周期性判定処理部130に出力する。
ステップ30(S30)において、画像処理部100は、周期性判定処理部130において、ステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データに対して、ステップ20における判定結果に応じた処理(詳細は後述)を施す。
ステップ108(S108)において、画像処理部100は、現在の検出ウィンドウを1画素分スライドさせて、次の注目画素があるか否かを判定する。次の注目画素がある限り、1画素分スライドさせた検出ウィンドウにおいて、ステップ20及びステップ30の処理を繰り返し、そうでない場合には、ステップ110の処理に進む。
ステップ110(S110)において、画像処理部100は、ステップ30において処理が施された画像データがプリントされるよう、マーキングエンジン102を制御する。
図4に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
例えば、二値画像データに対して、32×1画素で構成される検出ウィンドウを走査して、オフオン変化画素1及びこの近くに位置するオンオフ変化画素1、オフオン変化画素2及びこの近くに位置するオンオフ変化画素2、及び、オフオン変化画素3及びこの近くに位置するオンオフ変化画素3を検出する。
ステップ204(S204)において、ステップ202で求めた中心点の間隔を求める。例えば、中心点M1及び中心点M2の間隔D1と、中心点M2及び中心点M3の間隔D2とを求める。
ステップ206(S206)において、ステップ204で求められた中心点が周期性を有するか否かを判定する。例えば、間隔D1及び間隔D2の差の絶対値が予め定められた誤差の閾値(例えば、2)より小さい場合には、「周期性あり」と判定し、そうでない場合には、「周期性なし」と判定する。
図5に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
ステップ302(S302)において、注目画素が、ステップ300で周期性がなく、ラインスクリーン及びドットスクリーン(以下、総括して「スクリーン」)を構成しないと判定されたオン画素に隣接するか否かを判定し、注目画素が、このようなオン画素に隣接するオフオン変化画素又はオンオフ変化画素であると判定した場合には、ステップ304の処理に進む。一方、そうでない場合には、ステップ108の処理に進む。
ステップ304(S304)において、ステップ302で周期性がなく、スクリーンを構成しないオン画素に隣接すると判定された注目画素に対し、平滑化処理(スムージング処理。例えば、オフ画素をオン画素に補正する処理)を施す。
また、上記のステップ304では、ステップ206における判定結果に応じて、オン画素に補正しているが、スクリーン処理に用いられるスクリーンのパターンが限られている場合には、ステップ200〜206の処理及びスクリーンのパターンマッチングを並列して実行してもかまわない。
例えば、中心点の間隔が図5のヒストグラムに示すように分布する場合には、基準値を11として、中心点の間隔D1及びD2それぞれが11に一致するか否かを判定し、一致すると判定する場合には、周期性があり、オン画素がスクリーンを構成すると判定する。一方、これ以外の場合には、周期性はなく、オン画素はスクリーンを構成しないと判定する。
図7Aは、図4のステップ200において用いられる検出ウィンドウの例である。ここでは、32×1画素で構成される検出ウィンドウを走査しているが、例えば、64×1画素や128×1画素で構成される検出ウィンドウを走査してもかまわない。ただし、図4を参照してすでに述べたように、複数の中心点の間隔を求めることから、検出ウィンドウの主走査方向の幅が、ある程度の大きさをもつことが望ましい。
図7Cは、図4のステップ202で求められた中心点の例である。なお、図7Cは、図7Bの状態の検出ウィンドウを拡大した図である(以下、図7Dについても同様)。
図7Dは、図4のステップ204で求められた中心点の間隔の例である。
以下、このように、注目画素を検出ウィンドウの左端部又は右端部に位置させることによる効果を説明する。
図9Aの上部に示すように、画像領域外に注目画素が位置する場合には、図9Aの下部に示すように、一部の変化画素(ここでは、オフオン変化画素1及びオンオフ変化画素1)が検出されないので、一部の中心点(ここでは、中心点1)は検出されず、一部の中心点の間隔(ここでは、中心点の間隔D1)はゼロになる。
このような場合には、中心点の間隔D1及びD2の差の絶対値は、中心点の間隔D1が非ゼロの場合に比べて大きくなり、予め定められた誤差の閾値を越えることが多くなるので、オン画素がスクリーン(ここでは、ラインスクリーン)を構成しないと誤判定されやすくなり、ラインスクリーンの幅が太くなってしまう過補正が起こりやすくなる。つまり、オン画素がラインスクリーンを構成する場合であっても、オン画素がラインスクリーンを構成しないと誤判定され、このオン画素に隣接する注目画素に対して、オフ画素をオン画素に補正してしまうので、過補正が起こりやすくなる。
これに対し、左端部に注目画素がある検出ウィンドウ(図8A)及び右端部に注目画素がある検出ウィンドウ(図8)を走査して、いずれかでオン画素がラインスクリーンを構成すると判定した場合には、隣接する注目画素に細線消失補正を施さないようにすることにより、画像領域の左端部及び右端部における過補正が回避される。
なお、一般的な投影処理によって、画像領域の端部を予め検出し、検出した端部に対してのみ、端部に注目画素がある検出ウィンドウを走査して、端部以外に対しては、中心に注目画素がある検出ウィンドウを走査してもよい。また、端部及び端部以外のいずれであるかに関わらず、端部に注目画素がある検出ウィンドウを走査してもよい。
しかし、コントローラ120の製造元が、他の構成部品(例えば、図1の周期性判定処理部130及びマーキングエンジン102など)の製造元と同じであり、スクリーン処理を含むコントローラ120での処理の内容(スクリーンの種別、スクリーン周期及びスクリーン角度など)が分かっている場合には、ラインスクリーンの場合、スクリーン周期及びスクリーン角度に基づいて、主走査方向のラインスクリーンのピッチ(以下、「スクリーン正解周期」)を算出し、中心点の間隔と一致するか否かを判別することにより、オン画素が周期性を有するか否かを判別することができる。
図11(b)は、スクリーン処理の内容が分かっている場合における、周期性判定処理(S30)の変形例を示すフローチャートである。
図11(b)に示すように、ステップ208(S208)において、ラインスクリーンにおけるスクリーン周期及びスクリーン角度に基づいて、スクリーン正解周期を算出する。
ステップ210(S210)において、ステップ204で求められた中心点の間隔と、ステップ210において算出されたスクリーン正解周期とが一致するか否かを判定する。中心点の間隔及びスクリーン正解周期が一致する場合には、「周期性あり」と判定する。一方、そうでない場合には、「周期性なし」と判定する。
図12に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
例えば、図13に示すように、検出ウィンドウを注目画素を境界にして左側及び右側に分け、検出ウィンドウの左側(以下、「左側ウィンドウ」)において、中心点ML1〜ML5が間隔DL1〜DL4をあけて並び、検出ウィンドウの右側(以下、「右側ウィンドウ」)において、中心点MR1〜MR5が間隔DR1〜DR4をあけて並んでいることを求める。
ステップ40(S40)において、中心点が周期性を有する場合の中心点の間隔(以下、「周期性間隔」)を算出する。なお、周期性間隔がメモリなどに予め記憶されている場合には、このステップは省略される。
ステップ50(S50)において、ステップ202において求められた中心点が、ステップ40において算出された(又はメモリなどから読み出された)周期性間隔内にあるか、又は周期性間隔外にあるかを判定する。
図14に示すように、ステップ400(S400)において、現在の検出ウィンドウを1画素分スライドさせる前の検出ウィンドウ(以下、「前の検出ウィンドウ」)における中心点の間隔と、現在の検出ウィンドウにおける中心点の間隔とがほぼ等しいことをカウントするカウント値CNTを初期値の0に設定する。
ステップ402(S402)において、図12のステップ212において求められた、検出ウィンドウにおける中心点の個数Nが、予め定められた閾値TH_N以上であるか否かを判定する。中心点の個数が閾値以上である場合には、ステップ404の処理に進み、そうでない場合には、ステップ50の処理に進む。
ステップ406(S406)において、ステップ404において設定された最大値MAX及び最小値MINが同じであるか、又は、これらの差が予め定められた値(ここでは1)であるかを判定する。最大値MAX及び最小値MINが同じ又は差が1であると判定する場合には、ステップ408の処理に進み、そうでない場合には、ステップ418の処理に進む。
ステップ410(S410)において、ステップ408において判定された更新が反映されるよう、ステップ404において設定された最大値MAXをKEEP_MAXに設定し、最小値MINをKEEP_MINに設定する。
ステップ414(S414)において、カウント値CNTが予め定められた閾値TH_CNT以上であり、かつ、前の検出ウィンドウに対して設定されたKEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値が、前の検出ウィンドウに対して算出された周期性間隔の2倍の値C_DOUBLEよりも小さいか否かを判定する。
ステップ416(S416)において、前の検出ウィンドウに対して設定されたKEEP_MAX及びKEEP_MINに基づいて、周期性間隔の最大値C_MAX、最小値C_MIN及び2倍の値C_DOUBLEを算出する。具体的には、KEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値に0.5を加算してC_MAXとし、KEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値から0.5を減算してC_MINとし、KEEP_MAX及びKEEP_MINの平均値に2を乗算してC_DOUBLEとする。
なお、次の注目画素がある限り、周期性間隔は更新され続け得るが、更新後の周期性間隔が更新前の周期性間隔の二倍以内となるよう更新される。
図15に示すように、ステップ500(S500)において、図11のステップ202において求められた中心点の序数i(1≦i≦N)を1に設定するとともに、中心点が周期性間隔内にあることをカウントするカウント値CNT_IN及び中心点が周期性間隔外にあることをカウントするカウント値CNT_OUTを0に設定する。
ステップ502(S502)において、図14のステップ416において算出されたC_MIN、C_MAX及びC_DOUBLEに対し、左側ウィンドウにおける中心点の間隔DLiが、C_MIN以上C_MAX以下であるか否か、又は、C_DOUBLEに等しいか否かを判定する。
ステップ506(S506)において、iに1を加算し、ステップ520の処理に進む。
ステップ510(S510)において、中心点の間隔DLi及び次の中心点の間隔DLi+1の合計値がC_MIN以上C_MAX以下であるか否か、又は、DLi及びDLi+1の合計値がC_DOUBLEと同じであるか否かを判定する。
ステップ514(S514)において、iに2を加算し、ステップ520の処理に進む。
ステップ518(S518)において、iに1を加算し、ステップ520の処理に進む。
以上、左側ウィンドウにおける処理を説明したが、右側ウィンドウにおいても上記ステップ500〜520の処理を行い、右側ウィンドウにある全ての中心点の間隔について判定した後、ステップ30の処理に進む。
図16に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
この場合、左側ウィンドウにおいて、CNT_INが3、CNT_OUTが0であり、右側ウィンドウにおいて、CNT_INが1、CNT_OUTが2であるとき、判定条件は満たされるが、左側ウィンドウにおいて、CNT_INが2、CNT_OUTが1であり、右側ウィンドウにおいて、CNT_INが1、CNT_OUTが2であるとき、判定条件は満たされない。
図18(a)に示すフローの各ステップは、いずれも、図2の周期性判定処理部130によって実行される。図12を参照して説明した第2の周期性判定処理とは、周期性間隔内外判定処理(S50)を行わない点で異なる。
図18(b)に示すフローのステップは、図2の周期性判定処理部130によって実行される。
具体的には、図3のステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データを、周期性間隔に応じた数の画素によって構成される画素群に分け、各画素群においてオン画素の占める割合を算出する。
例えば、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合には、3×3=9個の画素からなる画素群が用いられる。また、主走査周期対副走査周期が1対2であり、算出された周期性間隔が3である場合には、6×3=18個の画素からなる画素群が用いられる。
図19Aは、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合を説明するための図である。
図19A(a)は、図3のステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データである。
図19A(b)は、図19A(a)の二値画像データの一部が、3×3=9個の画素からなる画素群によって区切られていることを示す図である。
図19A(c)は、各画素群においてオン画素の占める割合が算出されたことを示す図である。
図19Aは、主走査周期対副走査周期が1対1であり、算出された周期性間隔が3である場合を説明するための図である。
図19B(a)は、図3のステップ106でスクリーン処理部128により出力された二値画像データである。
図19B(b)は、図19B(a)の二値画像データの一部が、4×4=16個の画素からなる画素群によって区切られていることを示す図である。
図19B(c)は、各画素群においてオン画素の占める割合が算出されたことを示す図である。
100 画像処理部
102 マーキングエンジン
104 露光装置
106 画像形成ユニット
108 用紙搬送ベルト
110 定着器
112 感光体ドラム
114 帯電器
116 現像ロール
118 転写ロール
120 コントローラ
122 PDL解釈部
124 描画部
126 レンダリング部
128 スクリーン処理部
130 周期性判定処理部
Claims (16)
- 二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する判定手段と、
前記二値の画像データに対し、前記判定手段による判定結果に応じた処理を施す画像処理手段と
を有する画像処理装置。 - 二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段
をさらに有し、
前記判定手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に周期性があるか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔のうち、最も高い頻度で求められた中心点の間隔を基準値とする基準値設定手段と
をさらに有し、
前記判定手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が基準値と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 二値の画像データにおいて、画素値が変化する点の中心である中心点を求める中心点算出手段と、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて、周期性のある中心点の間隔である周期性間隔を求める周期性間隔算出手段と
をさらに有し、
前記判定手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか又は外にあるかに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記中心点算出手段は、
前記二値の画像データに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、当該画素群の左部及び右部ごとに中心点を求め、
前記判定手段は、
当該画素群の左部及び右部ごとに、前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか又は外にあるかに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記判定手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔の二倍の間隔と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記判定手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔及び次の中心点の間隔を加算した間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔内にあるか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記判定手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔及び次の中心点の間隔を加算した間隔が、前記周期性間隔算出手段により求められた周期性間隔の二倍の間隔と一致するか否かに応じて、前記二値の画像データが周期性を有するか否かを判定する
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記周期性間隔算出手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔の最大値及び最小値が、予め定められた数だけ先の中心点まで更新されない場合、当該中心点より前の中心点の間隔の最大値及び最小値の平均値から求められた周期性間隔を用いる
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記周期性間隔算出手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔の最大値及び最小値が、予め定められた数だけ先の中心点までに更新された場合、当該中心点の間隔の最大値及び最小値の平均値から周期性間隔を求める
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記周期性間隔算出手段は、
前記中心点算出手段により求められた中心点の間隔に基づいて求められた周期性間隔が、当該中心点より前の中心点の間隔に基づいて求められた周期性間隔の二倍以内となるよう、周期性間隔を求める
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、
前記判定手段により周期性を有さないと判定された場合、前記二値の画像データに対してスムージング処理を施す
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、
前記判定手段により周期性を有すると判定された場合、前記二値の画像データに対するスムージング処理を禁止する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、
前記周期性間隔算出手段によって求められた周期性間隔に基づいて、前記二値の画像データに対して、多値変換処理を施す
請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、
前記二値の画像データを、前記周期性間隔算出手段によって求められた周期性間隔に応じた数の画素により構成される画素群に分け、各画素群における濃度を求める
請求項4に記載の画像処理装置。 - 二値の画像データが周期性を有するか否かを判定するステップと、
前記二値の画像データに対し、判定結果に応じた処理を施すステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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