JP2010187312A - 通話装置における受話口の構造および携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末機などの通話装置において、受話口における受話機能を十分に発揮することが可能であり、かつコンパクトにかつデザイン的にも旨く纏めること。
【解決手段】通話装置のフロント側の筐体を構成するフロントケース51に設けられたパッド用凹部51bと、パッド用凹部における両端部の近辺に設けられたネジ埋め込み用穴部510と、パッド用凹部の中央付近に設けられ筐体内に設けられる受話用スピーカの発する音を導く音響用窓513と、パッド用凹部の音響用窓と一方のネジ埋め込み用穴部との間に設けられ外光を筐体内に設けられる光センサに導く導光孔517と、パッド用凹部に嵌め込まれ、ネジ埋め込み用穴部、音響用窓、および導光孔を覆う受話口パッド63とを有し、受話口パッドには、音響用窓に対応する位置に音孔631a,631bが設けられ、導光孔に対応する位置に透明または半透明の導光窓633が設けられる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、通話装置における受話口の構造、携帯電話機、および携帯電話機用の受話口パッドに関する。
従来より、携帯電話機などの電子機器において、フロント側のケ−スとリア側のケ−スとをネジで結合することにより筐体を構成することがしばしば行われる。その場合に、ネジの頭部が外部に露出したままの状態では見栄えがよくなく、またユーザがネジを外してしまう可能性があるので、ネジの頭部の上から遮蔽部材を埋め込んで隠すことが行われている(特許文献1)。
また、携帯電話機における電磁波の遮蔽のために、導電膜を枠体に固着したものを送話口または受話口に貼り付けたものがある(特許文献2)。
さて、一般に、携帯端末機の受話口には、筐体の内部に設けられた受話用スピーカの発する音を外部に出力するための孔が設けられる。また、受話口の下方にはカラーLCDなどからなる表示装置が設けられるが、その輝度調整のために、表示装置の周辺部に外光を受光する光センサがしばしば設けられる。
特開2001−292209 実用新案登録第3092021
上に述べたように、携帯端末機の受話口の近辺には、受話用スピーカや光センサなどが配置され、また音を外部に出力するためのが設けられ、さらには筐体の固定用のネジなども配されることがある。また、受話用スピーカから出力用の孔までの音響通路を旨く設計して配置する必要もある。
このように、益々小型化が進展する携帯端末機において、受話口の近辺におけるそれらの機能が十分に発揮されかつユーザにとって使い勝手が良くなるような構造とする必要がある。さらにデザイン的な観点からも旨く纏める必要がある。
本発明は、このような観点からなされたものであり、携帯端末機などの通話装置において、受話口における受話機能を十分に発揮することが可能であり、かつコンパクトにかつデザイン的にも旨く纏めることの可能な受話口の構造を提供することを目的とする。
本実施形態に係る受話口の構造は、通話装置のフロント側の筐体を構成するフロントケースに設けられたパッド用凹部と、前記パッド用凹部における両端部の近辺に設けられたネジ埋め込み用穴部と、前記パッド用凹部の中央付近に設けられ前記筐体内に設けられる受話用スピーカの発する音を導く音響用窓と、前記パッド用凹部の前記音響用窓と一方の前記ネジ埋め込み用穴部との間に設けられ外光を前記筐体内に設けられる光センサに導く導光孔と、前記パッド用凹部に嵌め込まれ、前記ネジ埋め込み用穴部、前記音響用窓、および前記導光孔を覆う受話口パッドと、を有し、前記受話口パッドには、前記音響用窓に対応する位置に音孔が設けられ、前記導光孔に対応する位置に透明または半透明の導光窓が設けられる。
好ましくは、前記受話口パッドの表面には、前記導光窓を囲う位置に円環状に隆起したガイド部が設けられる。
また、好ましくは、前記受話口パッドの外周縁部に、前記受話口パッドの表面から前記ガイド部と同じ方向に隆起して前記ガイド部と一部が重なる周壁部が設けられる。
本発明によると、携帯端末機などの通話装置において、受話口における受話機能を十分に発揮することが可能であり、かつコンパクトにかつデザイン的にも旨く纏めることが可能な受話口の構造を提供することをができる。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観を示す正面図である。 携帯電話機の受話器側のフロントケース側から見た分解斜視図である。 携帯電話機の送話器側のフロントケース側から見た分解斜視図である。 受話口の構造を示す分解斜視図である。 図4の一部を拡大して示す図である。 受話口パッドの部分を拡大して示す正面図である。 図6のB−B線断面矢視図である。 図7の一部を拡大して示す正面図である。 受話口パッドの正面図および断面底面図である。 受話口パッドの断面側面図である。 受話口パッドの背面図である。 受話用シートの正面図である。
図1ないし図3において、本実施形態の携帯電話機1は、送話器側(固定側)SGと受話器側(可動側)JGとがヒンジHJによって回動可能に連結された折り畳み式のものである。送話器側SGの筐体KTSは、表面に操作部SBが設けられたフロントケース11、および、フロントケース11の裏面側に接して配置されたリアケ−ス12からなる。フロントケース11およびリアケ−ス12は、それぞれポリカーボネートまたはABS樹脂などの合成樹脂の成形(モールディング)によって製作される。なお、受話器側JGのフロントケース51およびリアケ−ス52も同様に樹脂成形によって製作される。
操作部SBには、電話番号やその他の情報を入力するための種々の操作ボタン20が、フロントケース11に設けられた穴から表面(前面)に突出する状態で配列されており、操作ボタンを押すことによって後述するプリント基板31に設けられた接点やセンサなどがそれを検知するように構成されている。
また、リアケ−ス12の内部には電池収納部RDが設けられ、その表面は着脱が可能な電池蓋24となっている。フロントケース11とリアケ−ス12とは、リアケ−ス12の側から挿入されてネジ込まれた4つのネジ41,41…によって一体化されている。ネジ41,41…を締めつけた後には、ネジ隠し部材42,42、43,43が挿入され、表面が滑らかに仕上がっている。
図3に示されるように、送話器側SGの筐体KTSの内部には、テンキーパッドBS1、ドームシートBS2、プリント基板31、フレキシブルケーブルBS3、ヒンジフレキBS4、固定フレームBS5、SIMトレイBS6、サブ基板BS7、導音部材34および粘着テープ35aなどの部品BS8、および部品BS9などが組み込まれている。
図1に戻って、受話器側JGの筐体KTJは、フロントケース51、およびフロントケース51の裏面側に接して配置されたリアケ−ス52(図2参照)からなる。フロントケース51の表面には、カラーLCDからなるメインディスプレイ61が設けられ、その上方に内部の受話用スピーカ66の発する音声を外部に伝えるための受話口JUが設けられている。受話口JUには、受話口パッド63が設けられている。
図2に示されるように、受話器側JGの筐体KTJの内部には、受話用シート65、ワンタッチキ−BJ3、ワンタッチフレキモジュールBJ4、ワンタッチテ−プBJ5、LCD保護パネルBJ6、LCD用パッキンBJ7、受話用スピ−カ66、カメラ67、ホルダ68、メインディスプレイ61、サブディスプレイBS9、プリント基板62(BJ10)、フレームBJ11、サブLCD用パッキンBJ12、サブLCD保護パネルBJ13、およびリアパネルテープBJ14などが組み込まれている。
フロントケース51とリアケ−ス52とは、フロントケース51の側から挿入されてネジ込まれた4つのネジ71,71…によって一体化されている。
送話器側SGのプリント基板31と受話器側JGのプリント基板62などとの間において、フレキシブルケーブルBS4により種々の信号の送受信が行われる。フレキシブルケーブルBS4は、ヒンジHJの内部空間を通って撓んだ状態で配設されており、ヒンジHJにおける屈曲に耐えるような屈曲耐性を有している。
次に、携帯電話機1の受話口の構造について説明する。
図4ないし図8において、受話器側JGのフロントケース51には、中央部にメインディスプレイ61を取り付けるための矩形の窓51aが設けられ、その上側に、受話口パッド63を嵌め込むためのパッド用凹部51bが設けられている。
パッド用凹部51bにおいて、その両端部の近辺に、ネジ埋め込み用穴部510,510が設けられる。これらネジ埋め込み用穴部510は、ネジ71を挿通するためのネジ用孔511と、ネジ71の頭部が嵌まり込むざぐり穴512とからなる。
パッド用凹部51bの中央付近には、音響用窓513が設けられる。音響用窓513は、筐体KTJ内に設けられる受話用スピ−カ66の発する音を後述する音孔631a,631bに導くものである。音響用窓513は、受話用スピ−カ66の位置に対応して設けられた円形状のスピーカ孔514、およびスピーカ孔514に連続して延びる長方形状の導音孔515を有する。スピーカ孔514の部分には、その周辺部からスピーカ孔514に突出する半円形状の突出部516が設けられている。
また、パッド用凹部51bにおいて、音響用窓513と一方のネジ埋め込み用穴部510との間に、筐体KTJ内に設けられた光センサ69に外光を導くための導光孔517が設けられる。
受話口パッド63は、パッド用凹部51bに嵌め込まれたときに、2つのネジ埋め込み用穴部510、音響用窓513、および導光孔517を覆うものである。
すなわち、受話口パッド63は、透明のウレタン系樹脂その他の合成樹脂または合成ゴムなどによって全体としてシート状に形成されている。その外形は、図5および図6などによく表れているように、全体として帯状であり、その1つの長辺は円弧状で他の長辺は直線状であり、端部は滑らかな円弧状となっている。
図9ないし図12をも参照して、受話口パッド63には、音響用窓513の内の導音孔515に対応する位置に、2つの円形の音孔631a,631bが設けられている。音孔631bの横の端部に近い側に円形の擬似音孔632が設けられている。これら音孔631a,631bおよび擬似音孔632は、ユーザからは3つの孔が横一列に並んで見える。擬似音孔632は、突出部516によって塞がれ、したがって擬似音孔632からは音が出ない。
また、受話口パッド63には、導光孔517に対応する位置に、透明または半透明の円形の導光窓633が設けられている。導光窓633は、メジウム印刷によって乳白色とされ、この部分の光透過率が高くなっている。つまり、受話口パッド63は、図11(B)に示すように、その裏面のほぼ全体に印刷が施され、これにより着色がなされて不透明となっている。しかし、導光窓633の部分には着色のための印刷ではなく、上に述べたメジウム印刷が施されており、これにより透光性が確保されるとともに、外からは内部が見えないようになっている。したがって、光センサ69には、導光窓633の周辺からは余計な外光が入射することなく、導光窓633のみから光センサ69による検出に必要な外光が入射することとなる。
なお、光センサ69により検出した外光の強さに応じて、メインディスプレイ61の輝度調整が行われる。つまり、例えば、外光が強い場合つまり明るい場合には、メインディスプレイ61の輝度を高くして見易くし、外光が弱い場合つまり暗い場合には、メインディスプレイ61の輝度を低くして省電力化を図る。また、光センサ69による検出信号に基づいて、操作ボタン20を発光させる制御も行われる。つまり、携帯電話機1が暗い場所で使用される場合に、それを光センサ69が検出して操作ボタン20を発光させ、ユーザによる操作を容易にする。
このような輝度調整および発光制御は、プリント基板31、62に実装された制御回路によって行われる。つまり、プリント基板31、62には、携帯電話機1の機能に必要な回路素子、演算素子、メモリ素子、その他のLSI、コネクタ、その他の電子部品が、表面実装技術などを用いて実装されている。これらによる制御回路が、光センサ69の検出信号などを入力し、メインディスプレイ61の輝度制御および操作ボタン20に設けられた発光ダイオードの発光制御などを行う。
受話口パッド63の表面には、導光窓633を囲う位置に、円環状に隆起したガイド部634が設けられている。ガイド部634は、ユーザが指などで導光窓633を直接に触ることがないようにし、これによって導光窓633が汚れるのを防ぐ機能を有する。また、ユーザが受話口パッド63を耳に当てたときに、耳が導光窓633に直接に触れることがないようにする。
また、ガイド部634は、その寸法が極端に小さくなく、適当な大きさを有するので、ガイド部634にゴミが溜まり難く、またゴミが溜まった場合でも清掃が容易である。したがって、携帯電話機1の使用に際して、受話口パッド63が肌と擦れた場合でも、ゴミによって受話口パッド63が傷つけられたりすることがない。受話口パッド63を清掃する際にも、清掃が容易であるから、受話口パッド63を傷つけることは生じ難い。
受話口パッド63には、その外周縁部に、その表面からガイド部634と同じ方向に隆起してガイド部634と一部が重なる周壁部635が設けられている。ガイド部634と周壁部635とが重なることによって、受話口パッド63の表面に連続した隆起部が形成され、これがリブのように作用して受話口パッド63を補強する。なお、周壁部635は、受話口パッド63の周囲に土手のように形成されているので、「ドテリブ」ということがある。
図11(A)に示されるように、受話口パッド63の裏面には粘着テープ641が貼り付けられており、受話口パッド63は、粘着テープ641によりパッド用凹部51bに貼り付けられて固定される。なお、粘着テープ641は、導光窓633に対応する部分633A、受話用メッシュ64が貼り付けられる部分64A、および音響用窓513に対応する部分513Aが、それぞれ切り欠かれて削除されている。
受話口パッド63の寸法の具体例を上げると、長さが30〜50mm程度、例えば40mm程度、幅が7〜15mm程度、例えば10mm程度、周壁部635も入れた厚さが1〜2mm程度、例えば1.5mm程度である。ガイド部634および周壁部635は、幅が十分の数mm〜1.5mm程度、例えば1.2mm程度、高さが十分の数mm〜1mm程度、例えば0.6mm程度である。ガイド部634の円の内側の直径は例えば6.5mm程度、外側の直径は例えば8.9mm程度である。また、音孔631a,631bおよび擬似音孔632の直径は、1〜1.5mm程度、例えば1.2mm程度である。
受話用メッシュ64は、合成樹脂からなるフィルム状の長円形状の枠部材64a、および枠部材64aに取り付けられたメッシュ64bからなる。受話用メッシュ64は、その両面に粘着テープが貼り付けられ、その粘着テープが受話口パッド63の裏面に貼り付けられた状態で、パッド用凹部51bに貼り付けられる。
受話用メッシュ64は、受話口パッド63とパッド用凹部51bとの間に設けられることにより、メッシュ64bが導音孔515を覆い、受話口パッド63を補強することとなる。
フロントケース51におけるパッド用凹部51bとは逆の面、つまりフロントケース51の内側面には、音響用窓513に対応する部分に、受話用シート65が貼り付けられている。受話用シート65は、図12に示すように、合成樹脂からなるフィルム状のものであり、円形部65aと矩形部65bとを有している。円形部65aには、スピーカ孔514に対応する位置に、スピーカ孔514よりも直径の小さい円形の穴65cが設けられている。受話用シート65には、斜線で示した部分65dに粘着テープが貼り付けられ、この粘着テープによってフロントケース51の裏面に貼り付けられる。
図8に示されるように、フロントケース51の裏面に受話用シート65が貼り付けられることによって、音響用窓513の部分が受話用シート65と受話口パッド63とで挟まれ、そこに導音用の空間が形成される。つまり、音響用窓513が形成されたフロントケース51の厚さは十分の数mm〜1mm程度であるが、この厚さに相当する狭い空間が、導音用の空間となる。
受話用スピ−カ66は、受話用シート65の円形部65aの穴65cからフロント側を覗くように配置される。これによって、受話用スピ−カ66の発する音声は、受話用シート65と受話口パッド63との間の導音用の空間を通り、2つの音孔631a,631bから外部に出力されることとなる。
なお、受話用スピ−カ66と受話用シート65の円形部65aとの間には、柔らかいウレタンフォームなどからなるパッド66aが設けられる。
上に述べた説明で分かるように、フロントケース51のパッド用凹部51bに設けられた2つのネジ埋め込み用穴部510、音響用窓513、および導光孔517は、受話口パッド63によって隠されることとなる。すなわち、受話口パッド63という1つの部品を貼り付けることにより、ネジ埋め込み用穴部510、音響用窓513、および導光孔517の全部を覆うことができる。したがって、受話口JUの構造がコンパクトであり、かつデザイン的にもスタイリッシュに旨く纏めることが可能である。しかも、受話用スピ−カ66からの音を出力する機能と光センサ69に必要な外光を取り込む機能、つまり携帯電話機1の受話口における受話機能を十分に発揮することができる。また、部品点数が少ないので、部品の管理が容易であるとともに、組み立て工数を低減してコスト低減を図ることが可能である。
また、受話口パッド63には、そのほぼ中央部に2つの音孔631a,631bが設けられており、これらの音孔631a,631bからはほぼ同じ大きさの音声が出力されるので、ユーザが受話口JUを耳に当てたときに音声が聞こえ易い。また、端部の擬似音孔632からは音が出ないので、右効きまたは左効きのいずれのユーザに対しても使い勝手が良好である。しかし、ユーザからは、受話口パッド63に3つの音孔が配置されているように見え、デザイン的にバランスのよい配置となっている。
上に述べた実施形態において、2つの音孔631a,631bを設けたが、1つまたは3つ以上であってもよい。擬似音孔632を省略することも可能である。導光窓633に透光性を持たせるためにメジウム印刷を行ったが、これ以外の印刷を行ったり、また印刷を行うことなく透明とすることも可能である。ガイド部634の形状を、楕円形状、多角形状、または直線状などとすることも可能である。
上に述べた実施形態において、フロントケース51およびリアケ−ス52の形状は、上に述べた以外の種々の形状であってもよい。例えば、フロントケース51およびリアケ−ス52が平板状または箱状のものであってもよい。これらの正面視の形状は、矩形状、卵形状、楕円形状、長円形状、多角形状、その他の種々の形状であってもよい。フロントケース51とリアケ−ス52との間に他の部材が介在する構造であってもよい。
上に述べた実施形態において、フロントケース51、リアケ−ス52、プリント基板62、受話口パッド63、受話用メッシュ64、受話用シート65、受話用スピ−カ66、音響用窓513、受話口JU、携帯電話機1の全体または各部の構成、構造、形状、寸法、成形方法、製作方法、配置、個数、材質、位置などは、上に述べた以外に種々変更することができる。
上に述べた例では折り畳み式の携帯電話機1について説明したが、折り畳み式でない携帯電話機、携帯電話機以外の種々の携帯端末機、固定の電話機、その他の通話装置などにも、本発明を適用することができる。
本実施形態には次に記載する形態も含まれる。
(付記1)
通話装置における受話口の構造において、
前記通話装置のフロント側の筐体を構成するフロントケースに設けられたパッド用凹部と、
前記パッド用凹部における両端部の近辺に設けられたネジ埋め込み用穴部と、
前記パッド用凹部の中央付近に設けられ前記筐体内に設けられる受話用スピーカの発する音を導く音響用窓と、
前記パッド用凹部の前記音響用窓と一方の前記ネジ埋め込み用穴部との間に設けられ外光を前記筐体内に設けられる光センサに導く導光孔と、
前記パッド用凹部に嵌め込まれ、前記ネジ埋め込み用穴部、前記音響用窓、および前記導光孔を覆う受話口パッドと、
を有し、
前記受話口パッドには、前記音響用窓に対応する位置に音孔が設けられ、前記導光孔に対応する位置に透明または半透明の導光窓が設けられている、
通話装置における受話口の構造。
(付記2)
前記受話口パッドの表面には、前記導光窓を囲う位置に円環状に隆起したガイド部が設けられている、
付記1記載の通話装置における受話口の構造。
(付記3)
前記受話口パッドの外周縁部に、前記受話口パッドの表面から前記ガイド部と同じ方向に隆起して前記ガイド部と一部が重なる周壁部が設けられている、
付記2記載の通話装置における受話口の構造。
(付記4)
前記音響用窓は、前記受話用スピーカの位置に対応して設けられた円形状のスピーカ孔、および前記スピーカ孔に連続して延びる長方形状の導音孔を有し、
前記導音孔に対応する位置に前記音孔が設けられている、
付記1ないし3のいずれかに記載の通話装置における受話口の構造。
(付記5)
前記フロントケースの内側面に、前記導音孔に被さる受話用シートが設けられ、
前記受話用スピーカの発する音が前記受話用シートと前記受話口パッドとの間を通って前記音孔から外部に出力される、
付記4記載の通話装置における受話口の構造。
(付記6)
前記音孔は、少なくとも2つ設けられており、
前記受話口パッドにおいて前記音孔よりも端部に近い側に擬似音孔が設けられている、
付記5記載の通話装置における受話口の構造。
(付記7)
フロントケースおよびリヤケ−スによって筐体が形成される携帯電話機において、
前記フロントケースの外側の表面にパッド用凹部が設けられ、
前記パッド用凹部には、
その両端部の近辺においてネジ埋め込み用穴部が、
その中央付近において前記筐体内に設けられた受話用スピーカの発する音を導く音響用窓が、
前記音響用窓と一方の前記ネジ埋め込み用穴部との間において外光を前記筐体内に設けられた光センサに導く導光孔が、それぞれ設けられ、
前記パッド用凹部には、前記音響用窓に対応する位置に音孔が設けられかつ前記導光孔に対応する位置に透明または半透明の導光窓が設けられた受話口パッドが嵌め込まれ、これによって、前記ネジ埋め込み用穴部、前記音響用窓、および前記導光孔が覆われてなる、携帯電話機。
(付記8)
前記受話口パッドの表面には、前記導光窓を囲う位置に円環状に隆起したガイド部が設けられている、
付記7記載の携帯電話機。
(付記9)
前記音孔は複数設けられ、前記受話用スピーカの発する音がそれら複数の音孔から外部に出力され、
前記導光窓からの外光を受光した前記光センサの検出信号によって、前記フロントケースに設けられた表示装置の輝度調整が行われる、
付記8記載の携帯電話機。
(付記10)
携帯電話機のフロントケースに設けられたパッド用凹部に嵌め込まれるシート状の受話口パッドにおいて、
その中央付近に複数の音孔が、前記音孔と一方の端部との間に透明または半透明の導光窓が、前記導光窓を囲う位置に円環状に隆起したガイド部が、それぞれ設けられ、
前記パッド用凹部に嵌め込まれたときに、前記パッド用凹部に設けられたネジ埋め込み用穴部、音響用窓、および導光孔を覆う、携帯電話機用の受話口パッド。
(付記11)
前記受話口パッドの外周縁部に、前記受話口パッドの表面から前記ガイド部と同じ方向に隆起して前記ガイド部と一部が重なる周壁部が設けられている、
付記10記載の携帯電話機用の受話口パッド。
1 携帯電話機(通話装置)
51 フロントケース
51b パッド用凹部
52 リヤケ−ス
61 メインディスプレイ(表示装置)
62 プリント基板
63 受話口パッド
64 受話用メッシュ
65 受話用シート
66 受話用スピ−カ
69 光センサ
510 ネジ埋め込み用穴部
513 音響用窓
514 スピーカ孔
515 導音孔
517 導光孔
631a,631b 音孔
632 擬似音孔
633 導光窓
634 ガイド部
635 周壁部
KTJ 筐体
JU 受話口

Claims (7)

  1. 通話装置における受話口の構造において、
    前記通話装置のフロント側の筐体を構成するフロントケースに設けられたパッド用凹部と、
    前記パッド用凹部における両端部の近辺に設けられたネジ埋め込み用穴部と、
    前記パッド用凹部の中央付近に設けられ前記筐体内に設けられる受話用スピーカの発する音を導く音響用窓と、
    前記パッド用凹部の前記音響用窓と一方の前記ネジ埋め込み用穴部との間に設けられ外光を前記筐体内に設けられる光センサに導く導光孔と、
    前記パッド用凹部に嵌め込まれ、前記ネジ埋め込み用穴部、前記音響用窓、および前記導光孔を覆う受話口パッドと、
    を有し、
    前記受話口パッドには、前記音響用窓に対応する位置に音孔が設けられ、前記導光孔に対応する位置に透明または半透明の導光窓が設けられている、
    通話装置における受話口の構造。
  2. 前記受話口パッドの表面には、前記導光窓を囲う位置に円環状に隆起したガイド部が設けられている、
    請求項1記載の通話装置における受話口の構造。
  3. 前記受話口パッドの外周縁部に、前記受話口パッドの表面から前記ガイド部と同じ方向に隆起して前記ガイド部と一部が重なる周壁部が設けられている、
    請求項2記載の通話装置における受話口の構造。
  4. 前記音響用窓は、前記受話用スピーカの位置に対応して設けられた円形状のスピーカ孔、および前記スピーカ孔に連続して延びる長方形状の導音孔を有し、
    前記導音孔に対応する位置に前記音孔が設けられている、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の通話装置における受話口の構造。
  5. 前記フロントケースの内側面に、前記導音孔に被さる受話用シートが設けられ、
    前記受話用スピーカの発する音が前記受話用シートと前記受話口パッドとの間を通って前記音孔から外部に出力される、
    請求項4記載の通話装置における受話口の構造。
  6. フロントケースおよびリヤケ−スによって筐体が形成される携帯電話機において、
    前記フロントケースの外側の表面にパッド用凹部が設けられ、
    前記パッド用凹部には、
    その両端部の近辺においてネジ埋め込み用穴部が、
    その中央付近において前記筐体内に設けられた受話用スピーカの発する音を導く音響用窓が、
    前記音響用窓と一方の前記ネジ埋め込み用穴部との間において外光を前記筐体内に設けられた光センサに導く導光孔が、それぞれ設けられ、
    前記パッド用凹部には、前記音響用窓に対応する位置に音孔が設けられかつ前記導光孔に対応する位置に透明または半透明の導光窓が設けられた受話口パッドが嵌め込まれ、これによって、前記ネジ埋め込み用穴部、前記音響用窓、および前記導光孔が覆われてなる、携帯電話機。
  7. 携帯電話機のフロントケースに設けられたパッド用凹部に嵌め込まれるシート状の受話口パッドにおいて、
    その中央付近に複数の音孔が、前記音孔と一方の端部との間に透明または半透明の導光窓が、前記導光窓を囲う位置に円環状に隆起したガイド部が、それぞれ設けられ、
    前記パッド用凹部に嵌め込まれたときに、前記パッド用凹部に設けられたネジ埋め込み用穴部、音響用窓、および導光孔を覆う、携帯電話機用の受話口パッド。
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