JP2010184825A - 複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】複合型光学素子において基材や樹脂の種類および組み合わせ、さらには形状等に制約を生じることなく、温度や湿度等の環境変化における基材ワレやクラックを防止する。
【解決手段】ガラス基材11の光学機能面11aに成形樹脂層13を被着した構成の複合型光学素子10において、成形樹脂層13が被着される光学機能面11aの表面に所定の厚さの圧縮応力層、または所定の深さに異質相を形成してマイクロクラックの生成や成長を抑制することで、ガラス基材11や成形樹脂層13の形状や素材の組合せに制約を受けることなく、ガラス基材11の温度や湿度等の環境変化における基材ワレやクラックを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子に関する。
従来、カメラ、ビデオカメラあるいはカメラ付携帯電話、テレビ電話あるいはカメラ付ドアホン等に、撮像モジュールが用いられている。この撮像モジュールについては、近年その光学系の小型軽量化、低コスト化が大きな課題となっている。
光学系の小型軽量化、低コスト化を実現する方法としては、非球面レンズや異常分散ガラス、あるいはプラスチックレンズの使用がある。
ところで、光学用途で用いられる硝子やプラスチック材料は多くの種類がある。しかしながら、光学設計において要求される光学特性を、それら材料単独では実現できない場合がある。
このような技術的課題を解決するため、たとえば特許文献1に開示されているような複合レンズがある。この複合レンズは、硝子やプラスチック材料を基材に用い、その上に樹脂化合物を積層、硬化させることで、新たな光学特性を得ようとするものである。
しかしながら、複合レンズは異種材料を積層するため、硬化時に応力が発生し、それが複合レンズ内部に蓄積される。また、異種材料では、熱膨張係数の差が異なるため、温度や湿度などの変化をうけると、応力や熱膨張係数の差が原因となって基材にワレやクラックなどを生じる。
このため、特許文献1では、軟硝材を複合型光学部品の基材に用いる際に生じるガラス基材の割れを防止するために樹脂層の外周部を凹形状にすることで応力の発生を抑えガラス割れを回避している。
特開2000−233945号公報
しかしながら、特許文献1では、樹脂層の外周部を凹形状にしなければならないため、外形上の制約が多い。また、樹脂層の外周部を凹形状にするために、樹脂を吐出する際に吐出量のばらつきを抑える必要や、金型を移動させながら樹脂の硬化を行なう必要があるなど、製造上の制約が多かった。
本発明の目的は、温度や湿度等の環境変化が生じても、基材ワレやクラックの発生を防止できる複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子を提供することにある。また、このような複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子を提供するにあたり、形状等に制約を生じることなく、しかも製造上の制約を少なくすることにある。
上記課題を解決するため、本発明の複合型光学素子の製造方法は、ガラス基材を準備する第1工程と、前記ガラス基材に、圧縮応力層または当該ガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を形成する第2工程と、前記ガラス基材に樹脂層を形成する第3工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の複合型光学素子は、ガラス基材と、前記ガラス基材に被着された樹脂層とを含む複合型光学素子であって、前記ガラス基材は、圧縮応力層または当該ガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を有することを特徴とする。
本発明によれば、温度や湿度等の環境変化が生じても、基材ワレやクラックの発生を防止できる複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子を提供することができる。また、このような複合型光学素子の製造方法および複合型光学素子を提供するにあたり、形状等に制約を生じることなく、しかも製造上の制約を少なくすることができる。
本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法によって製造された複合型光学素子の構成の一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法によって製造された複合型光学素子の表面部の構成の一例を示す拡大断面図である。 本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法によって製造された複合型光学素子の表面部の構成の一例を示す拡大断面図である。 本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法における成形工程の一例を示す断面図である。
発明者らによる鋭意研究の結果、基材ワレやクラックの発生は、エネルギー硬化型樹脂を積層する前にガラス基材をガラス強化処理することで防止できることが判明した。具体的には、ガラス基材の表面に圧縮応力層あるいは異質相を形成させることで、温度・湿度等の環境変化が生じても、基材ワレやクラックのない複合型光学素子が得られることがわかった。このように、ガラス強化処理とは、ガラス基材の表面に圧縮応力層あるいは異質相を形成させることである。
このようなことから、実施形態の複合型光学素子の製造方法(以下、単に実施形態の製造方法とする)では、ガラス基材を準備する第1工程と、ガラス基材に、圧縮応力層またはガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を形成する第2工程と、ガラス基材に樹脂層を形成する第3工程と、を含むようにした。
このように、本実施形態の製造方法によれば、ガラス基材に、圧縮応力層またはガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を形成する工程を備えるので、温度や湿度等の環境変化が生じても、基材ワレやクラックの発生を防止できる。
また、ガラス基材に樹脂層を形成する工程では、図2に示すように、基材上に適量の樹脂を吐出して、所望の厚みとなるように樹脂を押し広げた後、硬化させるだけで済む。よって、形状等に制約を生じることなく、しかも製造上の制約を少なくすることができる。
ここで、本実施の形態における圧縮応力層とは、ガラス基材の表面からガラス基材の内部に向かって形成される層であって、ガラス基材本来の密度よりも高い密度を有する部分のことである。この圧縮応力層は、後述するように、ガラス基材にイオン交換処理を施すことや、ガラス基材を急冷することによって形成することができる。
また、本実施の形態における異質相とは、ガラス全体の組成に対して局所的に化学組成が異なる部分のことである。この異質相は、後述するように、イオン注入や超短パルスレーザー照射などにより形成することができる。
また、本実施形態の製造方法において、ガラス基材の最表面部から250μmまでの深さに、圧縮応力層または前記異質相を形成することが好ましい。
圧縮応力層あるいは異質相は、その厚さや位置に制限はない。よって、どのような厚さや位置でも、基材ワレやクラックの発生を防ぐ効果は生じる。しかしながら、ガラス基材の最表面部から250μmまでの位置に圧縮応力層あるいは異質相を形成させると、ガラス基材の光学特性に影響を与えることなく、温度・湿度変化によるガラス基材ワレやクラックの発生を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態の製造方法において、イオン交換法を用いて圧縮応力層を形成することが好ましい。
ガラス強化処理としては、化学的強化法と物理的強化法がある。 化学的強化法とはガラス基材に化学的な処理を行うことでガラス基材の表面あるいは一部の組成分布を変化させ、圧縮応力層や異質相を形成させるものである。一方、物理的強化法とはガラス基材を加熱・急冷、電子線照射、レーザー照射といった物理的処理を行うことでガラス基材の表面あるいは一部に圧縮応力層や異質相を形成させるものである。
ガラス基材に圧縮応力層を形成させる方法としては、化学的強化法であるイオン交換法と、物理的強化法である風冷強化法がある。このうち、本実施形態の製造方法としては、イオン交換法を用いるとより好ましい。
イオン交換法であれば、どのような厚さ、形状のガラスへも形状変化を起こさずにガラス強化処理が可能となる。
一方、風冷強化法によるガラス強化処理では高温の熱処理を行うため、ガラス基材はこの処理に耐えうるだけの厚さを有している必要があり、厚さ3.2ミリ以下の薄いレンズへは適用することが困難である。また、高温の熱処理によって、ガラスの形状変化や歪みが起きることもある。このように、風冷強化法ではガラス基材の厚さが制限され、所望の形状や大きさの複合型光学素子が得られないだけでなく、ガラス基材の光学特性が変化する恐れがある。
また、本実施形態の製造方法において、圧縮応力層の表面圧縮応力値が6.60MPa以上で10.0MPa以下となるように、圧縮応力層を形成することが望ましい。
ここで表面圧縮応力値とはガラス表面の圧縮応力層が有する応力の値のことであり、一般的にガラス強度計を用いて測定することが可能である。
本実施の形態における複合型光学素子の圧縮応力層では、圧縮応力層の表面圧縮応力値の値によらず、温度・湿度変化によるガラス基材ワレやクラックの発生を防ぐことが可能となる。しかしながら、発明者らが鋭意検討した結果、ガラス基材に形成される圧縮応力層における表面圧縮応力値が6.60MPa未満のときよりも6.60MPa以上のほうが環境試験(温度・湿度変化)に対する基材ワレが起きにくいことがわかった。従って、ガラス基材に形成される圧縮応力層における表面圧縮応力値は6.60MPa以上であることが望ましい。また、ガラス基材に形成される圧縮応力層における表面圧縮応力値が10.0MPaよりも大きいとガラス基材の光学特性に影響を与える可能性があることもわかった。
従って、圧縮応力層の表面圧縮応力値は、基材ワレが起こりにくく、さらにガラス基材の光学特性が変化することのない6.60MPa以上で10.0MPa以下が望ましい。
また、本実施形態の製造方法において、ガラス基材の表面に存在するマイクロクラックよりも深い位置に異質相を形成することが好ましい。
マイクロクラックとはガラスを鏡面加工する際にガラス表面に生じる数μmオーダーの小さな傷のことである。マイクロクラックの深さよりも浅い位置に異質相を形成すると、基材ワレやクラックの発生防止が困難になる。
また、本実施形態の製造方法において、ガラス基材の最表面から10μm以上で100μm以下の深さに異質相を形成することが好ましい。
上述のマイクロクラックの深さは、一般的に10μm以下であることが知られている。そこで、ガラス基材の表面から10μmよりも浅い位置と深い位置に異質相を形成させ、耐性試験前後の基材ワレの防止効果を比較した。その結果、10μmよりも深い位置に異質相を形成させたときのほうが、基材ワレやクラックの発生防止により有効であることがわかった。また、表面から100μmよりも深い位置に異質相を形成させると、100μmよりも浅い位置に異質相を形成させた場合よりもマイクロクラックの進展を防ぎにくくなる(すなわち基材ワレやクラックの発生を防止する効果が低下する)こともわかった。
従って、ガラス基材の最表面部からの深さが10μm以上で100μm以下の部分(10μmより深い位置から100μmより浅い位置までの範囲)に異質相を形成させると良い。
また、本実施形態の製造方法において、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)のいずれか1種のイオンをガラス基材に注入するイオン注入法によって異質相を形成することが好ましい。
イオン注入法は、注入するイオン種を自由に選ぶことが可能である。そのため、イオン注入法を用いると、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)といったイオンについても、装置などを変えることなく異質相の形成が可能である。
また、イオン注入法では、一度にイオンを注入できる面積が大きいため短時間でガラス強化を行うことができるほか、イオンのガラス表面からの進入深さをガラスの厚さや表面形状に影響されず一定にすることができる。このため、イオンビームの焦点をガラス基材の表面形状に合わせて変化させる必要がなく、球面、非球面といったレンズ形状にも容易に処理が可能であるといった利点がある。
イオン注入するイオン種はどのイオン種を用いてもよいが、イオン種としてジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)の中から1種を選択して異質相を形成させると、基材ワレとクラックの発生防止に加えて、ガラス基材の安定化を同時に行うことができる。
また、ガラス中でジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)が高濃度に存在している領域では、その他の部分と比べて機械的強度が強く化学的に安定化する。この場合、その化学的安定性によって、からガラスの内部成分の浸出を抑制することが可能となる。
従って、イオン種としてはジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)の中から1種を選択することが望ましい。
また、本実施形態の製造方法において、ガラス基材に対する超短パルスレーザーの照射によって異質相を形成することが好ましい。
超短パルスレーザー照射法も、上述のイオン注入法と同様に、ガラスの厚みや種類に制限なくどのガラスにも処理が可能である。また、加速電圧などによって異質相を形成する深さを任意で決定することが可能であるほか、1〜数十nmのスポットに集光することができるため、近年小型化の進む光学素子への処理に有効である。
また、本実施形態の製造方法において、超短パルスレーザーとしてチタンサファイアレーザーを用いて異質相を形成することが好ましい。
また、本実施形態の製造方法において、組成中に少なくともフッ素を含む前記ガラス基材を準備することが好ましい。
また、本実施形態の複合型光学素子は、ガラス基材と、ガラス基材に被着された樹脂層とを含む複合型光学素子であって、ガラス基材は、圧縮応力層またはガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を有することが好ましい。
本実施形態の複合型光学素子は、具体的には、エネルギー硬化型樹脂をガラス基材の表面にのせた状態で硬化させて、ガラス基材とエネルギー硬化型樹脂の硬化物とを積層させることによって製造することができる。このとき、ガラス基材にガラス強化処理を施すことで、圧縮応力層または前記異質相を複合型光学素子に形成することができる。その結果、基材ワレやクラックの発生を防ぐことができる。また、基材そのものの強度をこの応力に耐え得る強度とすることができるので、ガラス基材が割れることを防ぐことが可能となる。
また、本実施形態の複合型光学素子において、圧縮応力層または異質相は、樹脂層が被着されるガラス基材の表面から250μm以内の深さに形成されてなることが好ましい。
また、本実施形態の複合型光学素子において、圧縮応力層の表面圧縮応力値が6.60MPa以上で10MPa以下であることが好ましい。
また、本実施形態の複合型光学素子において、異質相は、ガラス基材の表面に存在するマイクロクラックよりも深い位置に形成されていることが好ましい。
また、本実施形態の複合型光学素子において、異質相は、ガラス基材の表面から10μm以上で100μm以下の深さに形成されていることが好ましい。
また、本実施形態の複合型光学素子において、ガラス基材は少なくともフッ素を含むことが好ましい。
また、本実施形態の複合型光学素子は、光学基材(ガラス基材)と樹脂組成物の硬化物の界面が、球面、非球面、自由曲面あるいは回折面を有する複合型光学素子とすることができる。
また、本実施形態の複合型光学素子は、光学基材としては、所望の形状に加工するときに、欠け、表面変色、失透やあるいは濁り等の問題が起きない通常の光学用ガラスに加えて、光学用樹脂を用いることができる。
また、本実施形態の複合型光学素子において、ガラス基材に用いられる光学用ガラスとしては、石英、BK7(SCHOTT)、BACD11(HOYA)、BAL42、LAH53(オハラ社)等を挙げることができる。
とりわけ、フッ素やリン酸が含まれている硝材をガラス基材は、軟硝材と呼ばれる脆性なガラス材料である。このような軟硝材をガラス基板として用いる場合、本実施形態の製造方法は特に有効である。これらの軟硝材と呼ばれる硝子材の例としては、FCD1(HOYA)、FPL51、FSL5(OHARA)などが挙げられる。
本実施形態の複合型光学素子において、樹脂層を構成する光学用樹脂としては非晶質ポリオレフィンであるゼオネックス(日本ゼオン)、ARTON(JSR)、アペル(三井化学)等、アクリル樹脂であるアクリペット(三菱レイヨンルデルペット(旭化成)等を挙げることができる。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態の複合型光学素子およびその製造方法について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法によって製造された複合型光学素子の構成の一例を示す断面図である。
図2は、本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法によって製造された複合型光学素子の表面部の構成の一例を示す拡大断面図である。
図3は、本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法によって製造された複合型光学素子の表面部の構成の一例を示す拡大断面図である。
図4は、本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図5は、本発明の一実施の形態である複合型光学素子の製造方法における成形工程の一例を示す断面図である。
図1に例示されるように、本実施の形態の複合型光学素子10は、たとえば、ガラス基材11と成形樹脂層13で構成されている。ガラス基材11は、光学機能面11aおよび光学機能面11bを備えた両凹レンズ形状となっている。このガラス基材11の一方の光学機能面11aに、成形樹脂層13が被着されている。そして、成形樹脂層13は光学機能面13aを有している。
ガラス基材11における光学機能面11aは曲率半径R1の凹形であり、光学機能面11bは曲率半径R2の凹形である。
ガラス基材11の外径部分はレンズ径L1で、レンズ厚さL3となっている。
ガラス基材11の光学機能面11aに被着された成形樹脂層13は、光学機能面13aが曲率半径R3の凹形で口径L2の凸メニスカスレンズ形状となっている。
このように、複合型光学素子10は、ガラス基材11の両凹レンズと、成形樹脂層13の凸メニスカスレンズからなる複合レンズである。
そして、この複合型光学素子10におけるガラス基材11の表面部には、250μm以内の深さで、図2に例示される圧縮応力層11c、または図3に例示される異質相11dが形成されている。
図2に例示されるように、ガラス基材11に圧縮応力層11cを形成されているが、この圧縮応力層11c、たとえば、イオン交換法を用いて、ガラス基材11の表面(光学機能面11a)に厚さh0で圧縮応力層11cが形成されている。なお、圧縮応力層11cが形成されている面は、成形樹脂層13が被着される面である。
また、圧縮応力層11cの厚さh0は、h0≦250μmを満足することが好ましい。ここでは、一例として、20μm≦h0≦50μmとなっている。
また、圧縮応力層11cの表面圧縮応力値は、6.60MPa以上で10MPa以下の範囲に含まれる値になっている。
また、ガラス基材11の表面に圧縮応力層11cを形成する際に、ガラス基材11の表面に存在していたマイクロクラックは、圧縮応力層11cの圧縮応力によって押しつぶされて消失している。
このように、複合型光学素子10には、ガラス基材11の表面に圧縮応力層11cが形成されているので、たとえば、マイクロクラックを起点とするガラス基材11の破断(基材ワレ)を防止することができる。
なお、複合型光学素子10のガラス基材11に、圧縮応力層11cの代わりに、図3に例示されるように異質相11dを形成することもできる。
図3の例では、ガラス基材11の表面(光学機能面11a)から深さh1の位置に異質相11dが形成されている。
この場合、イオン注入法によって異質相11dを、深さh1の位置に形成する。このとき、たとえば、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)のいずれか1種のイオンをガラス基材11に注入すれば良い。
この異質相11dが形成される深さh1は、ガラス基材11の表面に存在するマイクロクラック11eよりも深い値に設定され、マイクロクラック11eの深さ方向への成長を異質相11dによって阻止する。
この場合、異質相11dにおいて深さh1は、h1≦250μmを満足することが好ましい。ここでは、一例として、10μm≦h1≦100μmとなっている。
このように、複合型光学素子10には、ガラス基材11の表面から所定の深さh1の位置に異質相11dが形成されている。よって、ガラス基材11の表面にマイクロクラック11eが存在していても、マイクロクラック11eの深さ方向への成長によるガラス基材11の破断(基材ワレ)を防止することができる。
次に、図4のフローチャートを参照して、本実施の形態の複合型光学素子10の製造方法の一例を説明する。
まず、ガラス基材11を準備する(ステップ101)。
このガラス基材11は、たとえば、型成形や研磨等の方法で製作される。
本実施の形態の場合には、ガラス基材11は、凹形の光学機能面11a(曲率半径R1)および光学機能面11b(曲率半径R2)を備えた両凹レンズである。
次に、本実施の形態の場合には、このガラス基材11の表面に、上述のような圧縮応力層11cまたは異質相11dを形成する(ステップ102)。
なお、圧縮応力層11cまたは異質相11dは、成形樹脂層13が被着される光学機能面11aのみに形成してもよいし、ガラス基材11の表面全体に形成してもよい。
次に、ガラス基材11の光学機能面11aに、たとえば、凸メニスカスレンズ形の成形樹脂層13を被着形成する。
本実施の形態の場合には、この成形樹脂層13は、エネルギー硬化型樹脂12の型成形によって形成する。
すなわち、図5に例示されるように、ガラス基材11の凹形の光学機能面11aの中央部に流動性のエネルギー硬化型樹脂12を供給する(ステップ103)。
そして、上方の光軸方向から曲率半径R3の凸の成形面201を備えた成形型200をエネルギー硬化型樹脂12に接近させて接触させ、エネルギー硬化型樹脂12を成形する(ステップ104)。
そして、所定の距離の光学機能面11aと成形面201との間にエネルギー硬化型樹脂12を挟んで凸メニスカスレンズ形の成形樹脂層13に成形した状態で、紫外線を照射して硬化させる(ステップ105)。
この際に用いる成形型200は、金属製でもガラス製でも良いが、ガラス基材11の反対面(光学機能面11a)の側から紫外線を照射して当該エネルギー硬化型樹脂12を硬化させる場合は、ガラス製の成形型200を用いる。
また、金属製の成形型200を用いた場合は、ガラス基材11の下側の光学機能面11bの側からガラス基材11を透過した紫外線を照射してエネルギー硬化型樹脂12を硬化させる。
その後、成形型200を上昇させて成形型200を成形樹脂層13から離型させる(ステップ106)。
このような方法により、例えば、上述の図1のような複合型光学素子10を製造することができる。
以下、本実施の形態の複合型光学素子10のより具体的な実施例を示す。
(実施例1)
(基材の強化処理)
ガラス強化処理法として化学強化法であるイオン交換法を用いてガラス基材11の表面に厚さh0の圧縮応力層11cを形成させ、ガラス基材11の強化処理を行った。
ガラス基材11のガラス強化処理を行うイオン溶融液はKNOを60%、NaNOを40%の割合で混合したイオン溶融液を用いた。
両凹レンズ形状のFPL−52((株)オハラ製)からなるガラス基材11をイオン溶融液に400℃、3時間浸漬して強化を行った。
得られたガラス基材11の圧縮応力層11cの厚さh0と表面圧縮応力値はバビネ型断面応力計SVP−3000((有)折原製作所製)を用いて測定した。
本実施例1の場合、ガラス基材11に形成された圧縮応力層11cは、厚さh0=20ミクロン、表面圧縮応力値=5Mpaであった。
(複合型光学素子10の作製)
上述のようにガラス強化したガラス基材11に、0.1wt%の重合開始剤イルガキュア189を混合したエネルギー硬化型樹脂ライトアクリレートDCP−A(共栄社化学(株)製)からなる成形樹脂層13(エネルギー硬化型樹脂12)を積層し、図1の形状の複合型光学素子10を作製した。
この成形樹脂層13は、エネルギー硬化型樹脂12に対して、照度:100mw/cm(波長:405nm)の紫外線を100秒照射し、その後、80℃、1時間の加熱条件で熱処理することで硬化を行って得た。
なお、図1において、ガラス基材11のガラスレンズの諸元は、一例として、光学機能面11aの曲率半径R1=16mm、光学機能面11bの曲率半径R2=16mm、ガラス基材11のレンズ径L1=20mm、ガラス基材11のレンズ厚さL3=5mmである。
このガラス基材11の光学機能面11aの上に、光学機能面13aの曲率半径R3=26mm、口径L2=16mm、の成形樹脂層13を、樹脂外周部が凹面にならないように被着して複合型光学素子10を作製した。
(耐性試験評価−基材ワレの確認)
得られた複合型光学素子10を、+100℃で1.0hr保持、−20℃で1.0hr保持、を1サイクルとする温度サイクル耐性試験を10サイクル行い、試験前後の外観変化を観察した。
耐性試験後にガラス基材11が割れていない場合を“○”、ガラス基材11が割れている場合を“×”とした。
この結果、本実施例1の複合型光学素子10の場合は、耐性試験後の外観は“○”であった。
(実施例2)
上述の実施例1と同様のイオン溶融液を用いてガラス強化処理を行った。
イオン溶融液へのガラス基材11の浸漬時間を6時間とし、イオン交換時間を長くすることで、上述の実施例1の場合と厚さh0および表面圧縮応力値の異なる圧縮応力層11cを有するガラス基材11を作製した。
本実施例2の場合、ガラス基材11に形成された圧縮応力層11cは、厚さh0=50ミクロン、表面圧縮応力値が8Mpaであった。
ガラス基材11として、この圧縮応力層11cを有するガラス基材11を用いて実施例1と同様の方法によって複合型光学素子10を作製し、耐性試験評価を行った。
この結果、本実施例2の複合型光学素子10の場合は、耐性試験後の外観は“○”であった。
(実施例3)
(基材の強化処理)
ガラス強化処理法として化学強化法であるイオン注入法を用いてガラス基材11に異質相11dを形成させることで、ガラス強化処理を行った。
実施例1と同様な形状に加工したFPL−51((株)オハラ製)からなるガラス基材11に加速電圧:200keVでZrイオンを注入し、基材の表面から深さh1=5μmの位置に異質相11dを形成させ、ガラス基材11の強化を行った。
強化処理後のガラス基材11の断面を日立透過電子顕微鏡H−9500((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用いて観察することで異質相11dの形成状態の確認を行った。
(複合型光学素子10の作製)
上述のようにガラス強化したFPL−51からなるガラス基材11を上述の実施例1と同様な方法を用いて複合型光学素子10を作製し、耐性試験評価前後の外観変化を観察した。
この結果、本実施例3の複合型光学素子10の場合は、耐性試験後の外観は“○”であった。
(実施例4)
上述の実施例3のガラス基材11における異質相11dを形成させる位置(深さh1)を基材の表面から15μmとし、他の操作は実施例3と同様の手法を用いて複合型光学素子10を作製した。
この結果、本実施例4の複合型光学素子10の場合は、耐性試験後の外観は“○”であった。
(実施例5)
(基材の強化処理)
ガラス強化法として物理強化法である超短パルスレーザー処理法を用いてガラス基材11に対して深さh1の位置に異質相11dを形成させることでガラス基材11の強化処理を行った。
FPL−51からなるガラス基材11にTiサファイアレーザーから発振されたフェムト秒レーザー光をパルス幅:100フェムト秒において基材の表面から15μmの深さに集光し、深さh1=15ミクロンの位置に異質相11dを形成させてガラス基材11の強化を行った。
ガラス基材11における異質相11dの形成状態の確認、複合型光学素子10の作製、耐性試験評価は上述の実施例3と同様の方法を用いて行った。
この結果、本実施例5の複合型光学素子10の場合は、耐性試験後の外観は“○”であった。
(比較例)
比較例として、図1に示した形状に加工したFPL−51からなるガラス基材11を実施例1と同様な方法を用いて複合型光学素子を作製し、耐性試験評価前後の外観変化を観察した。
この結果、本比較例の複合型光学素子の場合は、耐性試験後の外観は“×”であった。
表1には、上述の本実施の形態の実施例1から実施例5の各々と、比較例の諸元および耐性試験の結果を対照して示されている。
Figure 2010184825
この表1より明らかなように、本実施の形態の複合型光学素子10のように、ガラス基材11に圧縮応力層11cあるいは異質相11dを形成してガラス強化処理を施すことにより、温度や湿度変化等で発生するガラス基材11の基材ワレを起こさない複合型光学素子10を提供することができる。
すなわち、本実施の形態の複合型光学素子10の場合には、複合型光学素子10において、成形樹脂層13の素材や形状、寸法等に制約を受けることなく、また、ガラス基材11の形状等にも制約を受けることなく、任意の形状のガラス基材11と成形樹脂層13を組み合わせた複合型光学素子10を提供することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、複合型光学素子10においてガラス基材11や成形樹脂層13の種類および組み合わせ、さらには形状等に制約を生じることなく、温度や湿度等の環境変化におけるガラス基材11の基材ワレやクラックを防止することができる、という効果が得られる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ガラス基材11において、圧縮応力層11cと異質相11dの双方を備えた構成としてもよい。
10 複合型光学素子
11 ガラス基材
11a 光学機能面
11b 光学機能面
11c 圧縮応力層
11d 異質相
11e マイクロクラック
12 エネルギー硬化型樹脂
13 成形樹脂層
13a 光学機能面
200 成形型
201 成形面
h0 圧縮応力層11cの厚さ
h1 異質相11dの深さ

Claims (16)

  1. ガラス基材を準備する第1工程と、
    前記ガラス基材に、圧縮応力層または当該ガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を形成する第2工程と、
    前記ガラス基材に樹脂層を形成する第3工程と、
    を含むことを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  2. 請求項1記載の複合型光学素子の製造方法において、
    前記ガラス基材の表面から250μm以内の深さに前記圧縮応力層または前記異質相を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の複合型光学素子の製造方法において、
    イオン交換法を用いて前記圧縮応力層を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複合型光学素子の製造方法において、
    前記圧縮応力層の表面圧縮応力値が6.60MPa以上で10.0MPa以下となるように、前記圧縮応力層を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  5. 請求項1または請求項2記載の複合型光学素子の製造方法において、
    前記ガラス基材の表面に存在するマイクロクラックよりも深い位置に前記異質相を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  6. 請求項5記載の複合型光学素子の製造方法において、
    前記ガラス基材の表面から10μm以上で100μm以下の深さに前記異質相を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  7. 請求項5または請求項6記載の複合型光学素子の製造方法において、
    ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、ランタン(La)のいずれか1種のイオンを前記ガラス基材に注入するイオン注入法によって前記異質相を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  8. 請求項5または請求項6記載の複合型光学素子の製造方法において、
    前記ガラス基材に対する超短パルスレーザーの照射によって前記異質相を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  9. 請求項8記載の複合型光学素子の製造方法において、
    前記超短パルスレーザーとしてチタンサファイアレーザーを用いて前記異質相を形成することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  10. 請求項3、請求項4、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9のいずれか1項に記載の複合型光学素子の製造方法において、
    組成中に少なくともフッ素を含む前記ガラス基材を準備することを特徴とする複合型光学素子の製造方法。
  11. ガラス基材と、前記ガラス基材に被着された樹脂層とを含む複合型光学素子であって、
    前記ガラス基材は、圧縮応力層または当該ガラス基材と組成の異なる異質相の少なくとも一方を有することを特徴とする複合型光学素子。
  12. 請求項11記載の複合型光学素子において、
    前記圧縮応力層または前記異質相は、前記樹脂層が被着される前記ガラス基材の表面から250μm以内の深さに形成されてなることを特徴とする複合型光学素子。
  13. 請求項11または請求項12記載の複合型光学素子において、
    前記圧縮応力層の表面圧縮応力値が6.60MPa以上で10.0MPa以下であることを特徴とする複合型光学素子。
  14. 請求項11または請求項12記載の複合型光学素子において、
    前記異質相は、前記ガラス基材の表面に存在するマイクロクラックよりも深い位置に形成されていることを特徴とする複合型光学素子。
  15. 請求項14記載の複合型光学素子において、
    前記異質相は、前記ガラス基材の表面から10μm以上で100μm以下の深さに形成されていることを特徴とする複合型光学素子。
  16. 請求項13または請求項15記載の複合型光学素子において、
    前記ガラス基材は少なくともフッ素を含むことを特徴とする複合型光学素子。
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