JP2010183664A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチングレギュレータの動作の安定性を確保し、出力電圧の応答性能を向上する。
【解決手段】スイッチングレギュレータ70には、制御部50と出力部60が設けられる。制御部50には、gmアンプ1、制御回路2、バッファ3、三角波発生回路4、コンパレータ5、ドライバ6、コンデンサC1、スイッチング端子Plx、及びフィードバック端子Pfbが設けられる。制御部50は、高電位側電源Vdd電圧が供給され、出力制御電圧Vocが入力され、出力信号をスイッチング端子Plxから出力部60に出力し、出力部60で生成される出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとしてフィードバック端子Pfbに帰還入力される。制御回路2は、出力制御電圧Vocの切り替わり時にコンデンサC1への充放電が発生しないようにコンデンサC1の接地側の電圧を可変制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチングレギュレータに関する。
近年、民生用機器や産業用機器には電圧の異なる種々のスイッチング電源が搭載される。高効率を要求される分野には、降圧型、昇圧型、或いは昇降圧型のスイッチングレギュレータが多用される(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1などに記載されるスイッチングレギュレータでは、動作の安定性と生成電圧を切り換えたときの応答速度の向上とが要求されている。ところが、動作の安定性を確保するためにループの周波数特性を抑制すると、生成電圧を切り換えたときの応答が遅くなるとういう問題点がある。また、生成電圧を切り換える瞬間での応答を早めた場合、生成される電圧や電源電圧に対応させて応答性能を変化させることが難しく、ループの周波数特性も変化して動作の安定性を維持することが困難となる問題点がある。
特開2008−236816号公報
本発明は、動作の安定性を確保し、出力電圧の応答性能を向上することができるスイッチングレギュレータを提供することにある。
本発明の一態様のスイッチングレギュレータは、出力制御電圧が入力側のマイナスポートに入力され、出力電圧が帰還電圧として入力側のプラスポートに入力され、前記出力制御電圧と前記帰還電圧の差を増幅するgmアンプと、一端がバッファ出力に接続され、他端が前記gmアンプの出力側に接続され、ループの特性を設定するコンデンサと、前記出力制御電圧が入力され、高電位側電源が供給され、前記出力制御電圧の電圧変化に対応して前記コンデンサの一端側の電圧を可変制御する制御電圧を生成する制御回路と、一定の周波数で三角波状の波形を有するランプ電圧が入力側のプラスポートに入力され、前記gmアンプから出力される増幅電圧が入力側のマイナスポートに入力され、前記ランプ電圧と前記増幅電圧を比較し、比較増幅された信号を出力するコンパレータとを具備することを特徴とする。
更に、本発明の他態様のスイッチングレギュレータは、出力制御電圧が入力側のプラスポートに入力され、出力電圧が帰還電圧として入力側のマイナスポートに入力され、前記出力制御電圧と前記帰還電圧の差を増幅するgmアンプと、一端がバッファ出力に接続され、他端が前記gmアンプの出力側に接続され、ループの特性を設定するコンデンサと、前記出力制御電圧が入力され、前記出力制御電圧を高電位側電源電圧の(1/α)(ただし、αは1よりも大きな値)に変換した制御電圧を発生し、前記制御電圧を前記コンデンサの一端に出力する電圧変換手段と、一定の周波数で三角波状の波形を有し、前記高電位側電源電圧の(1/α)の振幅を有するランプ電圧を発生するランプ電圧発生回路と、前記ランプ電圧が入力側のマイナスポートに入力され、前記gmアンプから出力される増幅電圧が入力側のプラスポートに入力され、前記ランプ電圧と前記増幅電圧を比較し、比較増幅された信号を出力するコンパレータとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、動作の安定性を確保し、出力電圧の応答性能を向上することができるスイッチングレギュレータを提供することができる。
本発明の実施例1に係るスイッチングレギュレータを示す回路図。 本発明の実施例1に係る制御回路を示す回路図。 本発明の実施例1に係る比較例のスイッチングレギュレータを示す回路図。 本発明の実施例1に係る容量をドライブする電圧制御を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係る出力電圧特性を示す図、図中実線(a)は本実施例の特性、図中破線(b)は比較例の特性。 本発明の実施例2に係るスイッチングレギュレータを示す回路図。 本発明の実施例2に係るランプ電圧波形を説明する図。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係るスイッチングレギュレータについて、図面を参照して説明する。図1はスイッチングレギュレータを示す回路図、図2は制御回路を示す回路図、図3は比較例のスイッチングレギュレータを示す回路図である。本実施例では、ループ特性設定用コンデンサの接地側の電圧を可変制御して出力電圧の応答性能を向上している。
図1に示すように、スイッチングレギュレータ70には、制御部50と出力部60が設けられる。スイッチングレギュレータ70は、高電位側電源Vddが供給され、出力制御電圧Vocが入力され、高電位側電源Vdd電圧或いは高電位側電源Vdd電圧よりも低電圧である出力電圧Voutを出力する降圧型スイッチングレギュレータである。スイッチングレギュレータ70から出力される出力電圧Voutは、負荷40に供給される。スイッチングレギュレータ70は、産業用機器、民生用機器など種々の分野に使用される。
制御部50には、gmアンプ1、制御回路2、バッファ3、三角波発生回路4、コンパレータ5、ドライバ6、コンデンサC1、スイッチング端子Plx、及びフィードバック端子Pfbが設けられる。制御部50は、高電位側電源Vdd電圧が供給され、出力制御電圧Vocが入力され、出力信号をスイッチング端子Plxから出力部60に出力し、出力部60で生成される出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとしてフィードバック端子Pfbに帰還入力される。
ここで、gmアンプ1、コンデンサC1、三角波発生回路4、コンパレータ5は、パルス幅変調信号(PWM信号)を生成するパルス幅変調器としてのPWM生成回路として機能する。
出力制御電圧Vocは、出力電圧Voutを設定するために用いられる制御電圧である。
gmアンプ1は、入力側のマイナスポートに出力制御電圧Vocが入力され、入力側のプラスポートに帰還電圧Vfb(フィードバック端子Pfbを介して出力部60で生成される出力電圧Vout)が帰還入力され、帰還電圧Vfbと出力制御電圧Vocの差を増幅し、出力側のノードN1からgmアンプ出力電圧Vgmを出力する。なお、gmアンプ1は、誤差増幅器とも呼称され、出力制御電圧Vocと帰還電圧Vfbの差が0(ゼロ)Vになるように帰還がかかる。
制御回路2は、出力制御電圧Vocが入力され、高電位側電源Vddが供給される。制御回路2は、出力制御電圧Vocが切り替わったときにコンデンサC1への充放電が発生しないように、コンデンサC1の一端側(バッファ3側)の電圧を可変するためとして用いられる制御電圧Vcを生成する。
制御回路2には、図2に示すように、gmアンプ11乃至14、加算器15、電圧源16乃至18、電流源19、及び抵抗R1乃至R5が設けられる。
抵抗R1は、一端が高電位側電源Vddに接続され、他端がノードN11に接続される。抵抗R2は、一端がノードN11に接続され、他端が低電位側電源Vssに接続される。ノードN11の電圧は、高電位側電源Vdd電圧の抵抗分割(抵抗R1と抵抗R2で分割)された電圧となる。
抵抗R3は、一端がノードN11に接続され、他端がノードN12に接続される。抵抗R4は、一端がノードN12に接続され、他端がノードN13に接続される。ノードN12の電圧は、ノードN11とノードN13の間の電圧の抵抗分割(抵抗R3と抵抗R4で分割)された電圧となる。
電圧源16は、プラス側がノードN13に接続され、マイナス側が低電位側電源Vssに接続される。
gmアンプ11は、入力側のプラスポートがノードN12に接続され、入力側のマイナスポートがノードN13に接続され、ノードN12の電圧とノードN13の電圧の差を増幅し、増幅された信号が加算器15に出力される。
電圧源17は、プラス側がgmアンプ12の入力側のプラスポートに接続され、マイナス側がgmアンプ12の入力側のマイナスポートに接続され、gmアンプ12の入力側のプラスポートの電圧をgmアンプ12の入力側のマイナスポートの電圧よりも電圧源17電圧分高く設定する。
gmアンプ12は、入力側のプラスポートがノードN13の電圧が入力され、入力側のマイナスポートにノードN13の電圧よりも電圧源17電圧分低い電圧が入力され、差電圧を増幅して加算器15に出力する。加算器15は、gmアンプ11から出力される増幅信号とgmアンプ12から出力される増幅信号が入力され、加算処理を行う。
電圧源18は、マイナス側が低電位側電源Vssに接続され、プラス側がノードN14に接続される。ノードN14の電圧は、低電位側電源Vss電圧よりも電圧源18の電圧分高い値に設定される。
抵抗R5は、一端がノードN14に接続され、他端がノードN15に接続される。電流源19は、一端がノードN15に接続され、他端が低電位側電源Vssに接続され、出力制御電圧Vocでその電流が制御される。
gmアンプ13は、gmアンプ12から出力される電流でトランスコンダクタンスが制御され、入力側のマイナスポートがノードN14に接続され、入力側のプラスポートがノードN15に接続され、ノードN15の電圧とノードN14の電圧の差を増幅し、増幅された信号を出力側のノードN16に出力する。
gmアンプ14は、加算器15から出力される加算電流でトランスコンダクタンスが制御され、入力側のプラスポートがノードN14に接続され、入力側のマイナスポートがノードN16に接続され、ノードN14の電圧とノードN16の電圧の差を増幅し、増幅された信号を出力側のノードN16に出力する(ノードN16の電圧が入力側のマイナスポートに帰還入力される)。
ノードN16の電圧は、制御電圧Vcとしてバッファ3に出力される。ここで、gmアンプ13のトランスコンダクタンスをgm1、gmアンプ14のトランスコンダクタンスをgm2、Vocで制御される抵抗R5の電圧降下Vr5の関係は、
Vc=−(gm1/gm2)・Vr5 ・・・・・・・・・式(1)
となる。トランスコンダクタンスgm1は、電圧源17を入力とするGmアンプ12の出力電流で設定され、トランスコンダクタンスgm2は、Gmアンプ12の出力電流と高電位側電源の電圧VDDに依存した電圧を入力としたGmアンプ11の出力電流の和で設定される。従って、式(1)は、kを定数とした次式で近似し得る。
Vc≒−(k/VDD)・Voc ・・・・・・・・・・式(2)
バッファ3は、制御回路2とコンデンサC1の一端の間に設けられ、制御電圧VcをドライブしてコンデンサC1の一端に出力する。
コンデンサC1は、一端(ノードN2)がバッファ3の出力側に接続され、他端がノードN1(gmアンプ1の出力側)に接続される。コンデンサC1は、PWM生成回路の積分容量であり、ループ特性を設定するコンデンサとして用いられる。
三角波発生回路4は、三角波状の波形を有するランプ電圧Vrampを発生する。コンパレータ5は、入力側のプラスポートに三角波発生回路4から出力されるランプ電圧が入力され、入力側のマイナスポートにgmアンプ1から出力されるgmアンプ出力電圧Vgmが入力される。コンパレータ5は、gmアンプ出力電圧Vgmがランプ電圧Vrampよりも高いときにローレベル、gmアンプ出力電圧Vgmがランプ電圧Vrampよりも低いときにハイレベルとなるPWM信号を生成する。ここで、PWM信号のデユーティ比は、gmアンプ出力電圧Vgmに基づいて制御される。
ここで、Gmアンプ1の出力電圧をVgm、出力制御電圧をVoc、ランプ電圧Vrampの振幅をVRAMP、前記高電位側電源の電圧をVDDとすると、コンデンサC1をドライブする電圧であるVcは、
Vgm=VRAMP×{(−Voc)/VDD }・・・・・・・・式(3)
の関係になるように帰還がかかる。式(2)、式(3)より出力制御電圧Vocの変化に対するコンデンサC1にかかる電圧変動が打ち消されることができる。この結果、出力制御電圧Vocの変化に対するコンデンサC1の充放電が不要となり、出力電圧Voutの応答速度を大幅に改善することができる。
ドライバ6は、高電位側電源Vddが供給され、コンパレータから出力されるPWM信号が入力され、ドライブされた信号をスイッチング端子Plxを介して出力部60に出力する。
出力部60には、インダクタL1、コンデンサC2、及び出力端子Poutが設けられる。インダクタL1は、一端がスイッチング端子Plxに接続され、他端がノードN3に接続される。コンデンサC2は、一端が低電位側電源Vssに接続され、他端がノードN3に接続される平滑化コンデンサである。ドライバ6から出力される信号がインダクタL1及びコンデンサC2に入力されると出力信号Voutが生成される。
高電位側電源Vdd電圧或いは高電位側電源Vdd電圧よりも低電圧である出力電圧Voutは、出力端子Poutから出力され、フィードバック端子Plbを介して帰還電圧Vfbとして制御部50に帰還入力される。
図3に示すように、比較例のスイッチングレギュレータ80には、制御部51と出力部60が設けられる。ここでは、本実施例のスイッチングレギュレータ70と同一構成部分については説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
制御部51には、gmアンプ1、三角波発生回路4、コンパレータ5、ドライバ6、コンデンサC1、スイッチング端子Plx、及びフィードバック端子Pfbが設けられる。gmアンプ1、コンデンサC1、三角波発生回路4、コンパレータ5は、パルス幅変調信号(PWM信号)を生成するパルス幅変調器としてのPWM生成回路を構成する。
コンデンサC1は、一端(ノードN2)が低電位側電源Vssに接続され、他端(ノードN1)がgmアンプ1の出力側に接続される。
比較例のスイッチングレギュレータ80では、gmアンプ1とコンデンサC1の部分の時定数が大きく、且つコンデンサC1の一端側は常に低電位側電源Vssに固定される。
次に、スイッチングレギュレータの出力特性について図4及び図5を参照して説明する。図4は容量をドライブする電圧制御を示すタイミングチャート、図5は出力電圧特性を示す図、図中実線(a)は本実施例の特性、図中破線(b)は比較例の特性である。
図4に示すように、本実施例のスイッチングレギュレータ70では、制御回路2により制御電圧Vcが出力制御電圧Vocに対して逆位相になるように設定される。
ここで、出力制御電圧Vocのハイレベル電圧VH1、出力制御電圧Vocのローレベル電圧VL1、ノードN2での制御電圧Vcのハイレベル電圧VH2、
ノードN2での制御電圧Vcのローレベル電圧VL2、出力制御電圧Vocの振幅(VH1−VL1)、制御電圧Vcの振幅(VH2−VL2)の関係は、
(VH1−VL1)/VDD≒(VH2−VL2)/VRAMP・・・・・式(4)
の関係になるように設定される。
図5に示すように、実線(a)の本実施例の出力電圧特性と破線(b)の比較例の出力電圧特性には大きな差異が発生している。なお、図中での電圧制御信号Vocは50%−50%デューティの信号で、ハイ/ローの期間は250μs、ハイレベル電圧VH1が1.8V、ローレベル電圧VL1が1.2Vに設定される。
破線(b)で示す比較例の出力電圧Vout特性では、コンデンサC1の一端が低電位側電源Vssに固定されているので、時定数の大きなgmアンプ1及びコンデンサC1の影響により、出力電圧Voutの応答速度が大幅に劣化する。具体的には、ローレベル(1.2V)からハイレベル(1.8V)に達する時間が220μs、ハイレベル(1.8)からローレベル(1.2V)に達する時間が150μsとなる。
一方、実線(a)で示す本実施例の出力電圧Vout特性では、コンデンサC1への充放電が発生しないように制御電圧Vcを可変制御しているので、出力電圧Voutの応答速度を大幅に改善することができる。具体的には、ローレベル(1.2V)からハイレベル(1.8V)に達する時間が24μs、ハイレベル(1.8)からローレベル(1.2V)に達する時間が16μsとなり、比較例よりも応答速度を略10倍高速にすることができる。
上述したように、本実施例のスイッチングレギュレータでは、制御部50と出力部60が設けられる。制御部50には、gmアンプ1、制御回路2、バッファ3、三角波発生回路4、コンパレータ5、ドライバ6、コンデンサC1、スイッチング端子Plx、及びフィードバック端子Pfbが設けられる。制御部50は、高電位側電源Vdd電圧が供給され、出力制御電圧Vocが入力され、出力信号をスイッチング端子Plxから出力部60に出力し、出力部60で生成される出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとしてフィードバック端子Pfbに帰還入力される。gmアンプ1は、出力制御電圧Vocが入力側のマイナスポートに入力され、出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとして入力側のプラスポートに入力され、出力制御電圧Vocと帰還電圧Vfbの差を増幅する。コンデンサC1は、一端がバッファ3の出力に接続され、他端がgmアンプ1の出力側に接続され、ループの特性を設定する。制御回路2は、出力制御電圧Vocが入力され、高電位側電源Vddが供給され、出力制御電圧Vocの電圧変化に対応してコンデンサC1の一端側の電圧を可変制御する制御電圧Vcを生成する。コンパレータC5は、一定の周波数で三角波状の波形を有するランプ電圧Vrampが入力側のプラスポートに入力され、gmアンプ1から出力されるgmアンプ出力電圧Vgmが入力側のマイナスポートに入力され、ランプ電圧Vrampとgmアンプ出力電圧Vgmを比較し、比較増幅された信号を出力する。
このため、動作の安定性が確保され、出力電圧Voutの応答性能を向上することができるスイッチングレギュレータ70を実現することができる。また、出力電圧Voutを切り換える瞬間での応答を早めても、生成される出力電圧Voutや電源電圧に対応させて応答性能を変化させることができ、ループの周波数特性も変化せず動作の安定性を維持することができる。
なお、本実施例では、gmアンプ1の入力側のプラスポートに帰還電圧Vfbを入力し、gmアンプ1の入力側のマイナスポートに出力制御電圧Vocを入力し、コンパレータ5の入力側のプラスポートにランプ電圧Vrampを入力し、コンパレータ5の入力側のマイナスポートにgmアンプ出力電圧Vgmを入力しているが、代わりにgmアンプ1の入力側のマイナスポートに帰還電圧Vfbを入力し、gmアンプ1の入力側のプラスポートに出力制御電圧Vocを入力し、コンパレータ5の入力側のマイナスポートにランプ電圧Vrampを入力し、コンパレータ5の入力側のプラスポートにgmアンプ出力電圧Vgmを入力してもよい。また、制御回路2とコンデンサC1の間にバッファを設けているが、代わりに縦続接続される偶数段構成のインバータを設けてもよい。
次に、本発明の実施例2に係るスイッチングレギュレータについて、図面を参照して説明する。図6はスイッチングレギュレータを示す回路図、図7はランプ電圧波形を説明する図である。本実施例では、出力制御電圧の変化に対するループ特性設定用コンデンサでの電圧変動を打ち消している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図6に示すように、スイッチングレギュレータ71には、制御部52と出力部60が設けられる。スイッチングレギュレータ71は、高電位側電源Vddが供給され、出力制御電圧Vocが入力され、高電位側電源Vdd電圧或いは高電位側電源Vdd電圧よりも低電圧である出力電圧Voutを出力する降圧型スイッチングレギュレータである。スイッチングレギュレータ71から出力される出力電圧Voutは、負荷40に供給される。
制御部52には、gmアンプ1a、バッファ3、三角波発生回路4a、コンパレータ5a、ドライバ6、コンデンサC1、抵抗R11、抵抗R12、スイッチング端子Plx、及びフィードバック端子Pfbが設けられる。制御部52は、高電位側電源Vdd電圧が供給され、出力制御電圧Vocが入力され、出力信号をスイッチング端子Plxから出力部60に出力し、出力部60で生成される出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとしてフィードバック端子Pfbに帰還入力される。gmアンプ1a、コンデンサC1、三角波発生回路4a、コンパレータ5a、パルス幅変調信号(PWM信号)を生成するパルス幅変調器としてのPWM生成回路として機能する。
gmアンプ1aは、入力側のプラスポートに出力制御電圧Vocが入力され、入力側のマイナスポートに帰還電圧Vfbが入力され、出力制御電圧Vocと帰還電圧Vfbの差を増幅し、増幅された信号が出力側(ノードN1)からgmアンプ出力電圧Vgmとして出力される。
コンパレータ5aは、入力側のプラスポートにgmアンプ出力電圧Vgmが入力され、入力側のマイナスポートにランプ電圧Vramp1が入力され、PWM信号を生成する。
抵抗R11は、一端に出力制御電圧Vocが入力され、他端がノードN21に接続される。抵抗R12は、一端がノードN21に接続され、他端が低電位側電源Vssに接続される。抵抗R11と抵抗R12は、ノードN21の電圧を出力制御電圧Vocの(1/α)(ただし、αは1よりも大きな値)にした制御電圧Vc1を生成し、電圧変換手段として機能する。
バッファ3はノードN21とノードN2(コンデンサC1の一端)の間に設けられ、制御電圧Vc1をドライブしてノードN2(コンデンサC1の一端)に出力する。
三角波発生回路4aには、図7に示すように、GCA7、抵抗R21、及び抵抗R22が設けられる。抵抗R21は、一端が高電位側電源Vddに接続され、他端がノードN22に接続される。抵抗R22は、一端がノードN22に接続され、他端が低電位側電源Vssに接続される。ノードN22の電圧は、高電位側電源Vddの電圧VDDの(1/α)(ただし、αは1よりも大きな値)となる。GCA7は、入力されるランプ電圧VrampをノードN22の電圧に応じたランプ電圧Vramp1に変換して、コンパレータ5の入力側のプラスポートに出力する。つまり、ランプ電圧の信号振幅を高電位側電源Vddの電圧VDDの(1/α)に変換する、出力レベル変換手段として機能する。
電圧制御電圧Voc、制御電圧Vc1、ランプ電圧Vramp1の振幅VRAMP1、高電位側電源Vddの電圧VDDの関係は、
Vc1=(Voc/α)・・・・・・・・・式(5)
VRAMP 1=VDD/α・・・・・・・・式(6)
に設定される。gmアンプ1の出力をgmアンプ出力電圧Vgm、出力電圧Voutを電圧制御電圧Vocとすると、
Voc/VDD=Vgm/VRAMP1・・・・・式(7)
に設定される。
式(6)及び式(7)から、
Vgm=(Voc/α)・・・・・・・・式(8)
に設定される。
つまり、コンデンサC1の両端の電圧が(Voc/α)と同じ値に設定されるので、出力制御信号Vocの変化に対するコンデンサC1にかかる電圧変動が打ち消されることができる。この結果、出力制御電圧Vocの変化に対するコンデンサC1の充放電が不要となり、出力電圧Voutの応答速度を大幅に改善することができる。
上述したように、本実施例のスイッチングレギュレータでは、制御部52と出力部60が設けられる。制御部52には、gmアンプ1、バッファ3、三角波発生回路4a、コンパレータ5、ドライバ6、コンデンサC1、抵抗R11、抵抗R12、スイッチング端子Plx、及びフィードバック端子Pfbが設けられる。制御部52は、高電位側電源Vdd電圧が供給され、出力制御電圧Vocが入力され、出力信号をスイッチング端子Plxから出力部60に出力し、出力部60で生成される出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとしてフィードバック端子Pfbに帰還入力される。gmアンプ1は、出力制御電圧Vocが入力側のプラスポートに入力され、出力電圧Voutが帰還電圧Vfbとして入力側のマイナスポートに入力され、出力制御電圧Vocと帰還電圧Vfbの差を増幅する。コンデンサC1は、一端がバッファ3の出力に接続され、他端がgmアンプ1の出力側に接続され、ループ特性を設定する。電圧変換手段としての抵抗R11及び抵抗R12は、出力制御電圧Vocが入力され、出力制御電圧Vocを高電位側電源電圧VDDの(1/α)(ただし、αは1よりも大きな値)に変換した制御電圧Vcを発生し、制御電圧VcをコンデンサC1の一端に出力する。三角波発生回路4aは、一定の周波数で三角波状の波形を有し、高電位側電源電圧VDDの(1/α)の振幅を有するランプ電圧Vramp1を発生する。コンパレータ5は、ランプ電圧Vramp1が入力側のマイナスポートに入力され、gmアンプ1から出力されるgmアンプ出力電圧Vgmが入力側のプラスポートに入力され、ランプ電圧Vramp1とgmアンプ出力電圧Vgmを比較し、比較増幅された信号を出力する。コンデンサC1の両端の電圧差は、Vocが変化しても一定になるように制御される。
このため、動作の安定性が確保され、出力電圧Voutの応答性能を向上することができるスイッチングレギュレータ71を実現することができる。また、出力電圧Voutを切り換える瞬間での応答を早めても、生成される出力電圧Voutや電源電圧に対応させて応答性能を変化させることができ、ループの周波数特性も変化せず動作の安定性を維持することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
実施例では、降圧型スイッチングレギュレータに適用したが昇圧型スイッチングレギュレータや昇降型スイッチングレギュレータなどに適用することができる。また、実施例2では、gmアンプ1aの入力側のマイナスポートに帰還電圧Vfbを入力し、gmアンプ1aの入力側のプラスポートに出力制御電圧Vocを入力し、コンパレータ5aの入力側のマイナスポートにランプ電圧Vramp1を入力し、コンパレータ5aの入力側のプラスポートにgmアンプ出力電圧Vgmを入力しているが、代わりにgmアンプ1aの入力側のプラスポートに帰還電圧Vfbを入力し、gmアンプ1aの入力側のマイナスポートに出力制御電圧Vocを入力し、コンパレータ5aの入力側のプラスポートにランプ電圧Vramp1を入力し、コンパレータ5aの入力側のマイナスポートにgmアンプ出力電圧Vgmを入力してもよい。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 出力制御電圧が入力側のマイナスポートに入力され、出力電圧が帰還電圧として入力側のプラスポートに入力され、前記出力制御電圧と前記帰還電圧の差を増幅するgmアンプと、一端が低電位電源側に接続され、他端が前記gmアンプの出力側に接続され、ループ利得を設定するコンデンサと、前記出力制御電圧が入力され、高電位側電源が供給され、前記出力制御電圧の電圧変化に対応して前記コンデンサの一端側の電圧を可変制御する制御電圧を生成する制御回路と、一定の周波数で三角波状の波形を有するランプ電圧が入力側のプラスポートに入力され、前記gmアンプから出力される増幅電圧が入力側のマイナスポートに入力され、前記ランプ電圧と前記増幅電圧を比較し、比較増幅された信号を出力するコンパレータと、前記コンパレータから出力される比較増幅された信号が入力され、この信号をドライブするドライバとを具備するスイッチングレギュレータ。
(付記2) 前記制御電圧の振幅は前記出力制御電圧の振幅よりも小さく設定され、前記制御電圧は前記出力制御電圧がハイレベルのときにローレベルに設定され、前記制御電圧は前記出力制御電圧がローレベルのときにハイレベルに設定され、前記制御電圧のハイレベルときの電圧が前記出力制御電圧のハイレベルのときの電圧よりも低く設定され、前記制御電圧のローレベルときの電圧が前記出力制御電圧のローレベルのときの電圧よりも低く設定される付記1に記載のスイッチングレギュレータ。
1、1a、11〜14 gmアンプ
2 制御回路
3 バッファ
4、4a 三角波発生回路
5、5a コンパレータ
6 ドライバ
7 GCA
16〜18 電圧源
15 加算器
19 電流源
40 負荷
50、51、52 制御部
60 出力部
70、71、80 スイッチングレギュレータ
C1、C2 コンデンサ
L1 インダクタ
N1〜N3、N11〜N16、N21、N22 ノード
Pfb フィードバック端子
Plx スイッチング端子
Pout 出力端子
R1〜R5、R11、R12、R21、R22 抵抗
Vc、Vc1 制御電圧
Vdd 高電位側電源
Vfb 帰還電圧
Vgm gmアンプ出力電圧
Voc 出力制御電圧
Vout 出力電圧
Vramp、Vramp1 ランプ電圧
Vss 低電位側電源

Claims (5)

  1. 出力制御電圧が入力側のマイナスポートに入力され、出力電圧が帰還電圧として入力側のプラスポートに入力され、前記出力制御電圧と前記帰還電圧の差を増幅するgmアンプと、
    一端がバッファに接続され、他端が前記gmアンプの出力側に接続され、ループ特性を設定するコンデンサと、
    前記出力制御電圧が入力され、高電位側電源が供給され、前記出力制御電圧の電圧変化に対応して前記コンデンサの一端側の電圧を可変制御する制御電圧を生成する制御回路と、
    一定の周波数で三角波状の波形を有するランプ電圧が入力側のプラスポートに入力され、前記gmアンプから出力される増幅電圧が入力側のマイナスポートに入力され、前記ランプ電圧と前記増幅電圧を比較し、比較増幅された信号を出力するコンパレータと、
    を具備することを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記制御電圧をVc、前記出力制御電圧をVoc、前記ランプ電圧をVramp、前記高電位側電源の電圧をVDDとすると、前記コンデンサをドライブする電圧であるVcは、
    Vc≒Vramp×{(−Voc)/VDD}
    の関係になるように設定されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 出力制御電圧が入力側のプラスポートに入力され、出力電圧が帰還電圧として入力側のマイナスポートに入力され、前記出力制御電圧と前記帰還電圧の差を増幅するgmアンプと、
    一端がバッファに接続され、他端が前記gmアンプの出力側に接続され、ループ特性を設定するコンデンサと、
    前記出力制御電圧が入力され、前記出力制御電圧を高電位側電源電圧の(1/α)(ただし、αは1よりも大きな値)に変換した制御電圧を発生し、前記制御電圧を前記コンデンサの一端に出力する電圧変換手段と、
    一定の周波数で三角波状の波形を有し、前記高電位側電源電圧の(1/α)の振幅を有するランプ電圧を発生するランプ電圧発生回路と、
    前記ランプ電圧が入力側のマイナスポートに入力され、前記gmアンプから出力される増幅電圧が入力側のプラスポートに入力され、前記ランプ電圧と前記増幅電圧を比較し、比較増幅された信号を出力するコンパレータと、
    を具備することを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  4. 前記(1/α)は、縦続接続される抵抗を用いて設定されることを特徴とする請求項3に記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記制御電圧は、前記バッファを介して前記コンデンサの一端に出力されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチングレギュレータ。
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