JP2010181917A - 情報ストレージ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パリティデータ格納用の記録再生装置を付加することなく、記録したデータの信頼性を向上させることができる情報ストレージ装置を提供すること。
【解決手段】誤り訂正データ付加部は、ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の列に対してPバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する。データ分配部は、誤り訂正データ付加部で生成されたY個のデータブロックの各々の列をX個に分割することでデータブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成する。データ記録制御部は、Y通りの再編成データブロックを情報記録再生装置の情報記録媒体に記録する。Y通りの再編成データブロックの各々を構成するX個のサブブロックは、各々異なるデータブロックに属する。
【選択図】図2
【解決手段】誤り訂正データ付加部は、ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の列に対してPバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する。データ分配部は、誤り訂正データ付加部で生成されたY個のデータブロックの各々の列をX個に分割することでデータブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成する。データ記録制御部は、Y通りの再編成データブロックを情報記録再生装置の情報記録媒体に記録する。Y通りの再編成データブロックの各々を構成するX個のサブブロックは、各々異なるデータブロックに属する。
【選択図】図2
Description
本発明は、一台以上の情報記録再生装置に接続された情報ストレージ装置に関する。
近年、コンピュータシステムの発展に伴い、外部記憶装置に対する要求も高まっている。その要求に答えるべく開発されたのがディスクアレイ装置である。ディスクアレイ装置とは、複数のディスク装置を内蔵して、大容量化を図り、複数のディスク装置の各々を並列に動かすことで、記録あるいは再生を高速化するものである。更に、誤り訂正用データを取り入れることにより、信頼性を向上させている。ディスクアレイ装置は、上述のように、複数のディスク装置によって並列に且つ冗長的に構成されているため、一般にRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)と呼ばれている。
RAID構成のうち、例えばRAID4と呼ばれる構成では、複数のディスク装置に1台のパリティデータ格納用のディスク装置が付加される。この場合、1台のディスク装置が故障しても、他のディスク装置からデータを再生することで、故障したディスク装置に格納してあるデータを復元することができる。
一方、データ保存への需要の高まりから光ディスクアレイ装置が注目されている。光ディスクアレイ装置は、情報記録媒体として光ディスク媒体を用いる光ディスク装置で構成され、データバックアップやライブラリストレージとして使用することができる。この光ディスク装置は、記録データに誤り訂正データを付加して図5や図7に示されるようなデータブロックを構成し、そのデータブロックを最小記録単位として記録する。誤り訂正データは、光ディスク媒体からの局所的な読み取り誤りを救済するために用いられる。また、誤り訂正データの付加や再生データの誤り訂正は通常、光ディスク装置そのものの内部で行われる。光ディスク装置がデータブロックを光ディスク媒体に記録する形式は、光ディスク媒体の規格にて規定されている。
記録データがデータブロックに変換される過程について説明する。記録データは、ユーザデータを含んでいる。光ディスク装置は、その記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、記録データの列に対して、Pバイトを有する誤り訂正データを付加し、記録データの行に対してQバイトを有する誤り訂正データを付加し、m行n列のデータバイトを有するデータブロックを生成する。ここで、M、N、P、Qは情報記録媒体の規格により決められた整数である。また、mはm=M+Pを満たす整数であり、nはn=N+Qを満たす整数である。
ここで、図5において、M、N、P、Qは、それぞれ216、304、32、0であるものとする。この場合、記録データのデータバイトは、216×304バイトである。m、nは、それぞれ248、304である。従って、データブロックのデータバイトは、248×304バイトである。
図7において、M、N、P、Qは、それぞれ216、304、16、10であるものとする。この場合、記録データのデータバイトは、192×172バイトである。m、nは、208、182である。従って、データブロックのデータバイトは、208×182バイトである。
上述のようなユーザデータを含む記録データをデータブロックに加工して光ディスク媒体に記録する形式は、光ディスク媒体の規格にて規定されている。
しかし、通常の光ディスク装置を用いて1台の故障に耐性を有するディスクアレイ装置を実現するためには、パリティデータ格納用の光ディスク装置を付加する必要がある。
ここで、ストレージに関する技術について紹介する。
特開平10−222315号公報には、二重化されたハードディスク装置のエラー復旧方法が記載されている。このハードディスク装置のエラー復旧方法は、第1のハードディスク装置と第2のハードディスク装置とを備えた、二重化されたハードディスク装置を用いる。この方法では、第1のハードディスク装置に不良記憶領域を検出すると、この不良記憶領域を第1のハードディスク装置内の正常な記憶領域と代替し、第2のハードディスク装置からデータをコピーすることによって不良記憶領域におけるデータを復旧させることを特徴としている。
特開2004−30577号公報に記載されたシステムでは、ストレージアレイにおける複数の記憶装置故障を訂正するものであり、複数の連結されたサブアレイを有するストレージアレイからなる。各サブアレイがデータ記憶装置の集合と局所パリティ記憶装置とを含んでいる。各サブアレイが2重故障保護符号化方法を用いる唯一の存在であったかのように一様に対角パリティ集合を割り当てられている。ストレージアレイがサブアレイの各々における同等の対角パリティ集合をまとめて論理的に加算することにより計算された対角パリティを保持する大域パリティ記憶装置を更に含み、各サブアレイの局所パリティ記憶装置と共に大域パリティ記憶装置を用いてサブアレイ内の2重故障を訂正するようになっている。
特開平9−146850号公報に記載された方法では、N個の記憶装置の群における単一および二重の記憶装置障害に対して保護するものである。この方法では、記憶装置それぞれを複数のデータ記憶場所に論理的に分割するステップと、a)記憶装置の1〜N−2個におけるデータ記憶場所を、パリティによって保護されるパリティ・セットのデータ・ブロック・メンバになるように選択し、選択したデータ記憶場所が、保護されるデータを記憶するようにするステップと、b)データ・ブロック・メンバのパリティ・ブロックを計算し、パリティ・ブロックをパリティ・セットに割り当てるステップと、c)パリティ・ブロックを、記憶装置のうちの、パリティ・セットのデータ・ブロック・メンバの1個を記憶しないような、1個に記憶するステップと、各データ・ブロック・メンバが2個以上のパリティ・セットのメンバになり、あるパリティ・セットの2個のメンバが同じさらなるパリティ・セットのメンバになることのないよう、ステップa)〜c)を繰り返すことにより、1個以上のさらなるパリティ・セットを生成するステップと、を含んでいる。
本発明の目的は、パリティデータ格納用の記録再生装置を付加することなく、記録したデータの信頼性を向上させることができる情報ストレージ装置を提供することにある。
本発明の情報ストレージ装置は、情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置と、誤り訂正データ付加部と、データ分配部と、データ記録制御部とを具備している。誤り訂正データ付加部は、ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の列に対してPバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する。データ分配部は、誤り訂正データ付加部で生成されたY個のデータブロックの各々の列をX個に分割することでデータブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成する。データ記録制御部は、Y通りの再編成データブロックを情報記録媒体に記録する。M、N、Pは情報記録媒体の規格により決められた整数である。Xは2以上の整数で、YはX以上の整数である。X×Y個のサブブロックの各々の列はPバイト以下である。Y通りの再編成データブロックの各々を構成するX個のサブブロックは、データブロックを分割する前では各々異なるデータブロックに属する。
本発明によれば、上記の構成により、パリティデータ格納用の記録再生装置を付加することなく、記録したデータの信頼性を向上させることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態による情報ストレージ装置について詳細に説明する。
(第1実施形態)
[構成]
図1は、本発明の実施形態に係る情報ストレージ装置の構成を示すブロック図である。本発明の情報ストレージ装置1は、ホストインターフェース部2と、情報記録再生制御装置3(以下、情報記録再生制御部3と称する)と、情報記録再生装置インターフェース部4と、一台以上の情報記録再生装置5とを具備している。
[構成]
図1は、本発明の実施形態に係る情報ストレージ装置の構成を示すブロック図である。本発明の情報ストレージ装置1は、ホストインターフェース部2と、情報記録再生制御装置3(以下、情報記録再生制御部3と称する)と、情報記録再生装置インターフェース部4と、一台以上の情報記録再生装置5とを具備している。
ホストインターフェース部2は、ホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータとの通信を実現する。
情報記録再生制御部3は、ホストインターフェース部2と情報記録再生装置インターフェース部4との間に接続されている。
情報記録再生装置インターフェース部4は、一つ以上の情報記録再生装置インターフェースで構成されており、その情報記録再生装置インターフェースには、それぞれ、上記の情報記録再生装置5が接続されている。情報記録再生装置インターフェースはANSI(American National Standards Institute;米国規格協会)で規定されたATA(AT Attachment)インターフェースでも良いし、SCSI(Small Computer System Interface)でも良い。また、その他の規格のインターフェースでも良い。
上記の情報記録再生装置5は、情報記録媒体を備えている。情報記録再生装置5としては、光ディスク装置、磁気ディスク装置、半導体メモリ装置などが挙げられる。
図2は、情報記録再生制御部3の構成を示すブロック図である。情報記録再生制御部3は、誤り訂正データ付加部10と、データ分配部20と、データ記録制御部30と、データ再生制御部40と、データ復元部50と、誤り訂正部60とを具備している。
情報記録再生制御部3の上記の構成は、回路でもコンピュータプログラムでも実現可能である。コンピュータプログラムである場合、情報記録再生制御部3(コンピュータ)は、CPU(Central Processing Unit)である実行部(図示しない)と、記録媒体である記憶部(図示しない)と、を具備している。その記憶部には、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されている。実行部は、起動時などに記憶部からコンピュータプログラムを読み取って実行する。
[動作]
図3、図4は、それぞれ、本発明の実施形態に係る情報ストレージ装置の動作として、データ記録処理、データ再生処理を示すフローチャートである。
図3、図4は、それぞれ、本発明の実施形態に係る情報ストレージ装置の動作として、データ記録処理、データ再生処理を示すフローチャートである。
データ記録処理では、誤り訂正データ付加部10、データ分配手段20、データ記録制御部30がそれぞれ誤り訂正データ付加処理(ステップS1)、データ分配処理(ステップS2)、データ記録制御処理(ステップS3)を実行する。
データ再生処理では、データ再生制御部40、データ復元部50、誤り訂正部60がそれぞれ誤り訂正データ付加処理(ステップS1)、データ分配処理(ステップS2)、データ記録制御処理(ステップS3)を実行する。
本発明の実施形態に係る情報ストレージ装置の動作について、具体例を用いて説明する。
[具体例1]
ホストコンピュータは、ユーザデータを一台以上の情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録するために、ホストインターフェース部2を介して情報記録再生制御部3に送信する。
ホストコンピュータは、ユーザデータを一台以上の情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録するために、ホストインターフェース部2を介して情報記録再生制御部3に送信する。
誤り訂正データ付加部10は、そのユーザデータを受け取り、ユーザデータを含む記録データを生成する。誤り訂正データ付加部10は、その記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、記録データの列に対して、Pバイトを有する誤り訂正データを付加し、記録データの行に対して、Qバイトを有する誤り訂正データを付加し、m行n列のデータバイトを有するデータブロックを生成する。誤り訂正データは、情報記録再生装置5による局所的な読み取り誤りを救済するためのデータを表している。M、N、P、Qは情報記録媒体の規格により決められた整数である。また、mはm=M+Pを満たす整数であり、nはn=N+Qを満たす整数である(ステップS1)。
ステップS1において、例えば、図5に示されるように、M、N、P、Qは、それぞれ216、304、32、0であるものとする。この場合、記録データのデータバイトは、216×304バイトである。m、nは、それぞれ248、304である。従って、データブロックのデータバイトは、248×304バイトである。
データ分配部20は、誤り訂正データ付加部10で生成されたY個のデータブロックの各々の列をX個に分割することでデータブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成する。ここで、Xは2以上の整数で、YはX以上の整数である。X×Y個のサブブロックの各々の列はPバイト以下である。Y通りの再編成データブロックの各々を構成するX個のサブブロックは、データブロックを分割する前では各々異なるデータブロックに属している(ステップS2)。
ステップS2において、例えば、X、Yは16であるものとする。図6に示されるように、16個のサブブロックのうちの、第1〜第15のサブブロック(以下、サブブロックp1〜p15と称する)のデータバイトは、16×304バイトであり、第16のサブブロック(以下、サブブロックp16と称する)のデータバイトは、8×304バイトであるものとする。誤り訂正データ(32バイト)は、サブブロックp14の一部(8バイト)とサブブロックp15(16バイト)とサブブロックp16(8バイト)とに含まれている。
ここで、Y個のデータブロックをそれぞれデータブロックA1〜A16(図示しない)と称し、Y通りの再編成データブロックをそれぞれ再編成データブロックB1〜B16(図示しない)と称する。第1〜第16のサブブロックは、上述のように、それぞれサブブロックp1〜p16である。そこで、データブロックA1に属するサブブロックp1をA1.p1というように表した場合、再編成データブロックB1〜B16は、以下のように表される。
B1=A1.p1+A2.p2+・・・+A15.p15+A16.p16
B2=A2.p1+A3.p2+・・・+A16.p15+A1.p16
:
B15=A15.p1+A16.p2+・・・+A1.p15+A2.p16
B16=A16.p1+A1.p2+・・・+A14.p15+A15.p16
B1=A1.p1+A2.p2+・・・+A15.p15+A16.p16
B2=A2.p1+A3.p2+・・・+A16.p15+A1.p16
:
B15=A15.p1+A16.p2+・・・+A1.p15+A2.p16
B16=A16.p1+A1.p2+・・・+A14.p15+A15.p16
データ記録制御部30は、データ再生処理においてY通りの再編成データブロックB1〜B16が情報記録再生装置5により再生されるように、Y通りの再編成データブロックB1〜B16を情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録する(ステップS3)。
前述のように、ユーザデータを含む記録データをデータブロックに加工して情報記録媒体に記録する形式は、その情報記録媒体の規格にて規定されている。本発明の実施形態による情報ストレージ装置では、Y個のデータブロックA1〜A16をY通りの再編成データブロックB1〜B16に再編成しても、Y通りの再編成データブロックB1〜B16のデータバイト数はそれぞれY個のデータブロックA1〜A16のデータバイト数と変わらない。
このため、本発明の実施形態による情報ストレージ装置によれば、再編成する前のデータブロックを記録するように規定された情報記録媒体に矛盾なく記録することができる。このように、パリティデータ格納用の記録再生装置を付加することなく、記録したデータの信頼性を向上させることができる。
データ再生制御部40は、ユーザの指示に応じて、自身の情報記録媒体に記録されたY通りの再編成データブロックB1〜B16をY個の再生データブロックとして情報記録再生装置5により再生させる。具体的には、データ再生制御部40は、ユーザの指示に応じて、情報記録再生装置インターフェース部4を介して情報記録再生装置5に再生指示を送信して、情報記録再生装置5を制御する。情報記録再生装置5は、再生指示に応じて、自身の情報記録媒体に記録されたY通りの再編成データブロックB1〜B16を読み出して、Y個の再生データブロックとして再生する(ステップS11)。
データ復元部50は、Y個の再生データブロックの各々の列をX個のサブブロックに分割して、データ分配部20で再編成する前のデータブロックを再現するよう、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成する(ステップS12)。
ステップS12において、Y個の再生データブロックをそれぞれ再生データブロックC1〜C16(図示しない)と称し、Y通りの復元データブロックをそれぞれ復元データブロックD1〜D16(図示しない)と称する。第1〜第16のサブブロックは、上述のように、それぞれサブブロックp1〜p16である。そこで、再生データブロックC1に属するサブブロックp1をC1.p1というように表した場合、復元データブロックD1〜D16は、以下のように表される。
D1=C1.p1+C16.p2+・・・+C3.p15+C2.p16
D2=C2.p1+C1.p2+・・・+C4.p15+C3.p16
:
D15=C15.p1+C14.p2+・・・+C1.p15+C16.p16
D16=C16.p1+C15.p2+・・・+C2.p15+C1.p16
D1=C1.p1+C16.p2+・・・+C3.p15+C2.p16
D2=C2.p1+C1.p2+・・・+C4.p15+C3.p16
:
D15=C15.p1+C14.p2+・・・+C1.p15+C16.p16
D16=C16.p1+C15.p2+・・・+C2.p15+C1.p16
誤り訂正部60は、Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、以下の処理では訂正情報を用いる。訂正情報は、再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表している。誤り訂正部60は、この訂正情報と、Y通りの復元データブロックD1〜D16に含まれる誤り訂正データとに基づいて、Y通りの復元データブロックD1〜D16に対して誤り訂正を施し、ユーザデータを取得する。誤り訂正部60は、ユーザデータをホストインターフェース部2を介してホストコンピュータに送信する(ステップS13)。
Y通りの復元データブロックD1〜D16の各々の列(248バイト)には、32バイトを有する誤り訂正データが含まれている。この誤り訂正データ(32バイト)は、サブブロックp14の一部(8バイト)とサブブロックp15(16バイト)とサブブロックp16(8バイト)とに含まれている。このため、誤りがあるサブブロックが1個、復元データブロックに含まれていても列ごとに訂正が可能で、その上で更に局所的な読み取り誤りを訂正することも可能である。
このように、本発明の実施形態による情報ストレージ装置によれば、再生データブロックのうちの1つのデータブロックの再生を失敗しても、誤り訂正を施すことにより、記録したユーザデータを正しく再現することができる。即ち、ユーザデータを喪失しない。このため、データの信頼性が向上する。
例えば、情報記録再生装置5が16台以上存在するものとする。即ち、情報記録再生装置5の台数が上記のX以上である。この場合、データ記録制御部30は、ドライブ故障あるいは媒体不良に備えるため、Y通りの再編成データブロックのうちのX通りの再編成データブロックを各々異なる情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録する。
このように、本発明の実施形態による情報ストレージ装置によれば、情報記録再生装置5がX台以上存在する場合、1台の情報記録再生装置の故障があっても、Y通りの再編成データブロックのうちのX通りの再編成データブロックを各々異なる情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録することにより、記録したユーザデータを正しく再現することができる。即ち、ユーザデータを喪失しない。このため、データの信頼性が向上する。
具体例1では、Xを16とし、16個のサブブロックのうちの、サブブロックp1〜p15のデータバイトを16×304バイトとし、サブブロックp16のデータバイトを8×304バイトとしたが、サブブロックの列方向のバイト数が、付加した誤り訂正データのバイト数を超えない範囲であれば、ほかの方法で分割しても良い。
また、データブロックに対して、その列方向のバイト数がP/Yを超えない大きさのサブブロックに分割し、各々異なるデータブロックに配置すれば、Y個のデータブロックの再生不良があっても、あるいは、複数の再編成データブロックを異なる情報記録再生装置5に記録した場合にはY台の情報記録再生装置の故障があっても、データ喪失しないデータ信頼性を得ることが可能となる。
[具体例2]
具体例2は、具体例1と重複する説明を省略する。
具体例2は、具体例1と重複する説明を省略する。
ホストコンピュータは、ユーザデータを一台以上の情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録するために、ホストインターフェース部2を介して情報記録再生制御部3に送信する。
誤り訂正データ付加部10は、そのユーザデータを受け取り、ユーザデータを含む記録データを生成する。誤り訂正データ付加部10は、その記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、記録データの列に対して、Pバイトを有する誤り訂正データを付加し、記録データの行に対して、Qバイトを有する誤り訂正データを付加し、m行n列(m=M+P)(n=N+Q)のデータバイトを有するデータブロックを生成する(ステップS1)。
ステップS1において、例えば、図7に示されるように、M、N、P、Qは、それぞれ192、172、16、10であるものとする。この場合、記録データのデータバイトは、192×172バイトである。m、nは、208、182である。従って、データブロックのデータバイトは、208×182バイトである。
データ分配部20は、誤り訂正データ付加部10で生成されたY個のデータブロックの各々の列をX個に分割することでデータブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成する。ここで、Xは2以上の整数で、YはX以上の整数である。X×Y個のサブブロックの各々の列はPバイト以下である。Y通りの再編成データブロックの各々を構成するX個のサブブロックは、データブロックを分割する前では各々異なるデータブロックに属している(ステップS2)。
ステップS2において、例えば、X、Yは16であるものとする。図8に示されるように、16個のサブブロックのうちの、第1〜第15のサブブロック(以下、サブブロックq1〜q16と称する)のデータバイトは、13×182バイトであるものとする。誤り訂正データ(16バイト)は、サブブロックq15の一部(3バイト)とサブブロックq16(13バイト)とに含まれている。
ここで、Y個のデータブロックをそれぞれデータブロックE1〜E16(図示しない)と称し、Y通りの再編成データブロックをそれぞれ再編成データブロックF1〜F16(図示しない)と称する。第1〜第16のサブブロックは、上述のように、それぞれサブブロックq1〜q16である。そこで、データブロックE1に属するサブブロックq1をE1.q1というように表した場合、再編成データブロックF1〜F16は、以下のように表される。
F1=E1.q1+E2.q2+・・・+E15.q15+E16.q16
F2=E2.q1+E3.q2+・・・+E16.q15+E1.q16
:
F15=E15.q1+E16.q2+・・・+E1.q15+E2.q16
F16=E16.q1+E1.q2+・・・+E14.q15+E15.q16
F1=E1.q1+E2.q2+・・・+E15.q15+E16.q16
F2=E2.q1+E3.q2+・・・+E16.q15+E1.q16
:
F15=E15.q1+E16.q2+・・・+E1.q15+E2.q16
F16=E16.q1+E1.q2+・・・+E14.q15+E15.q16
データ記録制御部30は、データ再生処理においてY通りの再編成データブロックF1〜F16が情報記録再生装置5により再生されるように、Y通りの再編成データブロックF1〜F16を情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録する(ステップS3)。
前述のように、ユーザデータを含む記録データをデータブロックに加工して情報記録媒体に記録する形式は、その情報記録媒体の規格にて規定されている。本発明の実施形態による情報ストレージ装置では、Y個のデータブロックE1〜E16をY通りの再編成データブロックF1〜F16に再編成しても、Y通りの再編成データブロックF1〜F16のデータバイト数はそれぞれY個のデータブロックE1〜E16のデータバイト数と変わらない。
このため、本発明の実施形態による情報ストレージ装置によれば、再編成する前のデータブロックを記録するように規定された情報記録媒体に矛盾なく記録することができる。このように、パリティデータ格納用の記録再生装置を付加することなく、記録したデータの信頼性を向上させることができる。
データ再生制御部40は、ユーザの指示に応じて、情報記録媒体に記録されたY通りの再編成データブロックF1〜F16を読み出し、Y個の再生データブロックとして情報記録再生装置5により再生させる。具体的には、データ再生制御部40は、ユーザの指示に応じて、情報記録再生装置インターフェース部4を介して情報記録再生装置5に再生指示を送信して、情報記録再生装置5を制御する。情報記録再生装置5は、再生指示に応じて、自身の情報記録媒体に記録されたY通りの再編成データブロックF1〜F16を読み出して、Y個の再生データブロックとして再生する(ステップS11)。
データ復元部50は、Y個の再生データブロックの各々の列をX個のサブブロックに分割して、データ分配部20で再編成する前のデータブロックを再現するよう、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成する(ステップS12)。
ステップS12において、Y個の再生データブロックをそれぞれ再生データブロックG1〜G16(図示しない)と称し、Y通りの復元データブロックをそれぞれ復元データブロックH1〜H16(図示しない)と称する。第1〜第16のサブブロックは、上述のように、それぞれサブブロックq1〜q16である。そこで、再生データブロックG1に属するサブブロックq1をG1.q1というように表した場合、復元データブロックH1〜H16は、以下のように表される。
H1=G1.q1+G16.q2+・・・+G3.q15+G2.q16
H2=G2.q1+G1.q2+・・・+G4.q15+G3.q16
:
H15=G15.q1+G14.q2+・・・+G1.q15+G16.q16
H16=G16.q1+G15.q2+・・・+G2.q15+G1.q16
H1=G1.q1+G16.q2+・・・+G3.q15+G2.q16
H2=G2.q1+G1.q2+・・・+G4.q15+G3.q16
:
H15=G15.q1+G14.q2+・・・+G1.q15+G16.q16
H16=G16.q1+G15.q2+・・・+G2.q15+G1.q16
誤り訂正部60は、Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、Y通りの復元データブロックH1〜H16に含まれる誤り訂正データとに基づいて、Y通りの復元データブロックH1〜H16に対して誤り訂正を施し、ユーザデータを取得する。誤り訂正部60は、ユーザデータをホストインターフェース部2を介してホストコンピュータに送信する(ステップS13)。
Y通りの復元データブロックH1〜H16は、まず行方向の182バイトからなる列が訂正される。訂正不能であった場合には訂正不能行に含まれるバイトが誤りである可能性があることを表し、これは、列方向で誤り訂正を行う際に用いられる。Y通りの復元データブロックH1〜H16の各々の列(208バイト)には、16バイトを有する誤り訂正データが含まれている。この誤り訂正データ(16バイト)は、サブブロックq15の一部(3バイト)とサブブロックq16(13バイト)とに含まれている。このため、誤りがあるサブブロックが1個、復元データブロックに含まれていても列ごとに訂正が可能で、その上で更に局所的な読み取り誤りを訂正することも可能である。
このように、本発明の実施形態による情報ストレージ装置によれば、再生データブロックのうちの1つのデータブロックの再生を失敗しても、誤り訂正を施すことにより、記録したユーザデータを正しく再現することができる。即ち、ユーザデータを喪失しない。このため、データの信頼性が向上する。
例えば、情報記録再生装置5が16台以上存在するものとする。即ち、情報記録再生装置5の台数が上記のX以上である。この場合、データ記録制御部30は、ドライブ故障あるいは媒体不良に備えるため、Y通りの再編成データブロックのうちのX通りの再編成データブロックを各々異なる情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録する。
このように、本発明の実施形態による情報ストレージ装置によれば、情報記録再生装置5がX台以上存在する場合、1台の情報記録再生装置の故障があっても、Y通りの再編成データブロックのうちのX通りの再編成データブロックを各々異なる情報記録再生装置5内の情報記録媒体に記録することにより、記録したユーザデータを正しく再現することができる。即ち、ユーザデータを喪失しない。このため、データの信頼性が向上する。
具体例2では、Xを16とし、16個のサブブロック(サブブロックq1〜q16のデータバイト)を13×182バイトとしたが、サブブロックの列方向のバイト数が、付加した誤り訂正データのバイト数を超えない範囲であれば、ほかの方法で分割しても良い。
また、データブロックに対して、その列方向のバイト数がP/Yを超えない大きさのサブブロックに分割し、各々異なるデータブロックに配置すれば、Y個のデータブロックの再生不良があっても、あるいは、複数の再編成データブロックを異なる情報記録再生装置5に記録した場合にはY台の情報記録再生装置の故障があっても、データ喪失しないデータ信頼性を得ることが可能となる。
また、具体例1、2では、サブブロックの分割を列単位で行っているが、具体例2のようにQが0ではない整数である場合、サブブロックの分割を行単位で行ってもよい。この場合、ステップS1において誤り訂正データ付加部10でY個のデータブロックが生成されたとき、ステップS2において、データ分配部20は、Y個のデータブロックの各々の行をX個に分割することでデータブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成する。ステップS3においてY通りの再編成データブロックが情報記録媒体に記録され、ステップS11においてY通りの再編成データブロックがY個の再生データブロックとして情報記録再生装置5により再生される。この場合、ステップS12において、データ復元部50は、Y個の再生データブロックの各々の行をX個のサブブロックに分割して、データ分配部20で再編成する前のデータブロックを再現するよう、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成する。ステップS13において、誤り訂正部60は、Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、Y通りの復元データブロックに含まれる誤り訂正データとに基づいて、Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、ユーザデータを取得する。
本発明は、例えば、データブロックを情報記録媒体に記録する形式が、その情報記録媒体の規格にて規定されている方式に適用される。
1 情報ストレージ装置、
2 ホストインターフェース部、
3 情報記録再生制御部、
4 情報記録再生装置インターフェース部、
5 情報記録再生装置、
10 誤り訂正データ付加部、
20 データ分配部、
30 データ記録制御部、
40 データ再生制御部、
50 データ復元部、
60 誤り訂正部、
2 ホストインターフェース部、
3 情報記録再生制御部、
4 情報記録再生装置インターフェース部、
5 情報記録再生装置、
10 誤り訂正データ付加部、
20 データ分配部、
30 データ記録制御部、
40 データ再生制御部、
50 データ復元部、
60 誤り訂正部、
Claims (16)
- 情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置と、
ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の列に対してPバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する誤り訂正データ付加部と、
前記誤り訂正データ付加部で生成されたY個の前記データブロックの各々の列をX個に分割することで前記データブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成するデータ分配部と、
前記Y通りの再編成データブロックを前記情報記録媒体に記録するデータ記録制御部と
を具備し、
M、N、Pは前記情報記録媒体の規格により決められた整数であり、
Xは2以上の整数で、YはX以上の整数であり、
前記X×Y個のサブブロックの各々の列はPバイト以下であり、
前記Y通りの再編成データブロックの各々を構成する前記X個のサブブロックは、前記データブロックを分割する前では各々異なる前記データブロックに属する
情報ストレージ装置。 - 前記情報記録媒体に記録された前記Y通りの再編成データブロックをY個の再生データブロックとして前記情報記録再生装置により再生させるデータ再生制御部と、
前記Y個の再生データブロックの各々の列を前記X個のサブブロックに分割して、前記データ分配部で再編成する前の前記データブロックを再現するよう、X×Y個の前記サブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成するデータ復元部と、
前記Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、前記再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、前記Y通りの復元データブロックに含まれる前記誤り訂正データとに基づいて、前記Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、前記ユーザデータを取得する誤り訂正部と
を更に具備する請求項1に記載の情報ストレージ装置。 - 情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置と、
ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の行に対してQバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する誤り訂正データ付加部と、
前記誤り訂正データ付加部で生成されたY個の前記データブロックの各々の行をX個に分割することで前記データブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成するデータ分配部と、
前記Y通りの再編成データブロックを前記情報記録媒体に記録するデータ記録制御部と
を具備し、
M、N、Qは前記情報記録媒体の規格により決められた整数であり、
Xは2以上の整数で、YはX以上の整数であり、
前記X×Y個のサブブロックの各々の行はQバイト以下であり、
前記Y通りの再編成データブロックの各々を構成する前記X個のサブブロックは、前記データブロックを分割する前では各々異なる前記データブロックに属する
情報ストレージ装置。 - 前記情報記録媒体に記録された前記Y通りの再編成データブロックをY個の再生データブロックとして前記情報記録再生装置により再生させるデータ再生制御部と、
前記Y個の再生データブロックの各々の行を前記X個のサブブロックに分割して、前記データ分配部で再編成する前の前記データブロックを再現するよう、X×Y個の前記サブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成するデータ復元部と、
前記Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、前記再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、前記Y通りの復元データブロックに含まれる前記誤り訂正データとに基づいて、前記Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、前記ユーザデータを取得する誤り訂正部と
を更に具備する請求項3に記載の情報ストレージ装置。 - 前記情報記録再生装置がX台以上存在する場合、
前記データ記録制御部は、前記Y通りの再編成データブロックのうちの前記X通りの再編成データブロックを各々異なる前記情報記録再生装置内の前記情報記録媒体に記録する
請求項1〜4のいずれかに記載の情報ストレージ装置。 - 情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置に接続された情報記録再生制御装置であって、
ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の列に対してPバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する誤り訂正データ付加部と、
前記誤り訂正データ付加部で生成されたY個の前記データブロックの各々の列をX個に分割することで前記データブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成するデータ分配部と、
前記Y通りの再編成データブロックを前記情報記録媒体に記録するデータ記録制御部と
を具備し、
M、N、Pは前記情報記録媒体の規格により決められた整数であり、
Xは2以上の整数で、YはX以上の整数であり、
前記X×Y個のサブブロックの各々の列はPバイト以下であり、
前記Y通りの再編成データブロックの各々を構成する前記X個のサブブロックは、前記データブロックを分割する前では各々異なる前記データブロックに属する
情報記録再生制御装置。 - 前記情報記録媒体に記録された前記Y通りの再編成データブロックをY個の再生データブロックとして前記情報記録再生装置により再生させるデータ再生制御部と、
前記Y個の再生データブロックの各々の列を前記X個のサブブロックに分割して、前記データ分配部で再編成する前の前記データブロックを再現するよう、X×Y個の前記サブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成するデータ復元部と、
前記Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、前記再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、前記Y通りの復元データブロックに含まれる前記誤り訂正データとに基づいて、前記Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、前記ユーザデータを取得する誤り訂正部と
を更に具備する請求項6に記載の情報記録再生制御装置。 - 情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置に接続された情報記録再生制御装置であって、
ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の行に対してQバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成する誤り訂正データ付加部と、
前記誤り訂正データ付加部で生成されたY個の前記データブロックの各々の行をX個に分割することで前記データブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成するデータ分配部と、
前記Y通りの再編成データブロックを前記情報記録媒体に記録するデータ記録制御部と
を具備し、
M、N、Qは前記情報記録媒体の規格により決められた整数であり、
Xは2以上の整数で、YはX以上の整数であり、
前記X×Y個のサブブロックの各々の行はQバイト以下であり、
前記Y通りの再編成データブロックの各々を構成する前記X個のサブブロックは、前記データブロックを分割する前では各々異なる前記データブロックに属する
情報記録再生制御装置。 - 前記情報記録媒体に記録された前記Y通りの再編成データブロックをY個の再生データブロックとして前記情報記録再生装置により再生させるデータ再生制御部と、
前記Y個の再生データブロックの各々の行を前記X個のサブブロックに分割して、前記データ分配部で再編成する前の前記データブロックを再現するよう、X×Y個の前記サブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成するデータ復元部と、
前記Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、前記再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、前記Y通りの復元データブロックに含まれる前記誤り訂正データとに基づいて、前記Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、前記ユーザデータを取得する誤り訂正部と
を更に具備する請求項8に記載の情報記録再生制御装置。 - 前記情報記録再生装置がX台以上存在する場合、
前記データ記録制御部は、前記Y通りの再編成データブロックのうちの前記X通りの再編成データブロックを各々異なる前記情報記録再生装置内の前記情報記録媒体に記録する
請求項6〜9のいずれかに記載の情報記録再生制御装置。 - 情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置に接続された装置を用いる方法であって、
(a) ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の列に対してPバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成するステップと、
(b) 前記(a)のステップで生成されたY個の前記データブロックの各々の列をX個に分割することで前記データブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成するステップと、
(c) 前記Y通りの再編成データブロックを前記情報記録媒体に記録するステップと
を具備し、
M、N、Pは前記情報記録媒体の規格により決められた整数であり、
Xは2以上の整数で、YはX以上の整数であり、
前記X×Y個のサブブロックの各々の列はPバイト以下であり、
前記Y通りの再編成データブロックの各々を構成する前記X個のサブブロックは、前記データブロックを分割する前では各々異なる前記データブロックに属する
情報ストレージ方法。 - (d) 前記情報記録媒体に記録された前記Y通りの再編成データブロックをY個の再生データブロックとして前記情報記録再生装置により再生させるステップと、
(e) 前記Y個の再生データブロックの各々の列を前記X個のサブブロックに分割して、前記(b)のステップで再編成する前の前記データブロックを再現するよう、X×Y個の前記サブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成するステップと、
(f) 前記Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、前記再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、前記Y通りの復元データブロックに含まれる前記誤り訂正データとに基づいて、前記Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、前記ユーザデータを取得するステップと
を更に具備する請求項11に記載の情報ストレージ方法。 - 情報記録媒体を備えた一台以上の情報記録再生装置に接続された装置を用いる方法であって、
(a) ユーザデータを含む記録データをM行N列のデータバイト行列に配列し、少なくとも各々の行に対してQバイトの誤り訂正データを付加してデータブロックを生成するステップと、
(b) 前記(a)のステップで生成されたY個の前記データブロックの各々の行をX個に分割することで前記データブロックに対してX個のサブブロックを生成し、X×Y個のサブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの再編成データブロックを生成するステップと、
(c) 前記Y通りの再編成データブロックを前記情報記録媒体に記録するステップと
を具備し、
M、N、Qは前記情報記録媒体の規格により決められた整数であり、
Xは2以上の整数で、YはX以上の整数であり、
前記X×Y個のサブブロックの各々の行はQバイト以下であり、
前記Y通りの再編成データブロックの各々を構成する前記X個のサブブロックは、前記データブロックを分割する前では各々異なる前記データブロックに属する
情報ストレージ方法。 - (d) 前記情報記録媒体に記録された前記Y通りの再編成データブロックをY個の再生データブロックとして前記情報記録再生装置により再生させるステップと、
(e) 前記Y個の再生データブロックの各々の行を前記X個のサブブロックに分割して、前記(b)のステップで再編成する前の前記データブロックを再現するよう、X×Y個の前記サブブロックをX個ずつY通りに組み合わせることでY通りの復元データブロックを生成するステップと、
(f) 前記Y個の再生データブロックのうちの、再生に失敗した再生不良データブロックが存在する場合、前記再生不良データブロックに相当する部分のデータが正しくないことを表す訂正情報と、前記Y通りの復元データブロックに含まれる前記誤り訂正データとに基づいて、前記Y通りの復元データブロックに対して誤り訂正を施し、前記ユーザデータを取得するステップと
を更に具備する請求項13に記載の情報ストレージ方法。 - 前記情報記録再生装置がX台以上存在する場合、
前記(c)のステップは、前記Y通りの再編成データブロックのうちの前記X通りの再編成データブロックを各々異なる前記情報記録再生装置内の前記情報記録媒体に記録する
請求項11〜14のいずれかに記載の情報ストレージ方法。 - 請求項11〜15のいずれかに記載の情報ストレージ方法の各ステップを前記装置であるコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009022171A JP2010181917A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 情報ストレージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009022171A JP2010181917A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 情報ストレージ装置 |
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JP2010181917A true JP2010181917A (ja) | 2010-08-19 |
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Family Applications (1)
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JP2009022171A Withdrawn JP2010181917A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 情報ストレージ装置 |
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JP (1) | JP2010181917A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014053005A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-20 | Lsi Corp | スケーラブル・ストレージ・プロテクション |
-
2009
- 2009-02-03 JP JP2009022171A patent/JP2010181917A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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