JP2010179609A - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】基板における領域ごとの温度変化が小さく抑えられる記録ヘッドを提供すること。
【解決手段】本発明の記録ヘッドは、インク供給口19に連通し、オリフィスプレート22と基板17との間に形成されるインク液室23を有している。また、インク液室23の内部に形成され、インク供給口19と連通する連通口を有し、発熱素子24を含む圧力室25と、インク供給口19と、吐出口18とが複数集まって一つの単位として形成されたノズル群26を有している。そして、ノズル群26が同一基板内で複数形成され、ノズル群26によって形成され同じ方向に延びる複数のノズル群列をなし、複数のノズル群列がノズル群列の延びる方向にオフセットされて形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に対して液体を吐出するための液体吐出ヘッドに関する。
近年、記録ヘッドからインクを吐出し、記録媒体にインクを付着させて画像を形成し記録を行うインクジェット記録装置が急速に普及している。一般に、インクジェット記録装置のインク吐出方法として、インクに熱を加えて沸騰させ、その発泡の力を用いたバブルジェット(登録商標)方式と、圧電体に電界を加えることによる圧電体の変位を応用したピエゾ方式等がある。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録することができる等の利点を有している。最近では、インクジェット記録装置のインクの吐出周波数を増加させ、また、記録画像の解像度を上げることで、記録ヘッドに投入される単位面積当たりの電力が増加することがある。また、記録ヘッドの製造コストを下げるために記録ヘッドの小型化が図られており、これに伴い、記録ヘッドの単位面積当たりの発熱量がさらに増加する傾向にある。
一般に、インクの温度が変化すると、それに応じてインクの特性が変化する。従って、インク吐出が行われる際の記録ヘッドの温度に応じて、吐出されるインクの特性が変化する場合がある。このため、熱を記録ヘッドの外部へ放出するために熱伝導率の高い放熱部材が取り付けられたインクジェット記録ヘッドについて特許文献1に開示されている。このように、記録の際に記録ヘッドの過度の昇温を抑え、記録ヘッドによるインク吐出の安定化を図ることがある。
ここで、記録ヘッドとして、特許文献2に記載されたものが広く知られている。この形態の記録ヘッドは、複数の吐出口からなる吐出口列が複数並べられ、吐出口列の間に吐出口列に沿って延びるインク供給口が形成されている。そして、インク供給口からその両側の吐出口列を構成するそれぞれの吐出口に係る流路、圧力室にインクを供給して圧力室に設けられたヒータの発熱によってインクを吐出する。この形態によれば、吐出口を比較的高い密度で配列できるという利点がある。
特開2007−168112号公報 特開2006−159893号公報
ここで、特許文献2に開示されているようにインク供給口が吐出口列の間に吐出口列に沿って延び、さらに複数の吐出口列及びインク供給口が平行に延びるように形成されている構成の記録ヘッドについて考慮する。このような記録ヘッドが採用された場合、それぞれの吐出口列における中央部の記録素子では、記録素子から発せられる熱は吐出口列の延びている方向には放熱され難い。それぞれの記録素子における吐出口列の延びる方向には、近くの位置に隣の記録素子が配置されているので、そこからも熱が発せられて高温になっていることから吐出口列の延びる方向には温度勾配が発生し難い。
また、インク供給口が吐出口列によって挟まれる形状の記録ヘッドにおいて複数の吐出口列が平行に形成されているので、インク供給口によって両側部が挟まれた吐出口列が形成される場合がある。通常、記録ヘッドを形成するシリコン基板あるいはアルミナチッププレートに比べ、インクは、熱伝導率が遙かに低い。記録素子から発生された熱は、シリコン基板やアルミナチッププレートには熱は伝わり易いが、インク供給口に貯留されたインクには伝わり難い。そのため、そのような吐出口列では、記録素子で発せられた熱は、吐出口列を挟むように形成されているインク供給口内部のインクに伝わり難く、インク供給口が吐出口列の延びる方向に直交する方向への放熱を妨げることがある。このように、それぞれの吐出口列における中央部の記録素子は、そこで発せられる熱が放熱され難く、そこでの温度が上昇し易い。
一方、それぞれの吐出口列における端部に形成された吐出口においては、吐出口列の外側に対して放熱される。このように、吐出口列の外側の端部に近い位置に形成されている吐出口においては、放熱量が比較的多く、吐出口列の中央部の吐出口に比べて熱抵抗が減少しその部分の昇温が抑えられる。従って、吐出口列の延びる方向に関しては、吐出口列中央部では熱抵抗が大きく、その部分では比較的昇温を招き易いのに対し、吐出口列の外側では放熱が促進されて比較的温度が上昇し難い。
さらにこのような構成の記録ヘッドにおいては、記録ヘッドに形成された吐出口列ごとに比較した場合、複数の吐出口列のうち基板の外側に形成された吐出口列は、基板の内側に形成された吐出口列よりもそこからの放熱量が多い。従って、そこでの温度上昇が抑えられる傾向にある。このような記録ヘッドの構成によると、基板の内側に形成された吐出口列は、二つのインク供給口に挟まれるように形成される。上述したように、記録ヘッドを形成するシリコン基板あるいはアルミナチッププレートの熱伝導率は、インクの熱伝導率よりも遥かに低いので、インク供給口が放熱を妨げる場合がある。このため、基板の内側に形成された吐出口列における記録素子から発生された熱は、放熱される量が比較的少ない。これに対して、基板の外側に形成された吐出口列においては、基板の外部に放熱される。つまり、基板の外側に形成されている吐出口列の記録素子で発生した熱は、記録素子から吐出口列の延びる方向に直交する方向へ放熱される。このように、複数の吐出口列のうち基板の外側に形成された吐出口列は放熱される熱量が比較的多く、その部分での温度上昇が抑えられ、基板の内側に形成された吐出口列は放熱される熱量が比較的少ないので、その部分での温度が上昇し易い。
こうした記録ヘッドの領域ごとに温度分布が不均一となった場合、吐出されるインクの特性が吐出口の形成された領域ごとに異なり領域ごとに吐出口からの吐出性能に分布が生じることで、記録によって得られる画像の品質が低下する虞がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、領域ごとの温度変化が小さく抑えられる記録ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドによれば、液体を記録媒体に吐出する吐出口が形成されたオリフィスプレートと、液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する記録素子と、該記録素子に液体を供給する液体供給口と、を備えた基板とを有する液体吐出ヘッドにおいて、前記液体供給口に連通し、前記オリフィスプレートと前記基板との間に形成される液室と、前記液室の内部に形成され、前記液体供給口と連通する連通口を有し、前記記録素子を含む圧力室と、前記液体供給口と、前記吐出口とが複数集まって一つの単位として形成されたノズル群を複数有し、前記複数のノズル群が同一基板内で前記圧力室の配列方向に沿って配列されることで複数のノズル群列をなし、互いに隣接する前記ノズル群列における前記複数のノズル群は前記圧力室の配列方向にオフセットされて形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、領域ごとの温度変化が小さく抑えられ、これによって領域ごとの液体の吐出性能が変化することが抑えられ、記録によって得られる画像の品質が高く維持される記録ヘッドを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る記録ヘッドを搭載したインクジェット記録装置の外観を示した斜視図である。 図1のインクジェット記録装置に搭載される記録ヘッドを斜め下方から見た斜視図である。 図2の記録ヘッドと、それに搭載されるインクタンクを示した斜視図である。 図2の記録ヘッドにおける素子基板及びオリフィスプレートについて拡大して記録媒体側から見た平面図である。 図4の記録ヘッドにおける要部について拡大して一部を破断して示した斜視図である。 図4の記録ヘッドにおける4つのノズル群について拡大して示した平面図である。 図6のノズル群におけるインク供給口と発熱素子との間の位置関係を示した平面図である。 図5の記録ヘッドにおけるVIII−VIII線に沿う断面図である。 本発明の第二実施形態に係る記録ヘッドの4つのノズル群について拡大して示した平面図である。 図9の記録ヘッドにおけるX−X線に沿う断面図である。 本発明の第三実施形態に係る記録ヘッドの8つのノズル群について示した平面図である。 本発明の第四実施形態に係る記録ヘッドの4つのノズル群について示した平面図である。 本発明の第五実施形態に係る記録ヘッドの4つのノズル群について示した平面図である。 本発明の第六実施形態に係る記録ヘッドの8つのノズル群について示した平面図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
(第一実施形態)
本発明のインクジェット記録ヘッドを適用可能なインクジェット記録装置について説明する。図1は、本実施形態におけるインクジェット記録装置100の機構部分の外観を示した図であり、図2は、このインクジェット記録装置100に搭載される液体吐出ヘッドとしての記録ヘッド10を含めたヘッドカートリッジの外観を示した図である。さらにその記録ヘッド10の外観及び記録ヘッド10に搭載されるインクタンク15を図3に示す。すなわち、本実施形態におけるインクジェット記録装置のシャシー1は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材により構成され、このインクジェット記録装置の骨格をなす。シャシー1には、媒体給送部2と、媒体搬送部4と、記録部と、ヘッド回復部5とが組み付けられている。媒体給送部2は、図示しないシート状の記録媒体をインクジェット記録装置100の内部へと自動的に給送する。媒体搬送部4は、媒体給送部2から1枚ずつ給送される記録媒体を所望の記録位置へ導くと共にこの記録位置から媒体排出部3へと記録媒体を導く。記録部は、記録位置に搬送された記録媒体に所定の記録動作を行う。ヘッド回復部5は、記録部に対する回復処理を行う。
記録部は、キャリッジ軸6に沿って走査移動可能に支持されたキャリッジ7と、このキャリッジ7にヘッドセットレバー8を介して着脱可能に搭載されるヘッドカートリッジ9とからなる。
ヘッドカートリッジ9が搭載されるキャリッジ7には、キャリッジカバー11と、ヘッドセットレバー8とが設けられている。キャリッジカバー11は、ヘッドカートリッジ9の記録ヘッド10をキャリッジ7上の所定の装着位置に位置決めするために取り付けられている。ヘッドセットレバー8は、記録ヘッド10のタンクホルダ12と係合して記録ヘッド10を所定の装着位置に位置決めするように押圧する。着脱手段としてのヘッドセットレバー8は、キャリッジ7の上部に図示しないヘッドセットレバー軸に対して回動可能に設けられている。また、記録ヘッド10とヘッドセットレバー8との係合部には、ばね付勢される図示しないヘッドセットプレートが設けられ、このヘッドセットプレートのばね力によって記録ヘッド10を押圧しながらキャリッジ7に装着するようになっている。
記録ヘッド10に対するキャリッジ7の別の係合部には、コンタクトフレキシブル記録ケーブル(以下、コンタクトFPCともいう)13の一端部が連結されている。コンタクトFPC13の一端部に形成された図示しないコンタクト部と、記録ヘッド10に設けられた外部信号入力端子であるコンタクト部14とが電気的に接触し、記録のための各種情報の授受や記録ヘッド10への電力の供給などを行い得るようになっている。
コンタクトFPC13のコンタクト部とキャリッジ7との間には、図示しないゴムなどの弾性部材が設けられている。この弾性部材の弾性力とヘッドセットプレートによる押圧力とによって、コンタクトFPC13のコンタクト部と記録ヘッド10のコンタクト部14との確実な接触を可能とするようになっている。コンタクトFPC13の他端部は、キャリッジ7の背面に搭載された図示しないキャリッジ基板に接続されている。
本実施形態におけるヘッドカートリッジ9は、液体としてのインクを貯留するインクタンク15と、このインクタンク15から供給されるインクを記録情報に応じて吐出口から吐出させる記録ヘッド10とを有する。本実施形態の記録ヘッド10は、キャリッジ7に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採用している。
また、本実施形態では写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、例えば黒色,淡シアン色,淡マゼンタ色,シアン色,マゼンタ色および黄色の各色インクが独立した6個のインクタンク15を使用可能としている。各インクタンク15には、ヘッドカードリッジ9に対して係止し得る弾性変形可能な取り外し用レバー16が設けられ、この取り外し用レバー16を操作することにより、図3に示すように、記録ヘッド10に対してそれぞれ取り外し可能となっている。従って、取り外し用レバー16は、着脱手段の一部として機能するものである。また、記録ヘッド10は、素子基板17等を有して構成されている。
次に、本実施形態の記録ヘッド10について説明する。図4には、本実施形態の記録ヘッド10の一部を記録媒体側から見た模式的な平面図が示されている。記録ヘッド10における素子基板17を記録媒体側から見た場合、実際には吐出口18が見えるだけで、インク供給口19、柱20及びノズル壁21は見えないが、ここでは説明のためにこれらも示すものとする。図5には、図4に示される記録ヘッド10のうちの要部について拡大し、一部を破断した斜視図が示されている。
図5に示されるように、本実施形態の記録ヘッド10は、素子基板17にオリフィスプレート22が接合されて形成されている。オリフィスプレート22には、インクを記録媒体に吐出する複数の吐出口18が形成されている。また、基板としての素子基板17には、インクを吐出するために利用されるエネルギを発生する発熱素子24と、発熱素子24にインクを供給する液体供給口としてのインク供給口19とが形成されている。また、図4に示される記録ヘッド10のうち吐出口列が形成されている部分において、オリフィスプレート22における素子基板17側の一部が凹むようにオリフィスプレート22が凹状に形成されている。これにより、素子基板17とオリフィスプレート22との間にインク液室23が画成されて記録ヘッド10が形成される。このように、インク液室23は、インク供給口19に連通し、オリフィスプレートと基板との間に形成されている。また、素子基板17には、インク液室23に面し吐出口18に対応した位置に、吐出口18からインクを吐出させるためのエネルギを発生する記録素子が配置されている。本実施形態では、記録素子は、通電に応じて発熱する電気熱変換型の発熱素子24である。
素子基板17には、記録ヘッド10にインクを導入するために素子基板17を貫通するように、インク供給口19がインク液室23に連通して形成されている。オリフィスプレート22には、インク液室23に連通してインク液室23の内部に貯留されたインクを記録ヘッドの外部に吐出するように吐出口18が形成されている。また、インク液室23内には、素子基板17とオリフィスプレート22との間に荷重を受け持つための円柱状の柱20とノズル壁21が複数設けられている。また、柱20がインク供給口19と吐出口18との間の流路に形成されることで柱20がフィルタとして機能し、インク供給口19から吐出口18に供給されるインク内にゴミ等が含まれていても、これがノズル壁21によって囲まれた空間に入ることを抑えている。また、柱20が素子基板17とオリフィスプレート22との間に形成されることにより、インク液室23の強度が増加し、記録ヘッドの耐久性が増加する。本実施形態では、ノズル壁21はH形に形成され、これが発熱素子24を挟むように発熱素子24の間に配置されることで、ノズル壁21の間に発熱素子24が配置された圧力室25が形成される。本実施形態では、一つの圧力室25につき、圧力室25がインク供給口19と二つの連通口29を通して連通している。このように、圧力室25が、インク液室23の内部に形成され、インク供給口19と連通する連通口29を有し、発熱素子24を含んで形成されている。圧力室25をこのように形成することで、圧力室25に流入するインク流れを対称にし、圧力室25を画成する壁面の形状を対称にしている。
インクを吐出させる際には、まず発熱素子24に通電し、電気エネルギを熱に変換させることで発熱素子24を発熱させる。これにより、発熱素子24に面した圧力室25の内部で発熱素子24上に位置したインクが膜沸騰し、気泡が生じる。圧力室25の内部で気泡が生じる際に圧力が発生するので圧力室25内部のインクは発生した圧力によって発熱素子24の上方に位置したインクは吐出口18の方へ押され、インクが吐出口18から吐出される。吐出口18から吐出されたインクは、記録媒体における所定位置に着弾することになる。
本実施形態の記録ヘッド10においては、インク供給口19から、発熱素子24の配置された圧力室25へ供給されるインクの入口が、ノズル壁21の間に発熱素子24を挟むように二つ形成され、圧力室25の形状が発熱素子24を挟んで対称に形成されている。圧力室25が発熱素子24を挟んで対称に形成されているので、インクの吐出後、圧力室25にインクがリフィルされる際には、インクの流れに偏りが生じずにバランス良くインクが供給され、インク流れが発熱素子24を挟んで対称になる。従って、次にインクが吐出される際に発熱素子24の駆動によって気泡が生成された際にインク流れによって気泡が偏って変形せず、気泡がバランス良く成長して形成される。従って、インクが吐出口を通って真っ直ぐに吐出されることになり、インクの着弾精度が向上する。また、圧力室25を画成する壁面の形状が発熱素子24を挟んで対称に形成されているので、圧力室25を画成する壁面によって気泡が偏って変形することが抑えられ、生成される気泡がバランス良く成長することになる。これにより、インクの着弾精度がさらに向上する。
従って、本実施形態の記録ヘッド10によって液滴が吐出されれば、インクを吐出したときの吐出された液滴の尾引き部分に偏りが生じず、インクの着弾精度が高く維持される。また、インクの尾引き部分が太く真っ直ぐに保たれるので、吐出後の液滴における主滴以外の副滴の部分が比較的大きく保たれる。従って、サテライトが大きくなり気流の影響を受け難くなるので、ミストとして浮遊するインクの量が少なく抑えられ、記録媒体の記録面の汚れが生じることが抑えられる。これにより、記録によって得られる画像の品質が高く維持される。また、浮遊するミストが記録装置に付着することが抑えられるので記録装置の信頼性を高めることができる。
図4に示されるように、本実施形態では、記録ヘッド10は、インク液室23と、圧力室25と、インク供給口19と、吐出口18とが複数集まって一つの単位として形成されたノズル群26を複数有している。本実施形態では、このようにまとまった単位で形成されたノズル群26が記録ヘッド10に複数形成され、特に、同一基板内で複数形成されている。本実施形態においては、4つの吐出口18、4つのインク供給口19、16個の柱20、5つのノズル壁21が一つのまとまった単位としてのノズル群26として形成され、この単位としてのノズル群26が繰り返し形成されている。また、本実施形態では、4つの吐出口18が一列の吐出口列として形成されている。本実施形態では、同一のノズル群26に供給されるインクは、全て同色のインクである。
また、このノズル群26は素子基板17上で圧力室25の配列方向に沿って複数の列に並べられ、ノズル群26によって形成され同じ方向に延びる複数のノズル群列をなしている。本実施形態では、二列のノズル群列が同一の素子基板17内に形成されている。それぞれのノズル群26の列においては、ノズル群26内で並べられた吐出口列の延びる方向と同方向に並べられ、結果的に素子基板17上に二列の吐出口列が形成されている。そして、本実施形態のノズル群26は、オリフィスプレート22及び素子基板17を記録媒体側から見たときに、インク供給口19によって挟まれて形成された吐出口18を有している。図4に示されるノズル群26のうち、4つを抜き出して拡大したものを図6に示す。また、一つのノズル群26について抜き出し、インク供給口19の形成された素子基板17と、素子基板17上に配置された発熱素子24について示した平面図を図7に示す。また、図5のVIII−VIII線に沿う断面図を図8に示す。
図7に示されるように、本実施形態では、発熱素子24の配置された列は、二列に形成されたインク供給口19によって挟まれるように配置されている。また、インク供給口19は一つのノズル群26に4つ形成されており、二つの発熱素子24に対して二つのインク供給口19が割り当てられている。そして、二つの発熱素子24によって形成される発熱素子24の列が両側部に形成されたインク供給口19によって挟まれるように、二つのインク供給口19が形成されている。インク供給口19が図7に示されるように、割り当てられた二つの発熱素子24ごとに分割されて形成されているので、発熱素子24の列の延びる方向に隣り合うインク供給口19の間に梁27が形成されている。このようにインク供給口19の間に梁27が形成されているので、発熱素子24の駆動によって熱が発生した際の放熱のための伝熱経路が確保される。これにより、ノズル群26のうち放熱され難い中央部に近い発熱素子24からの放熱が促進されるので、比較的放熱され易い外側の発熱素子24との間における、発熱素子列の延びる方向への温度の偏りを少なく抑えることができる。このように、ノズル群26の内部での温度の不均一を抑えることができる。
また、インク供給口19の間に梁27が形成されていることで、発熱素子24を駆動させるための配線類を梁27の内部を通して配置することができる。これにより、中央部に近い位置に配置されている発熱素子24に接続させる配線のためのスペースを小さくすることができ、記録ヘッド10の小型化を図ることができる。
本実施形態では、素子基板17とオリフィスプレート22とが貼り合わされ、オリフィスプレート22における素子基板17との接合する側の複数箇所を凹状に形成することでこれらの間に複数のノズル群26が形成される。これにより、複数のインク液室23が形成された記録ヘッド10が形成される。そして、これらのノズル群26は、列をなしてノズル群列を形成し、この複数のノズル群列がノズル群列の延びる方向にオフセットされて形成されている。このように、ノズル群列が一枚の素子基板17内で二列に並べられて形成され、これらがノズル群に形成されている吐出口列の延びる方向に互いにオフセットされて千鳥状に配置されている。また、互いに隣接するノズル群列における複数のノズル群は圧力室25の配列方向にオフセット(千鳥配置)されている。
本実施形態では、ノズル群26が吐出口列の延びる方向にオフセットされて形成されており、吐出口列の延びる方向に隣り合うノズル群26の間の位置に、二列のノズル群列のうちのもう一方のノズル群列のノズル群26が配置されるように構成されている。従って、素子基板17の中央に位置するノズル群26であっても、ノズル群列の延びる方向に直交する方向の外側に、ノズル群26で発生する熱を放熱するための経路が確保される。
従って、素子基板17の中央に近い位置にあるノズル群からもノズル列の延びる方向に直交する方向に良好に放熱され、そこでの温度上昇が抑えられるので、素子基板17内で領域ごとの温度分布の不均一が生じることを抑えることができる。これにより、記録ヘッド10での領域ごとの温度分布が不均一になることが抑えられ、吐出されるインクのインク特性が記録ヘッドの領域ごとに異なることが抑えられる。これにより、記録ヘッド10の全体に亘って均一な特性のインクによって吐出されることが可能になるので、記録によって得られる画像の品質を高く維持することができる。
従来では、ノズル列が一列に形成され、インク供給口がノズル列の延びる方向に平行に延びるような構成を有する記録ヘッドが採用されている。そのような構成の記録ヘッドでは、ノズル列の外側に位置する吐出口に対応する発熱素子からの熱は良好に放熱される。しかし、ノズル列の中央に近い位置に形成される吐出口に対応する発熱素子からの熱は、インク供給口によって放熱が阻害されて十分に放熱されず、これによって記録ヘッドの中央と外側で温度差が生じることがあった。
これに対して、本実施形態の記録ヘッド10では、ノズル群列の中央に近い位置からでも吐出口列の延びる方向に直交する方向に良好に放熱されるので、記録ヘッド10内での温度分布が領域ごとに不均一になり難い。また、放熱のための伝熱経路が増加することで、記録ヘッド10から放熱される熱量が増加し、記録ヘッド10の温度上昇を少なく抑えることができる。
また、本実施形態では、インクの着弾精度を向上させる目的で圧力室25に流入するインク流れを対称にし、圧力室25を画成する壁面の形状を対称にするために、発熱素子24の列がインク供給口19によって挟まれて配置されている。また、記録ヘッド10を形成するシリコン基板あるいはアルミナチッププレートに比べ、インクは熱伝導率が遥かに低いので、インク供給口19を通しての放熱量は、素子基板17を通しての放熱量よりも遥かに低い。従って、一つのノズル群26だけについて考えた場合、発熱素子24から発生した熱は放熱され難い構成になっている。しかしながら、本実施形態では、複数のノズル群列がノズル群列の延びる方向にオフセットされて形成されているので、ノズル群から放熱される熱量を十分に確保できる。従って、記録ヘッド10の温度が過度に上昇することを抑え、特に記録ヘッド10における吐出口列の延びる方向の中央に近い位置のノズル群で、温度が過度に上昇することを抑えることができる。
また、あるノズル群26の端部に形成された発熱素子(図6の発熱素子24a)と隣接するノズル群26の端部に形成された発熱素子(図6の発熱素子24b)の発熱素子列方向の距離は、同一のノズル群26に配置されている発熱素子24の間の距離に等しい。これにより、発熱素子列の延びている方向への発熱素子24の密度を低下させずに、放熱の熱量を増加させることができる。このように、記録ヘッド10の領域ごとの温度の均一化を図り、吐出されるインクの吐出口ごとのインク特性のばらつきを抑えるに際し、記録画像の解像度を低下させずに済むので、結果的に記録画像の質を高く保つことができる。
なお、本実施形態では、同一のノズル群に供給され、同一のノズル群から吐出されるインクは、同色のインクであることとしたが、本発明はこれに限定されない。異なるノズル列ごとに吐出されるインクの色が異なっても良いし、吐出口ごとに吐出されるインクの色が異なっても良い。
(第二実施形態)
次に、図9を用いて、第二実施形態について説明する。なお、上記第一実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図9に、第二実施形態の記録ヘッドの要部についての平面図を示す。また、図10は、図9における記録ヘッドのX−X線に沿う断面図である。
第一実施形態の記録ヘッドにおいては、一つの単位のノズル群26に一列の吐出口列と、それに対応するように一列の発熱素子24とが形成され、その両側に吐出口列を挟むようにインク供給口19が形成されている。また、インク供給口19は、4つに分割されて形成されており、インク供給口19における吐出口列の延びる方向への隙間には梁27が形成されている。また、吐出口列の延びる方向に直交する方向に対するインク供給口19の間には圧力室25が形成され、圧力室25は両側部に形成されたインク供給口19の両方からインクが供給される。また、これらのノズル群26は、吐出口列の延びる方向にオフセットされている。
これに対して第二実施形態の記録ヘッド10’では、一つの単位のノズル群26’の中央に近い位置に、二列の吐出口列と、その吐出口列の吐出口18に対応する位置に二列の発熱素子24が配置されている。また、二列の吐出口列の間と、吐出口列の延びる方向に直交する方向に対する吐出口列の両側部にインク供給口19が形成され、本実施形態では一つの単位のノズル群26’にインク供給口19が三列形成されている。これらのインク供給口19は、それぞれ吐出口列の延びる方向に二つに分割されて形成されており、一つの単位のノズル群26’に合計六つのインク供給口19が形成されている。そして、吐出口列の延びる方向へのインク供給口19の間には梁27が形成されている。
また、一つの単位としてのノズル群26’における、吐出口列の延びる方向に直交する方向の両方の外側には、それぞれさらに一列の吐出口列が形成されている。この外側に形成された吐出口列を構成する吐出口18bの圧力室は、それぞれインク液室23に対して一箇所でのみ連通しており、インク供給口19からはこの連通するインク流路を介して一方向からのみインクが供給される。このように、本実施形態のノズル群26’は、オリフィスプレート22及び素子基板17を記録媒体側から見たときに、一方向でのみインク供給口19に面した吐出口18bを有している。本実施形態のノズル群26’は、インク供給口19によって挟まれて形成された吐出口18a及び一方向でのみインク供給口19に面した吐出口18bは、ノズル群26にそれぞれ複数配列されて、それぞれが列をなして吐出口列を形成している。
ノズル群26’の中央に近い位置に形成された二列の吐出口列は、吐出口列の延びる方向へそれぞれオフセットされて形成されている。また、ノズル群26’に形成された吐出口列のうち、外側に形成されて一箇所でのみインク供給口19からインクが供給される吐出口列は、隣接する内側の吐出口列を構成する吐出口に対して揃えられ、オフセットされずに形成されている。従って、両方の外側に形成された吐出口同士を比較すると、結果的に吐出口列の延びる方向へそれぞれオフセットされて形成されている。このようにノズル群内で吐出口列がオフセットされて形成されているので、ノズル群26’の中央の近くに位置する吐出口列は千鳥状に形成されている。
また、本実施形態の記録ヘッド10’は、ノズル群26’の中央に近い位置に形成された吐出口における吐出口列の延びる方向への間隔と、ノズル群26’の外側に形成された吐出口における吐出口列の延びる方向への間隔は等しい。このように、本実施形態では、インク供給口19によって挟まれて形成された吐出口によって形成された吐出口列におけるその延びる方向に対する間隔は、一方向でのみインク供給口19に面した吐出口によって形成された吐出口列における間隔と等しい。
また、本実施形態では、両側部がインク供給口によって挟まれノズル群26’の中央に近い位置に形成された吐出口18は、比較的少量のインクを吐出するための吐出口18aである。そして、一方の側でのみインク供給口に面し、ノズル群26’の外側に形成された吐出口18は、比較的多量のインクを吐出するための吐出口18bである。また、ノズル群26’の外側に形成され一方の側でのみインク供給口に面した吐出口18bは比較的多量のインクを吐出するので、その吐出口18bに用いられる発熱素子24dの発熱量は比較的大きい。従って、そこで温度が上昇し、記録ヘッド内で温度分布が不均一になることが考えられる。しかしながら、ノズル群26’の外側に配置された発熱素子24dは、中央に近い位置に配置された発熱素子24cよりも放熱するための伝熱経路が多いので放熱量が多く、その部分での温度上昇は少なく抑えられる。このことから、ノズル群26’の外側に比較的発熱量の大きい発熱素子24dを配置し、中央に近い位置に比較的発熱量の小さい発熱素子24cを配置する。こうすることで、ノズル群内での発熱素子24からの発熱量をバランスさせて記録ヘッド10’の温度を均一に保つことができる。このように、本実施形態のノズル群26’は、一方向でのみインク供給口19に面した吐出口18bは、インク供給口19によって挟まれて形成された吐出口18aよりも吐出されるインクの吐出量が多くなるように形成されている。
また、本実施形態では、ノズル群26’のそれぞれにおいて、それぞれの吐出口列は、同じ吐出量の液体を吐出する複数の吐出口が列をなして同一の吐出量のインクを吐出するように形成されている。そして、ノズル群26’が列をなしてノズル群列が形成されると、同じノズル群列における異なるノズル群の同じ吐出量の吐出口列が合わせられて一つの吐出口列が形成されている。図9に示されるように、一つのノズル群26’における中央に近い位置に形成され、比較的少ない量のインクを吐出する吐出口列は、他のノズル群における中央に近い位置に形成され、比較的少ない量のインクを吐出する吐出口列と一つの吐出口列を形成している。また、一つのノズル群26’における外側に形成され、比較的多くの量のインクを吐出する吐出口列は、他のノズル群における外側に形成され、比較的多くの量のインクを吐出する吐出口列と一つの吐出口列を形成している。
(第三実施形態)
次に図11を用いて、第三実施形態について説明する。上記第一実施形態ないし第二実施形態と同様に構成される部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図11には、第三実施形態の記録ヘッド10’’の平面図が示されている。第二実施形態の記録ヘッドにおいては、ノズル群の中央に近い位置には比較的吐出量の少ない吐出口列が二列に形成され、ノズル群の外側には形成された比較的吐出量の多い吐出口が形成されている。そして、第二実施形態の記録ヘッドは、ノズル群の中央に近い位置に形成された吐出口における吐出口列の延びる方向への間隔が、ノズル群の外側に形成された吐出口における吐出口列の延びる方向への間隔と等しくなるように形成されている。
これに対して第三実施形態の記録ヘッド10’’は、一つの単位としてのノズル群26’’に、両側部がインク供給口19に面した吐出口の列が中央に一列形成されている。そして、一方の側でのみインク供給口19に面した吐出口の列がノズル群26’’における吐出口列の延びる方向に直交する方向の両方の外側に形成されている。また、ノズル群26’’の中央に近い位置に形成された吐出口における吐出口列の延びる方向への間隔が、ノズル群の外側に形成された吐出口18における吐出口列の延びる方向への間隔の半分となるように形成されている。これにより、ノズル群26’’の中央に近い位置に形成された吐出口と、ノズル群26’’の外側に形成された吐出口との間で、記録ヘッドの温度を均一に保つことができる。これらの吐出量の異なる吐出口の間でそれぞれの吐出口に対応した発熱素子の間の発熱量の差がさらに大きくなったとしても、これに対応することができる。本実施形態では、一方向でのみインク供給口19に面した吐出口によって形成された吐出口列におけるその延びる方向に対する間隔は、インク供給口19によって挟まれて形成された吐出口によって形成された吐出口列におけるその間隔よりも大きい。このようにノズル群26’’の中央に近い位置に形成された吐出口と、ノズル群26’’の外側に形成された吐出口との間の発熱素子からの発熱量の差に応じて、ノズル群の外側に形成された吐出口における吐出口列の延びる方向への間隔を決定するようにしても良い。
これにより、ノズル群の中央に近い位置に形成された吐出口18aと、ノズル群26’’の外側に形成された吐出口18bとの間の発熱素子24からの発熱量の差が比較的大きくなっても記録ヘッドの領域ごとの温度分布を均一に保つことができる。従って、吐出されるインクのインク特性が領域ごとに変化することを抑えることができ、記録によって得られる画像の品質を高く保つことができる。
なお、本実施形態では、ノズル群26’’は、吐出口列の延びる方向に直交する方向に四列が形成されている。このように、一つの素子基板17上に、吐出口列の延びる方向に直交する方向に並べられるノズル群の数は二列に限定されず、本実施形態のように四列であっても良いし、その他の列数であっても良い。
(第四実施形態)
次に、図12を用いて第四実施形態の記録ヘッド10’’’について説明する。上記第一実施形態ないし第三実施形態と同様に構成される部分については、図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図8に、第四実施形態の記録ヘッドの平面図を示す。第一実施形態の記録ヘッドにおいては、一つの単位のノズル群26に一列の吐出口列と、それに対応するように一列の発熱素子とが形成され、その両側に吐出口列を挟むようにインク供給口19が形成されている。また、インク供給口19は、4つに分割されて形成されており、インク供給口19における吐出口列の延びる方向への隙間には梁27が形成されている。また、吐出口列の延びる方向に直交する方向に対するインク供給口19の間には圧力室25が形成され、圧力室25は両側部に形成されたインク供給口19の両方からインクが供給される。また、これらのノズル群26は二列に形成され、それらが互いに吐出口列の延びる方向にオフセットされて並べられている。
第四実施形態の記録ヘッド10’’’においては、これに加え、ノズル群26’’’がオフセットされて配置されることで形成されたノズル群26’’’の間のスペースに、発熱素子を駆動するためのドライバ28が配置されている。また、本実施形態では、ドライバ28は、ドライバ28が駆動する発熱素子24を含むノズル群26’’’に隣接して配置されている。そして、ドライバ28とノズル群26’’’とは、ノズル群列の延びる方向に交互に配置されている。これにより、ドライバ28を配置するためのスペースを、ノズル群26’’’のオフセット配置によって形成されるスペースと兼用することができる。従って、ドライバ28を配置するためのスペースの分、従来よりも記録ヘッド10’’’の構成を小型化することができる。従って、記録ヘッド10’’’の容積が小さくなり、記録ヘッド10’’’の製造時のコストが低減される。このように、本実施形態では、素子基板17における複数のノズル群列がノズル群列の延びる方向にオフセットされて形成される隙間のスペースに、発熱素子24を駆動させるためのドライバが配置されている。
(第五実施形態)
次に図13を用いて第五実施形態について説明する。上記第一実施形態ないし第四実施形態と同様に構成される部分については、図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図13は、第五実施形態のインクジェット記録装置における記録ヘッド10’’’’の平面図である。第二実施形態の記録ヘッドでは、一つの単位のノズル群における中央に近い位置に二列の吐出口列と、その吐出口列の吐出口18に対応する位置に二列の発熱素子24が配置されている。また、一つの単位としてのノズル群における、吐出口列の延びる方向に直交する方向の両方の外側には、それぞれさらに一列の吐出口列が形成されている。また、中央に近い二列の吐出口列の間とその吐出口列の両側部にはインク供給口19が形成され、本実施形態では一つの単位のノズル群にインク供給口19が三列形成されている。
そして、第五実施形態の記録ヘッド10’’’’においても、ノズル群26’’’’がオフセットされて配置されることで形成されたノズル群の間のスペースに、発熱素子を駆動するためのドライバ28が配置される。これにより、ドライバ28を配置するためのスペースを、ノズル群26’’’’のオフセット配置によって形成されるスペースと兼用することができる。従って、ドライバ28を配置するためのスペースの分、従来よりも記録ヘッド10’’’’の構成を小型化することができる。
(第六実施形態)
次に図14を用いて第六実施形態について説明する。上記第一実施形態ないし第五実施形態と同様に構成される部分については、図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図14に、第五実施形態の記録ヘッド10’’’’’の平面図を示す。第三実施形態の記録ヘッドでは、一つの単位としてのノズル群に、両側部がインク供給口19に面した吐出口の列が中央に一列形成され、一方の側でのみインク供給口19に面した吐出口の列がノズル群の両方の外側に形成されている。また、ノズル群の中央に近い位置に形成された吐出口18における吐出口列の延びる方向への間隔が、ノズル群の外側に形成された吐出口18における吐出口列の延びる方向への間隔の半分となるように形成されている。
そして、第六実施形態の記録ヘッド10’’’’’においても、ノズル群26’’’’’がオフセットされて配置されることで形成されたノズル群の間のスペースに、発熱素子を駆動するためのドライバ28が配置される。これにより、ドライバ28を配置するためのスペースを、ノズル群26’’’’’のオフセット配置によって形成されるスペースと兼用することができる。従って、ドライバ28を配置するためのスペースの分、従来よりも記録ヘッド10’’’’’の構成を小型化することができる。
17 素子基板
18 吐出口
19 インク供給口
22 オリフィスプレート
23 インク液室
24 発熱素子
25 圧力室
26 ノズル群

Claims (10)

  1. 液体を記録媒体に吐出する吐出口が形成されたオリフィスプレートと、
    液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する記録素子と、該記録素子に液体を供給する液体供給口と、を備えた基板と
    を有する液体吐出ヘッドにおいて、
    前記液体供給口に連通し、前記オリフィスプレートと前記基板との間に形成される液室と、
    前記液室の内部に形成され、前記液体供給口と連通する連通口を有し、前記記録素子を含む圧力室と、
    前記液体供給口と、
    前記吐出口と
    が複数集まって一つの単位として形成されたノズル群を複数有し、
    前記複数のノズル群が同一基板内で前記圧力室の配列方向に沿って配列されることで複数のノズル群列をなし、互いに隣接する前記ノズル群列における前記複数のノズル群は前記圧力室の配列方向にオフセットされて形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記ノズル群は、前記オリフィスプレート及び前記基板を記録媒体側から見たときに、前記液体供給口によって挟まれて形成された吐出口を有していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記ノズル群は、前記オリフィスプレート及び前記基板を記録媒体側から見たときに、一方向でのみ前記液体供給口に面した吐出口をさらに有していることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記一方向でのみ前記液体供給口に面した吐出口は、前記液体供給口によって挟まれて形成された吐出口よりも、液体の吐出量が多いことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記液体供給口によって挟まれて形成された吐出口及び前記一方向でのみ前記液体供給口に面した吐出口は、前記ノズル群に複数配列されてそれぞれ列をなして吐出口列を形成し、
    前記液体供給口によって挟まれて形成された吐出口の前記吐出口の配列方向に対する間隔は、前記一方向でのみ前記液体供給口に面した吐出口の前記吐出口の配列方向に対する間隔と等しいことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記液体供給口によって挟まれて形成された吐出口及び前記一方向でのみ前記液体供給口に面した吐出口は、前記ノズル群に複数配列されてそれぞれ列をなして吐出口列を形成し、
    前記一方向でのみ前記液体供給口に面した吐出口の前記吐出口の配列方向に対する間隔は、前記液体供給口によって挟まれて形成された吐出口の前記吐出口の配列方向に対する間隔よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記ノズル群のそれぞれにおいて、同じ吐出量の液体を吐出する複数の吐出口が列をなして吐出口列が形成され、
    前記ノズル群が列をなしてノズル群列が形成されると、同じノズル群列における異なるノズル群の同じ吐出量の吐出口列が合わせられて吐出口列が形成されることを特徴とする請求項1から6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記基板における前記圧力室の配列方向に互いに隣接する前記ノズル群の間に、前記記録素子を駆動させるためのドライバが配置されていることを特徴とする請求項1から7に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記ドライバは、該ドライバが駆動する記録素子を含むノズル群に隣接して配置され、
    前記ドライバと前記ノズル群とは、前記圧力室の配列方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記液体供給口によって前記記録素子に供給され、吐出口を介して記録媒体に吐出される液体はインクであって、
    同一のノズル群に供給されるインクは、同色のインクであることを特徴とする請求項1から9に記載の液体吐出ヘッド。
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