JP2010178935A - マットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】支持性とクッション性との両立を好適に図ることができるマットレスを提供することを課題とする。
【解決手段】芯材部2と、芯材部2の外側に形成され、複数のネット5と少なくとも1層のクッション層6とを交互に積層させた表層部3と、芯材部2及び表層部3を包囲する外カバー4と、を備えたマットレス1であって、各ネット5を構成する糸状体5aの外径は、芯材部2から離間するにしたがって小さくなるように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、マットレスに関する。
従来、寝具として使用するマットレスは、快適な眠りを導くために、良い姿勢が保てる支持性、身体との接触面にソフトな感触を与えるクッション性、睡眠中の体温の変化に対応するための保温性、さらには、適度な湿度を保つ透湿性、吸湿性及び放湿性など非常に多くの性能が求められている。特に、相反する支持性とクッション性という2つの性能を同時に両立させることが強く求められている。
例えば、特許文献1には、マットレスの芯となる芯材部と、芯材部の上面を覆うネットとを主に有するマットレスが記載されている。
特開平8−317837号公報(図1参照)
ところで、直立時における人の背骨は緩やかなS字型を描いており、この直立時における背骨の状態を就寝時(仰臥位)においても保持することが理想的な寝姿勢であることが知られている。しかし、前記した芯材部の上面にネットを設ける構成では、支持性が過剰に向上しクッション性が著しく低下するため、大きな荷重が加わる尻部や背部辺りを中心に身体の沈み込みが過剰に小さくなるという問題があった。その結果、直立時における背骨の状態を就寝時に保持することができなかった。また、身体の沈み込みが過剰に小さくなると、局所的な圧迫感や痛みを感じたり、ネットの接触感を強く感じたりするため、寝心地が悪くなっていた。
そこで、このような問題を解決するものとして、例えば、マットレスの上にクッション性の優れた敷布団やマットを載せたり、ネットの上に分厚いクッション部材を設けたりする手段が講じられていた。しかし、このような手段によると、クッション性が過剰に向上し支持性が著しく低下するため、寝返りをうつ際に横揺れや振動が生じたり、身体の沈み込みが大きくなったりして、寝心地が悪くなっていた。つまり、ネットを設けたことにより向上した支持性が損なわれていた。
本発明はこのような観点から創案されたものであり、支持性とクッション性との両立を好適に図ることができるマットレスを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、芯材部と、前記芯材部の外側に形成され、複数のネットと少なくとも1層のクッション層とを交互に積層させた表層部と、前記芯材部及び前記表層部を包囲する外カバーと、を備えたマットレスであって、前記各ネットを構成する糸状体の外径は、前記芯材部から離間するにしたがって小さくなるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、芯材部側には、糸状体の外径が大きい比較的硬いネットが積層されているため、芯材部側の支持性が向上する。これにより、寝返りをうつ際に生じる横揺れや振動を防止するとともに、大きな荷重が加わる尻部や背部周辺の過剰な沈み込みを防止することができる。
また、各ネットの糸状体の外径が芯材部から離間するにしたがって小さくなっているため、人体側は比較的柔らかい層となる。これにより、人体側のクッション性が向上するため、直立時における背骨の状態を就寝時においても保持することができるとともに、局所的な圧迫感や痛みを抑制し、さらにはネットの接触感を軽減することができる。つまり、本発明によれば、支持性とクッション性との両立を好適に図ることができる。
また、クッション層は複数積層されており、各クッション層の硬度は、芯材部から離間するにしたがって小さくなるように形成されていることが好ましい。このようにすると、芯材部側から人体側に向かうにしたがって比較的柔らかい層となり、人体側のクッション性がより向上する。
また、ネットと外カバーとの間には、クッション層が積層されていることが好ましい。このようにすると、人体とネットとの間にクッション層が介在するため、ネットの接触感をより軽減することができる。
また、前記ネットの周縁部は、前記芯材部の周縁部に沿って多重に重ね合わされていることが好ましい。マットレスの周縁部は、マットレスの乗降時に大きな荷重が加わるためヘタリやすい。しかし、かかる構成によればマットレスの周縁部の支持性が向上するため、ヘタリを防止することができる。
本発明にかかるマットレスによれば、支持性とクッション性との両立を好適に図ることができる。
図1は、本実施形態に係るマットレスを示す一部破断斜視図である。 図2は、図1のX−X線断面図である。 図3は、本実施形態に係るマットレスに人が寝た状態を示す模式断面図である。 図4は、変形例に係る第一ネットの構成を示す分解斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態の説明における上下前後左右は図1の矢印に従う。また、説明における「外側」とは、「芯材部2に対して離間する側(使用時における身体接触面側)」をいう。
本実施形態に係るマットレス1は、図1に示すように、ベッドの上に敷く厚手の敷物であって、略直方体を呈する。マットレス1は、マットレス1の最下部に設けられる芯材部2と、芯材部2の外側に形成される表層部3と、芯材部2及び表層部3を包囲する(覆う)外カバー4とを主に備えている。
芯材部2は、図1及び図2に示すように、マットレス1の最下部に配設される芯材であって、主として支持性を備える。また、芯材部2を備えることで、いわゆる底付き感を低減することができる。本実施形態の芯材部2は、例えば、比較的硬度の低いウレタンからなり板状を呈する。本実施形態では、芯材部2の厚みを約150mm、幅を約900mm、長さを約1900mmに形成しているが、芯材部2の寸法はマットレス1の設計にしたがって、適宜設定すればよい。
なお、芯材部2は、本実施形態では、ウレタン単体から構成したが、これに限定されるものではなく、スプリングを配設してもよいし、ポリエステル、ラテックス、樹脂発泡体、繊維等の材料を用いてもよい。また、これらの材料を組み合わせて構成してもよい。また、芯材部2の硬度は、適宜設定すればよい。
表層部3は、図1及び図2に示すように、第一ネット5A、第二ネット5B及び第三ネット5Cと、第一クッション層6A、第二クッション層6B及び第三クッション層6Cとを交互に積層して形成されている。
説明においては、第一ネット5A、第二ネット5B及び第三ネット5Cの各ネットを単にネット5ともいう。また、第一クッション層6A、第二クッション層6B及び第三クッション層6Cの各クッション層を単にクッション層6ともいう。
ネット5は、主として人体の体重を支える支持性を備えている。ネット5は、図1に示すように、合成樹脂から成る複数の糸状体5aを格子状に交差させて形成されている。ネット5は、図1及び図2に示すように、芯材部2側から外側に向かうにしたがって、各ネット5を構成する糸状体5aの外径(幅寸法)及び網目の大きさ(網目の一辺当たりの長さ)が小さくなるように形成したことを特徴とする。なお、本実施形態では、ネット5を構成する糸状体5aの材料として合成樹脂を用いたが、これに限定されるものではなく他の素材を用いてもよい。
第一ネット5Aは、芯材部2の上面に積層されている。第一ネット5Aを構成する糸状体5aの外径は、例えば、3mmに形成されており、第一ネット5A乃至第三ネット5Cの中で最も大きく形成されている。また、第一ネット5Aの網目の大きさは、第一ネット5A乃至第三ネット5Cの中で最も大きく形成されている。第一ネット5Aは、第一ネット5A乃至第三ネット5Cの中で最も高い支持性を備えている。
第二ネット5Bは、第一ネット5Aと略同等の大きさからなり、第一クッション層6Aの上面に積層されている。第二ネット5Bを構成する糸状体5aの外径は、例えば、2mmに形成されており、第一ネット5Aよりも小さく形成されている。また、第二ネット5Bの網目の大きさは、第一ネット5Aよりも小さく形成されている。第二ネット5Bは、第一ネット5Aよりも低い支持性を備えている。
第三ネット5Cは、第二ネット5Bと略同等の大きさからなり、第二クッション層6Bの上面に積層されている。第三ネット5Cを構成する糸状体5aの外径は、例えば、1mmに形成されており、第一ネット5A乃至第三ネット5Cの中で最も小さく形成されている。また、第三ネット5Cの網目の大きさは、第一ネット5A乃至第三ネット5Cの中で最も小さく形成されている。第三ネット5Cは、第一ネット5A乃至第三ネット5Cの中で最も低い支持性を備えている。
なお、糸状体5aの外径は、芯材部2側から3mm、2mm、1mmに形成しているが、芯材部2の硬度によって、適宜設定すればよい。
クッション層6は、主として人体にソフトな感触を与えるクッション性を備えている。クッション層6は、例えば、ウレタンもしくは樹脂の発泡体からなり薄板状を呈する。クッション層6の厚さ寸法は、特に限定されるものではないが、例えば、1mm〜30mmに形成されている。
第一クッション層6A、第二クッション層6B及び第三クッション層6Cはそれぞれ略同等の大きさからなる。第一クッション層6A、第二クッション層6B及び第三クッション層6Cは、芯材部2側から外側に向かうにしたがって、その硬度が小さくなるように形成されている。
第一クッション層6Aは、第一ネット5Aと第二ネット5Bとの間に積層されている。第一クッション層6Aの硬度は、例えば、100Nを超えるように設定されており、第一クッション層6A乃至第三クッション層6Cの中で硬度が最も大きい。
第二クッション層6Bは、第二ネット5Bと第三ネット5Cとの間に積層されている。第二クッション層6Bの硬度は、例えば、60〜100Nの範囲内に設定されており、第一クッション層6Aよりも硬度が小さい。
第三クッション層6Cは、第三ネット5Cと外カバー4との間に積層されている。第三クッション層6Cの硬度は、例えば、60N未満の柔らかめに設定されており、第一クッション層6A乃至第三クッション層6Cの中で硬度が最も小さい。
なお、クッション層6を構成する素材は、ウレタンや樹脂の発泡体に限定されるものではなく、合成繊維、天然繊維等の繊維素材から適宜選択してもよい。また、クッション層6は、布地や不織布などを用いてもよい。さらに、クッション層6を繊維素材で構成する場合には、例えば、各クッション層6を構成する繊維の外径や密度などを適宜調節することによって、各クッション層6間に硬度差をつけてもよい。具体的には、繊維の外径を小さくしたり、繊維の密度を小さくしたりして硬度差をつけてもよい。
外カバー4は、図1及び図2に示すように、芯材部2及び表層部3を包み込む部材である。外カバー4の素材は特に限定するものではないが、例えば綿製の布地(以下、綿布という)を用いる。
また、図1に示すように、マットレス1の側面には、ファスナー7が形成されている。ファスナー7は、マットレス1の側面1a、側面1b及び側面1cに亘って高さ方向の中央に形成されている。即ち、マットレス1の側面1dにはファスナー7が設けられていないため、ファスナー7を全開状態にすると側面1dを基点にして、外カバー4が開くように形成されている。なお、マットレス1の側面全周に亘って、ファスナー7が設けられていてもよい。
次に、本実施形態に係るマットレス1の製造方法の一例について説明する。
まず、ウレタンを用いて所定の寸法で芯材部2を形成する。また、合成樹脂から成る複数の糸状体5aを格子状に交差させるとともに、交点において互いに融着させて、所定の寸法で第一ネット5A、第二ネット5B及び第三ネット5Cを形成する。さらに、繊維を用いて所定の寸法で第一クッション層6A,第二クッション層6B及び第三クッション層6Cを形成する。
そして、芯材部2の上面に、第一ネット5Aを積層する。次に、第一ネット5Aの上側に、第一クッション層6A、第二ネット5B、第二クッション層6B、第三ネット5C、第三クッション層6Cの順に積層する。
最後に、外カバー4で芯材部2及び表層部3を覆いファスナー7を閉めてマットレス1が完成する。なお、マットレス1の製造工程は、前記した工程に限定されるものではない。また、芯材部2、ネット5及びクッション層6が、互いの接触面を接着して一体になったものを外カバー4で覆ってもよいし、又は単に積層された状態のものを外カバー4で覆っても構わない。
以上説明した本実施形態に係るマットレス1によれば、芯材部2側には、糸状体5aの外径が大きい比較的硬い第一ネット5Aおよび第二ネット5Bが積層されているため、芯材部2側の支持性が向上する。これにより、寝返りをうつ際に生じる横揺れや振動を防止するとともに、大きな荷重が加わる尻部や背部周辺の過剰な沈み込みを防止することができる。
また、第一ネット5A、第二ネット5B及び第三ネット5Cの糸状体5aの外径は芯材部2から離間するにしたがって小さくなるため、人体側は比較的柔らかい層となる。これにより、人体側のクッション性が向上するため、直立時における背骨の状態(背骨の自然な湾曲)を就寝時においても保持することができるとともに、局所的な圧迫感や痛みを抑制し、さらにはネット5の接触感を軽減することができる。
さらに、本実施形態では、クッション層6の硬度を芯材部2側から離間するにしたがって小さくすることによって、芯材部2側は比較的硬い層となり、人体側は比較的柔らかい層となる。つまり、クッション層6によって、芯材部2側の支持性がより向上するとともに、人体側のクッション性がより向上している。
図3に示すように、マットレス1に使用者Sの荷重が作用すると、第三クッション層6Cは荷重を受け、硬度が比較的小さい(支持性が低い)ため下側(芯材部2側)に押し潰されて下側に向かって変形する。第三ネット5Cは、第三クッション層6Cを介して上側からの荷重を受け、支持性が比較的低いため下側に向かって変形する。
第二クッション層6Bは、上側からの荷重を受け、押し潰されて下側に向かって少し変形する。すなわち、第二クッション層6Bは、第三クッション層6Cよりも硬度が大きい(支持性が高い)とともに、第三クッション層6C及び第三ネット5Cによって使用者Sの荷重の一部が吸収されているため、第三クッション層6Cよりも変形量が減少する。
第二ネット5Bは、上側からの荷重を受け、下側に向かって少し変形する。すなわち、第二ネット5Bは、第三ネット5Cよりも支持性が高いとともに、第二クッション層6Bによって使用者Sの荷重の一部がさらに吸収されているため、第三ネット5Cよりも変形量が減少する。
第一クッション層6Aは、上側からの荷重を受けるが、第二クッション層6Bよりも硬度が大きい(支持性が高い)とともに、第二ネット5Bによって使用者Sの荷重の一部がさらに吸収されているため、ほとんど押し潰されず第二クッション層6Bよりも変形量が減少する。
第一ネット5Aは、上側からの荷重を受けるが、第二ネット5Bよりも支持性が高いとともに、第一クッション層6Aによって使用者Sの荷重の一部がより一層吸収されているため、ほとんど変形しない。
以上のように、本実施形態のマットレス1は、上側から下側に向かうにつれて、支持性が徐々に高まり、マットレス1の上側から加わった使用者Sの荷重が徐々に吸収されるため、使用者Sにソフトな感触を与えつつ、使用者Sをしっかりと支えることができる。つまり、本実施形態のマットレス1によれば、支持性とクッション性との両立を好適に図ることができる。
また、本実施形態に係るマットレス1によれば、第一ネット5A、第二ネット5B及び第三ネット5Cの糸状体5aの網目を芯材部2から離間するにしたがって小さくすることによって、各ネット5の網目の交点がずれるため、マットレス1に加わる荷重を分散することができる。
また、本実施形態に係るマットレス1によれば、第三ネット5Cと外カバー4との間に、第三クッション層6Cが積層されることによって、人体と第三ネット5Cとの間に第三クッション層6Cが介在するため、第三ネット5Cの接触感をより軽減することができる。
また、本実施形態のマットレス1は、芯材部2に、糸状体5aの外径が大きい第一ネット5Aを積層させるだけで、比較的硬い層となる。これにより、芯材部2側の支持性が向上するため、比較的硬度の低い材料を芯材部2に用いることが可能となり、ひいては材料コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できるのはいうまでもない。例えば、本実施形態に係るマットレス1の構造を、座布団、椅子類のクッションシート、枕等に適用してもよい。
また、芯材部2やクッション層6に、上下方向に貫通する複数の貫通孔を形成してもよい。このようにすると、透湿性(通気性)が高まり、人体から発生した汗などの水分や湿気が芯材部2やクッション層6を透過しやすくなるため、マットレス1の内部に水分や湿気が溜まることを防止することができる。
また、ネット5を構成する糸状体5aの外径を調節したり、積層するネット5の枚数を増減したり、又はこれらの手段を適宜組み合わせたりすることによって、マットレス1の支持性やクッション性を容易に且つ幅広く調整することが可能となる。従って、使用者Sに適合したマットレス1を容易に作製できるとともに、幅広い体型の使用者Sに対応(適応)することができる。また、マットレス1のうち、例えば大きな荷重が加わる尻部や背部周辺が局所的にヘタルことを簡易に防止することができる。
また、本実施形態のマットレス1は、少なくとも二枚のネット5とこのネット5間に積層される少なくとも一枚のクッション層6とを有することが必須であるが、この条件を満たす限りネット5及びクッション層6の積層枚数、積層パターンを適宜変更してもよい。例えば、二枚のネット5で、二枚のクッション層6を狭持するように積層してもよい。
また、本実施形態では、芯材部2側から上側に向けてネット5及びクッション層6を積層しているが、芯材部2の外周を層状に覆うようにネット5及びクッション層6を積層してもよい。
また、本実施形態では、各ネット5及び各クッション層6の大きさ(横断面積)は、芯材部2に対応する大きさに形成されているが、これに限定されることなく、ネット5及びクッション層6の一部を芯材部2より小さく形成して局所的(部分的)に設けてもよい。このようにネット5及びクッション6の積層枚数を局所的に増減することで、使用者Sの体型や好みに応じて、クッション性と支持性を局所的に微調整することができる。例えば、第三ネット5Cを尻部周辺のみに配置すると、尻部周辺の支持性がその他の部分より向上して、尻部周辺の沈み込みやヘタリを良好に防止することができる。
また、例えば、各クッション層6の厚さ寸法を適宜調節することによって各クッション層6間に硬度差をつけてもよい。具体的には、芯材部2から外側に向かうにしたがってクッション層6の厚さ寸法を小さくすることによって、各クッション層6間に硬度差をつけてもよい。
また、図4に示すように、第一ネット5Aを多重積層構造にしてもよい。変形例に係る第一ネット5Aは、芯材部2の周縁部に沿って積層される補強部51と、芯材部2に対応する形状及び大きさ(横断面積)に形成された本体部52とから構成されている。
補強部51は、所定幅を有し且つ芯材部2の短手方向両端側に沿って積層される第一補強部51a,51aと、所定幅を有し且つ芯材部2の長手方向両端側に沿って積層される第二補強部51b,51bとを有している。
第一補強部51a及び第二補強部51bは、互いの端部同士が重なり合うように芯材部2の周縁部に沿って積層されている。本体部52は、第一補強部51aと第二補強部51bを上方から覆うように積層されている。すなわち、変形例に係る第一ネット5Aの周縁部は、芯材部2の周縁部に沿って多重に重ね合わされており、第一ネット5Aの周縁部のうち四隅が三重に、四隅以外の部分が二重に積層されている。
なお、補強部51の積層枚数は何枚でもよいし、第二ネット5B、第三ネット5Cに設けてもよい。また、補強部51を各ネット5に同時に設けてもよい。さらに、本変形例では、補強部51を第一補強部51aと51bとに四分割して形成したが、一体的に連続して形成してもよい。
マットレス1の周縁部は、乗降時に大きな荷重が加わりヘタリやすい部分であるが、このように、芯材部2の周縁部に沿って補強部51を積層することによって、マットレス1の周縁部の支持性が向上するため、マットレス1の周縁部がヘタルことを防止することができる。
1 マットレス
2 芯材部
3 表層部
4 外カバー
5 ネット
5A 第一ネット
5B 第二ネット
5C 第三ネット
5a 糸状体
51 補強部
51a 第一補強部
51b 第二補強部
52 本体部
6 クッション層
6A 第一クッション層
6B 第二クッション層
6C 第三クッション層

Claims (4)

  1. 芯材部と、
    前記芯材部の外側に形成され、複数のネットと少なくとも1層のクッション層とを交互に積層させた表層部と、
    前記芯材部及び前記表層部を包囲する外カバーと、を備えたマットレスであって、
    前記各ネットを構成する糸状体の外径は、前記芯材部から離間するにしたがって小さくなるように形成されていることを特徴とするマットレス。
  2. 前記クッション層は、複数積層されており、
    前記各クッション層の硬度は、前記芯材部から離間するにしたがって小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  3. 前記ネットと前記外カバーとの間には、前記クッション層が積層されていることを特徴とする請求項2に記載のマットレス。
  4. 前記ネットの周縁部は、前記芯材部の周縁部に沿って多重に重ね合わされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のマットレス。
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