JP2010178591A - 充電回路、充電装置、電子機器及び充電方法 - Google Patents

充電回路、充電装置、電子機器及び充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの劣化を低く抑えることができる充電回路を提供する。
【解決手段】システム電流ISYSが急激に低下するなどシステム負荷が急変した際に発生するバッテリ電圧VBATTのオーバーシュートをOVP28で検出する。OVP28でオーバーシュートを検出した際、スイッチ制御回路25が第3スイッチSW3をオフし、バッテリ9をACアダプタから切り離してバッテリ9を過電圧から保護する。また、このとき、スイッチKs1をオンからオフに、一方でスイッチKs2をオフからオンに切り換えて、電圧監視点をそれまでのバッテリ電圧入力端子Pbからシステム電圧入力端子Paに切り換える。これにより、電子機器2からACアダプタに供給される制御電流IADFCの変化を少なく抑え、第3スイッチSW3がオンに復帰する際に発生する可能性のある突入電流を小さく抑える。
【選択図】図4

Description

本願は、充電回路、充電装置、電子機器及び充電方法に関するものである。
従来、例えばノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型電子機器には、機器をアダプタ(ACアダプタ)によって外部電力源(商用電源)のコンセントに接続しなくても機器が単体で動くことが可能となるように、機器専用の独立した電源としてバッテリ(二次電池や蓄電池ともいう)が搭載されている。また、このような携帯型電子機器は、自宅等において外部電力源が得られる環境下では、バッテリという電力容量が限られた電源で起動するのではなく、バッテリを電子機器に取り付けたままこの機器をアダプタによって外部電力源に繋ぎ、この外部電力源から取得した交流電圧をACアダプタで直流電圧に変換して電力を得て起動するのが一般的である。
このため、この種の電子機器には、機器がアダプタにより外部電力源に繋がれているときに、機器がこの外部電力源で動く傍ら、バッテリを外部電力源の電力で充電する充電装置が設けられている。ところで、この種の充電装置では、もし仮にアダプタ側からバッテリ側に過電流が流れてしまうと、この過電流によってバッテリがダメージを受けて、バッテリが劣化する問題に繋がる。そこで、バッテリ側に流れる電流をアダプタ側にフィードバックして、バッテリに流れる電流を制御することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。このようにすると、アダプタからバッテリに過電流が流れ難くなり、バッテリの長寿命化を図ることが可能となる。
特開2002−78228号公報
ところで、この種の電子機器では、例えばディスクを回転するモータが停止するなどのようにそれまで使用していた機能を終了するなどシステム負荷が急変する場合がある。今現在のバッテリにおいては、バッテリ側の制御ループの応答性を高く(スピードアップ)しても、ACアダプタ側の応答スピードが追従できない現状があるので、システム負荷が急変した際の充電電圧の応答特性は、充電電圧にオーバーシュートやアンダーシュートが発生する応答特性をとってしまう現状がある。よって、このような応答特性はバッテリに過電圧が供給される原因となるので、これがバッテリ劣化の問題に繋がっていた。そして、例えば、バッテリとして近年広く使用されているリチウムイオンバッテリでは、この種のオーバーシュートがバッテリ劣化に特に影響を受ける。
開示の装置は、バッテリに印加されるバッテリ電圧を監視して、前記バッテリが過電圧状況である場合に過電圧信号を出力する監視手段と、前記過電圧信号を受けた場合に、前記バッテリをアダプタから切り離す保護手段と、前記バッテリが前記アダプタから切り離された場合に、前記過電圧信号を基にして、前記アダプタから出力されるアダプタ電圧に対する監視点を、前記バッテリ電圧の供給点から、前記バッテリ及び前記アダプタと電気的に接続されたシステムに印加されるシステム電圧の供給点に切り換えて、前記アダプタ電圧を前記システム電圧に基づいて制御させる制御指令を出力させる切換手段とを備える。
開示の装置は、バッテリの劣化を低く抑えることができる。
一実施形態における電子機器の概略構成を示す回路図。 電子機器の概略構成を示す回路図。 (a)はACアダプタの概略構成を示す回路図で、(b)はアダプタ電圧と制御電流との関係性を示す波形図。 充電制御回路の内部を具体的に示した電子機器の回路図。 過電圧発生時の充電制御回路の動作状態を示す電子機器の回路図。 過電圧発生時の電子機器の動作推移を示すタイミングチャート。 別例における電子機器の概略構成を示す回路図。 他の別例における電子機器の概略構成を示す回路図。 他の別例における電子機器の概略構成を示す回路図。
以下、一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、例えばノート型パーソナルコンピュータ等の電子システム1には、同システム1の本体部分として電子機器2が設けられている。この電子機器2は、交流電圧を出力可能な商用電源等の外部電力源(交流電源)3に、接続ケーブルであるACアダプタ4を介して接続可能となっている。ACアダプタ4は、外部電力源3から取得した交流電圧を、電子機器2が動作の際に必要とする定格の直流電圧に変換し、この直流電圧をアダプタ電圧VINとして自身の電圧出力端子5から電子機器2に向けて出力する。なお、ACアダプタ4がアダプタに相当する。
電子機器2には、ACアダプタ4から得た直流電圧を所定値に調整可能なシステムDC/DCコンバータ6と、電子機器2の各種機能を提供する回路として動作システム7とが設けられている。システムDC/DCコンバータ6は、直流電圧の取り込み口である電圧入力端子8に繋がるとともに、ACアダプタ4の電圧出力端子5から出力されるアダプタ電圧VINを、この電圧入力端子8を介して取得する。そして、システムDC/DCコンバータ6は、この入力電圧を動作システム7を作動させる所定値に調整しつつ動作システム7に供給して、動作システム7を動作させる。
また、電子機器2には、電子機器2が持つ独立した電源としてバッテリ(蓄電池)9が着脱可能に設けられている。このバッテリ9は、例えばリチウムイオンバッテリからなり、複数の電池セルを直列に繋ぎつつこれらを1つのケースに収納したパック形状をとっている。ACアダプタ4は、自身が生成したアダプタ電圧(電力)VINのうち、その一部をシステム電圧VSYSとしてシステムDC/DCコンバータ6に供給する他に、残りをバッテリ電圧VBATTとしてバッテリ9にも供給可能となっている。電子機器2がACアダプタ4を介して外部電力源3に接続される際、ACアダプタ4の電力はシステムDC/DCコンバータ6に送られて、この電力によって動作システム7が作動する。そして、このときはバッテリ9が例えば逆バイアスダイオード(図示略)によってシステムDC/DCコンバータ6から絶縁されつつ、ACアダプタ4から得る電力によってバッテリ9が充電される。一方、電子機器2が外部電力源3に接続されない際、バッテリ9の電力がシステムDC/DCコンバータ6に送られ、この電力によって動作システム7が作動する。なお、バッテリ電圧VBATTが内部電圧に相当する。
電子機器2には、バッテリ9の充電を制御する充電制御回路(チャージャIC(Integrated Circuit))10が設けられている。充電制御回路10は、電子機器2がACアダプタ4により外部電力源3に接続されると、動作システム7により要求される電力を、システムDC/DCコンバータ6を介して動作システム7に供給するとともに、同時にバッテリ9への充電を実行する。また、充電制御回路10は、例えば1つ又は複数の半導体装置(半導体回路)からなる。更に、この半導体装置は、例えばチップと、このチップを内蔵するパッケージとを含んでいる。なお、充電制御回路10が充電回路に相当する。
また、電子機器2の電圧入力端子8と、システムDC/DCコンバータ6及びバッテリ9の配線経路分岐点であるノード(以下、システム電圧入力端子と記す)Pbとの間には、直列接続された2つの第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2が接続されている。また、システム電圧入力端子Pbとバッテリ9との間にも、同様の接点として第3スイッチSW3が接続されている。これらスイッチSW1〜SW3は、電機配線を介して充電制御回路10に接続され、オンオフ動作が充電制御回路10によって管理されている。なお、第3スイッチSW3がバッテリ用接点に相当し、システム電圧入力端子Pbがシステム電圧の供給点に相当する。
例えば、電子機器2にACアダプタ4が接続されていないとき、3つのスイッチSW1〜SW3のうち、第1スイッチSW1はオフするものの、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3がオンを維持する。このため、バッテリ9の電力がシステム電圧VSYSとして動作システム7に供給されるとともに、その一部が駆動電圧VDCとして充電制御回路10に供給されて、電子機器2の動作が許容される。そして、電子機器2にACアダプタ4が接続されると、アダプタ電圧VINの一部が電源電圧VACとして充電制御回路10に供給され、これをトリガとして動く充電制御回路10によって第1スイッチSW1がオンに切り換わる。このため、アダプタ電圧VINがシステムDC/DCコンバータ6、バッテリ9及び充電制御回路10の全てに供給され、機器動作及び充電の両方が実行可能となる。
また、電子機器2には、ACアダプタ4からシステムDC/DCコンバータ6及びバッテリ9に電力を供給するに際して、この供給電力を好適な値(安全な値)に調整して要求箇所に供給する電圧調整機能が設けられている。また、本例の電圧調整機能は、この機能をコントロールする制御回路群をACアダプタ4に組み込むことにより、この機能制御をACアダプタ4側で実行するアダプタ側制御式でもある。
この種の電圧調整機能を持つ充電制御回路10の場合、第2スイッチSW2とシステム電圧入力端子Pbとの間には、第1検知レジスタRINが接続され、この第1検知レジスタRINの両端が充電制御回路10に接続されている。この第1検知レジスタRINは、ACアダプタ4から電子機器2に流れ込む総入力電流IINを検出するもので、例えば抵抗からなる。充電制御回路10は、第1検知レジスタRINを流れる総入力電流IINを検出することにより、ACアダプタ4から電子機器2にどの程度の値の電流が流れ込んでいるのかを把握する。
また、システム電圧入力端子Pbと第3スイッチSW3との間には、第2検知レジスタRCHRが接続され、この第2検知レジスタRCHRの両端が充電制御回路10に接続されている。この第2検知レジスタRCHRは、ACアダプタ4から電子機器2に流れ込んだ総入力電流IINのうち、バッテリ9に流れ込むバッテリ充電電流ICHRを検出するもので、例えば抵抗からなる。充電制御回路10は、第2検知レジスタRCHRを流れるバッテリ充電電流ICHRを検出することにより、バッテリ9にどの程度の値の電流が流れ込んでいるのかを把握する。なお、第2検知レジスタRCHRが検出手段に相当する。
充電制御回路10には、バッテリ9の+端子側に位置するノード(以下、バッテリ電圧入力端子と記す)Paが接続されている。充電制御回路10は、このバッテリ電圧入力端子Paの端子電圧を見ることにより、バッテリ9の端子間電圧であるバッテリ電圧VBATT、即ちバッテリ9の充電量を監視する。なお、バッテリ電圧入力端子Paがバッテリ電圧の供給点に相当する。
充電制御回路10は、これら総入力電流IIN、バッテリ充電電流ICHR及びバッテリ電圧VBATTを基に、電子機器2の電圧供給状態、即ち電子機器2に不適当な電圧が供給されていないかどうかを監視する。そして、充電制御回路10は、その時々の電子機器2の状態に応じた好適なアダプタ電圧VINがACアダプタ4から出力されるように、その電圧制御指令として制御電流IADFCを、電圧供給経路の上流に位置するACアダプタ4に出力する。この制御電流IADFCは、電子機器2に所望より高めの電圧が付与される傾向の場合にアダプタ電圧VINを低く抑え、電子機器2に所望より低めの電圧が付与される傾向の場合にアダプタ電圧VINを高くするように指示する指令である。電子機器2には、この制御電流IADFCの取り出し口として機器側制御端子11が設けられ、この機器側制御端子11がACアダプタ4のアダプタ側制御端子12に接続されている。充電制御回路10は、制御電流IADFCを機器側制御端子11からアダプタ側制御端子12を経由させて、この制御電流IADFCをACアダプタ4に供給する。なお、制御電流IADFCが制御指令に相当する。
図2に示すように、充電制御回路10には、総入力電流IIN用の第1電流増幅器13と、バッテリ充電電流ICHR用の第2電流増幅器14とが設けられている。第1電流増幅器13は、自身の入力端子が第1検知レジスタRINの両端子に接続されている。第1電流増幅器13は、この第1検知レジスタRINを流れる総入力電流IINを増幅し、この増幅値を第1電流検出信号S1として出力する。また、第2電流増幅器14は、自身の入力端子が第2検知レジスタRCHRの両端に接続されている。第2電流増幅器14は、この第2検知レジスタRCHRを流れるバッテリ充電電流ICHRを増幅し、この増幅値を第2電流検出信号S2として出力する。
これら第1電流増幅器13及び第2電流増幅器14には、互いに共通して使用する電流エラー増幅器15が接続されている。電流エラー増幅器15は、1つの非反転入力端子と2つの反転入力端子とを持つ増幅器である。電流エラー増幅器15の一方の反転入力端子には、第1電流増幅器13が出す第1電流検出信号S1が入力され、他方の反転入力端子には、第2電流増幅器14が出す第2電流検出信号S2が入力されている。また、電流エラー増幅器15の非反転入力端子には、エラー有無監視時の比較値として、制限電流信号IDAC及び電流基準信号IOUTMAXに基づき生成される基準信号が入力されている。この制限電流信号IDACは、バッテリ9へ安全に送ることが可能な最大電流、即ち安全な動作のためにバッテリ9によって許可されるスレッショルド値を示したプログラム信号であって、充電制御回路10により生成される。また、電流基準信号IMAXOUTも同様のスレッショルド値である。電流エラー増幅器15は、第1電流検出信号S1及び第2電流検出信号S2のうちの値の高い方と基準信号とを比較し、その比較結果に応じた誤差電圧を出力する。
また、充電制御回路10には、バッテリ電圧VBATTを監視する電圧エラー増幅器16が設けられている。電圧エラー増幅器16は、非反転入力端子がバッテリ電圧入力端子Paに接続され、この反転入力端子が充電制御回路10の充電電圧入力端子17を介してバッテリ電圧入力端子Paに接続されている。よって、充電制御回路10は、この充電電圧入力端子17を介してバッテリ電圧VBATTを取得する。また、電圧エラー増幅器16の反転入力端子には、エラー有無監視時の比較値として電圧制限信号VDACが入力されている。この電圧制限信号VDACは、バッテリ9へ安全に送ることが可能な最大電圧、即ち安全な動作のためにバッテリ9によって許可されるスレッショルド値を示したプログラム信号である。電圧エラー増幅器16は、バッテリ電圧VBATTと電圧制限信号VDACとを比較して電圧値を監視し、この差を増幅した誤差電圧を出力する。なお、電圧エラー増幅器16が電圧監視回路を構成し、電圧制限信号VDACが基準電圧に相当する。
充電制御回路10には、電子機器2に供給される電力量を検出する乗算器18が設けられている。乗算器18は、一対の入力端子が第1検知レジスタRINの端子間に接続されている。この乗算器18は、第1検知レジスタRINの端子間電圧から総入力電流IINを検出するとともに、この第1検知レジスタRINを通って動作システム7側に供給されるシステム電圧VSYSを検出する。そして、乗算器18は、総入力電流IINとシステム電圧VSYSとを乗算することにより、電子機器2に付与される総電力を算出し、これを電力検出信号PWROUTとして出力する。また、乗算器18は、電力検出信号PWROUTの最大許容値(スレッショルド値)として、電力制限信号PWRMAXも同期出力する。なお、乗算器18は、スレッショルド値をプログラム信号により表したこの電力制限信号PWRMAXを、機器側制御端子11を介してACアダプタ4から取得している。
また、乗算器18には、電力検出信号PWROUTを監視する電力エラー増幅器19が接続されている。電力エラー増幅器19の反転入力端子には、電力検出信号PWROUTが入力され、非反転入力端子には、電力制限信号PWRMAXが入力されている。電力エラー増幅器19は、電力検出信号PWROUTと電力制限信号PWRMAXとを比較して電力値を監視し、この差を増幅した誤差電圧を出力する。
3つのエラー増幅器15,16,19の出力端子には、各々個別のダイオードD1,D2,D3が接続されている。これらダイオードD1〜D3は、逆バイアスに接続され、3つのエラー増幅器15,16,19から出力される誤差電圧のうち、最も大きな値のもの(誤差電流)を下流に流す働きを持つ。これは、3つのエラー増幅器15,16,19においてそれぞれ誤差を監視しているが、これら3つのうちで最も大きなエラーを計測することに相当する。なお、ダイオードD2が電圧監視回路を構成する。
これら3つのダイオードD1〜D3のアノードには、これらダイオードD1〜D3から得た電流値を所定電圧に変換する電流電圧変換回路20が接続されている。この電流電圧変換回路20は、直列接続されたトランジスタTa1、トランジスタTa2及び抵抗R1の素子群からなる。なお、トランジスタTa1はP型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタからなり、そのソース端子には、アダプタ電圧VINのうち充電制御回路10に駆動用として供給される駆動電圧VDCが供給されている。また、トランジスタTa2はN型MOSトランジスタからなる。トランジスタTa1は、ダイオードD1〜D3に流れる電流(誤差電流)に応じた抵抗値を持つ抵抗体として動作し、誤差電流に比例した電圧をトランジスタTa1とトランジスタTa2との間のノードに発生する。電流電圧変換回路20は、トランジスタTa1とトランジスタTa2との間のノード電圧を、制御電流IADFCを生成するために必要な制御電圧Vssとして出力する。なお、電流電圧変換回路20が指令出力回路に相当する。
電流電圧変換回路20の出力端子、即ちトランジスタTa1とトランジスタTa2との間のノードには、制御電流IADFCの生成源としてトランジスタTbが接続されている。このトランジスタTbは、例えばP型MOSトランジスタからなり、ソース端子が駆動電圧VDCに接続され、ドレイン端子が機器側制御端子11に接続され、ゲート端子がトランジスタTa1とトランジスタTa2との間のノードに接続されている。トランジスタTbは、自身のゲート端子に入力される制御電圧Vss、即ちトランジスタTa1とトランジスタTa2との間のノード電圧に応じた抵抗値を持つ抵抗体として動作し、その抵抗値に応じた値で制御電流IADFCを生成する。
本例の場合、トランジスタTbは、P型MOSトランジスタであることから、高いゲート電圧のときには大きな抵抗値を示し、一方で低いゲート電圧のときには小さい抵抗値を示す動作特性を持つ。このため、トランジスタTbは、電流電圧変換回路20からの制御電圧Vss、即ちその手前のエラー増幅器15,16,19での検出結果において、エラー(誤差)が上昇するに連れて低い値の制御電流IADFCを生成し、一方でエラー(誤差)が低下するに連れて高い値の制御電流IADFCを生成するように働く。そして、この制御電流IADFCは、充電制御回路10の指令入出力端子ADFCから充電制御回路10の外に引き出され、制御端子11,12を経由してACアダプタ4に出力される。
図1及び図3(a)に示すように、ACアダプタ4には、外部電力源3から得た交流電圧を所定値の直流電圧に変換する電圧変換回路21と、この直流変換後の電圧を電子機器2からの要求に合わせた電圧値に制御する電圧制御回路22とが設けられている。電圧変換回路21と電圧出力端子5の間には、直列接続のトランジスタTc1及びチョークコイルLが接続されている。トランジスタTc1は、P型MOSトランジスタからなる。また、トランジスタTc1及びチョークコイルLの中間端子とGNDとの間には、並列状態でトランジスタTc2及びダイオードD4が接続されている。また、電圧出力端子5及びチョークコイルLの中間端子とGNDとの間には、平滑用のコンデンサC1が接続されている。トランジスタTc2は、N型MOSトランジスタからなる。
また、これらトランジスタTc1,Tc2には、トランジスタTc1,Tc2のスイッチングを制御するパルス幅変調器(Pulse Width Modulation:PWM回路)23が接続されている。パルス幅変調器23は、所定のデューティサイクルにてトランジスタTc1とトランジスタTc2とを相補的にオンオフ制御する。トランジスタTc1のオン時には、電圧変換回路21の出力電圧がチョークコイルL及びコンデンサC1からなるLC回路(平滑回路)により平滑されて、これが電圧出力端子5に供給される。そして、トランジスタTc1がオフに切り換わると、オン時にチョークコイルLに蓄積されたエネルギーが電圧出力端子5側へ放出され、このオンオフ動作を繰り返すことによってアダプタ電圧VINが生成される。なお、図3(b)に示すように、アダプタ電圧VINは、低い制御電流IADFCを受け付けると高い値で出力され、高い制御電流IADFCを受け付けると低い値で出力される。
パルス幅変調器23には、電子機器2からACアダプタ4に提供された制御電流IADFCがアダプタ側制御端子12を介して入力されている。パルス幅変調器23は、電子機器2から受け付けた制御電流IADFCの電流値を監視し、この電流値に基づき、デューティサイクルを変更、即ちトランジスタTc1のオン期間を切り換えることにより、アダプタ電圧VINの値を制御する。この場合、トランジスタTc1のオン期間が長いと、チョークコイルLに蓄積されるエネルギーが多くなって高いアダプタ電圧VINが出力され、トランジスタTc1のオン期間が短いと、チョークコイルLに蓄積されるエネルギーが少なくなって低いアダプタ電圧VINが出力される。
また、パルス幅変調器23は、どの程度の値のアダプタ電圧VIN、即ちどの程度の電力が電子機器2に供給されているのかを逐次認識するとともに、この電力情報として電力制限信号PWRMAXを生成しつつ、この電力制限信号PWRMAXを、制御電流IADFCの受け付けとともにこれをアダプタ側制御端子12から電子機器2に出力する。この電力制限信号PWRMAXは、アダプタ電圧VINの値に応じて増減する電圧信号からなるとともに、乗算器18の演算や、他の各種機能において適宜使用される。パルス幅変調器23は、電子機器2から制御電流IADFCを受け付けつつ、これに応答する形で電力制限信号PWRMAXを電子機器2に送り返している。
一方、図2に示すように、電子機器2において機器側制御端子11と乗算器18との間には、電力制限信号PWRMAXの値(電圧値)を認識してこれを乗算器18に送り出す電力制限信号入力回路24が設けられている。電力制限信号入力回路24は、機器側制御端子11の結線上に流れる各種信号の中から電圧値を見ることによって電力制限信号PWRMAXを取り込み、この信号値に応じた通知を乗算器18に出力することで、ACアダプタ4から受け付けた電力制限信号PWRMAXを乗算器18に出力する。即ち、制御電流IADFCが電流値で取り込まれるのに対し、電力制限信号PWRMAXは電圧値で解釈されることにより、1つの配線での電子機器2からACアダプタ4への制御電流IADFCの送り渡しと、ACアダプタ4から電子機器2への電力制限信号PWRMAXの送り渡しとが可能とされている。
図2に示すように、充電制御回路10には、第1スイッチSW1〜第3スイッチSW3のスイッチ状態を管理するスイッチ制御回路25が設けられている。このスイッチ制御回路25には、例えば電源電圧VAC、駆動電圧VDC、第1電流検出信号S1、第2電流検出信号、バッテリ電圧VBATT、電力制限信号PWRMAX等が入力されている。また、スイッチ制御回路25は、充電制御回路10の第1スイッチ信号出力端子ACOK1を介して第1スイッチSW1に接続され、充電制御回路10の第2スイッチ信号出力端子ACOK2を介して第2スイッチSW2に接続され、充電制御回路10の第3スイッチ信号出力端子ACOK3を介して第3スイッチSW3に接続されている。
また、図4及び図5に示すように、スイッチ制御回路25には、スイッチSW1〜スイッチSW3のスイッチング制御を実際に司るロジックとしてスイッチング制御ロジック26が設けられている。このスイッチング制御ロジック26には、第1スイッチ信号出力端子ACOK1に繋がるトランジスタTd1と、第2スイッチ信号出力端子ACOK2に繋がるトランジスタTd2と、第3スイッチ信号出力端子ACOK3に繋がるトランジスタTd3とが接続されている。これらトランジスタTd1〜Td3は、例えばN型MOSトランジスタからなり、各々のゲート端子がスイッチング制御ロジック26によって制御される。
更に、スイッチSW1〜SW3は、本例においてP型MOSトランジスタと数個の抵抗とからなる。これらスイッチSW1〜S3は、第1スイッチSWのトランジスタのゲート端子が第1スイッチ信号出力端子ACOK1に接続され、第2スイッチSW2のトランジスタのゲート端子が第2スイッチ信号出力端子ACOK2に接続され、第3スイッチSW3のトランジスタのゲート端子が第3スイッチ信号出力端子ACOK3に接続されている。これらスイッチSW1〜SW3は、充電制御回路10からLow信号を受け付けるときはオンし、一方でHigh信号を受け付けるとオフする。なお、スイッチング制御ロジック26が保護手段及び制御回路を構成する。
スイッチング制御ロジック26は、第1電流検出信号S1、第2電流検出信号、バッテリ電圧VBATTや、更には前述した電源電圧VACや駆動電圧VDC等も用いて、トランジスタTd1〜Td3の各々のゲート端子を制御することにより、スイッチ信号出力端子ACOK1〜ACOK3から出力される信号レベルをHi又はLowに切り換えて、スイッチSW1〜SW3のオンオフ切り換えを行う。例えば、スイッチング制御ロジック26は、電源電圧VACの入力を確認すると、3つのスイッチSW1〜SW3が全てオン状態をとるようにし、システム作動及び充電の両方を実行する。また、スイッチング制御ロジック26は、システム起動中にバッテリ電圧VBATTの値からバッテリ9が満充電になったことを確認すると、オン状態にある3つのスイッチSW1〜SW3のうち第3スイッチSW3をオフにして、バッテリ9の充電を終了する。
また、充電制御回路10には、システムDC/DCコンバータ6に流れ込むシステム電流ISYSが急激に低下するなどしてシステム負荷が急変した場合であっても、バッテリ9に過電圧がかからないようにしてバッテリ9を保護するバッテリ保護機能が設けられている。ところで、この種のバッテリ保護機能を持たない従来回路の場合、システム負荷が急変したときは、仮に充電制御回路10側の制御ループの応答性が高くてもACアダプタ4側の応答スピードは未だに遅くこれに追従できない現状があるので、図6に示すように、システム電圧VSYSが一時的に上下に大きく振れる。このため、バッテリ電圧VBATTにオーバーシュート及びアンダーシュートが発生し、これがバッテリ9の劣化の一要因となる問題が発生する。
そこで、図4及び図5に示すように、本例の充電制御回路10には、システム負荷急変時においてバッテリ9をオーバーシュートから保護するオーバーシュート保護回路27が設けられている。このオーバーシュート保護回路27には、バッテリ電圧VBATTのオーバーシュートを検出するOVP(Over Voltage Protection:過電圧保護回路)28が設けられている。OVP28の反転入力端子は、充電電圧入力端子17に繋がった分圧抵抗29に接続されている。分圧抵抗29は、本例において3つの抵抗Ra〜Rcからなり、並び順が充電電圧入力端子17側から2番目と3番目の抵抗Rb,Rcの間の中間端子がOVP28の反転入力端子に接続されている。このため、OVP28の反転入力端子には、抵抗Rb,Rcの間の分圧Vaが入力される。また、OVP28の非反転入力端子は、充電制御回路10における電圧制限信号VDACの入力端子である電圧制限信号入力端子30に接続され、この電圧制限信号入力端子30で取り込む電圧制限信号VDACが入力されている。OVP28は、分圧抵抗29の分圧Vaと電圧制限信号VDACとを比較することによりシステム負荷の急変、即ち過電圧発生有無を監視する。そして、OVP28は、分圧Vaが電圧制限信号VDACよりも低いとシステム急変無しと認識してLow信号を出力し、分圧Vaが電圧制限信号VDAC以上となるとシステム急変有りと認識して、High信号を出力する。なお、OVP28が監視手段に相当し、OVP28から出力されるHigh信号が過電圧信号に相当する。
なお、電圧エラー増幅器16の非反転入力端子は、並び順が充電電圧入力端子17側から1番目と2番目の抵抗Ra,Rbの中間端子に接続され、この中間端子で発生する分圧Vb(>Va)が入力されている。また、電圧エラー増幅器16の反転入力端子は、電圧制限信号入力端子30に接続され、この電圧制限信号入力端子30から電圧制限信号VDACが入力されている。電圧エラー増幅器16は、分圧抵抗29から得た分圧Vbと、電圧制限信号入力端子30から得た電圧制限信号VDACとを比較することにより、前述の誤差電圧の算出を行っている。
また、OVP28の出力端子は、AND回路31を介してトランジスタTACOK3に接続されている。このAND回路31は、一方の入力端子がOVP28の出力端子に出力され、他方の入力端子がスイッチング制御ロジック26に接続され、出力端子がトランジスタTd3のゲート端子に接続されている。AND回路31は、スイッチング制御ロジック26から動作指令(即ち、High信号)を受け付けていて、しかもOVP28からオーバーシュート有りの通知(即ち、High信号)を受け付けると、出力端子からHigh信号を出してトランジスタTd3をオンすることによって第3スイッチSW3をオフし、バッテリ9をアダプタ電圧VINから強制的に切り離すように働く。なお、AND回路31が保護手段を構成する。
更に、充電制御回路10には、バッテリ電圧入力端子Paと分圧抵抗29とを繋ぐ経路上に、OVP28の電圧監視点を切り換えるスイッチング素子としてスイッチKs1が設けられている。このスイッチKs1は、例えばトランジスタ等の素子群からなり、自身のスイッチ状態を切り換える際の指令の入力口である制御端子(図示略)がNOT回路32を介してOVP28の出力端子に接続されている。スイッチKs1は、OVP28からの出力信号によってスイッチ状態が制御され、制御端子に電圧が付与されるとオン状態をとり、制御端子に電圧が付与されないとオフ状態をとる。なお、スイッチKs1が切換手段及びバッテリ側切換接点を構成する。
また、充電制御回路10には、システム電圧入力端子Pbと分圧抵抗29とを繋ぐ経路上にも、スイッチKs1と同様の機能を果たすスイッチング素子としてスイッチKs2が設けられている。このスイッチKs2も、例えばトランジスタ等の素子群からなり、自身のスイッチ状態を切り換える際の指令の入力口である制御端子(図示省略)がOVP28の出力端子に直に接続されている。スイッチKs2も、OVP28からの出力信号によってスイッチ状態が制御され、制御端子に電圧が付与されるとオン状態をとり、制御端子に電圧が付与されないとオフ状態をとる。なお、スイッチKs2が切換手段及びバッテリ側切換接点を構成する。
ここで、例えばOVP28の反転入力端子に入力される分圧Vaが電圧制限信号VDACよりも低く、OVP28からLow信号が出力された場合、このLow信号がスイッチKs1にはNOT回路32で反転されてHigh信号として供給され、スイッチKs2にはそのままLow信号として供給される。このため、スイッチKs1がオン状態をとり、スイッチKs2がオフ状態をとることから、OVP28の反転入力端子がバッテリ電圧入力端子Paと繋がる状態をとって、OVP28の電圧監視点がバッテリ電圧入力端子Paとなる。一方、分圧Vaが電圧制限信号VDAC以上となって、OVP28からHigh信号が出力された場合、このHigh信号がスイッチKs1にはNOT回路32で反転されてLow信号として供給されるものの、スイッチKs2にはそのままHigh信号として供給される。このため、スイッチKs1がオフ状態をとり、スイッチKs2がオン状態をとることから、今度はOVP28の反転入力端子がシステム電圧入力端子Pbと繋がって、OVP28の電圧監視点がそれまでのバッテリ電圧入力端子Paからシステム電圧入力端子Pbに切り換わる。
また、スイッチング制御ロジック26は、電流電圧変換回路20に制御線33を介して電気的に繋がり、スイッチSW1〜SW3のスイッチ制御に合わせて電流電圧変換回路20を制御する。例えば、スイッチング制御ロジック26は、3つの全てのスイッチ信号出力端子ACOK1〜ACOK3からHigh信号を出力して3つのスイッチSW1〜SW3を全てオフにした際、ACアダプタ4からアダプタ電圧VINが出力されないようにするために、制御電流IADFCを「0」に落とさせる指令を電流電圧変換回路20に送って、電子機器2からACアダプタ4に制御電流IADFCが供給されないようにする。
更に、充電制御回路10には、制御線33上において例えばP型MOSトランジスタ等の素子群からなるスイッチKs3が接続されている。このスイッチKs3は、自身のスイッチ状態を切り換える際の指令の入力口である制御端子(図示略)がOVP28の出力端子に接続され、OVP28からの出力信号によってオンオフの切り換えが制御される。スイッチKs3は、OVP28からHigh信号が出力されて第3スイッチ信号出力端子ACOK3からHigh信号が出力された状況下において、全てのACOK1〜ACOK3からHigh信号が出力されたときに、制御電流IADFCを「0」に落とし込む指令がスイッチング制御ロジック26から電流電圧変換回路20に送られないようにするために、電流電圧変換回路20とスイッチング制御ロジック26とを遮断するために働く。なお、スイッチKs3が遮断手段に相当する。
次に、本例のACアダプタ4による電子機器2への電源供給動作を図6のタイミングチャートに従って説明する。
例えば、システム電圧VSYSにオーバーシュート等の急激な電圧変化が発生せずにシステム負荷が安定している通常状態の場合は、スイッチKs1がオン状態をとり、スイッチKs2がオフ状態をとっている。このため、OVP28の反転入力端子がバッテリ電圧入力端子Paと接続状態をとるので、電圧エラー増幅器16の電圧監視点はこのバッテリ電圧入力端子Paとなる。よって、電圧エラー増幅器16は、このバッテリ電圧入力端子Paから取得する電圧、即ちバッテリ電圧VBATTをモニタすることにより、電子機器2への供給電圧に関してエラーを監視する。
ここで、例えば、総入力電流IINのうち動作システム7に流れ込むシステム電流ISYSが大きく低下するなどして、システム負荷が急変した場合を想定する。このとき、例えばこの電流変化に伴って、システム電圧VSYSにオーバーシュートが発生して、それまでの電圧(例えば12.6V)から高電圧(例えば12.8V)に値が振れたとすると、この電圧変化に伴ってOVP28の反転入力端子の分圧Vaが電圧制限信号VDAC以上の値に変化する電圧増加の動きをとる。これにより、OVP28からは、それまでのLow信号からHigh信号が出力される。
ところで、電子機器2が起動状態の際には、スイッチング制御ロジック26からAND回路31にHigh信号が供給されるので、OVP28の出力端子からHigh信号が出力された際には、AND回路31の2入力がともにHighレベルをとり、AND回路31の出力端子からはそれまでのLow信号からHigh信号が出力される。よって、このHigh信号がトランジスタTd3に印加されてトランジスタTd3がオンし、このオン動作に伴って第3スイッチSW3がオフに切り換わる。これにより、バッテリ9がシステム電圧VSYSから切り離され、システム電圧VSYSがオーバーシュートをとっても、これがバッテリ9に印加されずに済み、バッテリ9が過電圧から保護される。
また、OVP28からHigh信号が出力された際、このHigh信号はスイッチKs1及びスイッチKs2にも出力される。このとき、このHigh信号はスイッチKs1にはNOT回路32で信号レベルが反転されて供給され、スイッチKs2にはそのままの信号レベルで供給されるので、今度はスイッチKs1がオンからオフに切り換わるとともに、スイッチKs2がオフからオンに切り換わる。よって、OVP28の反転入力端子はそれまでのバッテリ電圧入力端子Paからシステム電圧入力端子Pbに繋がるので、電圧エラー増幅器16の電圧監視点はこのシステム電圧入力端子Pbとなる。このため、電圧エラー増幅器16は、第3スイッチSW3をオフした後、電圧エラー増幅器16はシステム電圧VSYSの電圧をモニタすることにより電圧監視を引き続き行い、機器側制御端子11から出力される制御電流IADFCを、電子機器2に付加される電流に合わせた好適な値で出力させる。
ところで、図6に示すように、第3スイッチSW3をオフしたときに、本例のような電圧監視点の切り換えを行わない場合を想定すると、このときの電圧エラー増幅器16には、第3スイッチSW3が切られることで電圧が徐々に低下していくバッテリ電圧VBATTが供給されるので、電圧エラー増幅器16はエラーを増大傾向の値で検出することになる。よって、電圧エラー増幅器16は低い電圧を出力するように作用してトランジスタTa2のゲート電圧が低くなり、電流電圧変換回路20は制御電流IADFCを小さな値で出力するので、これによりACアダプタ4はアダプタ電圧VINを高い値(例えば14V)で出力してしまう。このため、分圧Vaが電圧制限信号VDACを下回ってスイッチKs1がオンにスイッチKs2がオフに戻った際、即ち電圧監視点がシステム電圧入力端子Pbからバッテリ電圧入力端子Paに戻った際、過電圧(要は14V)がバッテリ9に付加されてしまい、これが突入電流としてバッテリ9に流れてバッテリ9の劣化の原因となってしまう。
しかし、本例の場合は、第3スイッチSW3をオフにしてバッテリ9をシステム電圧VSYSから切り離した際には、それまでのバッテリ電圧入力端子Paに代えて、今度はシステム電圧入力端子Pbに電圧監視点を切り換える。よって、システム電圧VSYSをモニタすることによって電圧監視を引き続き行うので、制御電流IADFCの大きな変化を抑えることが可能となる。よって、第3スイッチSW3がオフしている間も、ACアダプタ4からは好適なアダプタ電圧VINが電子機器2に供給される。このため、電圧監視点をシステム電圧入力端子Pbからバッテリ電圧入力端子Paに戻した際に、バッテリ9に突入電流が流れてしまう状況が生じ難くなるので、この点からもバッテリ9の保護を図ることが可能となる。
また、OVP28からHigh信号が出力された際には、このHigh信号がスイッチKs3にも供給され、このHigh信号によってスイッチKs3がそれまでのオン状態からオフ状態に切り換わる。これにより、スイッチング制御ロジック26が電流電圧変換回路20と切り離されて、電流電圧変換回路20の制御にマスクがかけられる。このため、電圧監視点をシステム電圧入力端子Pbとしている際に、もし仮にスイッチング制御ロジック26が全てのスイッチ信号出力端子ACOK1〜ACO K3からHigh信号を出す制御を実行しても、このときは電流電圧変換回路20に制御電流IADFCを「0」にする制御を実行させないようにすることが可能となる。よって、制御電流IADFCが「0」に落とされずに済み、アダプタ電圧VINが好適な値で保持される。
なお、上述の実施形態は、アダプタから取り込んだ直流電圧を電子機器内の動作システムに供給しつつ、この電圧を電子機器のバッテリにも送ってバッテリを充電する充電回路、充電装置、電子機器及び充電方法に適用してもよい。
上述する実施形態は、前記制御指令を生成する際の一パラメータであるバッテリ電圧を監視する監視手段と、前記バッテリが過電圧状況下である旨の過電圧信号を前記監視手段から受け付けた際、前記バッテリへの充電可否を決めるバッテリ用接点をオフすることにより、前記バッテリを前記アダプタから切り離して該バッテリを過電圧から保護する保護手段と、前記バッテリ用接点が前記アダプタから切り離された際、前記監視手段から出力される前記過電圧信号を基に、前記内部電圧の監視点を前記バッテリ電圧の供給点から前記システム電圧の供給点に切り換えて、前記制御指令を前記システム電圧に基づく値で生成させる切換手段とを備えたことを要旨とする。
上述の実施形態によれば、電子機器にアダプタからアダプタ電圧が供給される際、この電圧の一部がシステム電圧として動作システムに供給されて動作システムが作動し、残りの電圧がバッテリに供給されてバッテリの電力が蓄えられる。このとき、例えば電子機器内の内部電圧としてバッテリ電圧が監視され、このバッテリ電力に応じた制御指令をアダプタ側に送ってアダプタ電圧を調整する制御、即ちフィードバック制御が実行され、アダプタ電圧が制御指令の値に応じた好適な値で出力される。例えば、電子機器に印加されるアダプタ電圧が不足する際には、アダプタ電圧が大きめの値で出力され、アダプタ電圧が充分な値をとる際には、アダプタ電圧が小さめの値で出力される。
また、電子機器にアダプタ電圧を供給する際には、制御指令を生成するときの一パラメータであるバッテリ電圧が監視手段によって監視される。ところで、例えば動作システムに流れ込むシステム電流が急激に低下するなどしてシステム負荷が急変した際には、バッテリ電圧が上下に大きく振れて、バッテリ電圧に例えばオーバーシュート(アンダーシュート)が発生することもある。このとき、本例の場合は、この電圧変化が監視手段により検出され、監視手段から過電圧信号が保護手段に出力される。そして、保護手段がこの過電圧信号により作動してバッテリ用接点をオフするように動き、バッテリをアダプタから切り離す。このため、バッテリには過電圧が印加されずに済むので、バッテリを過電圧から保護することが可能となり、過電圧印加を原因とするバッテリ劣化を生じ難くすることが可能となる。
更に、バッテリ用接点がオフとされた際には、制御指令を生成するために見ている電圧監視点が、それまでのバッテリ電圧の供給点から、システム電圧の供給点に切り換えられる。このため、制御指令を接点オフ前の値に保持させることが可能となるので、制御指令の変化を少なく抑えることが可能となる。よって、アダプタ電圧を高い側に振れさせずに済むので、バッテリ電圧の過電圧状態が収まってバッテリ用接点が再度オンに戻る際に、バッテリに大きな突入電流が流れずに済む。よって、このように突入電流が低く抑えられれば、バッテリ用接点オン復帰時における突入電流の流れ込みを原因とするバッテリ劣化も生じ難くすることが可能となる。
以上説明した本実施形態による効果を以下にまとめる。
(1)システム負荷が急変してバッテリ9に過電圧が付加されてしまう状況下に陥った際には、この電圧変化をOVP28で検出して第3スイッチSW3をオフに切り換え、バッテリ9をACアダプタ4から切り離す。これより、過電圧がバッテリ9に付加されずに済むので、過電圧印加を原因とするバッテリ劣化を生じ難くすることができる。また、過電圧発生時において第3スイッチSW3をオフした際には、それまでオン状態をとっていたスイッチKs1をオフとし、一方でそれまでオフ状態をとっていたスイッチKs2をオンに切り換えて、制御電流IADFCの値を決めるときに見る必要のある電圧監視点を、それまでのバッテリ電圧入力端子Paからシステム電圧入力端子Pbに切り換える。これにより、制御電流IADFCはこの後、値が低下していくバッテリ電圧VBATTに追従するのではなく、制御環境下にあるシステム電圧VSYSに追従する値をとるので、制御電流IADFCが大きく変化しない。このため、制御電流IADFCの変動に伴ってシステム電圧VSYSが高電圧(例えば、14V)に振れるという状況が生じないので、過電圧が収束して第3スイッチSW3が再度オンに戻るときに、バッテリ電圧VBATTが高電圧をとらずに済む。よって、バッテリ9に突入電流が流れずに済むので、突入電流の流れ込みを原因とするバッテリ劣化も生じ難くすることができる。
(2)電子機器2内の電力供給経路上に過電圧が発生して電圧監視点がバッテリ電圧入力端子Paからシステム電圧入力端子Pbに切り換えられた際には、スイッチング制御ロジック26と電流電圧変換回路20とを繋ぐスイッチKs3をオフに切り換えて、電流電圧変換回路20をスイッチング制御ロジック26から切り離す。このため、スイッチング制御ロジック26による電流電圧変換回路20の制御にマスクがかけられるので、制御電流IADFCを好適な値に保持することができる。
(3)充電制御回路10から出力される制御電流IADFCを基にアダプタ電圧VINを増減させる調整機能、即ちアダプタ電圧VINのフィードバック制御機能は、ACアダプタ4に組み込まれている。このため、この種の電圧調整機能を電子機器2に組み込む必要がなくなるので、その分だけ電子機器2の構成を簡素化することができる。
(4)電圧監視点を切り換える構成部品は、バッテリ電圧入力端子Paに繋がるスイッチKs1と、システム電圧入力端子Pbに繋がるスイッチKs2という2つのスイッチからなるので、電圧監視点を切り換える部品を2つのスイッチという簡素な構成で済ますことができる。
(5)OVP28が過電圧の有無を判定する際、この判定において基準電圧として必要となる電圧制限信号VDACを充電制御回路10の外部から取得する。このため、この種の基準電圧を生成するのに必要な回路を充電制御回路10に組み込まずに済むので、その分だけ充電制御回路10の構成を簡素化することができる。
(6)本例の充電制御回路10は、4つの検出対象に対する誤差電圧を、3つのエラー増幅器15,16,19により生成する。ところで、通常は検出対象のそれぞれに対応してエラー増幅器を設けることが一般的であるが、本例は第1検知レジスタRINに流れる総入力電流IINに対する誤差電圧と、バッテリ9に流れ込むバッテリ充電電流ICHRに対する誤差電圧とを、1つのエラー増幅器15により生成すので、その分だけチップに対する外付け部品の数が少なくなる。このため、充電制御回路10の接続ピン(接続端子)のピン数を少なく抑えることが可能となるので、チップやそのチップを封止したパッケージのサイズを小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・監視手段は、バッテリ電圧入力端子Paに繋がるスイッチKs1と、システム電圧入力端子Pbに繋がるスイッチKs2との部品群からなることに限定されない。例えば、図7に示すように、電圧エラー増幅器16と電流電圧変換回路20との間に接続されたスイッチKs4と、電流電圧変換回路20及びスイッチKs4間のノードとGNDとの間に接続された電荷(コンデンサ)Cxとからなる部品群でもよい。このときは、OVP28が過電圧を検出した際、制御電流IADFCの値を制御している接続端子Pcの電位の応答を遅くして、OVP28が過電圧を検出している間、制御電流IADFCをマスクする。この場合、監視手段をスイッチKs4と電荷Cxという簡素な構成で済ますことができる。なお、スイッチKs4が切換手段及び接続接点を構成し、電荷Cxが切換手段を構成する。
・電圧制限信号VDACは、必ずしも充電制御回路10の外部から充電制御回路10に供給されることに限定されない。例えば、図8に示すように、充電制御回路10の内部に分圧抵抗42を組み込んで、この分圧抵抗42によって電圧制限信号VDACを充電制御回路10の内部で生成するようにしてもよい。
・電圧制限信号VDACは、図9に示すように、充電制御回路10の内部にセレクタ43を組み込んで、外部入力と内部設定とのどちらにも対応可能としてもよい。
・検出対象は、必ずしもバッテリ電圧VBATTのオーバーシュートに限らず、アンダーシュートでもよい。
・アダプタ電圧VINのフィードバック制御機能は、必ずしもACアダプタ4側に組み込まれることに限らず、電子機器2側に設けてもよい。
・誤差エラーの監視は、必ずしも実施形態で述べた方式や監視点に限定されず、種々のものが採用可能であることは言うまでもない。
・バッテリ9の種類は、必ずしもリチウムイオン型に限らず、種々の種類ものが採用可能である。
・監視手段は、2値の大小を比較する比較器(コンパレータ)の場合、必ずしも本例のような過電圧保護回路(OVP28)に限らず、2値の大小を比較できるものであれば、その種類は特に限定されない。また、監視手段は、この種の比較器に限らず、過電圧の有無を判定できるものであれば、どのような種類のものを採用してもよい。
・オーバーシュート保護回路27は、実施形態の構成に対して、各論理回路から出力される信号レベルがHighとLowが逆になる回路構成をとるものでもよい。
・AND回路31は、必ずしも必要ではなく、OVP28の出力信号で直にトランジスタTd3のオンオフを制御してもよい。
・過電圧発生時の電圧監視点の切り換え先は、必ずしもシステム電圧VSYSの供給点に限定されず、例えば駆動電圧VDCや電源電圧VACの供給点を採用してもよい。
・電圧監視点の切り換え時に電流電圧変換回路20の制御をマスクする機能は、必ずしも必要ではなく、スイッチKs3を無くしてこの機能を省略してもよい。
・制御指令は、必ずしも電流値に限定されず、例えば電圧値で出力してもよい。
・制御電流IADFCが供給されていないとき、ACアダプタ4は最低電圧のアダプタ電圧VINを出力するものでもよい。この場合、外部電力源3に接続したACアダプタ4を電子機器2に接続した際、このときは制御電流IADFCが「0」であるので、電子機器2には電圧が供給されない。よって、バッテリ9に突入電流が流れてしまうことを防止することが可能となる。
・電子機器2は、必ずしもパーソナルコンピュータに限らず、ACアダプタ4で駆動可能で、しかもバッテリ9を持つものであれば、その種類は特に限定されない。
2 電子機器
4 アダプタとしてのACアダプタ
7 動作システム
9 バッテリ
10 充電回路としての充電制御回路
16 電圧監視回路を構成する電圧エラー増幅器
20 指令出力回路としての電流電圧変換回路
26 保護手段及び制御回路を構成するスイッチング制御ロジック
28 監視手段としてのOVP
31 保護手段を構成するAND回路
IN アダプタ電圧
SYS システム電圧
BATT 内部電圧としてのバッテリ電圧
ADFC 制御指令としての制御電流
SW3 バッテリ用接点としての第3スイッチ
Pa バッテリ電圧の供給点としてのバッテリ電圧入力端子
Pb システム電圧の供給点としてのシステム電圧入力端子
Ks1 切換手段及びバッテリ側切換接点を構成するスイッチ
Ks2 切換手段及びシステム側切換接点を構成するスイッチ
Ks3 遮断手段としてのスイッチ
Ks4 切換手段及び接続接点を構成するスイッチ
D2 電圧監視回路を構成するダイオード
Cx 切換手段を構成する電荷
DAC 基準電圧としての電圧制限信号
CHR 検出手段としての第2検知レジスタ

Claims (10)

  1. バッテリに印加されるバッテリ電圧を監視して、前記バッテリが過電圧状況である場合に過電圧信号を出力する監視手段と、
    前記過電圧信号を受けた場合に、前記バッテリをアダプタから切り離す保護手段と、
    前記バッテリが前記アダプタから切り離された場合に、前記過電圧信号を基にして、前記アダプタから出力されるアダプタ電圧に対する監視点を、前記バッテリ電圧の供給点から、前記バッテリ及び前記アダプタと電気的に接続されたシステムに印加されるシステム電圧の供給点に切り換えて、前記アダプタ電圧を前記システム電圧に基づいて制御させる制御指令を出力させる切換手段と
    を備えたことを特徴とする充電回路。
  2. 前記アダプタ電圧の調整機能を持った前記アダプタに、配線を介して前記制御指令を出力することにより、前記アダプタに前記アダプタ電圧を調整させることを特徴とする請求項1に記載の充電回路。
  3. 前記切換手段により前記監視点が切り換わった場合に、前記監視手段から出される前記過電圧信号を基に、前記制御指令を出力する指令出力回路と当該指令出力回路の動作を管理する制御回路とを電気的に切り離す遮断手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の充電回路。
  4. 前記切換手段は、
    前記アダプタ電圧の出力状態を監視する電圧監視回路と前記バッテリ電圧の供給点との間に接続されたバッテリ側切換接点と、
    前記電圧監視回路と前記システム電圧の供給点との間に接続されたシステム側切換接点と含み、
    前記バッテリと前記アダプタとが電気的に接続されている場合には、前記過電圧信号を基に前記バッテリ側切換接点をオンしつつ前記システム側切換接点をオフすることにより、前記監視点を前記バッテリ電圧の供給点とし、前記バッテリと前記アダプタとが電気的に切断されている場合には、前記過電圧信号を基に前記バッテリ側切換接点をオフしつつ前記システム側切換接点をオンすることにより、前記監視点を前記システム電圧の供給点とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の充電回路。
  5. 前記切換手段は、
    前記アダプタ電圧の出力状態を監視する電圧監視回路と前記制御指令を出力する指令出力回路との間に接続された接続接点と、
    前記指令出力回路及び当該接続接点の間に並列接続された電荷とからなり、
    前記バッテリと前記アダプタとが電気的に接続されている場合には、前記過電圧信号を基に前記接続接点をオンすることにより、前記電圧監視回路の出力を前記指令出力回路に送って、当該指令出力回路により前記制御指令を生成させ、前記バッテリと前記アダプタとが電気的に切断されている場合には、前記過電圧信号を基に前記接続接点をオフするとともに、前記電荷により前記制御指令をクランプすることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の充電回路。
  6. 前記監視手段は、前記バッテリ電圧の供給点から取り込む前記バッテリ電圧と、ある一定の電圧値を持つ基準電圧とを比較して、前記バッテリに対する過電圧の有無を監視する比較器であり、
    前記基準電圧は、当該充電回路のチップの外部から入力されることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の充電回路。
  7. 前記監視手段は、前記バッテリ電圧の供給点から取り込む前記バッテリ電圧と、ある一定の電圧値を持つ基準電圧とを比較して、前記バッテリに対する過電圧の有無を監視する比較器であり、
    前記基準電圧は、当該充電回路の内部で生成されることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の充電回路。
  8. 直流電圧を生成するアダプタと、バッテリに電圧を充電する充電回路とを備えた充電装置において、
    前記バッテリに印加されるバッテリ電圧を監視して、前記バッテリが過電圧状況である場合に過電圧信号を出力する監視手段と、
    前記過電圧信号を受けた場合に、前記バッテリをアダプタから切り離す保護手段と、
    前記バッテリが前記アダプタから切り離された場合に、前記過電圧信号を基にして、前記アダプタから出力されるアダプタ電圧に対する監視点を、前記バッテリ電圧の供給点から、前記バッテリ及び前記アダプタと電気的に接続されたシステムに印加されるシステム電圧の供給点に切り換えて、前記アダプタ電圧を前記システム電圧に基づいて制御させる制御指令を出力させる切換手段と
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  9. バッテリに充電を行う充電回路を備えた電子機器において、
    バッテリに印加されるバッテリ電圧を監視して、前記バッテリが過電圧状況である場合に過電圧信号を出力する監視手段と、
    前記過電圧信号を受けた場合に、前記バッテリをアダプタから切り離す保護手段と、
    前記バッテリが前記アダプタから切り離された場合に、前記過電圧信号を基にして、前記アダプタから出力されるアダプタ電圧に対する監視点を、前記バッテリ電圧の供給点から、前記バッテリ及び前記アダプタと電気的に接続されたシステムに印加されるシステム電圧の供給点に切り換えて、前記アダプタ電圧を前記システム電圧に基づいて制御させる制御指令を出力させる切換手段と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  10. バッテリに印加されるバッテリ電圧を監視手段で監視して、前記バッテリが過電圧状況である場合に前記監視手段が出力する過電圧信号を保護手段が受け付けると、当該保護手段が前記バッテリをアダプタから切り離し、前記バッテリが前記アダプタから切り離された場合に、前記過電圧信号を基に切換手段を動作させて、前記アダプタから出力されるアダプタ電圧に対する監視点を、前記バッテリ電圧の供給点から、前記バッテリ及び前記アダプタと電気的に接続されたシステムに印加されるシステム電圧の供給点に切り換えて、前記アダプタ電圧を前記システム電圧に基づいて制御させる制御指令を出力させることを特徴とする充電方法。
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