JP2010178448A - コンデンサ電動機の固定子とその製造方法 - Google Patents

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茂樹 西村
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Abstract

【課題】巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体と補助巻線巻装体の組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることのできるコンデンサ電動機の固定子およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】歯部4に装着される絶縁体8A(8B)は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部8A−1(8B−1)を有し、主巻線巻装体11、補助巻線巻装体13を形成する際には、隣接する絶縁体8A(8B)の延出部8A−1(8B−1)同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、延出部8A−1(8B−1)に設けた保持機構8A−2(8B−2)に主巻線10または補助巻線12の渡り線9A(9B)を保持しながら巻線巻装するコンデンサ電動機の固定子の製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、継鉄部と歯部とを連結しスロット数と同数に分割した分割鉄芯構造の固定子鉄芯を有するコンデンサ電動機とその製造方法に関する。
近年この種コンデンサ電動機においては、複数に分割した固定子鉄芯に巻線を施工したのち環状に配列してなる固定子とその製造方法が知られるようになった(例えば、特許文献1参照)。
以下、その構成と製造方法について図15、図16および17を参照しながら説明する。
図に示すように、主巻線101は環状に保持された極数個の分割鉄芯体102の各々に絶縁体103を装着後に主渡り線側の渡り線104Aを介して連続的に巻回されて主巻線巻装体105が形成され、同様に補助巻線106も環状に保持された極数個の分割鉄芯体102の各々に絶縁体103を装着後に補助渡り線側の渡り線104Bを介して連続的に巻回されて補助巻線巻装体107が形成され、前記主巻線巻装体105と補助巻線巻装体106を軸方向に移動させ組立し固定子108を構成していた。
特開2000−253603号公報
このような従来のコンデンサ電動機の固定子108における巻線巻装方法および構成では、装着した絶縁体103には渡り線104A、104Bの保持部分がないため、渡り線104A,104Bの保持は巻線機の構造部分にその機能を持たせる必要があり、巻線機の構造が複雑になるという課題があり、巻線機の構造簡略化が要求されている。また、主巻線巻装体105と補助巻線巻装体107を軸方向に組み合わせて一体化するとき、前記渡り線104A、104Bの保持、緩み防止および長さ管理などの処理が複雑になるという課題があり、前記主巻線巻装体105と補助巻線巻装体107一体化作業の簡略化が要求されている。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体と補助巻線巻装体の組み合わせ作業と渡り線の処理作業の簡略化を図ることができるコンデンサ電動機の固定子およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明のコンデンサ電動機は、外周側が環状に結合される継鉄部と内周側に突き出した回転子対向面を有した歯部とを一体にし、スロット数と同数に分割した分割鉄芯体と、前記歯部に装着される絶縁体とで構成され、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し主巻線を連続的に直巻巻装した主巻線巻装体と、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し補助巻線を連続的に直巻巻装した補助巻線巻装体とよりなり、前記主巻線巻装体と補助巻線巻装体が交互に配列されるように組み合わせ固着一体化される電動機の固定子の製造方法において、前記絶縁体は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部を有し、前記主巻線巻装体、前記補助巻線巻装体を形成する際には、隣接する絶縁体の延出部同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、前記延出部に設けた保持機構に主巻線または補助巻線の渡り線を保持しながら巻線巻装する製造方法としたものである。
この手段により、分割鉄芯体に主巻線および補助巻線を直巻巻装する巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることのできるコンデンサ電動機の製造方法を提供することができる。
また、他の手段は、一方の前記延出部の端部には、固着用突起を設け、他方の前記延出部の端部には、固着用孔部を設け、この固着用突起を固着用孔部に挿入固着することで前記分割鉄芯体を極数個だけ固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持する製造方法としたものである。
また他の手段は、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状であり、主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は固着用孔部に挿入固着されたままで保持される製造方法としたものである。
この手段により、主巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体と補助巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体は常に一体に保持されるとともに、主巻線巻装体群および補助巻線巻装体群を固定子完成品外径の正規寸法から異なる寸法でも環状に保持固定が可能であり、組立作業を簡略化する製造方法を提供することができる。
また他の手段は、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は固定子完成品の外径より僅かに大径の環状に保持されて巻線巻装する製造方法としたものである。
この手段により、各々の渡り線を僅かに伸長する程度の張力で巻線巻装したまま保持できる巻線工法を提供することができる。
また他の手段は、巻線巻装後の主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は、そのまま各々が交互に配列されるように組み合わせた後、固定子完成品外径の正規寸法まで縮めながら固着一体化してなる製造方法としたものである。
この手段により、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は嵌合されることなく組み合わされたのち、各々の渡り線は巻線巻装時よりも小径に組み合わされてもスプリングバック作用で緩むことなく保持されて組立される製造工法を提供することができる。
また他の手段は、主巻線の渡り線は主巻線渡り側の絶縁体の延出部で保持され、補助巻線の渡り線は補助渡り側の延出部で保持される製造方法としたものである。
この手段により、主巻線巻装体の渡り線と補助巻線巻装体の渡り線は接触することなく保持される製造方法を提供することができる。
また他の手段は、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは、前記主巻線巻装体群の主渡り側の反対側の面と補助巻線巻装体群の補助渡り側の反対側の面とを対向させながら、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群を回転子軸方向に移動し組立する製造方法としたものである。
この手段により、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは各々の渡り線が障害になることなく一体化できる製造方法を提供することができる。
また他の手段は、外周側が環状に結合される継鉄部と内周側に突き出した回転子対向面を有した歯部とを一体にし、スロット数と同数に分割した分割鉄芯体と、前記歯部に装着される絶縁体とで構成され、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し主巻線を連続的に直巻巻装した主巻線巻装体と、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し補助巻線を連続的に直巻巻装した補助巻線巻装体とよりなり、前記主巻線巻装体と補助巻線巻装体が交互に配列されるように組み合わせ固着一体化される電動機の固定子において、前記絶縁体は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部を有し、前記主巻線巻装体、前記補助巻線巻装体を形成する際には、隣接する絶縁体の延出部同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、前記延出部に設けた保持機構に主巻線または補助巻線の渡り線を保持しながら巻線巻装する構成としたものである。
この手段により、分割鉄芯体に主巻線および補助巻線を直巻巻装する巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることのできるコンデンサ電動機を提供することができる。
また、他の手段は、一方の前記延出部の端部には、固着用突起を設け、他方の前記延出部の端部には、固着用孔部を設け、この固着用突起を固着用孔部に挿入固着することで前記分割鉄芯体を極数個だけ固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持するものである。
また他の手段は、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状を有する構成としたものである。
この手段により、分割鉄芯体は固定子外径の正規寸法以外の寸法でも固着用孔部に固着用突起が挿入固着されたまま保持されることが可能なコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状であり、主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は固着用孔部に挿入固着されたままで周方向に摺動し移動しながら保持してなる構成としたものである。
この手段により、主巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体と補助巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体は常に一体に保持されるとともに、主巻線巻装体群および補助巻線巻装体群を固定子完成品外径の正規寸法から異なる寸法でも環状に保持固定が可能であり、組立作業を簡略化することが可能なコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は固定子完成品の外径より僅かに大径の環状に保持されて巻線巻装してなる構成としたものである。
この手段により、各々の渡り線を僅かに伸長する程度の張力で巻線巻装したまま保持できるコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は巻線巻装後、そのまま各々が交互に配列されるように組み合わせた後、固定子完成品外径の正規寸法まで縮めながら固着一体化してなる構成としたものである。
この手段により、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は嵌合されることなく組み合わされたのち、各々の渡り線は巻線巻装時よりも小径に組み合わされてもスプリングバック作用で緩むことなく保持されて組立できる製造工法を提供することができる。
また他の手段は、主巻線の渡り線は主巻線渡り側の絶縁体の延出部で保持され、補助巻線の渡り線は補助渡り側の延出部で保持してなる構成としたものである。
この手段により、主巻線巻装体の渡り線と補助巻線巻装体の渡り線は接触することなく保持されるコンデンサ電動機を提供することができる。
また他の手段は、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは、前記主巻線巻装体群の主渡り側の反対側の面と補助巻線巻装体群の補助渡り側の反対側の面とを対向させながら、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群を回転子軸方向に移動し組立してなる構成としたものである。
この手段により、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは各々の渡り線が障害になることなく一体化できるコンデンサ電動機を提供することができる。
本発明のコンデンサ電動機及びその製造方法によれば、分割鉄芯体に主巻線および補助巻線を直巻巻装する巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることができる。
また、主巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体と補助巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体は常に一体に保持されるとともに、主巻線巻装体群および補助巻線巻装体群を固定子完成品外径の正規寸法から異なる寸法でも環状に保持固定が可能であり、組立作業を簡略化する製造方法を提供することができる。
また、各々の渡り線を僅かに伸長する程度の張力で巻線巻装したまま保持できる巻線工法を提供することができる。
また、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は嵌合されることなく組み合わされたのち、各々の渡り線は巻線巻装時よりも小径に組み合わされてもスプリングバック作用で緩むことなく保持されて組立される製造方法を提供することができる。
また、主巻線巻装体の渡り線と補助巻線巻装体の渡り線は接触することなく保持される製造方法を提供することができる。
また、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは各々の渡り線が障害になることなく一体化できる製造方法を提供することができる。
また、分割鉄芯体に主巻線および補助巻線を直巻巻装する巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることのできるコンデンサ電動機を提供することができる。
また、分割鉄芯体は固定子外径の正規寸法以外の寸法でも固着用孔部に固着用突起が挿入固着されたまま保持されることが可能なコンデンサ電動機を提供することができる。
また、主巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体と補助巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体は常に一体に保持されるとともに、主巻線巻装体群および補助巻線巻装体群を固定子完成品外径の正規寸法から異なる寸法でも環状に保持固定が可能であり、組立作業を簡略化することが可能なコンデンサ電動機を提供することができる。
また、各々の渡り線を僅かに伸長する程度の張力で巻線巻装したまま保持できるコンデンサ電動機を提供することができる。
また、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は嵌合されることなく組み合わされたのち、各々の渡り線は巻線巻装時よりも小径に組み合わされてもスプリングバック作用で緩むことなく保持されて組立されるが可能な製造工法を提供することができる。
また、主巻線巻装体の渡り線と補助巻線巻装体の渡り線は接触することなく保持されるが可能なコンデンサ電動機を提供することができる。
また、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは各々の渡り線が障害になることなく一体化できるが可能なコンデンサ電動機を提供することができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、外周側が環状に結合される継鉄部と内周側に突き出した回転子対向面を有した歯部とを一体にし、スロット数と同数に分割した分割鉄芯体と、前記歯部に装着される絶縁体とで構成され、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し主巻線を連続的に直巻巻装した主巻線巻装体と、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し補助巻線を連続的に直巻巻装した補助巻線巻装体とよりなり、前記主巻線巻装体と補助巻線巻装体が交互に配列されるように組み合わせ固着一体化される電動機の固定子の製造方法において、前記絶縁体は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部を有し、前記主巻線巻装体、前記補助巻線巻装体を形成する際には、隣接する絶縁体の延出部同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、前記延出部に設けた保持機構に主巻線または補助巻線の渡り線を保持しながら巻線巻装する製造方法としたもので、分割鉄芯体に主巻線および補助巻線を直巻巻装する巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることができるという作用を有する。
また、一方の前記延出部の端部には、固着用突起を設け、他方の前記延出部の端部には、固着用孔部を設け、この固着用突起を固着用孔部に挿入固着することで前記分割鉄芯体を極数個だけ固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持する製造方法としたものである。
また、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状であり、主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は固着用孔部に挿入固着されたままで保持される製造方法としたもので、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状であり、主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は固着用孔部に挿入固着されたままで保持することができるという作用を有する。
また、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は固定子完成品の外径より僅かに大径の環状に保持されて巻線巻装する製造方法としたもので、各々の渡り線を僅かに伸長する程度の張力で巻線巻装したまま保持できるという作用を有する。
また、巻線巻装後の主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は、そのまま各々が交互に配列されるように組み合わせた後、固定子完成品外径の正規寸法まで縮めながら固着一体化してなる製造方法としたもので、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は嵌合されることなく組み合わされたのち、各々の渡り線は巻線巻装時よりも小径に組み合わされてもスプリングバック作用で緩むことなく保持されて組立されるなるという作用を有する。
また、主巻線の渡り線は主巻線渡り側の絶縁体の延出部で保持され、補助巻線の渡り線は補助渡り側の延出部で保持された製造方法としたものであり、主巻線巻装体の渡り線と補助巻線巻装体の渡り線は接触することなく保持できるという作用を有する。
また、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは、前記主巻線巻装体群の主渡り側の反対側の面と補助巻線巻装体群の補助渡り側の反対側の面とを対向させながら、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群を回転子軸方向に移動し組立する製造方法としたもので、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは各々の渡り線が障害になることなく一体化できるという作用を有する。
また、外周側が環状に結合される継鉄部と内周側に突き出した回転子対向面を有した歯部とを一体にし、スロット数と同数に分割した分割鉄芯体と、前記歯部に装着される絶縁体とで構成され、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し主巻線を連続的に直巻巻装した主巻線巻装体と、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し補助巻線を連続的に直巻巻装した補助巻線巻装体とよりなり、前記主巻線巻装体と補助巻線巻装体が交互に配列されるように組み合わせ固着一体化される電動機の固定子において、前記絶縁体は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部を有し、前記主巻線巻装体、前記補助巻線巻装体を形成する際には、隣接する絶縁体の延出部同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、前記延出部に設けた保持機構に主巻線または補助巻線の渡り線を保持しながら巻線巻装するもので、分割鉄芯体に主巻線および補助巻線を直巻巻装する巻線機の構造部分を簡略化し、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ時に渡り線の処理の簡略化を図ることができるという作用を有する。
また、一方の前記延出部の端部には、固着用突起を設け、他方の前記延出部の端部には、固着用孔部を設け、この固着用突起を固着用孔部に挿入固着することで前記分割鉄芯体を極数個だけ固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持するものである。
また、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状を有する構成としたもので、分割鉄芯体は固定子外径の正規寸法以外の寸法でも固着用孔部に固着用突起が挿入固着されたまま保持されることができるという作用を有する。
また、分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状であり、主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は固着用孔部に挿入固着されたままで周方向に摺動し移動しながら保持してなる構成としたもので、主巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体と補助巻線巻装用の極数個の分割鉄芯体は常に一体に保持されるとともに、主巻線巻装体群および補助巻線巻装体群を固定子完成品外径の正規寸法から異なる寸法でも環状に保持固定が可能であり、組立作業を簡略化することが可能という作用を有する。
また、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は固定子完成品の外径より僅かに大径の環状に保持されて巻線巻装してなる構成としたもので、各々の渡り線を僅かに伸長する程度の張力で巻線巻装したまま保持できるという作用を有する。
また、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は巻線巻装後、そのまま各々が交互に配列されるように組み合わせた後、固定子完成品外径の正規寸法まで縮めながら固着一体化してなる構成としたもので、主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は嵌合されることなく組み合わされたのち、各々の渡り線は巻線巻装時よりも小径に組み合わされてもスプリングバック作用で緩むことなく保持されて組立できるという作用を有する。
また、主巻線の渡り線は主巻線渡り側の絶縁体の延出部で保持され、補助巻線の渡り線は補助渡り側の延出部で保持してなる構成としたもので、主巻線巻装体の渡り線と補助巻線巻装体の渡り線は接触することなく保持できるという作用を有する。
また、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは、前記主巻線巻装体群の主渡り側の反対側の面と補助巻線巻装体群の補助渡り側の反対側の面とを対向させながら、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群を回転子軸方向に移動し組立してなる構成としたもので、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは各々の渡り線が障害になることなく一体化できるという作用を有する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図14を用いて説明する。外周に円弧面1を形成した継鉄部2と内周に回転子対向面3を有した歯部4とからなる分割鉄芯板5(図4)を所定枚数積層してスロット6の数と同数に分割してなる分割鉄芯体7(図5)と、この分割鉄芯体7に絶縁体8Aを装着し、巻線機(図示せず)により集中巻で渡り線9Aを介して極数個連続的に主巻線10を直巻巻装し形成した主巻線巻装体11と、主巻線巻装体11とは別に分割鉄芯体7に絶縁体8Bを装着し、巻線機により集中巻で前記主巻線巻装体11を設けた側とは分割鉄芯体7を挟み軸方向の相反する側に配した渡り線9Bを介して極数個連続的に補助巻線12を直巻巻装し形成した補助巻線巻装体13とからなり、これらの主巻線巻装体11および補助巻線巻装体13を各々環状に配列した主巻線巻装体群11Gおよび補助巻線巻装体群13Gは主巻線巻装体11の渡り線9Aを設けない側と環状に配列した補助巻線巻装体13の渡り線9Bを設けない側とを対向させて軸方向に組み合わされており、前記主巻線巻装体11と補助巻線巻装体13が交互に環状に配列し一体化して固着されることにより固定子14が構成されることとなる。
また、図12に示すように、主巻線巻装体11の渡り線9A(図示せず)を有する主渡り線側15と補助巻線巻装体13の渡り線9Bを有する補助渡り線側16を分割鉄芯体7の軸方向の相反する側に配置する。
そして、主巻線10は環状に配列された極数個の分割鉄芯体7に装着された絶縁体8Aを介して直巻巻装されているとともに、この絶縁体8Aには主渡り線側15で固定子14の時計方向および反時計方向の周方向に大きく延出した延出部8A−1を有し、延出部8A−1に設けた保持機構8A−2により主巻線10の渡り線9Aが保持されており、同様に補助巻線12は環状または直線状等に配列された極数個の分割鉄芯体7に装着された絶縁体8Bを介して直巻巻装されているとともに、この絶縁体8Bには補助渡り線側16固定子14の時計方向および反時計方向の周方向に大きく延出した延出部8B−1を有し、延出部8B−1に設けた保持機構8B−2により補助巻線12の渡り線9Aが保持され、主巻線10の渡り線9Aと補助巻線12の渡り線9Bとは電気的に分離されるとともに、各々別個に設けた絶縁性の構造部分により機械的に固定されて構成される。
また、主巻線10巻装用の分割鉄芯体7に装着する絶縁体8Aの延出部8A−1は主渡り線側15にのみ設けられ、補助巻線12巻装用の分割鉄芯体7に装着する絶縁体8Bの延出部8B−1は補助渡り線側16にのみ設けられて構成される。
また、図13、図14に示すように、主巻線巻装体11の絶縁体8Aから時計方向の周方向に延出した延出部8A−1の一方の周方向端部には略円柱形状で径方向に突出した固着用突起17を設け、隣接する主巻線巻装体11の絶縁体8Aから反時計方向の周方向に延出した延出部8A−1の一方の周方向端部に設けられて周方向に連続した長孔形状の固着用孔部18に対してオーバーラップしながら挿入保持され、周方向に僅かに移動可能に配置して構成されてなる。同様に、各補助巻線巻装体13の絶縁体8Bから時計方向の周方向に延出した延出部8B−1の一方の周方向端部には略円柱形状で径方向に突出した固着用突起17を設け、隣接する主巻線巻装体11の絶縁体8Bから反時計方向の周方向に延出した延出部8B−1の一方の周方向端部に設けられて周方向に連続した長孔形状の固着用孔部18に対してオーバーラップしながら挿入保持され、周方向に僅かに移動可能に配置して構成されてなる。各々4個の絶縁体8A、8Bは各々4個の分割鉄芯体7に装着され、前記絶縁体8Aが装着された4個の分割鉄芯体7は絶縁体8Aの延出部8A−1に設けた固着用突起17が固着用孔部18に対して挿入保持されることで一体に保持され、同様に前記絶縁体8Bが装着された4個の分割鉄芯体7は絶縁体8Bの延出部8B−1に設けた固着用突起17が固着用孔部18に対して挿入保持されることで一体に保持されてなる。そして、巻線巻装時および巻線巻装後の主巻線巻装体群11Gと補助巻線巻装体群13Gとの合体時においては、固定子14の正規外径寸法に比べて僅かに大径に保持された状態で組み合わせて合体した後に正規外径寸法まで縮小され、外周部の分割面を溶接などで一体化されることになる。
このように本発明の実施の形態1のコンデンサ電動機の固定子によれば、主巻線10の渡り線9Aが補助巻線巻装体13の絶縁体8Bの延出部8B−1に設けた保持機構8B−2により保持され、補助巻線12の渡り線9Bが主巻線巻装体11の絶縁体8Aの延出部8A−1に設けた保持機構8A−2により保持されて機械的に固定されているため、主巻線10及び補助巻線12を直巻巻装する巻線機側に前記渡り線9A、9Bを保持するための構造部分を設ける必要が無く、また主巻線巻装体11と補助巻線巻装体13の組み合わせ時において渡り線9A、9Bに負荷がかかることを少なくすることが可能になる。
また、主巻線巻装体11の絶縁体8Aの延出部8A−1は補助渡り線側16にのみ設けられ、補助巻線巻装体13の絶縁体8Bの延出部8B−1は分割鉄芯体7を挟んで補助渡り線側16の反対側の主渡り線側15にのみ設けられているため、主巻線巻装体群11Gと補助巻線巻装体群13Gの組み合わせ時に、前記延出部8A−1、および8B−1が組み合わせ作業の障害にはならないことになり、渡り線処理の簡略化ができる。
また、主巻線巻装体群11Gと補助巻線巻装体群13Gとは各々固定子完成品外径の正規寸法より僅かに大径に保持された状態のまま合体されるため、それぞれ嵌合ではなく組み合わせにより合体されることになり、組み合わせ後、固定子正規寸法に戻したときも渡り線9Aと渡り線9Bはスプリングバック作用により緩むことなく保持されて組立される。すなわち、主巻線巻装体群11Gと補助巻線巻装体群13Gとの合体時は図14に示すように固着用突起17が固着用孔部18の径拡大方向の端部に移動して保持され、合体後、固定子正規寸法に戻したときは図13に示すように固着用突起17が固着用孔部18の中央部に戻り保持されることになる。
また、主巻線10の渡り線9Aは主巻線巻装体11の絶縁体8Aの延出部8A−1のみで保持され、補助巻線12の渡り線9Bは主巻線巻装体11の延出部8B−1のみで保持されているため、主巻線10の渡り線9Aと補助巻線12の渡り線9Bが接触することが無く、電気的な不具合の発生を防止することができる。
また、主巻線巻装体11(または補助巻線巻装体13)の絶縁体8A(または8B)から時計方向の周方向に延出した延出部8A−1(または8B−1)の一方の周方向端部には略円柱形状で径方向に突出した固着用突起17を設け、隣接する主巻線巻装体11(または補助巻線巻装体13)の絶縁体8A(8B)から反時計方向の周方向に延出した延出部8A−1(8B−1)の一方の周方向端部に設けられて周方向に連続した長孔形状の固着用孔部18に対してオーバーラップしながら挿入保持され、周方向に僅かに移動可能に配置されているため、前記主巻線巻装体群11Gと補助巻線巻装体群13Gは固定子完成品外径の正規寸法に対して異なる寸法でも保持固定が可能であるため渡り線9A,9Bに対するダメージおよび分割鉄芯体7の変形なども防止でき、組立装置の構造簡略化や渡り線処理および組立作業の簡略化が可能となる。
なお、前記の実施の形態1では4極8スロットの固定子構造を用いたが、いかなる極数、スロット数であっても適用可能でその作用効果に差異を生じない。
また、主巻線巻装体および補助巻線巻装体の絶縁体の一方の端部に設けた固着用突起は略円柱形状で径方向に突出した構成としたが、いかなる形状でもよく、軸方向に突出する構造でも可能となり、これに対応した形状と装着方向をもつ固着用孔部が前記主巻線巻装体および補助巻線巻装体の絶縁体のもう一方の端部に設けられることになる。
本発明にかかるコンデンサ電動機は、安全性向上、組立作業の簡略化及び容易化が可能であり、扇風機、換気扇など小型家電製品のファン送風用に使われる電動機などに適用できる。
本発明の実施の形態1のコンデンサ電動機の固定子の分割鉄芯体に絶縁体を装着した状態の部分斜視図(1/8分割) 同コンデンサ電動機の固定子の分割鉄芯体に絶縁体を装着した状態の部分斜視図(1/8分割) 同コンデンサ電動機の固定子の巻線の回路図 同コンデンサ電動機の固定子鉄芯の分割鉄芯板を示す斜視図 同コンデンサ電動機の固定子鉄芯の分割鉄芯体を示す斜視図 同コンデンサ電動機の固定子鉄芯の分割状態を示す正面図 同コンデンサ電動機の固定子の正面図 同コンデンサ電動機の固定子の主巻線巻装体群を示す部分拡大斜視図 同コンデンサ電動機の固定子の補助巻線巻装体群を示す部分拡大斜視図 同コンデンサ電動機の固定子の主巻線巻装体群を示す正面図 同コンデンサ電動機の固定子の補助巻線巻装体群を示す正面図 同コンデンサ電動機の固定子を側面から見た断面図 同コンデンサ電動機の固定子の連結部の斜視図 同コンデンサ電動機の主巻線巻装体群および補助巻線巻装体群が正規の固定子外径寸法よりも大径に保持された状態における連結部の斜視図 従来のコンデンサ電動機の主巻線巻装体の正面図 同コンデンサ電動機の補助巻線巻装体の正面図 同コンデンサ電動機の固定子の正面図
1 円弧面
2 継鉄部
3 回転子対向面
4 歯部
5 分割鉄芯板
6 スロット
7 分割鉄芯体
8A 絶縁体
8A−1 延出部
8A−2 保持機構
8B 絶縁体
8B−1 延出部
8B−2 保持機構
9A 渡り線
9B 渡り線
10 主巻線
11 主巻線巻装体
11G 主巻線巻装体群
12 補助巻線
13 補助巻線巻装体
13G 補助巻線巻装体群
14 固定子
15 主渡り線側
16 補助渡り線側
17 固着用突起
18 固着用孔部

Claims (15)

  1. 外周側が環状に結合される継鉄部と内周側に突き出した回転子対向面を有した歯部とを一体にし、スロット数と同数に分割した分割鉄芯体と、前記歯部に装着される絶縁体とで構成され、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し主巻線を連続的に直巻巻装した主巻線巻装体と、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し補助巻線を連続的に直巻巻装した補助巻線巻装体とよりなり、前記主巻線巻装体と補助巻線巻装体が交互に配列されるように組み合わせ固着一体化される電動機の固定子の製造方法において、前記絶縁体は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部を有し、前記主巻線巻装体、前記補助巻線巻装体を形成する際には、隣接する絶縁体の延出部同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、前記延出部に設けた保持機構に主巻線または補助巻線の渡り線を保持しながら巻線巻装するコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  2. 一方の前記延出部の端部には、固着用突起を設け、他方の前記延出部の端部には、固着用孔部を設け、この固着用突起を固着用孔部に挿入固着することで前記分割鉄芯体を極数個だけ固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持する請求項1記載のコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  3. 分割鉄芯体の絶縁体の周方向に延長された延出部に設けられた固着用孔部は周方向に連続した長孔形状であり、主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は固着用孔部に挿入固着されたままで保持される請求項2記載のコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  4. 主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は固定子完成品外径の正規寸法より僅かに大径の環状に保持されて巻線巻装する請求項1〜3いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  5. 主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は巻線巻装後、そのまま各々が交互に配列されるように組み合わせた後、固定子完成品外径の正規寸法まで縮めながら固着一体化してなる請求項1〜4いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  6. 主巻線の渡り線は主巻線渡り側の絶縁体の延出部で保持され、補助巻線の渡り線は補助渡り側の延出部で保持された請求項1〜5いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  7. 主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは、前記主巻線巻装体群の主渡り側の反対側の面と補助巻線巻装体群の補助渡り側の反対側の面とを対向させながら、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群を回転子軸方向に移動し組立する請求項1〜6いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子の製造方法。
  8. 外周側が環状に結合される継鉄部と内周側に突き出した回転子対向面を有した歯部とを一体にし、スロット数と同数に分割した分割鉄芯体と、前記歯部に装着される絶縁体とで構成され、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し主巻線を連続的に直巻巻装した主巻線巻装体と、前記絶縁体を装着した極数個の前記分割鉄芯体に前記絶縁体に集中巻で渡り線を介し補助巻線を連続的に直巻巻装した補助巻線巻装体とよりなり、前記主巻線巻装体と補助巻線巻装体が交互に配列されるように組み合わせ固着一体化される電動機の固定子において、前記絶縁体は、回転子側の内壁に沿って周方向両側に延長された延出部を有し、前記主巻線巻装体、前記補助巻線巻装体を形成する際には、隣接する絶縁体の延出部同士が結合して固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持したのち、前記延出部に設けた保持機構に主巻線または補助巻線の渡り線を保持しながら巻線巻装するコンデンサ電動機の固定子。
  9. 一方の前記延出部の端部には、固着用突起を設け、他方の前記延出部の端部には、固着用孔部を設け、この固着用突起を固着用孔部に挿入固着することで前記分割鉄芯体を極数個だけ固定子完成品の外径と同等寸法の環状に一体化して保持する請求項8記載のコンデンサ電動機の固定子。
  10. 前記固着用孔部は周方向に連続した長孔形状を有する構成の請求項9記載のコンデンサ電動機の固定子。
  11. 主巻線巻装時、補助巻線巻装時、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせ工程を通して常に前記固着用突起は前記固着用孔部に挿入固着されたままで周方向に摺動し移動しながら保持してなる構成の請求項9または10に記載のコンデンサ電動機。
  12. 主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は固定子完成品の外径より僅かに大径の環状に保持されて巻線巻装してなる構成の請求項8〜11いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子。
  13. 主巻線巻装体及び補助巻線巻装体は巻線巻装後、そのまま各々が交互に配列されるように組み合わせた後、固定子完成品外径の正規寸法まで縮めながら固着一体化してなる構成の請求項8〜12いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子。
  14. 主巻線の渡り線は主巻線渡り側の絶縁体の延出部で保持され、補助巻線の渡り線は補助渡り側の延出部で保持してなる構成の請求項8〜13いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子。
  15. 主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群との組み合わせは、前記主巻線巻装体群の主渡り側の反対側の面と補助巻線巻装体群の補助渡り側の反対側の面とを対向させながら、主巻線巻装体群と補助巻線巻装体群を回転子軸方向に移動し組立してなる構成の請求項8〜14いずれかひとつに記載のコンデンサ電動機の固定子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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