JP2010178108A - 無線通信装置、および無線通信制御方法 - Google Patents

無線通信装置、および無線通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電波干渉を極力抑制しながら、音声データの無線通信に必要なチャネル数を確保することができる無線通信装置、および無線通信制御方法を提供すること。
【解決手段】規定の周波数帯域で区分される第1チャネルを規定チャネル数の中で変化させて第1の無線通信を行う無線通信装置が、同じ周波数帯域の第2チャネルで第2の無線通信を行う周辺環境にあるアクセスポイントを探索し、アクセスポイントごとに通信状況に関する情報を取得する。第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断されるアクセスポイントについては、該アクセスポイントが使用する第2チャネルに対応する第1チャネルを規定チャネル数の対象とする。第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断されるアクセスポイントについては、影響の大きな順にアクセスポイントの第2チャネルに対応する第1チャネルを規定チャネル数が確保される範囲で第1の無線通信の対象外とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線通信装置、および無線通信制御方法に関するものである。
同一の周波数帯域に通信方式が混在するような状況下では、同一の周波数帯域が各々の通信方式によって使用されるので、各々の通信方式の間で電波干渉が生ずるおそれがある。この点、特許文献1、2では、2.4GHz帯をBluetooth(登録商標)と無線LANとで共用する通信環境において、Bluetoothによって無線通信を行うBluetoothモジュール側で、無線LANモジュールのキャリアの存在を検出する。キャリアの存在が検出された無線チャネルがBluetoothモジュールで使用されるのを中止することで、電波干渉が生ずるのを防止している。
特開2002−198867号公報 特開2002−198868号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載されている技術では、無線LANモジュールのキャリアの存在が検出された通信チャネルは、Bluetoothモジュールで使用するのが中止されるので、Bluetoothモジュールで使用可能な通信チャネル数が制限されることになる。よって、多くのキャリアの存在が検出される通信環境では、Bluetoothモジュールで使用するのに必要な通信チャネル数を確保することができないという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、電波干渉を極力抑制しながら、音声データの無線通信に必要なチャネル数を確保することができる無線通信装置、および無線通信制御方法を提供することを目的とする。
本目的を達成するために請求項1に記載の無線通信装置は、規定の周波数帯域において区分される第1周波数範囲を第1チャネルとして規定チャネル数の中で第1チャネルを変化させて第1の無線通信を行う第1通信部を備える無線通信装置には、周波数帯域において第1チャネルとは異なる区分である第2周波数範囲を第2チャネルとして第2の無線通信が行われる周辺環境に存在するアクセスポイントを探索し、探索されるアクセスポイントごとに、該アクセスポイントの無線通信状況に関する情報を取得する通信状況取得手段と、通信状況取得手段により取得される情報に応じて、アクセスポイントのうち第1通信部による第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断されるアクセスポイントを抽出し、該アクセスポイントが使用する第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部における規定チャネル数の対象とする第1選択部と、通信状況取得手段により取得される情報に応じて、アクセスポイントのうち第1通信部による第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断される順にアクセスポイントを抽出し、抽出される順にアクセスポイントの第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部における規定チャネル数が確保される範囲で第1の無線通信の対象外とする第2選択部とを備えて構成されている。
請求項1に記載の無線通信装置では、規定の周波数帯域において区分される第1周波数範囲を第1チャネルとして規定チャネル数の中で第1チャネルを変化させて第1の無線通信を行う第1通信部を備えている。無線通信装置は、通信状況取得手段により、周波数帯域において第1チャネルとは異なる区分である第2周波数範囲を第2チャネルとして第2の無線通信が行われる周辺環境に存在するアクセスポイントを探索すると共に、探索されるアクセスポイントごとに、該アクセスポイントの無線通信状況に関する情報を取得する。第1選択部および第2選択部は、通信状況取得手段により取得される情報に応じて、第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部における規定チャネル数の対象とするか否かを選択する。第1選択部は、アクセスポイントのうち第1通信部による第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断されるアクセスポイントを抽出する。そして、該アクセスポイントが使用する第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部の規定チャネル数の対象とする。第2選択部は、アクセスポイントのうち第1通信部による第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断される順にアクセスポイントを抽出する。そして、抽出される順にアクセスポイントの第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部の規定チャネル数が確保される範囲で第1の無線通信の対象外とする。
また、請求項2に記載の無線通信装置は、請求項1に記載の無線通信装置において、通信状況取得手段により取得される情報とは、アクセスポイントの第2チャネル、通信頻度、および無線通信時の電界強度を含んでいる。
また、請求項3に記載の無線通信装置は、請求項2に記載の無線通信装置において、第1選択部では、第2チャネルの電界強度が規定値以下の場合に、該第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部における規定チャネル数の対象とする。
また、請求項4に記載の無線通信装置は、請求項2に記載の無線通信装置において、第2選択部では、第2チャネルの通信頻度が規定値以上の場合に、該第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1通信部における規定チャネル数の対象外とする。
また、請求項5に記載の無線通信装置は、請求項4に記載の無線通信装置において、通信頻度とは、連続通信時間、または単位時間当たりの通信時間割合である。
また、請求項6に記載の無線通信制御方法は、規定の周波数帯域において区分される第1周波数範囲を第1チャネルとして規定チャネル数の中で前記第1チャネルを変化させて第1の無線通信を行う無線通信制御方法であって、周波数帯域において第1チャネルとは異なる区分である第2周波数範囲を第2チャネルとして第2の無線通信が行われることを探索し、探索される第2チャネルごとの無線通信状況に関する情報を取得するステップと、取得される情報に応じて、第2の無線通信のうち、第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断される第2の無線通信を抽出し、該第2の無線通信において使用される第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1の無線通信における規定チャネル数の対象とするステップと、無線通信状況に関する情報に応じて、第2の無線通信のうち、第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断される順に第2の無線通信を抽出し、抽出される順に第2の無線通信の第2チャネルに対応する第1チャネルを、規定チャネル数が確保される範囲で第1の無線通信の対象外とするステップとを有している。
請求項6に記載の無線通信制御方法では、規定の周波数帯域において区分される第1周波数範囲を第1チャネルとして規定チャネル数の中で第1チャネルを変化させて第1の無線通信を行う無線通信制御方法に関するものである。該無線通信制御方法は、周波数帯域において第1チャネルとは異なる区分である第2周波数範囲を第2チャネルとして第2の無線通信が行われることを探索すると共に、探索される第2チャネルごとの無線通信状況に関する情報を取得する。そして、取得される情報に応じて、第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1の無線通信における規定チャネル数の対象とするか否かを選択する。第2の無線通信のうち、第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断される第2の無線通信を抽出する。そして、抽出された第2の無線通信が使用する第2チャネルに対応する第1チャネルを、第1の無線通信の規定チャネル数の対象とする。また、第2の無線通信のうち、第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断される順に第2の無線通信を抽出する。そして、抽出される順に第2の無線通信の第2チャネルに対応する第1チャネルを、規定チャネル数が確保される範囲で第1の無線通信の対象外とする。
請求項1に記載の無線通信装置、および請求項6に記載の無線通信制御方法によれば、規定の周波数帯域において区分される第1チャネルを規定チャネル数の中で変化させる第1の無線通信を、同じ規定の周波数帯域で第1チャネルとは異なる区分ではあるが第1チャネルに対応する第2チャネルで無線通信する第2の無線通信の通信環境で行う場合、第2の無線通信からの干渉が問題となる第2チャネルに対応する第1チャネルについては、第1の無線通信での使用を禁止とする。この周波数範囲は、第2の無線通信に専用とする。一方、第2の無線通信からの干渉が問題にならない第2チャネルに対応する第1チャネルについては、第1の無線通信にも使用可能とする。この周波数範囲では、第1の無線通信と第2の無線通信とが共に行われる。
ここで、第2の無線通信からの干渉の有無は、通信環境において通信される第2チャネルごとの無線通信状況に応じて決定される。
通信環境における第2チャネルごとの無線通信状況に応じて、当該第2チャネルに対応する第1チャネルの第1の無線通信への割り当ての可否が判断される。通信環境における第2の無線通信の通信状況に応じて、第1の無線通信に必要な規定チャネル数の第1チャネルを決定することができる。第1の無線通信と第2の無線通信とが共に規定の周波数帯域で行われる場合、互いの干渉を抑制しながら周波数帯域を効率よく使用することができる。
請求項2に記載の無線通信装置によれば、第2の無線通信からの干渉の有無は、通信環境において通信される第2チャネル、通信頻度、および無線通信時の電界強度を含む無線通信状況により、判断をすることができる。
請求項3に記載の無線通信装置によれば、通信環境において通信される第2チャネルの電界強度に対して規定値を設けることにより、電界強度が規定値以下であれば、当該第2チャネルに対応する第1チャネルを第1通信部における規定チャネル数の対象とすることができる。
請求項4に記載の無線通信装置によれば、通信環境において通信される第2チャネルの通信頻度に対して規定値を設けることにより、通信頻度が規定値以上であれば、当該第2チャネルに対応する第1チャネルを第1通信部で使用する第1チャネルの対象外とすることができる。
請求項5に記載の無線通信装置によれば、通信頻度とは、連続通信時間、または単位時間当たりの通信時間割合から見積もることができる。
無線通信装置の一例を示す外観図である。 無線通信装置の一例を示すシステム構成図である。 周辺環境を例示する図である。 WLANチャネルとDCLチャネルとの関係を示す図である。 周辺環境に配置されているアクセスポイントの通信状況を示す図である。 周辺環境における通信状況に応じてDCLチャネルを選択するフロー図である。 周辺環境に配置されているアクセスポイントの一覧を示す情報テーブルである。 周辺環境に配置されているアクセスポイントのWLANチャネルの使用状況を示す図である。 図6の処理フローにおいて、情報テーブルから除外されたアクセスポイントを示す図である。 図6の処理フローの結果、DCL通信に使用されるチャネルの状況を示す図である。
図1は、本願に係る実施形態として例示される多機能周辺装置(以下、MFP(Multi Function Peripheral)と称する)1と、音声通話を行う子機2との外観構成を示す斜視図である。
MFP1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能に加え、無線LAN(以下、WLAN(Wireless Local Area Network)と称する)機能、デジタルコードレス電話(以下、DCL(Digital CordLess)と称する)機能とを備えて構成されている。ここで、WLAN機能は、MFP1の周辺に配置されているアクセスポイント(以下、AP(Access Point)と称する)との間で、またDCL機能は、MFP1の本体と子機2との間で、無線通信を行い、それぞれ、データ通信、および音声通話を行う。
こうした機能を有するMFP1では、データ通信に使用される無線通信と音声通話に使用される無線通信3とで通信方式が異なっていても、各々の無線通信で使用される周波数帯域が重複している場合がある。
たとえば、図4に示すように、WLAN通信およびDCL通信の各通信方式は、何れも2.4GHzから2.48GHzまでの周波数帯域(2.4GHz帯)を使用している。そして、各々の通信方式において、周波数帯域内を分割したチャネルが設定されている。なお、各々の通信方式におけるチャネルを区分するために、以下、WLAN通信で使用されるチャネルをWLANチャネル(WLAN CH)、DCL通信で使用されるチャネルをDCLチャネル(DCL CH)と称する。
WLAN通信では、2.4GHzから2.48GHzまでの周波数帯域が13または14のWLANチャネル(WLAN CH)に分けられている。WLAN通信は、13または14のWLANチャネル(WLAN CH)のうち1つのWLANチャネル(WLAN CH)を継続して使用しながら、その1つのWLANチャネル(WLAN CH)に対して無線通信を行う。
一方、DCL通信では、2.4GHzから2.48GHzまでの周波数帯域が89のDCLチャネル(DCL CH)に分けられている。そして、ホッピング周期と称される所定の周期(例えば、1/100秒)ごとに、89あるDCLチャネル(DCL CH)のうち予め選択された例えば45のDCLチャネル(DCL CH)の間で、使用されるDCLチャネル(DCL CH)が変更(ホッピング)される周波数ホッピング方式により無線通信3が行われる。
MFP1は、同一の周波数帯域を使用するWLAN通信とDCL通信との間で、互いの電波干渉を抑制しながら、WLAN通信とDCL通信との両機能を良好に実行可能にする。特に、DCL通信における無線通信3での通信品質を確保して、音声通話における音途切れや聞き取り不能な音質悪化などが抑制された無線通信3を確保するものである。
次に、図2を参照して、MFP1とその周辺のシステム構成を説明する。
MFP1は、入出力ポート20を介して、WLAN通信制御回路11、DCL通信制御回路12、音声処理LSI14、NCU15、CPU16、メモリ17、操作キー18、および表示パネル19が接続されている。
WLAN通信制御回路11は、WLAN用アンテナ11aを備えている。WLAN用アンテナ11aは、APX(X=35)(図3、参照)が備えるアンテナxaとの間で無線通信4を行う。ここで、SSID:x(x=C)(図3、参照)とは、APXを識別するための識別番号(ID)である。また、図2においては図示されていないが、PCとの間で無線通信4を行う場合もある(図3、参照)。
WLAN通信制御回路11は、WLAN用アンテナ11aとアンテナxaとの間の無線通信4を介してAPxに接続され、LAN200との間で主にデータ通信を行う。無線通信4ではデジタル信号が伝送される。通信方式としては直接拡散方式が使用される。図4に示す通り、無線通信4は、2.4GHz帯の周波数帯域において、20MHzの幅を有するWLANチャネル(WLAN CH)が互いに一部の周波数域で重複しながら14チャネル設定されているうちの1チャネルで行われる。
DCL通信制御回路12は、DCL用アンテナ12aを備えている。DCL用アンテナ12aは、子機2が備えるアンテナ2aとの間で無線通信3を行う。
DCL通信制御回路12は、DCL用アンテナ12aとアンテナ2aとの間の無線通信3を介して子機2との間で、音声通話を行う。無線通信3では音声信号がデジタル化して通信されデジタル信号が伝送される。図4に示す通り、通信方式としては周波数ホッピング方式が使用される。無線通信4と同じ周波数帯域である、2.4GHz帯において、1つのチャネルが0.90MHzの幅を有するDCLチャネル(DCL CH)が、89チャネル設けられており、その中から、45チャネルを順次使用しながら通信が行われる。子機2に備えられているDCL通信制御回路2bは、MFP1に備えられているDCL通信制御回路12に対応する機能を有しており、アンテナ2aを介してDCL用アンテナ12aとの間で無線通信3を行う。
送受話器13は、MFP1に備えられている。NCU15は、電話回線網100との音声信号の送受信を制御する。送受話器13、NCU15は、音声処理LSI14によりデータ処理される。
CPU16は、MFP1の各機能を制御する。たとえば、周辺環境における通信状況に応じてDCLチャネルを選択する処理(図6)を行う。メモリ17には、この処理(図6)のプログラムが格納されている。また、この処理の過程で取得されるAPに関する情報が情報テーブル(図7)として記憶される。CPU16は、その他、WLAN通信制御回路11、DCL通信制御回路12、音声処理LSI14、NCU15、メモリ17、操作キー18、および表示パネル19に関する各種の制御を行う。ここで、メモリ17は、揮発性あるいは不揮発性のメモリ、またはその両者を含んで構成することができる。更には、ハードディスクその他の記録媒体を含んで構成することができる。
操作キー18は、MFP1の各機能を実行するためにMFP1に備えられているキーである。また、表示パネル19は、MFP1の各種機能情報を表示するために、MFP1に備えられている。
MFP1は、CPU16の制御により、周辺環境に配置されているAPを当該APの通信状況に関する情報と共に取得する。取得された情報は、情報テーブル(図7)としてメモリ17に記憶され、DCL通信に割り当てられるDCLチャネル(DCL CH)の選択を行う。
図3は、MFP1の周辺環境を示す一例である。MFP1の周辺には、MFP1とWLAN通信を行うPC32およびAP35が存在する。AP35の識別番号(ID)は、SSID:Cである。AP35は、PC34とWLAN通信を行う。更に、AP31、33、36が存在する。各々の識別番号(ID)は、SSID:A、B、Dである。AP31、33、36は、MFP1とは異なるネットワークとの間で無線通信を行い、MFP1とはデータの伝送はしない。また、PC34は、AP35を介してMFP1との間でデータ伝送を行うものの、PC34自体は、MFP1とは直接にデータ伝送を行わない。
図5は、周辺環境に配置されているAP31、33、35、36およびPC32、34とMFP1とが通信した場合に、MFP1が受信する信号の通信状況を示す。AP31乃至36が送出する電波の電界強度と、通信オン時間、通信オフ時間を示している。図5では、2値の波形で示される信号のうち、電界強度の大きな部分が通信オン状態であり、電界強度の小さな部分が通信オフ状態であることを示す。図5では、各AP31乃至36は、周期的にオン/オフを繰り返すものとして示されている。また、各AP31乃至36の電界強度は、AP31乃至36自体が送出することができる電波の強度と、AP31乃至36とMFP1との距離に依存して決まるものである。
尚、PC32、34は、APと同様にWLAN通信を行うものであり、この意味でAPと同様の機能を奏するものである。そこで、以下の説明では、PCについてもAPと表記して説明を行うこととする。
以上説明したように、MFP1の周辺環境には、WLAN通信を行うAP31乃至36が存在することがある。存在するAP31乃至36の数は、環境に応じて異なるものである。また、AP31乃至36から送出される電波の電界強度は、AP31乃至36自体の電波出力能力およびAP31乃至36とMFP1との距離に応じて異なるものである。更に、個々のAP31乃至36の通信オン時間とオフ時間との割合、または単位時間当たりの通信オン時間の割合(以下、通信デューティと称する)は、AP31乃至36による通信の内容によって変わるものである。
従って、WLAN通信の有無に関わらず良好なDCL通信を確保するため、周辺環境に配置されているAP31乃至36の通信状況により使用されるWLANチャネル(WLAN CH)に応じて、DCL通信に使用するのに適したDCLチャネル(DCL CH)を選択することが必要となる。WLAN通信の電波強度が小さいWLANチャネル、または/およびWLAN通信を行う通信デューティが小さいWLANチャネルを優先的にDCLチャネル(DCL CH)に割り当てることで、周辺環境におけるWLAN通信の有無に関わらず、DCL通信での無線通信3を良好に維持することができる。以下の説明では、周辺環境におけるWLAN通信の状況に応じて、電界強度が高く通信デューディの大きなWLANチャネルを避けながら、DCLチャネル(DCL CH)を選択する手順を説明する。
図6に記載のフローでは、先ず、周辺環境において、WLAN通信を行うAPを検索する。検索結果は、APごとに情報テーブルとしてメモリ17に記憶する。APの個数「N」も情報として取得する(S1)。ここで、情報テーブルが持つ情報は、APの識別番号(ID)、通信オン時間、通信オフ時間、通信デューティ、電界強度、および使用するWLANチャネル(WLAN CH)である。
記憶される情報テーブルの一例を図7に示す。対象機器であるAP31、33、35、36およびPC32、34の各々について、通信オン時間、通信オフ時間、通信デューティ、電界強度、およびWLANチャネル(WLAN CH)がリストアップされて記憶されている。また、初期段階ではN=6である。図8は、情報テーブル(図7)にリストアップされているすAP31、33、35、36およびPC32、34を、横軸を周波数帯域およびWLANチャネル(WLAN CH)とし縦軸を電界強度として、図示したものである。
次に、情報テーブル(図7)として取得したAP31、33、35、36およびPC32、34のうち、電界強度がDCL通信の電界強度に比して無視できるほど小さな強度であるAPをリストアップする。リストアップされたPC34およびAP36(SSID:D)は、電界強度が小さくDCL通信に対して電波障害ならないものとして情報テーブルから除外して、新たに有意情報テーブル(図9)を記憶する。合わせて、除外されるAPの個数「m」を取得して、有意情報テーブルに残されたAPの個数「N」をN−mとする(S2)。この場合、m=2である。
続いて、DCLチャネルを選択する処理を開始する。先ず、図4に示す周波数帯域に属する全てのDCLチャネル(DCL CH)をDCL通信での使用可能な状態に設定した上で(S3)、n=1としてカウンタを初期化する(S4)。そして、通信オン時間がn番目に大きなAPに対応するDCLチャネル(DCL CH)をDCL通信で使用禁止とすると、DCL通信に必要な45CHが確保できるか否かを判定する(S5)。
確保できると判定される場合には(S5:Y)、通信オン時間がn番目に大きなAPに対応するDCLチャネル(DCL CH)は、DCL通信には使用禁止とする(S7)。カウンタがn=Nであるか否かを確認して(S8)、有意情報テーブル(図9)にリストアップされているすべてのAPが網羅されるまで(S8:N)、カウンタをインクリメントしながら(n=n+1)(S10),処理(S5)、(S7)、(S8)を繰り返す。
有意情報テーブル(図9)にリストアップされているすべてのAPが網羅された時点で(S8:Y)、使用禁止されていないDCLチャネル(DCL CH)をシングルスロットとして、DCL通信専用のDCLチャネル(DCL CH)として確保する(S9)。
また、処理(S5)において、DCL通信に必要な45CHが確保できないと判定される場合は(S5:N)、カウンタでのカウント値(n)で指示されるAPに対応するDCLチャネル(DCL CH)は使用禁止とはせず、DCL通信は同じ音声データを2回送信するマルチスロット通信を実施する(S6)。
尚、図10は、有意情報テーブル(図9)にリストアップされているAPおよびPCにより45チャネルが確保できない場合(S5:N)を示す。26〜63チャネルは、処理(S7)により、AP31およびPC32によるWLAN通信からの電波干渉が問題になるとしてDCLチャネル(DCL CH)としての使用が禁止されるチャネルである。4〜25チャネル、および64〜89チャネルの総計48チャネルは、処理(S6)により、DCL通信においてマルチスロット通信を行うDCLチャネル(DCL CH)として割り当てられる。
以上、詳細に説明したように、本願の実施形態によれば、WLAN通信とDCL通信とは、既定の同じ周波数帯域で無線通信が行われる。この場合、WLAN通信からの電波干渉が問題となるWLANチャネル(WLAN CH)に対応するDCLチャネル(DCL CH)については、DCL通信での使用を禁止として、WLAN通信に専用の周波数領域とする。DCLに通信に必要なDCLチャネル(DCL CH)が足りなくなる場合は、必要最小限のチャネルをWLAN通信とDCL通信とで共用する。この上で、DCL通信はマルチスロット通信を実施する。一方、WLAN通信からの電波干渉が問題にならないWLANチャネル(WLAN CH)に対応するDCLチャネル(DCL CH)、およびWLAN通信に割り当てられていない周波数領域に対応するDCLチャネル(DCL CH)については、DCL通信はシングルスロット通信を実施する。
通信環境におけるWLANチャネル(WLAN CH)ごとの通信状況に応じて、WLANチャネル(WLAN CH)に対応するDCLチャネル(DCL CH)への割り当ての可否が判断され、DCL通信に必要な規定チャネル数のDCLチャネル(DCL CH)を決定することができる。WLAN通信とDCL通信とが、共に同じ周波数帯域で無線通信を行際にも、互いの電波干渉を抑制しながら周波数帯域を効率よく使用することができる。
また、この場合、通信環境のWLANチャネル(WLAN CH)の電界強度、通信オン時間、通信オンデューティなどが規定値以下である場合には、DCL通信への電波干渉は僅少であると判断でき、このチャネルを、WLAN通信とDCL通信とで共用することができる。
ここで、DCL通信制御回路12は、第1通信部の一例である。
また、周辺環境における通信状況に応じてDCLチャネルを選択するフロー図(図6)における、処理(S1)は、通信状況取得手段の一例である。また、処理(S2)は、第1選択部の一例である。また、処理(S5)、(S7)、(S8)は、第2選択部の一例である。
尚、本願は前記実施形態に限定されるものではなく、本願の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、図5において、周辺環境に配置されているアクセスポイントの通信状況が周期的に繰り返されるとして説明したが、本願はこれに限定されるものではない。通信動作が周期的な繰り返しではない場合においても、処理フロー(図6)における処理(S1)のAP検索のための時間を一定時間確保して、その間の通信オン時間、および通信オフ時間の総時間を計測して算出してもよい。一定の周期でオンとオフとを繰り返すものではない場合にも、更に長期の時間で計測をすれば、その間の平均値として、オンとオフとの時間割合は所定の時間に近づくと考えられるからである。
また、周辺環境におけるWLAN通信の通信状況は、固定的なものではない。従って、処理フロー(図6)は、定期的に実行して、その都度更新することが好ましい。
また、処理フロー(図6)において、通信オン時間の代わりに、通信オン時間と通信オフ時間とから算出した通信デューティを用いて制御を行ってもよい。
1 多機能周辺装置(MFP)
2 子機
3、4 無線通信
11 WLAN通信制御回路
11a WLAN用アンテナ
12 DCL通信制御回路
12a DCL用アンテナ
16 CPU
17 メモリ
31、33、35、36、AP アクセスポイント
32、34 PC
DCL デジタルコードレス電話
WLAN 無線LAN

Claims (6)

  1. 規定の周波数帯域において区分される第1周波数範囲を第1チャネルとして規定チャネル数の中で前記第1チャネルを変化させて第1の無線通信を行う第1通信部を備える無線通信装置であって、
    前記周波数帯域において前記第1チャネルとは異なる区分である第2周波数範囲を第2チャネルとして第2の無線通信が行われる周辺環境に存在するアクセスポイントを探索し、探索される前記アクセスポイントごとに、該アクセスポイントの無線通信状況に関する情報を取得する通信状況取得手段と、
    前記通信状況取得手段により取得される前記情報に応じて、前記アクセスポイントのうち前記第1通信部による前記第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断される前記アクセスポイントを抽出し、該アクセスポイントが使用する前記第2チャネルに対応する前記第1チャネルを、前記第1通信部における前記規定チャネル数の対象とする第1選択部と、
    前記通信状況取得手段により取得される前記情報に応じて、前記アクセスポイントのうち前記第1通信部による前記第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断される順に前記アクセスポイントを抽出し、抽出される順に前記アクセスポイントの前記第2チャネルに対応する前記第1チャネルを、前記第1通信部における前記規定チャネル数が確保される範囲で前記第1の無線通信の対象外とする第2選択部とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記通信状況取得手段により取得される前記情報とは、前記アクセスポイントの前記第2チャネル、通信頻度、および無線通信時の電界強度を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1選択部では、前記第2チャネルの前記電界強度が規定値以下の場合に、該第2チャネルに対応する前記第1チャネルを、前記第1通信部における前記規定チャネル数の対象とすることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第2選択部では、前記第2チャネルの前記通信頻度が規定値以上の場合に、該第2チャネルに対応する前記第1チャネルを、前記第1通信部における前記規定チャネル数の対象外とすることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記通信頻度とは、連続通信時間、または単位時間当たりの通信時間割合であることを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 規定の周波数帯域において区分される第1周波数範囲を第1チャネルとして規定チャネル数の中で前記第1チャネルを変化させて第1の無線通信を行う無線通信制御方法であって、
    前記周波数帯域において前記第1チャネルとは異なる区分である第2周波数範囲を第2チャネルとして第2の無線通信が行われることを探索し、探索される前記第2チャネルごとの無線通信状況に関する情報を取得するステップと、
    取得される前記情報に応じて、前記第2の無線通信のうち、前記第1の無線通信に対して干渉源とはならないと判断される前記第2の無線通信を抽出し、該第2の無線通信において使用される前記第2チャネルに対応する前記第1チャネルを、前記第1の無線通信における前記規定チャネル数の対象とするステップと、
    取得される前記情報に応じて、前記第2の無線通信のうち、前記第1の無線通信に対して干渉が大きいと判断される順に前記第2の無線通信を抽出し、抽出される順に前記第2の無線通信の前記第2チャネルに対応する前記第1チャネルを、前記規定チャネル数が確保される範囲で前記第1の無線通信の対象外とするステップとを有することを特徴とする無線通信制御方法。


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