JP2010176911A - 照明制御システム - Google Patents

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忠 村上
Tamami Sobagaki
たまみ 側垣
Shigeo Goshima
成夫 五島
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Abstract

【課題】 点灯保持時間の変更による消費電力の適正化が可能な照明制御システムを提供する。
【解決手段】 所定の照明範囲を照明する電気的な光源を点灯させる点灯回路1と、一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に電波を送波するとともに検出範囲からの電波を受波する送受波回路2と、検出範囲に存在する物体との距離の変化速度に応じた周波数を有する中間信号を送受波回路2の出力から得て中間信号に基いて点灯回路1を制御する信号処理回路3とを備える。信号処理回路3は、所定時間おきの制御更新動作時、中間信号に基いて人体が存在していると判定される度に、中間信号において最も振幅が大きい成分の周波数であるピーク周波数を記憶し、記憶されたピーク周波数の推移に基いて、消費電力を適正化するように、人体が存在していると判定されなくても光源の点灯を継続させる時間である点灯保持時間を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明制御システムに関するものである。
従来から、所定の照明範囲を照明する電気的な光源を点灯させる点灯部と、少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲の人体を検出する人感センサと、人感センサの出力に応じて点灯部を制御する制御部とを備える照明制御システムが提供されている。上記の制御部は、具体的には、人感センサによって人体が検出されたときに光源の点灯を開始させ、光源の点灯後に人感センサによって人体が検出されない状態が所定の点灯保持時間だけ継続したときに光源を消灯させる。
人感センサとしては、電波を検出範囲に照射するとともに、検出範囲で反射された電波(反射波)を受信することによって人体を検出する、いわゆるドップラセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−043142号公報
この種の照明制御システムにおいて、点灯保持時間を一定とすると、点灯保持時間を短くした場合には、人体が障害物の陰等の人感センサの死角に入った場合などに人体が照明範囲内に存在するにも関わらず消灯されてしまう確率が高くなり、逆に点灯保持時間を長くした場合には、人体が照明範囲から出た後に点灯が継続されることによる無駄な消費電力が多くなるといった不都合が生じる。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、点灯保持時間の変更による消費電力の適正化が可能な照明制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、所定の照明範囲を照明する電気的な光源を点灯させる点灯回路と、少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に電波を送波するとともに検出範囲からの電波を受波し送波に用いた送波信号と受波により得られた受波信号とを混合した混合信号を出力する送受波回路と、検出範囲に存在する物体との距離の変化速度に応じた周波数の中間信号を混合信号から得て中間信号に基き検出範囲における人体の有無を判定するとともに判定結果に応じて点灯回路を制御する信号処理回路とを備え、送受波回路は、所定の周波数の送波信号を生成する発振器と、送波信号が変換された電波である送信波を少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に対して送波する送波アンテナと、送波アンテナから送波された送信波が検出範囲において反射された電波である反射波を受波して受波信号に変換する受波アンテナと、発振器が出力した送波信号と受波アンテナが出力した受波信号とを混合した混合信号を信号処理回路に出力するミキサとを有し、信号処理回路は、送受波回路が出力した混合信号から送波信号の周波数と受波信号の周波数との差の周波数を有する中間信号を抽出して出力するフィルタ部と、フィルタ部が出力した中間信号に基いて検出範囲に人体が存在するか否かを判定する判定部と、フィルタ部が出力した中間信号を高速フーリエ変換するFFT部と、判定部による判定結果とFFT部の出力とに応じて点灯回路を制御する制御更新動作を定期的に行う制御部とを有し、制御更新動作時、人体が存在していると判定部が判定していた場合、制御部は、光源の点灯を開始又は継続させるように点灯回路を制御するとともに、中間信号の成分のうち最も振幅が大きい成分の周波数であるピーク周波数をFFT部から得て記憶し、記憶されたピーク周波数の推移に基いて消費電力を適正化するように決定された点灯保持時間の計時を開始し、その後、制御更新動作時に判定部によって人体が存在すると判定されないまま点灯保持時間の計時が完了したときに光源を消灯させるように点灯回路を制御することを特徴とする。
この発明によれば、ピーク周波数の推移に基いて、消費電力を適正化するように点灯保持時間の変更がなされる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、送受波部は検出範囲を下方に形成する向きで人体よりも高い位置に配置されるものであって、制御部は、人体が存在していると判定部が判定していた制御更新動作時に、該制御更新動作時から所定の退出判定時間だけ遡った時点から該制御更新動作時までの退出判定期間内に得られたピーク周波数が連続して上昇し且つ最新のピーク周波数と退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数との差が所定の退出判定閾値以上である場合には、人体が照明範囲から出つつあると判定し、退出判定期間内に得られたピーク周波数が連続して上昇していない場合や、最新のピーク周波数と退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数との差が所定の退出判定閾値未満である場合よりも、点灯保持時間を短くすることを特徴とする。
この発明によれば、人体が照明範囲から出つつあると判定されたときに点灯保持時間を短くし、人体が照明範囲から出た後に光源の点灯が継続されることによる無駄な消費電力を低減することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、制御部は、人体が存在していると判定部が判定していた制御更新動作時に、該制御更新動作時から所定の微動判定時間だけ遡った時点から該制御更新動作時までの微動判定期間内に複数個のピーク周波数が得られていて、且つ、微動判定期間内に得られた全てのピーク周波数についてそれぞれ最新のピーク周波数との差が所定の微動判定閾値未満である場合には、人体が照明範囲内で微動していると判定し、微動判定期間内に1個しかピーク周波数が得られていない場合や微動判定期間内に得られたピーク周波数のいずれかで最新のピーク周波数との差が微動判定閾値以上となる場合よりも、点灯保持時間を長くすることを特徴とする。
この発明によれば、人体が照明範囲内で微動していると判定されたとき、点灯保持時間を長くし、人体が照明範囲内に存在するにも関わらず消灯されてしまう確率を低くすることができる。
請求項1の発明によれば、ピーク周波数の推移に基いて、消費電力を適正化するように、点灯保持時間の変更がなされる。
請求項2の発明によれば、退出判定期間にわたってピーク周波数が連続して低下し且つ退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数と最新のピーク周波数との差が退出判定閾値以上であることに基いて人体が照明範囲から出つつあると判定されたときに点灯保持時間を短くし、人体が照明範囲から出た後に光源の点灯が継続されることによる無駄な消費電力を低減することができる。
請求項3の発明によれば、微動判定期間内に複数個のピーク周波数が得られていて且つ全てのピーク周波数についてそれぞれ最新のピーク周波数との差が所定の微動判定閾値未満であることに基いて人体が照明範囲内で微動していると判定されたときに点灯保持時間を長くし、人体が照明範囲内に存在するにも関わらず消灯されてしまう確率を低くすることができる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 同上の原理を示す説明図である。 水平距離xとドップラー周波数fdとの関係の一例を示す説明図である。 ピーク周波数fの時間変化の一例を示す説明図である。 ピーク周波数fの時間変化の別の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、所定の照明範囲を照明する電気的な光源(図示せず)を点灯させる点灯回路1と、少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に電波を送波するとともに検出範囲からの電波を受波し検出範囲に存在する移動物体との距離の変化速度に応じた周波数の中間信号を含む出力を生成する送受波回路2と、送受波回路2の出力を解析して検出範囲における人体の有無を判定するとともに判定結果に応じて点灯回路1を制御する信号処理回路3とを備える。
光源としては例えば白熱灯や放電灯といった周知の電気的光源を用いることができる。また、例えば光源として放電灯が用いられる場合には点灯回路1としては周知の電子安定器を用いるといったように、点灯回路1は用いる光源に応じて適宜選択すればよく周知技術で実現可能であるので詳細な説明並びに図示は省略する。
送受波回路2は、所定の周波数の送波信号を生成する発振器21と、送波信号が変換された電波である送信波を少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に対して送波する送波アンテナ22と、送波アンテナ22から送波された送信波が検出範囲において反射された電波である反射波を受波して受波信号に変換する受波アンテナ23と、発振器21が出力した送波信号と受波アンテナ23が出力した受波信号とを混合した混合信号を信号処理回路3に出力するミキサ24とを備える。上記のような送受波回路2は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
信号処理回路3は、低周波数帯に対して増幅率が特に高いという周波数特性を有し送受波回路2のミキサ24から入力された混合信号を上記周波数特性で増幅することにより送波信号と受波信号との差の周波数を有する中間信号を生成するフィルタ部としてのアンプ回路34と、アンプ回路34が出力した中間信号に基いて検出範囲に人体が存在するか否かを判定する判定部31と、アンプ回路34が出力した中間信号を高速フーリエ変換するFFT部32と、判定部31による判定結果とFFT部32の出力とに応じて光源の点灯・消灯を切り替えるように点灯回路1を制御する制御更新動作を定期的(例えば0.5秒おき)に行う制御部33とを有する。上記のような信号処理回路3は例えばマイコンを用いて周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。すなわち、中間信号は、検出範囲に存在する移動物体毎のドップラー信号が合成されたものであり、各ドップラー信号は、対応する移動物体と送受波回路2との距離の変化速度に応じた周波数(ドップラー周波数)を有する。アンプ回路34は、人体の移動速度に対応するドップラー信号の周波数帯(例えば0Hz〜90Hz)に対する増幅率が特に高いような周波数特性を有する。
判定部31は、例えば中間信号において最も振幅が大きい周波数成分(後述するピーク周波数の成分)の振幅(以下、「最大振幅」と呼ぶ。)をFFT部32から得て、最大振幅を所定の存在判定閾値と比較し、最大振幅が存在判定閾値以上であったときに検出範囲に人体が存在すると判定する一方、最大振幅が存在判定閾値未満であったときには検出範囲に人体が存在しないと判定するものである。
FFT部32は、時間の関数である中間信号x(t)を、次式のような級数で表される周波数の関数X(f)に変換する。
Figure 2010176911
すなわち、上記の関数X(f)は、離散的な周波数f(f=0,1,2,・・・,N−1)のそれぞれについて、中間信号x(t)における周波数fの成分の振幅を示す。
以下、制御部33の制御更新動作について具体的に説明する。
光源が消灯している期間の制御更新動作では、制御部33は、判定部31によって人体が存在しないと判定されていれば点灯回路1の制御を変更せずに光源の消灯を継続させ、判定部31によって人体が存在すると判定されていれば点灯回路1を制御して光源の点灯を開始させる。
光源の点灯中の制御更新動作では、人体が存在しないと判定部31が判定していたとき、制御部33は、人体が存在しないとの判定が連続している不在回数を、予め記憶された点灯保持回数と比較し、不在回数が点灯保持回数を上回ったときに光源を消灯させるように点灯回路を制御する。上記の不在回数は、制御部33に記憶されたパラメータであって、制御更新動作時に判定部31によって人体が存在しないと判定される度に1ずつ加算され、制御更新動作時に判定部31によって人体が存在すると判定されていれば0に戻される(リセットされる)。つまり、制御更新動作の時間間隔を点灯保持回数に乗じたものが点灯保持時間となり、不在回数のカウントが点灯保持時間の計時に相当する。但し、後述するように本実施形態では点灯保持時間(点灯保持回数)が可変となっている。
光源の点灯中の制御更新動作で、人体が存在していると判定部31が判定していた場合、制御部33は、点灯回路1の動作を変更しないことで光源の点灯を継続させるとともに、中間信号の成分のうち最も振幅が大きい成分の周波数であるピーク周波数をFFT部32から得て記憶し、記憶されたピーク周波数の推移に基いて、消費電力を適正化するように点灯保持回数を更新する。
ところで、本実施形態の送受波回路2は、例えば図2に示すように天井面CEに取り付けられることで、一般的な人体Mの身長よりも十分に高い位置に、下方に検出範囲を形成する向きで配置される。つまり、送波アンテナ22は下方に電波を送信し、受波アンテナ23は下方からの電波を受信する。検出範囲の床面FL上での直径は例えば10mである。また、点灯回路1が点灯させる光源は送受波回路2に近接配置されており、送受波回路2から離れ続けるような移動(検出範囲から出るような移動)は照明範囲から出る移動であるとみなすことができる。人体Mにおいては一定の高さ位置の頭頂部で電波が反射されると仮定する。また、図2に示すように、人体Mの水平方向への移動速度のうち、送受波回路2から下ろした垂線との距離を変化させる方向の速度成分(つまり、後述する水平距離xの時間微分値。以下、「水平距離変化速度」と呼ぶ。)をVとおく。さらに、人体Mの頭頂部から送受波回路2を見た仰角をθとおくと、人体Mと送受波回路2との間の距離の変化速度vはv=Vcosθと表される。送受波回路2の高さ(すなわち天井面CEと床面FLとの距離)をHとおき、人体Mの身長をhとおき、上記垂線と人体Mとの距離(以下、「水平距離」と呼ぶ。)をxとおくと、cosθは次式で表される。
Figure 2010176911
さらに、送波信号の周波数をf0とおき、光束をcとおくと、中間信号において人体Mでの反射による成分の周波数(ドップラー周波数)fdは、fd=2・f0・v/c=2・f0・Vcosθ/cと表される。人体Mが照明範囲から出る方向に移動している場合には、人体Mは送受波回路2の真下から離れることになるから人体Mから見た送受波回路2の仰角θは徐々に小さくなりcosθは徐々に大きくなる。つまり、水平距離変化速度Vが一定であると仮定すると、上記のドップラー周波数fdは図3の曲線L1や曲線L2で示すように水平距離xが大きくなるに従って(すなわち上記の仰角θが小さくなるに従って)徐々に高くなるのであり、言い換えると、人体Mが照明範囲から出る方向に移動している場合には、ドップラー周波数fdは徐々に高くなる。図3において、曲線L1,L2はそれぞれ送波信号の周波数f0が24.1GHzであり、天井の高さHが10mであり、人体の身長hが1.7mである場合を示しており、曲線L1は水平距離変化速度Vが1m/sの場合を示し、曲線L2は水平距離変化速度Vが1.5m/sの場合を示す。
本実施形態では上記の点に着目し、制御部33は、制御更新動作時にFFT部32から得られるピーク周波数を人体Mでの反射によるドップラー周波数fdと見なして、人体Mが照明範囲から出る方向に移動しているか否かをピーク周波数の推移に基いて判定し、人体Mが照明範囲から出る方向に移動していると判定された場合には、人体Mが照明範囲から出る方向に移動していると判定されなかった場合よりも点灯保持回数を少なく(つまり、点灯保持時間を短く)する。
より具体的には、点灯保持回数が取りうる値は2通りであって、制御部33は、人体Mが存在していると判定部31が判定していた制御更新動作時に、該制御更新動作時を起点として所定の退出判定時間(例えば2秒)だけ遡った時点から該制御更新動作時までの期間(以下、「退出判定期間」と呼ぶ。)内に得られたピーク周波数が連続して上昇し且つ最新のピーク周波数と退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数との差が所定の退出判定閾値(例えば40Hz)以上である場合には、人体Mが照明範囲から出つつあると判定して点灯保持回数を上記2通りの値のうち少ない方の値とする。一方、制御部33は、退出判定期間内に得られたピーク周波数が連続して上昇していない場合や、最新のピーク周波数と退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数との差が所定の退出判定閾値未満である場合には、人体Mは照明範囲から出つつはないと判定して点灯保持回数を上記2通りの値のうち多い方の値とする。なお、退出判定期間内に1個しかピーク周波数が得られていない場合(つまり、退出判定期間内の制御更新動作のうち、最後の1個以外の制御更新動作では人体Mが存在しないと判定されている場合)には、ピーク周波数が連続して上昇していないと判断され人体Mが照明範囲から出つつはないと判定されることにより、点灯保持回数はやはり多い方の値とされる。
例えば、図4に示すように、制御更新動作が0.5秒毎のタイミングに行われている場合において、人体Mが存在していると判定部31が判定した特定の制御更新動作の時点(以下、「基準時点」と呼ぶ。)t=0で点灯保持回数を決定する動作の具体例を説明する。退出判定時間を2秒とし、基準時点(t=0)を起点として退出判定時間遡った時点までの退出判定期間Pe内に制御更新動作が行われた5個のタイミング(t=0,−0.5,−1.0,−1.5,−2.0)のうち人体Mが存在していると判定部31が判定していたのは基準時点と基準時点の1秒前と2秒前との計3個のタイミングだけであったとすると、これらの3個のタイミング(t=0,−1.0,−2.0)で得られたピーク周波数fが点灯保持回数の決定に用いられる。上記3個のタイミングで得られたピーク周波数fが古いものから順に50Hz、70Hz、95Hzであったとすると、退出判定期間Pe内に得られたピーク周波数が連続して上昇しているとの条件は満たされていることになる。さらに、退出判定閾値が40Hzとされていた場合、退出判定期間Pe内に得られた最古のピーク周波数fが50Hzであり基準時点で得られたピーク周波数fが95Hzであってその差が45Hzであり退出判定閾値以上となっていることから、人体Mは照明範囲から出つつあると判定され、点灯保持回数は取りうる2通りの値のうち少ない方の値とされる。つまり、基準時点の後、上記少ない側の値の回数だけ、人体Mが存在していないと判定部31が判定するような制御更新動作が連続した場合、制御部33は光源を消灯させるように点灯回路1を制御する。
上記構成によれば、人体Mが照明範囲から出つつあると判定された場合には、点灯保持回数が少なくされ、つまり人体Mが照明範囲から出た後に光源の点灯が継続される時間が短くされることで、消費電力が適正化される。また、人体Mの移動方向を検出する手段として特許文献1のように2種類の送波信号を用いる場合に比べ、構成を単純化することができる。
なお、制御部33が点灯保持回数を決定する方法としては、上記以外に、人体Mが存在していると判定部31が判定していた制御更新動作時に、該制御更新動作時を起点として所定の微動判定時間(例えば5秒)遡った時点から該制御更新動作時までの期間(以下、「微動判定期間」と呼ぶ。)内に複数個のピーク周波数が得られていて、且つ、得られた全てのピーク周波数についてそれぞれ最新のピーク周波数との差が所定の微動判定閾値(例えば10Hz)未満であるときには、人体Mが照明範囲内で微動していると判定して、人体Mが照明範囲内で微動していないと判定される場合よりも点灯保持回数を多くするという方法も考えられる。人体Mが照明範囲内で微動していないと判定される場合とは、すなわち、微動判定期間に1個しかピーク周波数が得られていない場合(つまり、微動判定期間内の制御更新動作のうち、最後の1個以外の制御更新動作では人体Mが存在しないと判定されている場合)、並びに、微動判定期間内に得られたピーク周波数のいずれかで最新のピーク周波数との差が微動判定閾値以上となる場合である。つまり、微動判定期間内に人体Mが存在していると判定された複数のタイミング間で、送受波部2と人体Mとの間の距離の変化速度vの変動が少ないときに、人体Mが微動していると判定されて点灯保持回数が多くされる。上記構成を採用すれば、人体Mが微動していると判定されたときには点灯保持回数が多く(つまり点灯保持時間が長く)されることで、人体Mが照明範囲内に存在するにも関わらず光源が消灯されてしまう確率を低くすることができる。
例えば、図5に示すように、制御更新動作が0.5秒毎のタイミングに行われている場合において、人体Mが存在していると判定部31が判定した特定の制御更新動作の時点(以下、「基準時点」と呼ぶ。)t=0での、上記のような人体Mの微動の判定の具体例を説明する。微動判定時間を5秒とし、基準時点(t=0)を起点として微動判定時間遡った時点までの微動判定期間Ps内に制御更新動作が行われた11個のタイミングのうち人体Mが存在していると判定部31が判定していたのは基準時点と基準時点の1秒前と3秒前と4秒前との計4個のタイミングであったとすると、これらの4個のタイミング(t=0,−1.0,−3.0,−4.0)で得られたピーク周波数fが点灯保持回数の決定に用いられる。微動判定閾値が10Hzであって、上記4個のタイミングで得られたピーク周波数fが古いものから順に50Hz、55Hz、55Hz、50Hzであったとすると、微動判定期間Ps内に得られた全てのピーク周波数fについて基準時点で得られたピーク周波数f(=50Hz)との差は0Hz又は5Hzであっていずれも微動判定閾値よりも小さくなっていることから、人体Mが微動していると判定され、点灯保持回数は取りうる2通りの値のうち多い方の値とされる。つまり、基準時点の後、上記多い方の値の回数だけ、人体Mが存在していないと判定部31が判定するような制御更新動作が連続した場合、制御部33は光源を消灯させるように点灯回路1を制御する。
また、人体Mが照明範囲から出つつあるか否かの判定と、人体Mが照明範囲内で微動しているか否かの判定とを併用してもよい。すなわち、人体Mが照明範囲から出つつあると判定され且つ人体Mが照明範囲内で微動していないと判定されたときに最も点灯保持回数を少なくし、人体Mが照明範囲から出つつあるとは判定されず且つ人体Mが照明範囲内で微動していると判定されたときに最も点灯保持回数を多くする。
さらに、上記の各実施形態では制御更新動作が0.5秒毎に行われるとしたが、制御更新動作の時間間隔をより短くすれば人体Mの検出に対する応答をより速くすることができる。
1 点灯回路
2 送受波回路
3 信号処理回路
21 発振器
22 送波アンテナ
23 受波アンテナ
24 ミキサ
31 判定部
32 FFT部
33 制御部
34 アンプ回路(請求項でのフィルタ部)
M 人体
Pe 退出判定期間
Ps 微動判定期間

Claims (3)

  1. 所定の照明範囲を照明する電気的な光源を点灯させる点灯回路と、少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に電波を送波するとともに検出範囲からの電波を受波し送波に用いた送波信号と受波により得られた受波信号とを混合した混合信号を出力する送受波回路と、検出範囲に存在する物体との距離の変化速度に応じた周波数の中間信号を混合信号から得て中間信号に基き検出範囲における人体の有無を判定するとともに判定結果に応じて点灯回路を制御する信号処理回路とを備え、
    送受波回路は、所定の周波数の送波信号を生成する発振器と、送波信号が変換された電波である送信波を少なくとも一部が照明範囲に重なる所定の検出範囲に対して送波する送波アンテナと、送波アンテナから送波された送信波が検出範囲において反射された電波である反射波を受波して受波信号に変換する受波アンテナと、発振器が出力した送波信号と受波アンテナが出力した受波信号とを混合した混合信号を信号処理回路に出力するミキサとを有し、
    信号処理回路は、送受波回路が出力した混合信号から送波信号の周波数と受波信号の周波数との差の周波数を有する中間信号を抽出して出力するフィルタ部と、フィルタ部が出力した中間信号に基いて検出範囲に人体が存在するか否かを判定する判定部と、フィルタ部が出力した中間信号を高速フーリエ変換するFFT部と、判定部による判定結果とFFT部の出力とに応じて点灯回路を制御する制御更新動作を定期的に行う制御部とを有し、
    制御更新動作時、人体が存在していると判定部が判定していた場合、制御部は、光源の点灯を開始又は継続させるように点灯回路を制御するとともに、中間信号の成分のうち最も振幅が大きい成分の周波数であるピーク周波数をFFT部から得て記憶し、記憶されたピーク周波数の推移に基いて消費電力を適正化するように決定された点灯保持時間の計時を開始し、その後、制御更新動作時に判定部によって人体が存在すると判定されないまま点灯保持時間の計時が完了したときに光源を消灯させるように点灯回路を制御することを特徴とする照明制御システム。
  2. 送受波部は検出範囲を下方に形成する向きで人体よりも高い位置に配置されるものであって、
    制御部は、人体が存在していると判定部が判定していた制御更新動作時に、該制御更新動作時から所定の退出判定時間だけ遡った時点から該制御更新動作時までの退出判定期間内に得られたピーク周波数が連続して上昇し且つ最新のピーク周波数と退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数との差が所定の退出判定閾値以上である場合には、人体が照明範囲から出つつあると判定し、退出判定期間内に得られたピーク周波数が連続して上昇していない場合や、最新のピーク周波数と退出判定期間内に得られた最古のピーク周波数との差が所定の退出判定閾値未満である場合よりも、点灯保持時間を短くすることを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 制御部は、人体が存在していると判定部が判定していた制御更新動作時に、該制御更新動作時から所定の微動判定時間だけ遡った時点から該制御更新動作時までの微動判定期間内に複数個のピーク周波数が得られていて、且つ、微動判定期間内に得られた全てのピーク周波数についてそれぞれ最新のピーク周波数との差が所定の微動判定閾値未満である場合には、人体が照明範囲内で微動していると判定し、微動判定期間内に1個しかピーク周波数が得られていない場合や微動判定期間内に得られたピーク周波数のいずれかで最新のピーク周波数との差が微動判定閾値以上となる場合よりも、点灯保持時間を長くすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明制御システム。
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