JP2010176755A - 熱アシスト磁気記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱アシスト磁気記録ではヘッドより近接場光を磁気ディスクに照射し、磁性膜を250℃程度に加熱する。このため、ディスク表面の潤滑膜は蒸発や熱分解によって減少し、ヘッド/ディスク間の摺動信頼性が急激に低下する恐れがある。潤滑膜の減少を低減し、安定した摺動信頼性を有する熱アシスト磁気記録装置を提供する。
【解決手段】磁気ディスクと対向する面に潤滑剤を含浸もしくは塗布した扇状の平板を設置し、熱アシスト記録における局所加熱で減少した潤滑膜を補修すると共にディスク対向面に気流を強制的に流す事によりディスク表面を冷却する。これにより磁気ディスク表面の潤滑膜の減少を低減し、安定した摺動信頼性を有する熱アシスト磁気記録装置を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高記録密度の情報記憶装置に関し、磁気記録媒体と磁気記録媒体を近接場光によって加熱する手段を有する記録再生ヘッドを備えた熱アシスト磁気記録装置に関する。
磁気ディスク装置は、コンピューターの高性能化に伴い大容量化,小型軽量化が急速に進展しており、磁気ディスクの面記録密度は年率60%以上の割合で増大している。近年、光技術と磁気記録技術が融合によってテラビット級の記録密度を実現する熱アシスト磁気記録が開発されつつある。熱アシスト磁気記録は、印加磁界発生とともにレーザ光等によって磁気ディスクを加熱し、保磁力を低下させた状態で磁気ヘッドによって外部磁界を印加して情報を記録領域に記録する。このため、従来の磁気ヘッドでは記録磁界強度が不足して記録が困難であった高保磁力の媒体も記録が容易になる。光による磁気ディスクの加熱手法としては、近接場光を用いる方法が提案されている(Optics Japan 2002 Extended Abstracts, 3pA6(2002)、特開2003−45004号公報等)。
一方で、磁気ディスクの高記録密度化には、磁気ディスクと磁気ヘッドの磁気的スペーシングの狭小化も進んでおり、磁気ヘッドの浮上量が低下している。現在、磁気ヘッドの浮上量は、10nm以下の極低浮上領域に入っており、磁気ヘッドと磁気ディスクとの接触摺動による潤滑剤の熱分解や掻き取りによって潤滑膜が減少しやすくなっている。潤滑膜が減少すると、ヘッド/ディスク間の摺動信頼性が低下するだけでなく、磁気ディスクの表面エネルギーが上昇するため、ヘッドの浮上安定性や耐コンタミ性の低下等の障害も発生する。このため、ヘッド/ディスク間の摺動信頼性を確保するためには、潤滑膜厚を維持する必要がある。また、前記熱アシスト磁気記録では、高記録密度化に伴うヘッドの極低浮上化に加え、磁気ディスク表面が局所的に200℃以上で加熱されるため、潤滑剤の熱分解や蒸発が加速される。非特許文献2には、レーザで加熱された部分で潤滑膜が減少する現象が開示されている。これは、磁気ヘッドと磁気ディスクが接触摺動した際の摩擦熱とレーザによる加熱によってヘッド部材のアルミナによる触媒作用も加わり、潤滑剤分子の熱分解が加速したためである。
このような、技術課題に対し、磁気ディスク表面に潤滑剤を供給し、潤滑膜厚を一定に保つことにより安定した摺動信頼性を確保する手法が、特許文献2,3,4,5に開示されている。また、熱アシスト磁気記録においては、磁気ディスクを加熱した際の熱を効率良く放熱し、温度上昇を制御する必要がある。特許文献6,7,8には昇温による問題を回避するための手段が開示されている。
特開2003−45004号公報 特開2002−83484号公報 特開2003−123232号公報 特開2003−2955797号公報 特開2002−130789号公報 特開2002−050026号公報 特開2001−283403号公報 特開2005−317178号公報
Optics Japan 2002 Extended Abstracts,3pA6(2002) International Tribology Conference, Yiao. T. Hsia, June 2(2005)
前記の通り、熱アシスト磁気記録においては、局所的な磁気ディスク表面の加熱により潤滑膜が減少しやすくなる。このため、減少した潤滑膜を補修すると共に、加熱による磁気ディスク表面の温度上昇を防止し、ヘッド部材であるアルミナによる熱分解促進を低減する必要がある。特許文献6,7,8に記載の熱アシスト磁気記録装置もしくは記録再生装置には、加熱による障害を防止する手法並びに昇温を防止するための冷却機構を備えているものの、磁気ディスク表面の積極的な冷却による潤滑剤の熱分解防止は期待できない。また、何れの発明も潤滑剤の供給による潤滑膜の補修機能は有していない。
特許文献2,3,4,5は、磁気ディスク表面に潤滑剤を供給する手段を考案したものであり、熱アシスト磁気記録における局所的な加熱と磁気ヘッドとの接触摺動によって減少する潤滑膜を補修する効果が期待できる。しかしながら、何れの発明にも磁気ディスク表面を冷却する機能は具備されておらず、潤滑剤の熱分解を低減する効果は期待できない。潤滑剤の熱分解が断続的に続く特許文献2,3,4,5では、供給する潤滑剤の量を増加させる事により潤滑膜の減少を低減できるが、過度に潤滑剤を供給すると磁気ヘッドの浮上面に潤滑剤が付着して浮上障害を引き起こす恐れがある。
熱アシスト磁気記録での加熱部における潤滑剤の熱分解もしくは蒸発は避けられないが、潤滑剤の熱分解を最小限に止める為には、加熱によってもたらされた熱を可能な限り短い時間で冷却し、熱の蓄積を避ける必要がある。これは、磁気ヘッドと磁気ディスク間の摺動信頼性に限らず、ヘッドの浮上安定性や寿命の点でも重要となる。また、加熱による潤滑膜の減少を速やかに補修する必要もある。
本発明は、上記課題を解決すべく、潤滑剤を磁気ディスク表面に供給する機能と熱アシストでの加熱によってもたらされた磁気ディスク表面の熱を効率よく冷却する機能を併せ持つ手段を提供する事を目的とする。本願は、磁気ヘッドの加熱手段によって加熱された近傍の磁気ディスク表面に磁気ディスクの回転によって発生する気流を強制的に流す平板を設けることにより冷却効果を促し、合わせて平板より潤滑剤を供給する。これにより熱アシスト記録で200℃以上に加熱しながら磁気ヘッドが極低浮上で記録再生を行っても潤滑膜の減少が大幅に低減され、信頼性の高い熱アシスト磁気記録装置を提供できる。
本発明は、熱アシスト磁気記録で問題となる潤滑膜の減少や磁気ディスク,磁気ヘッド等の昇温を解決するものである。本発明の具体的手段は以下の通りである。
第1に本発明は、非磁性基板表面に下地膜,垂直磁気記録層,保護膜,潤滑膜を順に形成してなる磁気記録媒体と前記磁気記録媒体に磁界を印加する磁極と、前記磁気記録媒体の磁界印加領域を近接場光によって加熱する加熱手段を具備した記録再生ヘッド並びに前記磁気記録媒体を回転する機構,前記記録再生ヘッドを位置決めする機構,記録再生信号を処理する回路を有する熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体表面に潤滑剤を供給し、かつ前記磁気記録媒体表面を冷却する機能を有する平板状の構造体を備えたことを特徴とする熱アシスト磁気記録装置である。平板上の構造体としては、金属板,セラミックス材,樹脂材等の剛体が挙げられるが、潤滑剤を含浸可能なウィック材等の多孔質体が望ましい。多孔質体にすることにより潤滑剤分子を気流によって磁気ディスク表面に供給し、安定した摺動信頼性が得られる。
第2に本発明は、前記平板状の構造体において、前記構造体の平面部が前記磁気記録媒体の対向面に対して3度以下の傾斜を有するテーパー状の断面を有する平板で、かつ前記磁気記録媒体の内周側に向けて連続的に比表面積が増加する扇状の平面を有することを特徴とする熱アシスト磁気記録装置である。詳細は実施例で図示するが、平板状の構造体がテーパー状の断面を有する。これにより磁気ディスクの回転によって発生する気流が磁気ディスク表面側に強制的に流れ、ディスク表面を効率良く冷却できる。また、平板状の構造体の平面部は、磁気ディスクの内周側に向けて面積が増加する扇状である。これにより、周速の遅い内周側と周速の早い外周側での潤滑剤の供給量を一定にできる。
第3に本発明は、前記平板状の構造体が前記磁気記録媒体の両面と非接触で対向し、かつ前記記録再生ヘッド近傍に位置することを特徴とする熱アシスト磁気記録装置である。
平板状の構造体を記録再生ヘッドの近傍に設置することにより、加熱部と冷却部の温度差が大きくなり、効率良く放熱が可能となる。
第4に本発明は、前記平板状の構造体の表面もしくは内部に数平均分子量が2000以下で20℃環境下での蒸気圧が10-5Pa以上であるフッ素系化合物が塗布もしくは含浸されていることを特徴とする熱アシスト磁気記録装置である。本願では、磁気ディスクの回転によって発生する気流を利用して潤滑剤を磁気ディスク表面に供給する。磁気ディスク表面の潤滑膜との親和性を考慮し、供給する潤滑剤もフッ素系化合物が望ましい。また、供給する潤滑剤の分子量が大きすぎる場合や蒸気圧が低すぎると潤滑剤が平板状の構造体から供給できない。実験の結果、数平均分子量が2000以下で20℃環境下での蒸気圧が10-5Pa以上のフッ素系化合物であれば、安定に供給可能である。フッ素系化合物としては、下記構造式の潤滑剤が挙げられる。
Figure 2010176755
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第5に本発明は、前記熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体の潤滑膜が〔式I〕〔式II〕〔式III〕〔式IV〕〔式V〕〔式VI〕〔式VII〕で表されるパーフルオロポリエーテル誘導体の少なくとも1種から構成されることを特徴とする熱アシスト磁気記
録装置である。
Figure 2010176755
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第6に本発明は、前記熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体をフッ素系溶媒で洗浄した後の潤滑膜厚が洗浄前の40%以上であることを特徴とする熱アシスト磁気記録装置である。磁気ディスク表面の潤滑膜は、ディスク表面に強く吸着した潤滑剤の層(固定層)と吸着が弱いもしくは吸着していない層(フリー層)から構成される。固定層の比率が低くなると、潤滑剤は、飛散もしくはヘッドに移着し易くなるため潤滑膜の減少が多くなる。潤滑膜の減少を低減するためには、固定層の比率を少なくとも40%以上にすることにより潤滑膜の減少を低減でき、熱アシスト磁気記録における安定した摺動信頼性を確保できる。
第7に本発明は、前記熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体が波長300nm以下の紫外線照射処理を施されたことを特徴とする熱アシスト磁気記録装置である。潤滑膜に波長300nm以下の紫外線を潤滑膜に照射することにより、ディスク表面に強く吸着した潤滑剤の層(固定層)の比率を向上できる。紫外線照射の時間(積算光量)を調整することにより固定層の比率を変えることも可能であり、固定層の比率を最適化することにより熱アシスト磁気記録における安定した摺動信頼性を確保できる。
本発明によれば、潤滑剤を塗布もしくは含浸した平板状の構造体をヘッド近傍に設置することにより、磁気ディスクの回転による気流によって潤滑剤を磁気ディスク表面に供給可能となる。また、供給する潤滑剤の分子量や蒸気圧の規定,平板状の構造体を扇状にすることにより安定に潤滑剤を供給できる。さらに、平板状の構造体は、テーパー状の断面を有することにより磁気ディスクの回転によって発生する気流が磁気ディスク表面側に強制的に流れ、加熱部と冷却部の温度差が大きくなることによりディスク表面を効率良く冷却できる。これにより、磁気ヘッドとの接触摺動による潤滑剤の熱分解を低減できると共に安定した記録再生を実現できる。また、磁気ディスク表面には強く吸着した潤滑剤の層(固定層)の比率を高めた潤滑膜を形成することにより、潤滑膜の減少低減も効果を発揮する。本発明を熱アシスト磁気記録装置に適用することにより安定した記録再生が可能となる。
本発明による熱アシスト磁気記録装置の構造を示す模式図。 図1の熱アシスト磁気記録装置に設置した平板状構造体の拡大図。 実施例1,2,3,4,比較例1,2,3,4,5において本発明の効果を検証した評価装置の模式図。 実施例1,比較例1,2における時間に対する潤滑膜厚の変化を示す図。 実施例2,比較例3における時間に対する潤滑膜厚の変化を示す図。 実施例3,比較例4における時間に対する潤滑膜厚の変化を示す図。 実施例4,比較例5における時間に対する潤滑膜厚の変化を示す図。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明による熱アシスト磁気記録装置の構造を示す模式図である。熱アシスト磁気記録装置内には一枚ないし数枚の磁気ディスク1が実装されている。本発明の磁気ディスク1は、軟磁性下地層と垂直磁気記録層を備える垂直磁気記録用の磁気ディスクである。キャリッジ3の先端に固定された磁気ヘッド2は、ボイスコイルモーター4によって任意のトラックにアクセスされ、磁気ディスク1(磁気記録媒体)上で情報の記録再生を行う。本発明に記載の平板状の構造体10は、磁気ディスク1の面と対向し、磁気ヘッド2の近傍に設置している。図2は、構造体10の拡大図である。構造体10はアルミナの焼結体であり、扇状の平面を有し、テーパー状の断面を有している。
光源である半導体レーザ11から放射されたレーザ光が光切替器12を通し、光ファイバー13を介して磁気ヘッド2に導入され、近接場光を発生する。発生させた近接場光が磁気ディスク1を加熱することにより熱アシストの効果が得られる。
〔実施例〕
実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限されるものではない。
本実施例では、平板状の構造体10からの潤滑剤供給と磁気ディスク表面の冷却効果を検証した。図3に本実施例で使用した試験装置14を示す。本試験装置14は実際の磁気ディスク装置をベースにしており、実機の動作での評価が可能である。本実施例では、磁気ヘッドと磁気ディスク間の接触摺動を加速するために磁気ヘッド・スライダーの部材であるアルミナ製の球面摺動子20を使用した。球面摺動子20はR5mmの曲率を有す。球
面摺動子20はジンバル15を介してアーム16に取り付けられており、荷重9.8mNで磁気ディスク表面に接触している。スピンドルモーター19とボイスコイルモーター18は、ディスク回転数やシークの周波数を変えられるよう改良している。磁気ディスク表面を加熱する手段としては、小型のハロゲンスポットヒータ17を用いて球面摺動子近傍(流出端側)の磁気ディスク表面を連続的に加熱した。
直径65mm(2.5インチ)のガラス基板上に軟磁性層,非磁性中間層、及びCoCr合金磁気記録層,カーボン保護層を、順にスパッタリング法により形成し、前記カーボン保護膜層上に下記構造式の潤滑膜(数平均分子量2380)を1.2nmの膜厚で形成した磁気ディスク1を試験装置14に装着した。潤滑膜厚はFT−IR(フーリエ変換赤外分光光度計)で測定した。
Figure 2010176755
なお、形成した潤滑膜をフッ素系溶媒(HFE7100,住友3M社製)で洗浄し、膜厚を測定した結果、0.57nmであった。磁気ディスク表面に強く吸着した潤滑層(固定層)の比率が47.5%である。次に、下記構造式の潤滑剤(数平均分子量2130)をフッ素系溶媒(HFE7100,住友3M社製)に0.8wt%で希釈した溶液を作製し、ディップ法で平板状の構造体10に塗布した。
Figure 2010176755
上記潤滑剤を塗布した平板状の構造体10を図3に示すとおり、前記磁気ディスク1上に取り付けた。磁気ディスク1上のハロゲンスポットヒータ17を照射して半径22mmの
トラック部を250℃で加熱し、磁気ディスク1を4200rpmで回転させた。また、磁気ディスク1を回転させると同時に球面摺動子20を半径16mmから28mmの面をスィー
プさせた。ハロゲンスポットヒータ17の照射部は、φ3mmである。図4は、時間に対す
るハロゲンスポットヒータ17で加熱したトラック部(半径22mm)の潤滑膜厚の変化を
示す。平板状の構造体10を設置せず、本実施例と同条件で試験を行った比較例1では、測定開始から60分後に潤滑膜厚が0.6nmに減少した。また、前記潤滑剤を塗布しない平板状の構造体10を設置し、本実施例と同条件で試験を行った比較例2では、測定開始から40分までは潤滑膜厚が減少するものの、40分以降潤滑膜厚はほぼ一定となっている。比較例2の方が比較例1より潤滑膜厚の減少が少ないのは、平板状の構造体10による磁気ディスク表面の冷却効果によって潤滑剤の蒸発や熱分解が軽減されたことによるものと推定される。一方、これらの比較例の結果に対して、本実施例では、平板状の構造体10からの潤滑剤の供給と磁気ディスク表面の冷却効果によって潤滑膜厚が減少することなく、安定した摺動耐久性が得られた。
実施例1と同手法で下記構造式の潤滑膜(数平均分子量2130)を磁気ディスク1の保護膜表面に1.2nmの膜厚で形成した。次に、上記潤滑膜を形成した磁気ディスク1を、エキシマUVランプ(Xeランプ)を用いて172nmの紫外線を照射した。積算光量は140mJ/cm2である。紫外線を照射した磁気ディスク1を試験装置14に装着した。
Figure 2010176755
本実施例で使用した磁気ディスク1の表面に強く吸着した潤滑層(固定層)の比率を、実施例1と同じ方法で算出した結果、48%であった。磁気ディスク1に塗布した潤滑剤と同じ潤滑剤を平板状の構造体10に塗布し、図3に示すとおり前記磁気ディスク1上に取り付けた。実施例1と同条件でスィープさせ、潤滑膜厚の変化を測定した。図5は、時間に対するハロゲンスポットヒータ17で加熱したトラック部(半径22mm)の潤滑膜厚
の変化を示す。平板状の構造体10を設置せず、本実施例と同条件で試験を行った比較例3では、測定開始から40分後に潤滑膜厚が0.2nmまで減少し、磁気ディスク1表面には摺動痕が発生した。これに対し、本実施例では潤滑膜厚の減少が殆ど無く、安定した摺動耐久性が得られた。
実施例1と同手法で下記構造式の潤滑膜(数平均分子量2280)を磁気ディスク1の保護膜表面に1.3nmの膜厚で形成した。実施例2と同様、上記潤滑膜を形成した磁気ディスク1を、エキシマUVランプ(Xeランプ)を用いて172nmの紫外線を照射した。積算光量は140mJ/cm2である。紫外線を照射した磁気ディスク1を試験装置14に装着した。
Figure 2010176755
本実施例で使用した磁気ディスク1の表面に強く吸着した潤滑層(固定層)の比率を、実施例1,2と同じ方法で算出した結果、51%であった。実施例1,2と同様、下記潤滑剤(数平均分子量2130)を平板状の構造体10に塗布し、図3に示すとおり前記磁気ディスク1上に取り付けた。
Figure 2010176755
実施例1,2と同条件でスィープさせ、潤滑膜厚の変化を測定した。図6は、時間に対するハロゲンスポットヒータ17で加熱したトラック部(半径22mm)の潤滑膜厚の変化
を示す。平板状の構造体10を設置せず、本実施例と同条件で試験を行った比較例4では、測定開始から60分後に潤滑膜厚が0.71nmに減少した。これに対し、本実施例では潤滑膜厚の減少が殆ど無く、安定した摺動耐久性が得られた。
実施例1と同手法で下記構造式の潤滑膜(数平均分子量2490)を磁気ディスク1の保護膜表面に1.3nmの膜厚で形成し、試験装置14に装着した。
Figure 2010176755
本実施例で使用した磁気ディスク1の表面に強く吸着した潤滑層(固定層)の比率を、実施例1と同じ方法で算出した結果、62%であった。実施例1と同様、下記潤滑剤(数平均分子量2070)を平板状の構造体10に塗布し、図3に示すとおり前記磁気ディスク1上に取り付けた。
Figure 2010176755
実施例1,2と同条件でスィープさせ、潤滑膜厚の変化を測定した。図7は、時間に対するハロゲンスポットヒータ17で加熱したトラック部(半径22mm)の潤滑膜厚の変化
を示す。平板状の構造体10を設置せず、本実施例と同条件で試験を行った比較例5では、測定開始から60分後に潤滑膜厚が0.78nmに減少した。これに対し、本実施例では潤滑膜厚の減少が殆ど無く、安定した摺動耐久性が得られた。
本実施例では、実際の熱アシスト磁気記録装置での本発明の効果を検証した。下記構造式の潤滑膜(数平均分子量2490)1.0nmを実施例1と同手法で形成した磁気ディスク1を図1の熱アシスト磁気記録装置に装着した。
Figure 2010176755
次に、アルミナ焼結体の平板状の構造体10に実施例1と同様、下記潤滑剤(数平均分子量2070)を平板状の平板状の構造体10に塗布し、図1に示すとおり前記磁気ディスク1上に取り付けた。
Figure 2010176755
光源である半導体レーザ11から放射されたレーザ光を光ファイバーを介して磁気ヘッド2に導入され、近接場光を発生させ、磁気ディスク1を加熱しながら記録再生をおこなった。磁気ディスク1の磁気記録層の加熱温度は、約250℃である。連続で120h記録再生を実施した後、磁気ディスク1表面の潤滑膜厚を測定した結果、1.05nmであった。本発明を適用する事により、低ノイズかつ摺動信頼性に優れた熱アシスト磁気記録装置を提供することができる。
〔比較例1〕
実施例1と同じ潤滑膜を形成した磁気ディスク1を図3の試験装置14に装着し、平板状の構造体10を設置しないで、実施例1と同条件で試験を行った。図4に時間に対する潤滑膜厚の変化を示す。測定開始から60分後に潤滑膜厚が0.6nmに減少するのに対し、実施例1では潤滑膜厚の減少が発生せず、本発明の適用により安定した摺動信頼性が得られることが確認された。
〔比較例2〕
実施例1と同じ潤滑膜を形成した磁気ディスク1を図3の試験装置14に装着し、潤滑剤を塗布しない平板状の構造体10を磁気ディスク1上に設置した。実施例1と同条件で試験を行った。図4に時間に対する潤滑膜厚の変化を示す。測定開始から40分までは潤滑膜厚が0.9nm程度まで減少するものの、40分以降潤滑膜厚はほぼ一定となっている。比較例1より潤滑膜厚の減少が少ないことから、平板状の構造体10の冷却効果によって潤滑膜厚の減少が低減され、摺動信頼性が向上する。
〔比較例3〕
実施例2と同じ潤滑膜を形成した磁気ディスク1を図3の試験装置14に装着し、平板状の構造体10を設置しないで、実施例2と同条件で試験を行った。図5に時間に対する潤滑膜厚の変化を示す。測定開始から40分後に潤滑膜厚が0.2nmまで減少し、磁気ディスク1表面には摺動痕が発生した。これに対し、実施例2では潤滑膜厚の減少が発生せず、本発明の適用により安定した摺動信頼性が得られることが確認された。
〔比較例4〕
実施例3と同じ潤滑膜を形成した磁気ディスク1を図3の試験装置14に装着し、平板状の構造体10を設置しないで、実施例3と同条件で試験を行った。図6に時間に対する潤滑膜厚の変化を示す。測定開始から60分後に潤滑膜厚が0.71nmに減少した。これに対し、実施例3では潤滑膜厚の減少が発生せず、本発明の適用により安定した摺動信頼性が得られることが確認された。
〔比較例5〕
実施例4と同じ潤滑膜を形成した磁気ディスク1を図3の試験装置14に装着し、平板状の構造体10を設置しないで、実施例3と同条件で試験を行った。図7に時間に対する潤滑膜厚の変化を示す。測定開始から60分後に潤滑膜厚が0.78nmに減少した。これに対し、実施例4では潤滑膜厚の減少が発生せず、本発明の適用により安定した摺動信頼性が得られることが確認された。
本発明によれば、1Tb/in2以上の面記録密度を有する信頼性に優れた熱アシスト磁気記録装置が得られる。本発明で得られる熱アシスト磁気記録装置は、パーソナルコンピュータ,サーバーシステム,DVDレコーダ等のコンシューマ機器,カーナビゲーションに利用可能である。
1 磁気ディスク
2 磁気ヘッド
3 キャリッジ
4,18 ボイスコイルモーター
5 制御回路
6 筐体
7 ランプ
8 フィルター
9 スピンドル
10 構造体
11 半導体レーザ
12 光切替器
13 光ファイバー
14 試験装置
15 ジンバル
16 アーム
17 ハロゲンスポットヒータ
19 スピンドルモーター
20 球面摺動子

Claims (7)

  1. 非磁性基板表面に下地膜,垂直磁気記録層,保護膜,潤滑膜を順に形成してなる磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に磁界を印加する磁極と、前記磁気記録媒体の磁界印加領域を近接場光によって加熱する加熱手段を具備した記録再生ヘッドと、前記磁気記録媒体を回転する機構と、前記記録再生ヘッドを位置決めする機構と、記録再生信号を処理する回路とを有する熱アシスト磁気記録装置において、
    前記磁気記録媒体表面に潤滑剤を供給し、かつ前記磁気記録媒体表面を冷却する機能を有する平板状の構造体を備えたことを特徴とする熱アシスト磁気記録装置。
  2. 請求項1において、前記平板状の構造体の平面部が前記磁気記録媒体の対向面に対して3度以下の傾斜を有するテーパー状の断面を有する平板で、かつ前記磁気記録媒体の内周側に向けて連続的に比表面積が増加する扇状の平面を有することを特徴とする熱アシスト磁気記録装置。
  3. 請求項1において、前記平板状の構造体が前記磁気記録媒体の両面と非接触で対向し、かつ前記記録再生ヘッド近傍に位置することを特徴とする熱アシスト磁気記録装置。
  4. 請求項1において、前記平板状の構造体の表面もしくは内部に数平均分子量が2000以下で20℃環境下での蒸気圧が10-5Pa以上であるフッ素系化合物が塗布もしくは含浸されていることを特徴とする熱アシスト磁気記録装置。
  5. 請求項1に記載の熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体の潤滑膜が〔式I〕〔式II〕〔式III〕〔式IV〕〔式V〕〔式VI〕〔式VII〕で表されるパーフルオロポリエーテル誘導体の少なくとも1種から構成されることを特徴とする熱アシスト磁気記録装
    置。
    Figure 2010176755
    Figure 2010176755
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    Figure 2010176755
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  6. 請求項1に記載の熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体をフッ素系溶媒で洗浄した後の潤滑膜厚が洗浄前の40%以上であることを特徴とする熱アシスト磁気記録装置。
  7. 請求項1に記載の熱アシスト磁気記録装置において、前記磁気記録媒体が波長300nm以下の紫外線照射処理を施されたことを特徴とする熱アシスト磁気記録装置。
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