JP2010175883A - 地図表示装置、地図表示システム及び地図表示方法 - Google Patents

地図表示装置、地図表示システム及び地図表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地図上に表示するオブジェクトの大きさを決定する周回パス作成装置及びシステムを得る。
【解決手段】ステップS61では、サーバ制御部が取得したリンク集合から、クリック点Cとの距離が最も近いリンクLink(1)を決定する。ステップS62では、回転方向算出処理を用いて、クリック点Cを取り囲むようなリンクLink(1)の回転方向Rを計算する。ステップS63では、クリック点Cを取り囲む周回道路を探索し決定する。これにより、第1の周回道路R1が作成される。ステップS64では、ステップS63において決定された周回道路を周回リンク情報データListBに登録する。そして、周回道路が拡大レベルLV個算出されるまで、ステップS67を反復し、ステップS64において登録された周回道路の外周を取り囲む周回道路を算出する。拡大レベルLVが4のとき、第1から第4の周回道路が作成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、地図上のオブジェクトを取り囲むパスを算出する周回パス作成装置及びシステムに関する。
携帯電話などの装置が有する表示部に表示する電子地図が知られている。表示部の大きさは限られているため、地図を3つの領域に分けて、利用者が詳細に観察したい領域を拡大して表示する構成が知られている(特許文献1)。3つの領域は、最も大きな縮尺で地図を表示するフォーカスエリア、フォーカスエリアよりも小さな縮尺で地図を表示するコンテキストエリア、フォーカスエリアとコンテキストエリアに表示される地図どうしをつなげるグルーエリアから成る。フォーカスエリアは、利用者が詳細に観察したい領域を拡大して表示する。あらかじめ定義されたオブジェクトの位置及び形状を用いて、これらのエリアに表示するオブジェクトの位置及び形状が算出される。
特開2008−225465号公報
しかし、従来の構成では、オブジェクトの形状をあらかじめ定義しなければならず、形状が定義されていないオブジェクトを表示することができない。さらに、表示部上におけるフォーカスエリアの大きさをオブジェクトの大きさに合わせてユーザ自ら細かく指定しなければならず、大きさを指定する時間を多くとれないとき、例えば歩行時等に大きさを指定する動作がユーザの負担となっていた。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、地図上に表示するオブジェクトの大きさを決定する周回パス作成装置及びシステムを得ることを目的とする。
本願第1の発明による地図表示装置は、電子地図を表示する地図表示装置であって、地図上に存在するオブジェクト及びリンクの位置及び形状を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されているオブジェクトを選択する選択手段と、記憶手段が記憶する複数のリンクを互いに接続して、選択手段により選択されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成する周回パス作成手段と、周回パスの少なくとも内周領域の地図を表示する表示部とを備えることを特徴とする。
表示部は、地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び第2の領域の周辺にある第3の領域を第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて地図を表示し、地図表示装置は、第1の関数を用いてフォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率またはフォーカスエリアの表示範囲を算出する第1の算出手段と、第1の関数と異なる第2の関数を用いてグルーエリア内に表示する地図の縮尺率またはグルーエリアの表示範囲を算出する第2の算出手段と、第1及び第2の関数と異なる第3の関数を用いてコンテキストエリア内に表示する地図の縮尺率またはコンテキストエリアの表示範囲を算出する第3の算出手段とを備え、第1の算出手段は、周回パスの少なくとも内周領域がフォーカスエリア内に表示されるように、フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率またはフォーカスエリアの表示範囲を算出することが好ましい。
オブジェクトは街区であって、選択手段は複数の街区から少なくとも1以上の街区を選択し、周回パス作成手段は、全ての選択された街区に対して各々周回パスを作成し、第1の算出手段は、作成された周回パスの少なくとも内周領域の地図をフォーカスエリア内に表示されるように、フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率またはフォーカスエリアの表示範囲を算出することが好ましい。
パスはベクトルデータから成るリンクにより構成され、周回パス作成手段は、地図上のオブジェクトを特定するオブジェクト特定部と、特定されたオブジェクトの最も近くにある第1のリンクを選択し、第1のリンクの起点に繋がるリンクから、第1のリンクと成す角度が最も小さいリンクを選択するリンク選択部とを備え、リンク選択部は、選択されたリンクが第1のリンクの終点に繋がるまで、前回選択されたリンクの起点に繋がる他のリンクから、前回選択されたリンクと成す角度が最も小さいリンクを選択することを繰り返し、選択した全てのリンクにより第1の周回パスを作成することが好ましい。
リンク選択部は、作成された周回パスのうち、最外周の周回パスを構成する全てのリンクに対して各々周回パスを作成し、作成された複数の周回パスを構成するリンクから、複数の周回パスに属するリンクを削除し、残ったリンクにより周回パスをさらに作成することが好ましい。
地図表示装置は、表示部上におけるフォーカスエリアの大きさの変更を要求するフォーカスサイズ変更要求手段を備え、リンク選択部はオブジェクトを多重に取り囲む複数の周回パスを作成し、第1の算出手段は、フォーカスサイズ変更要求手段からフォーカスエリアの大きさの変更が要求されたとき、リンク選択部が作成した複数の周回パスの大きさ毎にフォーカスエリアの大きさを変更することが好ましい。
本願第2の発明による地図サーバは、地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び第2の領域の周辺にある第3の領域を第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて地図を表示する表示部とを備える地図表示クライアントに対して地図を送信する地図サーバであって、第1の関数を用いてフォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率またはフォーカスエリアの表示範囲を算出する第1の算出手段と、第1の関数と異なる第2の関数を用いてグルーエリア内に表示する地図の縮尺率またはグルーエリアの表示範囲を算出する第2の算出手段と、第1及び第2の関数と異なる第3の関数を用いてコンテキストエリア内に表示する地図の縮尺率またはコンテキストエリアの表示範囲を算出する第3の算出手段と、地図表示クライアントから所定の地図に対する送信要求があったとき、第1、第2、及び第3の算出手段が算出した地図を地図表示クライアントに送信するサーバ情報送信部と、地図上に存在するオブジェクト及びリンクの位置及び形状を記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶する複数のリンクを互いに接続して、選択手段により選択されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成する周回パス作成手段とを備え、第1の算出手段は、周回パスがフォーカスエリア内に表示されるように、フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率またはフォーカスエリアの表示範囲を算出することを特徴とする。
本願第3の発明による地図表示システムは、前記地図サーバと、電子地図を表示する地図表示クライアントであって、地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び第2の領域の周辺にある第3の領域を第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて地図を表示する表示部と、フォーカスエリア、グルーエリア、及びコンテキストエリアに表示する地図を地図サーバから取得するクライアント送受信部とを備える地図表示クライアントとを備えることを特徴とする。
本願第4の発明による地図表示方法は、地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び第2の領域の周辺にある第3の領域を第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて電子地図を表示する地図表示方法であって、地図上のオブジェクトを特定するステップと、ベクトルデータから成る複数のリンクを互いに接続して得られるパスを用いて、特定されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成する周回パス作成ステップと、第1の関数を用いて、周回パスを含む領域がフォーカスエリア内に表示されるように、フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率またはフォーカスエリアの表示範囲を算出するステップと、第1の関数と異なる第2の関数を用いてグルーエリア内に表示する地図の縮尺率またはグルーエリアの表示範囲を算出するステップと、第1及び第2の関数と異なる第3の関数を用いてコンテキストエリア内に表示する地図の縮尺率またはコンテキストエリアの表示範囲を算出するステップとを備えることを特徴とする。
本願第5の発明による地図表示方法は、電子地図を表示する地図表示方法であって、電子地図上に存在するオブジェクトを選択するステップと、電子地図に存在する複数のリンクを互いに接続して、選択されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成するステップと、周回パスの少なくとも内周領域の地図を表示するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、地図上に表示するオブジェクトの大きさを決定する周回パス作成装置及びシステムを得る。
第1の実施形態による携帯端末を概略的に示した図である。 地図表示システムのブロック図である。 周回道路が作成される前の地図を示した図である。 地図描画処理を示したフローチャートである。 周回道路が作成される流れを示した図である。 周回道路作成処理を示したフローチャートである。 周回リンク情報データListBのデータ構造を示した図である。 最内周の周回道路を示す地図を図示した図である。 2周目の周回道路を示す地図を図示した図である。 3周目の周回道路を示す地図を図示した図である。 4周目の周回道路を示す地図を図示した図である。 リンク探索処理を示したフローチャートである。 クリック点CとリンクLink(1)とにより形成される角度φ及びθを図示した図である。 回転方向算出処理を示したフローチャートである。 クリック点CとリンクLink(1)とにより形成される角度φ及びθを図示した図である。 クリック点CとリンクLink(1)とにより形成される角度φ及びθを図示した図である。 クリック点CとリンクLink(1)とにより形成される角度φ及びθを図示した図である。 リンク決定処理を示したフローチャートである。 探索リンク情報データListAのデータ構造を示した図である。 周回道路拡大処理を示したフローチャートである。 フォーカス算出処理を示したフローチャートである。 フォーカスエリアと周回道路との位置関係を示した図である。 最内周の周回道路を含むフォーカスエリアを示す地図を図示した図である。 2周目の周回道路を含むフォーカスエリアを示す地図を図示した図である。 3周目の周回道路を含むフォーカスエリアを示す地図を図示した図である。 4周目の周回道路を含むフォーカスエリアを示す地図を図示した図である。 ポリゴン描画処理を示したフローチャートである。 ポリゴンを表示した地図を示した図である。 ポリゴン計算処理を示したフローチャートである。 ポリゴンを示した図である。 中心点計算処理を示したフローチャートである。 頂点計算処理を示したフローチャートである。 データ描画処理を示したフローチャートである。 ランドマークを表示した地図を示した図である。 地図表示システムのブロック図である。 フォーカスサイズ拡張処理を示したフローチャートである。 携帯端末が傾斜する前に表示部に表示される地図を示した図である。 大きさの拡大が完了したフォーカスエリアを有する地図を示した図である。 フォーカスサイズ縮小処理を示したフローチャートである。 大きさの縮小が完了したフォーカスエリアを有する地図を示した図である。 フォーカススケール拡大処理を示したフローチャートである。 縮尺の拡大が完了したフォーカスエリアを有する地図を示した図である。 フォーカススケール縮小処理を示したフローチャートである。 縮尺の縮小が完了したフォーカスエリアを有する地図を示した図である。
以下、本発明による地図表示システム100における第1の実施形態について添付図面を参照して説明する。
地図表示システム100は、端末装置110及び地図サーバ120とから主に構成される。まず、図1及び図2を用いて地図表示システム100を構成する地図表示クライアントである端末装置110について説明する。図1は端末装置110の外観を示した図であり、図2は地図表示システム100のブロック図である。端末装置110の外面には、表示部111と入力部112が設けられ、端末装置110の内部には、傾き値計測部113、クライアント制御部114、及びクライアント送受信部115が設けられる。
表示部111は、LCDや有機EL等の画像表示装置を備え、地図等の様々な情報を表示可能である。画像表示装置における画像表示領域の大きさは、640×640ピクセルである。表示部111の表面には、入力部112を成す無色透明のタッチパネルが取り付けられる。タッチパネルはタッチセンサを備える。
表示部111は、コンテキストエリア、グルーエリア、及びフォーカスエリアに分けて地図を表示することができる。
コンテキストエリアは、ある地理的領域を一様な縮尺で表示する領域である。表示部111には複数のコンテキストエリアを配置することが可能である。
フォーカスエリアは、コンテキストエリア又は既存のフォーカスエリアに表示された領域の一部を一様な縮尺で拡大して表示する領域である。言い換えると、フォーカスエリアの縮尺はコンテキストエリアの縮尺よりも大きい。フォーカスエリアは、表示する地域を含むコンテキストエリアまたは既存のフォーカスエリアの上に重ねて表示される。
グルーエリアは、コンテキストエリアとフォーカスエリアとの間、2つのコンテキストエリアどうしの間、2つのフォーカスエリアどうしの間をつなぐ領域であり、フォーカスエリアに表示された地物とコンテキストエリアに表示された地物とを接続するように地物を表示する。また、コンテキストエリアと表示部外縁との間に設けられてもよい。
表示部111は、入力ボタンやキーボード等を表示可能である。ユーザが指でこれらに接触すると、タッチセンサが接触を感知して、表示部111上における接触位置をクライアント制御部114に送信する。クライアント制御部114は、接触位置に表示されている入力ボタンやキーボード等に応じて、ユーザが入力しようとする情報を取得する。すなわち、クライアント制御部114は、入力部112を介して、表示部111上においてユーザが接触した位置を取得可能である。
以下、説明のため、端末装置110の長手方向が天地方向に向くようにユーザが端末装置110を把持したときの天方向をX軸正方向(前部方向)、左方向をY軸正方向(左方向)、右方向をY軸負方向(右方向)とする。このとき、表示部111はXY平面上に設けられる。表示部111に対して垂直かつユーザ方向に向けて延びる軸をZ軸正方向(上方向)とする。そして、X軸回りに対する端末装置110の回転運動をロール、Y軸回りに対する端末装置110の回転運動をピッチ、Z軸回りに対する端末装置110の回転運動をヨーとする。
クライアント制御部114は、ユーザが入力した情報を入力部112から受信し、その情報に応じて端末装置110の動作を制御する。あるいは表示部111に地図のような情報を表示させる。表示させる地図は、ネットワークを介して地図サーバ120から取得する。
クライアント送受信部115は、クライアント制御部114からの信号に従って、地図サーバ120との間で情報を送受信する。
次に、図2を用いて地図表示システム100を構成する地図サーバ120について説明する。
地図サーバ120は、サーバ送受信部121、サーバ制御部122、地図データベース123、及びオブジェクトデータベース124から主に構成される。
サーバ送受信部121はネットワークを介してクライアント送受信部115とデータを送受信する。サーバ制御部122は、サーバ送受信部121が受信した情報に応じて、地図データベース123から地図データを読み出す。そして、読み出した地図データをサーバ制御部122に送信する。
地図データベース123は地図データを記録する。地図データは、ベクトル地図を構成するデータであり、ベクトルデータであるリンクとして道路を記憶する。リンクの起点をEnodeと呼ぶ(図13参照)。オブジェクトデータベース124は地物情報を記録する。地物情報は、地物の名称、緯度経度等の情報であって、地物に関連付けて記録される。
サーバ制御部122は、地図データベース及びオブジェクトデータベース124から取得した地図データ及び地物情報を用いて地図及び周回道路を作成し、サーバ送受信部121に送信する。周回道路とは、特定の建築物や街区を取り囲む環状道路をいい、リンクにより構成される。特定の建築物等を1重又は幾重にも取り囲む1つ又は複数の周回道路が、後述する周回道路作成処理により作成される。
サーバ制御部122は、コンテキスト生成機能、フォーカス生成機能、フォーカスエリア再配置機能、及びスケール変換機能を有する。コンテキスト生成機能は、コンテキストエリアに地図を表示させる機能である。フォーカス生成機能は、コンテキストエリアに表示されている地物等を拡大してフォーカスエリアに表示させる機能である。フォーカスエリア再配置機能は、コンテキストエリア内でフォーカスエリア及びグルーエリアの位置を移動させる機能である。スケール変換機能は、地物の表示に用いる縮尺を変換する機能、すなわち、後述する配置関数を用いて後述する地物の各エリアにおける位置を求める機能である。
フォーカス生成機能、フォーカスエリア再配置機能、及びスケール変換機能が第1の算出手段を、フォーカスエリア再配置機能及びスケール変換機能が第2の算出手段を、コンテキスト生成機能及びスケール変換機能が第3の算出手段を、それぞれ形成する。
サーバ制御部122がコンテキストエリア、グルーエリア、及びフォーカスエリアに分けて表示部111に地図を表示する手段については、特開2008−225465号公報に詳細に記載されており、公知であるため、説明を省略する。
次に、周回道路の大きさに応じて地図を描画する地図描画処理について、図3から5を用いて説明する。まず、表示部111に図3に示す地図が表示されている。
図4のステップS41では、ユーザが入力部112を用いて、地図上における所望の地点Cをクリックすることにより、クリック点Cを端末装置110に入力する(図5のステップS51参照)。そして、地図の脇に表示されるドロップダウンボックスから所望の数字を選択することにより、拡大レベルLVを入力する。クライアント制御部114は、クリック点Cの座標及び拡大レベルLVを、クライアント送受信部115を介して地図サーバ120に送信する。
ステップS42では、サーバ制御部122が、クリック点Cから一定の範囲に存在するリンクの集合(リンク集合)を地図データベース123から取得する。
ステップS43では、後述する周回道路作成処理を実行して、クリック点Cを中心とする周回道路を拡大レベルLVと同じ数だけ算出する。これにより、1重又は多重にクリック点を取り囲む1又は複数の周回道路が算出される。算出された周回道路を構成するリンクは、周回リンク情報データListBに記録される。周回リンク情報データListBは、クリック点C上に存在する地物と関連付けられてオブジェクトデータベース124に記録され、地物のメタデータとして扱われる。周回リンク情報データListBの詳細については後述する。
ステップS44では、算出された周回道路を全て含むように、フォーカスエリアに表示される地図がフォーカス算出処理により算出される。併せて、フォーカスエリアに表示される地図とコンテキストエリアに表示される地図との繋がりを保つため、グルーエリアに表示される地図が算出される。
ステップS45では、フォーカスエリアに表示する地図及びグルーエリアに表示する地図をサーバ制御部122が端末装置110に送信する。そして、地図を受信した端末装置110が、フォーカスエリア及びグルーエリアを表示部111に表示する。これにより処理が終了する。
次に、周回道路を算出する周回道路算出処理について、図5から11を用いて説明する。
図6のステップS61では、地図描画処理のステップS42においてサーバ制御部122が取得したリンク集合から、クリック点Cとの距離が最も近いリンクLink(1)を探索し決定する(図5のステップS52参照)。この決定は、後述するリンク探索処理を実行することにより行われる。
ステップS62では、回転方向算出処理を用いて、クリック点Cを取り囲むようなリンクLink(1)の回転方向Rを計算する(図5のステップS52参照)。回転方向Rとは、クリック点Cに対するリンクLink(n)のモーメントの方向を表すものである。クリック点Cに対しリンクLink(n)が右回りのモーメントを有する場合、回転方向Rは右回りとなる(図13参照)。左回りのモーメントを有する場合、回転方向Rは左回りとなる。回転方向算出処理の詳細については後述される。ここで、nは1以上の整数である。ここで、クリック点CからリンクLink(n)の起点へ向かうベクトル量と、リンクLink(n)のベクトル量との外積を、クリック点Cまわりのモーメントという。
ステップS63では、リンク決定処理を用いて、クリック点Cを取り囲む周回道路を探索し決定する(図5のステップS53から55参照)。これにより、図8に示すような第1の周回道路R1が作成される。リンク決定処理の詳細については後述される。
ステップS64では、ステップS63において決定された周回道路を周回リンク情報データListBに登録する。
周回リンク情報データListBは、1以上の周回道路をクリック点毎に記録したデータである(図7参照)。
ステップS65では、周回道路を拡大レベルLVと同じ数だけ算出したか否かを判断する。周回道路が拡大レベルLV個算出されていた場合、処理はステップS66に進み、終了する。拡大レベルLV個に満たない場合、処理はステップS67に進む。
ステップS67では、周回道路拡大処理を用いて、ステップS64において登録された周回道路の外周を取り囲む周回道路を算出する(図5のステップS56から58参照)。これにより、図9に示すような第2の周回道路R2が作成される。周回道路拡大処理の詳細については後述される。
そして、処理がステップS65に戻る。周回道路の数が拡大レベルLVに達するまでステップS65及びS67を反復する。例えば、拡大レベルLVが4のとき、図10及び11に示すような第3及び第4の周回道路R3、R4が作成される。
次に、周回道路算出処理のステップS61において実行されるリンク探索処理について、図5及び12を用いて説明する。
図12のステップS1201では、クリック点Cを中心とし所定の長さの直径を有する円形領域を決定する。
ステップS1202では、地図描画処理のステップS42において取得したリンク集合の中から、ステップS1201において決定した円形領域の中に存在するリンクを探索する。リンクが円形領域の中に存在する場合、存在するリンクをリンクLink(1)として、処理が終了する。
リンクが円形領域の中に存在しない場合、処理はステップS1201に戻る。そして、ステップS1201において、円形領域の直径の長さをわずかに増加させ、次のステップS1202で使用する円形領域を決定する。ステップS1202では、新たな円形領域を用いてリンクを探索する。
ステップS1201及びS1202を繰り返すことにより、クリック点Cに近接するリンクを探索し決定する(図5のステップS52参照)。
次に、周回道路算出処理のステップS62において実行される回転方向算出処理について、図5、13から17を用いて説明する。
図13を参照して、クリック点CとリンクLink(1)とにより形成される角度φ及びθを説明する。東西に走る直線とリンクLink(1)とが成す角度をリンク角度φとする。リンク角度φの単位は度である。すなわち、リンクLink(1)が真西から真東に向くベクトルであるときリンク角度φは0度になる。また、クリック点CとEnodeとを通過する直線と東西に走る直線とが成す角度をノード角度θとする。ノード角度θの単位は度である。すなわち、Enodeがクリック点Cからみて真東にあるときノード角度θは0度になる。リンク角度φ及びノード角度θの範囲は−180度から180度である。
図14のステップS1401では、リンク角度φ及びノード角度θを算出する。
ステップS1402では、ノード角度θが0度以上180度以下、かつリンク角度φが0度以上ノード角度θ以下であるか否かを判断する。リンク角度φ及びノード角度θがこれらの条件に合致するとき、クリック点CとリンクLink(1)は図13に示すような関係にあり、処理はステップS1403に進む。これらの条件に合致しないとき、処理はステップS1404に進む。
ステップS1403では、回転方向Rが右回りに定められる(図5のステップS52参照)。
ステップS1404では、ノード角度θが0度以上180度以下、かつリンク角度φがノード角度θ−180度以上0度未満であるか否かを判断する。リンク角度φ及びノード角度θがこれらの条件に合致するとき、クリック点CとリンクLink(1)は図15に示すような関係にあり、処理はステップS1403に進む。これらの条件に合致しないとき、処理はステップS1405に進む。
ステップS1405では、ノード角度θが−180度以上0度未満、かつリンク角度φが180度+ノード角度θ以上180度以下であるか否かを判断する。リンク角度φ及びノード角度θがこれらの条件に合致するとき、クリック点CとリンクLink(1)は図16に示すような関係にあり、処理はステップS1403に進む。これらの条件に合致しないとき、処理はステップS1406に進む。
ステップS1406では、ノード角度θが−180度以上0度未満、かつリンク角度φが−180度以上ノード角度θ以下であるか否かを判断する。リンク角度φ及びノード角度θがこれらの条件に合致するとき、クリック点CとリンクLink(1)は図17に示すような関係にあり、処理はステップS1403に進む。これらの条件に合致しないとき、処理はステップS1407に進む。
ステップS1407では、回転方向Rが左回りに定められる。
次に、周回道路算出処理のステップS63において実行されるリンク決定処理について、図5、18、及び19を用いて説明する。
図18のステップS1801では、リンクLink(1)の回転方向Rが右回りか否かが判断される。右回りである場合、処理はステップS1802に進む。右回りでない場合、すなわち左回りである場合、処理はステップS1803に進む。図5のステップS52に示すリンクLink(1)は右回りであるため、ステップS1802に処理が進む。
ステップS1802では、逆方向に設定した回転方向R及びリンクLink(1)のベクトルデータを探索リンク情報データListAに登録する。
図19に示すように、探索リンク情報データListAは、登録されたリンクLink(n)のベクトルデータ、リンクLink(n)の回転方向R(n)、リンクLink(n)に繋がる1以上のリンクLink(n+1)のベクトルデータ、及びリンクLink(n+1)の回転方向R(n+1)、後述するステップS1804からS1809において処理を行うリンクLink(n+1)を示すフラグFlを記録する。
ステップS1803では、順方向に設定した回転方向R及びリンクLink(1)のベクトルデータを探索リンク情報データListAに登録する。
ステップS1804では、探索リンク情報データListAから、最後に登録されたリンクLink(n)を取り出す。図5に示される状況においては、リンクLink(1)が取り出される。
ステップS1805では、リンクLink(n)に繋がるリンクLink(n+1)が1以上存在するかを判断する。リンクLink(n+1)が1以上存在する場合、処理はステップS1806に進み、存在しない場合、処理はステップS1808に進む。図5に示される状況においては、リンクLink(1)に繋がるリンクLink(2)が存在するかを判断する。
ステップS1806では、1以上のリンクLink(n+1)から、リンクLink(n)と成す角度αが最も小さいリンクLink(n+1)aを選択し、探索リンク情報データListAに登録する。併せて、リンクLink(n)に繋がるその他のリンクLink(n+1)b、c、・・・、nを、リンクLink(n)と成す角度αが小さい順となるように探索リンク情報データListAに登録する。リンクLink(n)とリンクLink(n+1)とが成す角度は、リンクLink(n)とリンクLink(n+1)との接続点を中心に、回転方向Rの反対方向にリンクLink(n)からリンクLink(n+1)まで測定して得られる角度である。図5に示される状況においては、複数のリンクLink(2)a、b、cから、リンクLink(1)と成す角度αが最も小さいリンクLink(2)aを選択し、探索リンク情報データListAに登録する。
ステップS1807では、探索リンク情報データListAに最初に登録されたリンクLink(1)と、最後に登録されたリンクLink(n)とが同じか否かを判断する。同じである場合、処理はステップS1811に進み、終了する。同じでない場合、処理はステップS1804に戻る。図5に示される状況においては、リンクLink(1)とリンクLink(2)aとは同じでないため、処理はステップS1804に戻る。
次のステップS1804では、探索リンク情報データListAから、最後に登録されたリンクLink(2)aを取り出し、ステップS1805では、リンクLink(2)aに繋がるリンクLink(3)が1以上存在するかを判断する(図5参照)。同様にしてステップS1806、S1807を実行して、リンクLink(3)、リンクLink(4)を得て、探索リンク情報データListAに登録する。
ステップS1805において、リンクLink(n)aに繋がるリンクLink(n+1)が存在しない場合、リンクLink(n)aは行き止まりと判断されるため、リンクLink(n)aを用いて周回道路を作成することができない。そこで、ステップS1808からS1810において、探索リンク情報データListAからリンクLink(n)aを削除して、1つ前のリンクLink(n−1)を辿って周回道路の作成を試みる。
ステップS1808では、探索リンク情報データListAから、リンクLink(n)aを削除する。
ステップS1809では、探索リンク情報データListAから、最後に登録されたリンクLink(n−1)を取り出す。
ステップS1810では、リンクLink(n−1)に繋がるリンクLink(n)b、c、・・・、nから、リンクLink(n−1)と成す角度αが、リンクLink(n)aの次に小さいリンクLink(n)bを選択する。そしてステップS1804に進み、再度リンクLink(n)bを用いて周回道路の作成を試みる。
これらの処理を実行することにより、クリック点Cに関する周回道路が作成される(図5ステップS55参照)。作成された周回道路は、周回道路算出処理のステップS64において、周回リンク情報データListBに登録される。
次に、周回道路算出処理のステップS67において実行される周回道路拡大処理について、図5及び20を用いて説明する。
図20のステップS2001では、作成済みの周回道路Rnを構成するリンクの1つ1つに対して、リンク決定処理を実行する。このとき、リンクの回転方向Rを右回り及び左回りとした場合に対してリンク決定処理を実行する。これにより、各リンクの右回り及び左回りに関する周回道路R’n+1が作成される(図5ステップS56参照)。
ステップS2002では、周回リンク情報データListBに含まれる周回道路Rnを構成するリンクを周回道路R’n+1を構成するリンクから削除する。これにより、周回道路Rnを構成するリンクと重複するリンクが周回道路R’n+1を構成するリンクから削除される。
次のステップS2003では、周回道路R’n+1を構成するリンクから、互いに重複するリンクの一方を削除する。
そして、ステップS2004では、リンクの回転方向Rを左回りとして、周回道路R’n+1を構成するリンクに対してリンク決定処理を実行する。これにより、周回道路Rnの外周を取り囲む周回道路Rn+1が作成される(図5ステップS57参照)。
次のステップS2005では、周回道路Rn+1を周回リンク情報データListBに登録する。
そして、ステップS2006において処理が終了する。
周回道路算出処理のステップS65及びS67において、周回道路拡大処理を拡大レベルLVと同じ回数だけ反復することにより、複数の周回道路が作成される。
次に、地図描画処理のステップS44において実行されるフォーカス算出処理について、図21及び22を用いて説明する。フォーカス算出処理は、所定の周回道路に囲まれる領域の全てがフォーカスエリアに表示されるようにフォーカスエリアの地図を算出する処理である。
図21のステップS2101では、所定の周回道路に含まれるリンクLink(n)が分布する範囲を算出する。すなわち、各リンクLink(n)が交わる点の座標を算出する。
ステップS2102では、各リンクLink(n)が交わる点の座標から、東西南北方向における最大及び最小値を求め、東西方向及び南北方向に対する中点を求める。そして、求められた中点の座標を周回道路の中心点Pの座標とする。
そして、ステップS2103では、各リンクLink(n)が交わる点のうち、中心点Pから最も離れた点と中心点Pとの距離dを求める(図22参照)。
次のステップS2104では、フォーカスエリア再配置機能及びスケール変換機能を有するサーバ制御部121に中心点Pの座標と距離dを渡し、フォーカスエリア及びグルーエリアに表示する地図を作成する。
そして、ステップS2105において処理が終了する。
これにより、図8に示す周回道路に対して図23に示すフォーカスエリア及びグルーエリアが作成される。また、拡大レベルLVが4であるとき、図9に示す周回道路に対して図24に示すフォーカスエリア及びグルーエリア、図10に示す周回道路に対して図25に示すフォーカスエリア及びグルーエリア、図11に示す周回道路に対して図26に示すフォーカスエリア及びグルーエリアがそれぞれ作成される。
次に、第2の実施形態による地図表示システムについて図を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態による地図表示システムの構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、商店街等の地物の形状及び大きさをポリゴンによって地図上に表示するポリゴン描画処理について、図27及び28を用いて説明する。ポリゴン描画処理が実行される前に、商店街を構成する各ブロックに対して周回道路作成処理が実行され、周回道路が作成されている。
図27のステップS2701では、表示部111に表示されている領域内に存在する商店街を構成する各ブロックの周回道路をサーバ制御部122がオブジェクトデータベース124から取得する。このとき取得される周回道路は、商店街の最内周の周回道路である。
ステップS2702では、周回道路を構成するリンクの緯度経度を表示部111の座標系に変換する。
ステップS2703では、後述するポリゴン計算処理を実行する。ポリゴン計算処理は、ポリゴンを構成する各頂点の位置座標を算出する。位置座標は、表示部111の座標系における位置座標である。
ステップS2704では、後述するデータ描画処理を実行して、表示部111にポリゴンを描画する(図28参照)。
これにより、ポリゴン描画処理が終了する。
次に、図27のステップS2703に記載のポリゴン計算処理について、図29及び30を用いて説明する。
図29のステップS2901では、全てのポリゴンに対してポリゴン計算処理が実行されたか否かを判断する。実行されていない場合、処理はステップS2902に進み、実行されている場合、処理は終了する。
ステップS2902では、後述する中心点計算処理を実行する。これにより、表示部111上におけるポリゴンの中心点Qが算出される(図30参照)。
ステップS2903では、後述する頂点計算処理を実行する。これにより、ポリゴンの各頂点と中心点Qとを結ぶ直線が形成する角度が算出される(図30参照)。
ステップS2904では、算出された角度の大きさ順に各頂点を並び替える。
これにより、図27のステップS2703に記載のポリゴン計算処理が終了する。
次に、図29のステップS2902に記載の中心点計算処理について、図31を用いて説明する。
図31のステップS3101では、ポリゴンの各頂点の位置座標を取得する。
ステップS3102では、ポリゴンの各頂点の位置座標から、表示部111のXY方向に関する最小及び最大値を算出する。つまり、ポリゴンの外接矩形を求める。
ステップS3103では、最小及び最大値から、X座標及びY座標における中点を算出する。つまり、ポリゴンの外接矩形の中心(対角線の交点)を求める。これにより、表示部111上におけるポリゴンの中心点Qが算出される(図30参照)。
そして、図29のステップS2902に記載の中心点計算処理が終了する。
次に、図29のステップS2903に記載の頂点計算処理について、図32を用いて説明する。
図32のステップS3201では、ポリゴンの各頂点の位置座標を取得する。
ステップS3202では、中心点Qを原点とし、表示部111のXY方向をXY軸とする座標系において、ポリゴンの各頂点が各々第何象限にあるかを算出する。
ステップS3203では、ポリゴンの各頂点と中心点Qとを結ぶ直線が形成する角度を各象限毎に算出する(図30参照)。
ステップS3203では、ポリゴンの各頂点と中心点Qとを結ぶ直線が形成する角度を各象限毎に算出する。
ステップS3204では、各頂点の角度の配列を作成し、オブジェクトデータベース124に記録する。そして、図29のステップS2903に記載の頂点計算処理が終了する。
次に、図27のステップS2704に記載のデータ描画処理について、図33を用いて説明する。
図33のステップS3301では、表示部111の中心の位置座標を取得する。
ステップS3302では、ポリゴンの中心点Qが表示部111の中心と一致するように、ポリゴンの各頂点の位置座標を表示部111上における位置座標に変換する。
ステップS3303では、変換された位置座標を用いて、表示部111にポリゴンを描画する(図28参照)。そして、図27のステップS2704に記載のデータ描画処理が終了する。
次に、表示するエリアに応じて商店街等のランドマークを示すアイコンを決定する構成について、図34を用いて説明する。
オブジェクトデータベース124は、ランドマークに関する情報であるランドマーク情報、及びランドマークの存在を地図上に視覚的に表示するときに用いるアイコンを記憶する。
ランドマークは、地図上に表示される地物のうち、利用者が目印として用いうるものをいう。ランドマーク情報は、ランドマーク名と、ランドマークの位置座標と、ランドマークに対応するアイコンを示すアイコン名とを有する。
アイコンは、ランドマーク情報に応じて地図上におけるランドマークの位置および内容を示す画像である。ランドマークの内容は、ランドマークの名称や属性であり、例えばランドマークの店舗名、フランチャイズ名、洋服店、および商店である。
商店街は、小街路により複数のブロックに区切られる。そして、各ブロック内に店舗が位置する。アイコンは、店舗アイコン、商店街内区画アイコン、及び商店街内連続区画アイコンを有する。店舗アイコンは、ランドマークの内容を最も詳細に示すアイコンであり、店舗の内容に併せて様々な図柄が用いられ、フォーカスエリアに表示される。商店街内区画アイコンは、商店街を構成する各ブロックを示すアイコンであり、コンテキストエリア内の各ブロック上に表示される。商店街内連続区画アイコンは、商店街を構成する各ブロックを示すアイコンであり、グルーエリア内の各ブロック上に表示される。
まず、商店街を構成する各ブロックに対して周回道路作成処理が実行され、周回道路が作成される。
ユーザが所望の商店街の名称を端末装置110に入力すると、商店街の名称が地図サーバ120に送信される。
地図サーバ120が商店街の名称を受信すると、サーバ制御部122は商店街の名称をオブジェクトデータベース124から検索し、その商店街を取り囲む周回道路を作成する。そして、周回道路の内周が全てフォーカスエリアに含まれるようにフォーカスエリアに表示する地図を作成する。さらに、サーバ制御部122は、店舗アイコンを用いてランドマークをフォーカスエリアに表示する。
また、サーバ制御部122は、前述のようにコンテキストエリア及びグルーエリアに表示する地図を作成する。そして、コンテキストエリアには商店街内区画アイコンを用いて各区画を表示し、グルーエリアには商店街内連続区画アイコンを用いて各区画を表示する(図34参照)。
なお、ユーザは、所望の商店街の名称を端末装置110に入力するのではなく、地図上に表示されたオブジェクト、例えば店舗をクリックすることにより、所望のオブジェクトを端末装置110に入力してもよい。
次に、第3の実施形態による地図表示システムについて図を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態による端末装置構成は、傾き値計測部を備える。
傾き値計測部113は、状態検出部を成し、傾斜センサが用いられる。傾き値計測部113は、端末装置110のロール値ro、ヨー値ya、及びピッチ値piを連続的に計測して、これらの値をクライアント制御部114へ連続的に送信する。表示部111が重力方向と垂直に交わるときのピッチ値pi、ヨー値ya、及びロール値roを0度とする。X軸正方向に向けて時計回りに回転する方向をロール値正方向、Y軸正方向に向けて時計回りに回転する方向をピッチ値正方向、Z軸正方向に向けて時計回りに回転する方向をヨー値正方向とする。
クライアント制御部114は、傾き値計測部113が測定したロール値ro、ヨー値ya、及びピッチ値piに応じて表示部111上に表示する地図を決定し、表示すべき地図を地図サーバ120に要求する。
端末装置110の傾きに応じて表示部111上におけるフォーカスエリアの表示範囲(大きさ)を大きくするフォーカスサイズ拡張処理について、図35から38を用いて説明する。フォーカスサイズ拡張処理は、クライアント制御部114により所定の時間間隔で周期的に実行される。
まず、図36のステップS3501では、傾き値計測部113からロール値ro及びピッチ値piを取得する。
ステップS3502では、ロール値roの絶対値が30度以上であるか、又はピッチ値piの絶対値が30度以上であるかを判断する。この条件に該当しないとき、処理は終了する。この条件に該当するとき、処理はステップS3503に進む。このとき、フォーカスエリアは、第2の周回道路R2の内周にある地図をフォーカスエリアに表示している(図37参照)。
ステップS3503では、現在の周回道路Rnよりも一段階大きい周回道路Rn+1を算出する。算出は周回道路算出処理による。例えば、現在フォーカスエリアは第2の周回道路R2の内周にある地図を表示しているため、第3の周回道路R3が算出される。
ステップS3504では、第3の周回道路R3の内周にある地図をフォーカスエリアに表示するようにフォーカスエリアの半径を変更し、表示部111上において変更された半径に従ってフォーカスエリアを拡大し、拡大されたフォーカスエリアに地図を表示する。ここで、表示部111は図38に示すような画像を表示する。
これにより、ユーザは、フォーカスエリアの領域を容易に拡大して、所望の領域の地図を詳細に観察することができる。
次に、端末装置110の傾きに応じて表示部111上におけるフォーカスエリアの大きさを小さくするフォーカスサイズ縮小処理について、図37、39、及び40を用いて説明する。フォーカスサイズ縮小処理は、クライアント制御部114により所定の時間間隔で周期的に実行される。
まず、図39のステップS3801では、傾き値計測部113からロール値ro及びピッチ値piを取得する。
ステップS3802では、ロール値roの絶対値が30度以上であるか、又はピッチ値piの絶対値が30度以上であるかを判断する。この条件に該当しないとき、処理は終了する。この条件に該当するとき、処理はステップS3803に進む。このとき、フォーカスエリアは、第2の周回道路R2の内周にある地図をフォーカスエリアに表示している(図37参照)。
ステップS3803では、現在の周回道路Rnよりも一段階小さい周回道路Rn−1を算出する。算出は周回道路算出処理による。例えば、現在フォーカスエリアは第2の周回道路R2の内周にある地図を表示しているため、第1の周回道路R1が算出される。
ステップS3804では、第1の周回道路R1の内周にある地図をフォーカスエリアに表示するようにフォーカスエリアの半径を変更し、表示部111上において変更された半径に従ってフォーカスエリアを縮小し、縮小されたフォーカスエリアに地図を表示する。ここで、表示部111は図40に示すような画像を表示する。
これにより、ユーザは、フォーカスエリアの領域を容易に縮小して、フォーカスエリアの周囲の地図を観察することができる。
次に、端末装置110の傾きに応じてフォーカスエリアに表示される地図の縮尺を大きくするフォーカススケール拡大処理について、図37、41、及び42を用いて説明する。フォーカススケール拡大処理は、クライアント制御部114により所定の時間間隔で周期的に実行される。
まず、図41のステップS4001では、傾き値計測部113からロール値ro及びピッチ値piを取得する。
ステップS4002では、ロール値roの絶対値が30度以上であるか、又はピッチ値piの絶対値が30度以上であるかを判断する。この条件に該当しないとき、処理は終了する。この条件に該当するとき、処理はステップS4003に進む。このとき、フォーカスエリアは、第2の周回道路R2の内周にある地図をフォーカスエリアに表示している(図37参照)。
ステップS4003では、現在の周回道路Rnよりも一段階小さい周回道路Rn−1を算出する。算出は周回道路算出処理による。例えば、現在フォーカスエリアは第2の周回道路R2の内周にある地図を表示しているため、第1の周回道路R1が算出される。
ステップS4004では、第1の周回道路R1の内周にある地図をフォーカスエリアに表示するようにフォーカスエリアの縮尺を大きくする。すなわち、より大縮尺の地図をフォーカスエリアに表示する。ここで、表示部111は図42に示すような画像を表示する。
これにより、ユーザは、フォーカスエリアに表示された地図を容易に拡大して、所望の領域の地図を詳細に観察することができる。
次に、端末装置110の傾きに応じてフォーカスエリアに表示される地図の縮尺を小さくするフォーカススケール縮小処理について、図37、43、及び44を用いて説明する。フォーカススケール縮小処理は、クライアント制御部114により所定の時間間隔で周期的に実行される。
まず、図43のステップS4201では、傾き値計測部113からロール値ro及びピッチ値piを取得する。
ステップS4202では、ロール値roの絶対値が30度以上であるか、又はピッチ値piの絶対値が30度以上であるかを判断する。この条件に該当しないとき、処理は終了する。この条件に該当するとき、処理はステップS4203に進む。このとき、フォーカスエリアは、第2の周回道路R2の内周にある地図をフォーカスエリアに表示している(図37参照)。
ステップS4203では、現在の周回道路Rnよりも一段階大きい周回道路Rn+1を算出する。算出は周回道路算出処理による。例えば、現在フォーカスエリアは第2の周回道路R2の内周にある地図を表示しているため、第3の周回道路R3が算出される。
ステップS4204では、第3の周回道路R3の内周にある地図をフォーカスエリアに表示するようにフォーカスエリアの縮尺を小さくする。すなわち、より小縮尺の地図をフォーカスエリアに表示する。ここで、表示部111は図44に示すような画像を表示する。
これにより、ユーザは、フォーカスエリアに表示された地図を容易に縮小して、所望の領域の地図を観察することができる。
なお、フォーカスサイズ拡張処理、フォーカスサイズ縮小処理、フォーカススケール拡大処理、及びフォーカススケール縮小処理は、各々同時に、あるいは排他的に実行されても良い。
なお、リンクは、道路に加えて、建築物や街区の境界に存在する線路や川などのパスをベクトルデータとして表したものであってもよい。建築物や街区の周回パスをより詳細に算出することが可能になる。
なお、傾き値計測部113は、加速度センサにより構成されてもよい。加速度センサは、X軸方向加速度ax、Y軸方向加速度ay、及びZ軸方向加速度azを計測する。クライアント制御部114は、X軸方向加速度ax、Y軸方向加速度ay、及びZ軸方向加速度azを用いて、ロール値ro及びピッチ値piを以下の式に従い算出する。
pi=arcsin(ax/g)・180/π
ro=arcsin(ay/g)・180/π
ここで、gは重力加速度である。あるいは、クライアント制御部114は、これら式に従ってロール値ro及びピッチ値piを求めずに、X軸方向加速度ax、Y軸方向加速度ay、及びZ軸方向加速度azを用いて前述の各処理を実行しても良い。このとき、各加速度の大きさに応じて座標(xi,yi)、フォーカスエリアの半径、並びにコンテキストエリア及びフォーカスエリアの縮尺が決定される。
なお、全ての実施形態において、コンテキスト生成機能、フォーカス生成機能、フォーカスエリア再配置機能、及びスケール変換機能が端末装置110に設けられても良い。端末装置110は、地図サーバ120からベクトル地図データを取得し、クライアント制御部114が各エリアに表示する地図を作成する。
ポリゴン描画処理における描画対象は商店街に限定されない。地図上に表示される地物であればよい。
また、端末装置110が地図データベース123及びオブジェクトデータベース124を備え、ネットワークを介さずにスタンドアロンで全ての処理を実行しても良い。
入力部11はタッチパネルでなくても良く、マウスやキーボード等であってもよい。
また、端末装置110は携帯不可能な端末装置、例えばデスクトップコンピュータであっても良い。
100 地図表示システム
110 端末装置
111 表示部
112 入力部
113 傾き値計測部
114 クライアント制御部
115 クライアント送受信部
120 地図サーバ
121 サーバ送受信部
122 サーバ制御部
123 地図データベース
124 オブジェクトデータベース

Claims (10)

  1. 電子地図を表示する地図表示装置であって、
    地図上に存在するオブジェクト及びリンクの位置及び形状を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているオブジェクトを選択する選択手段と、
    前記記憶手段が記憶する複数のリンクを互いに接続して、前記選択手段により選択されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成する周回パス作成手段と、
    前記周回パスの少なくとも内周領域の地図を表示する表示部とを備える地図表示装置。
  2. 前記表示部は、地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、前記第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び前記第2の領域の周辺にある第3の領域を前記第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて地図を表示し、
    前記地図表示装置は、
    第1の関数を用いて前記フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率または前記フォーカスエリアの表示範囲を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の関数と異なる第2の関数を用いて前記グルーエリア内に表示する地図の縮尺率または前記グルーエリアの表示範囲を算出する第2の算出手段と、
    前記第1及び第2の関数と異なる第3の関数を用いて前記コンテキストエリア内に表示する地図の縮尺率または前記コンテキストエリアの表示範囲を算出する第3の算出手段とを備え、
    前記第1の算出手段は、前記周回パスの少なくとも内周領域が前記フォーカスエリア内に表示されるように、前記フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率または前記フォーカスエリアの表示範囲を算出する請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記オブジェクトは街区であって、
    前記選択手段は前記複数の街区から少なくとも1以上の街区を選択し、
    前記周回パス作成手段は、全ての選択された街区に対して各々周回パスを作成し、
    前記第1の算出手段は、作成された周回パスの少なくとも内周領域の地図が前記フォーカスエリア内に表示されるように、前記フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率または前記フォーカスエリアの表示範囲を算出する請求項2に記載の地図表示装置。
  4. 前記パスはベクトルデータから成るリンクにより構成され、
    前記周回パス作成手段は、地図上のオブジェクトを特定するオブジェクト特定部と、
    特定されたオブジェクトの最も近くにある第1のリンクを選択し、前記第1のリンクの起点に繋がるリンクから、前記第1のリンクと成す角度が最も小さいリンクを選択するリンク選択部とを備え、
    前記リンク選択部は、選択されたリンクが前記第1のリンクの終点に繋がるまで、前回選択されたリンクの起点に繋がる他のリンクから、前回選択されたリンクと成す角度が最も小さいリンクを選択することを繰り返し、選択した全てのリンクにより第1の周回パスを作成する請求項2及び3に記載の地図表示装置。
  5. 前記リンク選択部は、作成された周回パスのうち、最外周の周回パスを構成する全てのリンクに対して各々周回パスを作成し、作成された複数の周回パスを構成するリンクから、複数の周回パスに属するリンクを削除し、残ったリンクにより周回パスをさらに作成する請求項3及び4に記載の地図表示装置。
  6. 前記地図表示装置は、前記表示部上における前記フォーカスエリアの大きさの変更を要求するフォーカスサイズ変更要求手段を備え、
    前記リンク選択部はオブジェクトを多重に取り囲む複数の周回パスを作成し、
    前記第1の算出手段は、前記フォーカスサイズ変更要求手段から前記フォーカスエリアの大きさの変更が要求されたとき、前記リンク選択部が作成した複数の周回パスの大きさ毎に前記フォーカスエリアの大きさを変更する請求項5に記載の地図表示装置。
  7. 地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、前記第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び前記第2の領域の周辺にある第3の領域を前記第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて地図を表示する表示部とを備える地図表示クライアントに対して地図を送信する地図サーバであって、
    第1の関数を用いて前記フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率または前記フォーカスエリアの表示範囲を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の関数と異なる第2の関数を用いて前記グルーエリア内に表示する地図の縮尺率または前記グルーエリアの表示範囲を算出する第2の算出手段と、
    前記第1及び第2の関数と異なる第3の関数を用いて前記コンテキストエリア内に表示する地図の縮尺率または前記コンテキストエリアの表示範囲を算出する第3の算出手段と、
    前記地図表示クライアントから所定の地図に対する送信要求があったとき、前記第1、第2、及び第3の算出手段が算出した地図を前記地図表示クライアントに送信するサーバ情報送信部と、
    地図上に存在するオブジェクト及びリンクの位置及び形状を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する複数のリンクを互いに接続して、前記選択手段により選択されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成する周回パス作成手段とを備え、
    前記第1の算出手段は、前記周回パスが前記フォーカスエリア内に表示されるように、前記フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率または前記フォーカスエリアの表示範囲を算出する地図サーバ。
  8. 請求項7に記載の地図サーバと、
    電子地図を表示する地図表示クライアントであって、地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、前記第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び前記第2の領域の周辺にある第3の領域を前記第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて地図を表示する表示部と、前記フォーカスエリア、前記グルーエリア、及び前記コンテキストエリアに表示する地図を前記地図サーバから取得するクライアント送受信部とを備える地図表示クライアントとを備える地図表示システム。
  9. 地図上における第1の領域を第1の縮尺率で表示するフォーカスエリア、前記第1の領域の周辺にある第2の領域を第2の縮尺率で表示するグルーエリア、及び前記第2の領域の周辺にある第3の領域を前記第1の縮尺率よりも小さな縮尺率である第3の縮尺率で表示するコンテキストエリアを用いて電子地図を表示する地図表示方法であって、
    地図上のオブジェクトを特定するステップと、
    ベクトルデータから成る複数のリンクを互いに接続して得られるパスを用いて、前記特定されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成する周回パス作成ステップと、
    第1の関数を用いて、前記周回パスを含む領域が前記フォーカスエリア内に表示されるように、前記フォーカスエリア内に表示する地図の縮尺率または前記フォーカスエリアの表示範囲を算出するステップと、
    前記第1の関数と異なる第2の関数を用いて前記グルーエリア内に表示する地図の縮尺率または前記グルーエリアの表示範囲を算出するステップと、
    前記第1及び第2の関数と異なる第3の関数を用いて前記コンテキストエリア内に表示する地図の縮尺率または前記コンテキストエリアの表示範囲を算出するステップとを備える地図表示方法。
  10. 電子地図を表示する地図表示方法であって、
    電子地図上に存在するオブジェクトを選択するステップと、
    電子地図に存在する複数のリンクを互いに接続して、選択されたオブジェクトを取り囲む周回パスを作成するステップと、
    前記周回パスの少なくとも内周領域の地図を表示するステップとを備える地図表示方法。
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