JP2010174160A - ポリオキシプロピレングリコールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来になく高分子量でかつそのフィルム樹脂の引張強度に優れたポリオキシプロピレングリコールを安価に製造する方法を提供する。
【解決手段】例えばサレン触媒などのルイス酸触媒(A)と、25℃における共役酸の酸解離定数pKaHが−8〜−3であるルイス塩基(B)の存在下で、プロピレンオキサイド(a)を配位アニオン重合させて得られることを特徴とするポリオキシプロピレングリコールの製造方法である。
【選択図】なし
【解決手段】例えばサレン触媒などのルイス酸触媒(A)と、25℃における共役酸の酸解離定数pKaHが−8〜−3であるルイス塩基(B)の存在下で、プロピレンオキサイド(a)を配位アニオン重合させて得られることを特徴とするポリオキシプロピレングリコールの製造方法である。
【選択図】なし
Description
本発明は、ポリオキシプロピレングリコールの製造方法に関する。更に詳しくは、引張強度に優れたポリオキシプロピレングリオールの製造方法に関する。
従来より、プロピレンオキサイドは、エチレンオキサイドに比して重合しにくく、また、重合しても生成ポリマーの分子量は比較的低いことが多く、さらに高い分子量領域においては分子量の制御もしにくいことが知られている。
そこで得られるポリマーの分子量を制御しながら、しかも高分子量のポリマーを得るべく、特殊な錯体を触媒として用いて重合する方法(特許文献1)や、低分子量のポリオキシプロピレングリコールを変性する方法(例えば、特許文献2)などが提案されている。
そこで得られるポリマーの分子量を制御しながら、しかも高分子量のポリマーを得るべく、特殊な錯体を触媒として用いて重合する方法(特許文献1)や、低分子量のポリオキシプロピレングリコールを変性する方法(例えば、特許文献2)などが提案されている。
しかしながら、特殊な錯体を触媒として用いる方法でも高分子量化は十分ではなかった。また、低分子量のポリオキシプロピレングリコールを変性する方法では、製造時の粘度が上昇するため、工業的に効率に良い方法ではない。
そこで、本発明は、高分子量でかつ引張強度に優れたポリオキシプロピレングリコールを安価に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の目的を達成するべく検討を行った結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、プロピレンオキサイド(a)をルイス酸触媒(A)とルイス塩基(B)の存在下で配位アニオン重合させ、かつ該ルイス塩基(B)の共役酸の酸解離定数pKaHが−8〜−3であることを特徴とするポリオキシプロピレングリコールの製造方法である。
すなわち本発明は、プロピレンオキサイド(a)をルイス酸触媒(A)とルイス塩基(B)の存在下で配位アニオン重合させ、かつ該ルイス塩基(B)の共役酸の酸解離定数pKaHが−8〜−3であることを特徴とするポリオキシプロピレングリコールの製造方法である。
本発明の製造方法によるポリオキシプロピレングリコールは、高分子量で引張強度に優れ、また安価に製造することができる。
本発明のポリオキシプロピレングリコールの製造方法は、ルイス酸触媒(A)と25℃におけるpKaH(共役酸の酸解離定数)が−8〜−3であるルイス塩基(B)の存在下でプロピオンオキサイド(a)を配位アニオン重合させてポリオキシプロピレングリコールを製造することを特徴とする。
本発明で使用するルイス酸触媒(A)としては、配位アニオン重合のための触媒が挙げられ、四塩化スズ、四フッ化スズ、五塩化アンチモン、五フッ化アンチモン、三塩化鉄、三フッ化鉄、三フッ化ホウ素、トリエチルアルミニウム、トリブトキシアルミニウム、チタニウムテトラブトキシド、サレン錯体、複合金属シアン化物錯体触媒(DMC触媒)などが挙げられる。
ここで、サレン錯体とは、例えば、下記一般式(1)で示される化学構造が挙げられる。
また、例えば、特開2005−53952号公報に記載されたものが挙げられる。
ここで、サレン錯体とは、例えば、下記一般式(1)で示される化学構造が挙げられる。
また、例えば、特開2005−53952号公報に記載されたものが挙げられる。
式中、R1〜R4は、水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族もしくは芳香脂肪族炭化水素基、または、ハロゲン原子を表し、そのうちの任意の2つが結合して環を形成していてもよく、その炭素原子に結合する水素原子が、プロピレンオキサイドの重合反応には関与しない置換基(ハロゲン原子、有機シリル基、アルコキシ基、アリールオキシ基等)で置換されていてもよい。
脂肪族炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノナチル基、ドデシル基、iso−プロピル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、iso−ペンチル基、sec−ペンチル基、ネオペンチル基、2−エチルヘキシル基、sec−オクチル基等が挙げられる。
脂環族炭化水素基としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。
芳香族もしくは芳香脂肪族炭化水素基としては、単環式芳香族炭化水素基、多環式芳香族炭化水素基等が挙げられる。
単環式芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニル基、トリル基、メシチル基、クメニル基、ベンジル基、フェネチル基、メチルベンジル基、キシリル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,5−ジエトキシトリル基等が挙げられる。
単環式芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニル基、トリル基、メシチル基、クメニル基、ベンジル基、フェネチル基、メチルベンジル基、キシリル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,5−ジエトキシトリル基等が挙げられる。
多環式芳香族炭化水素基としては、例えば、ペンタリル基、ナフチル基、アントラシル基、ヘプタリル基、フェナリル基、フェナントリル基等が挙げられる。
一般式(1)中のR1〜R4は、そのうちの任意の2つが結合して環を形成していてもよく、(i)R1〜R4のうち、隣接した炭素原子に結合した任意の2つが結合して、2価の炭化水素基として3員環〜7員環骨格を形成する場合や、(ii)R1〜R4のうち、同一の炭素原子に結合した任意の2つが結合して、2価の炭化水素基としてスピロ環骨格を形成する場合が挙げられる。さらに、(iii)この2価の炭化水素基自身が脂環で一部置換されている場合が挙げられる。(i)と(ii)のうち、環の安定性の観点から、(i)が好ましい。R1〜R4のうちの任意の2つが結合した2価の炭化水素基の具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基等が挙げられる。
また、炭化水素基の炭素原子に結合する水素原子は、アルキレンオキサイドの重合反応には関与しない置換基で置換されていてもよい。ここでいう反応に関与しない置換基としては、ハロゲン原子、有機シリル基、アルコキシ基、アリールオキシ基などが挙げられる。
従って、直鎖アルキル基の一部がこれらの官能基で置換された場合の具体例としては、例えば、トリクロロメチル基、パーフルオロエチル基、2,3−ジクロロプロピル基、1,2−ジフルオロヘキシル基、パーフルオロペンチル基、パークロロオクチル基、トリメチルシリルメチル基、トリメチルシリルブチル基、トリエチルシリルブチル基、トリメチルメトキシエチル基、フェノキシエチル基、フェノキシデシル基、ナフトキシエチル基等が挙げられる。
従って、直鎖アルキル基の一部がこれらの官能基で置換された場合の具体例としては、例えば、トリクロロメチル基、パーフルオロエチル基、2,3−ジクロロプロピル基、1,2−ジフルオロヘキシル基、パーフルオロペンチル基、パークロロオクチル基、トリメチルシリルメチル基、トリメチルシリルブチル基、トリエチルシリルブチル基、トリメチルメトキシエチル基、フェノキシエチル基、フェノキシデシル基、ナフトキシエチル基等が挙げられる。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
一般式(1)中のR5〜R12は、水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族もしくは芳香脂肪族炭化水素基、または、ハロゲン原子を表し、そのうちの隣接した2つが結合して環を形成していてもよく、その炭素原子に結合する水素原子が、アルキレンオキサイドの重合反応には関与しない置換基(ハロゲン原子、有機シリル基、アルコキシ基、アリールオキシ基等)で置換されていてもよい。
脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族もしくは芳香脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子としては、R1〜R4についての例示と同じものが挙げられる。
一般式(1)中のR5〜R12は、そのうちの任意の2つが結合して環を形成していてもよく、R5〜R12のうち、隣接した炭素原子に結合した任意の2つが結合して、2価の炭化水素基として3員環〜7員環骨格を形成する場合や、さらに、この2価の炭化水素基自身が芳香族環や脂環で一部置換されている場合が挙げられる。R5〜R12のうちの任意の2つが結合した2価の炭化水素基の具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、フェニレン基等が挙げられる。
また、炭化水素基の炭素原子に結合する水素原子は、アルキレンオキサイドの重合反応には関与しない置換基で置換されていてもよい。ここでいう反応に関与しない置換基としては、R1〜R4についての例示と同じものが挙げられる。
式中のMは、周期律表第3〜13族元素に属する金属元素を表し、Al、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、In、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Hg、Tl等が挙げられる。反応性の観点からAl、Cr、Fe、MnおよびCoが好ましく、特にCoが好ましい。
式中のLは配位子を表し、nは1または2の整数を表す。nが2の場合は、2つの配位子Lは同一の配位子でも異なった種類の配位子でもよい。
配位子Lとしては、アニオン性または中性の配位子が挙げられる。
配位子Lとして好ましいものとしては、酢酸イオン、ヘキサン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、安息香酸イオン、シュウ酸イオン、マロン酸イオン、コハク酸イオン、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸イオン、クエン酸イオン、ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸イオン等の1〜4価の有機カルボン酸アニオン;硝酸イオン、リン酸イオン、PF6−、BF4−などの無機アニオン;水、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
重合速度の観点から、これらの中で好ましいのは、酢酸イオン、安息香酸イオン、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸イオン、ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸イオン、BF4−である。
配位子Lとして好ましいものとしては、酢酸イオン、ヘキサン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、安息香酸イオン、シュウ酸イオン、マロン酸イオン、コハク酸イオン、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸イオン、クエン酸イオン、ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸イオン等の1〜4価の有機カルボン酸アニオン;硝酸イオン、リン酸イオン、PF6−、BF4−などの無機アニオン;水、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
重合速度の観点から、これらの中で好ましいのは、酢酸イオン、安息香酸イオン、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸イオン、ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸イオン、BF4−である。
また、複合金属シアン化物錯体触媒とは、亜鉛ヘキサシアノコバルテート等の2種類の金属を分子内に含有する金属錯体触媒のことであり、例えば、特開2005−53952号公報に記載されたものが挙げられる。
配位アニオン重合が行い易いという観点からサレン錯体、複合金属シアン化物錯体が好ましい。
ルイス酸触媒(A)の使用量としては、プロピレンオキサイド(a)の重量に基づいて、通常0.001〜5.0重量%であり、0.01〜1.0重量%が好ましく、さらに好ましくは0.02〜0.9重量%であり、特に好ましくは0.05〜0.7重量%である。
ルイス酸触媒(A)の使用量がこの範囲より少ない場合、重合が十分に進行しない。また、この範囲より多い場合、得られるポリオキシプロピレングリコールの分子量が小さくなる。
ルイス酸触媒(A)の使用量がこの範囲より少ない場合、重合が十分に進行しない。また、この範囲より多い場合、得られるポリオキシプロピレングリコールの分子量が小さくなる。
本発明の製造方法では、ルイス酸触媒(A)以外に、ルイス塩基(B)も併用することを特徴とし、しかもそのルイス塩基(B)は、その共役酸の酸解離定数pKaHが−8〜−3であるものを使用する必要がある。
ここで、ルイス塩基(B)とは、電子対を与えて共有結合をつくりうる物質をいい、電子対受容体である。
アルコール、エーテル、アルデヒド、ケトンなどが挙げられる。
アルコール、エーテル、アルデヒド、ケトンなどが挙げられる。
ここで、ルイス塩基がプロトンを一つ受け入れて(ルイス塩基)・H+という形になっている化学種をそのルイス塩基の共役酸と呼ぶ。
共役酸の酸解離定数pKaHは化合物に固有の値である共役酸の解離平衡反応定数 KaHの負の常用対数である。
pKaHが小さいほど酸性が強く、塩基性が弱い。また、pKaHが大きいほど酸性が弱く、塩基性が強い。
共役酸の酸解離定数は、例えば、ハート基礎有機化学三訂版(2002年、培風館発行、H.ハート・L.E.クレーン・D.J.ハート 共著など多数の文献に記載されている。
共役酸の酸解離定数pKaHは化合物に固有の値である共役酸の解離平衡反応定数 KaHの負の常用対数である。
pKaHが小さいほど酸性が強く、塩基性が弱い。また、pKaHが大きいほど酸性が弱く、塩基性が強い。
共役酸の酸解離定数は、例えば、ハート基礎有機化学三訂版(2002年、培風館発行、H.ハート・L.E.クレーン・D.J.ハート 共著など多数の文献に記載されている。
本発明のルイス塩基(B)としては、pKaHが通常−8〜−3であり、好ましくは−7.8〜−3.1であり、特に好ましくは−7.5〜−3.3である。
pKaHがこの範囲より外れると、得られるポリオキシプロピレングリコールの高分子量化が困難になる。
pKaHがこの範囲より外れると、得られるポリオキシプロピレングリコールの高分子量化が困難になる。
本発明のルイス塩基(B)としては、配位アニオン重合を行えるよう活性水素を有しておらず、pKaHが上記記載の範囲のものであれば特に制限はないが、テトラヒドロキシフラン(pKaH=−4.0)、ジエチルエーテル(pKaH=−4.1)、ジメチルエーテル(pKaH=−3.9)、アセトン(pKaH=−5.2)、メチルエチルケトン(pKaH=−7.0)などが挙げられる。
取り扱いやすさの観点から、テトラヒドロキシフラン、メチルエチルケトンが好ましい。
取り扱いやすさの観点から、テトラヒドロキシフラン、メチルエチルケトンが好ましい。
ルイス塩基(B)の使用量としては、プロピレンオキサイド(a)の重量に基づいて、通常0.01〜10重量%であり、好ましくは0.03〜5重量%であり、さらに好ましくは0.05〜3重量%である。
ルイス塩基(B)の使用量がこの範囲より少ない場合、重合が十分に進行しない。また、この範囲より多い場合、得られるポリオキシプロピレングリコールの分子量が小さくなる。
ルイス塩基(B)の使用量がこの範囲より少ない場合、重合が十分に進行しない。また、この範囲より多い場合、得られるポリオキシプロピレングリコールの分子量が小さくなる。
本発明のポリオキシプロピレングリコールの製造方法は、ルイス酸触媒(A)とルイス塩基(B)を耐圧容器内に投入後、プロピレンオキサイド(a)を仕込み、反応させることにより行う。
(A)と(B)の投入方法としては、連続滴下、分割、一括等が挙げられ、生産性の観点から一括投入する方法が好ましい。
(A)と(B)の投入方法としては、連続滴下、分割、一括等が挙げられ、生産性の観点から一括投入する方法が好ましい。
プロピレンオキサイド(a)の投入方法としては、連続滴下、分割、一括等が挙げられ、反応率制御の観点から連続滴下して投入する方法が好ましい。
本発明の製造法において、活性水素原子を含有しない公知の溶剤(例えば、特開2002−284881号公報に記載)等を添加することもでき、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン等が挙げられる。
溶剤を使用する場合の使用量は、プロピレンオキサイドの重量に基づいて対して、0.1〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは0.5〜10重量%,特に好ましくは1〜5重量%である。
溶剤を使用する場合の使用量は、プロピレンオキサイドの重量に基づいて対して、0.1〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは0.5〜10重量%,特に好ましくは1〜5重量%である。
反応時の温度(℃)は配位アニオン重合の行い易さの観点から−20℃〜40℃が好ましく、さらに好ましくは−10〜35℃、特に好ましくは−5〜30℃である。
反応時間(時間)は反応温度に応じて調整すればよいが、生産性の観点から0.1〜15が好ましく、さらに好ましくは0.3〜12、特に好ましくは0.5〜10である。
反応時間(時間)は反応温度に応じて調整すればよいが、生産性の観点から0.1〜15が好ましく、さらに好ましくは0.3〜12、特に好ましくは0.5〜10である。
反応時のルイス酸触媒(A)とルイス塩基(B)とプロピオンオキサイド(a)の混合物の水分含量は、高分子量化の観点からプロピレンオキサイドの重量に基づいて対して、0.1重量%以下が好ましく、さらに好ましくは0.05重量%以下,特に好ましくは0.01重量%以下である。
水分が高いと得られるポリオキシプロピレングリコールの高分子量化が困難になる。
水分が高いと得られるポリオキシプロピレングリコールの高分子量化が困難になる。
本発明の製造法で得られるポリオキシプロピレングリコールの重量平均分子量(Mw)は、得られた樹脂の引張強度の観点から、好ましくは、100,000〜5,000,000、さらに好ましくは150,000〜4,000,000、特に好ましくは200,000〜3,000,000である。
ポリオキシプロピレングリコールの分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフイー(GPC)法で測定した標準物質ポリスチレンに対して換算することで測定することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下、特に定めない限り、%は重量%、部は重量部を示す。
製造例1<ルイス酸触媒(A−1)の合成>
窒素雰囲気下において、1,2−ジアミノナフタレン15.0部と3,5−ジ−t−ブチルサリチルアルデヒド50.0部とエタノール400部を、還流管、温度計、攪拌機を備えた1L三つ口フラスコに入れた。攪拌しながら還流を4時間行い、室温で24時間放置した後、濾過を行った。得られた黄色固体を50部のエタノールで3回洗浄した後、24時間減圧乾燥し、黄色結晶を得た。
得られた黄色結晶40.0部と酢酸コバルト4水和物13.1部とエタノール500部を還流管、温度計、攪拌機を備えた1L三つ口フラスコに入れた。攪拌しながら還流を2時間行った後、室温まで冷却し、析出した固体を減圧濾過し、50部のメタノールで3回洗浄した。これをジクロロメタン40部を溶解させ、得られた溶液にさらにヘキサン500部を加えた後、0℃に冷却し、24時間放置した。析出した固体を濾過し、20部のヘキサンで3回洗浄して、エンジ色結晶を得た。
得られたエンジ色結晶27部、酢酸3.0部とジクロロメタン200部を500mLビーカーにいれ、空気下で4時間攪拌した。ロータリーエバポレーターで溶剤を除去後、100部のペンテンに懸濁させて、ろ過し、20部のペンタンで3回洗浄し、本発明のルイス酸触媒(A−1)25部を得た。
窒素雰囲気下において、1,2−ジアミノナフタレン15.0部と3,5−ジ−t−ブチルサリチルアルデヒド50.0部とエタノール400部を、還流管、温度計、攪拌機を備えた1L三つ口フラスコに入れた。攪拌しながら還流を4時間行い、室温で24時間放置した後、濾過を行った。得られた黄色固体を50部のエタノールで3回洗浄した後、24時間減圧乾燥し、黄色結晶を得た。
得られた黄色結晶40.0部と酢酸コバルト4水和物13.1部とエタノール500部を還流管、温度計、攪拌機を備えた1L三つ口フラスコに入れた。攪拌しながら還流を2時間行った後、室温まで冷却し、析出した固体を減圧濾過し、50部のメタノールで3回洗浄した。これをジクロロメタン40部を溶解させ、得られた溶液にさらにヘキサン500部を加えた後、0℃に冷却し、24時間放置した。析出した固体を濾過し、20部のヘキサンで3回洗浄して、エンジ色結晶を得た。
得られたエンジ色結晶27部、酢酸3.0部とジクロロメタン200部を500mLビーカーにいれ、空気下で4時間攪拌した。ロータリーエバポレーターで溶剤を除去後、100部のペンテンに懸濁させて、ろ過し、20部のペンタンで3回洗浄し、本発明のルイス酸触媒(A−1)25部を得た。
製造例2<ルイス酸触媒(A−2)の合成>
50ml三つ口フラスコに、窒素雰囲気中でビス(トリメチルシリル)アミノ亜鉛40部とテトラヒドロフラン200部を仕込み25℃で攪拌混合して溶液を作成した。これとは別に2,6−ジ−t−ブチルフェノール43部をTHF200部に溶解した溶液を作成し、この溶液をビス(トリメチルシリル)アミノ亜鉛溶液に加え、1時間攪拌し、さらにヘキサン 400部を加え、―20℃で48時間冷却すると無色結晶体が得られた。この無色結晶体を50〜80℃で減圧乾燥して乾燥させて、本発明のルイス酸触媒(A−2)30部を得た。
50ml三つ口フラスコに、窒素雰囲気中でビス(トリメチルシリル)アミノ亜鉛40部とテトラヒドロフラン200部を仕込み25℃で攪拌混合して溶液を作成した。これとは別に2,6−ジ−t−ブチルフェノール43部をTHF200部に溶解した溶液を作成し、この溶液をビス(トリメチルシリル)アミノ亜鉛溶液に加え、1時間攪拌し、さらにヘキサン 400部を加え、―20℃で48時間冷却すると無色結晶体が得られた。この無色結晶体を50〜80℃で減圧乾燥して乾燥させて、本発明のルイス酸触媒(A−2)30部を得た。
実施例1
窒素雰囲気下において、製造例1で得られたルイス酸触媒(A−1)0.2部、ルイス塩基としてテトラヒドロフラン(pKaHは−4.0)(B−1)5.0部、プロピレンオキサイド100部、を1Lナスフラスコにいれ、0℃で6時間攪拌した。
反応後に得られた固体を取り出し、溶剤としての5000部のテトラヒドロフランに溶解し、0.1Nの塩酸250部、ジクロロメタン250部を加え、分液を行った後、回収した有機層からテトラヒドロフランを減圧下で留去し、析出した固体を回収し、本発明のポリオキシプロピレングリコール(X−1)を得た。重量平均分子量は 613,000、収率は60%であった。
窒素雰囲気下において、製造例1で得られたルイス酸触媒(A−1)0.2部、ルイス塩基としてテトラヒドロフラン(pKaHは−4.0)(B−1)5.0部、プロピレンオキサイド100部、を1Lナスフラスコにいれ、0℃で6時間攪拌した。
反応後に得られた固体を取り出し、溶剤としての5000部のテトラヒドロフランに溶解し、0.1Nの塩酸250部、ジクロロメタン250部を加え、分液を行った後、回収した有機層からテトラヒドロフランを減圧下で留去し、析出した固体を回収し、本発明のポリオキシプロピレングリコール(X−1)を得た。重量平均分子量は 613,000、収率は60%であった。
実施例2
実施例1において、ルイス塩基(B−1)の代わりに、ルイス塩基としてエチルメチルケトン(pKaHは−7.0)(B−2)5.0部とした以外は、実施例1と同様な操作を行い、本発明のポリオキシプロピレングリコール(X−2)を得た。重量平均分子量は384,000、収率は50%であった。
実施例1において、ルイス塩基(B−1)の代わりに、ルイス塩基としてエチルメチルケトン(pKaHは−7.0)(B−2)5.0部とした以外は、実施例1と同様な操作を行い、本発明のポリオキシプロピレングリコール(X−2)を得た。重量平均分子量は384,000、収率は50%であった。
実施例3
窒素雰囲気下において、製造例2で得られたルイス酸触媒(A−2)0.2部、ルイス塩基(B−1)5.0部、プロピレンオキサイド100部、を1Lナスフラスコにいれ、0℃で6時間攪拌した。反応後に得られた固体を取り出し、5000部の溶剤としてのテトラヒドロフランに溶解し、「キョーワード1000」(吸着処理剤:協和化学工業社製)を5部投入し、90℃で1時間混合して触媒を吸着処理した。これを濾過して、回収した濾液からテトラヒドロフランを減圧下で留去し、析出した固体を回収し、本発明のポリオキシプロピレングリコール(X−3)を得た。重量平均分子量は228,000、収率は40%であった。
窒素雰囲気下において、製造例2で得られたルイス酸触媒(A−2)0.2部、ルイス塩基(B−1)5.0部、プロピレンオキサイド100部、を1Lナスフラスコにいれ、0℃で6時間攪拌した。反応後に得られた固体を取り出し、5000部の溶剤としてのテトラヒドロフランに溶解し、「キョーワード1000」(吸着処理剤:協和化学工業社製)を5部投入し、90℃で1時間混合して触媒を吸着処理した。これを濾過して、回収した濾液からテトラヒドロフランを減圧下で留去し、析出した固体を回収し、本発明のポリオキシプロピレングリコール(X−3)を得た。重量平均分子量は228,000、収率は40%であった。
比較例1
実施例1において、製造例1で得られたルイス塩基(B−1)5.0部の代わりにトルエン30部を用いた以外は実施例1と同様な操作を行い、比較のためのポリオキシプロピレングリコール(X’−1)を得た。重量平均分子量は300、収率は50%であった。
実施例1において、製造例1で得られたルイス塩基(B−1)5.0部の代わりにトルエン30部を用いた以外は実施例1と同様な操作を行い、比較のためのポリオキシプロピレングリコール(X’−1)を得た。重量平均分子量は300、収率は50%であった。
<分子量の測定>
分子量の測定は、ゲルパーミエーションクロマトグラフイー(GPC)を用いて以下の条件で測定した。
装置 :東ソー(株)製 HLC−8120
カラム :TSK GEL GMH6 2本 〔東ソー(株)製〕
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.25重量%のTHF溶液
溶液注入量 :100μL
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :東ソー製 標準ポリスチレン
分子量の測定は、ゲルパーミエーションクロマトグラフイー(GPC)を用いて以下の条件で測定した。
装置 :東ソー(株)製 HLC−8120
カラム :TSK GEL GMH6 2本 〔東ソー(株)製〕
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.25重量%のTHF溶液
溶液注入量 :100μL
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :東ソー製 標準ポリスチレン
<引張強度の評価>
実施例1〜3、比較例1のポリオキシプロピレングリコールにそれぞれテトラヒドロフラン(THF)を加えて溶解させ、20重量%THF溶液とした。
200mm×200mmの型に深さ1mm注ぎ入れ、60℃の循風乾燥器に6時間入れ、THFを揮散させ、200mm×200mm×0.2mmの樹脂シートを得た。
得られた樹脂シートを用いて、引張強度をJIS K7113−1995「プラスチックの引張試験方法」に準拠して、測定した。結果を表1に示す。
実施例1〜3、比較例1のポリオキシプロピレングリコールにそれぞれテトラヒドロフラン(THF)を加えて溶解させ、20重量%THF溶液とした。
200mm×200mmの型に深さ1mm注ぎ入れ、60℃の循風乾燥器に6時間入れ、THFを揮散させ、200mm×200mm×0.2mmの樹脂シートを得た。
得られた樹脂シートを用いて、引張強度をJIS K7113−1995「プラスチックの引張試験方法」に準拠して、測定した。結果を表1に示す。
本発明の実施例1〜3はいずれも高分子量で、引張強度が大きかったのに対し、比較例1では 分子量が低く、樹脂シートが作成できないため、測定できなかった。
本発明の製造方法はポリオキシプロピレングリコールの高分子量化が容易であるため、引張強度に優れたポリオキシプロピレングリコールを工業的に効率よく製造することができる。
また、本発明により得られたポリオキシプロピレングリコールは、接着剤、塗料、自動車用クッション材、自動車用バック材、注型ポッティング材、電子式複写機のクリーニングブレード等として有用である。
また、本発明により得られたポリオキシプロピレングリコールは、接着剤、塗料、自動車用クッション材、自動車用バック材、注型ポッティング材、電子式複写機のクリーニングブレード等として有用である。
Claims (6)
- プロピレンオキサイド(a)をルイス酸触媒(A)とルイス塩基(B)の存在下で配位アニオン重合させ、かつ該ルイス塩基(B)の共役酸の酸解離定数pKaHが−8〜−3であることを特徴とするポリオキシプロピレングリコールの製造方法。
- 該ルイス塩基(B)が、テトラヒドロキシフラン、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、アセトンおよびメチルエチルケトンからなる群より選ばれる1種以上である請求項1記載のポリオキシプロピレングリコールの製造方法。
- 該ルイス酸触媒(A)が、サレン錯体または複合金属シアン化物錯体触媒である請求項1または2記載のポリオキシプロピレングリコールの製造方法。
- 該ルイス酸触媒(A)の使用量がプロピレンオキサイド(a)の重量に基づいて0.01〜1.0重量%である請求項1〜3いずれか記載のポリオキシプロピレングリコールの製造方法。
- 該ルイス塩基(B)の使用量がプロピレンオキサイド(a)の重量に基づいて0.03〜5重量%である請求項1〜4いずれか記載のポリオキシプロピレングリコールの製造方法。
- 請求項1〜5いずれか記載の製造方法により製造され、重量平均分子量が200,000以上であることを特徴とするポリオキシプロピレングリコール。
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---|---|---|---|---|
US20140039126A1 (en) * | 2011-02-05 | 2014-02-06 | Bridgestone Corporation | Lanthanide Complex Catalyst And Polymerization Method Employing Same |
JP2014156508A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 組成物及び重合物 |
JP2016044247A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 東ソー株式会社 | アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法 |
CN109096481A (zh) * | 2018-08-28 | 2018-12-28 | 浙江大学 | 一种用于制备含聚醚的聚合物的催化体系及多种含聚醚的聚合物的制备方法 |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009019307A patent/JP2010174160A/ja active Pending
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