JP2010172980A - 多機能工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池の交換が不要である多機能工具を提供することを課題とする。
【解決手段】多機能工具10は、ボディ11の内部に設けられ回転力を発生させる駆動力発生手段としてのエアモータ26と、この駆動力発生手段26に回転可能に設けられ締め付け部材を回転させる回転主軸27と、この回転主軸27にジョイント28を介して連結され回転力により発電する発電手段としてのジェネレータ13と、回転主軸27に接続され締め付け部材を回転させるクラッチ兼インパクト機構31とからなる。
【効果】発電手段で照明に必要な電力を発電するので、外部からの電源及び多機能工具に内蔵する電池を必要とせずに、所定箇所を照らすことができる。
【選択図】図2
【解決手段】多機能工具10は、ボディ11の内部に設けられ回転力を発生させる駆動力発生手段としてのエアモータ26と、この駆動力発生手段26に回転可能に設けられ締め付け部材を回転させる回転主軸27と、この回転主軸27にジョイント28を介して連結され回転力により発電する発電手段としてのジェネレータ13と、回転主軸27に接続され締め付け部材を回転させるクラッチ兼インパクト機構31とからなる。
【効果】発電手段で照明に必要な電力を発電するので、外部からの電源及び多機能工具に内蔵する電池を必要とせずに、所定箇所を照らすことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、本来の工具機能と付加機能を備える多機能工具に関するものである。
従来、工具本体に照明部を付設した多機能工具が知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
この特許文献1に示される多機能工具は、ドライバ軸(10)(括弧番号は、引用文献の図面の符号を示す。)の基部(図右側)にグリップ(20)が固定され、グリップ(20)に電池(60)や発光ダイオード(30)が内蔵されている。
締め付け部が暗いときには、グリップ(20)の尾部に備えられているボタン(75)を押し、スイッチ(70)を入れることで、発光ダイオード(30)を点灯させることができる。
従来の照明には電池(60)を使用しているため、新しい電池との交換が必要であり、電池(60)が消耗すると付加機能が損なわれてしまい、常時使用する為にはメンテナンスが必要となり、工具としての管理工数の増加により使用拡大に制約があった。
本発明は、付加機能のメンテナンスが不要な多機能工具を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、工具本体に設けられた出力部に駆動力を発生させる駆動力発生手段と、この駆動力発生手段により発電する発電手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、駆動力発生手段は、外部エアにより駆動されるエアモータであることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、発電手段は、エアモータのエアの流れを利用して発電することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、発電手段は、駆動力発生手段により発生する回転力を利用して発電することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、発電手段で発生した電力により作動される付加機能を工具本体と一体的に備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、駆動力を発生させる駆動力発生手段と、この駆動力発生手段により発電する発電手段とからなる。発電手段で必要な電力を発電するので、電池の交換が不要であり、工具のメンテナンス性が向上し使用拡大を図ることができる。
請求項2に係る発明では、駆動力発生手段は、外部エアにより駆動されるエアモータとした。すなわち、外部からのエアにより駆動力を発生させるので、小型化が可能となる。
請求項3に係る発明では、発電手段は、エアモータのエアの流れを利用して発電するので、エアの流れを有効活用してエネルギーの無駄を抑制できる。
請求項4に係る発明では、発電手段は、駆動力発生手段の回転力を利用して発電するので、起動から停止迄の無負荷運転時等での回転エネルギーを利用できるなど、エネルギー効率の高い多機能工具を提供することができる。
請求項5に係る発明では、発電手段で発生した電力により作動される付加機能を工具本体に備えている。例えば、照明機能を備えて所定箇所を照らすことができるので、作業が行い易く成り、作業能率を向上させることができる。この他、用途に応じた付加機能を備えることができるので、作業能率を向上させることができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、多機能工具10は、ボディ11と、このボディ11にブラケット12を介して設けられている発電手段としてのジェネレータ13と、この発電手段としてのジェネレータ13に接続され発電された電力を導くコード14と、ボディ11の先端部にステー15を介して設けられコード14で導かれた電力により工具の出力部としての締め付け部16を照らす付加機能としての照明部17と、ボディ11に設けられ作業者が手で握るハンドル21と、このハンドル21の付け根に設けられているエアバルブ22と、ハンドル21の下端に設けられエアホース23により導かれたエアを吸い込む吸気部24及びエアを排出する排気筒25とからなる。
図1に示されるように、多機能工具10は、ボディ11と、このボディ11にブラケット12を介して設けられている発電手段としてのジェネレータ13と、この発電手段としてのジェネレータ13に接続され発電された電力を導くコード14と、ボディ11の先端部にステー15を介して設けられコード14で導かれた電力により工具の出力部としての締め付け部16を照らす付加機能としての照明部17と、ボディ11に設けられ作業者が手で握るハンドル21と、このハンドル21の付け根に設けられているエアバルブ22と、ハンドル21の下端に設けられエアホース23により導かれたエアを吸い込む吸気部24及びエアを排出する排気筒25とからなる。
なお、実施例では照明部17を発光ダイオードとしたが、これに限定されず、フィラメント電球等、電力により光るものであれば他の一般的な電球であってもよい。ただし、発光ダイオードであれば、消費電力が少ないため、発電手段の小型化が達成できる。また、フィラメント電球であれば、安価で入手が容易である。
また、締め付け部16には、締め付け部材の形状に合わせたレンチ等が交換可能に設けられている。
また、締め付け部16には、締め付け部材の形状に合わせたレンチ等が交換可能に設けられている。
図2に示されるように、多機能工具10は、ボディ11の内部に設けられ工具の出力部16に駆動力を発生させる駆動力発生手段としてのエアモータ26と、この駆動力発生手段26に回転可能に設けられ締め付け部材を回転させる回転主軸27と、この回転主軸27にジョイント28を介して連結され駆動力発生手段26の運動により発電する発電手段としてのジェネレータ13と、回転主軸27に接続され締め付け部材を回転させるクラッチ兼インパクト機構31とからなる。
発電手段としてのジェネレータ13は、ブラケット12にねじ32、32を介して設けられているモータハウジング33と、このモータハウジング33の内周面に設けられている磁石34、34と、モータハウジング33の両端に設けられているフランジ35、35と、これらのフランジ35、35に回転自在に設けられジョイント28に接続されている発電軸36と、この発電軸36に設けられているコイル37及び整流子41と、モータハウジング33に設けられ整流子42に摺動自在に接するブラシ42、42と、ブラケット12に設けられモータハウジング33を覆っているカバー43と、カバー43の内側に設けられている電子基板44と、この電子基板44に設けられブラシ42、42からの電流を整流するブリッジダイオード45及び電力を蓄えるコンデンサ46と、カバーの外側に設けられ電力の流れを開閉するスイッチ47とからなる。
クラッチ兼インパクト機構31は、締め付け部材に一定以上のトルクが加わった場合に、回転力を逃がす。半クラッチ状態では、締め付け部16を回転させない。
また、クラッチ兼インパクト機構31のクラッチを切り離し、締め付け部16の軸48を回転させない状態でエアを送り込むことで、駆動力発生手段26により発生する回転力を利用して発電された電力を外部に供給可能な付加機能としてのコンセント部49が、多機能工具10のボディ11またはカバー43の外装部に設けられている。また、本実施例に限らず各種センサー用電源に利用することも可能である。
また、クラッチ兼インパクト機構31のクラッチを切り離し、締め付け部16の軸48を回転させない状態でエアを送り込むことで、駆動力発生手段26により発生する回転力を利用して発電された電力を外部に供給可能な付加機能としてのコンセント部49が、多機能工具10のボディ11またはカバー43の外装部に設けられている。また、本実施例に限らず各種センサー用電源に利用することも可能である。
なお、発電手段としてのジェネレータ13は、上述した構成に限定されず、ブラシレス構造のジェネレータ等であってもよい。さらには、発電手段13は、回転構造に限定されず、機械動力を受けて電力を発生する発電素子でもよい。また、発電できれば他の構成であっても差し支えない。また、外部用充電部を備えてもよく、充電部により非使用時の電源にすることも可能である。
駆動力発生手段としてのエアモータ26は、ボディ11の内部に設けられているハウジング51と、このハウジング51の両端部に設けられている端部カバー52、52と、端部カバー52、52に設けられている軸受け53、53と、これらの軸受け53、53に回転自在に支持されている回転主軸としてのロータ27と、この回転主軸としてのロータ27に設けられエアを受ける複数のベーン54、54と、ハウジング51に設けられエアを駆動力発生手段26内に吸気する吸気口55及びエアを吐き出す吐出口56とからなる。
なお、駆動力発生手段としてのエアモータ26は、上述した構成に限定されず、ファンが回転する構造等、エアにより回転主軸27が回転すれば他の構成であっても差し支えない。また、駆動力発生手段26は、回転力の他に、エアハンマーなどの運動及びギヤ回転クラッチや減速機の回転でも駆動力発生を行える構成であっても差し支えない。
エアバルブ22は、ケース61、トリガー62、軸63、バルブ64及び圧縮ばね65とからなる。軸63は、ケース61に摺動自在に設けられている。圧縮ばね65はバルブ64を閉じる方向に付勢している。
図3に示されるように、回転主軸としてのロータ27は複数の溝57を備えている。これらの溝57にベーン54が摺動自在に設けられている。
次に駆動力発生手段としてのエアモータ26の作用を説明する。
エアが吸気口55からハウジング51内に入り、ベーン54はエアにより押される。ベーン54、ハウジング55及びロータ27に囲まれた空間58が大きくなる方向に、回転主軸としてのロータ27は回転する。エアは吐出口56、56から吐出される。
次に駆動力発生手段としてのエアモータ26の作用を説明する。
エアが吸気口55からハウジング51内に入り、ベーン54はエアにより押される。ベーン54、ハウジング55及びロータ27に囲まれた空間58が大きくなる方向に、回転主軸としてのロータ27は回転する。エアは吐出口56、56から吐出される。
以上に述べた多機能工具の作用を次に述べる。
図4において、(a)に示すように、トリガー62を引き、バルブ64を矢印(1)の向きに移動させて、エアバルブ22を開放する。
図4において、(a)に示すように、トリガー62を引き、バルブ64を矢印(1)の向きに移動させて、エアバルブ22を開放する。
(b)に示すように、吸気部24から、矢印(2)の向きにエアが入り、矢印(3)のように、エアバルブ22を通過する。エアは、矢印(4)のように、吸気口55から駆動力発生手段としてのエアモータ26内に入る。そして、エアは、矢印(5)のように、駆動力発生手段としてのエアモータ26の吐出口56から出て、矢印(6)のように排気筒25から排出される。
図5において、(a)に示すように、エアにより駆動力発生手段としてのエアモータ26に回転力が発生し、回転主軸としてのロータ27は、矢印(7)のように回転する。回転力により、発電手段13にて発電される。矢印(8)のように、スイッチ47を入れると電流が流れる。
(b)に示すように、電流は、矢印(9)の向きにコード14を伝わり、照明部としての発光ダイオード17に流れる。電力が供給された発光ダイオード17は、矢印(10)のように発光し、所定箇所を照らす。
次に本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図6において、図2と同様の部材で構成されている部分は、符号を流用して詳細な説明は省略する。
多機能工具10は、ボディ11の内部に設けられ駆動力発生手段としてのエアモータ26へエアを供給するエア供給路66及び駆動力発生手段としてのエアモータ26から排出されたエアを外部に排気するエア排気路67と、このエア排気路67に設けられ排気により回転するファン68と、ファンの回転軸71に連結され回転力により発電するジェネレータとしての発電手段72と、ボディ11に設けられジェネレータとしての発電手段72からの電力を導くコード14と、このコード14を覆うコードカバー73と、締め付け部16を照らす照明部としての発光ダイオード17とからなる。
図6において、図2と同様の部材で構成されている部分は、符号を流用して詳細な説明は省略する。
多機能工具10は、ボディ11の内部に設けられ駆動力発生手段としてのエアモータ26へエアを供給するエア供給路66及び駆動力発生手段としてのエアモータ26から排出されたエアを外部に排気するエア排気路67と、このエア排気路67に設けられ排気により回転するファン68と、ファンの回転軸71に連結され回転力により発電するジェネレータとしての発電手段72と、ボディ11に設けられジェネレータとしての発電手段72からの電力を導くコード14と、このコード14を覆うコードカバー73と、締め付け部16を照らす照明部としての発光ダイオード17とからなる。
次に以上に述べた実施例2の作用を説明する。
図7に示されるように、(a)はエアの流れを説明する図であり、矢印(11)のように、トリガー62を引きエアバルブ22を開放すると、矢印(12)のように、吸気部24からエア供給路66にエアが入る。エアは、矢印(13)のように、エアバルブ22を通過し、矢印(14)のように、駆動力発生手段としてのエアモータ26の吸気口55に入る。そして、矢印(15)のように、吐出口56からでたエアは、エア排気路67を通過し、矢印(16)のように、発電手段72の排気口73から外部に排出される。
図7に示されるように、(a)はエアの流れを説明する図であり、矢印(11)のように、トリガー62を引きエアバルブ22を開放すると、矢印(12)のように、吸気部24からエア供給路66にエアが入る。エアは、矢印(13)のように、エアバルブ22を通過し、矢印(14)のように、駆動力発生手段としてのエアモータ26の吸気口55に入る。そして、矢印(15)のように、吐出口56からでたエアは、エア排気路67を通過し、矢印(16)のように、発電手段72の排気口73から外部に排出される。
(b)は照明部への電力供給を説明する図であり、エアによりファン68は、矢印(17)のように回転する。すると、エアの流れを利用して発電手段72で発電される。矢印(18)のように、スイッチ47を入れると、矢印(19)の向きに電気が流れ、発光ダイオード17に電力が供給される。発光ダイオード17は、矢印(20)のように発光し、締め付け部16を照らす。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図8に示されるように、多機能工具10は、ボディ11と、このボディ11に設けられ締め付け部16を照らす照明部としての発光ダイオード17、17と、ボディ11に設けられ作業者が手で握るハンドル21と、このハンドル21の付け根に設けられているエアバルブ22と、ハンドル21の下端に設けられエアホース23により導かれたエアを吸い込む吸気部24及びエアを排出する排気筒25とからなる。
図8に示されるように、多機能工具10は、ボディ11と、このボディ11に設けられ締め付け部16を照らす照明部としての発光ダイオード17、17と、ボディ11に設けられ作業者が手で握るハンドル21と、このハンドル21の付け根に設けられているエアバルブ22と、ハンドル21の下端に設けられエアホース23により導かれたエアを吸い込む吸気部24及びエアを排出する排気筒25とからなる。
なお、照明部17は発光ダイオードに限定されず、フィラメント電球等、電力により光るものであれば他の一般的な電球であってもよい。ただし、発光ダイオードであれば、消費電力が少ないため、発電手段の小型化が達成できる。また、フィラメント電球であれば、安価で入手が容易である。
また、締め付け部16には、締め付け部材の形状に合わせたレンチ等が交換可能に設けられている。
また、締め付け部16には、締め付け部材の形状に合わせたレンチ等が交換可能に設けられている。
図9において、図2と同様の部材で構成されている部分は、符号を流用して詳細な説明は省略する。
図9に示されるように、多機能工具10は、締め付け部材を着脱可能に支持する回転主軸としてのロータ27と、この回転主軸としてのロータ27を回転させる駆動力発生手段としてのエアモータ26と、この駆動力発生手段としてのエアモータ26及び回転主軸としてのロータ27とを収納するボディ11と、このボディ11内に収納され駆動力発生手段としてのエアモータ26により回されて発電する発電手段74と、この発電手段74からの電力により締め付け部16を照らす照明部としての発光ダイオード17、17と、回転主軸としてのロータ27に接続され締め付け部材を回転させるクラッチ兼インパクト機構31とからなる。
図9に示されるように、多機能工具10は、締め付け部材を着脱可能に支持する回転主軸としてのロータ27と、この回転主軸としてのロータ27を回転させる駆動力発生手段としてのエアモータ26と、この駆動力発生手段としてのエアモータ26及び回転主軸としてのロータ27とを収納するボディ11と、このボディ11内に収納され駆動力発生手段としてのエアモータ26により回されて発電する発電手段74と、この発電手段74からの電力により締め付け部16を照らす照明部としての発光ダイオード17、17と、回転主軸としてのロータ27に接続され締め付け部材を回転させるクラッチ兼インパクト機構31とからなる。
発電手段74は、回転主軸としてのロータ27に設けられている複数の磁石75と、これらの複数の磁石75に臨むように設けられている複数のコイル76、76と、ボディ11の内部に設けられている電子基板44と、この電子基板44に設けられコイル76、76からの電流を整流するブリッジダイオード45及び電力を蓄えるコンデンサ46と、ボディ11の外側に設けられ電流の流れを開閉するスイッチ47とからなる。
駆動力発生手段としてのエアモータ26は、ボディ11の内部に設けられているハウジング51と、このハウジング51の両端部に設けられている端部カバー52、52と、これらの端部カバー52、52に設けられている軸受け53、53と、これらの軸受け53、53に回転自在に支持されている回転主軸としてのロータ27と、この回転主軸としてのロータ27に設けられエアを受ける複数のベーン54と、ハウジング51に設けられエアを駆動力発生手段としてのエアモータ26内に吸気する吸気口55及びエアを吐き出す吐出口56とからなる。
なお、駆動力発生手段としてのエアモータ26は、上述した構成に限定されず、ファンが回転する構造等、エアにより回転主軸27が回転すれば他の構成であっても差し支えない。
図10に示されるように、回転主軸としてのロータ27は複数の溝57を備えている。これらの溝57にベーン54が摺動自在に設けられている。
次に駆動力発生手段としてのエアモータ26の作用を説明する。
エアが吸気口55からハウジング51内に入り、ベーン54はエアにより押される。ベーン54、ハウジング51及びロータ27に囲まれた空間58が大きくなる方向に、回転主軸としてのロータ27は回転する。エアは吐出口56、56、56から吐出される。
次に駆動力発生手段としてのエアモータ26の作用を説明する。
エアが吸気口55からハウジング51内に入り、ベーン54はエアにより押される。ベーン54、ハウジング51及びロータ27に囲まれた空間58が大きくなる方向に、回転主軸としてのロータ27は回転する。エアは吐出口56、56、56から吐出される。
以上に述べた多機能工具の作用を次に述べる。
図11はエアの流れ及び照明部への電力供給を説明する図である。
(a)はエアの流れを説明する図であり、矢印(21)のように、トリガー62を引きエアバルブ22を開放すると、矢印(22)のように、吸気部24からエア供給路66にエアが入る。エアは、矢印(23)のように、エアバルブ22を通過し、矢印(24)のように、駆動力発生手段としてのエアモータ26の吸気口55に入る。そして、吐出口56からでたエアは、矢印(25)のように、エア排気路67を通過し、矢印(26)のように、排気筒25から外部に排出される。
図11はエアの流れ及び照明部への電力供給を説明する図である。
(a)はエアの流れを説明する図であり、矢印(21)のように、トリガー62を引きエアバルブ22を開放すると、矢印(22)のように、吸気部24からエア供給路66にエアが入る。エアは、矢印(23)のように、エアバルブ22を通過し、矢印(24)のように、駆動力発生手段としてのエアモータ26の吸気口55に入る。そして、吐出口56からでたエアは、矢印(25)のように、エア排気路67を通過し、矢印(26)のように、排気筒25から外部に排出される。
(b)は照明部への電力供給を説明する図であり、エアにより回転主軸としてのロータ27は、矢印(27)のように回転する。すると、発電手段74で発電される。矢印(28)のように、スイッチ47を入れると、矢印(29)の向きに電気が流れ、照明部としての発光ダイオード17に電力が供給される。発光ダイオード17は、矢印(30)のように発光し、所定箇所を照らす。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
図12において、図2と同様の部材で構成されている部分は、符号を流用して詳細な説明は省略する。
図12に示されるように、多機能工具10は、駆動力発生手段としてのエアモータ26の後方に発電手段77を備えている。
図12において、図2と同様の部材で構成されている部分は、符号を流用して詳細な説明は省略する。
図12に示されるように、多機能工具10は、駆動力発生手段としてのエアモータ26の後方に発電手段77を備えている。
発電手段77は、回転主軸としてのロータ27の端部にねじ78を介して連結されているヨーク81と、このヨーク81に設けられている複数の磁石82、82と、これらの複数の磁石82、82に臨むように設けられている複数のコイル83、83と、ボディ11内部の後方に設けられコイル83、83を保持するステー84とからなる。
次に発電手段77の作用を説明する。
ロータ27の回転に伴い、磁石82、82が回転する。すると、電磁誘導により発電される。スイッチ47を入れることで、照明部としての発光ダイオード17、17に電力が供給され、締め付け部16を照らす。
ロータ27の回転に伴い、磁石82、82が回転する。すると、電磁誘導により発電される。スイッチ47を入れることで、照明部としての発光ダイオード17、17に電力が供給され、締め付け部16を照らす。
図9と図12において、図12に示す多機能工具10の外径D2は、図9に示す多機能工具10の外径D1に比較して小さいので、細く狭い所でも、図12の多機能工具10にて作業を行うことができる。また、図9に示す多機能工具10の長さL1は、図12に示す多機能工具10の長さL2に比較して短いので、多機能工具10の長さ方向が短い空間でも、図9の多機能工具10にて作業を行うことができる。
尚、本発明に係る多機能工具は、実施の形態ではインパクトレンチに適用したが、ドライバ等にも適用可能であり、回転させて締め付ける構成であれば、他の一般的な多機能工具に適用することは差し支えない。
本発明の多機能工具は、インパクトレンチに好適である。
10…多機能工具、11…ボディ、13、72、74、77…発電手段(ジェネレータ)、16…締め付け部、17…付加機能(照明部、発光ダイオード)、26…駆動力発生手段(エアモータ)、27…回転主軸(ロータ)、49…付加機能(コンセント部)、66…エア供給路、67…エア排気路、68…ファン、71…ファンの回転軸、75、82…磁石、76、83…コイル。
Claims (5)
- 工具本体に設けられた出力部に駆動力を発生させる駆動力発生手段と、この駆動力発生手段により発電する発電手段と、を備えていることを特徴とする多機能工具。
- 前記駆動力発生手段は、外部エアにより駆動されるエアモータであることを特徴とする請求項1記載の多機能工具。
- 前記発電手段は、前記エアモータのエアの流れを利用して発電することを特徴とする請求項2記載の多機能工具。
- 前記発電手段は、前記駆動力発生手段により発生する回転力を利用して発電することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の多機能工具。
- 前記発電手段で発生した電力により作動される付加機能を工具本体と一体的に備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の多機能工具。
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