JP2010172959A - 膜除去装置、および半導体装置の製造方法 - Google Patents
膜除去装置、および半導体装置の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】透明基板上の膜のレーザ光による除去をより確実に行なうことができる膜除去装置と、より確実に膜の除去が行なわれる半導体装置の製造方法とを提供する。
【解決手段】膜除去装置は、厚さ方向を有する透明基板2上に形成された膜30を除去するためのものである。固定部61は、透明基板2を固定するためのものである。支持部65は、固定部61に対して厚さ方向と交差する方向に相対的に変位可能なものである。第1のレーザヘッド64aおよび第2のレーザヘッド64bは、支持部65に支持され、第1の焦点位置Faおよび第2の焦点位置Fbをそれぞれ有する。厚さ方向における第1の焦点位置Faおよび第2の焦点位置Fbは互いに異なる。
【選択図】図2
【解決手段】膜除去装置は、厚さ方向を有する透明基板2上に形成された膜30を除去するためのものである。固定部61は、透明基板2を固定するためのものである。支持部65は、固定部61に対して厚さ方向と交差する方向に相対的に変位可能なものである。第1のレーザヘッド64aおよび第2のレーザヘッド64bは、支持部65に支持され、第1の焦点位置Faおよび第2の焦点位置Fbをそれぞれ有する。厚さ方向における第1の焦点位置Faおよび第2の焦点位置Fbは互いに異なる。
【選択図】図2
Description
本発明は、膜除去装置、および半導体装置の製造方法に関し、特に、レーザヘッドを用いて透明基板上の膜を除去するための膜除去装置、および透明基板を有する半導体装置の製造方法に関するものである。
光電変換装置などの半導体装置の製造において、基板上の膜がレーザを用いて除去されることがある。たとえば特開平11−330513号公報(特許文献1)によれば、以下のような光電変換装置の製造方法が開示されている。
まずガラス基板上に透明電極層が形成される。そして、集積されるべき複数の光電変換セルに対応して、複数の透明電極分離溝がレーザビームを用いたレーザスクライブ法によって形成される。そして光電変換ユニット層が形成される。そして光電変換ユニット層を貫通する複数の接続用溝がレーザスクライブ法によって形成される。そして裏面電極層が堆積される。そして透明電極層が切断される場合と同様に、レーザスクライブ法によって裏面電極層が切断され、複数の裏面電極分離溝が形成される。上記のレーザビームはガラス基板側から入射される。
また上記のような半導体装置の製造工程において、基板の端面や下面に透明導電材料や金属材料が回り込んで付着する問題があることが、たとえば特開2001−44467号公報(特許文献2)に記載されている。
上記のように、透明基板の一の面上に膜が形成されている場合、この面と反対の面上には、この膜の成膜時に回り込んだ物質、または他の汚れなどからなる付着物が付着していることがある。このような透明基板(ガラス基板)を介して光(レーザビーム)が膜へ入射される場合、光の進行が付着物によって阻害されることで、膜の除去に不良が生じ得るという問題がある。
それゆえ本発明の目的は、透明基板上の膜のレーザ光による除去をより確実に行なうことができる膜除去装置と、より確実に膜の除去が行なわれる半導体装置の製造方法とを提供することを目的とする。
本発明の膜除去装置は、厚さ方向を有する透明基板上に形成された膜を除去するためのものであって、固定部と、支持部と、第1および第2のレーザヘッドとを有する。固定部は、透明基板を固定するためのものである。支持部は、固定部に対して厚さ方向と交差する方向に相対的に変位可能なものである。第1および第2のレーザヘッドは、支持部に支持され、第1および第2の焦点位置をそれぞれ有する。厚さ方向における第1および第2の焦点位置は互いに異なる。
本発明の膜除去装置によれば、厚さ方向における第1および第2の焦点位置が互いに異なるので、付着物の位置と第1の焦点位置とを合わせつつ、除去されるべき膜の位置と第2の焦点位置とを合わせることができる。これにより、第1の焦点位置を有する光で付着物を除去しつつ、第2の焦点位置を有する光によって膜を除去することができる。よって付着物に阻害されることなく、より確実に膜の除去を行なうことができる。
上記の膜除去装置において好ましくは、第1および第2のレーザヘッドの各々の波長は互いに同じである。これにより、第1および第2のレーザヘッドの各々の波長を膜の除去に適したものとすることで、第1のレーザヘッドによってこの膜の成膜時の回り込みに起因した付着物を効率よく除去しつつ、第2のレーザヘッドによってこの膜を効率よく除去することができる。
上記の膜除去装置において好ましくは、第1および第2のレーザヘッドの各々の波長は互いに異なる。これにより、付着物および膜の各々の除去に適した波長が互いに異なる場合において、第1のレーザヘッドの波長を付着物の除去に適したものとし、かつ第2のレーザヘッドの波長を膜の除去に適したものとすることができる。これにより、第1および第2のレーザヘッドのそれぞれによって、付着物および膜を効率よく除去することができる。
上記の膜除去装置において好ましくは、膜除去装置は、支持部に支持され、かつ第3の焦点位置を有する第3のレーザヘッドをさらに有し、厚さ方向における第1および第3の焦点位置は互いに同じである。これにより、第1のレーザヘッドおよび第3のレーザヘッドのいずれかを選択することで、付着物が除去される位置を選択することができる。よって膜除去を行なう際における固定部および支持部の間の相対的な変位の方向をより多様化することができるので、膜除去の効率を高めることができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、厚さ方向に対向する第1および第2の主面を有する透明基板を固定するための固定部と、固定部に対して厚さ方向と交差する方向に相対的に変位可能な支持部と、第2の主面との間に第1の主面を挟むように支持部に支持された第1および第2のレーザヘッドとを含む膜除去装置を用いた半導体装置の製造方法であって、以下の工程を有する。
第2の主面上に膜が形成された透明基板が固定部に固定される。第1のレーザヘッドによって第1の焦点位置を有する第1の光が第1の主面に照射される。支持部が固定部に対して厚さ方向と交差する方向に相対的に変位される。第2のレーザヘッドによって第2の焦点位置を有する第2の光が第1の主面を介して膜に照射される。上記の変位は、第2の光が第1の主面の第1の光に照射された部分に入射するように行なわれ、かつ第1の焦点位置は第2の焦点位置に比して第2の主面から遠い。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、第2の光は、第1の主面の第1の光に照射された部分に入射するので、第1の主面における付着物が除去された部分に入射することができる。よって第2の光は付着物に阻害されることなく膜に達することができる。また第1の光の第1の焦点位置は第2の焦点位置に比して第2の主面から遠いので、膜の効率的な除去のために第2の焦点位置を膜の位置に合わせつつ、第1の焦点位置を膜の位置から離すことができる。よって付着物除去のための第1の光が膜に及ぼす影響を抑制することができる。
上記の半導体装置の製造方法において好ましくは、第1および第2の光の各々の波長は互いに同じである。これにより、第1および第2の光の各々の波長を膜の除去に適したものとすることで、第1の光によってこの膜の成膜時の回り込みに起因した付着物を効率よく除去しつつ、第2の光によってこの膜を効率よく除去することができる。
上記の半導体装置の製造方法において好ましくは、厚さ方向における第2の焦点位置において、第1の光のパルス当たりのエネルギー密度は、第2の光のパルス当たりのエネルギー密度よりも小さい。これにより第1の光が膜に及ぼす影響を抑制することができる。
上記の半導体装置の製造方法において好ましくは、第1および第2の光の各々の波長は互いに異なる。これにより、付着物および膜の各々の除去に適した波長が互いに異なる場合において、第1の光の波長を付着物の除去に適したものとし、かつ第2の光の波長を膜の除去に適したものとすることができる。よって、第1および第2の光のそれぞれによって、付着物および膜を効率よく除去することができる。
上記の半導体装置の製造方法において好ましくは、第1の光のパルス周波数は、第2の光のパルス周波数よりも高い。これにより第1の光による付着物の除去をより均一に行なうことができる。
上記の半導体装置の製造方法において好ましくは、半導体装置は光電変換装置である。
さらに好ましくは、光電変換装置は、透明基板上に設けられた透明電極と、透明電極上に設けられた半導体層と、半導体層上に設けられた裏面電極とを有する。膜は、透明電極、半導体層および裏面電極のいずれかである。
さらに好ましくは、光電変換装置は、透明基板上に設けられた透明電極と、透明電極上に設けられた半導体層と、半導体層上に設けられた裏面電極とを有する。膜は、透明電極、半導体層および裏面電極のいずれかである。
以上説明したように、本発明によれば、第1の焦点位置を有する光で付着物を除去しつつ、第2の焦点位置を有する光によって膜を除去することで、付着物に阻害されることなく、より確実に膜の除去を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
はじめに本実施の形態の膜除去装置の構成について説明する。
(実施の形態1)
はじめに本実施の形態の膜除去装置の構成について説明する。
図1および図2をを参照して、本実施の形態の膜除去装置60は、厚さ方向(図中の縦方向)を有する透明基板2上に形成された膜を除去するためのものである。膜除去装置60は、支持ローラ61(固定部)と、X−Yロボット65(支持部)と、第1および第2のレーザヘッド64a、64bと、CCDカメラ63とを有する。
支持ローラ61は、透明基板2を固定するためのものである。
X−Yロボット65は、XYZ直交座標系において透明基板2の厚さ方向をZ方向として、X方向およびY方向に移動可能に構成されている。すなわちX−Yロボット65は、支持ローラ61に対して、X方向およびY方向の各々に相対的に変位可能に構成されている。
X−Yロボット65は、XYZ直交座標系において透明基板2の厚さ方向をZ方向として、X方向およびY方向に移動可能に構成されている。すなわちX−Yロボット65は、支持ローラ61に対して、X方向およびY方向の各々に相対的に変位可能に構成されている。
第1および第2のレーザヘッド64a、64bは、X−Yロボット65に支持されている。第1および第2のレーザヘッド64a、64bのそれぞれは、第1および第2の焦点位置Fa、Fbを有する。Z方向(図中の縦方向)における第1および第2の焦点位置FaおよびFbは互いに距離Dfだけ異なっている。距離Dfはおおよそ透明基板2の厚さに対応している。また第1および第2のレーザヘッドの各々の波長は、膜除去装置60の用途に応じて、互いに同じ波長、または互いに異なる波長を有する。
CCDカメラ63は、膜除去を所望の位置において行なうために、透明基板2およびその上に形成された膜を画像認識するためのものである。
次に膜除去装置60の動作について説明する。
図1〜図3を参照して、まず透明基板2が準備される。透明基板2は、Z方向に対向する第1および第2の主面S1、S2を有する。第2の主面S2上には、膜除去装置60によって加工される膜30が予め成膜されている。また第1の主面S1上には、付着物53が形成されている。付着物53は、たとえば膜30の成膜における回り込みによって副次的に形成されたもの、あるいは汚れの付着によって形成されたものである。
図1〜図3を参照して、まず透明基板2が準備される。透明基板2は、Z方向に対向する第1および第2の主面S1、S2を有する。第2の主面S2上には、膜除去装置60によって加工される膜30が予め成膜されている。また第1の主面S1上には、付着物53が形成されている。付着物53は、たとえば膜30の成膜における回り込みによって副次的に形成されたもの、あるいは汚れの付着によって形成されたものである。
次に透明基板2が支持ローラ61に固定される。これにより、第2の主面S2との間に第1の主面S1を挟むように、第1および第2のレーザヘッド64a、64bが位置される。第1のレーザヘッド64aの第1の焦点位置Faは第1の主面S1の位置とおおよそ同一とされ、第2のレーザヘッド64bの第2の焦点位置Fbは第2の主面S2の位置とおおよそ同一とされる。よって第1の焦点位置Faは第2の焦点位置Fbに比して第2の主面S2から遠い。
次にX−Yロボット65がXY面内で移動されながら、第1および第2のレーザヘッド64a、64bのそれぞれから第1および第2の光La、Lbが出射される工程が行なわれる。以下にこの工程について詳しく説明する。
第1のレーザヘッド64aから第1の光Laのパルスが第1の主面S1に向かって照射される。このパルス照射が行なわれつつ、X−Yロボット65が方向Maに移動される。これにより方向Maに沿って付着物53が順次除去される。方向Maは、XY平面に対応する平面視において焦点位置Fbから焦点位置Faに向かう方向である。
また第2のレーザヘッド64bから第2の光Lbのパルスが第1の主面S1に向かって照射される。このパルス照射が行なわれつつ、X−Yロボット65が方向Maに移動される。この移動によって、XY平面において、焦点位置Faが位置していた位置に、焦点位置Fbが達する。この時点で第2のレーザヘッド64bから出射された第2の光Lbは、第1の主面S1の第1の光Laに照射された部分に入射し、さらに進行することで第2の主面S2上の膜30に達する。第1の主面S1の第1のLaに照射された部分は第1の光Laによって付着物53が除去されているので、第2の光Lbは付着物53に阻害されることなく、膜30に達することができる。よって膜30が効率よく除去される。
膜30の除去領域が線状の場合、上記のようにX−Yロボット65を方向Maに沿って移動させることで、方向Maに沿った線状の除去が行なわれる。また膜30の除去領域が面状の場合、たとえば図3に示すように、第1および第2の光La、Lbの方向Maに沿った走査が、XY平面において方向Maと交差する方向STにずらされながら繰り返し行なわれる。
次に第1および第2の光La、Lbについて詳しく説明する。
第1および第2の光La、Lbの各々として、互いに同じ波長を有する光パルスを用いることができる。特に膜30と付着物53とが同じ材料を含む場合、この材料の除去に適した共通の波長を用いることで、第1の光Laによる付着物53の除去と、第2の光Lbによる膜30の除去とを、共に効率よく行なうことができる。
第1および第2の光La、Lbの各々として、互いに同じ波長を有する光パルスを用いることができる。特に膜30と付着物53とが同じ材料を含む場合、この材料の除去に適した共通の波長を用いることで、第1の光Laによる付着物53の除去と、第2の光Lbによる膜30の除去とを、共に効率よく行なうことができる。
なお、第1および第2の光の各々の波長は互いに異なってもよい。これにより、付着物53および膜30の各々の除去に適した波長が互いに異なる場合において、第1の光Laの波長を付着物53の除去に適したものとし、かつ第2の光Lbの波長を膜30の除去に適したものとすることができる。これにより、第1および第2の光La、Lbのそれぞれによって、付着物53および膜30を効率よく除去することができる。
好ましくは、第2の焦点位置Fbにおいて、第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度は、第2の光Lbのパルス当たりのエネルギー密度よりも小さくされる。これにより付着物53の除去のための第1の光Laが膜30に及ぼす影響を抑制することができる。
なお第2の焦点位置Fbにおいて第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度が過度に大きいと、第1の光Laによって膜30が半ば除去された状態となる。この場合、膜30を完全に除去するためには、より高いパルスエネルギーを有する第2の光Lbを用いることが必要となる。この結果、膜30の除去が行なわれる部分の周囲にダメージを与えたり、より高出力の第2のレーザヘッド64bを準備する必要が生じたりするという問題が生じる。
また好ましくは、第1の光Laのパルス周波数は、第2の光Lbのパルス周波数よりも高い。これにより、第1の主面S1に対してより均一に第1の光Laを照射することができる。よって付着物53の除去をより均一に行なうことができる。
上記の膜除去方法は、半導体装置の製造方法に用いることができる。このような半導体装置の一例として、光電変換装置の一種である薄膜太陽電池について説明する。
はじめに本実施の形態の薄膜太陽電池の構成について説明する。
図4および図5(A)、(B)を参照して、本実施の形態の半導体装置としての光電変換装置である薄膜太陽電池1は、透明基板2と、透明電極層3と、半導体光電変換層4と、裏面電極層5と、電極10とを有する。
図4および図5(A)、(B)を参照して、本実施の形態の半導体装置としての光電変換装置である薄膜太陽電池1は、透明基板2と、透明電極層3と、半導体光電変換層4と、裏面電極層5と、電極10とを有する。
透明基板2は、第2の光Lbに対して透光性を有する。透明基板2上には、透明電極層3、半導体光電変換層4および裏面電極層5がこの順序で積層されている。
透明電極層3は、導電膜であって、第1分離溝6によって複数の領域に分離されている。第1分離溝6は半導体光電変換層4で埋められている。
裏面電極層5は導電膜である。裏面電極層5および半導体光電変換層4は、第2分離溝8によって複数のセル領域11に分離されている。
また半導体光電変換層4には、貫通部であるコンタクトライン7が形成されている。コンタクトライン7は、裏面電極層5によって埋められており、隣り合うセル領域11間を電気的に直列に接続している。このように直列接続された複数のセル領域11の端子として、電極10が裏面電極層5上に設けられている。
次に薄膜太陽電池1の製造方法について説明する。
図6(A)および(B)を参照して、透明電極層3が形成された透明基板2が準備される。透明基板2は、たとえばガラス基板である。また透明電極層3の材料は、たとえば、SnO2(酸化スズ)、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(酸化亜鉛)を用いることができる。
図6(A)および(B)を参照して、透明電極層3が形成された透明基板2が準備される。透明基板2は、たとえばガラス基板である。また透明電極層3の材料は、たとえば、SnO2(酸化スズ)、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(酸化亜鉛)を用いることができる。
主に図7(A)および(B)を参照して、矢印LM1に示すように、透明電極層3が透明基板2を介したレーザスクライブによって加工される。このレーザスクライブにより、透明電極層3を複数の領域に分離する第1分離溝6が形成される。
具体的には、上述した膜30の除去方法(図1〜図3)と同様の方法によって、透明電極層3の部分的な除去が行なわれる。つまり第1の光Laによって透明基板2の裏面(図7における下面)上の付着物が除去されつつ、第2の光Lbによって透明電極層3の除去が行なわれる。この付着物は、たとえば透明基板2の表の面(図7における上面)に透明電極層7が成膜された場合に回り込みによって裏面に形成されたものである。このような回り込みは、透明電極層3がCVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成された場合に、特に顕著に発生しやすい。
第1および第2の光LaおよびLbの各々の波長は、透明電極層3の材料が吸収しやすい波長であり、たとえば1064nmである。
また好ましくは、Z方向における第2の焦点位置Fbにおいて、第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度は、第2の光Lbのパルス当たりのエネルギー密度よりも小さい。このためには、たとえば、第1の焦点位置Faにおける第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度が33mJ/mm2とされ、第2の焦点位置Fbにおける第2の光Lbのパルス当たりのエネルギー密度が69mJ/mm2とされる。この例の場合、Z方向における第2の焦点位置Fbにおける第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度は、第1の焦点位置Faからのずれによって33mJ/mm2よりも小さくなる。よってZ方向における第2の焦点位置Fbにおける第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度は、69mJ/mm2よりも小さくなる。
なお第1の光Laに関する他のパラメータを例示すると、ビーム形状は直径60μmの円形であり、パルス周波数は40kHzであり、ビーム出力は15Wであり、パルス当たりのエネルギーは0.38mJである。また第2の光Lbに関する他のパラメータを例示すると、ビーム形状は方向Maに沿った640μmの辺と、この辺に直交する450μmの辺とを有する長方形であり、パルス周波数は5.5kHzであり、ビーム出力は110Wであり、パルス当たりのエネルギーは20mJである。
図8(A)および(B)を参照して、第1分離溝6を埋めるように透明電極層3を覆う半導体光電変換層4が形成される。半導体光電変換層4は、たとえば、アモルファスシリコン薄膜からなるp層、i層およびn層が順次積層された構造を有し、200nm以上5μm以下の厚さを有する。
図9(A)および(B)を参照して、矢印LM2に示すように、透明電極層3および半導体光電変換層4が、透明基板2を介したレーザスクライブによって加工される。このレーザスクライブの波長は、光の吸収が主に半導体光電変換層4において生じるように選択され、たとえば532nmである。これにより半導体光電変換層4の一部がアブレーションされることでコンタクトライン7が形成される。
図10(A)および(B)を参照して、コンタクトライン7を埋めるように半導体光電変換層4を覆う裏面電極層5が形成される。裏面電極層5は、たとえばZnO層とAg(銀)層との積層体である。
図11(A)および(B)を参照して、矢印LM3に示すように、透明電極層3、半導体光電変換層4および裏面電極層5が、透明基板2を介したレーザスクライブによって加工される。このレーザスクライブの波長は、光の吸収が主に半導体光電変換層4において生じるように選択され、たとえば532nmである。これにより半導体光電変換層4および裏面電極層5の一部がアブレーションされることで第2分離溝8が形成される。
図12(A)および(B)を参照して、透明電極層3、半導体光電変換層4および裏面電極層5が、透明基板2を介したレーザスクライブによって加工される。このレーザスクライブの波長は、光の吸収が主に半導体光電変換層4において生じるように選択され、たとえば532nmである。これにより半導体光電変換層4および裏面電極層5の一部がアブレーションされることで、第2分離溝8の長手方向の両端(図12(A)の左右端)の各々の近傍に周縁溝9が形成される。
図13(A)および(B)を参照して、周縁溝9のさらに外側(図13(A)の破線部の外側)の領域と、第2分離溝8の延在方向に沿った外側(図13(B)の左右側)の領域とに、レーザスクライブが行なわれる。このレーザスクライブにより透明電極層3、半導体光電変換層4および裏面電極層5の各々の一部が除去される。
このレーザスクライブは具体的には上述した膜30の除去方法(図1〜図3)と同様の方法によって、より具体的には上述した透明電極層3の除去方法(図7(B))と同様の方法によって行なうことができる。
図5(A)および(B)を参照して、第2分離溝8の延在方向に直交する方向の両端の裏面電極層5の表面上に、第2分離溝8の延在方向と同じ方向に延在する電極10が形成される。
以上により、本実施の形態の光電変換装置である薄膜太陽電池1が得られる。
本実施の形態の膜除去装置によれば、図2に示すように、Z方向における第1および第2の焦点位置Fa、Fbが距離Dfだけ異なるので、第1の主面S1上の付着物53の位置と第1の焦点位置Faとを合わせつつ、第2の主面S2上の膜30の位置と第2の焦点位置Fbとを合わせることができる。これにより、第1の光Laで付着物53を除去しつつ、第2の光Lbによって膜30を除去することができる。よって付着物53に阻害されることなく、より確実に膜30の除去を行なうことができる。
本実施の形態の膜除去装置によれば、図2に示すように、Z方向における第1および第2の焦点位置Fa、Fbが距離Dfだけ異なるので、第1の主面S1上の付着物53の位置と第1の焦点位置Faとを合わせつつ、第2の主面S2上の膜30の位置と第2の焦点位置Fbとを合わせることができる。これにより、第1の光Laで付着物53を除去しつつ、第2の光Lbによって膜30を除去することができる。よって付着物53に阻害されることなく、より確実に膜30の除去を行なうことができる。
また第1および第2のレーザヘッド64a、64bの各々の波長が膜30の除去に適した共通の波長とされると、第1のレーザヘッド64aによってこの膜30の成膜時の回り込みに起因した付着物53を効率よく除去しつつ、第2のレーザヘッド64bによって膜30を効率よく除去することができる。
逆に第1および第2のレーザヘッド64a、64bの各々の波長が互いに異なるものとされると、付着物53および膜30の各々の除去に適した波長が互いに異なっていても、第1のレーザヘッド64aの波長を付着物53の除去に適したものとし、かつ第2のレーザヘッド64bの波長を膜30の除去に適したものとすることができる。これにより、第1および第2のレーザヘッド64a、64bのそれぞれによって、付着物53および膜30を効率よく除去することができる。
また本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、第2の光Lbは、第1の主面S1の第1の光Laに照射された部分に入射するので、第1の光Laによって第1の主面S1の付着物53が除去された部分に入射することができる。よって第2の光Lbは付着物53に阻害されることなく膜30に達することができる。また第1の光Laの第1の焦点位置Faは第2の焦点位置Fbに比して第2の主面S2から遠いので、膜30の効率的な除去のために第2の焦点位置Fbを膜30の位置に合わせつつ、第1の焦点位置Fbを膜30の位置から離すことができる。よって付着物53の除去のための第1の光Laが膜30に及ぼす影響を抑制することができる。
また好ましくは、Z方向における第2の焦点位置Fbにおいて、第1の光Laのパルス当たりのエネルギー密度が第2の光Lbのパルス当たりのエネルギー密度よりも小さい。これにより第1の光Laが膜30に及ぼす影響を抑制することができる。
また好ましくは、第1の光Laのパルス周波数は第2の光Lbのパルス周波数よりも高い。これにより第1の光Laによる付着物53の除去をより均一に行なうことができる。
(実施の形態2)
主に図14および図15を参照して、本実施の形態の膜除去装置は、実施の形態1における膜除去装置(図1〜図3)の構成に加えて、さらに第3のレーザヘッド64cを有する。第3のレーザヘッド64cは、X−Yロボット65に支持されている。
主に図14および図15を参照して、本実施の形態の膜除去装置は、実施の形態1における膜除去装置(図1〜図3)の構成に加えて、さらに第3のレーザヘッド64cを有する。第3のレーザヘッド64cは、X−Yロボット65に支持されている。
第3のレーザヘッド64cは、第3の焦点位置Fcを有する。第3の焦点位置Fcは、XY平面に対応する平面視において焦点位置Faから焦点位置Fbへと延びる直線の延長線上に位置し、Z方向(図中の縦方向)において第1の焦点位置Fa(図2)と一致するように設定されている。
また第3のレーザヘッド64cが出射する第3の光Lcの波長は、第1のレーザヘッド64aが出射する第1の光Laの波長と同じとされている。
次に本実施の形態の膜除去装置の動作について説明する。
まずX−Yロボット65(図1)が実施の形態1と同様に方向Ma(図2および図3)に動かされながら、第1および第2のレーザヘッド64a、64bによる第1および第2の光La、Lbの出射が行なわれる。
まずX−Yロボット65(図1)が実施の形態1と同様に方向Ma(図2および図3)に動かされながら、第1および第2のレーザヘッド64a、64bによる第1および第2の光La、Lbの出射が行なわれる。
次にX−Yロボット65がXY平面において方向Maと交差する方向STに第2の光Lbのビーム寸法程度だけずらされる。続いてX−Yロボット65がXY平面における方向Maと逆向きの方向Mbに動かされながら、第3および第2のレーザヘッド64c、64bによる第3および第2の光Lc、Lbの出射が行なわれる。第3の光Lcが実施の形態1における第1の光La(図2)と同様の役割を果たすことにより、実施の形態1と同様の膜除去が行なわれる。
本実施の形態によれば、X−Yロボット65を互いに逆向きの方向Maおよび方向Mbの各々に動かしながら膜除去を行なうことができる。これによりX−Yロボット65を方向Maに動かした後に、X−Yロボット65の位置を方向Mbに沿って戻しつつ、膜除去を行なうことができる。すなわち方向Maに移動したX−Yロボット65の位置を逆方向に戻す際にも膜除去を行なうことができるので、膜除去をより効率的に行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、レーザヘッドを用いて透明基板上の膜を除去するための膜除去装置、および透明基板を有する半導体装置の製造方法に特に有利に適用することができる。
La〜Lc 第1〜第3の光、1 薄膜太陽電池(光電変換装置)、2 透明基板、3 透明電極層、4 半導体光電変換層、5 裏面電極層、6 第1分離溝、7 コンタクトライン、8 第2分離溝、9 周縁溝、10 電極、11 セル領域、30 膜、53 付着物、60 膜除去装置、61 支持ローラ(固定部)、63 CCDカメラ、64a〜64c 第1〜第3のレーザヘッド、65 X−Yロボット(支持部)。
Claims (11)
- 厚さ方向を有する透明基板上に形成された膜を除去するための膜除去装置であって、
前記透明基板を固定するための固定部と、
前記固定部に対して前記厚さ方向と交差する方向に相対的に変位可能な支持部と、
前記支持部に支持され、第1および第2の焦点位置をそれぞれ有する第1および第2のレーザヘッドとを備え、
前記厚さ方向における前記第1および第2の焦点位置は互いに異なる、膜除去装置。 - 前記第1および第2のレーザヘッドの各々の波長は互いに同じである、請求項1に記載の膜除去装置。
- 前記第1および第2のレーザヘッドの各々の波長は互いに異なる、請求項1に記載の膜除去装置。
- 前記支持部に支持され、第3の焦点位置を有する第3のレーザヘッドをさらに備え、
前記厚さ方向における前記第1および第3の焦点位置は互いに同じである、請求項1〜3のいずれかに記載の膜除去装置。 - 厚さ方向に対向する第1および第2の主面を有する透明基板を固定するための固定部と、前記固定部に対して前記厚さ方向と交差する方向に相対的に変位可能な支持部と、前記第2の主面との間に前記第1の主面を挟むように前記支持部に支持された第1および第2のレーザヘッドとを含む膜除去装置を用いた半導体装置の製造方法であって、
前記第2の主面上に膜が形成された前記透明基板を前記固定部に固定する工程と、
前記第1のレーザヘッドによって第1の焦点位置を有する第1の光を前記第1の主面に照射する工程と、
前記支持部を前記固定部に対して前記厚さ方向と交差する方向に相対的に変位させる工程と、
前記第2のレーザヘッドによって第2の焦点位置を有する第2の光を前記第1の主面を介して前記膜に照射する工程とを備え、
前記変位させる工程は、前記第2の光が前記第1の主面の前記第1の光に照射された部分に入射するように行なわれ、かつ前記第1の焦点位置は前記第2の焦点位置に比して前記第2の主面から遠い、半導体装置の製造方法。 - 前記第1および第2の光の各々の波長は互いに同じである、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記厚さ方向における前記第2の焦点位置において、前記第1の光のパルス当たりのエネルギー密度は前記第2の光のパルス当たりのエネルギー密度よりも小さい、請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1および第2の光の各々の波長は互いに異なる、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1の光のパルス周波数は、前記第2の光のパルス周波数よりも高い、請求項5〜8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体装置は光電変換装置である、請求項5〜9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記光電変換装置は、前記透明基板上に設けられた透明電極と、前記透明電極上に設けられた半導体層と、前記半導体層上に設けられた裏面電極とを有し、
前記膜は、前記透明電極、前記半導体層および前記裏面電極のいずれかである、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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