JP2010171050A - 電子部品パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハからの取出個数を多くできるとともに、機能面を両面に有する電子部品でも容易に、かつ、確実に電気的に導通可能であり、かつ従来に比べて小型化が可能な電子部品パッケージを提供する。
【解決手段】電子部品11と、電子部品を覆うように複数の構成部材を接合して形成されたケーシング13と、を有する電子部品パッケージ10において、ケーシング13の電子部品の機能面11a,11bと交差する面に信号処理用ICが形成されており、電子部品の機能面11a,11bと、ケーシングの構成部材21,22,23間の接合面21a,21bとが、交差するように配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品パッケージに関するものである。
近年、電子部品の一つとして、半導体プロセス技術を用いて基板に機械的構造を形成した電気的に駆動する微小デバイスであるMEMS(Micro Electro Mechanical System)デバイスが注目されている。このMEMSデバイスは、半導体技術を利用して製造されることから、加工精度の高さ、量産の容易さなどといった利点があり、IT関連のみならず、通信や化学、医療やバイオなどといった様々な分野に応用され始めている。
このMEMSデバイスなどの電子部品は、一般的に、内部にキャビティが形成されたパッケージに収容されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の表面実装型圧電デバイスは、平板状のパッケージ本体と、パッケージ本体上に支持した圧電振動素子(電子部品)を含むパッケージ本体上の空間を包囲した状態で固定される逆碗状の金属リッドと、からなり、パッケージ本体の上面周縁に沿って形成された金属メッキ壁と、金属メッキ壁の内側のスルーホールの各上側開口を塞ぐようにパッケージ本体上面にそれぞれ配置され、かつ、圧電振動素子を支持する内部電極と、パッケージ本体下面に配置された金属メッキ外部電極と、を備えたものである。
また、この種のMEMSデバイスとしては、MEMSチップおよびMEMSチップの出力信号を信号処理する信号処理用ICを直方体状のセラミックパッケージに収納したものやキャンパッケージに収納したものなどが提供されている。
また、従来から、セラミック基板の一面に実装した信号処理用ICチップ上にMEMSチップを搭載するとともに、MEMSチップと信号処理用ICチップをボンディングワイヤを介して電気的に接続し、各チップを覆うセラミックキャップをセラミック基板の一面側に覆着した構成のMEMSデバイスも提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開2003−87071号公報 特開平8−110351号公報
ところで、特許文献1の表面実装型圧電デバイスは、平板状のパッケージ本体と略平行に圧電振動素子(電子部品)が配され、圧電振動素子の上方から逆碗状の金属リッドを被せるようにして形成されている。つまり、パッケージ本体と金属リッドとの接合面が、圧電振動素子の機能面と略平行になっている。このように構成すると、パッケージ本体を構成するウエハの表面と電子部品において面積が大きい機能面とが平行になるように配置され、ウエハ上に載置可能な電子部品の個数が限られるという問題がある。また、両面が機能面として構成された電子部品を実装する場合、電子部品の両面と電気的に導通をとるためには、電子部品の機能面と内部電極との間に導通可能な貫通電極やワイヤボンディングなどの配線を新たに形成する必要がある。したがって、機能面を両面に有する電子部品の場合、従来の製造方法では生産効率が悪い。
また、特許文献2のMEMSデバイスのようにセラミック基板の一面上に実装した信号処理用ICチップ上にMEMSチップを搭載するとともに、MEMSチップと信号処理用ICチップとをボンディングワイヤを介して電気的に接続し、各チップを覆うセラミックキャップをセラミック基板の一面側に覆着した構成のものでは、MEMSデバイス全体の厚み寸法が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、ウエハからの取出個数を多くできるとともに、機能面を両面に有する電子部品でも容易に、かつ、確実に電気的に導通可能であり、かつ従来に比べて小型化が可能な電子部品パッケージを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
電子部品と、前記電子部品を覆うように複数の構成部材を接合して形成されたケーシングと、を有する電子部品パッケージにおいて、前記電子部品の機能面と、前記ケーシングの構成部材間の接合面とが、交差するように配置されており、かつ前記ケーシングの構成部材の接合面と平行な面に信号処理用ICが形成されていることを特徴としている。
このように構成することで、一般的に電子部品の中で面積が大きい機能面が、複数の部材からなるケーシングの部材同士の接合面と平行でなくなるため、例えば、ケーシングをウエハで形成する際に、ウエハに対して電子部品の配置個数を多くすることができる。つまり、ウエハからの電子部品パッケージの取出個数を多くすることができる。また、電子部品の表面および裏面の両面が機能面である場合、電子部品の側面とケーシングの内面とが接するように構成されるため、電子部品の表裏面の電極を側面付近に形成しつつ、ケーシングの内面との間に導電性ペーストなどの導電材料を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。また、電子部品パッケージにおける電子部品の機能面と平行な面内のサイズが電子部品の機能面のサイズとほぼ同じ大きさとすることが可能となるので、従来に比べてMEMSデバイス全体の小型化を図ることができる。
また、前記電子部品の機能面と、前記ケーシングにおける前記電子部品の実装面とが、交差するように配置されていることを特徴としている。
このように構成することで、電子部品をケーシングに実装する際に、実装面積を小さくすることができる。したがって、ケーシングを構成するウエハに対して電子部品を数多く配置することができ、ウエハからの取出個数を多くすることができる。
また、前記ケーシングが、前記電子部品を収容可能な貫通孔が形成された第一ケーシングと、前記信号処理用ICが形成され、かつ前記貫通孔の両端開口部を覆う第二ケーシングおよび第三ケーシングとで構成され、前記電子部品の機能面が前記貫通孔の内周面に対向するように配置されていることを特徴としている。
このように構成することで、電子部品の機能面が、第一ケーシングと第二ケーシングとの接合面および第一ケーシングと第三ケーシングとの接合面とそれぞれ平行でなくなるため、例えば、第一〜第三ケーシングをウエハで形成する際に、ウエハに対して電子部品の配置個数を多くすることができる。つまり、ウエハからの電子部品パッケージの取出個数を多くすることができる。また、電子部品の表面および裏面の両面が機能面である場合、電子部品の側面と第二ケーシングまたは第三ケーシングの内面とが接するように構成されるため、電子部品の表裏面の電極を側面付近に形成しつつ、第二ケーシングまたは第三ケーシングの内面との間に導電性ペーストなどの導電材料を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。また、電子部品パッケージにおける電子部品の機能面と平行な面内のサイズが電子部品の機能面のサイズとほぼ同じ大きさとすることが可能となるので、従来に比べてMEMSデバイス全体の小型化を図ることができる。
また、前記ケーシングが、前記電子部品の少なくとも一部を収容可能な凹部と外表面に信号処理用ICが形成された第四ケーシングおよび前記電子部品の少なくとも一部を収容可能な凹部が形成された第五ケーシングで構成され、前記電子部品の機能面が前記第四ケーシングの凹部の側面および前記第五ケーシングの凹部の側面に対向するように配置されていることを特徴としている。
このように構成することで、電子部品の機能面が、第四ケーシングと第五ケーシングとの接合面と平行でなくなるため、例えば、第四〜第五ケーシングをウエハで形成する際に、ウエハに対して電子部品の配置個数を多くすることができる。つまり、ウエハからの電子部品パッケージの取出個数を多くすることができる。また、電子部品の表面および裏面の両面が機能面である場合、電子部品の側面と第四ケーシングまたは第五ケーシングの凹部の底面とが接するように構成されるため、電子部品の表裏面の電極を側面付近に形成しつつ、第四ケーシングまたは第五ケーシングの凹部の底面との間に導電性ペーストなどの導電材料を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。また、電子部品パッケージにおける電子部品の機能面と平行な面内のサイズが電子部品の機能面のサイズとほぼ同じ大きさとすることが可能となるので、従来に比べてMEMSデバイス全体の小型化を図ることができる。
また、前記ケーシングが、前記電子部品を収容可能な凹部と外表面に信号処理用ICが形成された第六ケーシングと、前記凹部の開口部を覆う第七ケーシングとで構成され、前記電子部品の機能面が前記凹部の側面に対向するように配置されていることを特徴としている。
このように構成することで、電子部品の機能面が、第六ケーシングと第七ケーシングとの接合面と平行でなくなるため、例えば、第六〜第七ケーシングをウエハで形成する際に、ウエハに対して電子部品の配置個数を多くすることができる。つまり、ウエハからの電子部品パッケージの取出個数を多くすることができる。また、電子部品の表面および裏面の両面が機能面である場合、電子部品の側面と第六ケーシングの凹部の底面とが接するように構成されるため、電子部品の表裏面の電極を側面付近に形成しつつ、第六ケーシングの凹部の底面との間に導電性ペーストなどの導電材料を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。また、電子部品パッケージにおける電子部品の機能面と平行な面内のサイズが電子部品の機能面のサイズとほぼ同じ大きさとすることが可能となるので、従来に比べてMEMSデバイス全体の小型化を図ることができる。
本発明に係る電子部品パッケージによれば、一般的に電子部品の中で面積が大きい機能面が、複数の部材からなるケーシングの部材同士の接合面と平行でなくなるため、例えば、ケーシングをウエハで形成する際に、ウエハに対して電子部品の配置個数を多くすることができる。つまり、ウエハからの電子部品パッケージの取出個数を多くすることができる。また、電子部品の表面および裏面の両面が機能面である場合、電子部品の側面とケーシングの内面とが接するように構成されるため、電子部品の表裏面の電極を側面付近に形成しつつ、ケーシングの内面との間に導電性ペーストなどの導電材料を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。また、電子部品パッケージにおける電子部品の機能面と平行な面内のサイズが電子部品の機能面のサイズとほぼ同じ大きさとすることが可能となるので、従来に比べてMEMSデバイス全体の小型化を図ることができる。
本発明の第一実施形態における電子部品パッケージの斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第二実施形態における電子部品パッケージの斜視図である。 図13のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第三実施形態における電子部品パッケージの斜視図である。 図23のD−D線に沿う断面図である。
(第一実施形態)
次に、本発明に係る電子部品パッケージの第一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、電子部品パッケージ10は、平板状の電子部品11と、電子部品11を覆うケーシング13と、電子部品11とケーシング13との接合箇所に配された導電材料15と、ケーシング13の外周面に配された外部電極17と、導電材料15と外部電極17との間を電気的に接続する配線部19と、を備えている。
電子部品11は、例えばMEMSや水晶振動子などで構成されており、その表面11aおよび裏面11bに機能面を有している。また、電子部品11の側面11cは、第二ケーシング22の表面22cに設けられた図示しないICと導電性ペーストからなる導電材料15に接合されている。さらに、表面11aおよび裏面11bにおける側面11c近傍には電極12が形成されている。
ケーシング13は、例えばシリコンで形成された外形略直方体で、内部に空洞が形成された部材である。本実施形態では、電子部品11を収容可能な貫通孔20が形成された第一ケーシング21と、第一ケーシング21の貫通孔20の両端をそれぞれ閉塞する第二ケーシング22および第三ケーシング23と、で構成されている。
第一ケーシング21の貫通孔20の内周面31と電子部品11の表面11aとが対向し、貫通孔20の内周面32と電子部品11の裏面11bとが対向するように配置されている。なお、内周面31および32は、互いに対向する面であり、貫通孔20の4面ある内周面のうち、面積の大きい方の内周面である。
第二ケーシング22および第三ケーシング23は平板状の部材であり、第一ケーシング21の端面21a,21bにおいて、陽極接合や接着剤接合、または金や錫を用いたはんだ接合、Cu、Al、Au、Ge等を用いた金属−金属接合などによりそれぞれ接合されている。また、第二ケーシング22の表面22cには信号処理用ICが形成されており、電子部品11の出力信号を増幅する増幅回路、センサの感度やオフセット電圧およびそれらの温度特性を補正する温度補償回路、ノイズを除去するノイズ除去回路などが集積化されているが、これらの回路の回路構成および動作は周知なので図示および説明を省略する。
また、第二ケーシング22に形成された貫通孔25(本実施形態では2個)の内部に導電性ペーストなどを充填することによって貫通電極27が形成されている。
また、第一ケーシング21の外表面21cにおける外部電極17が形成される領域に、切欠部21dが形成されている(本実施形態では2箇所)。さらに、第二ケーシング22の外表面22aにおける貫通電極27と外部電極17との間の領域に、切欠部22bが形成されている。この切欠部22bには導電性ペーストなどからなる配線部19が形成されている。この配線部19により導電材料15と外部電極17とが電気的に接続されている。
本実施形態によれば、略平板状の電子部品11において面積が大きい機能面(表面11aおよび裏面11b)が、第一ケーシング21、第二ケーシング22および第三ケーシング23からなるケーシング13の部材同士の接合面と平行でなく、略直交する方向に配置されているため、ケーシング13を構成するウエハに対して電子部品11の配置個数を多くすることができる。したがって、ウエハからの電子部品パッケージ10の取出個数を多くすることができる。
また、電子部品パッケージ10の略平板状の電子部品11と平行な方向のサイズは略平板状の電子部品11と同等のサイズ、電子部品パッケージ10の略平板状の電子部品11と平行な方向のサイズは信号処理用ICとほぼ同等のサイズとすることが可能となるため、従来に比べ電子部品パッケージ10の小型化を図ることができる。
また、電子部品11の表面11aおよび裏面11bの両面が機能面であり、電子部品11の側面11cと第二ケーシング22の表面22cとが接するように構成したため、電子部品11の側面11cと第二ケーシング22の表面との間に導電性ペーストからなる導電材料15を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係る電子部品パッケージの第二実施形態を図4および図5に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態とケーシングの構成が異なるのみであり、その他の構成は略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4、図5に示すように、電子部品パッケージ110は、電子部品11と、電子部品11を覆うケーシング113と、電子部品11とケーシング113との接合箇所に配された導電材料15と、ケーシング113の外周面に配された外部電極17と、導電材料15と外部電極17との間を電気的に接続する配線部19と、を備えている。
ケーシング113は、電子部品11の略半分を収容可能な凹部120が形成された第四ケーシング124と、同じく電子部品11の略半分を収容可能な凹部121が形成された第五ケーシング125と、で構成されている。
第四ケーシング124の凹部120の側面131と電子部品11の表面11aとが対向し、凹部120の側面132と電子部品11の裏面11bとが対向するように配置されている。同様に、第五ケーシング125の凹部121の側面133と電子部品11の表面11aとが対向し、凹部121の側面134と電子部品11の裏面11bとが対向するように配置されている。なお、側面131と側面132、および、側面133と側面134は、互いに対向する面であり、凹部120および凹部121の4面ある側面のうち、面積の大きい方の側面である。
第四ケーシング124と第五ケーシング125とは、それぞれの端面124a,125aにおいて接合されている。また、第四ケーシング124には貫通孔25が形成されており(本実施形態では2個)、貫通孔25の内部に導電性ペーストなどを充填することによって貫通電極27が形成されている。
また、第四ケーシング124の外表面124cには信号処理用ICが形成されており、貫通電極27および導電材料15を通して信号処理用ICと電子部品11は電気的につながっている。
また、第四ケーシング124の外表面124cにおける外部電極17が形成される領域に、切欠部124dが形成されている。さらに、第四ケーシング124の外表面124bにおける貫通電極27と外部電極17との間の領域に、切欠部124eが形成されている。この切欠部124eには配線部19が形成されている。
本実施形態によれば、略平板状の電子部品11において面積が大きい機能面(表面11aおよび裏面11b)が、第四ケーシング124および第五ケーシング125からなるケーシング113の部材同士の接合面と平行でなく、略直交する方向に配置されているため、ケーシング113を構成するウエハに対して電子部品11の配置個数を多くすることができる。ウエハを有効に利用することができる。
また、電子部品パッケージ10の略平板状の電子部品11と平行な方向のサイズは略平板状の電子部品11と同等のサイズ、電子部品パッケージ10の略平板状の電子部品11と平行な方向のサイズは信号処理用ICとほぼ同等のサイズとすることが可能となるため、従来に比べ電子部品パッケージ10の小型化を図ることができる。
また、電子部品11の表面11aおよび裏面11bの両面に機能面を有し、電子部品11の側面11cと第四ケーシング124の凹部120の底面120aとが接するように構成したため、電子部品11の側面11cと凹部120の底面120aとの間に導電性ペーストからなる導電材料15を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。
(第三実施形態)
次に、本発明に係る電子部品パッケージの第三実施形態を図6および図7に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態とケーシングの構成が異なるのみであり、その他の構成は略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6、図7に示すように、電子部品パッケージ210は、電子部品11と、電子部品11を覆うケーシング213と、電子部品11とケーシング213との接合箇所に配された導電材料15と、ケーシング213の外周面に配された外部電極17と、導電材料15と外部電極17との間を電気的に接続する配線部19と、を備えている。
ケーシング213は、電子部品11を収容可能な凹部220が形成された第六ケーシング226と、凹部220を閉塞する略平板状の第七ケーシング227と、で構成されている。
第六ケーシング226の凹部220の側面231と電子部品11の表面11aとが対向し、凹部220の側面232と電子部品11の裏面11bとが対向するように配置されている。なお、側面231と側面232とは、互いに対向する面であり、凹部220の4面ある側面のうち、面積の大きい方の側面である。
第六ケーシング226と第七ケーシング227とは、第六ケーシング226の端面226aにおいて接合されている。また、第六ケーシング226には貫通孔25が形成されており(本実施形態では2個)、貫通孔25の内部に導電性ペーストなどを充填することによって貫通電極27が形成されている。
また、第六ケーシング226の外表面226cには信号処理用ICが形成されており、貫通電極27および導電材料15を通して信号処理用ICと電子部品11は電気的につながっている。
また、第六ケーシング226の外表面226cにおける外部電極17が形成される領域に、切欠部226dが形成されている。さらに、第六ケーシング226の外表面226bにおける貫通電極27と外部電極17との間の領域に、切欠部226eが形成されている。この切欠部226eには配線部19が形成されている。
本実施形態によれば、略平板状の電子部品11において面積が大きい機能面(表面11aおよび裏面11b)が、第六ケーシング226および第七ケーシング227からなるケーシング213の部材同士の接合面と平行でなく、略直交する方向に配置されているため、ケーシング213を構成するウエハに対して電子部品11の配置個数を多くすることができる。
また、電子部品パッケージ10の略平板状の電子部品11と平行な方向のサイズは略平板状の電子部品11と同等のサイズ、電子部品パッケージ10の略平板状の電子部品11と平行な方向のサイズは信号処理用ICとほぼ同等のサイズとすることが可能となるため、従来に比べ電子部品パッケージ10の小型化を図ることができる。
また、電子部品11の表面11aおよび裏面11bの両面に機能面を有し、電子部品11の側面11cと第六ケーシング226の凹部220の底面220aとが接するように構成したため、電子部品11の側面11cと凹部220の底面220aとの間に導電性ペーストからなる導電材料15を介して配置することにより容易に、かつ、確実に電気的に導通をとることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ケーシングにシリコンウエハを用いた場合の説明をしたが、ガラス基板やセラミック、金属基板を用いることも可能である。
10…電子部品パッケージ 11…電子部品 11a…表面(機能面) 11b…裏面(機能面) 13…ケーシング 20…貫通孔 21…第一ケーシング 21a…端面(接合面) 21b…端面(接合面) 22…第二ケーシング 22c…表面(実装面) 23…第三ケーシング 31…内周面 32…内周面 110…電子部品パッケージ 120…凹部 121…凹部 124…第四ケーシング 125…第五ケーシング 131,132…側面 133,134…側面 210…電子部品パッケージ 220…凹部 226…第六ケーシング 227…第七ケーシング 231,232…側面

Claims (5)

  1. 電子部品と、
    前記電子部品を覆うように複数の構成部材を接合して形成されたケーシングと、を有する電子部品パッケージにおいて、
    前記電子部品の機能面と、前記ケーシングの構成部材間の接合面とが、交差するように配置されており、かつ前記ケーシングの構成部材の接合面と平行な面に信号処理用ICが形成されている電子部品パッケージ。
  2. 前記電子部品の機能面と、前記ケーシングにおける前記電子部品の実装面とが、交差するように配置されている請求項1に記載の電子部品パッケージ。
  3. 前記ケーシングは、前記電子部品を収容可能な貫通孔が形成された第一ケーシングと、前記信号処理用ICが形成され、かつ前記貫通孔の両端開口部を覆う第二ケーシングおよび第三ケーシングとで構成され、
    前記電子部品の機能面が前記貫通孔の内周面に対向するように配置されている請求項1または請求項2に記載の電子部品パッケージ。
  4. 前記ケーシングは、前記電子部品の少なくとも一部を収容可能な凹部と外表面に信号処理用ICが形成された第四ケーシングおよび前記電子部品の少なくとも一部を収容可能な凹部が形成された第五ケーシングで構成され、
    前記電子部品の機能面が前記第四ケーシングの凹部の側面および前記第五ケーシングの凹部の側面に対向するように配置されている請求項1または請求項2に記載の電子部品パッケージ。
  5. 前記ケーシングが、前記電子部品を収容可能な凹部と外表面に信号処理用ICが形成された第六ケーシングと、前記凹部の開口部を覆う第七ケーシングとで構成され、
    前記電子部品の機能面が前記凹部の側面に対向するように配置されている請求項1または請求項2に記載の電子部品パッケージ。
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