JP2010169479A - 電気量検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が容易な電気量検出センサを提供する。
【解決手段】電気量検出センサ1は、バッテリ(直流電源)2の出力端2p,2n間に電気的に接続された検出用抵抗9と、検出用抵抗9に流れる電流を制限する限流用抵抗10と、検出用抵抗9の両端間に一次巻線12aが接続されたトランス12と、トランス12の二次巻線12bの両端間の電圧に基づいてバッテリ2の出力電圧を電気量として求める電圧検出部20とを備える。2つの半導体リレー81,82それぞれのフォトトランジスタからなるスイッチング素子(遮断部)81a,82aが、バッテリ2のプラス側の出力端2pと検出用抵抗9との間に直列に接続されており、スイッチング素子81a,82aがオフ状態となることにより、バッテリ2から検出用抵抗9に流れる電流を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気量検出センサに関するものである。
従来から、図4に示すように、電路に流れる電流を電気量として検出する電気量検出センサ(電流検出センサ)1’が提案されている(特許文献1参照)。ここにおいて、図4に示した構成の電気量検出センサ1’は、電路に直列に接続された検出用抵抗9’と、検出用抵抗9’の両端間に一次巻線12a’が接続されたトランス12’と、トランス12’の二次巻線12b’の両端間の電圧を検出する電圧検出部20’と、後述の発振回路14’から入力されるクロック信号に基づいて点滅する発光ダイオード13b’およびトランス12’の一次巻線12a’と検出用抵抗9’との間に直列に接続され発光ダイオード13b’からの光入力に応じてオン・オフ動作をするスイッチング素子13a’から構成された半導体リレー13’とを備える。ここで、電圧検出部20’は、一定の周波数のクロック信号を発生する発振回路14’と、発振回路14’で発生するクロック信号に同期してトランス12’の二次巻線12b’の両端間の交流電圧を同期検波して出力する同期検波回路15’とを有する。
ところで、図4に示す構成の電気量検出センサ1’は、検出用抵抗9’を電路に直列に接続して電路に流れる電流を検出するものであるが、検出用抵抗9’とスイッチング素子13a’とトランス12’の一次巻線12a’との直列回路を直流電源であるバッテリ(図示せず)の出力端間に直列に接続することで、前記バッテリの出力電圧を検出する電圧検出センサとして使用することができる。この場合、前記バッテリの出力電圧を検出する必要がないときでも、前記バッテリが検出用抵抗9’を介して放電されるため、前記バッテリの容量が低下しやすくなる。
これに対して、図5に示すように、電気自動車に搭載されたインバータ4に直流電力を供給する直流電源であるバッテリ2の出力電圧を電気量として検出する電気量検出センサ1”が提案されている。ここにおいて、電気量検出センサ1”は、2つの検出用端子1p”,1n”を備え、検出用端子1p”が、バッテリ2のプラス側の出力端子2pから導出されインバータ4のプラス側の入力端(図示せず)に電気的に接続される電路L1に電気的に接続され、検出用端子1n”が、バッテリ2のマイナス側の出力端子2nから導出されインバータ4のマイナス側の入力端(図示せず)に電気的に接続される電路L2に電気的に接続される。なお、インバータ4は、バッテリ2から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ5側に出力してモータ5を駆動させる。
図5で示した構成の電気量検出センサ1”は、バッテリ2の出力端間に電気的に接続されバッテリ2の出力電圧を検出するための検出用抵抗9と検出用抵抗9に流れる電流を制限する限流用抵抗(制限抵抗とも言う)10とからなる直列回路と、検出用抵抗9の両端間に一次巻線12aが接続されたトランス12と、トランス12の二次巻線12bの両端間の電圧を検出する電圧検出部20とを備える。ここで、前記直列回路は、検出用抵抗9側の一端がバッテリ2のマイナス側の出力端子2nに電気的に接続される前記検出用端子1n”に接続され、限流用抵抗10側の他端がバッテリ2のプラス側の出力端子2pに電気的に接続される検出用端子1p”に接続されている。
ここにおいて、電圧検出部20は、一定の周波数のクロック信号を発生する発振回路14と、発振回路14で発生するクロック信号と同期してトランス12の二次巻線12bの両端間の交流電圧を同期検波する同期検波回路15とを有する。ここで、トランス12の二次巻線12bの両端間には第1の増幅器16が接続されており、当該二次巻線12bの両端間の電圧は第1の増幅器16により増幅されて同期検波回路15に入力される。一方、同期検波回路15の出力端には、第2の増幅器17が接続されており、同期検波回路15からの出力は第2の増幅器17によって増幅される。また、電気量検出センサ1”は、発振回路14から入力されるクロック信号に基づいて点滅する発光ダイオード13bと、トランス12の一次巻線12aと検出用抵抗9との間に直列に接続され発光ダイオード13bから発せられる光の有無に応じてオン・オフ動作をするスイッチング素子13aとから構成された半導体リレー13を備えている。また、限流用抵抗10は、検出用抵抗9に比べて抵抗値が大きく設定されており、検出用抵抗9に流れる電流を制限している。
図5に示す構成の電気量検出センサ1”では、プラス側の検出用端子1p”と検出用抵抗9との間に、バッテリ2の出力電圧を検出する必要がないときに検出用抵抗9に流れる電流を遮断する遮断部が設けられている。ここで、前記遮断部は、機械式リレーである電磁リレー8の一部を構成するリレー接点8aからなる。なお、電磁リレー8は、電磁リレー8を動作させるためのリレー動作回路11が電気的に接続された電磁コイル8bと、電磁コイル8bに電流が流れるとオン動作をするリレー接点8aとを備えている。
ここで、リレー動作回路11は、当該リレー動作回路11が接続された電磁コイル8bの一端側を他端側よりも低電位にすることによって電磁コイル8bに電流を流す。また、リレー動作回路11は、制御回路(図示せず)に接続されており、制御回路からは電気自動車のモータ5が動作するとリレー動作回路11に対してリレー接点8bをオン状態にするためのリレー接点オン信号が出力される。ここで、モータ5が動作すると、前記制御回路からリレー動作回路11にリレー接点オン信号が出力され、電磁コイル8bに電流が流れる。すると、リレー接点8aがオン状態になり、バッテリ2から前記直列回路に電流が流れる。一方、モータ5が停止すると、前記制御回路からリレー動作回路11にリレー接点オン信号が出力されなくなり、電磁コイル8bに流れていた電流が遮断される。すると、リレー接点8aがオフ状態になり、バッテリ2と前記直列回路とが電気的に遮断される。
しかして、モータ5が停止しているとき等、バッテリ2の出力電圧を検出する必要がない場合には、リレー接点8aがオフ状態になり、バッテリ2から前記直列回路への電流を遮断することで、バッテリ2が検出用抵抗9を介して放電されるのを防ぎ、バッテリ2の容量低下を防止することができる。
特開2002−196020号公報
しかしながら、図5に示す構成の電気量検出センサ1’は、例えば、上述のように、電気自動車に搭載されるバッテリ2の出力電圧の測定に使用される場合、遮断部であるリレー接点8aに300V〜400V程度の比較的高い電圧が印加されるため、高耐圧のリレー接点8aを有する大型の電磁リレー8を使用する必要があり、電気量検出センサ1’の小型化が難しかった。
本願発明は、前記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、小型化が容易な電気量検出センサを提供することにある。
請求項1の発明は、直流電源の出力電流および出力電圧の少なくとも一方を電気量として検出する電気量検出センサであって、直流電源の出力端間に電気的に接続され直流電源の電気量を検出するための検出用抵抗と、検出用抵抗の両端間に一次巻線が接続されたトランスと、前記トランスの二次巻線の両端間の電圧に基づいて前記電気量を求める電圧検出部とを備え、検出用抵抗に流れる電流を遮断することが可能な少なくとも2つの遮断部が、直流電源の出力端間において検出用抵抗と直列に接続されてなることを特徴とする。
この発明によれば、少なくとも2つの遮断部が、直流電源と検出用抵抗に対して直列に接続されることにより、遮断部が1つだけ接続された構成に比べて、各遮断部に加わる電圧を小さくすることができるので、遮断部が1つだけ接続された構成に比べて、低耐圧で小型な遮断部を使用することができるから、電気量検出センサの小型化が容易になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記遮断部は、発光素子と、発光素子から発せられる光の有無によってオン・オフ動作をするスイッチング素子とを備える半導体リレーの前記スイッチング素子からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記遮断部が、半導体リレーのスイッチング素子からなり、機械式リレーのようなリレー接点の摩耗による動作不良がなく機械式リレーに比べて長寿命である半導体リレーを使用することにより、電気量検出センサの長寿命化を図ることができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記遮断部は、機械式リレーのリレー接点からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記遮断部として、遮断時の漏れ電流のない機械式リレーを使用することにより、前記直流電源から前記検出用抵抗に流れる電流が確実に遮断されるので、前記直流電源の前記電気量を検出する必要がないときに前記直流電源から前記検出用抵抗に電流が流れるのをより確実に防止することができるから、前記直流電源の容量低下を抑制することができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記遮断部が、少なくとも2つのリレー接点を有する機械式リレーの前記リレー接点からなることを特徴とする。
この発明によれば、少なくとも2つのリレー接点を有する機械式リレーを使用することにより、少なくとも2つの前記遮断部それぞれについて前記機械式リレーを使用する場合に比べて、少なくとも2つの前記遮断部を構成するのに必要な機械式リレーの個数を減らすことができるので、部品点数削減による電気量検出センサの小型化を図ることができる。
請求項1の発明によれば、少なくとも2つの遮断部が、直流電源と検出用抵抗に対して直列に接続されてなることにより、遮断部が1つだけ接続された構成に比べて、各遮断部に加わる電圧を小さくすることができるので、低耐圧で小型な遮断部を使用することができるから、電気量検出センサの小型化が容易になる。
実施形態1の電気量検出センサが電気自動車に搭載された場合のブロック図である。 実施形態2の電気量検出センサが電気自動車に搭載された場合のブロック図である。 同上の他の実施例の電気量検出センサが電気自動車に搭載された場合のブロック図である。 従来例のブロック図である。 他の従来例のブロック図である。
(実施形態1)
以下、実施形態について図1に基づいて説明する。
本実施形態の電気量検出センサ1は、電気自動車に搭載されたインバータ4に直流電力を供給するバッテリ(直流電源)2の出力電圧を電気量として検出する。なお、インバータ4は、バッテリ2から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ5側に出力することによりモータ5を駆動させる。なお、バッテリ2としては、電気自動車に搭載されたインバータ4に直流電力を供給するものに限らず、他の負荷に直流電力を供給するものであってもよい。
電気量検出センサ1は、2つの検出用端子1p,1nを備え、バッテリ2の出力端子2p,2nそれぞれから導出されインバータ4に電気的に接続される2本の電路L1,L2の各々に電気的に接続される。また、電気量検出センサ1は、2つの検出用端子1p,1nの間に接続され2つの検出用端子1p,1nの間に印加される電圧を検出するための検出用抵抗9と、プラス側の検出用端子1pと検出用抵抗9との間に直列に接続され検出用抵抗9に流れる電流を制限する限流用抵抗(制限抵抗とも言う)10と、検出用抵抗9の両端間に一次巻線12aが接続されたトランス12と、トランス12の二次巻線12bの両端間に生じる電圧を検出する電圧検出部20とを備える。また、検出用抵抗9とトランス12の一次巻線12aとの間には半導体リレー13が接続されており、検出用抵抗9とトランス12との間の電気的接続をオン・オフする。
限流用抵抗10は、検出用抵抗9に流れる電流を制限するためのものであって、抵抗値の大きい抵抗が使用されている。
半導体リレー13は、後述の発振回路14から入力されるクロック信号に同期して点滅する発光ダイオード13bと、トランス12の一次巻線12aと検出用抵抗9との間に直列に接続され発光ダイオード13bから発せられる光の有無によってオン・オフ動作をするフォトトランジスタ(図示せず)とから構成されている。
電圧検出部20は、一定の周波数のクロック信号を発生する発振回路14と、発振回路14で発生するクロック信号に同期してトランス12の二次巻線12bの両端間に発生する交流電圧を同期検波する同期検波回路15とを有する。また、トランス12の二次巻線12bの両端間には第1の増幅器16が接続されており、当該二次巻線12bの両端間の電圧は第1の増幅器16により増幅されて同期検波回路15に入力される。また、同期検波回路15の出力端には、第2の増幅器17が接続されている。ここに、第1の増幅器16の増幅率および第2の増幅器17の増幅率を適宜設定することによって、バッテリ2の出力電圧VOUTに換算して出力する。また、電圧検出部20は、駆動電圧が5Vのマイクロコンピュータで構成されている。
ところで、本実施形態の電気量検出センサ1では、検出用抵抗9に流れる電流を遮断することが可能な2つの遮断部を構成する2つの半導体リレー81,82が、バッテリ2のプラス側の出力端2pと限流用抵抗10との間に直列に接続され、各半導体リレー81,82には、リレー動作回路11,21それぞれが接続されている。
半導体リレー81,82は、リレー動作回路11,21が電気的に接続された発光素子である発光ダイオード81b,82bと、トランス12の一次巻線12aと検出用抵抗9との間に直列に接続され発光ダイオード81b,82bから発せられる光の有無によってオン・オフ動作をするフォトトランジスタからなるスイッチング素子81a,82aとを備える。
なお、半導体リレー81,82としては、光MOSリレーを使用してもよい。この場合、半導体リレー81,82は、発光体オード81b,82bと、発光ダイオード81b,82bからの光を受光し電圧に変換して出力するフォトダイオード等からなる光電変換素子(図示せず)と、トランス12の一次巻線12aと検出用抵抗9との間に直列に接続され発光ダイオード81b,82bから発せられる光の有無に応じてオン・オフ動作をするスイッチング素子であるMOSFET(図示せず)とを備える。ここにおいて、発光ダイオード81b,82bが点灯すると、発光ダイオード81b,82bからの光を受光した光電変換素子の出力電圧が増加する。当該出力電圧が前記MOSFETのゲート−ソース間に印加されると、前記MOSFETのドレイン−ソース間は高インピーダンス状態から低インピーダンス状態となり、前記MOSFETはオン状態となる。一方、発光ダイオード81b,82bが消灯すると、光電変換素子の出力電圧は略ゼロとなり、前記MOSFETのゲート−ソース間に蓄えられていた電荷が、発光ダイオード81b,82bと前記MOSFETとの間に接続された抵抗等を介して放電され、前記MOSFETのドレイン−ソース間は低インピーダンス状態から高インピーダンス状態となり、前記MOSFETはオフ状態となる。
リレー動作回路11,21は、発光ダイオード81b,82bのリレー動作回路11,21が接続された一端側と発光ダイオード81b,82bの他端側との電位差を変化させることにより発光ダイオード81b,82bを点滅させて半導体リレー81,82をオン・オフさせる。また、リレー動作回路11,21は、制御回路(図示せず)に接続されており、前記制御回路からは電気自動車のモータ5の動作状態に応じてリレー動作回路11,21に信号が出力される。ここで、モータ5が動作している間は、前記制御回路からリレー動作回路11,21に信号が出力され、リレー動作回路11,21が、前記制御回路からの信号の入力がある間、発光ダイオード81b,82bを点灯させる。すると、フォトトランジスタからなるスイッチング素子81a,82aが発光ダイオード81b,82bから出力される光を受光してオン状態になり、バッテリ2から検出用抵抗9に電流が流れる。一方、モータ5が停止すると、前記制御回路からリレー動作回路11に信号が出力されず、リレー動作回路11,21は発光ダイオード81b,82bを消灯させる。すると、スイッチング素子81a,82aがオフ状態になり、バッテリ2から検出用抵抗9に流れていた電流が遮断される。しかして、モータ5が停止しているときにバッテリ2が消耗し容量が低下するのを抑制できる。
また、本実施形態の電気量検出センサ1では、2つの半導体リレー81,82それぞれのスイッチング素子81a,82aが、バッテリ2のプラス側の出力端2pと検出用抵抗9との間に直列に接続されてなることにより、バッテリ2のプラス側の出力端2pと検出用抵抗9との間にスイッチング素子(図示せず)が1つだけ接続された構成に比べて、各スイッチング素子81a,82aに加わる電圧を小さくすることができる。一方、半導体リレーは、一般的にフォトトランジスタ等のスイッチング素子の耐圧が小さいものほどサイズが小さくなる。従って、半導体リレー81,82として、バッテリ2のプラス側の出力端2pと検出用抵抗9との間に前記スイッチング素子が1つだけ接続された構成に比べて、低耐圧のスイッチング素子81a,82aを有し、前記スイッチング素子を有する半導体リレー(図示せず)に比べて小型の半導体リレー81,82を使用することができるので、電気量検出センサ1の小型化が容易になる。
更に、本実施形態の電気量検出センサ1では、機械式リレーのようなリレー接点の摩耗による動作不良がなく機械式リレーの寿命に比べて長寿命である半導体リレー81,82を使用するので、電気量検出センサ1の長寿命化を図れる。
(実施形態2)
本実施形態の電気量検出センサ1は、実施形態1と略同じ構成であって、図2に示すように、バッテリ2の出力電圧を検出しないときに、検出用抵抗9に流れる電流を遮断するための2つの遮断部が機械式リレーである電磁リレー83,84で構成されており、2つの電磁リレー83,84がバッテリ2のプラス側の出力端2pと検出用抵抗9との間に直列に接続されている。
電磁リレー83,84は、リレー動作回路11,21が電気的に接続された電磁コイル83b,84bと、リレー動作回路11,21から電磁コイル83b,84bに通電されるとオン動作をするリレー接点83a,83bとから構成されている。リレー接点83a,84aは、可動接点(図示せず)と、固定接点(図示せず)とで構成される。
リレー動作回路11,21は、電磁コイル83b,84bのリレー動作回路11,21が接続された一端側の電位を他端側の電位よりも低下させて電磁コイル83b,84bに電流を流し、電磁コイル83b,84bに電流が流れたときにリレー接点83a,84aがオン状態になる。また、リレー動作回路11,21は、前記制御回路に接続されており、前記制御回路からは電気自動車のモータ5の動作状態に応じてリレー動作回路11,21に信号が出力される。ここで、モータ5が動作すると、前記制御回路からリレー動作回路11,21に信号が出力され、リレー動作回路11a,21aが、電磁コイル83b,84bに電流を流す。すると、リレー接点83a,84aをオン状態になり、バッテリ2から検出用抵抗9に電流が流れる。一方、モータ5が停止すると、前記制御回路からリレー動作回路11,21に信号が出力されず、電磁コイル83b,84bに流れていた電流は遮断される。すると、リレー接点83a,84aがオフ状態になり、バッテリ2から検出用抵抗9に流れていた電流が遮断される。しかして、モータ5が停止しているときに、バッテリ2から検出用抵抗9に流れる電流を遮断してバッテリ2の消耗を抑制することができる。
また、本実施形態の電気量検出センサ1では、2つの電磁リレー83,84が、バッテリ2のプラス側の出力端2pと限流用抵抗10との間に直列に接続されていることにより、バッテリ2のプラス側の出力端2pと限流用抵抗10との間にリレー接点8aが1つだけ設けられている図5に示す構成に比べて、各電磁リレー83,84に加わる電圧を小さくすることができる。一方、電磁リレーは、一般的にリレー接点の耐圧が小さいものほどアークスペースを小さくすることができる等の理由によりサイズが小さくなる。従って、各電磁リレー83,84として、図5に示す構成のリレー接点8aに比べて低耐圧のリレー接点83a,84aを有する小型の電磁リレー83,84を使用できるので、電気量検出センサ1の小型化が容易になる。
更に、本実施形態の電気量検出センサ1は、遮断時の漏れ電流のない電磁リレー83,84を使用することにより、バッテリ2から検出用抵抗9に流れる電流を確実に遮断するので、バッテリ2の出力電圧を検出しないときにバッテリ2が検出用抵抗9を介して放電されるのを抑えることができるから、バッテリ2の容量低下を抑制することができる。
なお、本実施形態の電気量検出センサ1では、図3に示すように、2つのリレー接点85a,85aを有する電磁リレー85と、当該電磁リレー85の電磁コイル85bの低電位側に電気的に接続されたリレー動作回路11とを備えた構成としてもよい。
この場合、図2に示す構成の電気量検出センサ1のように、2つの電磁リレー83,84を設ける場合に比べて、使用する電磁リレーの個数を減らすことができるので、部品点数削減による電気量検出センサ1の小型化を図ることができる。
なお、上述の各実施形態では、遮断部が2つ設けられた構成について説明したが、例えば、バッテリ1のプラス側の出力端2pと検出用抵抗9との間に3つ以上の遮断部を設けてもよい。
また、上述の各実施形態では、電気自動車に搭載されたインバータ4に直流電力を供給するバッテリ2の出力電圧を検出する電気量検出センサ1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、直流電源である太陽電池の出力電圧を検出するようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、トランス12の二次巻線12aの両端間の電圧に基づいてバッテリ2の出力電圧を電気量としてを求める電気量検出センサ1について説明したが、これに限らず、バッテリ2とインバータ4等の負荷との間を接続する電路に検出用抵抗9を挿入し、トランス12の二次巻線12bの両端間の電圧と検出用抵抗9の抵抗値に基づいて検出用抵抗9に流れる電流を電気量として求めるようにしてもよい。
1 電気量検出センサ
1p,1n 検出用端子
2 バッテリ(直流電源)
2p,2n 出力端
9 検出用抵抗
10 限流用抵抗
12 トランス
12a 一次巻線
12b 二次巻線
20 電圧検出部
81,82 半導体リレー
81a,82a スイッチング素子(遮断部)
83,84 電磁リレー(機械式リレー)
83a,84a リレー接点(遮断部)

Claims (4)

  1. 直流電源の出力電流および出力電圧の少なくとも一方を電気量として検出する電気量検出センサであって、直流電源の出力端間に電気的に接続され直流電源の電気量を検出するための検出用抵抗と、検出用抵抗の両端間に一次巻線が接続されたトランスと、前記トランスの二次巻線の両端間の電圧に基づいて前記電気量を求める電圧検出部とを備え、検出用抵抗に流れる電流を遮断することが可能な少なくとも2つの遮断部が、直流電源の出力端間において検出用抵抗と直列に接続されてなることを特徴とする電気量検出センサ。
  2. 前記遮断部は、発光素子と、発光素子から発せられる光の有無によってオン・オフ動作をするスイッチング素子とを備える半導体リレーの前記スイッチング素子からなることを特徴とする請求項1記載の電気量検出センサ。
  3. 前記遮断部は、機械式リレーのリレー接点からなることを特徴とする請求項1記載の電気量検出センサ。
  4. 前記遮断部は、少なくとも2つのリレー接点を有する機械式リレーの前記リレー接点からなることを特徴とする請求項1記載の電気量検出センサ。































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CN106771772A (zh) * 2017-01-16 2017-05-31 国网福建省电力有限公司泉州供电公司 一种带有远程接口的避雷器性能检测装置
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