JP2010169014A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小V角による燃料噴射システムにおいて、デポジット生成を推定することで、早期にデポジットの対策を実行することが可能な内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、筒内噴射用インジェクタと、制御手段と、を備える。制御手段は、ノック点における点火時期の推移と空燃比学習値変化の推移とに基づき、デポジット生成を推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、筒内噴射用インジェクタを備え、燃料噴射の制御を行う内燃機関の制御装置に関する。
筒内噴射用インジェクタを備え、燃料噴射の制御を行う内燃機関の制御装置が知られている。例えば、特許文献1には、筒内噴射とポート噴射とを行う内燃機関の制御装置において、筒内噴射用インジェクタに堆積した付着物(デポジット)の堆積量が多くなった場合、筒内噴射を行うことでデポジットを除去する技術が開示されている。また、特許文献2には、空燃比によるデポジット学習値に基づいて点火時期を制御する技術が開示されている。
特開2006−057538号公報 特開平11−030176号公報
一方、筒内噴射用インジェクタに小V角(低V角)噴射を採用した燃料噴射システムでは、噴霧が筒内噴射用インジェクタのヘッド壁面に付着し、PM(Particulate Matter)発生が促進され、デポジットが生成しやすくなることが考えられる。従って、特に小V角噴射を採用した場合、上述の現象を早期に発見する必要がある。特許文献1及び特許文献2には、上記の問題は、何ら検討されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小V角による燃料噴射システムにおいて、デポジット生成を推定することで、早期にデポジットの対策を実行することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、エンジンの気筒内に所定の小V角にて燃料噴射する筒内噴射用インジェクタを備える内燃機関の制御装置であって、ノック点における点火時期の推移と空燃比学習値変化の推移とに基づき、デポジット生成を推定する制御手段を備えることを特徴とする。
上記の内燃機関の制御装置は、ディーゼル車両などに搭載される。内燃機関の制御装置は、筒内噴射用インジェクタと、制御手段と、を備える。筒内噴射用インジェクタは、エンジンの気筒内に所定の小V角にて燃料噴射する。ここで、「小V角」とは、通常の筒内噴射のV角よりも小さいV角を指し、例えば、実験等により適切な角度に設定される。制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であって、ノック点における点火時期の推移と空燃比学習値変化の推移とに基づき、デポジット生成を推定する。このようにすることで、内燃機関の制御装置は、デポジット生成が進行しているか否か判断することができ、デポジット生成が進行している場合にはその対策を実行することができる。
内燃機関の概略構成の一例を示す図である。 筒内噴射用インジェクタの断面図の一例である。 本実施形態における燃料噴射を模式的に示した図の一例である。 本実施形態における処理手順を表すフローチャートの一例である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[内燃機関の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関100の概略構成図の一例を示す。
図1に示すように、エンジン10は、4つの気筒112を備え、各気筒112はそれぞれ対応するインテークマニホールド20を介して共通のサージタンク30に接続されている。サージタンク30は、吸気ダクト40を介してエアクリーナ50に接続され、吸気ダクト40内にはエアフローメータ42が配置されるとともに、スロットルバルブ70が配置されている。このスロットルバルブ70は、ECU22の出力信号S70に基づいてその開度が制御される。一方、各気筒112は共通のエキゾーストマニホールド80に連結され、このエキゾーストマニホールド80は三元触媒コンバータ90に連結されている。
各気筒112には、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ110と、図示しない吸気ポートに向けて燃料を噴射するためのポート噴射用インジェクタ120とがそれぞれ設けられている。これらインジェクタ110、120はECU22の出力信号S110、S120に基づいてそれぞれ制御される。また、各気筒内噴射用インジェクタ110は共通の燃料分配管130に接続されており、この燃料分配管130は機関駆動式の高圧燃料ポンプ150に接続されている。
高圧燃料ポンプ150の吐出側は電磁スピル弁152を介して高圧燃料ポンプ150の吸入側に連結されており、この電磁スピル弁152の開度が小さいときほど、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130内に供給される燃料量が増大され、電磁スピル弁152が全開にされると、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130への燃料供給が停止されるように構成されている。電磁スピル弁152は、ECU22の出力信号S152に基づいて制御される。
一方、各ポート噴射用インジェクタ120は、共通する低圧側の燃料分配管160に接続されており、燃料分配管160および高圧燃料ポンプ150は共通の燃料圧レギュレータ170を介して、電動モータ駆動式の低圧燃料ポンプ180に接続されている。さらに、低圧燃料ポンプ180は燃料フィルタ190を介して燃料タンク200に接続されている。
一方、燃料タンク200に発生する燃料蒸発ガスを捕集する捕集容器であるキャニスタ230が、ベーパ通路260を介して燃料タンク200に接続されている。さらに、キャニスタ230はそこに捕集された燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気系に供給するためのパージ通路280に接続されている。そして、パージ通路280は、吸気ダクト40のスロットルバルブ70下流に連通されている。キャニスタ230の内部には、周知のように、燃料蒸発ガスを吸着する吸着剤(活性炭)が充填されており、パージ中にキャニスタ230内に逆止弁を介して大気を導入するための大気通路270が設けられている。
さらに、パージ通路280には、パージ量を制御するパージ制御弁250が設けられており、このパージ制御弁250の開度がECU22の出力信号S250により制御される。
燃料分配管130には、燃料分配管130内の燃料圧力に比例した出力電圧を発生する燃料圧力センサ400が取付けられている。この燃料圧力センサ400の出力電圧は、検出信号S400によりECU22へ供給される。
三元触媒コンバータ90上流のエキゾーストマニホールド80には、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ420が取付けられる。空燃比センサ420は、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。空燃比センサ420の出力電圧は、検出信号S420によりECU22に入力される。
アクセル開度センサ440は、図示しないアクセルペダルの踏込み量、即ちアクセル開度を検出する。アクセル開度センサ440は、検出値を検出信号S440によりECU22へ供給する。
回転数センサ460は、エンジン回転数を示す出力パルスを発生する。回転数センサ460は、出力パルスを検出信号S460によりECU22へ供給する。
ECU22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びA/D変換器などを含んで構成される。ECU22は、ROMに記憶したマップを参照することで、上述のアクセル開度センサ440及び回転数センサ460により得られるエンジン10の負荷及びエンジン10の回転数に基づき、燃料噴射量などを決定する。また、ECU22は、電磁スピル弁152を加圧行程中に閉じるタイミングを、燃料分配管130に設けられた燃料圧力センサ400の検出信号S400に基づきフィードバック制御することにより、燃料分配管130内の燃料圧力(燃圧)及び燃料分配管130へ供給する燃料量を制御する。さらに、後述するように、ECU22は、筒内噴射用インジェクタ110におけるデポジット生成を推定すると共に、その対策を行う。このように、ECU22は、本発明における制御手段の一例である。
なお、上述の内燃機関100の構成は一例であり、本発明が適用可能な構成は必ずしもこれに限定されない。例えば、上述の説明では、エンジン10として直列4気筒ガソリンエンジンを示したが、本発明はこのようなエンジンに限定されるものではない。また、上述の構成に代えて、内燃機関100は、ポート噴射用インジェクタ120を有さず、筒内噴射用インジェクタ110のみを有してもよい。さらに、内燃機関100は、空燃比センサ420に代えて、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出するOセンサを有してもよい。以後では、空燃比センサ420の出力電圧等によりECU22が推定した(学習した)空燃比を、「空燃比学習値Edfirt1」と呼ぶ。
[筒内噴射用インジェクタの構成]
次に、筒内噴射用インジェクタ110の構成について図2を用いて説明する。図2は、筒内噴射用インジェクタ110の縦方向の断面図である。図2に示すように、筒内噴射用インジェクタ110は、その本体740の下端にノズルボディ760がスペーサを介してノズルホルダによって固定される。ノズルボディ760は、その下端に噴孔500を形成しており、ノズルボディ760内にニードル520が上下可動に配置される。ニードル520の上端は本体740内をスライドすることが可能なコア540に接している。スプリング560はコア540を介してニードル520に対して下向きに圧力を加えている。ニードル520は、ノズルボディ760の内周シート面522に配置され、その結果、常態では噴孔500を閉鎖している。
本体740の上端には、スリーブ570が挿入固定され、スリーブ570内には燃料通路580が形成される。燃料通路580の下端側は、本体740内の通路を介してノズルボディ760の内部まで連通される。そして、ニードル520のリフト時に、燃料は、噴孔500から噴射される。燃料通路580の上端側は、フィルタ600を介して燃料導入口620に接続される。この燃料導入口620は、図1の燃料分配管130に接続される。
電磁ソレノイド640は、本体740内においてスリーブ570の下端部を包囲するように配置される。ソレノイド640の通電時においては、コア540はスプリング560に抗して上昇し、燃料圧はニードル520を押し上げ、噴孔500が開放されるので燃料噴射が実行される。ソレノイド640は、絶縁ハウジング650内のワイヤ660に取り出され、開弁のための信号S110を、ECU22から受信する。
また、本実施形態では、ECU22は、筒内噴射用インジェクタ110により広角スリット形状の噴霧を小V角で燃焼室内に直接噴射する。ここで、「小V角による噴射」とは、気筒112を円柱とした場合の上面と水平方向に対して、通常行われる筒内噴射よりも小さい角度により行う燃料噴射を示す。以後の説明では、この小V角による燃料噴射に起因したデポジットの生成を検出する方法について説明する。
[制御方法]
次に、本実施形態でECU22が実行する制御について説明する。ECU22は、ノック点における要求点火時期の進角量が所定の値よりも大きくなった場合、かつ、空燃比学習値Edfirt1の変化勾配が所定値よりも大きくなった場合、デポジット生成が進んでいると判断する。即ち、ECU22は、点火時期に関する条件と空燃比学習値Edfirt1に関する条件との両方を満たした場合、デポジット生成が進行していると判断する。このようにすることで、ECU22は、デポジットを早期にかつ的確に検出し、それに応じたデポジットの対策を行う。以後では、燃料噴射量の要求値に対し、デポジットに起因して減少した噴射燃料の割合を「流量低下率」と呼ぶ。
まず、点火時期に関する条件について具体的に説明する。ECU22は、ノック点における要求点火時期の進角量(以後、「要求点火時期Eaopreq」と呼ぶ。)を経時的に監視する。即ち、ECU22は、例えば、図示しないノックセンサによりノッキングを感知し、ノッキングセンサからの送信データに基づき定まる要求点火時期Eaopreqを監視する。
そして、ECU22は、この要求点火時期Eaopreqが所定の値(以後、「基準進角量TH_eaop」と呼ぶ。)よりも大きくなった場合、燃料噴射の小V角化が進んだと判断する。即ち、ECU22は、小V角化により燃料の筒内均質度が向上したことによって進角量が大きくなった(即ち、ノックに対する余裕度が向上した)と判断する。
これについて図3を用いて補足説明する。図3は、燃料室111内における燃料噴射を模式的に示した図である。図3において、破線71は、デポジットが無い場合の噴射方向を示し、破線72は、デポジットが堆積した場合の噴射方向を示す。また、三角形76、77は、デポジットが無い場合とデポジットが堆積した場合のそれぞれの噴霧形状を模式的に示した図である。
図3に示すように、デポジットが無い場合では、噴射角が筒内噴射用インジェクタ110の軸方向とほぼ一致している。これに対し、デポジットが堆積した場合では、噴射角が小V角をさらに小さくする方向に変化している。これは、筒内噴射用インジェクタ110の噴孔500等に堆積したデポジットが噴射燃料に干渉することにより、噴射角が変化したと考えられる。従って、この場合、小V角化により燃料の筒内均質度が向上し、進角量が大きくなることが推定される。従って、ECU22は、要求点火時期Eaopreqの進角量が基準進角量TH_eaopよりも大きくなった場合、デポジットに起因して燃料噴射の小V角化が進んだと推定することができる。
次に、空燃比学習値Edfirt1に関する条件について具体的に説明する。ECU22は、空燃比学習値Edfirt1を経時的に監視し、その変化勾配が所定の値よりも大きくなった場合、デポジット進行速度が上がったと判断する。例えば、ECU22は、空燃比学習値Edfirt1とデポジットがない状態で算出される空燃比学習値(以後、「初期空燃比学習値Edfirt0」と呼ぶ。)との差分(以後、「空燃比差分ΔEdfirt」と呼ぶ。)をとる。これにより、ECU22は、筒内噴射用インジェクタ110のデポジットの堆積量、即ちデポジットに起因して発生した流量低下率を推定する。
次に、ECU22は、空燃比差分ΔEdfirtが所定の閾値(以後、「空燃比学習値変化上限閾値THΔEdfirt」と呼ぶ。)より大きいか否かについて判定する。空燃比学習値変化上限閾値THΔEdfirtは、例えば実験等により適切な値に設定される。これにより、ECU22は、流量低下率が所定率以上発生しているか否か判定する。
そして、空燃比差分ΔEdfirtが空燃比学習値変化上限閾値THΔEdfirtより大きい場合、ECU22は、デポジット生成の進行速度が上がったことにより、噴射燃料の流量低下が進行していると判断する。
以上のように、ECU22は、点火時期に関する条件及び空燃比学習値Edfirt1に関する条件の両方が満たされたか否か判断する。そして、両方が満たされた場合、ECU22は、小V角化によりデポジット生成が促進されていると判断する。即ち、ECU22は、デポジットに起因した噴霧形状変化により筒内噴射用インジェクタ110の噴孔500等に噴霧が干渉し、その結果、PMが増大してデポジット生成速度が上昇したと推定する。
そして、この場合、ECU22は、警告灯などにより乗員に対し燃料洗浄剤投入を促す(例えば、特開平09−170524等参照)。他の例として、ECU22は、点火時期を遅角にすることで筒内噴射用インジェクタ110の先端温度を低減する(特開平11−30176等参照)。その他の例として、ECU22は、噴射燃圧を上昇させる。さらに他の例として、ECU22は、筒内噴射用インジェクタ110の噴射量をポート噴射用インジェクタ120の噴射量よりも多くする。即ち、ECU22は、直噴噴き分け比率を増加させる。以上のようにすることで、ECU22は、筒内噴射用インジェクタ110に付着したデポジットの除去等の対策を行うことができる。
(処理フロー)
次に、本実施形態における処理の手順について説明する。図4は、本実施形態においてECU22が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU22は、図4に示すフローチャートの処理を、例えば所定の周期に従い繰り返し実行する。また、図4の例では、ECU22は、ステップS101乃至ステップS104までの処理と、ステップS105乃至ステップS108までの処理とを並列して行う。以後では、まず、ステップS101乃至ステップS104までの処理について説明した後、ステップS105乃至ステップS108までの処理について説明する。
まず、ECU22は、ノック点であるか否かについて判定する(ステップS101)。ECU22は、例えばノックセンサなどの検出値に基づきこれを判断する。
そして、ノック点であると判断した場合(ステップS101;Yes)、ECU22は、次に要求点火時期Eaopreqを算出する(ステップS102)。一方、ノック点ではない場合(ステップS101;No)、ECU22は、再びステップS101でノック点か否かについて判定を行う。
そして、要求点火時期Eaopreq算出後、ECU22は、要求点火時期Eaopreqが基準進角量TH_eaopよりも大きいか否かについて判定する(ステップS103)。これにより、ECU22は、デポジットに起因した小V角化により、点火時期が進角し、ノック余裕度が向上したか否か判断する。
そして、要求点火時期Eaopreqが基準進角量TH_eaopよりも大きい場合(ステップS103;Yes)、ECU22は、V角が減少していると判断する(ステップS104)。即ち、ECU22は、小V角化が進んだと判断する。その後、ECU22は、ステップS109へ処理を進める。一方、要求点火時期Eaopreqが基準進角量TH_eaop以下の場合(ステップS103;No)、ECU22は、再びステップS101へ処理を戻す。
次に、ステップS105乃至ステップS108の処理について説明する。ECU22は、まず、空燃比学習値Edfirt1を取得する(ステップS105)。ECU22は、例えば、空燃比センサ420の検出値に基づき、空燃比学習値Edfirt1を取得する。
次に、ECU22は、初期空燃比学習値Edfirt0との差分を算出する(ステップS106)。即ち、ECU22は、空燃比学習値Edfirt1から初期空燃比学習値Edfirt0を減じることで、空燃比差分ΔEdfirtを算出する。
そして、ECU22は、空燃比差分ΔEdfirtが空燃比学習値変化上限閾値THΔEdfirtよりも大きいか否かについて判定する(ステップS107)。これにより、ECU22は、デポジットに起因した流量低下により、空燃比学習値Edfirt1がリーン側に推移しているか否か判定する。
そして、空燃比差分ΔEdfirtが空燃比学習値変化上限閾値THΔEdfirtより大きい場合(ステップS107;Yes)、ECU22は、流量低下が進行していると判断する(ステップS108)。そして、その後、ECU22は、ステップS109へ処理を進める。一方、空燃比差分ΔEdfirtが空燃比学習値変化上限閾値THΔEdfirt以下の場合(ステップS107;No)、ECU22は、再び処理をステップS105へ戻す。
次に、ステップS109乃至ステップS111について説明する。まず、ECU22は、両条件が満たされるまで待機する(ステップS109)。即ち、ECU22は、点火時期に関する条件であるステップS103と、空燃比学習値Edfirt1に関する条件であるステップS107との両条件が満たされたか否か判断し、両条件が満たされた場合に、ステップS110へ処理を進める。
ECU22は、上述の両条件が満たされた場合、小V角化によりデポジット生成が促進されていると判断する(ステップS110)。
そして、ECU22は、デポジットへの対策を実行する(ステップS111)。例えば、ECU22は、上述したように、点火時期等の適合をデポジット除去等に有利な適合へ変更したり、警告等により運転者に洗浄剤投入を促したりする。
以上のようにすることで、ECU22は、小V角化によるデポジット堆積を早期に検出し、それに対する対策を実行することができる。
10 エンジン
20 インテークマニホールド
22 ECU
30 サージタンク
40 吸気ダクト
42 エアフローメータ
50 エアクリーナ
70 スロットルバルブ
100 内燃機関
110 筒内噴射用インジェクタ
112 気筒
120 ポート噴射用インジェクタ
200 燃料タンク
400 燃料圧力センサ
420 空燃比センサ
440 アクセル開度センサ
460 回転数センサ
500 噴孔
520 ニードル

Claims (1)

  1. エンジンの気筒内に所定の小V角にて燃料噴射する筒内噴射用インジェクタを備える内燃機関の制御装置であって、
    ノック点における点火時期の推移と空燃比学習値変化の推移とに基づき、デポジット生成を推定する制御手段
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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