JP2010168842A - 既存観客席の座席ピッチ変更方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存観客席の座席の前後間隔を変更する場合、既存構造に荷重負担をかけることなく、簡易に変更できる既存観客席の座席ピッチ変更方法を得る。
【解決手段】既存段床1の段床ピッチに1対1で対応させずに既存段床1の段床ピッチよりも大きいピッチで新設座席3の座席ピッチを設定し、既存の段床に対して少しずつずらせながら新設座席3を設置し、既存段床1に新設座席3を直付けできない箇所の座席は、脚を有する座席を既存段床1に設置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存の古いスタジアムや劇場などに設置されている大規模な段状の観客席の座席ピッチの変更方法に関するものである。
既存の古いスタジアムや劇場などには、大規模な段状の観客席が設置されているが、かかる観客席は、座席の前後間隔が狭く現行法に照らしたとき、不適格になる場合や、また、座席をグレードアップすべく、例えば椅子のサイズを大きくしたり、背なしの椅子を背付きの椅子に変更したりした場合に座席の前後間隔が狭くなって現行法規にてらして不適格になることが多い。
このようにスタジアムや劇場などの大規模な階段状の観客席を有する既存施設において、客席構造に関する法改正やニーズの変化により、座席の前後間隔を全体的に大きくする必要が生じている。
かかる階段状の既存観客席の座席のピッチ(前後間隔)を変更する場合、一般的に段床ピッチと座席ピッチとは一致するものと考えられていたため、観客席全体の座席ピッチを変更するということはこれに対応させて段床のピッチを変更することであり、そのために従来は、既存の観客席の上に、求められているピッチの観客席段床を被せるようにして新たに設置し、その上に観客席を設置している。
前記従来技術は、当業者間で一般的に行われているものであり、文献公知発明にかかるものではない。
既存の観客席の上に新たに観客席段床を設置する方法は、改造のためのコストが嵩み、既存構造にも大きな荷重負担がかかる。そのため、観客席の構造そのものを作り直す(建替え)場合も多く、この場合は建替え工事が大掛かりとなる。
本発明は前記従来例の不都合を解消するものとして、既存観客席の座席の前後間隔を変更する場合、既存構造に荷重負担をかけることなく、簡易に変更できる既存観客席の座席ピッチ変更方法を提供するものである。
請求項1記載の本発明は、既存段床1の段床ピッチに1対1で対応させずに既存段床1の段床ピッチよりも大きいピッチで新設座席3の座席ピッチを設定し、既存の段床に対して少しずつずらせながら新設座席3を設置し、既存段床1に新設座席3を直付けできない箇所の座席は、脚を有する座席を既存段床1に設置することを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明は、前後の座席の床面に段差部が生じている箇所には、段差を埋める調整材を設置することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、既存の段床をそのまま使用できる箇所は、この段床の上に座席ピッチを既存のものより大きくして新たな座席を直付けし、既存の段床に直付けできない箇所では脚を有する座席を段床の上に設置する。このように座席の種類を異ならせることで既存の段床ピッチを大きく変更せずに座席ピッチを大きなものに簡単に変更できる。
請求項2記載の本発明によれば、既存の段床に対して座席のピッチを大きくしたことで、前後の座席の床面に段差部が生じている箇所については、調整材で段差を埋めることで、足を踏み外すことなく通常の歩行が可能となる。
以上述べたように本発明の既存観客席の座席ピッチ変更方法は、段状の観客席を有する古いスタジアムや劇場などの観客席改修において、また、現行法規で座席ピッチが不適格な施設の建替えにおいて、座席ピッチを変更する場合、既存の段床ピッチを大きく変更しないですむから、建替えや大規模に観客席構造を変更することなく座席ピッチを簡易に変更することができるものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の既存観客席の座席ピッチ変更方法の実施形態を示す新設の観客席の説明図、図2は既存の観客席の説明図で、図2に示すように既存観客席は、例えば8段の既存段床1に対して8個の既存座席2が1対1に対応し、前後の座席間隔は700mmとなっている。
このような既存観客席に対して、図1に示すように座席の前後間隔を800mmに変更して座席ピッチを大きく設定し変更する場合、既存段床1の前後間隔(ピッチ)に1対1で対応させずに、既存段床1の段床ピッチよりも少しずつ大きい座席ピッチで、新設座席3を既存段床1に対して少しずつずらせながら設置する。
新設座席3は既存段床1に直付けする脚なしの直付けタイプの座席3aと、脚ありの直立タイプの座席3bとの2種類を用意し、既存段床1の取付け箇所によってこの2種類を使い分ける。
図1に示す例では、最上段から3段目までの既存段床1に対しては、直付けタイプの座席3aを既存段床1の上に設置する。この場合、直付けタイプの座席3aは、上段から下段に向け既存段床1に対して少しずつ下方にずらせて設置することで、前後の座席間隔を従来の700mmから800mmにひろげる。
そして、既存段床1の段差によって、既存段床1に直付けタイプの座席3aを設置できない4段目から下は、脚ありの直立タイプの座席3bを既存段床1に設置する。この場合も、直立タイプの座席3bは、上段から下段に向け既存段床1に対して少しずつ下方にずらせて設置することで、前後の座席間隔を従来の700mmから800mmにひろげる。これにより既存段床1をそのまま使用しながら8段あった既存座席2が7段の新設座席3に変更される。
既存段床1に対して新設座席3をずらせて設置したことで前後の新設座席3の床面に段差部4が生じている箇所には、段差を埋める調整材5を設置する。これにより、新設座席3の前後間で観客が移動する際に、段差部4で足を踏み外すこともなく、安全に歩行できる。
このようにして既存段床1への取付け位置によって2種類の座席3a,3bを使い分けることによって、段床のピッチに拘束されることなく既存段床1を使用してこの上に既存のものよりも大きな座席ピッチの新設座席3を簡易に設置できる。
本発明の既存観客席の座席ピッチ変更方法の実施形態を示す新設の観客席の説明図である。 既存観客席の説明図である。
1 既存段床 2 既存座席
3 新設座席 3a 直付けタイプの座席
3b 直立タイプの座席 4 段差部
5 調整材

Claims (2)

  1. 既存段床の段床ピッチに1対1で対応させずに既存段床の段床ピッチよりも大きいピッチで新設座席の座席ピッチを設定し、既存の段床に対して少しずつずらせながら新設座席を設置し、既存段床に新設座席を直付けできない箇所の座席は、脚を有する座席を既存段床に設置することを特徴とする既存観客席の座席ピッチ変更方法。
  2. 前後の座席の床面に段差部が生じている箇所には、段差を埋める調整材を設置する請求項1記載の既存観客席の座席ピッチ変更方法。
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