JP2010167875A - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転部材の凹部にショットピーニング処理を施すことにより、回転部材の疲労強度を向上させ得る転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】ハブユニット1(転がり軸受装置)の内軸3(回転部材)には、車両アウタ側に開口するとともに中心軸線L1回りに窪んだ形状の凹部3dが形成される。凹部3dは、中心軸線L1上に曲率中心O1,O2を位置させる円弧面3d1,3d2を繋ぎ合わせて形成される。円弧面3d1の曲率半径r1は、円弧面3d1を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面面で規定される開口半径R1に比して大きくなるように設定される。円弧面3d2の曲率半径r2は、円弧面3d2を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面で規定される開口半径R2に比して大きくなるように設定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、転がり軸受装置に関し、特に自動車の車体と車輪間に介装される転がり軸受装置に関する。
この種の転がり軸受装置は、例えば下記特許文献1に記載されているように、車両インナ側の車体側部材(キャリア、ナックルなど)に固定される外方部材(非回転部材)と、その外方部材と同軸に配置されて車両アウタ側の車輪側部材(タイヤホイール、ブレーキディスクロータなど)を取り付ける内方部材111(回転部材)とを備えている(図7参照)。内方部材111には、軽量化の観点から、鍛造加工により車両アウタ側に開口するとともに中心軸線L100回りに窪んだ形状の凹部112を形成するのが一般的である。この凹部112は、コストの観点から通常は旋削加工されることなく、鍛造肌部のままとされる。このため、鍛造加工時に生成したスケールの除去を目的として、凹部112には周知のショットピーニング処理が施される。このようなショットピーニング処理を施すと、その2次的効果として表面の加工硬化を期待することができる。下記特許文献1に記載の転がり軸受装置では、凹部112にショットピーニング処理を施すことにより、内方部材111と一体形成された車輪取付フランジ部113の形状・寸法や軸部の肉厚を変更することなく、軸部の強度や、回転曲げ疲労しやすい隅部114の強度を積極的に高めるようにしている。
しかしながら、図7に示した形状の凹部112においては、中心軸線L100とほぼ平行な位置関係にある側壁面112aと、中心軸線L100とほぼ垂直な位置関係にある底壁面112bとでショット材の当たり具合が異なる。つまり、底壁面112bにはショット材が当たりやすいが、側壁面112aにはショット材が当たりにくいので、底壁面112bの硬さの方が側壁面112aの硬さに比べて高くなる度合いが大きかった。このため、ショットピーニング処理を施すと、内方部材111における疲労強度のバランスが崩れ、内方部材111の疲労強度を低下させてしまうおそれがあった。
特開2008−207587号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、上記内方部材111に代表されるような回転部材の凹部にショットピーニング処理を施すことにより、回転部材の疲労強度を向上させ得る転がり軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、車両インナ側の車体側部材に固定される非回転部材と、非回転部材と同軸に配置されて車両アウタ側の車輪側部材を取り付ける回転部材とを備えた転がり軸受装置において、回転部材には、車両アウタ側に開口するとともに中心軸線回りに窪んだ形状の凹部が形成され、該凹部は、中心軸線上に曲率中心を位置させる1又は2以上の円弧面を繋ぎ合わせて形成されており、該円弧面の曲率半径は、該円弧面を中心軸線と直交する投影面に投影させたときの円状投影面面で規定される開口半径に比して大きくなるように設定されていることを特徴とする。
凹部を形成する円弧面の曲率半径が、その円弧面を中心軸線と直交する投影面に投影させたときの円状投影面面で規定される開口半径に比して大きくなるように設定すると、凹部を形成する円弧面上の任意の点における接線が中心軸線に対して傾斜するようになる。すなわち、中心軸線と平行な位置関係にある面を含ませることなく、凹部の内周面を形成できるようになる。したがって、従来の転がり軸受装置と比較して、凹部の全ての範囲においてショット材が当たりやすくなる。このため、凹部の硬さをその全ての範囲において均一に高めることが可能となるので、回転部材の疲労強度を向上させることが可能である。
本発明の実施に際して、凹部が2以上の円弧面を繋ぎ合わせて形成されている場合、各円弧面は、車両インナ側に向かうに従って曲率が大きくなるように配置されていると好適である。回転部材の軽量化を図るためには、凹部をより深く肉抜きした形状とする必要があるが、凹部の深さが深くなればなるほど、その奥側の部位に充分なショットピーニング処理を施すことが困難となる。しかし、車両インナ側に向かうに従って曲率が大きくなるような円弧面を繋ぎ合わせて凹部の内周面を形成するようにすれば、凹部を構成する円弧面の全てにおいてショット材が当たりやすくなる。このため、回転部材の軽量化を図りつつ、回転部材の疲労強度を向上させることが可能である。
本発明の転がり軸受装置を採用したハブユニット(従動輪側)の縦断面図。 本発明の実施例1に係る内軸の要部拡大図。 本発明の実施例2に係る内軸の要部拡大図。 本発明の実施例3に係る内軸の要部拡大図。 実施例3の変形例に係る内軸の要部拡大図。 本発明の変形例に係る内軸(駆動輪側)の縦断面図。 従来例に係る内軸(従動輪側)の縦断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の転がり軸受装置を採用したハブユニット1の縦断面図、図2は内軸3の要部拡大図である。なお、以下の説明において、車両インナ側とは図1における左側を示し、車両アウタ側とは図1における右側を示すものとする。
ハブユニット1は、例えば前輪駆動車の後輪側(従動輪側)のものであり、複列外向きのアンギュラ玉軸受構造とされている。具体的には、ハブユニット1は、車体側のナックル40(車体側部材)に固定される外輪2(非回転部材)と、この外輪2の中心軸線L1と同軸に配置されて車輪側のタイヤホイール(図示省略)及びブレーキディスクロータ50(車輪側部材)を取り付ける内軸3(回転部材)と、内軸3の車両インナ側端部の外周面に嵌着される内輪4と、外輪2と内軸3及び内輪4との間にて周方向に配置される複列の転動体5とを備えている。
外輪2は、軸方向に延びる円筒状の本体部2aと、本体部2aの車両インナ側の端部にて径方向外向きに突出形成された車体取付フランジ部2bとを備えている。本体部2aの内周面には、車両インナ側に配列された転動体5用の軌道面2a1と、車両アウタ側に配列された転動体5用の軌道面2a2とが形成されている。
内軸3は、軸方向に延び出し車両アウタ側にて外輪2から突出する段付き状の軸部3aと、軸部3aの車両アウタ側にて軸方向に突出形成された内軸インロウ部3bと、軸部3aの車両アウタ側にて径方向外向きに突出形成された車輪取付フランジ部3cとを備えている。
軸部3aは、車両インナ側の先端に突出形成されたかしめ部3a1によるかしめにより、内輪4を車両アウタ側に押圧して段部(肩部)に押し当てた状態で内輪4と一体化されている。軸部3aの外周面には、外輪2の軌道面2a2に対向する軌道面3a2が形成されている。また、内輪4の外周面には、外輪2の軌道面2a1に対向する軌道面4aが形成されている。内軸インロウ部3bは、ブレーキディスクロータ50の内輪収容孔51の内側に挿入される。
車輪取付フランジ部3cには、タイヤホイール及びブレーキディスクロータ50への取付けに使用される複数のボルト挿通孔3c1が形成されており、これらボルト挿通孔3c1にボルト6が圧入嵌合されることにより、タイヤホイール及びブレーキディスクロータ50が車輪取付フランジ部3cに取り付けられる。
外輪2と内軸3との間には、転動体5を配置するための環状空間が形成されており、この環状空間は、車両アウタ側にてリング状のシール部材7により、車両インナ側にてリング状のシール部材8により、外輪2と内軸3及び内輪4とのそれぞれの相対回転を許容した状態で密封されている。
内軸3における軸部3a及び内軸インロウ部3bには、車両アウタ側に開口するとともに中心軸線L1回りに窪んだ形状の凹部3dが形成されている。凹部3dは、図2に示すように、中心軸線L1上にて曲率中心O1,O2を車両アウタ側からこの順に位置させる2つの円弧面3d1,3d2を繋ぎ合わせて形成されている。円弧面3d1は内軸インロウ部3bに形成され、円弧面3d2は内軸インロウ部3bよりも更に車両インナ側の軸部3aに形成されている。
円弧面3d1の曲率半径r1は、円弧面3d2の曲率半径r2に比べて大きな値に設定されている(r1>r2)。換言すれば、円弧面3d2の曲率が、円弧面3d1の曲率よりも大きくなるように設定されている。また、円弧面3d1の曲率半径r1は、その円弧面3d1を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面で規定される開口半径R1(開口端縁E1と投影中心C1間の距離)に比べて大きくなるように設定されている(r1>R1)。同様に、円弧面3d2の曲率半径r2は、その円弧面3d2を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面で規定される開口半径R2(開口端縁E2と投影中心C2間の距離)に比べて大きくなるように設定されている(r2>R2)。
円弧面3d1,3d2は、鍛造加工により形成される。円弧面3d1,3d2には、鍛造加工時に生成したスケールの除去を目的として、周知のショットピーニング処理が施される。ショットピーニング処理の2次的効果として、円弧面3d1,3d2が加工硬化される。この実施例1では、ショットピーニング処理により、円弧面3d1,3d2がおよそ290HV程度の硬さとなる。
以上の説明からも明らかなように、この実施例1では、凹部3dを形成する円弧面3d1の曲率半径r1が、その円弧面3d1を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面面で規定される開口半径R1に比して大きくなるように設定され、円弧面3d2の曲率半径r2が、その円弧面3d2を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面で規定される開口半径R2に比して大きくなるように設定されている。したがって、各円弧面3d1,3d2上の任意の点における接線が中心軸線L1に対して傾斜するようになるので、従来の転がり軸受装置と比較して、円弧面3d1,3d2の全ての範囲においてショット材が当たりやすくなる。これにより、凹部3dの硬さをその全ての範囲において均一に高めることができ、内軸3の疲労強度を向上させることができる。
また、上記実施例1では、各円弧面3d1,3d2が、車両インナ側に向かうに従って曲率が大きくなるように配置されている。これにより、内軸3の軽量化を図りつつ、内軸3の疲労強度を向上させることができる。
上記実施例1では、凹部3dを、2つの円弧面3d1,3d2を繋ぎ合わせて形成したが、これに限らず、例えば図3に示すように、3つ以上の円弧面を繋ぎ合わせて形成してもよい。図3には、3つの円弧面3d1,3d2,3d3を繋ぎ合わせて凹部3dを形成したものが例示されている。この場合、繋ぎ合わせる円弧面の数が多くなるほど、凹部3dが滑らかな曲面を呈するようになる。
この実施例2では、円弧面3d3が円弧面3d2よりも更に車両インナ側の軸部3aに形成されている。円弧面3d3の曲率半径r3は、円弧面3d2の曲率半径r2に比べて小さな値に設定されている(r1>r2>r3)。換言すれば、円弧面3d3の曲率が、円弧面3d1,3d2の曲率よりも大きくなるように設定されている。また、円弧面3d3の曲率半径r3は、その円弧面3d3を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面で規定される開口半径R3(開口端縁E3と投影中心C3間の距離)に比べて大きくなるように設定されている(r3>R3)。
この実施例2によれば、内軸3のより一層の軽量化を図りつつ、内軸3の疲労強度を良好に向上させることができる。
また、例えば図4に示すように、凹部3dを1つの円弧面3d1で形成してもよい。この場合、円弧面3d1のような曲率半径が一定となるものに代えて、例えば図5に示すように、複数の円弧面3d1,3d4を繋ぎ合わせて見掛け上1つに見える円弧面を形成してもよい。
円弧面3d1は、上記実施例1,2と同様、曲率中心O1と、曲率半径r1とで規定される。図5にてAで示す領域、すなわち投影中心C1と開口端縁E1を結ぶ線分と、投影中心C1と円弧面3d1上の任意の点を結ぶ線分とで形成される角度θがおよそ45度以下となる領域、及び角度θが135度以上180度以下となる領域には円弧面3d1が形成されており、図3にてBで示す領域、すなわち前記角度θが45度以上135度以下の領域には円弧面3d4が形成されている。
円弧面3d4の曲率半径r4は、円弧面3d1の曲率半径r1に比べて大きな値に設定されている(r4>r1)。また、円弧面3d4の曲率半径r4は、その円弧面3d4を中心軸線L1と直交する投影面Pに投影させたときの円状投影面で規定される開口半径R4(接続点E4と投影中心C4間の距離)に比べて大きくなるように設定されている(r4>R4)。
この実施例3の変形例に示すように、凹部3dの奥側の壁面が中心軸線L1に対してより垂直な位置関係に近づくような構成としても、上記実施例1及び2と同様の効果を得ることができる。
また、本発明は、例えば図6に示すような前輪駆動車の前輪側(駆動輪側)の内軸3’に適用することもできる。なお、図6において、上記実施例1と同様の機能を果たす部材、部位には同一の符合を付してある。この場合は、凹部3dと、例えば等速ジョイントのスプライン軸とスプライン結合されるスプライン穴3eとが連通し、スプライン軸が内軸3’を貫通することとなる。
本発明は、自動車のハブユニットに利用することができる。
1 ハブユニット(転がり軸受装置)
2 外輪(非回転部材)
3,3’ 内軸(回転部材)
3a 軸部
3b 内軸インロウ部
3d 凹部
3d1 円弧面
3d2 円弧面
3d3 円弧面
3d4 円弧面
L1 中心軸線
P 投影面
O1,O2,O3,O4 曲率中心
r1,r2,r3,r4 曲率半径
R1,R2,R3,R4 開口半径
40 ナックル(車体側部材)
50 ブレーキディスクロータ(車輪側部材)

Claims (2)

  1. 車両インナ側の車体側部材に固定される非回転部材と、前記非回転部材と同軸に配置されて車両アウタ側の車輪側部材を取り付ける回転部材とを備えた転がり軸受装置において、
    前記回転部材には、車両アウタ側に開口するとともに中心軸線回りに窪んだ形状の凹部が形成され、該凹部は、前記中心軸線上に曲率中心を位置させる1又は2以上の円弧面を繋ぎ合わせて形成されており、該円弧面の曲率半径は、該円弧面を前記中心軸線と直交する投影面に投影させたときの円状投影面で規定される開口半径に比して大きくなるように設定されていることを特徴とする転がり軸受装置。
  2. 前記凹部が2以上の円弧面を繋ぎ合わせて形成されている場合、各円弧面は、車両インナ側に向かうに従って曲率が大きくなるように配置されている請求項1に記載の転がり軸受装置。
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