JP2010167545A - 工作機械のカバー構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気制御を用いない簡単な構成で、加工空間とその外側との間を確実に仕切ることができるカバー構造を提供する。
【解決手段】保護カバー6に、切欠き9の大きさに相当する昇降カバー17を、切欠き9の閉塞位置と、切欠き9の開放位置との間で上下動可能に設ける一方、クロスレール3側の係止ブラケット27と昇降カバー17側の上連結板14との間に、保護カバー6の閉位置で昇降カバー17をクロスレール3に連結してその昇降に追従させる係止機構(係止ピン16及び係止孔28)を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】保護カバー6に、切欠き9の大きさに相当する昇降カバー17を、切欠き9の閉塞位置と、切欠き9の開放位置との間で上下動可能に設ける一方、クロスレール3側の係止ブラケット27と昇降カバー17側の上連結板14との間に、保護カバー6の閉位置で昇降カバー17をクロスレール3に連結してその昇降に追従させる係止機構(係止ピン16及び係止孔28)を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、門形マシニングセンタ等の工作機械に設けられるカバー構造に関する。
例えば門形マシニングセンタにおいては、加工空間とその外側に設けられた自動工具交換装置との間を仕切り、加工時に発生する切り屑や切削液が自動工具交換装置側へ飛散するのを防止するための保護カバーが設けられている。図5は、門形マシニングセンタ1における従来の保護カバーの構成を示すもので、図5において、2は門形のコラム、3はコラム2の前面で水平Y軸方向(同図奥行き方向)に形成され、Z軸方向(同図上下方向)へ移動可能に取り付けられたクロスレールで、クロスレール3の前面に設けた案内面4に、主軸頭5がY軸方向へ移動可能に設けられている。
また、6は保護カバーで、コラム2の下方でX軸方向(図5の左右方向)に設けられるテーブルとコラム2との間で、ベッドの側面に設けたレール7に沿ってX軸方向と平行に移動する保持体8に取り付けられている。
よって、テーブル上で加工を行う際には、保護カバー6を実線で示す閉位置までスライドさせて、加工空間とその外側に設けられた図示しない自動工具交換装置との間を仕切るようになっている。
また、6は保護カバーで、コラム2の下方でX軸方向(図5の左右方向)に設けられるテーブルとコラム2との間で、ベッドの側面に設けたレール7に沿ってX軸方向と平行に移動する保持体8に取り付けられている。
よって、テーブル上で加工を行う際には、保護カバー6を実線で示す閉位置までスライドさせて、加工空間とその外側に設けられた図示しない自動工具交換装置との間を仕切るようになっている。
さらに、この保護カバー6には、加工中に下方へ移動したクロスレール3との干渉を避けるために、上端に切欠き9が形成されている。従って、高さ寸法が大きいワークの加工中に、切り屑や切削液が切欠き9による開放部分(図5のハッチング部分)を通って自動工具交換装置側へ飛散するおそれが生じる。そこで、本件出願人は、特許文献1に示すように、保護カバーに、切欠きに相当する小カバーと、その小カバーをクロスレールの昇降に応じて昇降させる駆動装置とを設けて、クロスレールが上昇している際には小カバーによって切欠きを塞いで切削液等の飛散を防止する発明を提供している。
しかし、小カバーの採用に伴い、小カバーを駆動させる駆動装置に加えて、小カバーの位置検出装置や駆動制御のためのソフトウェア等の搭載が必要となり、コストアップに繋がってしまう。
そこで、本発明は、電気制御が不要となる簡単な構成で、加工空間とその外側との間を確実に仕切ることができるカバー構造を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、保護カバーに、切欠きの大きさに相当する昇降カバーを、切欠きの閉塞位置と、切欠きの開放位置との間で上下動可能に設ける一方、クロスレール側と昇降カバー側との間に、保護カバーの閉位置で昇降カバーをクロスレールに連結してその昇降に追従させる係止機構を設けたことを特徴とするものである。
なお、本発明において、「クロスレール側」及び「昇降カバー側」は、クロスレール及び昇降カバーに直接係止機構を設ける場合は勿論、クロスレール及び昇降カバーに夫々一体に取り付けられて移動する別部材間に係止機構を設ける場合も含む趣旨である。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、係止機構を、クロスレール側と昇降カバー側との一方に設けられたピンと、他方に設けられて保護カバーの閉位置でピンが挿入する係止孔としたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、保護カバーと昇降カバーとの間に、保護カバーの閉位置から開位置への移動の際、係止機構が解除される前に互いに係合して昇降カバーの落下を防止する落下防止機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、落下防止機構を、保護カバー側に設けられて付勢手段によってクロスレール側へ突出付勢される解除ピンと、昇降カバー側に設けられ、突出付勢される解除ピンと係合して昇降カバーの落下を防止する被係合部とで構成し、解除ピンは、保護カバーの閉位置でコラム側に当接して保護カバーに対して移動し、被係合部との係合を解除することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、解除ピンと被係合部との係合を、ラックによる噛み合いとしたことを特徴とするものである。
なお、本発明において、「クロスレール側」及び「昇降カバー側」は、クロスレール及び昇降カバーに直接係止機構を設ける場合は勿論、クロスレール及び昇降カバーに夫々一体に取り付けられて移動する別部材間に係止機構を設ける場合も含む趣旨である。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、係止機構を、クロスレール側と昇降カバー側との一方に設けられたピンと、他方に設けられて保護カバーの閉位置でピンが挿入する係止孔としたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、保護カバーと昇降カバーとの間に、保護カバーの閉位置から開位置への移動の際、係止機構が解除される前に互いに係合して昇降カバーの落下を防止する落下防止機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、落下防止機構を、保護カバー側に設けられて付勢手段によってクロスレール側へ突出付勢される解除ピンと、昇降カバー側に設けられ、突出付勢される解除ピンと係合して昇降カバーの落下を防止する被係合部とで構成し、解除ピンは、保護カバーの閉位置でコラム側に当接して保護カバーに対して移動し、被係合部との係合を解除することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、解除ピンと被係合部との係合を、ラックによる噛み合いとしたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、電気制御を用いない簡単な構成で昇降カバーをクロスレールの昇降に追従させることができる。よって、昇降カバーに係る駆動装置やソフトウェア等を搭載する必要がなく、低コストで加工空間とその外側との間を確実に仕切ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ピンと係止孔とによって係止機構が簡単に得られる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、落下防止機構の採用により、保護カバーが閉位置へ復帰する際に昇降カバーが確実にクロスレールと連結されて係止機構の信頼性が高まる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、落下防止機構も電気制御を使用することなく簡単な構成で得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加えて、昇降カバーの落下をより確実に防止可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ピンと係止孔とによって係止機構が簡単に得られる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、落下防止機構の採用により、保護カバーが閉位置へ復帰する際に昇降カバーが確実にクロスレールと連結されて係止機構の信頼性が高まる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、落下防止機構も電気制御を使用することなく簡単な構成で得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加えて、昇降カバーの落下をより確実に防止可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、工作機械の一例である門形マシニングセンタの一部側面図、図2はその平面図で、門形マシニングセンタの基本構成は図5で説明した内容と同じであるため、同じ符号を付して重複する説明は省略する。
この門形マシニングセンタ1においても、上端に切欠き9を形成した保護カバー6を備えており、加工時には実線で示す閉位置に移動して、加工空間とその外側の図示しない自動工具交換装置との間を仕切るようになっている。なお、本形態では、保護カバー6の開位置(図1の右側)を前方、閉位置(図1の左側)を後方として前後方向を説明する。
図1は、工作機械の一例である門形マシニングセンタの一部側面図、図2はその平面図で、門形マシニングセンタの基本構成は図5で説明した内容と同じであるため、同じ符号を付して重複する説明は省略する。
この門形マシニングセンタ1においても、上端に切欠き9を形成した保護カバー6を備えており、加工時には実線で示す閉位置に移動して、加工空間とその外側の図示しない自動工具交換装置との間を仕切るようになっている。なお、本形態では、保護カバー6の開位置(図1の右側)を前方、閉位置(図1の左側)を後方として前後方向を説明する。
ここでは、保護カバー6の外面で切欠き9の下方部位に軸受ブロック10が固着され、その軸受ブロック10に、一対のガイドロッド11,12が、互いに平行姿勢で上下方向へスライド可能に支持されている。このうち後方のガイドロッド12の中間部位で前面には、ラック面13が形成されている。このガイドロッド11,12の上下端は夫々上連結板14及び下連結板15によって連結されており、上連結板14の内側(主軸頭5側)には、図3にも示すように、後方へ水平に突出する係止ピン16が設けられると共に、昇降カバー17の上端が連結されている。この昇降カバー17は、切欠き9の大きさに略相当する矩形状の板体で、切欠き9の位置で保護カバー6の上端を跨いで保護カバー6の内側で保護カバー6と平行に垂下されている。従って、昇降カバー17は、軸受ブロック10でのガイドロッド11,12の上下のスライドにより、切欠き9の閉塞位置と、切欠き9の開放位置との間で上下動可能に支持される。
また、保護カバー6の外面において軸受ブロック10の下方には、解除ピン18が設けられている。この解除ピン18は、図4にも示すように、保護カバー6の外面に固着された取付ブロック19を貫通して軸方向へ前後移動可能に保持されると共に、その後端に形成された大径部20と取付ブロック19との間で外装された付勢手段としてのコイルバネ21により、後方へ突出付勢されている。
さらに、解除ピン18の前端には、取付板22を介して係合金具23が固着されている。この係合金具23は平面視コ字状で、取付板22に固着される後板25とその前方の前板24との間にガイドロッド12が貫通するようになっており、前板24には、ガイドロッド12のラック面13と噛み合うラック26が上下方向に取り付けられている。
よって、コイルバネ21によって後方へ突出付勢される解除ピン18は、ラック26がガイドロッド12のラック面13と噛み合うことで突出位置が規制される。この噛み合い状態でガイドロッド12の上下移動が規制されるため、上連結板14を介してガイドロッド12と一体の係止ピン16及び昇降カバー17の落下が防止され、保護カバー6の移動に追従して前後移動することになる。この解除ピン18,コイルバネ21,ラック26,ガイドロッド12のラック面13(被係合部)が本発明の落下防止機構で、このときの昇降カバー17は、切欠き9の開放位置で落下が防止される。
よって、コイルバネ21によって後方へ突出付勢される解除ピン18は、ラック26がガイドロッド12のラック面13と噛み合うことで突出位置が規制される。この噛み合い状態でガイドロッド12の上下移動が規制されるため、上連結板14を介してガイドロッド12と一体の係止ピン16及び昇降カバー17の落下が防止され、保護カバー6の移動に追従して前後移動することになる。この解除ピン18,コイルバネ21,ラック26,ガイドロッド12のラック面13(被係合部)が本発明の落下防止機構で、このときの昇降カバー17は、切欠き9の開放位置で落下が防止される。
一方、クロスレール3の下方には、係止ブラケット27が一体に連結され、その係止ブラケット27に、係止ピン16の先端が挿入可能な係止孔28が形成されている。さらに、コラム2には、解除ピン18の大径部20が挿入可能な解除孔29が形成された解除ブラケット30が取り付けられている。
この係止孔28及び解除孔29は、所定の位置(工具交換位置でもある)で保護カバー6を閉位置へ移動させた際に、係止ピン16が係止孔28に、解除ピン18が解除孔29に夫々挿入する位置に形成されている。
この係止孔28及び解除孔29は、所定の位置(工具交換位置でもある)で保護カバー6を閉位置へ移動させた際に、係止ピン16が係止孔28に、解除ピン18が解除孔29に夫々挿入する位置に形成されている。
すなわち、係止ピン16が係止孔28に挿入すると、昇降カバー17が係止ピン16を介して係止ブラケット27に上下方向で一体に連結される。この係止ピン16及び係止孔28が本発明の係止機構となる。
これと同時に、解除ピン18が解除孔29に挿入すると、図4(A)に示すように、解除ピン18がコイルバネ21の付勢に抗して解除ブラケット30に対して後退し、係止金具23のラック26をガイドロッド12のラック面13から離間させるようになっている。
これと同時に、解除ピン18が解除孔29に挿入すると、図4(A)に示すように、解除ピン18がコイルバネ21の付勢に抗して解除ブラケット30に対して後退し、係止金具23のラック26をガイドロッド12のラック面13から離間させるようになっている。
そして、閉位置から保護カバー6を前進させると、係止ピン16及び解除ピン18が夫々係止孔28及び解除孔29から外れることになるが、ここでは両ピン16,18の長さの設定により、係止ピン16が係止孔28から完全に外れる前に、先に解除ピン18が解除孔29から外れるようになっている。よって、図4(B)に示すように、突出付勢される解除ピン18が解除ブラケット30に対して前進して再び係止金具23のラック26をガイドロッド12のラック面13に噛合させて、昇降カバー17を開放位置に維持させることになる。その後、係止ピン16が係止孔28から完全に外れる。
以上の如く構成された門形マシニングセンタ1のカバー構造においては、加工を開始する前に、まずクロスレール3を所定の位置に移動させた状態で、保護カバー6を閉位置に移動させる。すると、前述のように、解除ピン18のラック26とガイドロッド12との噛み合いによって開放位置で落下が防止されている昇降カバー17も追従して後退し、係止ピン16を係止孔28に、解除ピン18を解除孔29に夫々挿入させる。これにより、解除ピン29が解除ブラケット30に対して後退してラック26をガイドロッド12から離間させる。
よって、例えば高さ寸法が大きいワークを加工するためにクロスレール3が上昇すると、係止ピン16を介して係止ブラケット27に連結される昇降カバー17もこれに追従して上昇し、保護カバー6の切欠き9を塞ぐ格好となる。よって、加工空間で発生した切り屑や切削液が自動工具交換装置側へ飛散することが防止される。
よって、例えば高さ寸法が大きいワークを加工するためにクロスレール3が上昇すると、係止ピン16を介して係止ブラケット27に連結される昇降カバー17もこれに追従して上昇し、保護カバー6の切欠き9を塞ぐ格好となる。よって、加工空間で発生した切り屑や切削液が自動工具交換装置側へ飛散することが防止される。
そして、工具を交換するためにクロスレール3が所定の位置に移動すると、保護カバー6が前進して係止ピン16と解除ピン18とを係止孔28及び解除孔29から離間させる。このとき、前述のように係止ピン16が完全に外れる前に解除ピン18のラック26がガイドロッド12のラック面13と噛合するため、昇降カバー17は落下することなく開放位置を維持したまま保護カバー6と共に移動する。主軸頭5と自動工具交換装置との間で工具交換が終了したら、再び保護カバー6が閉位置へ移動して同様に昇降カバー17が係止ピン16を介してクロスレール3に連結される。
このように、上記形態のカバー構造によれば、保護カバー6に、切欠き9の大きさに相当する昇降カバー17を、切欠き9の閉塞位置と、切欠き9の開放位置との間で上下動可能に設ける一方、クロスレール3側の係止ブラケット27と昇降カバー17側の上連結板14との間に、保護カバー6の閉位置で昇降カバー17をクロスレール3に連結してその昇降に追従させる係止機構を設けたことで、電気制御を用いない簡単な構成で昇降カバー17をクロスレール3の昇降に追従させることができる。よって、昇降カバー17に係る駆動装置やソフトウェア等を搭載する必要がなく、低コストで加工空間とその外側との間を確実に仕切ることができる。
特にここでは、係止機構を、上連結板14に設けられた係止ピン16と、係止ブラケット27に設けられて保護カバー6の閉位置で係止ピン16が挿入する係止孔28としたことで、係止機構が簡単に得られる。
また、保護カバー6と昇降カバー17との間に、保護カバー6の閉位置から開位置への移動の際、係止機構が解除される前に互いに係合して昇降カバー17の落下を防止する落下防止機構を設けたことで、保護カバー6が閉位置へ復帰する際に昇降カバー17側の係止ピン16が確実に係止ブラケット27と連結されて係止機構の信頼性が高まる。
また、保護カバー6と昇降カバー17との間に、保護カバー6の閉位置から開位置への移動の際、係止機構が解除される前に互いに係合して昇降カバー17の落下を防止する落下防止機構を設けたことで、保護カバー6が閉位置へ復帰する際に昇降カバー17側の係止ピン16が確実に係止ブラケット27と連結されて係止機構の信頼性が高まる。
さらに、落下防止機構を、保護カバー6に設けられてコイルバネ21によってクロスレール3側へ突出付勢される解除ピン18と、昇降カバー17側に設けられ、突出付勢される解除ピン18のラック26と係合して昇降カバー17の落下を防止するガイドロッド12のラック面13とで構成し、解除ピン18を、保護カバー6の閉位置でコラム2の解除ブラケット30に当接して解除ブラケット30に対して後退し、ラック面13との係合を解除するようにしたので、落下防止機構も電気制御を使用することなく簡単な構成で得ることができる。
そして、解除ピン18とラック面13との係合を、ラックによる噛み合いとしたことで、昇降カバー17の落下をより確実に防止可能となる。
そして、解除ピン18とラック面13との係合を、ラックによる噛み合いとしたことで、昇降カバー17の落下をより確実に防止可能となる。
なお、係止機構は、上記形態ではピンを昇降カバー側、係止孔をクロスレール側へ夫々設けているが、互いに逆側へ設けて挿脱させてもよい。また、ピン及び係止孔は一組に限らず、複数組設けることも可能である。
また、落下防止機構も、解除孔をなくして解除ピンを解除ブラケットの平面に当接させて解除ブラケットに対して後退させるようにしたり、付勢手段として板バネや皿バネ等を利用したりしてもよい。また、解除ピンと被係合部との構成も、ラックによる噛み合い以外に、摩擦を利用したり、ピンと孔との挿脱を利用したり等、適宜変更可能である。
その他、ガイドロッドの数を増減したり、切欠き及び昇降カバーの形状を変更したり、門形マシニングセンタ以外の他の工作機械に適用したり等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して差し支えない。
また、落下防止機構も、解除孔をなくして解除ピンを解除ブラケットの平面に当接させて解除ブラケットに対して後退させるようにしたり、付勢手段として板バネや皿バネ等を利用したりしてもよい。また、解除ピンと被係合部との構成も、ラックによる噛み合い以外に、摩擦を利用したり、ピンと孔との挿脱を利用したり等、適宜変更可能である。
その他、ガイドロッドの数を増減したり、切欠き及び昇降カバーの形状を変更したり、門形マシニングセンタ以外の他の工作機械に適用したり等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して差し支えない。
1・・門形マシニングセンタ、2・・コラム、3・・クロスレール、5・・主軸頭、6・・保護カバー、9・・切欠き、10・・軸受ブロック、11,12・・ガイドロッド、13・・ラック面、14・・上連結板、15・・下連結板、16・・係止ピン、17・・昇降カバー、18・・解除ピン、21・・コイルバネ、23・・係合金具、26・・ラック、27・・係止ブラケット、28・・係止孔、29・・解除孔、30・・解除ブラケット。
Claims (5)
- 主軸頭を有してコラムに対し昇降動作するクロスレールを備えた工作機械に、前記主軸頭の下方に形成される加工空間の外周を覆う閉位置と、前記加工空間を開放する開位置との間をスライドする保護カバーを立設すると共に、前記保護カバーに、前記クロスレールの所定の下降位置での干渉を回避する切欠きを形成した工作機械のカバー構造であって、
前記保護カバーに、前記切欠きの大きさに相当する昇降カバーを、前記切欠きの閉塞位置と、前記切欠きの開放位置との間で上下動可能に設ける一方、前記クロスレール側と昇降カバー側との間に、前記保護カバーの閉位置で前記昇降カバーを前記クロスレールに連結してその昇降に追従させる係止機構を設けたことを特徴とする工作機械のカバー構造。 - 前記係止機構を、前記クロスレール側と昇降カバー側との一方に設けられたピンと、他方に設けられて前記保護カバーの閉位置で前記ピンが挿入する係止孔としたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械のカバー構造。
- 前記保護カバーと昇降カバーとの間に、前記保護カバーの前記閉位置から前記開位置への移動の際、前記係止機構が解除される前に互いに係合して前記昇降カバーの落下を防止する落下防止機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械のカバー構造。
- 前記落下防止機構を、前記保護カバー側に設けられて付勢手段によって前記クロスレール側へ突出付勢される解除ピンと、前記昇降カバー側に設けられ、突出付勢される前記解除ピンと係合して前記昇降カバーの落下を防止する被係合部とで構成し、前記解除ピンは、前記保護カバーの閉位置で前記コラム側に当接して前記保護カバーに対して移動し、前記被係合部との係合を解除することを特徴とする請求項3に記載の工作機械のカバー構造。
- 前記解除ピンと被係合部との係合を、ラックによる噛み合いとしたことを特徴とする請求項4に記載の工作機械のカバー構造。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
WO2022109978A1 (zh) * | 2020-11-24 | 2022-06-02 | 苏州锴诚缝制设备有限公司 | 一种用于缝纫机加工的钻孔设备 |
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2009
- 2009-01-26 JP JP2009014462A patent/JP2010167545A/ja active Pending
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