JP2010165235A - 光ポインティング装置および該装置を搭載した電子機器 - Google Patents

光ポインティング装置および該装置を搭載した電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 光路を折り曲げる光ポインティング装置では、光路変換素子の垂直方向の長さを短くすることができなかった。
【解決手段】 光路変換素子に複数の光路変換面を備え、光路を複数の方向に分割して、光路変換面一つあたりの面積を小さくする形態で、光路変換面の垂直方向の長さを短くすることで、光ポインティング装置の垂直方向の長さを短くする。
【選択図】 図1

Description

本発明は入力装置に関し、より詳細には、携帯電話等の電子機器に搭載可能な光ポインティング装置に関する。
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの電子機器では、キーパッドを利用したユーザーインターフェースを採用しており、このようなキーパッドは、数字及び文字を入力するための複数個のボタンと、方向ボタンにより構成されている。一方、近年、ディスプレイの高性能化に伴い、電子機器においても、GUI(Graphical User Interface)の採用が主流となってきている。
このように携帯情報端末等の電子機器の機能がコンピューターと類似に変化することにより、その入力方法も、従来のメニューキーおよびその他の機能キーを方向キーとして用いることで所望する機能の動作を行う方法では不便となり、コンピューターに用いられているようなマウスやタッチパッドのような操作を可能とするポインティング装置が求められるようになってきた。
前記ポインティング装置として、装置に接触する指先等被写体の模様を撮像素子で観察することで接触面の変化を抽出する光ポインティング装置が提案されている(特許文献1)。この構成では、光源により接触面を照明し、接触面の模様をレンズで撮像素子に結像させ、検出した前記模様の変化から指先の動きを入力信号に変換している。
しかし、上記の結像光学系では、接触面からの光を撮像素子に結像させるために、接触面から撮像素子までの距離が必要となり、光ポインティング装置の垂直方向の長さを短くできなかった。携帯情報端末では装置の厚みが薄いことが求められることから、光ポインティング装置においても、厚みである垂直方向の長さを短くすることが求められる。
前記要求を満たすため、接触面の直下に光路を折り曲げるプリズム等の光路変換素子を配置し、光路を水平方向に折り曲げることで、光路を長く保ちながら光ポインティング装置の垂直方向の長さを短くする方法が提案されている(特許文献2、3)。この技術では光路を水平方向に折り曲げているため、光路が長くなっても装置の垂直方向の長さには影響しない。このため光路を長く取りながら垂直方向の長さが短い光ポインティング装置を実現できる。
しかしながら、上記特許文献2、3の構成では、垂直方向に最も大きな素子は光路変換素子であり、光ポインティング装置の垂直方向の長さは光路変換素子の大きさで制限される。
また光路変換素子の大きさは接触面の大きさで決まり、接触面の模様を検出するためにある程度の接触面の面積を確保しようとすると、必然的に光路変換素子が大きくなり、光ポインティング装置の厚みに相当する垂直方向の長さを短くすることができなかった。
特表2007−528554 特表2008−507787 特表2008−510248
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、光ポインティング装置が変位を検出する接触面の面積を減らすことなく、光路変換素子の厚みに相当する垂直方向の長さを短くすることで、より小型で薄型の光ポインティング装置を提供するものである。
本発明の光ポインティング装置は、
指先等の被写体と接する接触面と、
前記接触面を照明するLED等の光源と、
前記接触面を介して被写体の指紋等から散乱反射された光を、撮像素子が設けられた方向である所定方向の光路へ、反射好ましくは全反射により光路変換する光路変換面を有するプリズム等の光路変換素子と、
前記所定方向に光路変換された光を結像するレンズ等の結像素子と、
前記結像された像を撮像するCCD等の撮像素子を有し、
前記光路変換素子は、前記被写体からの散乱反射光を複数の光路に分割することを特徴とする。
前記接触面からの反射光の光路を複数に分割することで、一つの光路変換素子が請負う光路変換面の面積を小さくすることができる。これにより光路変換面の面積が小さくなり、光路変換素子の垂直方向の長さも短くできるため、光ポインティング装置の厚みを薄くすることができる。
また、一実施形態の光ポインティング装置では、前記光路変換素子は、該光路変換素子の数より多い光路変換面を持つことを特徴とする。
複数の光路変換面を持つ、光路変換素子とすることで、コスト削減が可能で、位置あわせや組み立て性が向上するだけでなく、小型化も図れる。
また、一実施形態の光ポインティング装置では、前記分割された複数の光路を一つの撮像素子に合成する画像合成素子を有することを特徴とする。
分割された複数の光路は、複数の像を生成する。従って分割した光路の数に応じた複数の撮像素子が必要となる。分割した光路を再度一つに合成することで、撮像素子数の増加を抑制することができる。
また、一実施形態の光ポインティング装置では、前記光路変換素子の複数の光路変換面を複数の反射面として、互いに直交するように配置することを特徴とする。
分割された光路が同一の光軸上を逆向きに進むため、結像素子や撮像素子などの光学素子を同じ光軸上に並べることができ、組立が容易となる。
また、一実施形態の光ポインティング装置では、更に光学系、回路および撮像素子を保護するカバーを有し、前記カバーは前記光路変換素子と一体化されていることを特徴とする。
接触面以外の光学素子と指との接触を避けるためにカバーを設ける際に、カバーと前記光路変換素子とを一体化することでカバーを配置しながら光ポインティング装置全体の垂直方向の厚みを小さくすることができる。
また、一実施形態の電子機器では、上記光ポインティング装置を備えていることを特徴としている。
この実施形態の電子機器によれば、光ポインティング装置が薄いため、当該電子機器の厚みを薄くすることができる。
この発明の光ポインティング装置によれば、被写体からの散乱反射光の光路を、複数の光路変換面で分割することにより、1つの光路変換面が請け負う面積が小さくなり、小型かつ薄型の光路返還素子が実現でき、より小型の光ポインティング装置が実現できる。
本発明の光ポインティング装置の第1実施形態の基本構成を示した断面図である。 本発明の光ポインティング装置に用いられる光路変換素子の第1実施形態の基本構造を示した斜視図である。 図2の光路変換素子のAA線に沿った断面図の一例である。 本発明の光ポインティング装置の他の一実施形態の構成を示した断面図である。 本発明の光ポインティング装置の第2実施形態の構成を示した斜視図である。 図5の光ポインティング装置の断面図である。 本発明の光ポインティング装置の第2実施形態で得られる像のイメージを示した図である。 本発明の光ポインティング装置の第3実施形態における光学部品の組み立て前の構成を示した斜視図である。 本発明の光ポインティング装置の第3実施形態における光学部品の組み立て後の構成を示した斜視図である。 図9の光ポインティング装置の断面図である。 本発明の光ポインティング装置の第4実施形態の構成を示した斜視図である。 本発明の光ポインティング装置を用いた携帯型電話機の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の一形態について、光源としてLED光源を用いた光ポインティング装置を例として説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態の構成に限定されるものではない。指紋認証システム等のスキャナー型装置等、同一の構成を採用するものであれば、光入力インターフェイス全般に適用可能である。
なお、以下の実施形態において、同一の機能および作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態を説明するための光ポインティング装置の断面図である。
本実施形態の光ポインティング装置1は、被写体である指先10と接する接触面11、前記接触面11を照明するLED光源16、前記接触面11を介して前記指先10から反射された光を所定方向の光路へ変換する光路変換面12a、12bを有する光路変換素子22、前記所定方向に光路変換された光を結像する結像素子であるレンズ14a、14bと、前記結像された像を撮像する撮像素子15a、15bにより構成される。
本実施形態における光路変換素子22は、2つのプリズムを前記接触面11で連成する形で構成され、前記接触面11、前記光路変換面12a、12b以外に、プリズム外への光の出射面13a、13bを有する。
前記光路変換素子22および前記結像素子であるレンズ14a、14bは、アクリルやポリカーボネイト等の透明樹脂やガラス等の前記LED光源から出た光を透過する材料で形成されている。
被写体である指先10を照明するために、前記LED光源16は前記光路変換素子22の下側に配置されている。LED光源16より出射した光線は、前記光路変換素子22を一部透過して、前記光路変換素子22に形成された前記接触面11を照明する。前記接触面11には、被写体である指先10が接しており、前記接触面11を介して指先10は照明される。
前記指先10は、LED光源16から発せられた照明光で照明され、指紋等の凹凸により前記接触面11上で散乱反射する。前記散乱反射光の一部は、前記光路変換素子22内部を透過し、光路変換面12aおよび12bで全反射される。
なお、図1では説明用に、被写体である指先10は接触面11と離間して描かれているが、実際には、被写体である指先10は接触面11と接触して使用される。
前記光路変換面12aと12bは、互いに交わる形で形成されるが、垂直に交わるのが光学設計の観点から望ましい。前記光路変換面12aと12bを、互いに垂直に交わる形態とすることで、前記散乱反射光は、前記光路変換面12aと12bにより、反射好ましくは全反射され、180°反対方向の2つの光路a、bに分割されることとなる。
前記分割された光路a、bを通る光線は、それぞれ、光路変換素子22を出射面13a、13bより出射する。
前記出射した光路a、bを通る光線は、結像素子であるレンズ14a、14bにより、それぞれ撮像素子15a、15b上に像を結ぶ。
結像素子14a、14bとしてはレンズの他にピンホールを用いることも可能である。ピンホールを用いた場合、結像素子を非常に薄くすることができるため、小型化に有利である。一方、レンズを用いた場合は、小さなサイズでより多くの光を取り込めるため、得られる像の明るさを明るくできる。
前記撮像素子15aと15b上に結んだ像は、図示されないDSP(Digital Signal Processor)に、撮像素子15a、15bから画像データとして取り込まれた後、一つの画像に合成される。
前記撮像素子15a、15bとしてはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー、CCD(Charge Coupled Device)センサー等のイメージセンサーであり、前記被写体の像を一定間隔で撮像し続け、遂次データとして取り込まれることになる。
被写体が移動した場合、撮像された画像は直前に撮影したものとは、所定量ずれた画像となる。前記画像中の同一部分のずれ量を前記DSPで比較して、前記被写体の移動量と移動方向を判断している。
前記イメージセンサーでは、被写体である指先の凹凸像は、ピクセルデータとして取り込まれる。前記被写体の移動量と移動方向の判定は、ピクセルデータの数が多いほど認識精度が高くなり、1つのピクセルデータとして取り込まれる光量差が大きいほどS/N比が上がり認識精度が高くなる。
本第1実施形態の発明を用いない場合、接触面での散乱反射光は、被写体である指先の像を、1つの光路変換面に投影した状態となり、光路変換面のサイズ即ち面積が大きくなる。光路変換面が大きいと、光路変換素子を厚くせざるを得ず、光ポインティング装置自体が厚くなり、携帯情報端末等小型薄型化を競う装置への搭載に支障が出る。
被写体である指先の像の取り入れ面積自体を小さくしても良いが、取り込む被写体の面積が小さくなると、被写体の特徴点を抽出することが難しくなり、認識精度が低下する。像の取り入れ面積は指紋の凹凸模様2本分(約1mm)以上が望ましい。また像の取り入れ面積自体を小さくすると、撮像素子上での上記ピクセル数の減少若しくは、ピクセルへ取り込まれる光量差の減少につながり、認識精度が低下する。
本第1実施形態の発明では、接触面11から得られる被写体である指先10の像を、本発明の光路変換素子22で二つに分割することで、接触面11の大きさを変えることなく、光路変換面の面積を光路変換面12a、12bとして半分にすることができ、光路変換面の垂直方向の長さを半分にすることができる。
また、前記光路変換面12a、12bは、互いに垂直に配置することで、前記被写体から得られる像は装置水平方向で逆向きの二つの光路に分割される。このような配置にすることで光路a、bの光軸が一致し、前記光路変換素子22、結像素子であるレンズ14a、14bおよび撮像素子15a、15bを全て同一光軸上に配置できるため、組立時の位置決めが容易となる。
本発明の光路変換素子22であるが、図2(A)に示すように、接触面11を連成する形で2つのプリズム22aと22bで構成しても良いが、図2(B)に示すように、1つの部材として一体成形し、光路変換面12a、12bを構成するのが、部品点数を減らすことができ、組み立て性やコスト面で望ましい。
光路変換素子22の一体成形時は、接触面11と、光路変換面12aと12bで形成される頂辺21が一致する必要は無い。図3(A)は、図2(B)の光路変換素子22の変形例で、該図2(B)のAA断面に相当する図である。図3(A)に示すように、前記頂辺21と、前記接触面11が離間する構成とした場合、前記頂辺部分の機械的強度が強くなる。該離間量は5μm以上あれば充分な強度が得られる。
図3(B)は、図2(B)の光路変換素子22の別の変形例で、図2(B)のAA断面に相当する図である。強度面で課題のない用途や材料であれば、図3(B)のように光路変換素子22をそれぞれの光路変換面12a、12bで分割し、接触面も11a、11bとして分割しても良い。その場合、分割するそれぞれの光路へのクロストークが低減され、信号のS/Nが良くなる。頂辺21aと頂辺21cの離間量は、5μm以上あれば充分なS/Nが得られる。
また、図4のように結像素子であるレンズ14aと14bの後方に、光路を厚み方向へと折り曲げる光路変換素子27aと27bをさらに加えることも可能である。このような構成にすると、二つの撮像素子15aと15bが同一平面上に配置できるため、配線や実装が容易となる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について、図5から図7を用いて説明する。
第1実施形態では、撮像素子を分割した光路数と同じ個数使用したが、本実施形態では前記分割された複数の光路を、画像合成素子を用いて一つの撮像素子に合成する場合を説明する。
図5は本発明の第2実施形態の斜視図である。また、図5の一点鎖線BB、CC、DDの各断面図をそれぞれ図6(A)から(C)に示す。
被写体である指先10の像は、第1光路変換素子32の垂直方向上側の面である接触面11から取り込まれる。
この第1光路変換素子32は、互いに垂直に交わる二つの第1光路変換面42a、42bを有している。前記指先10の前記接触面11に接する領域の像は、前記第1光路変換面42a、42bにより反射好ましくは全反射され、二つの異なる光路a、bに分割される。
第1光路変換面42a、42bは互いに垂直に交わるように配置されており、前記分割された二つの光路a、bは、同じ光軸上をそれぞれ逆向きに離れる方向へ進む。
第2光路変換面47aと47bは、それぞれ第2光路変換素子37a、37b上に、前記第1光路変換素子32上の前記接触面11に対して対称に配置される。
第3光路変換面48aと48bは、それぞれ第3光路変換素子38a、38b上に、撮像素子15に対して対称に配置される。
分割された二つの光路a、bはこれらの第2光路変換面47aと47bおよび第3光路変換面48b、48bによる二回の反射で、同じ光軸上で向かい合う方向となる。
この向かい合う光路が交わる位置に、二つの光路を垂直方向に折り曲げる第4光路変換面46a、46bを有する第4光路変換素子36を配置することで、前記分割された光路aと光路bが、一つの撮像素子15上に結像する。この第4光路変換素子36は、分割された複数の光路を一つの撮像素子に合成する画像合成素子として作用する。
また、結像素子であるレンズ14aは第3光路変換素子であるプリズム38aに、レンズ14bは第3光路変換素子であるプリズム38bに一体成形されている。
上記の構成にすることで、分割された複数の光路を一つの像面に合成することができるため、撮像素子を一つにすることができる。
なお、本第2実施形態では二つの分割された光路は一つの撮像素子15上の別の領域に結像する。図7の矢印上の図面で示すように、例えば前記接触面11上の被写体である英字Aが、本発明の光路変換素子により上下二分割で撮像された場合、図7の矢印下の図面で示すように、二つの反転した像として撮像素子15上に結像される。
そこで、光路aが結像する領域と光路bが結像する領域に関して、それぞれ画像反転処理を行い、向きを修正した後に、被写体の動きを算出する。
以上、本第2実施形態の構成によれば、光路を複数に分割した薄型の光ポインティング装置において、前記分割された複数の光路を合成する画像合成素子により、1つの撮像素子で像の取り込みが可能となり、低コスト化等に有効である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について、図8から図10を用いて説明する。
実施形態2では本発明の光ポインティング装置の最低限の構成を示したが、電子機器に搭載する一部品として使用する場合、接触面11以外の光学素子が指先10と接触することを避けるためにカバーを配置することが望ましい。しかし、垂直方向の厚みとして1mm程度を目標とする本発明の光ポインティング装置においては、カバーを配置することによる垂直方向の厚みの増加は無視することができない。そこで、本第3実施形態では、前記カバーと第1光路変換素子32を一体化させることで、カバーを配置しながら光ポインティング装置全体の垂直方向の厚みを小さくする構成について説明する。
図8(A)は本発明の第3実施形態の構成要素であるカバー50の斜視図である。図8(B)は本発明の第3実施形態の構成要素である光学部品60の斜視図である。図9はカバー50と光学部品60を組み立てたときの斜視図である。また図9を裏側からみた、図9の一点鎖線EE、FF、GGに相当する各断面図をそれぞれ図10(A)から図10(C)に示す。
図8(A)に示すように、カバー50は本実施形態の光ポインティング装置の光学素子全体を覆うように配置され、さらにカバー50の一部に第1光路変換面42a、42bを設けることで、前記第2実施形態の第1光路変換素子32に相当する光学部品をカバー50と一体化している。このような構成にすることで、前記第2実施形態の第1光路変換素子32の上にさらにカバー50を配置する場合に比べ、光ポインティング装置の垂直方向の厚みを薄くすることができる。
また、本実施形態ではさらに、カバー50に第2光路変換面47a、47bを設けることで、前記第2実施形態の第2光路変換素子37a、37bに相当する光学部品をカバー50と一体化している。このような構成にすることで、部品点数を削減でき、生産性が向上する。
また、図8(B)に示すように、結像素子であるレンズ14a、14bと、前記第2実施形態の第3光路変換素子38a、38bに相当する光学部品と、前記第2実施形態の第4光路変換素子36a、36bに相当する光学部品も一体化し、一つの光学部品60を形成している。このような構成にすることで部品点数を削減でき、生産性が向上する。
また、図9に示すように、前記光学部品60は、前記カバー50の内部にはめ込むことで位置精度良く組み立てることが可能である。
なお、レンズ14a、14bをカバー50と一体化すると、カバー内部にレンズ面が配置されるため成型加工が非常に困難となり、レンズ面の形状精度を十分に得ることができない。カバーと一体化するのは第2光路変換面までとすることで、カバーの形状が平面のみで構成でき、一体成形での作製が可能となる。レンズ14a、14bに関しては、光学部品60と一体化することで、レンズ14a、14bが光学部品60の外側の壁に位置する形となり、成型が容易になり、レンズ面の形状精度を十分に得ることができる。
以上、本第3実施形態の構成によれば、光ポインティング装置にカバー50を配置しながら垂直方向の厚みの増加を抑えることができる。また、部品点数はカバー50と光学部品60の二つのみとなり、部品点数が大幅に削減されるとともに組立工程の短縮化が可能となり、生産性が向上する。また、カバー50の内部に光学部品60をはめ込むことで、特別な調整をすることなく光学部品60を位置精度良く組み立てることができる。
(第4実施形態)
第1実施形態では、分割された光路aと光路bは、光路変換素子22に対して対称であったが、必ずしも対称である必要はない。
また、光路の分割は2つに限定されるものではない。
本第4実施形態では、光路を3分割する場合に関して説明する。
図11は、光路変換素子52の光路変換面を、反射面として三角錐型に配置することで3つの光路に分割した場合の斜視図である。
図示されない接触面上の被写体は、本第4実施形態の光路変換素子52へ散乱反射される。
光路変換素子52は、三角錐の表面に例えばアルミ等の金属反射膜がスパッタ等で成膜され、反射面である光路変換面62a、62b、62cが形成されている。
前記接触面上の被写体からの散乱反射光は、前記光路変換素子52により光路a、光路b、光路cに三分割される。
前記三分割された光路a、b、cに相当する光線は、それぞれ前記各光路上に配置された結像素子であるレンズ14a、14b、14cにより、前記各光路上に配置された撮像素子15a、15b、15c上に結像する。
前記撮像素子15a、15b、15c上に結んだ像は、図示されないDSP(Digital Signal Processor)に、前記撮像素子15a、15b、15cから画像データとして取り込まれた後、一つの画像に合成される。
前記撮像素子15a、15b、15cとしてはCMOSセンサー、CCDセンサー等のイメージセンサーであり、前記被写体の像を一定間隔で撮像し続け、遂次データとして取り込まれることになる。
被写体が移動した場合、撮像された画像は直前に撮影したものとは、所定量ずれた画像となる。前記画像中の同一部分のずれ量を前記DSPで比較して、前記被写体の移動量と移動方向が判断される。
(第5実施形態)
第5実施形態では、電子機器である携帯型電話機へ本発明の光ポインティング装置を搭載した場合に関して説明する。
図12の(A)から(C)は、携帯型電話機の構成を示した図である。図12(A)は、携帯型電話機100の正面側であり、図12(B)は、携帯型電話機100の背面側であり、図12(C)は、携帯型電話機100の側面側である。
本実施形態の携帯型電話機100は、モニター側筐体101、操作側筐体102、マイク部103、テンキー104、モニター部105、スピーカ部106、および本発明の光ポインティング装置107を備えている。
スピーカ部106およびマイク部103は、音声情報を入出力するために用いられる。モニター部105は、映像情報を出力するために用いられ、本第5実施形態においては、光ポインティング装置107からの入力情報を表示するためにも用いられる
尚、第5実施形態において、光ポインティング装置107は、図12(A)に示すテンキー104の上部に配置されているが、配置方法および光ポインティング装置107の向きについては、これに限定されるわけではない。
なお、第5実施形態の携帯型電話機100は、図12(A)から図12(C)に示すように、上部の筐体と下部の筐体とがヒンジを介して接続されている、いわゆる折りたたみ式の携帯型電話機100を例として挙げているが、光ポインティング装置107を搭載することができる携帯型電話機100は、もちろん折りたたみ式に限るものではない。しかしながら、携帯型電話機においては、本実施形態のように折りたたみ式が主流であり、折りたたんだ状態で厚みが10mm以下の製品も登場してきている。携帯性を考慮するならばその厚みは極めて重要な要素となっている。
図12の背面図(B)、側面図(C)に示す操作側筐体102において、図示されない内部の回路基板等を除いて、その厚みを決定する部品はマイク部103、テンキー104、光ポインティング装置107となる。この中で、光ポインティング装置107の厚さが最も厚く、光ポインティング装置107の薄型化は、携帯型電話機100の薄型化に直接繋がる。よって、本発明の光ポインティング装置は携帯型電話機等の電子機器の薄型化に好適な発明である。
本発明の光ポインティング装置は、認識精度を低下させることなく小型薄型化できることに特徴があり、薄型化や小型化が重要な意味を持つ携帯電話などの電子機器に用いることができる。
1:光ポインティング装置
10:被写体(指先)
11:接触面
12a、12b、42a、42b、62a、62b、62c:光路変換面
22、32、42、52:光路変換素子(プリズム)
13a、13b:出射面
14a、14b、14c:結像素子(レンズ)
15a、15b、15c:撮像素子
16:LED光源
a、b、c:分割された光路

Claims (6)

  1. 被写体と接する接触面と、
    前記接触面を照明する光源と、
    前記接触面を介して被写体からの反射光を所定方向の光路へ変換する光路変換面を有する光路変換素子と、
    前記所定方向に光路変換された光を結像する結像素子と、
    前記結像された像を撮像する撮像素子を有し、
    前記光路変換素子は、前記被写体からの反射光を複数の光路に分割することを特徴とする光ポインティング装置。
  2. 前記光路変換面は、前記光路変換素子の数より多いことを特徴とする請求項1に記載の光ポインティング装置。
  3. 前記分割された複数の光路を一つの撮像素子に合成する画像合成素子を有することを特徴とする請求項1、2に記載の光ポインティング装置。
  4. 前記光路変換面は、互いに直交する反射面であることを特徴とする請求項1から3に記載の光ポインティング装置。
  5. 前記光ポインティング装置は更にカバーを有し、
    前記カバーは前記光路変換素子と一体化されていることを特徴とする請求項1から4に記載の光ポインティング装置。
  6. 請求項1から5に記載の光ポインティング装置を備えたことを特徴とする電子機器。

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