JP2010165150A - Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置 - Google Patents

Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010165150A
JP2010165150A JP2009006489A JP2009006489A JP2010165150A JP 2010165150 A JP2010165150 A JP 2010165150A JP 2009006489 A JP2009006489 A JP 2009006489A JP 2009006489 A JP2009006489 A JP 2009006489A JP 2010165150 A JP2010165150 A JP 2010165150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rfid
writer
antenna device
rfid reader
reader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009006489A
Other languages
English (en)
Inventor
Shotaro Nishimura
章太郎 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009006489A priority Critical patent/JP2010165150A/ja
Publication of JP2010165150A publication Critical patent/JP2010165150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】RFIDリーダライタ用アンテナ装置およびRFIDタグ発行装置に関し、複数のRFIDタグが平行に隣接して配置されている場合であっても複数のRFIDタグに情報を適切に書き込むことを目的とする。
【解決手段】RFIDリーダライタ用アンテナ装置7は、長方形状の基板7aの一方の面に二つの線状のアンテナ素子7bそれぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子7bを平行に隣接して配置し、二つの線状のアンテナ素子7bの同じ側の端部に給電部7cを設けている。この構成により二つのアンテナ素子7bの間に電界が生じ基板7aの上下面方向に電界が放射される。これにより、例えばシート上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグの搬送方向と直交する方向に基板7aの長手方向を向けて配置すれば、複数のRFIDタグに情報を適切に書き込むことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、RFIDリーダライタ用アンテナ装置およびRFIDタグ発行装置に関する。
近年、物流、物品などの管理を効率化するために、RFID(Radio Frequency IDentification)タグが利用されている。例えば、RFIDタグ付きラベルを商品に貼付し、このRFIDタグ付きラベルのタグ情報を使って商品を管理し、配送先別に仕分けするなどしていた。このような中で、RFIDタグ付きラベルを量産するためのRFIDタグ発行装置が提案されている。
従来のRFIDタグ発行装置では、搬送帯に複数のRFIDタグが所定間隔で配置されているものをロール状に巻き取って用意しておき、この搬送帯上のRFIDタグを搬送部により所定の位置にあるRFIDリーダライタ用アンテナ装置まで搬送していた。そして、リーダライタによりRFIDリーダライタ用アンテナ装置を介してRFIDタグに情報の書き込みを行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−338179号公報
RFIDタグ発行装置では、小型化の要望が強いため装置内のスペースも限られていた。そこで、RFIDリーダライタ用アンテナ装置として小型で厚みを薄くすることができるダイポール型アンテナをRFIDリーダライタ用アンテナ装置として使用することが考えられる。このダイポール型アンテナは直線状に縦列に配置した二つのアンテナ素子から構成され、二つのアンテナ素子の間に給電点が設けられている。リーダライタは、ダイポール型アンテナの給電点に接続された同軸ケーブルを介して電気的に接続されている。
しかしながら、ダイポール型アンテナではアンテナ素子を中心軸としたドーナツ状に書き込み電波を放射するので、リーダライタにより搬送帯上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグのいずれか一つに情報を書き込むときに隣接する複数のRFIDタグに同じ情報が書き込まれる、つまり適切な書き込みができないという課題があった。
そこで本発明は、複数のRFIDタグが平行に隣接して配置されている場合であっても複数のRFIDタグに適切な書き込みができるようにすることを目的とする。
この目的を達成するために本発明のRFIDリーダライタ用アンテナ装置は、長方形状の基板の一方の面に二つの線状のアンテナ素子それぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子を平行に配置し、二つの線状のアンテナ素子の同じ側の端部に給電部を設けたことを特徴とする。このような構成により、所期の目的を達成するものである。
また、本発明のRFIDタグ発行装置は、上記したRFIDリーダライタ用アンテナ装置と、複数のRFIDタグを所定の間隔ごとに平行に隣接して配置した搬送帯と、搬送帯の搬送により複数のRFIDタグを所定の位置まで搬送する搬送部と、搬送帯から複数のRFIDタグをそれぞれ分離する分離部と、RFIDリーダライタ用アンテナ装置を介して所定の位置に移動された複数のRFIDタグに情報の書き込みをそれぞれ行うリーダライタとを備え、搬送帯の搬送方向と直交する方向にRFIDリーダライタ用アンテナ装置の基板の長手方向を向けて配置したことを特徴とする。このような構成により、所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明のRFIDリーダライタ用アンテナ装置は、長方形状の基板の一方の面に二つの線状のアンテナ素子それぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子を平行に配置し、二つの線状のアンテナ素子の同じ側の端部に給電部を設けた構成としたので、二つのアンテナ素子の間に電界が生じ基板の上下面方向に電界が放射される。この電界の放射方向を利用してRFIDタグの一つずつに情報を書き込むことができる。すなわち、シート上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグの搬送方向と直交する方向にRFIDリーダライタ用アンテナ装置の基板の長手方向を向けて配置すれば、RFIDリーダライタ用アンテナ装置の基板の上下面方向に電界を放射するので、シート上の複数のRFIDタグに情報を適切に書き込むことができる。
また、本発明のRFIDタグ発行装置は、上記したRFIDリーダライタ用アンテナ装置と、複数のRFIDタグを所定の間隔ごとに平行に隣接して配置した搬送帯と、搬送帯の搬送により複数のRFIDタグを所定の位置まで搬送する搬送部と、搬送帯から複数のRFIDタグをそれぞれ分離する分離部と、RFIDリーダライタ用アンテナ装置を介して所定の位置に移動された複数のRFIDタグに情報の書き込みをそれぞれ行うリーダライタとを備え、搬送帯の搬送方向と直交する方向にRFIDリーダライタ用アンテナ装置の基板の長手方向を向けて配置したので、RFIDリーダライタ用アンテナ装置の基板の上下面方向に電界が放射され、RFIDタグの一つずつに情報を書き込むことができる。すなわち、リーダライタはRFIDリーダライタ用アンテナ装置を介して搬送帯上の複数のRFIDタグに情報を適切に書き込むことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
まず、図1〜図6を参照しながら、本発明の実施の形態におけるRFIDタグ発行装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるRFIDタグ発行装置1の正面断面図、図2は同RFIDタグ発行装置1で使用される搬送帯3の正面図、図3は同RFIDタグ発行装置1に用いられるRFIDタグ4の構成図、図4は同RFIDタグ発行装置1におけるRFIDリーダライタ用アンテナ装置7の上面図、図5は図4のA−A線断面図、図6(a)は本発明の実施の形態におけるRFIDリーダライタ用アンテナ装置7で発生する電界16を説明する断面図、図6(b)は同RFIDリーダライタ用アンテナ装置7の配置方向を説明する上面図である。
図1に示すように、RFIDタグ発行装置1は、本体ケース2内にリール13が回転自在に設けられている。このリール13には搬送帯3が巻きつけられており、この搬送帯3の先端はテンションローラ部9を介し、搬送部としてのプラテンローラ8により本体ケース2の側面側に設けた発行口12へと搬送される構造となっている。
搬送帯3は、その上面側に所定間隔3aをおいて複数のRFIDタグ4が配置されているので、搬送帯3を介してプラテンローラ8とは反対側近傍(上方近傍)には、このプラテンローラ8に対向するように、例えば印字ヘッドよりなる印刷部10が配設されている。
プラテンローラ8と印刷部10は対向位置で、しかも近傍に配置されている。例えば、印刷部10の搬送帯3に接触する部分は、プラテンローラ8が搬送帯3に接触する部分よりも、発行口12側になっている。発行口12の手前に設けた分離部11は、金属製の切断刃により構成されており、この切断刃により搬送帯3の所定間隔3aの部分を切断する。これにより、分離部11は搬送帯3からRFIDタグ4を分離する。
またリーダライタ6は、搬送帯3の送りにより複数のRFIDタグ4が順次に所定の位置、すなわちRFIDリーダライタ用アンテナ装置7が設置されている位置まで搬送(搬送方向B)されると、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7を介して各RFIDタグ4に情報の書き込みを行う。
搬送帯3には、図2に示すように、帯状のシート3c上に複数のRFIDタグ4が所定間隔3aの隙間をあけて平行に隣接して配置されている。そして、リール13に搬送帯3が巻きつけられている。RFIDタグ4にデータの読み書きおよび印刷がなされた後、分離部11は所定間隔3aの隙間の部分を切断する。
RFIDタグ4としては、ラベル印刷可能なものを使用することができ、印刷部10により印刷面に視覚ID情報3bにバーコード、商品情報などが印刷される。
図3に示すように、RFIDタグ4は長方形状の基板4cの一方の面にタグアンテナ部4aとタグICチップ4bとを備え、タグICチップ4b内には商品の識別情報が記憶されている。
以上のような構成により、RFIDタグ発行装置1は管理する商品の形態に合わせたRFIDタグ4を発行することができる。
ところで、RFIDタグ発行装置1は小型化の要望が強いため装置内のスペースも限られる。そこで、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7として、小型で厚みを薄くすることができるダイポール型アンテナを用いることが考えられる。
しかしながら、電力を供給する給電部7cを中心に左右方向に180°開いた二つのアンテナ素子(二つのアンテナ素子を含む全体の長さが波長λの1/2)で構成される従来のダイポール型アンテナでは、アンテナ素子を中心にドーナツ状に書き込み電波を放射するので、リーダライタ6によりシート3c上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグ4のいずれか一つに情報の書き込みを行うと、複数のRFIDタグ4に同じ情報が書き込まれる、つまり適切な書き込みができない。
そこで、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7を近接書き込み用にして適切な書き込みができるようにした。
すなわち、図4に示すように、本実施の形態のRFIDリーダライタ用アンテナ装置7では長方形状の絶縁性の基板7aの一方の面に二つの線状のアンテナ素子7bそれぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子7bを平行に隣接して配置し、二つの線状のアンテナ素子7bの同じ側の端部に給電部7cを設けている。二つのアンテナ素子7bの間の距離は後述する特性インピーダンスZに合わせて設定される。二つのアンテナ素子7bの間の距離は、例えば、特性インピーダンスZを50オームとした場合、二つのアンテナ素子7bの間の距離は2mmに設定される。
これにより、図5に示すように、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7は二つのアンテナ素子7bの間に電界16が生じ基板7aの上下面方向に電界16が放射される。この電界16の放射方向を利用してRFIDタグ4の一つずつに情報を書き込むことができる。
すなわち、図6(a)および図6(b)に示すように、シート3c上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグ4が搬送される搬送方向Bと直交する方向、すなわちシート3cの搬送方向Bと直交する方向にRFIDリーダライタ用アンテナ装置7の基板7aの長手方向を向けて配置する。これにより、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7の基板7aの上下面方向に電界16が放射されるので、RFIDタグ4が搬送方向Bに搬送される際、基板7aの上面方向の位置に搬送されたRFIDタグ4には電界16が届き、リーダライタ6からの情報が書き込まれる。一方、基板7aの上面方向からRFIDタグ4が外れたときには電界16が届いていないので、リーダライタ6からの情報は書き込まれない。このようにして、シート3c上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグ4に情報を適切に書き込むことができる。
図4に戻り、アンテナ素子7bは線状パターンで構成され、この線状パターンはエッチング加工により形成される。このように、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7のアンテナ素子7bは形状が単純な線状パターンであるため、容易に製造することができる。
そして、同軸ケーブル14の銅などでできた芯線よりなる内部導体14aを給電部7cを介して一方のアンテナ素子7bに電気的に接続している。また同様に、同軸ケーブル14の細い導線を編んだ網状の編組線と呼ばれるシールド層よりなる外部導体14bを給電部7cを介して他方のアンテナ素子7bに電気的に接続している。
給電部7cは、アンテナ素子7b側と同軸ケーブル14側との平衡と不平衡とを変換するバラン15を備えている。また、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7は二つのアンテナ素子7bの間隔によりインピーダンスが変化するので、二つのアンテナ素子7bの間隔に応じてバラン15によりインピーダンスをマッチングさせる。RFIDリーダライタ用アンテナ装置7において、UHF帯の950MHzの書き込み電波を使用する場合に、二つのアンテナ素子7bの間隔を2mmに設定するとインピーダンスはおおよそ200オームとなる。この場合、4:1のバラン15を用いてアンテナ素子7b側のインピーダンス(例えば、200オーム)を同軸ケーブル14側のインピーダンス(例えば、50オーム)に変換する。
同軸ケーブル14は、内部導体14aをポリエチレンなどの絶縁体で包み、さらにその外側を外部導体14bで包み、最後に外側をビニールなどの保護被覆で覆った構造になっている。リーダライタ6からの信号は内部導体14aを流れる。これにより、外部導体14bの編組線が外部からの電磁波を遮断するため、減衰やノイズを低く抑えることができる。また、同軸ケーブル14の内部からの電磁波の漏洩も少ない。RFIDリーダライタ用アンテナ装置7は、この同軸ケーブル14を介してリーダライタ6に電気的に接続されている。
次に、図7を参照しながら、RFIDタグ発行装置1の動作について説明する。図7は本発明の実施の形態におけるRFIDタグ発行装置1のブロック図である。
図7に示すように、RFIDタグ発行装置1は、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7と同軸ケーブル14を介してRFIDリーダライタ用アンテナ装置7と電気的に接続されたリーダライタ6とを備えている。
リーダライタ6は、インピーダンスを整合させる整合部20、サーキュレータ21、パワーアンプ22、RFフロントエンド部23、信号処理部24、無線制御部25を備えている。リーダライタ6は、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7を介してRFIDタグ4を読み書きする。また、リーダライタ6は制御部26に接続されている。
RFフロントエンド部23は、コマンドやデータを搬送する搬送波として、HF帯(例えば、13.56MHz)、UHF帯(例えば、952MHz〜955MHz)、マイクロ波帯(例えば、2.45GHz)の周波数などを利用する。
制御部26は、中央処理装置(CPU)、各種プログラムや制御プログラムを記憶するリードオンリメモリ(ROM)、データなどを一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)を備え、各部の回路を制御する。そして、制御部26には、入力部27、表示部28、電源部29、パーソナルコンピュータなどと接続するためのI/F30、既述の印刷部10、分離部11、プラテンローラ8を駆動する駆動モータ31が接続されている。
このような構成により、RFIDタグ発行装置1は、図2に示す搬送帯3上のRFIDタグ4を密封したシート3cの表面に視覚ID情報3bの印刷と、タグICチップ4bへの電子ID情報の記録を行う。すなわち、プラテンローラ8により搬送帯3の先端を発行口12の方向へと搬送し、図1に示すRFIDリーダライタ用アンテナ装置7の上側(所定の位置)にRFIDタグ4が搬送された状態で、リーダライタ6がRFIDリーダライタ用アンテナ装置7を介してRFIDタグ4と無線通信(問い合わせ信号の送信および応答信号の受信)し、これによりタグICチップ4bのIDメモリ4d内に各RFIDタグ4間で互いに異なる電子ID情報を記録する。
そして、図1の状態からプラテンローラ8を正転させながら、そこよりもわずかに下流にある印刷部10により視覚ID情報3bを図2のようにRFIDタグ4が配置されているシート3cの表面に印刷する。その後、これら電子ID情報の記録と、視覚ID情報3bの印刷が終了した状態で、RFIDタグ4の切断部分(例えば、図1、図2の所定間隔3a)が分離部11の真上に来るまでプラテンローラ8で搬送帯3を搬送方向Bに搬送し、次に分離部11を上昇させて電子ID情報の記録と、視覚ID情報3bの印刷が終了したRFIDタグ4を切断して分離する。
搬送帯3に設けた複数のRFIDタグ4に、連続的に互いに異なる電子ID情報の記録と、互いに異なる視覚ID情報3bの印刷を行う場合には、上記動作を連続的に行う。
以上のように本実施の形態によれば、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7は、長方形状の基板7aの一方の面に二つの線状のアンテナ素子7bそれぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子7bを平行に隣接して配置し、二つの線状のアンテナ素子7bの同じ側の端部に給電部7cを設けている。
このような構成により、ダイポール型アンテナでも近傍に書き込み電波を飛ばすことができる。すなわち、二つのアンテナ素子7bの間に電界16が生じ基板7aの上下面方向に電界16が放射される。この電界16の放射方向を利用してRFIDタグ4の一つずつに情報を書き込むことができる。すなわち、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7の基板7aの上下側に電界16を放射するので、帯状のシート3c上の平行に隣接して配置された複数のRFIDタグ4の搬送方向Bと直交する方向にRFIDリーダライタ用アンテナ装置7の基板7aの長手方向を向けて配置すれば、複数のRFIDタグ4に情報を適切に書き込むことができる。また、図8に示すように、基板7aに並行配置される二つのアンテナ素子7bの間の距離sは、下記の(数1)により算出される特性インピーダンスZに合わせて設定される。ここで、wはアンテナ素子7bの幅、sは二つのアンテナ素子7bの間の距離、hは基板7aの厚み、εrは基板7aの比誘電率である。
Figure 2010165150
また、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7では、アンテナ素子7bそれぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成しているので、給電部7cを中心に電流分布は対称となる。これにより、給電部7cでは電流成分が互いに打ち消されるので、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7を同軸ケーブル14の内部導体14aと外部導体14bとに接続しても、同軸ケーブル14の外部導体14bには漏れ電流が発生しない。このため、本体ケース2の金属と外部導体14bとの間では電磁界が発生せず、外部導体14bと金属とを近づけてもアンテナ特性は変化しないので、本体ケース2の金属部分を避けて同軸ケーブル14を配線する必要がなくなり、同軸ケーブル14の引き回しが容易となる。
また、RFIDタグ発行装置1は、上記したRFIDリーダライタ用アンテナ装置7と、複数のRFIDタグ4を所定間隔3aごとに配置した搬送帯3と、搬送帯3の搬送により複数のRFIDタグ4を所定の位置まで搬送する搬送部としてのプラテンローラ8およびテンションローラ部9と、搬送帯3から各RFIDタグ4を分離する分離部11と、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7を介して所定の位置に移動された各RFIDタグ4に書き込みを行うリーダライタ6とを備え、搬送帯3のシート3cの搬送方向Bと直交する方向にRFIDリーダライタ用アンテナ装置7の基板7aの長手方向を向けて配置した構成としたので、RFIDリーダライタ用アンテナ装置7の基板7aの上下面方向に電界16が放射され、RFIDタグ4の一つずつに情報を書き込むことができる。すなわち、リーダライタ6はRFIDリーダライタ用アンテナ装置7を介して複数のRFIDタグ4に情報を適切に書き込むことができる。
以上のように本発明は、長方形状の基板の一方の面に二つの線状のアンテナ素子それぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子を平行に隣接して配置し、二つの線状のアンテナ素子の同じ側の端部に給電部を設けているので、二つのアンテナ素子の間に電界が生じ基板の上下面方向に電界が放射される。これにより、シート上に平行に隣接して配置された複数のRFIDタグの搬送方向と直交する方向に基板の長手方向を向けて複数のRFIDタグに情報を適切に書き込むことを可能とするRFIDリーダライタ用アンテナ装置、RFIDタグ発行装置に有用なものである。
本発明の実施の形態におけるRFIDタグ発行装置の正面断面図 同RFIDタグ発行装置で使用される搬送帯の正面図 同RFIDタグ発行装置に用いられるRFIDタグの構成図 同RFIDタグ発行装置におけるRFIDリーダライタ用アンテナ装置の上面図 図4のA−A線断面図 (a)は本発明の実施の形態におけるRFIDタグ発行装置のRFIDリーダライタ用アンテナ装置で発生する電界を説明する断面図、(b)は同RFIDリーダライタ用アンテナ装置の配置方向を説明する上面図 同RFIDタグ発行装置のブロック図 同RFIDタグ発行装置におけるRFIDリーダライタ用アンテナ装置の断面図
1 RFIDタグ発行装置
2 本体ケース
3 搬送帯
3a 所定間隔
3b 視覚ID情報
3c シート
4 RFIDタグ
4a タグアンテナ部
4b タグICチップ
4c,7a 基板
4d IDメモリ
6 リーダライタ
7 RFIDリーダライタ用アンテナ装置
7b アンテナ素子
7c 給電部
8 プラテンローラ
9 テンションローラ部
10 印刷部
11 分離部
12 発行口
13 リール
14 同軸ケーブル
14a 内部導体
14b 外部導体
15 バラン
16 電界
20 整合部
21 サーキュレータ
22 パワーアンプ
23 RFフロントエンド部
24 信号処理部
25 無線制御部
26 制御部
27 入力部
28 表示部
29 電源部
30 I/F
31 駆動モータ

Claims (4)

  1. 長方形状の基板の一方の面に二つの線状のアンテナ素子それぞれを書き込み電波の波長λの1/4の長さに形成すると共にこれらのアンテナ素子を平行に配置し、前記二つの線状のアンテナ素子の同じ側の端部に給電部を設けたことを特徴とするRFIDリーダライタ用アンテナ装置。
  2. 前記給電部に平衡と不平衡とを変換するバランを設けたことを特徴とする請求項1に記載のRFIDリーダライタ用アンテナ装置。
  3. 前記アンテナ素子は、エッチング加工により形成された線状パターンであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のRFIDリーダライタ用アンテナ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のRFIDリーダライタ用アンテナ装置と、
    複数のRFIDタグを所定の間隔ごとに平行に隣接して配置した搬送帯と、
    前記搬送帯の搬送により前記複数のRFIDタグを所定の位置まで搬送する搬送部と、
    前記搬送帯から前記複数のRFIDタグをそれぞれ分離する分離部と、
    前記RFIDリーダライタ用アンテナ装置を介して所定の位置に移動された前記複数のRFIDタグに情報の書き込みをそれぞれ行うリーダライタとを備え、
    前記搬送帯の搬送方向と直交する方向に前記RFIDリーダライタ用アンテナ装置の基板の長手方向を向けて配置したことを特徴とするRFIDタグ発行装置。
JP2009006489A 2009-01-15 2009-01-15 Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置 Pending JP2010165150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009006489A JP2010165150A (ja) 2009-01-15 2009-01-15 Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009006489A JP2010165150A (ja) 2009-01-15 2009-01-15 Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010165150A true JP2010165150A (ja) 2010-07-29

Family

ID=42581262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009006489A Pending JP2010165150A (ja) 2009-01-15 2009-01-15 Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010165150A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10395071B2 (en) 2016-12-01 2019-08-27 Avery Dennison Retail Information Services, Llc Control of RFID reader emissions which may cause interference with systems using RFID tags
CN112394227A (zh) * 2020-10-30 2021-02-23 西南电子技术研究所(中国电子科技集团公司第十研究所) Rfid标签天线阻抗测试方法
US11017185B2 (en) 2016-11-16 2021-05-25 Avery Dennison Retail Information Services Llc Programming and testing of wire RFID tags

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11017185B2 (en) 2016-11-16 2021-05-25 Avery Dennison Retail Information Services Llc Programming and testing of wire RFID tags
US10395071B2 (en) 2016-12-01 2019-08-27 Avery Dennison Retail Information Services, Llc Control of RFID reader emissions which may cause interference with systems using RFID tags
CN112394227A (zh) * 2020-10-30 2021-02-23 西南电子技术研究所(中国电子科技集团公司第十研究所) Rfid标签天线阻抗测试方法
CN112394227B (zh) * 2020-10-30 2023-10-27 西南电子技术研究所(中国电子科技集团公司第十研究所) Rfid标签天线阻抗测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5057786B2 (ja) タグ
US7327265B2 (en) RF tag reader/writer and printer containing the RF tag reader/writer
JP5018884B2 (ja) 無線タグ及び無線タグの製造方法
JP4268514B2 (ja) 無線タグ発行装置
US9660701B2 (en) Near field coupling devices and associated systems and methods
WO2007013167A1 (ja) Rfタグ及びrfタグを製造する方法
WO2007013168A1 (ja) Rfタグ及びrfタグを製造する方法
JP2010157862A (ja) 通信アンテナ、rfidタグ、非接触通信装置、及び非接触通信方法
Koski et al. Inkjet-printed passive UHF RFID tags: review and performance evaluation
JPWO2007029296A1 (ja) Rfタグ及びrfタグを製造する方法
JP2010165150A (ja) Rfidリーダライタ用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置
US9508037B2 (en) Non-contact IC label
JP2009159240A (ja) 筐体組み込み用アンテナおよびそれを用いたラベルプリンタ
Koski et al. Performance of inkjet-printed narrow-line passive UHF RFID tags on different objects
JP4873158B2 (ja) Rfidリーダ装置
JP2010114700A (ja) Rfid用アンテナ装置およびrfidタグ発行装置
JP5112192B2 (ja) アンテナ、ならびに、rfidリーダ
JP4932859B2 (ja) 無線タグ発行装置
JP7356659B2 (ja) Icタグ及び複合型icカード
JP5418220B2 (ja) インレット検査装置
JP2005332318A (ja) 無線通信装置及びプリンタ
JP5418221B2 (ja) Icタグ発行装置
JP2005333556A (ja) アンテナ、無線通信装置及びプリンタ
KR101620985B1 (ko) 근거리 통신용 안테나 구조물
JP2014236408A (ja) Rfid通信装置、通信方法