JP2010165033A - トラックボールのボール取り出し構造およびトラックボール - Google Patents
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Abstract
【課題】 他の治具やリングに設ける特別な構造を用いることなく、トラックボールに使用しているボールを容易に取り出すことの可能なトラックボールのボール取り出し構造、およびトラックボールを提供すること。
【解決手段】 ボール取り出し構造1はトラックボール10に設けられた構造であり、筐体5内に固定される筐体内固定部位2と、ボール6を直接または間接的に下方から押し上げる作用がなされる押し上げ作用部位3と、トラックボール筐体5外に突出していて把持されるための把持部位4とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ボール取り出し構造1はトラックボール10に設けられた構造であり、筐体5内に固定される筐体内固定部位2と、ボール6を直接または間接的に下方から押し上げる作用がなされる押し上げ作用部位3と、トラックボール筐体5外に突出していて把持されるための把持部位4とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明はトラックボールのボール取り出し構造およびトラックボールに係り、特に、トラックボールに使用しているボールを容易に取り出すことの可能なトラックボールのボール取り出し構造およびトラックボールに関する。
トラックボール筐体内部やボールの清掃作業等、トラックボールからボールを取り出すことの必要な場合がある。このような場合は従来、専用の治具を用いてボールを取り出している。
図3は、トラックボールにおける従来のボール取り出し方法の一例を示す斜視説明図である。この例はへら状の治具を用い、治具を筐体内のボールの下に差込み、ボールをすくい上げる方法である。
また図4は、トラックボールにおける従来のボール取り出し方法の他の例を示す斜視図である(特許文献1)。これは、トラックボールのリングの下方に下端が内側方向に突起を有する保持アームを複数個設けた、いわばリング一体治具の構造とすることによって、リングをケースから抜くことでボールも一緒に取り外し、その後リング一体治具に保持されたボールを取り外す、というものである。
しかし、へら状治具を用いる方法は作業性が良くなく効率的ではない。また特許文献1の技術では、リングごとボールを取り出した後でさらにボールをリング一体治具から取り外さなくてはならず、手間がかかる。
本発明が解決しようとする課題は、これら従来技術の問題点を除き、他の治具やリングに設ける特別な構造を用いることなく、トラックボールに使用しているボールを容易に取り出すことの可能なトラックボールのボール取り出し構造、およびトラックボールを提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、トラックボール筐体内に固定する簡易な構造を用いることによって課題を解決できることを見出し、本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
(1) トラックボールに設けられたボール取り出し用の構造であって、該構造は、筐体内に固定される筐体内固定部位と、該ボールを直接または間接的に下方から押し上げる作用がなされる押し上げ作用部位と、トラックボール筐体外に突出していて把持されるための把持部位とを備えてなり、該把持部位が上方に引き上げられることにより該押し上げ作用部位が該ボールを直接または間接的に押し上げ可能である、トラックボールのボール取り出し構造。
(2) 全体はL字状に折り曲げられた板状であり、前記筐体内固定部位はトラックボール内の底部に固定されていることを特徴とする、(1)に記載のトラックボールのボール取り出し構造。
(2) 全体はL字状に折り曲げられた板状であり、前記筐体内固定部位はトラックボール内の底部に固定されていることを特徴とする、(1)に記載のトラックボールのボール取り出し構造。
(3) 弾性を備えた構造であることを特徴とする、(1)または(2)に記載のトラックボールのボール取り出し構造。
(4) (1)ないし(3)のいずれかに記載のボール取り出し構造を備えていることを特徴とする、トラックボール。
(4) (1)ないし(3)のいずれかに記載のボール取り出し構造を備えていることを特徴とする、トラックボール。
本発明のトラックボールのボール取り出し構造およびトラックボールは上述のように構成されるため、これによれば、他の治具やリングに設ける特別な構造を用いたり、さらにその治具からボールを取り外す手間をかけることなく、筐体から、使用しているボールを、直接かつ容易に取り出すことができる。したがって、トラックボールのボールや筐体内の清掃の作業性を向上させることができる。
以下、図面により本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明のトラックボールのボール取り出し構造の構成を示す断面図である。図示するように、本発明のボール取り出し構造1はトラックボール10に設けられた構造であり、筐体5内に固定される筐体内固定部位2と、ボール6を直接または間接的に下方から押し上げる作用がなされる押し上げ作用部位3と、トラックボール筐体5外に突出していて把持されるための把持部位4とを備えていることを、主たる構成とする。
図1は、本発明のトラックボールのボール取り出し構造の構成を示す断面図である。図示するように、本発明のボール取り出し構造1はトラックボール10に設けられた構造であり、筐体5内に固定される筐体内固定部位2と、ボール6を直接または間接的に下方から押し上げる作用がなされる押し上げ作用部位3と、トラックボール筐体5外に突出していて把持されるための把持部位4とを備えていることを、主たる構成とする。
かかる構成により本ボール取り出し構造1によれば、把持部位4が上方に引き上げられることによって、押し上げ作用部位3が上方に引き上げられ、ボール6の下部を直接または間接的に押し上げるため、ボール6はトラックボール10の筐体5内から外に出る部分が多くなり、ボール6は取り出しやすくなる。
本ボール取り出し構造1の材料や物性等の仕様は特に限定されないが、ボール6等直接に押し上げ作用をなす対象との関係で、ボール6を直接または間接的に上方に動かし得る程度の強度と剛性を備えていることが必要である。またボール取り出し構造1は、筐体内固定部位2による筐体5への固定が維持されているとともに、引き上げ作用によっても破断しない程度に、全体としての引き上げに耐える程度の弾性または可撓性を備えていることも必要である。
さらにまた図示するように、ボール6との間に介在する構造が存在する場合は、当該介在する構造を上方に動かし得る程度の強度と剛性を備えていることが必要である。
また本ボール取り出し構造1は、把持部位4への作用によって一旦上方に引き上げられても、再び元の姿勢に、繰り返し回復可能な程度の強度と物性を備えていることも必要である。
図2Aは、本発明ボール取り出し構造の実施例の要部構成を示す上方からの斜視図である。また、
図2Bは、同実施例の要部構成を示す断面図である。いずれの図とも、筐体内については透視図である。これらに図示するように本ボール取り出し構造21は、全体としてはおおむねL字状に折り曲げられた板状であり、筐体内固定部位22はトラックボール210内の底部に固定されている構成である。
図2Bは、同実施例の要部構成を示す断面図である。いずれの図とも、筐体内については透視図である。これらに図示するように本ボール取り出し構造21は、全体としてはおおむねL字状に折り曲げられた板状であり、筐体内固定部位22はトラックボール210内の底部に固定されている構成である。
なお本ボール取り出し構造21は、弾性を備えた構造であることが望ましい。上述のように所定の剛性と強度を備え、かつ弾性のあるものであれば、材料はステンレス鋼等の金属、その他特に限定されず使用することができる。
ここで「L字状」とは、筐体内固定部位22を端部として押し上げ作用部位23を含むボール26の下方部に位置する領域と、把持部位24を端部とするその余の領域とが、屈曲部を介して存在する形状である。各領域は図示するように直線状である。また、屈曲部がなす角度は厳密にL字状すなわち90°である必要はない。図の例示のように、要するに把持部位24に対する引き上げ作用を無理なく行える程度の角度をなしていればよい。
かかる構成により本ボール取り出し構造21によれば、把持部位24が上方に引き上げられることによって、押し上げ作用部位23が上方に引き上げられ、ボール26の下部を直接または間接的に押し上げるため、ボール26はトラックボール210の筐体25内から外に出る部分が多くなり、ボール26は取り出しやすくなる。またボール21は弾性を備えた構造であるため、ボール26の取り出し作業が終了し、把持部位24の引き上げ作用を解除すれば、元の姿勢を復元することができる。
本発明によれば、トラックボール筐体からボールを直接かつ容易に取り出すことができ、清掃の作業性を向上させることができるため、トラックボールを用いるあらゆる製品分野において利用性が高い発明である。
1、21…トラックボールのボール取り出し構造
2、22…筐体内固定部位
3、23…押し上げ作用部位
4、24…把持部位
5、25…筐体
6、26…ボール
10、210…トラックボール
35…筐体
36、46…ボール
37…へら状の治具
45…ケース
47…リング一体治具
48…リング
49…保持アーム
2、22…筐体内固定部位
3、23…押し上げ作用部位
4、24…把持部位
5、25…筐体
6、26…ボール
10、210…トラックボール
35…筐体
36、46…ボール
37…へら状の治具
45…ケース
47…リング一体治具
48…リング
49…保持アーム
Claims (4)
- トラックボールに設けられたボール取り出し用の構造であって、該構造は、筐体内に固定される筐体内固定部位と、該ボールを直接または間接的に下方から押し上げる作用がなされる押し上げ作用部位と、トラックボール筐体外に突出していて把持されるための把持部位とを備えてなり、該把持部位が上方に引き上げられることにより該押し上げ作用部位が該ボールを直接または間接的に押し上げ可能である、トラックボールのボール取り出し構造。
- 全体はL字状に折り曲げられた板状であり、前記筐体内固定部位はトラックボール内の底部に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のトラックボールのボール取り出し構造。
- 弾性を備えた構造であることを特徴とする、請求項1または2に記載のトラックボールのボール取り出し構造。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のボール取り出し構造を備えていることを特徴とする、トラックボール。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009004879A JP2010165033A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | トラックボールのボール取り出し構造およびトラックボール |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=42581162
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-
2009
- 2009-01-13 JP JP2009004879A patent/JP2010165033A/ja active Pending
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