JP2010162676A - 面取りカッター - Google Patents

Abstract

【課題】破損を最小限にする面取りカッターを提供する。
【解決手段】面取りの刃先部と工具のチャッキング部（装着部）とを二つに分け、回転動力をコイルスプリング４の弾性力によって刃先部に伝えることにより、加工プログラムミスや人的ミスによって刃部に強い力が加わった時に刃部の回転を止める事ができ、刃部と加工物の破損が最小限になり面取りの加工ミスをなくす事ができる。
【選択図】図１

Description

この発明は、加工物上面の面取り加工をする時に起こりえるプログラムミスや人的ミスなどにより、刃物が加工物に衝突した際の加工物と刃物の破損を最小限にする事が出来るようにした物である。

従来の面取り加工に適する工具は、刃物部と機械装着部が一体式の物である（例えば、特許文献１参照）。
特開平１１−３２０２３２号

以上に述べた従来の面取りカッターでは、本体部と刃先部が一体式の物しかなくプログラムミスや人的ミスにより加工物に衝突した時に、加工物も面取りカッターも破損し使用不可能になる場合がほとんどであった。

従来の面取り加工に適する工具では、プログラムミスや人的ミスなどにより刃先部が加工物に衝突した時に刃先部が破損してしまうと再度使用することが出来なくなる。したがって、新しい工具を購入しなくてはならないので、非常にロスが多くなる。

本発明は、特に短納期、多品種、少量生産の工作機械、主にＮＣ機器での加工工程の最後の面取り加工でのプログラムミスや人的ミスにより加工物と面取りカッターが衝突した場合両方とも破損してしまい、加工物も面取りカッターも使用不可能になる場合を何とか回避する必要がある。

本発明は、上記目的を達成するために、刃物部と機械接着部を切り離し、加工部と面取りカッターの衝突時に刃物部の回転を止め、工具の回転により面取りが大きくならない様にする。

さらに、刃物部と加工物が衝突した時に機械装着部の内側に刃物部が格納される事により、衝撃を吸収し刃物部と加工物の破損を最小限にすることが出来る。

本発明により刃物部と本体を分けることが出来るので刃先部のみを新しく購入して、本体部はそのまま使用することができる。

図２の本体部は、上記のように再度使用するこができるので、カッター部分のみの購入でよくなり資源の無駄がなく、コストダウンにもつながるのである。

この発明の実施形態について図を参照しながら説明する。この面取りカッターは刃先部図３とチャッキング部図２の二つ分ける。

この二つ分けられた図３は刃先部をチャッキング部図２の穴（ａ）に、図３の１１の雌ねじ部を挿入していき、図１の７のワッシャを穴（ｂ）の方向から入れて１０のキャップボルトで刃先部が抜けないようにワッシャと刃先部を固定する。

次に本発明の最も重要な部分である、図１の４のコイルスプリングを図１穴（ｂ）から入れて図１の穴（ｂ）の３の雌ねじ部に図１の６のスクリュウプラグを入れていき、刃先部が上下に可動するトルクを加工物の硬度によって加工の適したコイルスプリングの反発力の強さを調整していき、図１の５のスクリュウプラグで６のスクリュウプラグを固定させることにより一体化することができる。

刃先部とチャッキング部（本体）を結合させた形状を横から見た断面図 チャッキング部（本体）を横から見た断面図 刃先部を横から見た外観図

１−刃先部
２−本体
３−雌ねじ
４−コイルスプリング
５−スクリュウプラグ
６−スクリュウプラグ
７−ワッシャ
８−交換可能なチップ
９−チップ固定ボルト
１０−キャップボルト
１１−雌ねじ

Claims (2)

1. 面取りの刃先部と工具のチャッキング部（装着部）とを二つに分け、回転動力をコイルスプリングの弾性力によって刃先部に伝えることにより、加工プログラムミスや人的ミスによって刃部に強い力が加わった時に刃部の回転を止める事ができ、刃部と加工物の破損が最小限になり面取りの加工ミスをなくす事ができる。
2. 加工プログラムや人的ミスによって刃部に強い力が加わった時にチャッキング部の内部にあるコイルスプリングが縮む事によって刃先部がチャッキング部の方向へ押し上げられ、刃部と加工部の破損が最小限になり、面取りの加工ミスをなくす事ができる。

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