JP2010161913A - 受変電設備システムの設計評価支援システム及びその設計評価支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客要望に応じて事前に受変電設備システムのモデル画像を設計し可視化表示することにある。
【解決手段】予め記憶されるシステム構成及び適用機器の選択項目画像を所定の順序で表示し、各選択項目画像の中から顧客の要望に応じて選択される項目のもとに、予め記憶される複数種類の受電方式、配電方式のシステム構成及び適用機器のモデル画像の中から必要なモデル画像を選択し、受変電設備システムの可視化画像を表示する受変電設備システム設計部4Aと、表示された受変電設備システムに給電する商用系統及び選択された適用機器に対して、予め記憶される故障確率に関わるデータを参照して現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求め、受変電設備システムの総故障確率を表示部に可視化表示するリスク評価部4Bとを備えた受変電設備システムの設計評価支援システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、顧客(個人,会社等の所有ビル、工場等の電源設備設置事業者又は設計者等)の要望を取り込みながら、構内受変電設備システムに関する初期段階の設計を支援する受変電設備システムの設計評価支援システム及びその設計評価支援方法に関する。
近年、インターネットの利用技術やネットワークコンピュータによる業務処理の急速な増加に伴い、高品質の受変電設備システムの需要が高まっている。その理由は、受変電設備システムに障害などが発生すると、企業内の全組織の業務が停滞、停止に陥り、計り知れない甚大な被害を蒙る恐れがある為である。
受変電設備システムの品質を高める施策としては、近年の技術的進歩により、UPS(無停電電源設備)を筆頭に、瞬時電圧低下補償装置、発電設備、高調波フィルタ、アクティブフィルタなど数多くの品質補償用の設備機器が開発されてきている。しかし、このような受変電設備機器を単に組み合わせれば、高品質の電源設備を維持できるものでなく、その他多くの要因(ライフサイクルコスト、地域の停電状況等)も考慮する必要がある。
受変電設備システムの設置事業者等においては、電源品質の維持=負荷設備の健全な運転=企業活動の安定的な継続が不可欠であり、電源設備の品質が維持できない場合には安定的な企業活動が営めず、機会損失や歩留まりなどの損金を計上せざるを得ない。
そこで、受変電設備システムを構築するに際し、初期投資と、リスク(停電,瞬停,周波数異常,機器の故障などによる損失)との関係を可視化し、その中から適切な受変電設備を選択するのが望ましい。
ところで、近年、電力系統対象区域(例えば市・町村単位)における熱需要と電力需要とを考慮した複数の分散電源計画を立て、その中から対象区域に合った電源配置計画を選択し、その電源配置計画に従って電力系統の構成案や電力品質案を求め、さらに各案に対する環境性,経済性を比較評価する設計評価手法が提案されている(特許文献1)。
特開2007−244127号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、一般に自治体レベルで進められているマイクログリッド構想に基づく電源配置計画の設計評価方法である。マイクログリッド構想とは、CO2削減等の観点から、一般需要者が供給を受けている電力系統とは別に自ら発電できる地域分散電源となる燃料電池、太陽光発電、風力発電等を繋ぎ合せ、電力制御を実現しようとする試みであって、主電力系統が断たれたとき、あるいは需要電力が少ないとき、地域分散電源を有効に利用しようとする構想である。
そのため、私的企業(設備設置事業者等)の受変電設備システムを考えたとき、設計規模が大きく、個別の設備設置事業者の要望からかけ離れた電源配置計画であり、初期投資にも多大なコストがかかる問題がある。
個別の設備設置事業者にとっては、受変電設備システムの品質の向上を望む一方、電源設備機器の選定が難しいとか、電源設備の導入後の設備の維持管理、メンテナンスにかかる予算、トラブル発生時の二次的損失の程度、二重化した際にどの程度のリスクを低減できるか、あるいはライフサイクルコストはどの程度なのかなど、悩ましい多くの問題を抱えている。
そこで、受変電設備システムの設計支援システムとしては、設備設置事業者の受変電設備設置の要望に少しでも応える必要があるが、現状ではそのような要望に応えるシステムは存在しない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電源設備設置事業者との事前協議の段階で要望を取り入れながら設計した受変電設備システムの構成やコストデータを可視化表示し、顧客の要望に合った受変電設備システムの構築を実現する受変電設備システムの設計評価支援システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、受変電設備システムに関する費用対効果を評価して提示する受変電設備システムの設計評価支援システム及びその設計評価支援方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る受変電設備システムの設計評価支援システムは、システム構成及びそのシステム適用機器の選択項目画像と、複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器の故障確率及びコストに関するデータと、前記システム構成及びそのシステム適用機器のモデル画像とが記憶される記憶手段と、所定の順序で前記選択項目画像を前記記憶手段から読み出して表示部へ表示し、当該各選択項目画像の中から顧客の要望に応じて選択される所要の項目に基づいて必要な前記モデル画像を前記記憶手段から選択的に読み出し、受変電設備システムに関する画像を前記表示部に可視化表示する受変電設備システム設計部と、この表示された受変電設備システムに給電する商用系統及び前記選択されたシステム適用機器に対して、前記記憶された前記故障確率に関わるデータを参照して現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求め、前記受変電設備システムの総故障確率を前記表示部に可視化表示するリスク評価部とを備えた構成である。
また、本発明は、上記受変電設備システムの設計評価支援システムの構成に新たに、前記構成された受変電設備システムにおける初期コスト、運用コスト、損害費用及び収入に関するライフサイクルコストを算出して表示する費用対効果評価部を付加した構成である。
さらに、本発明に係る受変電設備システムの設計評価支援方法は、予め記憶されるシステム構成及びそのシステム適用機器の選択項目画像を所定の順序で読み出して表示し、当該選択項目画像の中から顧客の要望に応じて所要の項目を選択し、この選択項目に対応する予め記憶される前記システム構成及びそのシステム適用機器のモデル画像を読み出し、受変電設備システムに関する画像を可視化表示し、かつ、この表示された受変電設備システムの画像上に、前記各選択項目画像の選択項目に従って、予め記憶される複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器のコストに関するデータを順次読み出し当該適用機器に対応付けて格納し、この格納されたコストデータを積算し総コストを可視化表示する受変電設備システム設計ステップと、
この表示された受変電設備システムに給電する商用系統及び前記選択されたシステム適用機器に対して、予め記憶される複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器の故障確率に関するデータを参照して現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求め、前記受変電設備システムの総故障確率を可視化表示するリスク評価ステップとを有する受変電設備システムの設計評価支援方法である。
さらに、本発明は、前記各種ステップ処理を有する設計評価支援方法に新たに、前記総コストに新規に加わる初期のコストを考慮して初期コストを計算する初期コスト処理ステップと、前記受変電設備システムにおける現在から一定期間にわたる運用段階で必要とする消耗品、前記故障確率に基づいた故障に対する修理代金、人件費等の各種運用コストを計算する運用コスト処理ステップと、事故に対する補償、影響に関する損害費用を計算する損害費用処理ステップと、少なくとも熱回収、自家発電による売電及び本来支払うべき費用の低減等を考慮して総収入コストを計算する収入処理ステップと、前記システム構成、前記システム適用機器及び運用条件を異にする複数の仮想構築される複数の受変電設備システムのコスト比較を行う総合処理ステップとからなる費用対効果評価ステップを設けた受変電設備システムの設計評価支援方法であっても良い。
本発明によれば、電源設備設置事業者との事前協議の段階で要望を取り入れながら設計した受変電設備システムの構成やコストデータを可視化表示し、顧客の要望に合った受変電設備システムの構築を実現できる受変電設備システムの設計評価支援システムを提供できる。
また、本発明によれば、受変電設備システムに対して適切に費用対効果を評価して顧客に可視化した状態で提示することができる。
本発明に係る受変電設備システムの設計評価支援システム及び受変電設備システムに適用する設計評価支援方法の一実施の形態を示す構成図。 データベースに格納されているシステム構成の各選択項目画像の表示及び所要の項目を選択する例を説明する図。 データベースに格納されているシステム適用機器の各選択項目画像の表示及び所要の項目を選択する例を説明する図。 データベースに格納されているシステム構成及びシステム適用機器のモデル画像ファイルの一例を示す図。 各選択項目画像の中から選択された項目を順次保存管理するデータベース中の管理テーブルのデータ配列例を示す図。 予めシステム構成毎対システム適用機器ごとのコストを規定した初期コストの一覧を示す初期コストテーブルの一例を示す図。 図1に示す受変電設備システム設計部における処理手順の一例を説明するフロー図。 受変電設備システム設計部で仮想構築された受変電設備システムの画像表示例を示す図。 図1に示すリスク評価部における処理手順の一例を説明するフロー図。 図1に示す費用対効果評価部の機能ブロック及び費用対効果評価ステップを説明する図。 費用対効果評価部の処理に使用されるコスト一覧画像ファイルの一例を示す図。 図1に示す費用対効果評価部における処理手順の一例を説明するフロー図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明に係る受変電設備システムの設計評価支援システム及びそのシステムに適用される設計評価支援方法の実施の形態を示す構成図である。
この設計評価支援システムは、受変電設備システムを設計するために必要な選択指示や設計評価に関する各種の処理制御指示であるコマンドや所定の選択項目に対するパラメータ等を入力するキーボード,ポインティングデバイス(例えばマウス)等の入力部1と、受変電設備システムを設計するために必要な信頼性やコスト等の各種データ、選択項目画像やモデル画像データを始め、設計評価に必要なデータを格納するデータベース2と、受変電設備システムの設計評価を支援する各種のアプリケーションソフトを格納するプログラムデータ記憶部3と、それらのアプリケーションソフトにより後述する機能を実行するCPUで構成される設備設計システム評価処理部4と、モデル画像や所要の入力操作に必要な画面等を表示する表示部5と、そこで表示される画像のビデオメモリに相当する表示画像データ記憶部6とによって構成される。なお、各種のアプリケーションソフトはデータベース2にエリア分けして記憶してもよい。
データベース2には、少なくとも受変電設備システム設計エリア2a,リスク評価エリア2b、費用対効果評価エリア2cが設けられている。
受変電設備システム設計エリア2aには、少なくとも図2及び図3に示すシステム構成及びシステム適用機器の選択項目画像ファイル2aa、図4に示す受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器のモデル画像ファイル2ab、図5に示す管理テーブル2ac、図6に示す初期コストテーブル2ad等が格納されている。
すなわち、図2はシステム構成の各選択項目画像を矢印に従って順次表示している状態を示す図、図3はシステム適用機器の各選択項目画像を矢印に従って順次表示している状態を示す図である。また、図4は5種類の受電方式(図2のG4参照)のモデル画像ファイルのうち、後記する説明上、例えば1種類の常用・予備受電の2つのモデル画像だけを示しているが、他の種類の受電方式も同様に複数のモデル画像がファイル化され、データベース2の受変電設備システム設計エリア2aに記憶されている。
また、図には記載されていないが、配電方式及びシステム適用機器についても、例えば図2のG6,G8〜G12に示すように複数種類の選択項目画像に対応してモデル画像がファイル化され、受変電設備システム設計エリア2aに記憶されている。これらのモデル画像は、設備設計システム評価処理部4で更に表示部5に表示されるように加工・変換され、表示画像データ記憶部6に書き込み、読み出される。
なお、配電方式については、建物の階や工場の規模等に応じて幾つの分岐回線とするか、あるいは配電方式の一部に太陽光発電の電力エネルギーを採用するか等の系統設計であり、システム適用機器とは、分岐回線の負荷容量や取り扱う使用電源電圧(105V,210V,415V)に応じて、変圧器、しゃ断器、断路器の種類、スペックで選択された設備機器である。
設計評価支援システムは、以上のように選択された受電方式のモデル画像データと配電方式のモデル画像データとを組み合わせた母線共通ライン、分岐回線のシステム構成、すなわち系統図にシステム適用機器である設備機器のモデル画像を付加し、表示部5に可視化表示する。
管理テーブル2acは、システム構成及びシステム適用機器の候補を管理するために、図2及び図3の各選択項目画像G1〜G12、G21〜G25から1つの項目を選択し、あるいは所要の値を入力したとき、その選択項目内容の他、特定の選択項目だけに連なるモデル画像ファイルアドレスやコストを順次保存するテーブルである。
初期コストテーブル2adは、予めシステム構成の選択項目と適用機器の選択項目とを対応付け、その交叉領域に発生するコスト(予算額)が記憶されている。つまり、システム構成の選択項目に応じて当該システム構成に適用する機器のコストを記憶するもので、コストの発生しない交叉領域にはコストは記憶されず、空白となる。
データベース2のリスク評価エリア2bには、受変電設備システムの信頼性や運用性をシミュレートする為のデータ、すなわちシステム適用機器およびそれらを組み合わせた系統、構成に関わる故障確率や故障履歴等のデータが格納されている。
例えば、受変電設備システムの設置地域の商用系統の瞬停を含む過去の停電発生頻度、それらの停電継続時間、発電機や無停電電源装置の停電保証時間、受変電設備機器(変圧器を含む)ごとの設置日(製造日)、平均故障(寿命)時間、設備交換日、故障に対する平均復旧時間等が記憶されている。
データベース2の費用対効果評価エリア2cには、機材コストデータの他、例えば現在から一定期間ごとに更新される運用コストに関するデータ、損害費用に関するデータ、熱回収や売電を考慮した収入となる電気代(太陽光発電、自家発電機等)や行政機関からの補助金に関するデータ等のコスト情報が記憶される。
プログラムデータ記憶部3には、受変電設備システムの設計評価を実行する例えば受変電設備システム設計用プログラムpa,リスク評価用プログラム(リスク評価シミュレーションツール)pb,費用対効果評価用プログラムpca、これを実行するためのコスト積算プログラムpcb、画像編集ソフト(CAD設計ソフトを含む)pd等が格納されている。
設備設計評価処理部4は、受変電設備システム設計部4A、リスク評価部4B、設備の費用対効果評価部4C及び表示出力制御部4Dなどによって構成される。
受変電設備システム設計部4Aは、受変電設備システム設計用プログラムpaに従い、前記選択項目画像G1〜G12、G21〜G25の順序で表示し、各選択項目画像の中から顧客の要望に応じて所要の項目を選択させ、その選択項目内容を順次前述した管理テーブル2acに記憶し、かつ、受電方式や配電方式等に関係する選択項目に連なる画像ファイルアドレスに基づいて必要なモデル画像を受変電設備システム設計エリア2aから読み出して組み合わせることにより、システム構成及びシステム適用機器を組み入れた受変電設備システムアーキテクチャを仮想構築する。
そして、仮想構築されたシステムの系統や機器に関わるアーキテクチャ情報を受変電設備システム設計部4A、リスク評価部4B、設備の費用対効果評価部4C及び表示出力制御部4Dへ出力することにより、画像表示制御部4D及び表示画像データ記憶部6を介して表示部5に可視化表示する機能を持っている。
リスク評価部4Bは、入力されたアーキテクチャ情報からリスク評価用プログラムpbに従い、受変電設備システム設計部4Aで設計された受変電設備システムの故障発生確率を演算し、単位系統出力毎の想定リスクまたは系統全体の想定リスク等を表示部5に可視化表示するリスク評価データを費用対効果評価部4Cと表示出力制御部4Dとに出力する機能を持っている。
費用対効果評価部4Cは、入力されたアーキテクチャ情報とリスク評価データとから費用対効果評価用プログラムpca及びそのコスト積算プログラムpcbに従って、負となる費用と収入とを勘案しながらライクサイクルコストを算出することにより、受変電設備システムの費用対効果を評価し、表示部5に可視化表示するデータを表示出力制御部4Dに出力する機能を持っている。
表示出力制御部4Dは、受変電設備システム設計部4A、リスク評価部4B及び設備の費用対効果評価部4Cから出力されるデータを入力し、言い換えれば、それら各部と連携し、画像編集ソフトやCAD設計ソフトpdを用いて、受変電設備システム設計エリア2aから読み出した画像データを各処理部4A〜4Cから入力したデータと組み合わせて表示部5で表示する表示画像情報を生成する。
そして、生成された表示画像情報を表示画像データ記憶部6に格納した後、表示部5に出力することにより、オペレータが見やすいように表示部5に可視化表示する機能を持っている。
次に、以上のような設計評価支援システムの作用について説明する。
本発明は、整理すると設計評価支援システムの作用の基本概念は次の4通りからなる。
その1つ目は、受変電設備システムに対して選択されるアーキテクチャ(システム構成、系統)と、アーキテクチャを構成する機器のスペックによって選択される適用機器との組み合わせからなるシステムのモデルを仮想構築するとともに、当該モデルを具体的なハードウェアイメージで理解できるように可視化画像で表示することにある。
2つ目は、そのモデルに対する機材、工事費等の初期コストを求めることにある。
3つ目は、そのモデルに対する信頼性をシミュレートし、故障修理等を含めた運用コストを求めることにある。
4つ目は、運用期間、収入を含めたライフサイクル等を考慮してそのモデルに対する費用対効果を求めるものである。
そして、以上のような状況を踏まえつつ、仮想構築するモデルについて基本アーキテクチャが異なる複数のモデルを準備または最初に準備したモデルのアーキテクチャや機器のスペックを変更することにより、複数のモデルや変形例を比較検討し、各モデルの費用対効果を検討することにある。
(1) 受変電設備システムの設計部4Aの動作(図7のフローチャート参照)。
この受変電設備システムの設計部4Aでは、システム構成と適用機器に対する必要項目を選択し、検討対象となる受変電設備システムのモデルを作成、言い換えれば仮想構築する。
先ず、設計支援者により、入力部1を通して受変電設備システム設計指示が入力されると、設計評価支援システムが起動され、受変電設備システムの設計指示と判断し(S1)、受変電設備システム設計用プログラムpaを読み出し、受変電設備システム設計部4Aが所定の手順の実行を開始する。
すなわち、受変電設備システム設計部4Aは、受変電設備システムの設計指示と判断したとき、データベース2の受変電設備システム設計エリア2aから所定の順序に従い、先ず、最初にシステム構成に関する選択項目画像ファイルを読み出し、表示部5に図2に示す受電電圧の選択項目画像G1を表示し(S2)、それら複数の選択項目の中から1つの項目の選択を促す(S3)。
ここで、複数の選択項目の中から図示点線枠で示す受電電圧66KVをクリックすると、図5の管理テーブル2acの受電電圧項目に対応付けて「66kV」を登録する(S4)。しかる後、入力部1から、例えば“END”コマンドのようなシステム構成項目選択完了の指示が入力されない限り、項目選択完了でないと判断し(S5)、ステップS2に戻り、自動的に次の定格短時間電流の選択項目画像ファイルを読み出し、表示部5に図2に示す定格短時間電流の選択項目画像G2を表示し(S2)、それら複数の選択項目の中から1つの項目の選択を促す(S3)。ここで、複数の選択項目の中から図示点線枠で示す定格短時間電流の31.5kVAをクリックすると、図5の管理テーブル2acの定格短時間電流項目に対応付けて「31.5kVA」を登録する(S4)。
以後、同様に選択項目画像G3〜G12の順序で表示部5に表示し(S2)、11つの選択項目を選択させる。但し、選択項目画像G6,G9,G10では、設計者が該当画像のメッセージに従って所定の値を入力する。例えば選択項目画像G6の1つの項目であるインピーダンスについては、「一般に4〜15%程度」とメッセージ表示されているので、過去の経験,知識等を考慮し、メッセージの範囲で「15%」を入力し、管理テーブル2acに登録する。
そして、ステップS4において、システム構成の全ての選択項目画像G1〜G12を表示し、それぞれ1つの項目を選択し、あるいは所定の値を入力し、完了すると、入力部1からのシステム構成項目選択完了の入力指示のもとにシステム構成項目選択完了と判断し(S5)、次のシステム適用機器に関する選択項目画像G21〜G25を順次表示し、それぞれ1つの項目を選択させる(S6〜S9)。
なお、入力部1からのシステム構成項目選択完了の入力指示に基づき、システム適用機器に関する選択項目画像を選択するようにしたが、例えばメモリカウンタに予めシステム構成の選択項目数をセットし、選択項目画像を表示するごとにダウンカウントし、入力部1からシステム構成項目選択完了の入力指示を受けることなくメモリカウンタが「0」となったとき、自動的に次のステップS6に移行し、システム適用機器に関する選択項目画像G21〜G25を順次表示し、それぞれ1つの項目の選択させるようにしてもよい。
このとき、選択項目画像G1〜G12,G21〜G25の中の1つの選択項目に連なってデータベース2の管理テーブル2acにモデル画像ファイルアドレスが存在する場合、管理テーブル2acの該当選択項目に対応付けて該当モデル画像ファイルアドレスADa〜ADg21〜ADg25を登録しておく。
そして、入力部1から“END”コマンド入力が行われることにより適用機器項目選択完了と判断したとき(S9)、管理テーブルacのモデル画像ファイルアドレスに基づき、データベース2の受変電設備システム設計エリア2aに保存されている受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器のモデル画像ファイル2aa,…(図4に一部のみ記載)を順次選択的に読み出し、CAD設計ソフトを含む画像編集ソフトpdを用いて、表示画像データ記憶部6上で編集処理を実行し、受変電設備システムを仮想構築し、表示部5に表示する(S10)。
図8は受変電設備システムの系統図による画像イメージ図である。この図8には、受電方式(A)、変圧器(B)、しゃ断器(C)、変圧器(D)、配電方式(E),(F)、発電機設備(G)等のシステム構成とシステム適用機器とを組み合わせてなる受変電設備システムの系統図を表している。
図8は、図2及び図3に紐付けされ、図8の(A)に相当する部分は、図2の(A)部分に相当し、図8の(ア)に相当する部分は、図3の(ア)部分に相当する。
すなわち、選択項目画像G1〜G5の中からそれぞれ1つの項目を選択すると、それら項目に連なるモデル画像ファイルアドレスADaに記憶されているモデル画像を組み合わせ、図8の(A)に相当する受電方式のシステム構成の系統図のモデル画像(A)を作成する。
引き続き、選択項目画像G6で必要な値を入力することにより、当該バンク数に応じた変圧器のモデル画像ファイル2abを読み出し、図8の(B)に相当する変圧器周りのシステム構成の系統図のモデル画像(B)を作成する。
同様にシステム構成に関する図2の選択項目画像G7(ここでは(C)に該当する。)〜G12(ここでは(G)に相当する。)の中から1つの項目を選択し、当該選択項目に連なる各システム構成のモデル画像ファイルアドレス、例えば、選択項目画造G7に対するADcを管理テーブル2acに登録しておく。そして、管理テーブル2acのモデル画像ファイルアドレスADa〜ADgに基づいて対応するモデル画像ファイル2aa〜2agを読み出し、図8に示すように(A)〜(G)のモデル画像(A)〜(G)を組み合わせた受変電設備システムを仮想構築する。
そして、前述したように仮想構築した受変電設備システムを可視化する全体系統図を、表示部5に表示することができる。
なお、選択項目画像G21〜G25の中から1つの項目を選択したとき、モデル画像(A)、(B)、(E)の中に選択された項目の適用機器が用いられていることを表すだけでなく、適用機器に連なるモデル画像ファイルアドレスから例えば分岐ラインごとに進相用コンデンサのモデル画像(エ)を挿入した受変電設備システムモデル(ここでは、システムモデル#1とする。)を仮想構築できる。
この仮想構築されたシステムモデル#1の構築要素(構成及び適用機器、スペック等)に関わる諸データは、例えば、入力部1から記録コマンドとして“STORE:M#1”が入力されると、“M#1”のように名付けられ、管理テーブル2acに書き込み記憶される。
さらに、表示部5に受変電設備システムの画像イメージの表示中に、入力部1から初期コストの計算指示が入力されたとき(S11)、適用機器に紐付けられ管理テーブル2acに格納されているコストデータにより初期コスト計算処理を実行する。
この初期コスト計算処理は、コスト両プログラムpca、pcbにより管理テーブル2acの登録されているシステム構成とシステム適用機器との各選択項目に基づき、図6に示す初期コストテーブル2adの交叉領域に保存される機材費や工事費等の各コストを順次読み出し、例えば管理テーブル2acのコスト項目の必要なエリアに順次書き込み、これら各コストを積算して受変電設備システムの初期コストを求めて管理テーブル2acのM#1のデータに追加書き込み記憶すると共に、表示部5に表示する(S13)。
以上のように表示部5に受変電設備システムの画像及び初期コストを表示した後、入力部1から、例えば、“REV”のコマンド入力により変更指示が入力されたか否かを判断し(S14)、例えば、“REV”に続いて、“COST”が入力されることにより顧客の予算との関係から変更指示が入力されたと判断されたとき、システム構成かシステム適用機器かを判断する(S15)。
例えば、“COST”に続いて、“CONFIG”が入力されることによりシステム構成変更が指定されたとき、ステップS2に移行し、必要な選択項目画像を読み出し、順次選択替えを実行し、再度のコスト計算を行う。
その結果、例えば、変更規模が大きく別システムモデル#2として記憶する場合であれば、記憶コマンドにより“M#2”として管理テーブル2acに追加記憶される。
一方、“COST”に続いて、“MODEL”が入力されることによりシステム適用機器の選択変更が指示された時にはステップS6に移行し、必要な選択項目画像を読み出し、順次選択替えを実行し、再度のコスト計算を行う。その結果、変更が小さくシステムモデル#1の変更または修正として記憶するのであれば、記憶コマンドにより“M#1−a”として管理テーブル2acに追加記憶される。
なお、実施の形態では、受変電設備システムのシステムモデル(#2とする。)のシステム構成に関する複数の選択項目画像G1〜G12、そのシステム適用機器に関する複数の選択項目画像G21〜G25を所定の順序に従って順次個別的に表示し、各選択項目画像の中から所要の項目の選択または入力を促すようにしたが、システム構成ごと、そのシステム適用機器ごとに、それぞれまとめて複数の選択項目画像を一括表示し、各選択項目画像の中から順次所要の項目の選択し、または入力を促すようにしてもよい。
また、複数の選択項目画像G1〜G12、G21〜G25は図2及び図3に限定されるものでなく、予め任意選択的に必要な選択項目の画像を作成し、所定の順序に従って順次表示するか、あるいは一括表示する構成であればよい。
(2) リスク評価部4Bの動作
設備設計評価処理部4のリスク評価部4Bによる処理の一例について、図9のフローチャートを参照して説明する。
リスク評価部4Bは、リスク評価用プログラムpb(リスク評価シミュレーションツール)に基づいて、例えば、前述のシステムモデル#2に対する受変電設備システムの単位出力幹線毎に想定リスクとなる故障確率を計算し、可視化表示する処理を実行する。ここで、故障確率とは、例えば受電系統の瞬停を含む停電の平均期間や受変電設備システムの各適用機器(設備機器)等の平均寿命期間に対して、おおよそのシステムの単位期間(例えば5年単位)毎の受変電設備システムの予想運用期間(例えば30年)の間に故障する確率(割合)で表すことをいう。
リスク評価部4Bは、入力部1からの設計支援者による故障確率の指示に基づき(S21)、かつ、リスク評価用プログラムに従い、受変電設備システム設計部4Aで選択決定された受変電設備システムの画像を読み出し、表示部5に表示する(S22)。
しかる後、単位出力幹線(例えば受電回線)ごとに、データベース2のリスク評価エリア2bから各システム適用機器及び設置地域の商用系統の瞬停を含む過去の停電発生頻度、すなわち故障確率データを取り出す。例えば、商用系統は、それを1つの故障発生要素として捕えているので(以下、受変電設備システムも含む)、その故障確率を求める(S23)。この故障確率は、システム全体の故障率算出の1つであるので、データベース2の適宜なエリアに記憶する。
このとき、必要であれば、横軸に期間(年数)、縦軸に故障確率(0.0から1.0(100%))とし、受変電設備システムの単位期間である5年ごとに、商用系統の故障確率を折れ線、棒グラフにてウインドウ表示する。
引き続き、前記受変電設備システムの画像の中に自家発電機付加有りかを判断し(S24)、自家発電機付加無しと判断された場合には自家発電機の故障確率を求めることなく(S25)、受変電設備システム#2の適用機器(各受変電機器)の平均寿命期間に対し、おおよそのシステム運用期間にわたって、データベース2のリスク評価エリア2bに記憶される平均故障時間及びその平均復旧時間を用いて、システム適用機器毎に故障確率を求め(S26)、順次関数としてデータベース2の適宜なエリアに記憶していく。このとき、必要に応じて、求めた故障確率を折れ線、棒グラフにてウインドウ表示してもよい。
さらに、選択決定された受変電設備システムの画像の中に他のシステム適用機器が使用されているか否かを判断し(S27)、使用されている場合には同様に適用機器の故障確率を求めていく。
そして、必要とする全部の商用系統、自家発電機、各システム適用機器の故障確率を求めた後、各商用系統、発電機、各システム適用機器の故障確率に対して、予め記憶される商用系統、自家発電機、各適用機器ごとの重み関数を乗算し、受変電設備システムにおける所定期間ごとの総故障確率や累積故障率等を求め、表示部5に可視化表示する(S28)。
この総故障確率データは、管理テーブル2acに記憶されている,例えば“M#2”に追加書き込み記憶される。
なお、可視化表示するに当り、故障系統,機器の重要度及び各商用系統、発電機、適用機器毎に重み関数を割当て、総故障確率を0.0〜1.0の範囲とするか、あるいは各商用系統、発電機、適用機器毎の故障確率×重み関数を順次積み上げ方式で加算し、表示部5に可視化表示してもよい。
総故障確率計算においては、システム適用機器またはそれらを組み合わせたシステム構成部分において、最も故障確率の高い部分がシステム全体でのネックとなる。そこで、一般には、経験則や保守データ等からこれらのシステム適用機器について交換タイミングや保守点検期間が標準値として設定される。これらの値は、故障確率データと合せて管理テーブル2acに記憶されている。
そして、可視化の過程において、上記の交換タイミング等に対応したシステム構成上の故障率計算単位で最もネックとなる部分のモデル画像の色を他の部分と変えるか、点滅させる等の警告表示を行い、信頼性上、適用機器や構成の検討を促すようにしても良い。
また、更に故障確率から上記標準の保守点検期間に対して余裕が少なくなるような場合も同様な警告表示を行って構成の検討を促すようにしても良い。
なお、データベース2のリスク評価エリア2bに、商用系統等の停電継続時間、各受変電機器(変圧器を含む)の故障時の平均復旧時間が記憶されているので、これら商用系統等の停電継続時間や各受変電機器(変圧器を含む)の故障平均復旧時間に対する損害額を紐付けしておけば、おおよその損害額を積算し、表示部5に故障確率とそれに対する損害額を可視化表示することができる(S29)。
(3) 費用対効果評価部4Cの動作
設備設計システム評価処理部4の費用対効果評価部4Cについて説明する。
費用対効果評価部4Cは、費用対効果評価用プログラムpcaに従って受変電設備システム#2を含む各システム適用機器等の費用対効果を評価するものであって、換言すれば、受変電設備システムにおける支出(負の費用)と収入とのライフサイクルコストを算出する処理を行う。
費用対効果評価部4Cは、図10に示すように、初期コスト処理手段4C1、運用コスト処理手段4C2、損害費用処理手段4C3、収入処理手段4C4及び総合処理手段4C5から成る。
初期コスト処理手段4C1は、仮想構築された受変電設備システムから求められる前述した初期コストの他、新規に予想される初期のコストを計算する処理手段である。
運用コスト処理手段4C2は、受変電設備システムの運用段階で諸々必要とする、例えば、消耗品、前述の故障確率に基づいた故障に対する修理代金、人件費等各種の運用コストを計算する処理である。損害費用処理手段4C3は、事故に対する補償、影響に関する損害費用を計算する処理手段である。収入処理手段4C4は、自家発電機等の使用に関する売電や本来支払うべき費用の低減等を考慮して総コストを計算する処理手段である。総合処理手段4C5は、システム構成、適用機器や運用条件を異にすることにより、仮想構築される複数の受変電設備システムのコスト比較を行う処理手段である。
次に、設備設計システム評価処理部4の費用対効果評価部4Cによる処理の一例について、図11及び図12を参照して説明する。
入力部1から検討中の受変電設備システム#2に対して、例えば、“EST:M#2”のようにコスト評価指示が入力されると(S31)、費用対効果評価用プログラムpcaに従い、初期コスト処理手段4C1を実行する。
初期コスト処理手段4C1は、コスト一覧画像を表示するか否かを入力部1からの指定を読み出して判断し(S32)、更に予めフラグ等の設定に基づいて表示すると判断した場合には、図11に示すコスト一覧画像を表示部5に表示する(S33)。この場合、入力部1からの所定のコスト算出手順によって実行される。例えば、表示部5に、モデル画像や系統図には表示されないコスト算出要因項目を表示(図示せず。)し、オペレータがそれを選択指定または所要のパラメータを入力する等の方法がある。
反対に、表示せずと判断したとき又はステップS33によるコスト一覧画像を表示した後、初期コスト処理を行う。
この初期コスト処理は、選択決定された受変電設備システムの設計時に算出された例えば図5に示す全コストを管理テーブル2acから抽出して積算し、あるいは既に初期コストが計算されている場合には当該総初期コストを抽出する(S34)。
さらに、顧客から要求されたシステム構成、適用機器、工事などにわたる項目を例えば、表示部5に表示されるし予定の入力画面の必要項目に、データを入力する等の方法で入力部1から入力する。そして、初期コスト処理手段4C1は、入力された要求項目と上記抽出されたデータとを比較する。受変電設備設計時の予算に含まない新規の事象、例えば耐震補強等の項目が有るか否かを調べ(S35)、有りの場合には新規コストが入力部1から入力され(S36)、コスト一覧画像データの費用エリアに書き込むと同時にステップS34にて積算し、新規追加分を含む総初期コストaaaを求めた後、表示部5に初期コスト=aaaを表示する(S37)。
引き続き、コスト積算プログラムpcbにより運用コスト処理手段4C2を実行する。運用コスト処理手段4C2は、データベース2の費用対効果評価エリア2cに格納された運用コストに関するデータ及び必要に応じて設計支援者による入力部1から入力されるデータ等を基に、受変電設備システムの運用期間にわたって定期的な保守・保全に関するコスト、システム運用における燃料代、固定資産税等々を順次求める。
これらの運用コストは、消耗品、人件費、定期整備、リスク評価に基づく修理交換見積りも含まれる。当然のことながら、システム構成やシステム適用機器の選択、組み合わせ、定期整備基準等により大きく影響される要因である。
そして、コスト一覧画像データの費用エリアに書き込み、これら個別のコストを積算し、総運用コストbbbを算出する(S38,S39)。そして、表示部5に総運用コスト=bbb等を表示する(S40)。もし、入力部1から、予めコマンドにより例えば、特定のシステム構成とそれに対応する定期点検回数に伴うコスト等の表示項目が指定された場合は、その指定された項目についての運用コストを表示部5に表示する。この指定に対応する情報は、例えば、M#1rのように名付けられ、管理テーブル2acに記憶されるものであっても良い。
さらに、また、同様にコスト積算プログラムpcbにより損害費用処理手段4C3及び収入処理手段4C4におけるコスト見積りを実行する。
損害費用処理手段4C3は、設備事故時の休業補償や事故に対する社会的なマイナス要因をコストに換算し、コスト一覧画像データの費用エリアに書き込み、これら個別のコストを積算して総損害費用cccを算出し(S41,S42)、表示部5に総損害費用=cccを表示する(S43)。
さらに、前述のように、対象となる受変電設備システムが、太陽光発電や熱サイクル処理等による発電、エネルギー供給手段を備えるか連接する場合には、支出項目でなく、収入項目をコスト計算に含めることになる。
そこで、収入処理手段4C4は、図7の詳細項目ごとに収入を計算し、コスト一覧画像データの費用エリアに書き込み、これら個別のコストを積算して総収入dddを算出し(S44,S45)、表示部5に総収入=dddを表示する(S46)。
しかる後、負に関するコストと収入とからライフサイクルコストを算出し(S47)、コスト一覧画像データに書き込んだ後、表示部5にライフサイクルコストを表示するか、あるいはコスト一覧画像データが表示されていない場合にはコスト一覧画像データを表示する(S48)。
ライフサイクルコストの計算にあたっては、例えば、設備の法定償却期間を用いるほか、更に短期または長期にするなど、計算に関わる期間設定を入力部1から入力しても良い。
これらのコスト要因を積算した最終の結果を管理テーブル2acの受変電設備システム#2のトータルコストデータ“M#2c”として追加書き込み記憶する。
以上の手順は、例えば、前述の受変電設備システム#2、また変形された受変電設備システムM#1−aに対しても実行することができる。システム構成や適用機器スペック等のシステム構成要因についての所要のパラメータやデータ、選択指定を、入力部1から行うことにより、コストに対してカットアンドトライしつつモデルを変化させつつ仮想構築し、それらに対し、上記の各種シミュレーション結果のデータを、“M#1s”、“M#1−as”、…、“M#2s”、“M#2−ns”のように名付けて記憶保存する。
そして、それらを再び、入力部1から所定のコマンドを入力し読み出し比較することにより、顧客要求に対するベストソリューションの提示、また、顧客との間で連携をとりながら一体化した検討を進めることができる。
(4) 複合多元的なコスト評価
次に、設計評価支援システムは総合処理手段4C5を実行する。
以下、総合処理手段4C5により幾つかのコスト比較基準区別によりモデルを順位付けして評価する方法について説明する。
総合処理手段4C5は、前述した複数のシミュレーション結果のデータを抽出、比較照合し、更に編集する。例えば、“COST:LANK:T”のコマンドが入力されると、トータルコストデータM#1s〜M#2−nsのうち、低コスト順に並べて表示部5に表示する。
また、初期コストが低いモデルを抽出する場合には、例えば、“COST:LANK:T”のようなコマンドで動作する。
同様に、運用コスト、修理コストなど様々な種類のコスト比較基準によりコストの高低順に応じて表示出力する機能を処理する手段が総合処理手段4C5である。
例えば、設定された運用期間において、
A:試算モデル中トータルコストの低いモデル順に並べる。
B:初期コストが低いモデル順に並べる。
C:運用コストが低いモデル順に並べる。
D:故障確率の低いモデル順に所定のモデル数で並べ、更にその内でトータルコストを比較し、トータルコストの低いもの順に並べ直す。
E:試算モデル中の所定のモデル数でトータルコストの低いモデル順に並べ、更にその内で故障確率の低いモデル順に並べ直す。
総合処理手段4C5は、様々な複合組み合わせにより多次元的にコスト比較を行い、モデル順位を出力し表示部5に表示する。
(5) モデル化サポート
さらに、上記の実施の形態としては、システム構成を個々の要因(要素)を積み上げて仮想構築し、言い換えれば受変電設備システムのモデルを作成しているが、総合処理手段4C5は、以下のようなアドバイス的な検討プロセスを提供することができる。
実際の受変電設備システムでは、事業所規模や用途毎にある程度の共通的モデルが存在する。そこで、例えば、100人規模の事務中心の事業所とか、500人規模の24時間運用のプラント設備の事業所のようなたたき台となるベースモデル画像を準備し、これらのモデル画像を読み出して表示部5に表示する。そして、この表示されたモデル画像に対し、入力部1から適宜変更箇所を指示しながら変更データを入力し、変更するようにしても良い。
例えば、初期段階において、予め準備された事業形態選択画面を表示し、かつ、前述したような事業所モデルのリストを表示する。そして、オペレータがりストから500人規模のプラントをモデルとして選択入力したとする。この入力を受けると、設備設計システム評価処理部4は、管理テーブル2acから500人規模のプラントをモデルに対応する図8に相当するベースモデルによる系統図が表示される。
なお、当然のことながら、このベースモデルに対して、系統図同様トータルコストまでのモデルデータが管理テーブル2acに格納されているので、これを基準に変更修正処理が実行される。
また、その図8に対応して図2のシステム構成の選択及び適用機器の選択項目画像が紐付けられて準備されている。この選択項目画像は、汎用的に準備されている幾つかの候補から、デフォルトもしくは推薦候補として選択された構成や適用機器が例えば反転表示される。この表示は、更に次点のようなアルタネーティブな候補が色を変えるか、小さく表示されるかによって併記される方法でもよい。
そして、例えば、図8の(B)(イ)の1号TRと記された変圧器にマウスポインタを合せると、図3の画面に入れ替わり、図3の(イ)部分のガス絶縁変圧器が反転表示される。そして、ガス絶縁変圧器よりも安価な油入変圧器に変更したい場合は、油入変圧器にポインタを合せてマウスをクリックする。
ここで、マウスである入力部1から変更クリックが総合処理手段4C5へ通知される。総合処理手段4C5は、受変電設備システム設計部4A、リスク評価部4Bへ、新たな適用機器「油入変圧器」を転送して故障率と諸コストに関わる再計算を指示する。
同様に、他のシステム適用機器や必要であれば構成に対しても同様に繰り返す。そして、そのトータルコストが得られたとき、例えば、モデルX#1として管理テーブル2acへ書き込み記憶する。
また、このモデルX#1に対して更なる変更をしたい場合は、前述同様の変更モデルに対する作業や処理手順を進めればよい。その結果、選択作業が予め準備されることにより、モデル作成に要する時間や手間を大きく削減することができる。
さらに、標準的なシステム構成を基に適用事業所に応じた変更をするので、顧客、設計支援者共に、従来から有している知識を有効に活用し、検討結果のシステムを具体的にイメージし易い効果がある。
なお、以上述べた実施の形態は、受変電設備システムの設計評価支援システムとして説明しているが、そのシステムの一連の処理手順については設計評価支援方法として捕らえて受変電設備システムに適用できることはいうまでもない。
以上のような実施の形態によれば、複数種類の受電方式、配電方式等のシステム構成及び変圧器を含む受変電機器等のシステム適用機器の中から顧客の要望に応じて順次選択しつつ、対応するモデル画像データを繋ぎ合せて表示部5に受変電設備システムの画像を仮想構築し、可視化表示するので、即座に受変電設備システムの概要を顧客に提示できるだけでなく、顧客の要望する初期コストを考慮しつつ納得できる受変電設備システムを提供できる。
また、仮想構築された受変電設備システムに対して、現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求め、前記受変電設備システムの総故障確率を可視化表示するので、どの程度の年月にわたって安全、かつ、安定に受変電設備システムを運用できるかを顧客に提示でき、安心させることができる。
さらに、仮想構築された受変電設備システムの初期コスト、運用コスト、損害費用及び収入に関するライフサイクルコスト、幾つかのコスト比較基準区別によりモデルのコストの順位付けし比較評価する総合処理し、可視化表示するので、顧客に費用対効果の関係を容易に提示できる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
例えばネットワーク上にデータベース2を設置し、当該データベース2からシステム構成及びそのシステム適用機器の各選択項目画像や複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器のモデル画像を取り出して表示したり、管理テーブル2acに必要なデータを順次格納してもよい。
1…入力部、2…データベース、3…プログラムデータ記憶部、4…設備設計システム評価処理部、4A…受変電設備システム設計部、4B…リスク評価部、4C…費用対効果評価部(費用対効果評価ステップ)、4C1…初期コスト処理手段(初期コスト処理ステップ)、4C2…運用コスト処理手段(運用コスト処理ステップ)、4C3…損害費用処理手段(損害費用処理ステップ)、4C4…収入処理手段(収入処理ステップ)、4C5…総合処理手段(総合処理ステップ)、4D…表示出力制御部、5…表示部、6…表示画像データ記憶部。

Claims (11)

  1. システム構成及びそのシステム適用機器の選択項目画像と、複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器の故障確率及びコストに関するデータと、前記システム構成及びそのシステム適用機器のモデル画像とが記憶される記憶手段と、
    所定の順序で前記選択項目画像を前記記憶手段から読み出して表示部へ表示し、当該各選択項目画像の中から顧客の要望に応じて選択される所要の項目に基づいて必要な前記モデル画像を前記記憶手段から選択的に読み出し、受変電設備システムに関する画像を前記表示部に可視化表示する受変電設備システム設計部と、
    この表示された受変電設備システムに給電する商用系統及び前記選択されたシステム適用機器に対して、前記記憶された前記故障確率に関わるデータを参照して現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求め、前記受変電設備システムの総故障確率を前記表示部に可視化表示するリスク評価部とを備えたことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  2. 請求項1に記載の受変電設備システムの設計評価支援システムにおいて、
    前記システム構成及びそのシステム適用機器の選択項目画像は、前記受変電設備システムのシステム構成に関する複数の選択項目画像、そのシステム適用機器に関する複数の選択項目画像を所定の順序に従って順次個別的に表示し、所要の項目の選択または入力を促すことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  3. 請求項1に記載の受変電設備システムの設計評価支援システムにおいて、
    前記システム構成及びそのシステム適用機器の選択項目画像は、前記受変電設備システムのシステム構成ごと、前記そのシステム適用機器ごとに、それぞれまとめて選択項目画像を表示し、所要の項目の選択または入力を促すことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  4. 請求項1に記載の受変電設備システムの設計評価支援システムにおいて、
    前記受変電設備システム設計部としては、受変電設備システムのシステム構成の種類とシステム適用機器の種類とを対応付けたコスト一覧を表すコスト(予算額)テーブルが設けられ、前記表示された受変電設備システムの画像上に、各選択項目画像の中から選択された項目に従って、前記受変電設備システムの各適用機器の各コストを積算した総コストを可視化表示することを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の受変電設備システムの設計評価支援システムにおいて、
    前記リスク評価部としては、予め設定される少なくとも前記受変電設備システムの設置地域の停電発生頻度、その停電継続時間、前記受変電の適用機器の平均故障時間、平均復旧時間等に基づいて、現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求めることを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  6. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の受変電設備システムの設計評価支援システムにおいて、
    前記受電・配電方式の種類としては、自家発電機、太陽電池、無停電装置の1種類以上を付加した受電・配電方式を含むものであることを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  7. 請求項2ないし請求項6の何れか一項に記載の受変電設備システムの設計評価支援システムにおいて、
    前記構成された受変電設備システムにおける初期コスト、運用コスト、損害費用及び収入に関するライフサイクルコストを算出して表示する費用対効果評価部を、さらに付加したことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援システム。
  8. 予め記憶されるシステム構成及びそのシステム適用機器の選択項目画像を所定の順序で読み出して表示し、当該選択項目画像の中から顧客の要望に応じて所要の項目を選択し、この選択項目に対応する予め記憶される前記システム構成及びそのシステム適用機器のモデル画像を読み出し、受変電設備システムに関する画像を可視化表示し、かつ、この表示された受変電設備システムの画像上に、前記各選択項目画像の選択項目に従って、予め記憶される複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器のコストに関するデータを順次読み出し当該適用機器に対応付けて格納し、この格納されたコストデータを積算し総コストを可視化表示する受変電設備システム設計ステップと、
    この表示された受変電設備システムに給電する商用系統及び前記選択されたシステム適用機器に対して、予め記憶される複数種類の受電方式、配電方式に関するシステム構成及び複数種類のシステム適用機器の故障確率に関するデータを参照して現在から将来の所定期間ごとの故障確率を求め、前記受変電設備システムの総故障確率を可視化表示するリスク評価ステップとを有することを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援方法。
  9. 請求項8に記載の受変電設備システムの設計評価支援方法において、
    前記請求項8に記載された総コストに新規に付加される初期のコストを加えて初期コストを計算する初期コスト処理ステップと、前記受変電設備システムにおける現在から一定期間にわたる運用段階で必要とする消耗品、前記故障確率に基づいた故障に対する修理代金、人件費等の各種運用コストを計算する運用コスト処理ステップと、事故に対する補償、影響に関する損害費用を計算する損害費用処理ステップと、少なくとも熱回収、自家発電による売電及び本来支払うべき費用の低減等を考慮して総収入コストを計算する収入処理ステップと、前記システム構成、前記システム適用機器及び運用条件を異にする複数の仮想構築される複数の受変電設備システムのコスト比較を行う総合処理ステップとからなる費用対効果評価ステップを、さらに付加したことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の受変電設備システムの設計評価支援方法において、
    前記受変電設備システムにおける総故障確率の計算処理結果の可視化表示は、予め前記受変電設備システムの各システム適用機器ごとに交換タイミングや保守点検期間の標準値が記憶され、この標準値に達した交換タイミングや保守点検期間等に対応した前記システム構成上の故障率計算単位で最もネックとなる部分の前記モデル画像を他の部分と異なる色で表示するか、あるいは点滅による警告表示を行うことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援方法。
  11. 請求項9に記載の受変電設備システムの設計評価支援方法において、
    前記総合処理ステップは、予め定める運用コスト、修理コスト等から定める複数のコスト比較基準により以下のA〜Eの何れか1つ以上のコストの高低順を可視化表示し、多次元的にコスト比較を行うことを特徴とする受変電設備システムの設計評価支援方法。
    A:試算モデル中トータルコストの低いモデル順に並べる。
    B:初期コストが低いモデル順に並べる。
    C:運用コストが低いモデル順に並べる。
    D:故障確率の低いモデル順に所定のモデル数で並べ、更にその内でトータルコストを比較し、トータルコストの低いもの順に並べ直す。
    E:試算モデル中の所定のモデル数でトータルコストの低いモデル順に並べ、更にその内で故障確率の低いモデル順に並べ直す。
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