JP2010161336A - 有機発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 極めて高効率で高輝度な光出力を有し、極めて耐久性のある青色有機発光素子を提供する。
【解決手段】 発光層の発光スペクトルの第一発光ピーク波長が430nm以上480nm以下であり、前記発光層中のホスト化合物の電子親和力がドーパント化合物の電子親和力より小さく、ホスト化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値がドーパント化合物の低励起三重項状態のエネルギー値より大きく、ホスト化合物のバンドギャップがドーパント化合物のバンドギャップより大きく、かつ前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値は1.95eV以下であり、かつ電子親和力が2.93eV以上であり、かつ前記ホスト化合物及びドーパント化合物は炭化水素化合物である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機発光素子に関する。
有機発光素子は、陽極と陰極間に蛍光性有機化合物または燐光性有機化合物を含む層を挟持させて、各電極からホール(正孔)及び電子を注入する。
そして、蛍光性化合物または燐光性化合物の励起子を生成させ、この励起子が基底状態にもどる際に放射される光を利用する素子である。
有機発光素子における最近の進歩は著しく、その特徴は低印加電圧で高輝度、発光波長の多様性、高速応答性、薄型、軽量の発光デバイス化が可能であることから、広汎な用途への可能性を示唆している。
しかしながら、現状では更なる高輝度の光出力あるいは高変換効率が必要である。また、長時間の使用による経時変化や酸素を含む雰囲気気体や湿気などによる劣化等の耐久性の面で未だ多くの問題がある。
長時間の使用による、三重項励起状態からの劣化に関しては、三重項クエンチャーをドープする等による改善について開示されている。(特許文献1及至3)。
また、インデノベンゾアントラセンの中間体の合成法について、ベンゾアントラキノンを原料に用いた合成法が開示されている。(非特許文献1)。
特開2007−059903号公報 特開2002−359080号公報 特開2003−317967号公報
J.Org.Chem.,Vol.52,No.26,1987,P5668−5678
本発明の目的は、極めて高効率で高輝度かつ極めて耐久性のある青色有機発光素子を提供することにある。
よって本発明は、
陽極及び陰極からなる一対の電極と該一対の電極間に設けられた有機化合物を有する発光層とを少なくとも有し、前記発光層はホスト化合物及びドーパント化合物を少なくとも有する有機発光素子において、
前記有機発光素子の発光は前記発光層のドーパント化合物からの発光であり、前記発光の発光スペクトルの中で最も強度が高い第一発光ピークの波長は430nm以上480nm以下であり、
前記発光層中のホスト化合物の電子親和力は前記ドーパント化合物の電子親和力より小さく、前記ホスト化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値が前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値より大きく、前記ホスト化合物のバンドギャップが前記ドーパント化合物のバンドギャップより大きく、かつ前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値は1.95eV以下であり、かつ電子親和力が2.93eV以上であり、かつ前記ドーパント化合物は炭化水素化合物であることを特徴とする有機発光素子を提供する。
本発明により、極めて高効率で高輝度な光出力を有し、極めて耐久性のある青色有機発光素子を提供することができる。
以下、本発明に関して詳細に説明する。
本発明に係る有機発光素子は、
陽極及び陰極からなる一対の電極と該一対の電極間に設けられた有機化合物を有する発光層とを少なくとも有し、前記発光層はホスト化合物及びドーパント化合物を少なくとも有する有機発光素子において、
前記有機発光素子の発光は前記発光層のドーパント化合物からの発光であり、前記発光の発光スペクトルの中で最も強度が高い第一発光ピークの波長は430nm以上480nm以下であり、
前記発光層中のホスト化合物の電子親和力は前記ドーパント化合物の電子親和力より小さく、前記ホスト化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値が前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値より大きく、前記ホスト化合物のバンドギャップが前記ドーパント化合物のバンドギャップより大きく、かつ前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値は1.95eV以下であり、かつ電子親和力が2.93eV以上であり、かつ前記ドーパント化合物は炭化水素化合物であることを特徴とする有機発光素子である。
本実施形態に係る有機発光素子は青色を発光する青色有機発光素子である。
有機発光素子の発光層における劣化の要因のひとつとして、発光する材料の劣化が考えられる。その劣化のひとつとしては、発光する材料のT1(最低励起三重項状態)を経由する劣化過程が考えられる。特にスピン禁制ゆえ励起状態の寿命が長く、有機発光素子中での生成確率が高い(75%)励起三重項状態はT1に蓄積されるため、T1からの劣化過程は、発光する材料の劣化に大きく寄与するものと考えられる。
さらにエネルギーの高い青発光領域すなわち、発光スペクトルの第一発光ピーク波長が430nm以上480nm以下である青色有機発光素子はT1からの劣化過程は発光層中の高いエネルギーを吸収し、発光する材料の劣化過程に変化しやすい。
発光する材料の劣化過程を抑えることは有機発光素子の素子寿命を長くすることにつながる。そこで本発明者は、青色有機発光素子におけるホスト化合物およびドーパント化合物から構成される発光層中で発光に寄与するドーパント化合物の励起三重項状態の存在時間(寿命)を極力減らすことが発光層の劣化過程を抑えることになると考えた。
励起状態の無放射過程における内部変換速度定数(kIC:s−1)は以下の式で表される。
IC=1013exp(−αΔE)
ここでΔEは二つの状態間のエネルギー差(ΔE:kJmol−1)を表す。
したがって、T1の存在時間(寿命)をkICとすればΔEはT1のエネルギー値に相当し、T1のエネルギー値を小さくすることがT1の存在時間(寿命)を短くすることになる。
以上のようにドーパント化合物のT1のエネルギー値を小さくすることで発光層中での劣化は抑えられる。そこで本発明における、発光層がホスト化合物及びドーパント化合物から構成される青色有機発光素子においてこの原理を効果的に適用するならば、以下の3つの要件を必要とすると考えた。
(1の要件)
発光層中のホスト化合物の電子親和力(Ea値)がドーパント化合物の電子親和力(Ea値)より小さい。
その理由はドーパント化合物に電子輸送層から供給される電子をドーパント化合物に注入させ、ドーパント化合物が励起子を形成する必要があるためである。
(2の要件)
ホスト化合物の最低励起三重項状態(T1)のエネルギー値がドーパント化合物の低励起三重項状態(T1)のエネルギー値より大きい。
その理由はドーパント化合物にT1を閉じ込めるためである。
(3の要件)
ホスト化合物のバンドギャップがドーパント化合物のバンドギャップより大きい。
その理由はドーパント化合物を効率良く発光させるためである。
さらに、発光層中のドーパント化合物で三重項励起子をより多く生成させるためには、ドーパント化合物の電子親和力は極力小さいほうが良い。それは電子輸送層から供給される電子を発光層へ効率的に注入させるためである。
しかしながら、これまでに、バンドギャップが広い青発光ドーパント化合物を用いた、青発光素子において前述の要件を満たし、T1のエネルギー値が十分小さく、電子親和力が十分大きいドーパント化合物はなかった。
そこで、本発明者が鋭意に検討を行った結果、例えば、以下に示す化合物1が前述の要件を満たし、T1のエネルギー値が十分小さく、電子親和力が十分大きい化合物であることがわかった。
すなわち、実施例に示すように発光層として化合物1をドーパント化合物として用い、化合物b−2をホスト化合物として用いた有機発光は良好な青発光を示す。具体的には第一発光ピーク波長は449nmである。電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加したところ、この素子の初期輝度に対する100時間後の輝度劣化は初期輝度に対して15%以内で小さく、耐久寿命が格段に向上することがわかった。第1発光ピーク波長とは、発光スペクトルの波形のうち、最も発光強度の高い波長のことである。
T1のエネルギー値の測定から化合物1のT1のエネルギー値は1.95eV、電子親和力の測定から化合物1の電子親和力は2.93eV、希薄溶液中での吸収スペクトルの測定から、バンドギャップは2.82eVであった。
また、化合物b−2のT1のエネルギー値は2.03eV、電子親和力は2.72eV、バンドギャップは2.95eVであった。
ホスト化合物である化合物b−2の電子親和力はゲスト化合物である化合物1の電子親和力よりも小さい。すなわちホスト化合物である化合物b−2の電子親和力はゲスト化合物である化合物1の電子親和力よりも真空準位に近い。
Figure 2010161336
Figure 2010161336
また、化合物を以下の化合物に変えるほかは同様の素子を作成した結果を以下に示す(表1)。化合物2と化合物d−1とd−2の構造は後に示す。
素子寿命は電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加した後、初期輝度に対する100時間後の輝度劣化の割合を示す。
Figure 2010161336
以上の結果より、ドーパント化合物の最低励起三重項状態(T1)のエネルギー値が1.95eV以下であり、かつ電子親和力(Ea値)が2.93eV以上である青色有機発光素子は素子寿命が良いと言える。
本発明に係る有機発光素子において発光層中のドーパント化合物とは化合物1に限られるものではない。つまり最低励起三重項状態(T1)のエネルギー値が1.95eV以下であり、かつ電子親和力(Ea値)が2.93eV以上の2項目を同時に満たす化合物であれば特に限定されるものはない。
具体的には、T1のエネルギー値を小さくする骨格として、T1のエネルギー値が小さいアントラセン骨格が挙げられる。具体的にはアントラセン骨格を置換する化合物またはベンゾアントラセンやインデノアントラセン等部分構造としてアントラセンを含む骨格が挙げられる。
また、電子親和力を大きくする骨格として電子吸引性が強いフルオランテン骨格が挙げられる。具体的にはフルオランテン骨格を置換する化合物またはベンゾフルオランテン等の部分構造としてフルオランテンを含む骨格が挙げられる。
さらに、アントラセン骨格及びフルオランテン骨格が縮合した骨格はT1のエネルギー値が小さく、電子親和力が大きい骨格として良い。
具体的には以下に示す、一般式[I]または一般式[II]で表される化合物が挙げられる。
Figure 2010161336

[I]
(式中、R乃至R13は水素原子または、置換あるいは無置換のアルキル基を表わし、それぞれ同じであっても異なっていても良い。Arは置換あるいは無置換の縮合多環基を表す。)
Figure 2010161336

[II]
(式中、R14及びR15はそれぞれ置換あるいは無置換のアルキル基を表わし、それぞれ同じであっても異なっていても良い。
n1およびn2はそれぞれ独立に0乃至5のいずれかの整数である。
n1あるいはn2が2以上の整数であるとき、R14同士及びR15同士は各々同一でも異なっていても良い。
Xは置換あるいは無置換のフルオランテニル基または置換あるいは無置換のベンゾフルオランテニル基を表す。)
一般式[I]及び一般式[II]の具体的な置換基について以下に示す。
乃至R15のアルキル基の具体例としては
メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、ターシャリブチル基、セカンダリブチル基、オクチル基、1−アダマンチル基、2−アダマンチル基などが挙げられる。
Arが有する置換基としては、
ナフチル基、ペンタレニル基、アントリル基、ピレニル基、インダセニル基、アセナフテニル基、フェナントリル基、フェナレニル基、フルオランテニル基、ベンゾフルオランテニル基、アセフェナントリル基、アセアントリル基、トリフェニレニル基、クリセニル基、ナフタセニル基、ペリレニル基、ペンタセニル基、フルオレニル基などが挙げられる。
Xの置換基の具体例としては置換あるいは無置換のフルオランテニル基、ベンゾ[k]フルオランテニル基、ベンゾ[b]フルオランテニル基、ベンゾ[j]フルオランテニル基等のベンゾフルオランテニル基が挙げられる。
これらアルキル基、Ar及びXが有してもよい置換基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、ピレニル基、フルオレニル基、フルオランテニル基などのアリール基などが挙げられる。
以下に例として挙げられる。また、これらに限られるものではない。
Figure 2010161336
Figure 2010161336
本発明における発光層のホスト化合物としては、前述の3つの要件を満たすものであれば何でも良い。
すなわち、(1)発光層中のホスト化合物の電子親和力(Ea値)がドーパント化合物の電子親和力(Ea値)より小さい。(2)ホスト化合物の最低励起三重項状態(T1)のエネルギー値がドーパント化合物の低励起三重項状態(T1)のエネルギー値より大きい。(3)ホスト化合物のバンドギャップがドーパント化合物のバンドギャップより大きい。
具体的には、トリアリールアミン誘導体、フェニレン誘導体、縮合環芳香族化合物(例えばナフタレン誘導体、フェナントレン誘導体、フルオレン誘導体、ピレン誘導体、テトラセン誘導体、コロネン誘導体、クリセン誘導体、9,10−ジフェニルアントラセン誘導体など)、ピラジン誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、スチルベン誘導体、有機金属錯体(例えば、トリス(8−キノリノラート)アルミニウム等の有機アルミニウム錯体、有機ベリリウム錯体、有機イリジウム錯体、有機プラチナ錯体等)およびポリ(フェニレンビニレン)誘導体、ポリ(フルオレン)誘導体、ポリ(フェニレン)誘導体、ポリ(チエニレンビニレン)誘導体、ポリ(アセチレン)誘導体等の高分子誘導体が挙げられる。
本発明に係る有機発光層が発光層に有する発光材料とは有機発光素子(以下有機EL素子と記す)中において主たる発光を担う層の中で主たる発光を担う材料を示す。ホスト材料及びドーパント材料(ゲスト材料)の混合発光層では主たる発光を担うドーパント材料(ゲスト材料)を示す。
本発明に係る有機発光層が発光層に有するドーパント化合物は、高効率で耐久性のある有機発光素子を提供するためには化合物自身の発光収率が高いことや材料自身の化学的安定性が必要とされる。
そのためそのような化合物として炭化水素化合物(すなわち、炭素原子及び水素原子のみで構成される化合物)である必要がある。好ましくは、フルオレン誘導体、ピレン誘導体、フルオランテン誘導体、ベンゾフルオランテン誘導体、インデノベンゾアントラセン誘導体である。これら化合物は蛍光量子収率が高く化学的に安定な縮合多環誘導体であるため好ましい。
本発明に係る有機発光層が発光層に有するドーパント材料(ゲスト材料)の含有量としては、好ましくは、0.1重量%以上30重量%以下であり、更に好ましくは、濃度消光抑制の観点から、0.1重量%以上15重量%以下である。
本発明における、有機発光素子(以下有機EL素子と記す)中において主たる発光を担う層の中で主たる発光を担う有機化合物の最大発光波長は青素子として適切である。具体的には第一発光ピーク波長は430nm以上480nm以下であり、好ましくは430nm以上460nmである。
本発明における電子親和力とは、バンドギャップ測定値とイオン化ポテンシャルから算出することができる。すなわち、電子親和力=イオン化ポテンシャル−バンドギャップ、である。
ドーパント化合物のバンドギャップの測定は、可視光−紫外吸収スペクトルから求めることができる。本実施形態においては、トルエン溶液(1×10−6mol/l)の吸収端から求めた。装置は日立製分光光度計U−3010を用いた。
ホスト化合物のバンドギャップの測定は、可視光−紫外吸収スペクトルから求めることができる。本実施形態においては、ガラス基板上に成膜した薄膜の吸収端から求めた。装置は日立製分光光度計U−3010を用いた。
ドーパント化合物及びホスト化合物のイオン化ポテンシャルは、大気下光電子分光法(測定器名AC−1 理研機器製)を用いて測定した。本実施形態においては、ガラス基板上に成膜した薄膜から求めた。
また、ドーパント化合物及びホスト化合物のT1のエネルギー値の測定はトルエン溶液(1×10−4mol/l)を77Kに冷却し、励起波長350nmにて燐光発光成分を測定し、第一発光ピークを用いた。装置は日立製分光光度計U−3010を用いた。
次に、有機発光素子の層構成を説明する。
有機発光素子の陽極と陰極の間に設けられる有機化合物層は単層でも多層でもよい。
具体的は層構成として、第1の層構成は、基板、陽極、発光層、陰極の順に積層されている構成である。
第2の層構成は、基板、陽極、ホール輸送層、電子輸送層、陰極の順に積層されている構成である。この場合、発光層がホール輸送層と電子輸送層である場合も含まれる。これは両層の界面で発光する場合である。
第3の層構成は、基板、陽極、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、陰極の順に積層されている構成である。
第4の層構成は、基板、陽極、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、陰極の順に積層されている構成である。
第5の層構成は、基板、陽極、ホール輸送層、発光層、ホール/エキシトンブロッキング層、電子輸送層、陰極の順に積層されている構成である。
ただし、本発明の有機発光素子の層構成はこれら第1乃至第5の層構成に限定されるものではない。例えば、電極と有機層界面に絶縁性層を設ける、接着層あるいは干渉層を設ける、ホール輸送層がイオン化ポテンシャルの異なる2層から構成されるなど多様な層構成をとることができる。
ホール(正孔)輸送性材料としては、陽極からのホールの注入を容易にし、また注入されたホールを発光層に輸送する優れたモビリティを有することが好ましい。ホール注入輸送性能を有する低分子および高分子系材料としては、トリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、オキサゾール誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、フタロシアニン誘導体、ポルフィリン誘導体、およびポリ(ビニルカルバゾール)、ポリ(シリレン)、ポリ(チオフェン)、その他導電性高分子が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるものではない。
電子注入輸送性材料としては、陰極からの電子の注入を容易にし、注入された電子を発光層に輸送する機能を有するものから任意に選ぶことができ、ホール輸送材料のキャリア移動度とのバランス等を考慮し選択される。電子注入輸送性能を有する材料としては、オキサジアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ピラジン誘導体、トリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ペリレン誘導体、キノリン誘導体、キノキサリン誘導体、フルオレノン誘導体、アントロン誘導体、フェナントロリン誘導体、有機金属錯体等が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるものではない。また、イオン化ポテンシャルの大きい材料は、ホールブロック材料としても使用できる。
本実施形態に係る有機発光素子が有する有機化合物からなる層は、発光層やその他有機層において種々の方法により得られる。一般には真空蒸着法、イオン化蒸着法、スパッタリング、プラズマCVDにより薄膜を形成する。あるいは、適当な溶媒に溶解させて公知の塗布法(例えば、スピンコーティング、ディッピング、キャスト法、LB法、インクジェット法等)により薄膜を形成する。特に塗布法で成膜する場合は、適当な結着樹脂と組み合わせて膜を形成することもできる。
上記結着樹脂としては、広範囲な結着性樹脂より選択でき、例えば、ポリビニルカルバゾール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、尿素樹脂等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらは単独または共重合体ポリマーとして1種または2種以上混合してもよい。さらに必要に応じて、公知の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を併用してもよい。
陽極材料としては、仕事関数がなるべく大きなものがよく、例えば、金、白金、銀、銅、ニッケル、パラジウム、コバルト、セレン、バナジウム、タングステン等の金属単体あるいはこれらの合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫インジウム(ITO),酸化亜鉛インジウム等の金属酸化物が使用できる。また、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフェニレンスルフィド等の導電性ポリマーも使用できる。これらの電極物質は単独で用いるか、あるいは複数併用することもできる。また、陽極は一層構成でもよく、多層構成をとることもできる。
一方、陰極材料としては、仕事関数の小さなものがよく、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、インジウム、ルテニウム、チタニウム、マンガン、イットリウム、銀、鉛、錫、クロム等の金属単体あるいはリチウム−インジウム、ナトリウム−カリウム、マグネシウム−銀、アルミニウム−リチウム、アルミニウム−マグネシウム、マグネシウム−インジウム等、複数の合金として用いることができる。酸化錫インジウム(ITO)等の金属酸化物の利用も可能である。これらの電極物質は単独で用いるか、あるいは複数併用することもできる。また、陰極は一層構成でもよく、多層構成をとることもできる。
また陽極および陰極は、少なくともいずれか一方が透明または半透明であることが望ましい。
本実施形態において用いる基板としては、特に限定するものではないが、金属製基板、セラミックス製基板等の不透明性基板、ガラス、石英、プラスチックシート等の透明性基板が用いられる。また、基板にカラーフィルター膜、蛍光色変換フィルター膜、誘電体反射膜などを用いて発色光をコントロールする事も可能である。
また、素子の光取り出し方向に関しては、ボトムエミッション構成(基板側から光を取り出す構成)および、トップエミッション(基板の反対側から光を取り出す構成)のいずれも可能である。
なお、作成した素子に対して、酸素や水分等との接触を防止する目的で保護層あるいは封止層を設けることもできる。保護層としては、ダイヤモンド薄膜、金属酸化物、金属窒化物等の無機材料膜、フッ素樹脂、ポリパラキシレン、ポリエチレン、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂等の高分子膜、さらには、光硬化性樹脂等が挙げられる。また、ガラス、気体不透過性フィルム、金属などをカバーし、適当な封止樹脂により素子自体をパッケージングすることもできる。
本発明の有機発光素子は種々の製品に搭載できる。
例えば当該有機発光素子を有した光源(露光装置)を搭載した電子写真方式の画像形成装置を提供することができる。
また本発明に係る有機発光素子を2次元上に複数配置することで、表示部を構成することができる。したがってその表示部を有する画像表示装置を提供することができる。
画像表示装置はこの表示部とそれを駆動する駆動部とを少なくとも有する。
画像表示装置とは例えばパーソナルコンピュータのディスプレイやテレビジョンのディスプレイである。
ほかにも表示部は電子写真方式の画像形成装置のタッチパネル部等の操作部として利用することができる。
あるいは画像表示装置を画像表示部としたデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等のカメラ(撮像装置)も提供できる。
表示部はそれぞれの有機発光素子に毎にスイッチング素子を有していても良い。スイッチング素子は例えばTFT素子である。スイッチング素子は有機発光素子に接続しており、有機発光素子に発光と非発光をスイッチする。
表示部を構成するそれぞれの有機発光素子は互いに異なる色を発してもよい。より具体的にはそれぞれの有機発光素子が赤緑青の3色のいずれの色を発光してもよい。その場合フルカラー表示が可能である。
特に、上述したモバイル機器に搭載するフルカラー画像表示装置においては、限られた電源容量を有効に使用するために、有機発光素子から放出される光を効率良く利用することが望まれる。従って、発光色毎に有機発光素子の光学的干渉距離を調整して、取り出し効率を高めることが好ましい。特に、有機発光素子の発光領域と反射電極の反射面との光学距離が、発光波長の1/4又は3/4倍であることが好ましい。
また、複数色からなるフルカラー画像表示装置においては、いづれかの色の有機発光素子の発光材料として燐光材料を用いることも出来る。燐光材料を発光材料として使用することにより、電気エネルギーをより効率良く発光エネルギーに変換できるからである。特に赤緑青の三色からなるフルカラー表示装置においては、赤色のみ、緑色のみ、又は、赤色と緑色の発光材料として、燐光材料を用いることが好ましい。
さらに、無駄なエネルギー消費を抑える上で、配線部分の電気的な抵抗は、小さい方が良い。トップエミッション型の有機発光素子を用いた構成においては、有機膜の上に成膜する透明もしくは半透明電極(基板側電極の対極)の電気伝導率が低い傾向にある。この電気伝導率を高めるために、複数配置した有機発光素子の間の部分に電気伝導率の高い材料を設置することも可能である。その結果、電極部分の抵抗値を下げることが出来る。
また、画像表示装置の表示領域において、有機発光素子の発光面積比率(開口率)は、0.4以上0.8以下が好ましい。開口率が小さいと、同一輝度を得る際の有機発光素子に通電される電流密度が増加し、負荷が大きくなる為である。また、開口率が大きすぎると発光素子間の間隔が狭く、成膜の際の位置合わせが困難になる為である。
以下、実施例を挙げる。本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
化合物1の合成
以下に示すスキームに従い、合成した。
Figure 2010161336
a)化合物a−1の合成
ベンゾアントラキノンを原料としてJ.Org.Chem.,Vol.52,No.26,1987,P5668−5678(非特許文献1)に従い合成した。
b)化合物a−3の合成
200ml三ツ口フラスコに、化合物a−1、2.20g(7.14mmol)、化合物a−2、1.97g(14.3mmol)、トルエン80mlおよびエタノ−ル20mlを入れ、窒素雰囲気中、室温で攪拌下、炭酸セシウム11.63g/水50mlの水溶液を滴下し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.825gを添加した。77度に昇温し、5時間攪拌した。反応後有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物a−3(白黄色結晶)1.51g(収率66%)を得た。
c)化合物a−4の合成
200ml三ツ口フラスコに、化合物a−4、1.50g(4.69mmol)及び無水ピリジン50mlを入れ、窒素雰囲気中、氷冷で攪拌下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(TfO)、1.70ml(9.37mmol)をゆっくり滴下し、1時間攪拌後、反応溶液を室温で2時間攪拌した。反応後、反応溶液に水50ml加え、有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物a−4(白黄色結晶)1.65g(収率78%)を得た。
d)化合物a−5の合成
200ml三ツ口フラスコに、化合物a−4、1.65g(3.65mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド、250mg、ジアザビシクロウンデセン(DBU)(7.30mmol)、リチウムクロライド、0.464g(10.95mmol)およびDMF80mlを入れ、窒素雰囲気中、室温で攪拌下、150度に昇温し、5時間攪拌した。反応後有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物a−5(黄色結晶)0.830g(収率75%)を得た。
e)化合物a−6の合成
100ml三ツ口フラスコに、化合物a−5、0.623g(2.06mmol)、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロマイド(BTMABr3)、0.804mg(2.06mmol)およびクロロホルム50mlを入れ、室温で攪拌下、5時間攪拌した。反応後、反応溶液をろ過し、メタノールで洗浄後、クロロベンゼン−ヘプタン混合溶媒で再結晶し、化合物a−6(黄色結晶)0.720g(収率94%)を得た。
f)化合物1の合成
200ml三ツ口フラスコに、化合物a−6、0.30g(0.787mmol)、化合物a−7、0.542g(0.102mmol)、リン酸カリウム、0.30g(3.90mmol)、ジオキサン50mlを入れ、窒素雰囲気中、室温で攪拌下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.825gを添加した。100度に昇温し、5時間攪拌した。反応後有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物1(黄色結晶)0.403g(収率72%)を得た。
質量分析法により、化合物1のM+である704を確認した。
また、HNMR測定により、化合物1の構造を確認した。
H NMR(CDCl,400MHz) σ(ppm):9.17(s,1H),8.14(d,1H),8.07(s,1H),7.94(d,1H),7.90(d,1H),7.87(d,1H),7.82−7.67(m,11H),7.60−7.27(m,12H),6.72(d,1H),6.61(d,1H)
また、濃度10−6mol/lのトルエン希薄溶液での発光スペクトルは438nmの良好な青色を示した。測定は蛍光分光光度(F−4500(株)日立製作所社製)を用い、350nmを励起波長とした。
化合物1のT1のエネルギー値は1.95eV、電子親和力の測定から化合物1の電子親和力は2.93eVであった。
電子親和力はエネルギーギャップ測定値とイオン化ポテンシャルから算出した。すなわち、電子親和力=イオン化ポテンシャル−エネルギーギャップ、である。
エネルギーギャップの測定は、可視光−紫外吸収スペクトルから求め、トルエン溶液(1×10−6mol/l)の吸収端から求めた。装置は日立製分光光度計U−3010を用いた。
イオン化ポテンシャルは、大気下光電子分光法(測定器名AC−1 理研機器製)を用いて測定した。測定試料はガラス基板上に成膜した薄膜から求めた。
T1のエネルギー値の測定はトルエン溶液(1×10−4mol/l)を77Kに冷却し、励起波長350nmにて燐光発光成分を測定し、第一発光ピークを用いた。装置は日立製分光光度計U−3010を用いた。
素子作成
ガラス基板上に、陽極としての酸化錫インジウム(ITO)をスパッタ法にて120nmの膜厚で成膜したものを透明導電性支持基板として用いた。これをアセトン、イソプロピルアルコール(IPA)で順次超音波洗浄し、次いでIPAで煮沸洗浄後乾燥した。さらに、UV/オゾン洗浄したものを透明導電性支持基板として使用した。
透明導電性支持基板上に下記化合物b−1で示される化合物のクロロホルム溶液をスピンコート法により20nmの膜厚で成膜して正孔輸送層を形成した。
さらに、以下の有機層と電極層を10−5Paの真空チャンバー内で抵抗加熱による真空蒸着して連続製膜して、素子を作製した。
発光層(20nm):化合物1(重量濃度5%):化合物b−2(重量濃度95%)
電子輸送層(40nm):化合物b−3
金属電極層1(0.5nm):LiF
金属電極層2(150nm):Al
Figure 2010161336
本実施例のEL素子に6.5Vの印加電圧で良好な青色発光が観測された。
さらに、窒素雰囲気下で電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加したところ、初期輝度に対する100時間後の輝度劣化は初期輝度に対して15%以内で小さかった。
<実施例2>
化合物2の合成
以下に示すスキームに従い、合成した。
Figure 2010161336
a)化合物c−1の合成
ベンゾアントラキノンを原料として
J.Org.Chem.,Vol.52,No.26,1987,P5668−5678(非特許文献1)に従い合成した。
b)化合物c−2の合成
100ml三ツ口フラスコに、テトラヒドロフラン60mlを入れ、窒素雰囲気中、−78℃で攪拌下、フェニルリチウム(1.08M)を滴下し、次いで化合物c−1、3.37g(1.0mmol)を少しずつ添加した。室温まで昇温し、3時間攪拌した。反応後、水100mlを加え、有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、黄色結晶4.5gを得た。
次に200ml三ツ口フラスコに、得られた白黄色結晶、4.5g及びヨウ化カリウム、14.9g(90.0mmol)、ホスフィン酸ナトリウム一水和物、19.1g(180.0mmol)及び酢酸100mlを入れた。その後、2時間加熱還流させた。室温まで放冷後、反応溶液をろ過し、水、メタノールで洗浄した。トルエン−ヘプタン混合溶媒で再結晶し、化合物c−2(黄白色結晶)3.8g(収率82.8%)を得た。
c)化合物c−4の合成
100ml三ツ口フラスコに、化合物a−2、2.00g(4.35mmol)、化合物a−3、1.22g(6.53mmol)、リン酸カリウム、1.85g(8.70mmol)、ジオキサン50mlを入れた。続いて、窒素雰囲気中、室温で攪拌下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.250gを添加した。100度に昇温し、5時間攪拌した。反応後、有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物c−4(黄白色結晶)0.840g(収率37%)を得た。
d)化合物c−5の合成
100ml三ツ口フラスコに、化合物c−4、0.420g(0.806mmol)及びジクロロメタン50mlを入れ、窒素雰囲気中、氷冷で攪拌下、三臭化ホウ素、1.21mlをゆっくり滴下した。1時間攪拌後、反応溶液を室温で8時間攪拌した。反応後、反応溶液に水50ml加え、有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物c−5(白黄色結晶)0.405g(収率99%)を得た。
e)化合物c−6の合成
50ml三ツ口フラスコに、化合物c−5、0.400g(0.790mmol)及び無水ピリジン10mlを入れた。続いて、窒素雰囲気中、氷冷で攪拌下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(TfO)、0.28ml(1.58mmol)をゆっくり滴下し、1時間攪拌後、反応溶液を室温で2時間攪拌した。反応後、反応溶液に水50ml加え、有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物c−6(白黄色結晶)0.500g(収率99%)を得た。
f)化合物c−7の合成
50ml三ツ口フラスコに、化合物c−6、0.500g(0.782mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド、56mg、ジアザビシクロウンデセン(DBU)238mg(1.56mmol)、リチウムクロライド、99mg(2.35mmol)およびDMF20mlを入れた。窒素雰囲気中、室温で攪拌後、さらに150℃に昇温し5時間攪拌した。反応後有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、化合物c−7(黄白色結晶)148mg(収率38.7%)を得た。
g)例示化合物2の合成
100ml三ツ口フラスコに、化合物c−7、0.148g(0.30mmol)、ピナコールボラン体である化合物a−8、0.198g(0.60mmol)、リン酸カリウム、0.127g(0.60mmol)、2−ジシクロヘキシルフォスフィノ−2’、6’−ジエトキシビフェニル0.127g(0.60mmol)、ジオキサン50mlを入れた。窒素雰囲気中、室温で攪拌後、酢酸パラジウム0.025gを添加した。その後、100℃に昇温し、5時間攪拌した。反応後有機層をトルエンで抽出し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラム(トルエン、ヘプタン混合、展開溶媒)で精製し、例示化合物2(黄色結晶)0.123g(収率63%)を得た。
質量分析法により、例示化合物2のM+である655を確認した。
また、HNMR測定により、例示化合物1−1の構造を確認した。
H NMR(CDCl,400MHz) σ(ppm):8.16(s,1H),8.07(s,1H),8.03−7.91(m,6H),7.88(d,1H),7.33−7.53(m,16H),7.46−7.39(m,4H),7.01(d,1H)
また、濃度10−6mol/lのトルエン希薄溶液での発光スペクトルは439nmの良好な青色を示した。測定は蛍光分光光度(F−4500(株)日立製作所社製)を用い、350nmを励起波長とした。
化合物1のT1のエネルギー値は1.93eV、電子親和力の測定から化合物1の電子親和力は2.95eVであった。
化合物1代えて、化合物2用いた他は実施例1同様に素子を作成し、同様な評価を行った。本実施例のEL素子に6.5Vの印加電圧で良好な青色発光が観測された。
さらに、窒素雰囲気下で電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加したところ、初期輝度に対する100時間後の輝度劣化は初期輝度に対して15%以内で小さかった。
<実施例3>
化合物1代えて、化合物3用いた他は実施例1同様に素子を作成し、同様な評価を行った。本実施例のEL素子に6.5Vの印加電圧で良好な青色発光が観測された。
さらに、窒素雰囲気下で電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加したところ、初期輝度に対する100時間後の輝度劣化は初期輝度に対して15%以内で小さかった。
<比較例1>
以下に示す、化合物d−1について実施例1と同様にして、諸物性を測定した。
Figure 2010161336
濃度10−6mol/lのトルエン希薄溶液での発光スペクトルは466nmの良好な青色を示した。測定は蛍光分光光度(F−4500(株)日立製作所社製)を用い、350nmを励起波長とした。
化合物1のT1のエネルギー値は2.10eV、電子親和力の測定から化合物1の電子親和力は3.16eVであった。
また、化合物1代えて、化合物d−1を用いた他は実施例1同様に素子を作成し、同様な評価を行った。本実施例のEL素子に6.5Vの印加電圧で良好な青色発光が観測された。
さらに、窒素雰囲気下で電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加したところ、初期輝度に対する100時間後の輝度劣化は初期輝度に対して30%以上で大きかった。
<比較例2>
以下に示す、化合物d−2について実施例1と同様にして、諸物性を測定した。
Figure 2010161336
濃度10−6mol/lのトルエン希薄溶液での発光スペクトルは468nmの良好な青色を示した。測定は蛍光分光光度(F−4500(株)日立製作所社製)を用い、350nmを励起波長とした。
化合物1のT1のエネルギー値は1.69eV、電子親和力の測定から化合物1の電子親和力は2.69eVであった。
また、化合物1代えて、化合物d−2を用いた他は実施例1同様に素子を作成し、同様な評価を行った。本実施例のEL素子に6.5Vの印加電圧で良好な青色発光が観測された。
さらに、窒素雰囲気下で電流密度を33mA/cmに保ち、電圧を100時間連続印加したところ、初期輝度に対する100時間後の輝度劣化は初期輝度に対して30%以上で大きかった。

Claims (3)

  1. 陽極及び陰極からなる一対の電極と該一対の電極間に設けられた有機化合物を有する発光層とを少なくとも有し、前記発光層はホスト化合物及びドーパント化合物を少なくとも有する有機発光素子において、
    前記有機発光素子の発光は前記発光層のドーパント化合物からの発光であり、前記発光の発光スペクトルの中で最も強度が高い第一発光ピークの波長は430nm以上480nm以下であり、
    前記発光層中のホスト化合物の電子親和力は前記ドーパント化合物の電子親和力より小さく、前記ホスト化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値が前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値より大きく、前記ホスト化合物のバンドギャップが前記ドーパント化合物のバンドギャップより大きく、かつ前記ドーパント化合物の最低励起三重項状態のエネルギー値は1.95eV以下であり、かつ電子親和力が2.93eV以上であり、かつ前記ドーパント化合物は炭化水素化合物であることを特徴とする有機発光素子。
  2. 前記ドーパント化合物はアントラセン骨格またはフルオランテン骨格のいずれか一方を有する化合物であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 請求項1または2の何れか一項に記載の有機発光素子と前記有機発光素子と接続するスイッチング素子とを表示部に有することを特徴とする画像表示装置。
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