JP2010160980A - 電気機器及び電気機器に装着する変換ユニット - Google Patents

電気機器及び電気機器に装着する変換ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】様々な仕様のコンセントに接続して利用可能な電気機器等を提供する。
【解決手段】ACプラグを備える機器本体10と、機器本体10のACプラグに装着される、ACインレット29を設けた変換ユニット20と、を備える電気機器100であって、変換ユニット20は、一対のプラグ刃を挿入するための一対のレセプタクルと、規格化されたコネクタを接続するための、外部に開口されたACインレット29を有する。これにより、既存の電気機器に変換ユニット20を装着してACインレット29を設けることができ、このACインレットに規格化されたコネクタを装着して電気機器に電力を供給できるようになる。また、プラグイン式とACインレット式と行ったような電源供給のための仕様の異なる電気機器を別途用意することなく、一種類で異なる仕様に対応できるという製造上の利点も得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電源から電力を得る電気機器及び電気機器に装着する変換ユニットに関する。
商用電源から電力を供給する電気機器は、ACプラグを電源コンセントに接続して使用される。商用電源は、使用する国や地域によって規格が異なり、電圧や周波数の他、コンセントの挿入孔やここに挿入するACプラグの形状が異なっている。従って、使用する国や地域が異なると、異なった仕様で電気機器を設計する必要がある。ただ、ACプラグの形状毎に異なる電気機器を作成すると、特定の国でしか使用できなくなる。この欠点は、ACプラグを脱着できるケースに連結して解消できる。(特許文献1及び2参照)
特開平7−264855号公報 特開平7−320827号公報 特開2007−165094号公報 特開2004−228000号公報
ケースに変換プラグを連結する電気機器は、各々の国のコンセントに適合する変換プラグを連結する。この構造の電気機器は、全ての国で使用するときに変換プラグを使用する必要がある。このため、たとえば日本と外国で使用できる電気機器が日本で使用されるときにも変換プラグを装着する必要がある。この結果、たとえば外国で使用して、日本用の変換プラグを失うと、本国の日本で使用できなくなる問題があった。
また現地仕様にローカライズするために変換プラグを用意しなければならないため、製造コストも高くなる上、使い勝手の面でも悪くなる。また旅行などの際に電気機器を一時的に使用するために変換プラグを持ち歩く必要があり、嵩張るという欠点もあった。
一方で、ACプラグを備える電源ケーブルをACアダプタに接続するためのACインレットは、ある程度共通仕様となっている。例えば日本では、8の字状の断面を持つ、いわゆる「めがねコード」と呼ばれる二極コネクタ(IEC60320/J60320)が用いられる場合が多い。
このため、特にノート型パソコンでは、海外旅行用にACプラグを変更した電源ケーブルを用意し、変換プラグでなく電源ケーブル自体を変更することで、海外仕様に対応することが行われている。また特許文献3では、このようなACアダプタ70にACプラグ71とACインレット72を切替式としたAC機器(図25)が、特許文献4ではACプラグ71BとACインレット72Bのいずれかを使用可能とした充電器70B(図26)が、それぞれ開示される。
しかしながらこのような方法では、ノート型パソコンのように、ACインレットを備えるACアダプタを使用する電気機器でしか利用できないという欠点があった。現状では、電源回路であるACアダプタを外付けとする機器は、ノート型パソコンのような機器に限られ、他の電気機器では電源回路を内蔵しているものも多く、このような機器ではACインレットが無く、ACプラグのみを表出させているため、電源ケーブルの交換ができない。
また特許文献3、4の方法では、予め特別な機構を設けたACアダプタやACインレットを設けた充電器を使用する必要があり、既存の電気機器では利用できないという問題もあった。
一方、従来の電気機器では、各国別のコンセント仕様に対応するために、機器本体に直接ACプラグ71Cを設けるプラグイン式(図27参照)の電気機器70Cと、電源ケーブルを接続するACインレット72Cを設けたACインレット式(図28参照)の電気機器70Dの2種類を用意する必要があった。特に機器本体を直接コンセントに差し込むプラグイン式では、機器本体のケース外形が大きい場合にコンセントを占有してしまい、挿入先のコンセントに隣接して設けられた他のコンセントを使用できないことがあるため、小型のACプラグを一端に設けた電源ケーブルを接続できるようACインレット式を採用することも多い。特に、持ち歩く場面の多い携帯型電気機器の二次電池を充電する充電器では、海外に持ち出すことも多いため、このような各国対応は重要となる。しかしながら、このような機器では、ユーザが使用する際の、変換プラグを用意する手間に加え、機器を提供する製造者側にとっても、各国別の仕様に対応させるため、プラグイン式に機器本体に設けるACプラグを各国別の仕様で設計し、さらにはACインレット式の機器も設計しなければならず、複数の仕様別の設計、製造作業が生じ、非効率となっていた。
本発明は、従来のこのような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、既存の電気機器に利用可能な、変換プラグを使用せずとも海外の様々な仕様のコンセントに接続して利用可能な電気機器及び電気機器に装着する変換ユニットを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するため、本発明の第1の電気機器は、一対のプラグ刃を有するACプラグを備える機器本体と、機器本体のACプラグに装着される、ACインレットを設けた変換ユニットと、を備える電気機器であって、前記変換ユニットは、前記一対のプラグ刃を挿入するための一対のプラグ挿入部と、規格化されたコネクタを接続するための、外部に開口されたACインレットを有する。これにより、既存の電気機器に変換ユニットを装着してACインレットを設けることができ、このACインレットに規格化されたコネクタを装着して電気機器に電力を供給できるようになる。また、プラグイン式とACインレット式と行ったような電源供給のための仕様の異なる電気機器を別途用意することなく、一種類で異なる仕様に対応できるという製造上の利点も得られる。
また第2の電気機器によれば、さらに前記変換ユニットを機器本体に固定するための固定機構を備えることができる。これにより、変換ユニットを機器本体に装着した状態で一体的に利用できる。
さらに第3の電気機器によれば、前記機器本体は、底面からプラグ刃を突出させており、前記変換ユニットは、外観を略箱形とし、該箱形の第1の面に一対のプラグ挿入部を設け、前記第1の面と直交する第2の面にACインレットを設けることができる。これにより、底面から突出するプラグ刃を、変換ユニットでもって側面にACインレットが開口するように変更できるので、電源ケーブルを接続し易くできコードの取り回しが改善される。
さらにまた第4の電気機器によれば、ACインレットに接続するコネクタに、二極コネクタを利用できる。これにより、日本を始め多くの国で普及している二極コネクタを介して電気機器に電源供給できるため、従来の多種多様なコンセントを変換することなく、直接海外の商用電源と接続することができるようになる。
さらにまた第5の電気機器によれば、さらに、前記ACインレットに一端を接続され、他端にACプラグを設けた電源ケーブルを備えることができる。これにより、各国のコンセント仕様に対応した電源ケーブルを用意することで、容易に各国の仕様に対応させて電気機器を利用可能とできる。
さらにまた第6の電気機器によれば、機器本体を二次電池の充電器とできる。これにより、海外で使用されることの多い充電器の使い勝手を大きく改善して本発明の利点を享受できる。
さらにまた第7の変換ユニットによれば、電器機器のACプラグに装着される変換ユニットであって、ACプラグの一対のプラグ刃を挿入するための一対のプラグ挿入部と、規格化されたコネクタを接続するための、外部に開口されたACインレットを有することができる。これにより、既存の電気機器にこの変換ユニットを装着してACインレットを容易に付加することができ、このACインレットに規格化されたコネクタを装着することで電気機器に電力を供給できるようになる。また、プラグイン式とACインレット式と行ったような電源供給のための仕様の異なる電気機器を別途用意することなく、この変換ユニットを付加して共通化できるという製造上の利点も得られる。
機器本体に変換ユニットを装着し、さらに電源ケーブルを装着しようとする状態を示す斜視図である。 図1の電気機器を斜め下方から見た斜視図である。 図1の電気機器を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の一実施例にかかる2種の角形パック電池の充電器の斜視図である。 図4に示す充電器の背面斜視図である。 図4に示す充電器の一部断面平面図である。 図4に示す充電器の分解斜視図である。 図4に示す充電器に第1の角形パック電池を装着した状態を示す斜視図である。 図8に示す充電器の一部断面平面図である。 図8に示す充電器の垂直横断面図であって、図9のA−A線断面に相当する図である。 図4に示す充電器に第2の角形パック電池を装着した状態を示す斜視図である。 図11に示す充電器の一部断面平面図である。 図11に示す充電器の垂直縦断面図であって、図12のB−B線断面に相当する図である。 図4に示す充電器を下方から見た斜視図である。 図1の変換ユニットを斜め下方前方より見た斜視図である。 図15の変換ユニットを斜め下方後方より見た斜視図である。 ACインレットの異なる形状の例を示す模式図である。 図1に示す電気機器の変換ユニットを分離した状態を示す斜視図である。 図15に示す変換ユニットの断面図である。 変換ユニットと機器本体の連結構造を示す断面を含む分解斜視図である。 装着する途中状態での変換ユニットと機器本体の連結構造を示す断面を含む斜視図である。 装着した状態での変換ユニットと機器本体の連結構造を示す断面を含む斜視図である。 3芯式のACプラグを備える電源ケーブルを示す斜視図である。 ACプラグの異なる形状の例を示す模式図である。 ACプラグとACインレットを切替式としたACアダプタを示す斜視図である。 ACプラグとACインレットを表出させた充電器を示す斜視図である。 充電器にACプラグを設けたプラグイン式の充電器を示す斜視図である。 充電器にACインレットを設けた充電器を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気機器及び電気機器に装着する変換ユニットを例示するものであって、本発明は電気機器及び電気機器に装着する変換ユニットを以下のものに特定しない。また特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
図1〜図3に、本発明の一実施の形態に係る電気機器100の外観を示す。これらの図において、図1は機器本体10に変換ユニット20を装着し、さらに電源ケーブル50を装着しようとする状態を示す斜視図、図2は電気機器100を斜め下方から見た斜視図、図3は斜め上方から見た斜視図を、それぞれ示している。これらの図に示す電気機器100は、機器本体10と変換ユニット20で構成される。機器本体10は、図4などに示すように電源供給のためのACプラグ9を備えている。変換ユニット20は、ACプラグ部分に装着された後、固定機構で固定される。図3、図4の例では、ACプラグ9の一対のブレード状のプラグ刃8を変換ユニット20に形成された一対のプラグ挿入部24に挿入して連結している。以下の例では、機器本体10として二次電池である角形パック電池の充電器に適用する例を説明する。ただ、本発明は充電器に限られず、商用電源のコンセントから電源供給を受ける他の電気機器にも適宜利用できることはいうまでもない。
(機器本体10)
機器本体10の外観を図4〜図14に示す。これらの図において、図4は充電器の斜視図、図5は背面斜視図、図6は一部断面平面図、図7は分解斜視図、図8は充電器に第1の角形パック電池を装着した状態の斜視図、図9はこの一部断面平面図、図10はA−A線における垂直横断面図、図11は充電器に第2の角形パック電池を装着した状態の斜視図、図12はその一部断面平面図、図13はB−B線における垂直縦断面図、図14は下方から見た斜視図を、それぞれ示している。これらの図に示す充電器は、異種の角形パック電池を充電する。この充電器は、図5に示すように、外形が異なり、かつ外周の端子面31、41に電極端子32、42を設けている第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40とを脱着自在にセットして充電する脱着凹部2を外装ケース1に設けている。
脱着凹部2は、その開口部の内形を四角形として、互いに直交するように隣接して配設される第1の周壁4Aと第2の周壁4Bに、第1の角形パック電池30の電極端子32、に接触する第1の充電端子5Aと、第2の角形パック電池40の電極端子42に接触する第2の充電端子5Bとを設けている。さらに、脱着凹部2は、図9と図12に示すように、第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40の端子面31、41を90度回転させる姿勢でセットして、各々の電極端子32、42を充電端子5に接触できる内形としている。図8ないし図10に示すように、第1の角形パック電池30は、電極端子32を第1の充電端子5Aに接触する姿勢で脱着凹部2にセットされて第1の充電端子5Aを介して充電される。図11ないし図13に示すように、第2の角形パック電池40は、電極端子42を第2の充電端子5Bに接触する姿勢で脱着凹部2にセットされて第2の充電端子5Bを介して充電される。
以上の充電器は、図7の分解斜視図に示すように、脱着凹部2を設けているプラスチック製の外装ケース1と、この外装ケース1の内側に設けられて、脱着凹部2の周壁4を構成し、かつ、この周壁4から充電端子5を突出させてなるプラスチック製の接点支持台3と、この接点支持台3を固定すると共に、充電端子5を連結して、外装ケース1の内部に固定してなる回路基板6とを備える。
外装ケース1はプラスチック製で、上ケース1Aと下ケース1Bとを別々に成形して連結している。図の外装ケース1は、平面形状を四角形とする上ケース1Aと下ケース1Bに外周壁を一体的に成形して設け、外周壁を互いに連結している。下ケース1Bは、底面に、商用電源のコンセントに脱着できるように挿入されるACプラグ9を折り畳みできるように連結している。この機器本体10は、図14に示すように折り畳み状態のACプラグ9のプラグ刃8を収納する案内スペース44を表面に開口して設けている。ACプラグ9は、折り畳まれた状態で、機器本体10から突出しない。
上ケース1Aは、上面に開口するように脱着凹部2を設けている。上ケース1Aは、表面プレート11の一部に凹部を設けて、この凹部を脱着凹部2としている。脱着凹部2は四角形に開口されて、表面プレート11の一部を凹部とする底面プレート12を四角形としている。この脱着凹部2は、第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40とを、その端子面31、41を90度回転してセットできる形状としている。四角形の脱着凹部2は、図5において右上にある第3の周壁4Cと、左上にある第4の周壁4Dを、脱着凹部2の底面2Aに対して垂直に成形している。この形状は、角形パック電池を脱着凹部2に抜けないようにセットできる。ただ、垂直面の第3の周壁4Cと第4の周壁4Dは、角形パック電池との隙間が狭くなって、脱着凹部2からの取り出しが難しくなるので、図の上ケース1Aは、第3の周壁4Cと第4の周壁4Dに、脱着凹部2にセットされた角形パック電池の取出凹部13を設けている。取出凹部13は、脱着凹部2の上縁に向かって角形パック電池との隙間が広くなる形状としている。取出凹部13は、ここにユーザーが指等を入れて、角形パック電池を簡単に取り出しできる。
図10と図13の断面図は、第1の周壁4Aと第2の周壁4Bの垂直断面を示している。これ等の図に示すように、第1の周壁4Aと第2の周壁4Bは、四角形である脱着凹部2の内側に突出するひさし部14を開口縁に設けてアンダーカット形状としている。アンダーカット形状の脱着凹部2は、ここにセットした角形パック電池の抜けを防止できる。とくに、角形パック電池に充電端子5を弾性的に押圧する状態での角形パック電池の抜けを防止できる。
この第1の周壁4Aと第2の周壁4Bのアンダーカット形状を実現するために、外装ケース1は、四角形である脱着凹部2のふたつの周壁4、すなわち第1の周壁4Aと第2の周壁4Bを接点支持台3で構成している。接点支持台3を脱着凹部2の定位置に配置するために、外装ケース1の上ケース1Aは、接点支持台3を案内するスリット開口15を設けている。スリット開口15は、脱着凹部2の第1の周壁4Aと第2の周壁4Bの位置に設けている。スリット開口15に接点支持台3が挿入されて、この状態で、アンダーカット形状のひさし部14は外装ケース1の上ケース1Aで構成され、周壁4は接点支持台3で構成される。スリット開口15は、図10と図13の断面図に示すように、外装ケース1である上ケース1Aの底面プレート12の外周部から、底面プレート12と表面プレート11との間を開口している。底面プレート12の一部を除くように設けられるスリット開口15は、その開口縁を、図10と図13の垂線nで示す位置、すなわち、ひさし部14の先端縁よりも四角形の内側に配置している。この形状の上ケース1Aは、簡単な構造の成形金型で成形できる。それは、上下に分割される成形金型を上下に開いて上ケース1Aをプラスチックで成形できるからである。とくに、脱着凹部2の第1の周壁4Aと第2の周壁4Bをアンダーカット形状としながら、簡単な成形金型で上ケース1Aを成形できる特徴がある。
スリット開口15に案内される接点支持台3は、脱着凹部2の第1の周壁4Aと第2の周壁4Bを構成する。接点支持台3は、脱着凹部2の開口縁よりも外側に周壁4を配置して、上ケース1Aで構成される脱着凹部2の開口縁を、四角形の内側に突出するひさし部14としている。この構造によって、脱着凹部2は、隣接するふたつの周壁4である第1の周壁4Aと第2の周壁4Bがアンダーカット形状とされる。
接点支持台3は、絶縁材のプラスチックで全体を成形している。この接点支持台3は、回路基板6に固定されて充電端子5を定位置に配置する。また、この接点支持台3は、外装ケース1の定位置に配置されて、四角形である脱着凹部2の互いに直交して隣接される第1の周壁4Aと、第2の周壁4Bを構成する。第1の周壁4Aと第2の周壁4Bは、四角形の隣接する2辺に配設される。したがって、第1の周壁4Aと第2の周壁4Bを構成する接点支持台3は、平面形状において全体の形状をL字状に成形している。
図の接点支持台3は、脱着凹部2の周壁4に加えて、脱着凹部2の底面2Aの一部を構成する水平部3Aを一体的に成形して設けている。水平部3Aは周壁4に対して直交して水平姿勢に配置される。したがって、水平部3Aと周壁4とを設けている接点支持台3は、垂直断面の形状もL字状に成形している。水平部3Aは、スリット開口15の底面プレート12を除いた部分を閉塞するように成形される。また、水平部3Aは、接点支持台3をスリット開口15の定位置に配置する状態で、その上面を上ケース1Aの底面プレート12と同一水平面に配置するように成形される。
図の接点支持台3は、回路基板6を介して外装ケース1の定位置に固定している。この構造は、接点支持台3と充電端子5の両方を直接に回路基板6に連結し、接点支持台3と充電端子5と回路基板6とを組立アッセンブリーとして、外装ケース1に固定できるので、能率よく簡単に組み立てできる特徴がある。さらに、図7の接点支持台3は、回路基板6の定位置に連結するために、複数の連結フック21を一体的に成形して設けている。一方、回路基板6には、この連結フック21を挿入して接点支持台3を定位置に連結するために連結穴22を設けている。この構造の接点支持台3は、連結フック21を回路基板6の連結穴22に挿通して、回路基板6の定位置に簡単に連結できる。ただし、接点支持台は、図示しないが、回路基板を介することなく、直接に外装ケースに固定して、定位置に配置することもできる。この構造は、接点支持台を定位置に配置する嵌合構造を接点支持台と外装ケースとに設けて、接点支持台を外装ケースの定位置に固定できる。
接点支持台3は、充電端子5を定位置に配置する。したがって、接点支持台3は、第1の周壁4Aに、第1の角形パック電池30の電極端子32に接触する第1の充電端子5Aを、第2の周壁4Bには、第2の角形パック電池40の電極端子42に接触する第2の充電端子5Bを配置している。充電端子5を定位置に配置するために、接点支持台3は、充電端子5の金属線を出入りできるように案内するガイドスリット23を設けている。図7の接点支持台3は、第1の周壁4Aと第2の周壁4Bに、各々3列のガイドスリット23を図において上下に伸びるように設けている。3列の充電端子5を定位置に配置するためである。第1の周壁4Aは、第1の角形パック電池30の電極端子32に接触する位置に第1の充電端子5Aを配置し、第2の周壁4Bは、第2の角形パック電池40の電極端子42に接触する位置に第2の充電端子5Bを配置するようにガイドスリット23を設けている。ガイドスリット23は、その幅を、充電端子5の金属線の外径よりも広くして、金属線の充電端子5を自由に出入りできるようにガイドしている。
図9と図12の脱着凹部2は、第1の充電端子5Aに第2の角形パック電池40を接触させず、また、第2の充電端子5Bには第1の角形パック電池30を接触させない構造としている。すなわち、脱着凹部2にセットされる第1の角形パック電池30が第2の充電端子5Bに接触すると、第2の充電端子5Bを損傷する弊害がある。それは、脱着凹部2にセットされる第1の角形パック電池30が、第2の充電端子5Bに接触すると、第2の充電端子5Bがガイドスリット23の横方向に作用する力で変形させる等の弊害があるからである。第1の角形パック電池30は、電極端子32を第1の充電端子5Aに接触させるように、すなわち端子面31と垂直な方向に移動されながら、脱着凹部2にセットされる。第1の角形パック電池30の端子面31に垂直な方向は、第2の充電端子5Bが弾性的に突出する方向と垂直な方向となる。第2の充電端子5Bは、弾性的に突出する方向には自由に移動できるが、この方向と直交する横向きの力が作用すると、ガイドスリット23に沿って移動できずに、変形する等の弊害がある。第1の充電端子5Aと第2の充電端子5Bは同じように作用するので、第2の角形パック電池40をセットするときに、第2の角形パック電池40が第1の充電端子5Aに接触しても同じ弊害が発生する。以上の弊害を防止するために、図9と図12の充電器は、脱着凹部2にセットされる第1の角形パック電池30が第2の充電端子5Bに非接触状態となり、また、脱着凹部2にセットされる第2の角形パック電池40が第1の充電端子5Aに非接触状態となるようにしている。このことを実現するために、接点支持台3は、周壁4に接点凹部7を設けて、この接点凹部7に充電端子5を配置している。第1の充電端子5Aを設けている第1の接点凹部7Aは、第1の角形パック電池30を挿入するが、第2の角形パック電池40を挿入しないようにして、第1の角形パック電池30の電極端子32に第1の充電端子5Aを接触させる。第2の充電端子5Bを設けている第2の接点凹部7Bは、第2の角形パック電池40を挿入するが、第1の角形パック電池30を挿入しないようにして、第2の角形パック電池40の電極端子42に第2の充電端子5Bを接触させる。
充電端子5は、弾性変形できる金属線で、一端を回路基板6にハンダ付けなどの方法で固定している。さらに、充電端子5は、金属線を折曲加工して、角形パック電池の電極端子32、42に接触する接点部5aと、この接点部5aを弾性的に角形パック電池の電極端子32、42に押圧する弾性アーム部5bとを設けている。この充電端子5は、金属線を接点支持台3のガイドスリット23に案内して、接点部5aを弾性的に突出させて、角形パック電池の電極端子32、42に弾性的に押圧するようにしている。図の充電端子5は、金属線の一端を回路基板6に固定しているが、接点支持台に一端を固定して、接点部をガイドスリットから弾性的に突出する構造とすることもできる。接点支持台3に固定される充電端子5は、リード線(図示せず)を介して回路基板6に接続され、あるいは外装ケース1に内蔵される充電回路(図示せず)に接続され、あるいは外部から入力される電源ライン(図示せず)に接続して、角形パック電池を充電することができる。
回路基板6は、ACプラグ9から入力される商用電力を角形パック電池を充電する充電電流と充電電圧に変換する充電回路と、角形パック電池の満充電を検出して充電を停止する制御回路などを実現する電子部品を実装している。この回路基板6は、実装している充電回路の出力側に充電端子5の金属線を接続している。充電器は、第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40の両方を充電するために、第1の充電端子5Aと第2の充電端子5Bとを充電回路に接続している。充電回路は、第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40を最適な充電電流と充電電圧で充電する回路を備えている。したがって、充電容量が異なり、あるいは充電電圧が異なる第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40の両方を最適な電流と電圧で充電できる。
このように、充電器などの電気機器10は、各国の電源電圧を入力電圧として、電気機器を駆動させる適切な電圧に変換するための電圧変換回路を内蔵している。電圧変換回路は、好ましくは入力電圧が100V〜250Vの範囲で変化しても、機器の駆動に適切な駆動電圧に変換するよう構成する。
回路基板6は、嵌合構造で外装ケース1の下ケース1Bの定位置に固定される。回路基板6は、下ケース1Bにネジ止めし、あるいは係止し、あるいは下ケース1Bと上ケース1Aとで挟着して、外装ケース1の定位置に固定される。
また、本実施例においては、第1の角形パック電池30と第2の角形パック電池40については、多少の寸法的な変更がある場合でも、主に、接点支持台3の寸法を変更するだけで、他の部品は共通して使用することが可能である。
上記の例では、角形電池を充電する充電器を例に挙げて説明したが、単三型、単四型といった規格化された電池や、円筒形以外の形状の電池を充電する充電器においても、本発明を適用できることは言うまでもない。また充電器に限らず、充電回路を内蔵した電気機器にも適用できる。
(変換ユニット20)
次に、このような充電器のACプラグに接続する変換ユニット20について、図15、図16に基づいて説明する。これらの図において、図15は斜め下方前方より見た斜視図を、図16は斜め下方後方より見た斜視図を、それぞれ示している。変換ユニット20の外形は、図15に示すように略箱形とし、図において底面をACプラグと接続するための接続面とし、また底面と直交する面(図において正面側)に、電源ケーブル50を挿入するためのACインレット29を開口している。この変換ユニット20は、図1〜図3に示すように、機器本体10の底面で突出するACプラグ9を連結具として利用して装着し、さらに機器本体10の側面側にACインレット29を開口できるので、電源ケーブル50の接続口を機器本体10の底面から側面側に変更して、使い勝手を改善できる。
変換ユニット20は図19の断面図に示すように上下に2分割されており、ネジにより螺合される。また機器本体10に装着する際は、ACプラグ9の一対のプラグ刃8をプラグ挿入部24に挿入して、これをACインレット29内部で突出する一対のピンプラグと電気的に接続するための電器接続機構48を備えている。図19に示す電器接続機構48は、弾性接続アームを形成する弾性接点である。この弾性接続アームが、プラグ挿入部24に挿入されるACプラグ8のプラグ刃8の表面に弾性的に押圧する状態で接触して電気接続される。したがって、弾性接続アームは、プラグ刃8の挿入位置に配置されている。
(ACインレット29)
本実施の形態では、ACインレット29の形状として一般的な8の字状の断面を持つ、いわゆる「めがねコード」と呼ばれる二極コネクタ(IEC320−1スタンダードシートC8(レセプタクル))に対応させている。ただ、この形状に限られず、規格化された他の仕様に準拠してACインレットを形成することも可能であることはいうまでもない。例えば三極やその他の多極型コネクタを挿入可能なACインレットに形成することも可能である。特に三極コネクタあるいは三極ケーブル(IEC320 C20等)も広く利用されているため、好ましい。ただ、三極コネクタは二極コネクタよりも大きいため、小型化の観点からは二極コネクタがより適していると言える。三極コネクタをはじめとする利用可能なACインレット29の形状の例としては、図17に示すような形状が挙げられる。これらはレセプタクル(雌型)側の形状を示しているが、用途に応じてプラグ(雄型)側の形状を利用することもできる。
このようにしてプラグイン式の機器本体10にACインレット29を付加できるので、コンセントよりも広く世界的に普及しているACインレットを利用して商用電源との接続が可能となる。また電気機器を製造する側にとっても、プラグイン式とACインレット式といった電源供給のための異なる仕様の電気機器を用意することなく、一種類で各国の異なる仕様に対応可能な電気機器を提供でき、設計上、製造上の工程及びコスト削減も達成できる。
(固定機構)
次に、この変換ユニット20を機器本体10に連結した状態で固定するための固定機構を、図18〜図22に基づいて説明する。これらの図において、図18は図1に示す電気機器の変換ユニット20を分離した状態を示す斜視図、図19は変換ユニット20の断面図、図20は変換ユニット20と機器本体10の連結構造を示す断面を含む分解斜視図、図21は装着する途中状態での変換ユニット20と機器本体10の連結構造を示す断面を含む斜視図、図22は装着した状態での変換ユニット20と機器本体10の連結構造を示す断面を含む斜視図を、それぞれ示している。
変換ユニット20は、レセプタクルを構成するプラグ挿入部24にACプラグ9のプラグ刃8を挿入する状態、言いかえると、変換ユニット20を機器本体10に連結する状態で、折り畳み状態のACプラグ9に連結する係止フック27を設けている。係止フック27は、ACプラグ9の絶縁回転台43に設けている係止凹部45に係止されて、変換ユニット20を機器本体10に連結する。
変換ユニット20の係止フック27を連結するために、機器本体10のACプラグ9は絶縁回転台43に係止凹部45を設けている。絶縁回転台43は、プラグ刃8の間に係止凹部45を設けている。ACプラグ9の絶縁回転台43は、プラグ刃8を垂直に起こした状態で、係止凹部45に係止フック27を連結して係止する。したがって、絶縁回転台43は図18に示すように、プラグ刃8を垂直な姿勢に起こした状態で、機器本体10の表面側に開口する係止凹部45を設けている。絶縁回転台43は、プラグ刃8を水平姿勢に折り畳む状態では、機器本体10の表面側に係止凹部45を設ける必要がない。このため、絶縁回転台43は図4に示すように、プラグ刃8を折り畳む状態で機器本体10の表面となる面を平面状に成形している。
係止凹部45は、係止フック27を挿入して、図21の矢印で示す方向に移動させて係止する。この係止凹部45は、図20ないし図22の断面図に示すように、開口部を狭くして、変換ユニット20の係止フック27を係止するようにしている。図の係止凹部45は、図21の矢印で示す方向に変換ユニット20を移動させて、係止フック27を係止する。したがって、係止凹部45は、底部の幅を図21の矢印で示す方向に広くしている。即ち、係止凹部45は、底部を深くしていることになる。
さらに変換ユニット20には、底面の片側に凸状46が設けられ、機器本体10の変換ユニット装着面には、凸状46と対応する位置に、これを挿入するためのスリット47が開口される。これにより、変換ユニット20を機器本体10に装着する際、凸状46がスリット47に挿入され、変換ユニット20の位置決めとガイドとして機能する。またスリット47は、変換ユニット20を機器本体10に対して図21の矢印で示す方向に移動できるよう、凸状46の移動量分だけ移動方向に長く開口される。このように凸状46とスリット47は、変換ユニット20の移動量も規定する。
変換ユニット20の係止フック27を図16に示す。この係止フック27は、変換ユニット20の底面から突出して設けられる。さらに、係止フック27は、プラグ刃8の間に設けている係止凹部45に連結するように、プラグ挿入部24の開口部の間に配設している。係止フック27は、その下端部を、変換ユニット20の移動方向、すなわち、プラグ刃8の両面に平行な方向に突出させて断面視L字状のフック状としている。図の係止フック27は、変換ユニット20を図21の矢印で示す方向に移動して、係止凹部45に係止するので、先端部を図21の矢印で示す方向に突出させている。
図の変換ユニット20は、係止フック27を機器本体10に係止して機器本体10に連結し、さらに、変換ユニット20と機器本体10を固定機構60を介して連結している。固定機構60は、機器本体10に設けたロックフック61と、変換ユニット20に設けているロック係止部62と、ロックフック61がロック係止部62に連結された状態に停止するストッパ63とを備える。
ロックフック61は、図16と図20に示すように、第1スペース44Aと第2スペース44Bの間に配設している。図において機器本体10の上ケース1Aの背面(図の上面)には、第1スペース44Aと第2スペース44Bを設けて、その間に四角柱状の突出部17を設けている。ただ、この突出部17は、第1スペース44Aと第2スペース44Bの底面からは突出するが、機器本体10の裏面の表面からは突出しない。突出部17の中央には、円柱状の凹部を設けてこの凹部にねじの頭部を入れて、上ケース1A、下ケーズ1Bをねじ止めしている。この四角柱の突出部17は、ひとつの面の上部、図において四角柱の右下側に位置する背面の上部に、凸条を一体的に成形して設けてロックフック61としている。
さらに、この四角柱の突出部17は、ロックフック61の下方にストッパ63を配設している。ストッパ63は、変換ユニット20のロック係止部62をロックフック61に係止状態に停止される。ストッパ63を設けるために、図の機器本体10においては、第1スペース44Aと第2スペース44Bの凹部の底面と同一面に位置して、この底面が延在して、底面板18となっている。この底面板18は、ストッパ63を弾性的に上方に突出させるストッパ開口18Aを設けている。ストッパ開口18Aは、四角柱の突出部17の背面から離して開口される。ストッパ63と四角柱の突出部17とロックフック61の凸条と底面板18で、変換ユニット20のロック係止部62を囲んで、抜けないように保持するためである。
ストッパ63は、全体をプラスチックで一体的に成形している。図18のストッパ63は、底面板18のストッパ開口18Aから突出する。
変換ユニット20は、図16に示すように、機器本体10の第1スペース44Aに挿入される第1連結突出部25と、第2スペース44Bに挿入される第2連結突出部26をプラスチックで一体的に成形して設けている。図の変換ユニット20は、箱状のケースと一体的に成形することで、第1連結突出部25と第2連結突出部26を設けている。
第1連結突出部25と第2連結突出部26は、図において変換ユニット20の下面に突出して設けている。さらに、第1連結突出部25と第2連結突出部26は、ACプラグ9に変換ユニット20を挿入する方向、図16や図18において下方に突出して設けられて、変換ユニット20をACプラグ9に連結する状態で、第1スペース44Aと第2スペース44Bに挿入される。
また、このような構造の第1連結突出部25と第2連結突出部26は、以下のように、使用者が、誤った使用ができないようにしている。使用者が、変換ユニット20のみを利用して、別途、用意されたプラグ刃のソケット(図示せず)を、変換ユニット20のプラグ挿入部23に挿入することを試みるとき、プラグ刃のソケットの本体が、第1連結突出部25と第2連結突出部26に当り、ソケットが正常に挿入できない。よって、ソケットより電力が供給される電子機器(図示せず)を使用することができず、変換プラス20の電気仕様(例えば、240V)に対応していない電子機器(例えば、100V仕様)を使用することがないので、誤った使用により電子機器に高電圧が印加され、電気的に電子機器が破壊されることもない。
図16の変換ユニット20は、第1連結突出部25と第2連結突出部26を連結するリブ28を一体的に成形すると共に、ロック係止部62を設けている。このリブ28は、ロックフック61を係止する係止孔を形成し、ロック係止部62としている。このロック係止部62は、係止孔にロックフック61の凸条を入れて、ロックフック61に係止される。この構造の変換ユニット20は、第1連結突出部25と第2連結突出部26を、ロック係止部62となるリブ28で連結して補強する。このため、第1連結突出部25と第2連結突出部26の変形を防止して、これらを第1スペース44Aと第2スペース44Bに正確に案内して、変換ユニット20を機器本体10に連結する。
リブ28には、係止段部28Aが設けられている。リブ28がストッパ63に当接することで、ストッパ63を底面板18のストッパ開口18Aから下げて、ロックフック61をロック係止部62に装着して変換ユニット20を機器本体10に装着できる。変換ユニット20を機器本体10に装着すると、リブ28がストッパ63のストッパ63に当接しなくなることで、ストッパ63が底面板18のストッパ開口18Aから突出し、ストッパ63が変換ユニット20の係止段部28Aと係合(図22参照)することで、変換ユニット20が、本体10の上方向に抜けることを防止する。
なお、上記の例では変換ユニット20が充電器から外れない状態に固定機構で固定している。このため、変換ユニット20を充電器に装着後、必要に応じてネジなどで固定状態を確実にする。ただ、変換ユニット20を充電器に着脱自在に固定することもできる。この場合は、変換ユニット20を外すとACプラグのプラグ刃8が表出し、これを直接コンセントに差し込んで給電できる。
(電源ケーブル50)
図1に示す充電器は、電源ケーブル50を接続して商用電源から給電可能とできる。電源ケーブル50は、機器本体10を使用する国の商用電源の仕様に合わせた耐圧を備えるコードを使用する。またケーブルの先端には、使用する国のコンセント形状に応じたACプラグ51を有するものを適宜用意できる。例えば図1に示す電源ケーブル50の例では、プラグ刃52として2本のピン状を備えている。また図23に示す電源ケーブル50Bは、2枚のブレードに加え、1本のアース用ピンを加えた3芯式のACプラグ51を備える。ACプラグの形状は、図24に示すように、各国の仕様に応じてプラグ部分の大きさ、形状、プラグ刃の形状、数などを適宜選択できる。いうまでもなく、機器本体10が備えるACプラグ9とは別形状のACプラグ51を備える電源ケーブル50を使用する。なおACプラグの形状は、刃状、ピン状など様々なものがあり、その数も2以上など多様であるが、本明細書においては、これらを含めて一対のプラグ刃を有するACプラグと表現する。すなわちプラグ刃には刃状のみならずピン状や角柱状などの形状も含み、また一対には、3以上のプラグ刃も含む意味で使用する。
またACインレット29に電源ケーブル50を接続することで、機器本体10を直接コンセントに接続するよりも取り回しの面で有利となる。すなわち大きな機器本体10がコンセントを占有して、他の隣接するコンセントを利用できない事態を回避できる。
なお本発明によれば、電源ケーブルを各国のコンセントの仕様に応じて用意する必要は生じるものの、従来の方式でも電源ケーブルについては別途用意しなければならないことが多かった。なぜなら、日本国内で用いられている電源ケーブルは定格電圧が115V程度のものが多く、このためヨーロッパ諸国など200V以上の地域で用いる場合には、このような高電圧に対応した電源ケーブルを別途用意する必要があった(電源電圧の低い米国においては、そもそもコンセントの形状自体が似ているため、変換プラグ自体が不要)。したがって、変換プラグの必要な国においては、仮にコンセントの形状を変換プラグなどを用いて対応させたとしても、どのみち電源ケーブルを用意する必要があったといえ、本発明の適用における実質的なデメリットとはならない。
以上のように本実施の形態によれば、充電器など既存の電気機器に変換ユニットを付加することで、容易に電気機器にACインレットを設けることができる。ACインレットは、コンセントよりも世界的に広く普及しているため、コンセントの変換プラグを使用することなく、容易に電気機器を世界対応とすることができる。
本発明に係る電気機器及び電気機器に装着する変換ユニットは、充電器など、海外に持ち出すことの多い携帯型電気機器及びこれに装着する変換ユニットとして好適に利用できる。
100…電気機器
1…外装ケース
1A…上ケース;1B…下ケース
2…脱着凹部;2A…底面
3…接点支持台;3A…水平部
4…周壁;4A…第1の周壁;4B…第2の周壁;4C…第3の周壁
4D…第4の周壁
5…充電端子;5A…第1の充電端子;5B…第2の充電端子
5a…接点部;5b…弾性アーム部
6…回路基板
7…接点凹部;7A…第1の接点凹部;7B…第1の接点凹部
8…プラグ刃
9…ACプラグ
10…機器本体
11…表面プレート
12…底面プレート
13…取出凹部
14…ひさし部
15…スリット開口
17…突出部
18…底面板;18A…ストッパ開口
20…変換ユニット
21…連結フック
22…連結穴
23…ガイドスリット
24…プラグ挿入部
25…第1連結突出部
26…第2連結突出部
27…係止フック
28…リブ;28A…係止段部
29…ACインレット
30…第1の角形パック電池
31…端子面
32…電極端子
40…第2の角形パック電池
41…端子面
42…電極端子
43…絶縁回転台
44…案内スペース
44A…第1スペース;44B…第2スペース
45…係止凹部
46…凸状
47…スリット
48…電器接続機構
50、50B…電源ケーブル
51…ACプラグ
52…プラグ刃
60…固定機構
61…ロックフック
62…ロック係止部
63…ストッパ
70…ACアダプタ;70B…充電器;70C、70D…電気機器
71、71B、71C…ACプラグ
72、72B、72C…ACインレット

Claims (7)

  1. 一対のプラグ刃を有するACプラグを備える機器本体と、
    機器本体のACプラグに装着される、ACインレットを設けた変換ユニットと、
    を備える電気機器であって、
    前記変換ユニットは、前記一対のプラグ刃を挿入するための一対のプラグ挿入部と、
    規格化されたコネクタを接続するための、外部に開口されたACインレットを有することを特徴とする電気機器。
  2. 請求項1に記載の電気機器であって、さらに、
    前記変換ユニットを機器本体に固定するための固定機構を備えることを特徴とする電気機器。
  3. 請求項1又は2に記載の電気機器であって、
    前記機器本体は、底面からプラグ刃を突出させており、
    前記変換ユニットは、外観を略箱形とし、該箱形の第1の面に一対のプラグ挿入部を設け、前記第1の面と直交する第2の面にACインレットを設けたことを特徴とする電気機器。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の電気機器であって、
    ACインレットに接続するコネクタが、二極コネクタであることを特徴とする電気機器。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の電気機器であって、さらに、
    前記ACインレットに一端を接続され、他端にACプラグを設けた電源ケーブル
    を備えることを特徴とする電気機器。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の電気機器であって、
    機器本体が二次電池の充電器であることを特徴とする電気機器。
  7. 電器機器のACプラグに装着される変換ユニットであって、
    ACプラグの一対のプラグ刃を挿入するための一対のプラグ挿入部と、
    規格化されたコネクタを接続するための、外部に開口されたACインレットを有することを特徴とする変換ユニット。
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