JP2010160356A - 照明光学装置および投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的な振動や、光量の利用効率の低下、光量の不均一な分布等を生じることなく、低コストにてスペックルノイズの低減を実現することが可能な照明光学装置および投影装置を提供する。
【解決手段】側面に複数の貫通孔43がランダムに配置された多角形筒体42を、ライトトンネル41の内部における入射端41aの側に同軸に配置して回転させ、多角形筒体42の入射端42aから入射するレーザー光等の照明光29を、多角形筒体42の入射端42aから出射端42bに至る全反射光29aと、貫通孔43が出射する透過光29bとに分散させて通過させ、多角形筒体42の回転によって、ライトトンネル41の出射端41bから出射される照明光29のスペックルを均一化して目立たなくする光学装置40である。
【選択図】図2A

Description

本発明は、照明光学装置および投影装置に関する。
近年、画像を拡大投影する投影装置の光源としてレーザーを用いることが注目されている。レーザーを用いた投影装置は、色再現域が広いこと、低消費電力であること、光源としてエタンデューが小さいため、光の利用効率が高いこと、といった種々の利点がある。
しかし、レーザーはコヒーレンシー(可干渉性)が高いため、投影された画像にスペックルノイズ(斑点状の輝点)が混在してしまい、画質が低下するという技術的課題がある。
このスペックルノイズを除去する従来技術として特許文献1に開示された対策がある。しかし、この特許文献1の技術では、回転する不透明な動的散乱板を通過させるため、光のロスが多く、光の利用効率が低いという技術的課題がある。
また、別の従来技術として特許文献2が知られている。この特許文献2に開示された技術では、ライトトンネルの入口側に、頂点が位置するように同軸に配置された錐体プリズムを光軸方向に往復動させて振動させ、ライトトンネルに入射する部分光束の光路を経時的に変化させてスペックルノイズを解消しようとしている。
ところが、この特許文献2の場合には錐体プリズムを往復動させる機構の耐久性が懸念されるとともに、錐体プリズムの振動が投影装置の全体に伝わってしまうという技術的課題がある。すなわち、一般に、回転機構に比較して往復動機構は機構が複雑で振動対策も困難なことが予想されるからである。
また、この特許文献2では、形状の異なる複数の部分錐体を組み合わせた複合プリズムを回転させる方法も開示されている。
しかし、この複合プリズムは非常に複雑な形状であり、製造が困難で製造コストが高くなるという技術的課題がある。
また、他の特許文献3には、レーザー光の光路に介在する多角形ロッドを回転させて、スペックルを除去しようとする技術が開示されている。
しかし、この特許文献3の場合には、回転する多角形ロッドが視野内の光強度分布を均一化するためのロッドインテグレータとしての役目を兼ねている。
このため、回転する多角形ロッドを通過する光束断面において、ロッド断面の内接円の外側の領域(回転する多角形ロッドの角部が円を描く領域)の光量が中心部に比較して不足し、視野の周辺部で光量が不足してしまうという技術的課題が生じる。
特開平7−297111号公報 特開2008−216923号公報 特許第3975514号公報
本発明の目的は、機械的な振動や、光量の利用効率の低下、光量の不均一な分布等を生じることなく、低コストにてスペックルノイズの低減を実現することが可能な照明光学装置および投影装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、ライトトンネルと、
前記ライトトンネルの内部に配置され、光源から入射端に到来する光を出射端に導くとともに、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を側面から前記ライトトンネルの内周面に射出する光学部材と、
を含む照明光学装置を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の照明光学装置において、
前記光学部材は、前記ライトトンネルの光軸とほぼ平行な回転軸で回転する照明光学装置を提供する。
本発明の第3の観点は、第2の観点に記載の照明光学装置において、
前記光源はレーザー光源である照明光学装置を提供する。
本発明の第4の観点は、第1の観点に記載の照明光学装置において、
前記光学部材は、軸方向の両端に前記入射端および前記出射端が開口した多角形筒体からなり、前記多角形筒体の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する開口部が形成されている照明光学装置を提供する。
本発明の第5の観点は、第4の観点に記載の照明光学装置において、
複数の前記開口部が前記多角形筒体の側面にランダムに配置されている照明光学装置を提供する。
本発明の第6の観点は、第4の観点に記載の照明光学装置において、
前記開口部が前記多角形筒体の側面に螺旋状に配置されている照明光学装置を提供する。
本発明の第7の観点は、第1の観点に記載の照明光学装置において、
前記光学部材は、軸方向の両端が前記入射端および前記出射端をなし、前記光に対して透明な多角柱からなり、前記多角柱の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する凹部および凸部の少なくとも一方が形成されている照明光学装置を提供する。
本発明の第8の観点は、第7の観点に記載の照明光学装置において、
複数の前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が前記多角柱体の側面にランダムに配置されている照明光学装置を提供する。
本発明の第9の観点は、第7の観点に記載の照明光学装置において、
前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が、前記多角柱体の側面に螺旋状に配置されている照明光学装置を提供する。
本発明の第10の観点は、第1の観点に記載の照明光学装置において、
前記ライトトンネルの光軸方向の長さをLt、前記光学部材の光軸方向の長さをLrとしたとき、
3Lr≦Lt≦5Lr
の関係を満足する照明光学装置を提供する。
本発明の第11の観点は、照明光学装置と、前記照明光学装置から到来する照明光を変調して投影する空間光変調器と、を含む投影装置であって、
前記照明光学装置は、
ライトトンネルと、
前記ライトトンネルの内部に配置され、光源から入射端に到来する光を出射端に導くとともに、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を側面から前記ライトトンネルの内周面に射出する光学部材と、
を含む投影装置を提供する。
本発明の第12の観点は、第11の観点に記載の投影装置において、
前記照明光学装置の前記光学部材は、前記ライトトンネルの光軸とほぼ平行な回転軸で回転する投影装置を提供する。
本発明の第13の観点は、第12の観点に記載の投影装置において、
前記光源は赤色レーザーおよび青色レーザーおよび緑色レーザーを含む投影装置を提供する。
本発明の第14の観点は、第11の観点に記載の投影装置において、
前記照明光学装置の前記光学部材は、軸方向の両端に前記入射端および前記出射端が開口した多角形筒体からなり、前記多角形筒体の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する開口部が形成されている投影装置を提供する。
本発明の第15の観点は、第14の観点に記載の投影装置において、
前記照明光学装置の複数の前記開口部が前記多角形筒体の側面にランダムに配置されている投影装置を提供する。
本発明の第16の観点は、第14の観点に記載の投影装置において、
前記開口部が前記多角形筒体の側面に螺旋状に配置されている投影装置を提供する。
本発明の第17の観点は、第11の観点に記載の投影装置において、
前記照明光学装置の前記光学部材は、軸方向の両端が前記入射端および前記出射端をなし、前記光に対して透明な多角柱からなり、前記多角柱の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する凹部および凸部の少なくとも一方が形成されている投影装置を提供する。
本発明の第18の観点は、第17の観点に記載の投影装置において、
複数の前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が前記多角柱体の側面にランダムに配置されている投影装置を提供する。
本発明の第19の観点は、第17の観点に記載の投影装置において、
前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が、前記多角柱体の側面にらせん状に配置されている投影装置を提供する。
本発明の第20の観点は、第11の観点に記載の投影装置において、
前記照明光学装置の前記ライトトンネルの光軸方向の長さをLt、前記光学部材の光軸方向の長さをLrとしたとき、
3Lr≦Lt≦5Lr
の関係を満足する投影装置を提供する。
本発明によれば、機械的な振動や、光量の利用効率の低下、光量の不均一な分布等を生じることなく、低コストにてスペックルノイズの低減を実現することが可能な照明光学装置および投影装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態である照明光学装置を備えた投影装置の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。 本発明の一実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。 本発明の一実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。 本発明の他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。 本発明の他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。 本発明の他の実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。 本発明の他の実施の形態である照明光学装置の作用を例示した概念図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の作用を説明する断面図である。 本発明の各実施の形態の光学装置で用いられる回転駆動部の構成例を示す側面図である。 本発明の各実施の形態の光学装置で用いられる回転駆動部の構成例を示す正面図である。
本実施の形態の一態様では、ライトトンネルの内部に光学部材が配置され、この光学部材を、光軸を回転軸にして回転する構成の光学装置を開示する。
光学部材は反射体からなる中空の多角形柱または、多角形柱のガラスロッドからなり、入射端と出射端を持っている。入射端から入った光源からの光は、一部は多角形柱の外周部に設けられた光を透過する部分から出射し、一部は出射端から出る。このとき、光学部材は回転しているため、各光線の経路は時間的に変化する。
光学部材から出射した光はライトトンネルに入り、ライトトンネルの内部で反射し、ライトトンネルの出射端から出る。ライトトンネルは光を重畳する働きがあり、出射端付近で光の強度が均一化されている。
以上の作用から、スペックルは時間的に積分され、目立たなくなるとともに、ライトトンネルの出射端では均一な強度の光が得られ、投影装置の照明系として好適なものとなる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である照明光学装置を備えた投影装置の構成の一例を示す概念図である。
図2Aは、本発明の一実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。
図2Bは、本発明の一実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。
図2Cは、本発明の一実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。
図1に例示されるように、本実施の形態の投影装置10は、照明光学系20と、空間光変調器11、制御装置12、影光学系13、を備えている。
図1では、空間光変調器11は、たとえば、デジタルマイクロミラーデバイス等の反射型の空間光変調器が例示されているが、透過型の空間光変調器でもよい。
照明光学系20は、レーザーコントローラ21、赤色レーザー源22、青色レーザー源23、青色レーザー源24、ミラー25、ダイクロイックミラー26、ダイクロイックミラー27、光学装置40、集光レンズ28を備えている。
制御装置12は、空間光変調器11、レーザーコントローラ21および回転駆動部30の動作を制御する。
そして、照明光学系20から出力される照明光29は、光学装置40、集光レンズ28を介して空間光変調器11に照射され、変調された後に影光学系13を介して外部のスクリーン100に投影される。
本実施の形態の投影装置10では、光源としてレーザー光源を用い、光学装置40は、後述のように、レーザー光からなる可干渉性の照明光29を平均化して空間光変調器11に照射する働きをする。
すなわち、本実施の形態の投影装置10では、照明光学系20において、レーザーコントローラ21によって駆動される赤色レーザー源22、青色レーザー源23、青色レーザー源24から出射される赤色レーザー光22r、青色レーザー光23g、青色レーザー光24bを、ミラー25、および複数のダイクロイックミラー26、ダイクロイックミラー27で照明光29に合成して、本実施の形態の光学装置40へ入射させる。
そして、光学装置40から出た照明光29は後述のようにスペックルが低減されており、この照明光29は空間光変調器11に照射され、制御装置12の制御の下に画像信号により変調される。
空間光変調器11で変調された照明光29は、影光学系13を通り、映像としてスクリーン100に投影される。
次に、図2Aから図2Cを参照して、本実施の形態の光学装置40について説明する。
本実施の形態の光学装置40は、断面が四角形の筒状のライトトンネル41の内部の入射端42aの側に、多角形筒体42(光学部材)を光軸kに同軸に配置し、回転駆動部30によって光軸kを回転軸として回転させる構成となっている。
ライトトンネル41は、内周面が鏡面加工され、入射端41aから入射する照明光29を反射して出射端41bに導く。
多角形筒体42は、図2Cに例示されるように、たとえば、断面が六角形の筒体からなり、各壁面には、複数の貫通孔43(開口部)がランダムな位置に開口している。
多角形筒体42は、たとえばアルミニウム等で構成され、その内周面および外周面は鏡面加工され、照明光29を反射する内ミラー面42cおよび外ミラー面42dを構成している。
この多角形筒体42は、たとえば、貫通孔43がランダムに穿設されたアルミ板材を折り曲げて六角形の筒状に成形することで究めて安価に製作できる。
ライトトンネル41の入射端41a側の近傍には、錐体プリズム44および凸レンズ45が同軸に配置されている。
赤色レーザー源22〜青色レーザー源24から到来する照明光29は、錐体プリズム44に入射し、リング状の平行光に変換される。この平行光は凸レンズ45に入射し、リング状の発散光となり、ライトトンネル41の内部に同軸に配置された回転する多角形筒体42の入射端42aへ入射する。
そして、錐体プリズム44および凸レンズ45を通過してリング状に広がった照明光29が多角形筒体42の入射端42aに入射すると、照明光29は、内部の内ミラー面42cで反射を繰り返し、照明光29の一部は貫通孔43から透過光29bとしてライトトンネル41の内周面に対して出射端41bの方向に傾斜した光路で出射され、ライトトンネル41の内周面および多角形筒体42の外ミラー面42dにより出射端41bに向かう方向に反射され、出射端41bに至る。
また、照明光29の一部は、全反射光29aとして多角形筒体42の内ミラー面42cでの反射を繰り返して出射端42bから射出し、ライトトンネル41の内部に入る。
照明光29が多角形筒体42を通過することで生成された、これらの全反射光29aおよび透過光29bはライトトンネル41の出射端41bにおいて、独立のスペックルパターンを持つ。
したがって、この多角形筒体42を回転させることによって、無数の全反射光29aおよび透過光29bのスペックルが積算され、目立たないように平均化された照明光29をライトトンネル41の出射端41bから出力することができる。
この結果、本実施の形態の投影装置10においては、光学装置40を通過することでスペックルが目立たないように平均化された照明光29を空間光変調器11で変調してスクリーン100に投影される映像にはスペックルノイズが混在せず、良好な画質の映像をスクリーン100に投影することができる。
また、ライトトンネル41を回転させないので、ライトトンネル41の出射端41bから出射される照明光29は、光量分布が、矩形のライトトンネル41の断面の全体で均一になり、中心部よりも周辺部の光量が低下するような不都合も発生しない。
また、多角形筒体42の入射端42aに入射する照明光29は、当該多角形筒体42やライトトンネル41における反射を繰り返してライトトンネル41の出射端41bに至るため、照明光29の光量損失も少なく、光学装置40を備えた照明光学系20から空間光変調器11に照射される照明光29の利用効率も向上する。
さらに、多角形筒体42の変位は回転運動であるため、往復動に比較して、後述の回転駆動部30の機構がはるかに簡素になるとともに、振動等も発生しない。
すなわち、投影装置10や照明光学系20の機械的な振動や、照明光29の光量の利用効率の低下、光量の不均一な分布等を生じることなく、低コストにてスペックルノイズの低減を実現することが可能となる。
上述の説明では、多角形筒体42の側面に孤立した貫通孔43を配置した例を示したが、貫通孔43の代わりに、多角形筒体42の側面に連続したスリットを螺旋状に形成してもよい。
なお、ライトトンネル41の光軸方向の長さをLt、多角形筒体42(光学部材)の光軸方向の長さをLrとしたとき、
3Lr≦Lt≦5Lr …… (1)
であることが望ましい。
Ltが、この式(1)の下限を下回ると、ライトトンネル41による光の重畳が十分に行われず、出射端41bの付近での光の強度が均一にならない。
また、Ltがこの式(1)の上限を上回ると、ライトトンネル41の全長が長くなり、光学装置40を含む照明光学系20が大型になってしまう。
(実施の形態2)
図3Aは、本発明の他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。
図3Bは、本発明の他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。
図3Cは、本発明の他の実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。
なお、光学装置50以外の投影装置10の構成は、上述の実施の形態1の場合と共通である。
この実施の形態2の光学装置50は、ライトトンネル51、ガラスロッド52(多角柱)(光学部材)、および錐体プリズム54を同軸に配置し、回転駆動部30によって回転させる構成となっている。
すなわち、断面が矩形の筒状のライトトンネル51における入射端51aの側には、ガラスロッド52が同軸に収容され、上述の回転駆動部30によって回転される構成となっている。
ライトトンネル51は、内周面が鏡面加工され、入射端51aから入射する照明光29を反射して出射端51bに導く。
四角柱を呈するガラスロッド52の側面には、螺旋状に三角プリズム53(凸部)が配置されている。
ガラスロッド52の入射端52aの近傍には錐体プリズム54が配置されている。
赤色レーザー源22〜青色レーザー源24から出力される照明光29は錐体プリズム54に入射し、照明光29は屈折させられて、リング状の発散光となり、回転しているガラスロッド52の入射端52aへ入射する。
本実施の形態の場合、上述のように、このガラスロッド52は側面に螺旋状に三角プリズム53が配置されている。
この三角プリズム53は、接着等の方法で容易かつ安価にガラスロッド52の外周部に螺旋状に配置することができる。また、ガラスロッド52に対する三角プリズム53の配置精度も任意であり、高精度を必要としない。
すなわち、外周に螺旋状に三角プリズム53が配置されたガラスロッド52を安価に製作できる。
なお、ガラスロッド52に三角プリズム53を接着材等で貼りつけてもよいが、モールドガラス、または透明な樹脂等の素材を用い、三角プリズム53の形状をガラスロッド52と一体成形してもよい。
ガラスロッド52は照明光29に対して透明であり、入射端52aからガラスロッド52に入射した照明光29は、ガラスロッド52の側面で全反射しながら出射端52bに導かれる。
ただし、この場合、図4に例示されるように、ガラスロッド52に入射した照明光29は、三角プリズム53が接着されている部分では全反射を起こさず、透過光29bとしてガラスロッド52の外へ射出し、ライトトンネル51の内周の鏡面や、ガラスロッド52の側面で反射されて出射端41bに至る。
一方、ガラスロッド52において三角プリズム53が接着されていない部分では照明光29は全反射を起こし、全反射光29aとしてガラスロッド52の内部を伝播し、最終的にはガラスロッド52の出射端52bから射出する。
ガラスロッド52外へ射出した照明光29はライトトンネル51へ入り、ライトトンネル51の出射端51bから射出する。
このように、本実施の形態の光学装置50では、ガラスロッド52の入射端52aに入射した照明光29は、全反射光29aおよび透過光29bとして最終的にライトトンネル51の出射端51bに至って空間光変調器11に照射されるので、照明光29の利用効率が向上する。
この場合、ガラスロッド52の側面に配置された三角プリズム53の頂角は90°であり、出射端52bの側に向いた斜面53aの傾きは、当該ガラスロッド52の内部を伝搬する照明光29の光軸kに対する傾きをθmとするとき、θm+90°となっている。
この斜面53aの傾きθmは、ガラスロッド52の光軸kに平行な面に対するものである。
なお、ガラスロッド52から三角プリズム53を通って射出した透過光29bがライトトンネル51の内壁で反射し、一部の透過光29bはガラスロッド52の三角プリズム53の斜面53b等で反射し、入射端52aの側へ戻るものもある。
そこで、本実施の形態の光学装置50では、ライトトンネル51における入射端51aの付近に、光軸kに垂直なミラー等からなる鍔部51cを設けて、ライトトンネル51の出射端51bの側へ透過光29bを反射させて戻している。
このようにして、本実施の形態の光学装置50では、ガラスロッド52に螺旋状に配置された三角プリズム53の斜面53aからライトトンネル51の内部に出る透過光29bは、多数の独立したスペックルパターンを含んでいる。
したがって、ガラスロッド52を回転させることによって、ライトトンネル51の出射端51bから出力される照明光29ではスペックルが積算され、スペックルを目立たないようにすることができる。
この結果、本実施の形態の光学装置50を通過した照明光29を空間光変調器11に照射することでスクリーン100に投影される映像の画質が向上する。
(実施の形態3)
図5Aは、本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。
図5Bは、本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。
図5Cは、本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。
この実施の形態3の光学装置60では、上述の実施の形態2の光学装置50におけるガラスロッド52の代わりに、ライトトンネル51の内部にガラスロッド62(多角柱)(光学部材)を設けて回転駆動部30で回転させる点が異なり、他は同様である。従って、共通する要素には同一の符号を付して重複した説明は割愛する。
本実施の形態3の光学装置60の場合、図5Cに例示されるように、ライトトンネル51の内部に配置され、四角柱を呈するガラスロッド62の側面に、複数の三角プリズム63(凸部)をランダムな位置に配置した構成となっている。
この場合、ガラスロッド62の外周面に、複数の三角プリズム63を接着することによって製作することができる。また、三角プリズム63の配置位置や形状は必要以上に高精度を必要としない。
従って、三角プリズム63を備えたガラスロッド62を安価に製作することができる。
なお、ガラスロッド62に三角プリズム63を接着材等で貼りつけてもよいが、モールドガラス、または透明な樹脂等の素材を用い、三角プリズム63の形状をガラスロッド62と一体成形してもよい。
赤色レーザー源22〜青色レーザー源24から出射された照明光29は、錐体プリズム54に入射し、照明光29は屈折させられて、リング状の発散光となり、ガラスロッド62の入射端62aへ入射する。
上述のように四角柱のガラスロッド62の側面には複数の三角プリズム63がランダムな配置で接着されている。
個々の三角プリズム63は二つの斜面63aおよび斜面63bを、それぞれ、出射端62bおよび入射端62aに向けて配置されている。
三角プリズム63の配置部分を拡大して示した図4のように、ガラスロッド62において、三角プリズム63の配置部分からは照明光29の一部の透過光29bが出射し、ライトトンネル51へ入る。
一方、ガラスロッド62のそれ以外の側面では照明光29は、全反射光29aとして全反射してガラスロッド62の内部を伝播し、最終的にはガラスロッド62の出射端62bからライトトンネル61の内部に射出する。
この場合、三角プリズム63の頂角は90°であり、出射端62bの側に向いた斜面63aの傾きは、ガラスロッド62の内部を伝搬する照明光29の光軸kに対する傾きをθmとするとき、θm+90°となっている。
なお、ガラスロッド62の側面から三角プリズム63を通って射出した透過光29bがライトトンネル51の内壁で反射し、一部の透過光29bはガラスロッド62の三角プリズム63の斜面63b等で反射して入射端62aの側へ逆行するが、上述のように、ライトトンネル51の入射端51aに設けられた鍔部51cで反射され、ライトトンネル51の出射端51bの側へ戻される。
このようにして、本実施の形態の光学装置60では、ガラスロッド62の側面にランダムな位置に配置された複数の三角プリズム63の配置部分からライトトンネル51の内部に出る透過光29bは多数の独立したスペックルパターンを含んでいる。
したがって、ガラスロッド62を回転させることによって、ライトトンネル51の出射端51bから出射される照明光29では、スペックルが積算され、スペックルの影響を目立たないようにすることができる。
(実施の形態4)
図6Aは、本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸方向の断面図である。
図6Bは、本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一例を示す光軸に直交する方向の断面図である。
図6Cは、本発明のさらに他の実施の形態である照明光学装置の構成の一部を取り出して例示した斜視図である。
図7は、本実施の形態4の光学装置の作用を説明する断面図である。
この実施の形態4の光学装置70は、上述の実施の形態3の光学装置60におけるガラスロッド62の代わりに、外面に複数の凹プリズム部73(凹部)がランダムな位置に配置されたガラスロッド72(多角柱)(光学部材)を用い、このガラスロッド72を回転駆動部30で回転させる点が異なっている。
すなわち、四角柱を呈するガラスロッド72の外周面には、複数の凹プリズム部73がランダムな位置に配置されている。
この凹プリズム部73は、ガラスロッド72の側面にV字形断面の溝として型成形等で一括して形成することができる。従って、凹プリズム部73を備えたガラスロッド72を安価に製作することができる。
図6Aに例示されるように、本実施の形態の光学装置70の場合、レーザー光源からの照明光29が、錐体プリズム54に入射し、照明光29は屈折させられて、リング状の発散光となり、ガラスロッド72の入射端72aへ入射する。
上述のように、四角柱のガラスロッド72の側面に三角柱状の凹みからなる凹プリズム部73がランダムな位置に配置されている。
そして、図7に例示されるように、凹プリズム部73の部分から透過光29bが出射し、ライトトンネル51へ入る。
一方、ガラスロッド72において、凹プリズム部73以外の側面では照明光29は、全反射光29aのように全反射してガラスロッド72の内部を伝播し、最終的にはガラスロッド72の出射端72bから射出する。
ガラスロッド72の側面に凹んで設けられた凹プリズム部73を三角柱と考えたとき、その頂角は90°であり、出射端72bの側に向いた斜面73aの傾きは、ガラスロッド72の内部を伝搬する照明光29の光軸kに対する傾きをθmとするとき、θm+90°となっている。
なお、ガラスロッド72から凹プリズム部73を通って射出した透過光29bがライトトンネル51の内壁で反射し、それがガラスロッド72の凹プリズム部73の斜面73bで反射し、入射端72aの側に逆行する透過光29bは、ライトトンネル51の入射端51aに設けられた鍔部51cで反射されて出射端51bの側に戻される。
このように、本実施の形態の光学装置70では、ガラスロッド72の外周にランダムな位置に配置された複数の凹プリズム部73の部分からライトトンネル51の内部に出る透過光29bは多数の独立したスペックルパターンを含んでいる。したがって、ガラスロッド72を回転させることによって、ライトトンネル51の出射端51bから出射される照明光29ではスペックルが積算され、空間光変調器11に照射される照明光29におけるスペックルを目立たないようにすることができる。
なお、凹プリズム部73は、ガラスロッド72の周囲に連続した螺旋状のV溝として形成してもよい。
次に、上述の各実施の形態で用いられる回転駆動部30の具体的な構成例について説明する。
図8Aは、本発明の各実施の形態の光学装置で用いられる回転駆動部の構成例を示す側面図である。
図8Bは、本発明の各実施の形態の光学装置で用いられる回転駆動部の構成例を示す正面図である。
本実施の形態で用いられる回転駆動部30は、モータ31、駆動プーリ32、被動プーリ33、ベルト34を備えている。
被動プーリ33は、光学装置60(光学装置40、光学装置50、光学装置70)におけるガラスロッド62(多角形筒体42、ガラスロッド52、ガラスロッド72)の入射端62aの外周部に同軸に固定されるとともに、光学装置または投影装置10の図示しない筐体にベアリング等で回転自在に支持されている。
駆動プーリ32は、モータ31の出力軸に固定されている。
駆動プーリ32と被動プーリ33の間にはベルト34が張架され、モータ31によって回転する駆動プーリ32のトルクが被動プーリ33に伝達され、被動プーリ33に固定されたガラスロッド62(多角形筒体42、ガラスロッド52、ガラスロッド72)を所望の速さで回転させる。
なお、上述の回転駆動部30の構成は一例であり、たとえば、被動プーリ33の代わりにモータの回転子を直接的にガラスロッド62(多角形筒体42、ガラスロッド52、ガラスロッド72)の外周部に固定して直接的に回転させる構成としてもよい。
上述の構成の本実施の形態の回転駆動部30の場合には、ガラスロッド62(多角形筒体42、ガラスロッド52、ガラスロッド72)を回転駆動するため、往復駆動する場合に比較して、回転駆動部30の構成が簡略化されるとともに、寿命も長くなり、さらに、振動の発生も低減できる。
従って、回転駆動部30の振動の影響で、光学装置や投影装置10の性能低下を招くことが防止される。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1) 投影装置の照明光学装置であり、ライトトンネルと、その内部の配置された光学部材からなり、光源から発した光は前記光学部材に入射し、前記光学部材から射出した光が前記ライトトンネルを通って射出することを特徴とする照明光学装置。
(付記2) ライトトンネル内部にある光学部材が光軸とほぼ平行な回転軸で回転することを特徴とする付記1記載の照明光学装置。
(付記3) コヒーレントな前記光源を有することを特徴とする付記2記載の照明光学装置。
(付記4) ライトトンネル内部にある部材が多角形柱であり、光の入射端と射出端に開口があり、内側は空間であり、外周部に光が透過する部分(開口)と光を内側に反射する部分とを備えたことを特徴とする付記1記載の照明光学装置。
(付記5) ライトトンネル内部にある部材が光を透過する多角形柱であり、外周部に光を透過する部分と、反射する部分を有することを特徴とする付記1記載の照明光学装置。
(付記6) ライトトンネル内部にある部材が光源からの光を透過または反射する部分が、部材上にランダムに配置されていることを特徴とする付記4または付記5記載の照明光学装置。
(付記7) ライトトンネル内部にある部材が光源からの光を透過または反射する部分が、部材上にらせん状に配置されていることを特徴とする付記4または付記5記載の照明光学装置。
(付記8) ライトトンネルの光軸方向の長さをLt、前記光学部材の光軸方向の長さをLrとしたとき、
3Lr≦Lt≦5Lr
を満足することを特徴とする付記1記載の照明光学装置。
10 投影装置
11 空間光変調器
12 制御装置
13 影光学系
20 照明光学系
21 レーザーコントローラ
22 赤色レーザー源
22r 赤色レーザー光
23 青色レーザー源
23g 青色レーザー光
24 青色レーザー源
24b 青色レーザー光
25 ミラー
26 ダイクロイックミラー
27 ダイクロイックミラー
28 集光レンズ
29 照明光
29a 全反射光
29b 透過光
30 回転駆動部
31 モータ
32 駆動プーリ
33 被動プーリ
34 ベルト
40 光学装置
41 ライトトンネル
41a 入射端
41b 出射端
42 多角形筒体
42a 入射端
42b 出射端
42c 内ミラー面
42d 外ミラー面
43 貫通孔
44 錐体プリズム
45 凸レンズ
50 光学装置
51 ライトトンネル
51a 入射端
51b 出射端
51c 鍔部
52 ガラスロッド
52a 入射端
52b 出射端
53 三角プリズム
53a 斜面
53b 斜面
54 錐体プリズム
60 光学装置
61 ライトトンネル
62 ガラスロッド
62a 入射端
62b 出射端
63 三角プリズム
63a 斜面
63b 斜面
70 光学装置
72 ガラスロッド
72a 入射端
72b 出射端
73 凹プリズム部
73a 斜面
73b 斜面
100 スクリーン
k 光軸

Claims (20)

  1. ライトトンネルと、
    前記ライトトンネルの内部に配置され、光源から入射端に到来する光を出射端に導くとともに、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を側面から前記ライトトンネルの内周面に射出する光学部材と、
    を含むことを特徴とする照明光学装置。
  2. 請求項1記載の照明光学装置において、
    前記光学部材は、前記ライトトンネルの光軸とほぼ平行な回転軸で回転することを特徴とする照明光学装置。
  3. 請求項2記載の照明光学装置において、
    前記光源はレーザー光源であることを特徴とする照明光学装置。
  4. 請求項1記載の照明光学装置において、
    前記光学部材は、軸方向の両端に前記入射端および前記出射端が開口した多角形筒体からなり、前記多角形筒体の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する開口部が形成されていることを特徴とする照明光学装置。
  5. 請求項4記載の照明光学装置において、
    複数の前記開口部が前記多角形筒体の側面にランダムに配置されていることを特徴とする照明光学装置。
  6. 請求項4記載の照明光学装置において、
    前記開口部が前記多角形筒体の側面に螺旋状に配置されていることを特徴とする照明光学装置。
  7. 請求項1記載の照明光学装置において、
    前記光学部材は、軸方向の両端が前記入射端および前記出射端をなし、前記光に対して透明な多角柱からなり、前記多角柱の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する凹部および凸部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする照明光学装置。
  8. 請求項7記載の照明光学装置において、
    複数の前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が前記多角柱体の側面にランダムに配置されていることを特徴とする照明光学装置。
  9. 請求項7記載の照明光学装置において、
    前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が、前記多角柱体の側面に螺旋状に配置されていることを特徴とする照明光学装置。
  10. 請求項1記載の照明光学装置において、
    前記ライトトンネルの光軸方向の長さをLt、前記光学部材の光軸方向の長さをLrとしたとき、
    3Lr≦Lt≦5Lr
    の関係を満足することを特徴とする照明光学装置。
  11. 照明光学装置と、前記照明光学装置から到来する照明光を変調して投影する空間光変調器と、を含む投影装置であって、
    前記照明光学装置は、
    ライトトンネルと、
    前記ライトトンネルの内部に配置され、光源から入射端に到来する光を出射端に導くとともに、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を側面から前記ライトトンネルの内周面に射出する光学部材と、
    を含むことを特徴とする投影装置。
  12. 請求項11記載の投影装置において、
    前記照明光学装置の前記光学部材は、前記ライトトンネルの光軸とほぼ平行な回転軸で回転することを特徴とする投影装置。
  13. 請求項12記載の投影装置において、
    前記光源は赤色レーザーおよび青色レーザーおよび緑色レーザーを含むことを特徴とする投影装置。
  14. 請求項11記載の投影装置において、
    前記照明光学装置の前記光学部材は、軸方向の両端に前記入射端および前記出射端が開口した多角形筒体からなり、前記多角形筒体の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する開口部が形成されていることを特徴とする投影装置。
  15. 請求項14記載の投影装置において、
    前記照明光学装置の複数の前記開口部が前記多角形筒体の側面にランダムに配置されていることを特徴とする投影装置。
  16. 請求項14記載の投影装置において、
    前記開口部が前記多角形筒体の側面に螺旋状に配置されていることを特徴とする投影装置。
  17. 請求項11記載の投影装置において、
    前記照明光学装置の前記光学部材は、軸方向の両端が前記入射端および前記出射端をなし、前記光に対して透明な多角柱からなり、前記多角柱の側面には、前記入射端から前記出射端に至る前記光の一部を外部に射出する凹部および凸部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする投影装置。
  18. 請求項17記載の投影装置において、
    複数の前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が前記多角柱体の側面にランダムに配置されていることを特徴とする投影装置。
  19. 請求項17記載の投影装置において、
    前記凹部および前記凸部の少なくとも一方が、前記多角柱体の側面にらせん状に配置されていることを特徴とする投影装置。
  20. 請求項11記載の投影装置において、
    前記照明光学装置の前記ライトトンネルの光軸方向の長さをLt、前記光学部材の光軸方向の長さをLrとしたとき、
    3Lr≦Lt≦5Lr
    の関係を満足することを特徴とする投影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015055772A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 ウシオ電機株式会社 複合導光体および光源装置
JP2015087742A (ja) * 2014-04-30 2015-05-07 オリンパス株式会社 導光プリズムおよび画像表示装置
JP2015135506A (ja) * 2015-02-20 2015-07-27 オリンパス株式会社 導光プリズムおよび画像表示装置
CN112797373B (zh) * 2019-11-13 2023-06-20 深圳市绎立锐光科技开发有限公司 导光组件及光学系统

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