JP2010160247A - 電気光学装置、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示に寄与し得る実効的な領域をより広く確保することが可能な電気光学装置を提供すること。
【解決手段】電気光学装置(100)は、基板(10)と、基板上に設けられており、複数の画素部(14)を有する主表示領域(16)と、基板上に設けられており、主表示領域の外周に沿って配置された余白領域(18)と、基板上に設けられており、主表示領域及び余白領域に渡って配置された電気光学材料(12)と、を備える。複数の画素部の各々は、電気光学材料を挟んで対向配置された第1電極(22)及び第2電極を有し、余白領域は、電気光学材料を挟んで対向配置された第3電極(24,25,26,27)及び第4電極を有し、主表示領域、前記余白領域はともに外部から視認し得る状態に設置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動装置や液晶装置などの電気光学装置およびこれを備える電子機器等に関する。
電気光学装置の従来例として、例えば特開平7−333654号公報(特許文献1)には、行列状画素を有する有効表示領域の外周にブラックマトリクスで遮蔽された非有効表示領域が設けられ、非有効表示領域の外側に走査回路が設けられた液晶表示装置が開示されている。しかし、この特許文献1に開示の液晶表示装置においては、外部から視認可能な有効表示部の周辺に、外部から遮蔽された非有効表示部が設けられており、しかもこの非有効表示部は画素電極を欠いた状態のダミー画素で構成されていることから、非有効表示部は画像形成に寄与し得えない。すなわち、このような非有効表示部は画像表示に寄与し得る実効的な領域とは言えず、無駄が生じていた。
また、特開平5−241153号公報(特許文献2)には、行列状画素を有する表示部の外周に遮光部で遮光されたダミー画素が設けられ、ダミー画素の外側に水平シフトレジスターや垂直シフトレジスターが設けられた液晶表示装置が開示されている。しかし、この特許文献2に開示の液晶表示装置においても、表示用画素電極の周囲に設けられたダミー画素は走査線及び表示線とのコンタクトが取られていないことから、ダミー画素の配置された領域は画像表示に寄与し得る実効的な領域とは言えない。更に特許文献2には、好ましい態様の一例として、これらのダミー画素を見切り板や遮光層によって外部から遮蔽する態様が開示されている。このような態様の液晶表示装置においては尚更、ダミー画素の配置された領域は画像表示に寄与し得ない。
特開平7−333654号公報 特開平5−241153号公報
そこで、本発明に係る具体的態様は、画像表示に寄与し得る実効的な領域をより広く確保することが可能な電気光学装置を提供することを目的の一つとする。
本発明に係る一態様の電気光学装置は、(a)基板と、(b)前記基板上に設けられており、複数の画素部を有する主表示領域と、(c)前記基板上に設けられており、前記主表示領域の外周に沿って配置された余白領域と、(d)前記基板上に設けられており、前記主表示領域及び前記余白領域に渡って配置された電気光学材料と、を備える。そして、(e)前記複数の画素部の各々は、前記電気光学材料を挟んで対向配置された第1電極及び第2電極を有し、(f)前記余白領域は、前記電気光学材料を挟んで対向配置された第3電極及び第4電極を有し、(g)前記主表示領域、前記余白領域はともに外部から視認し得る状態に設置されている。
かかる構成によれば、主表示領域の周囲に設けられる余白領域においても、第3電極と第4電極を用いて電気光学材料に電界または電流を与えることにより、例えば主表示領域の周囲を一様に白色表示にする等の表示制御が可能となる。そして、このように表示制御された余白領域を外部から視認可能とすることにより、余白領域が主表示領域と合わせた全体として画像表示に寄与し得るようにできる。すなわち、上記従来例のように主たる表示領域の周辺を遮蔽する必要がなくなる。従って、本発明に係る電気光学装置によれば、画像表示に寄与し得る実効的な領域をより広く確保することが可能となる。
上記した電気光学装置において、前記複数の画素部は、例えば前記主表示領域内において行列状(マトリクス状)に配置することができる。
また、上記した電気光学装置は、前記余白領域内に配置された補助表示領域を更に備えてもよい。この補助表示領域は、例えば平面視において主表示領域の下側の左端、中央又は右端に配置される。
余白領域を活用してこのような補助表示領域を設けることにより、例えば主表示領域において表示されている画像のページ数を表示する等の補助的な表示を実現できる。
上記した電気光学装置において、前記電気光学材料が平面視において前記余白領域の外縁よりも内側に配置されることが好ましい。
余白領域よりも内側に電気光学材料を配置することで、第3電極及び第4電極を用いた表示制御がより確実に実行されるようになり、画像表示の品質低下を回避することが可能となる。
上記した電気光学装置における電気光学材料としては、例えば電気泳動材料又は液晶材料が好適に用いられる。
また、上記した電気光学装置においては、前記主表示領域の解像度が前記余白領域の解像度よりも高いことがより好ましい。
また、上記した電気光学装置は、前記基板上に設けられており、前記複数の画素部に信号を供給する駆動回路を更に備えてもよい。この場合において、前記駆動回路は、少なくとも一部が前記余白領域において前記第3電極及び前記第4電極と重畳して配置されることが好ましい。
これにより、駆動回路の配置に必要な領域を余白領域として有効に活用することが可能となる。
また、上記した電気光学装置は、前記基板上に設けられており、前記駆動回路と接続された配線を更に備えてもよい。この場合において、前記配線は、少なくとも一部が前記余白領域において前記第3電極及び前記第4電極と重畳して配置されることが好ましい。
また、上記した電気光学装置は、前記基板上に設けられており、前記複数の画素部の各々と接続された配線を更に備えてもよい。この場合において、前記配線は、少なくとも一部が前記余白領域において前記第3電極及び前記第4電極と重畳して配置されることが好ましい。
これらの態様によれば、配線の配置に必要な領域を余白領域として有効に活用することが可能となる。
上記した電気光学装置において、前記第3電極が複数の副電極から構成されていてもよい。この場合においては、複数の副電極の相互間が電気的に接続されていることも好ましい。
本発明に係る一態様の電子機器は、上記した本発明に係る電気泳動装置を備えて構成される。詳細には、本発明に係る電子機器は、例えば上述した電気泳動表示装置を用いて構成された表示部を備える。ここで、「電子機器」は、ディスプレイ装置、テレビジョン装置、電子ペーパー、時計、電卓、携帯電話、携帯情報端末等を含む。
第1の実施形態に係る電気泳動装置の構成を模式的に示す平面図である。 図1に示した平面図の一部を拡大して示した図である。 第1の実施形態に係る電気泳動装置の回路構成を模式的に示す平面図である。 第1の実施形態に係る電気泳動装置の構造を模式的に示す断面図である。 第2の実施形態に係る電気泳動装置の構成を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態に係る電気泳動装置の回路構成を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態に係る電気泳動装置の構造を模式的に示す断面図である。 第3の実施形態に係る電気泳動装置の構成を模式的に示す平面図である。 第3の実施形態に係る電気泳動装置の構造を模式的に示す断面図である。 電子機器の具体例を示す模式的な斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本発明に係る電気光学装置は、例えば多結晶シリコン膜を用いた薄膜トランジスタを含んで構成される電気泳動装置として具現化することができる。以下、その一態様について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る電気泳動装置の構成を模式的に示す平面図である。図1に示す電気泳動装置100は、薄膜回路を有するガラス基板等の基板10上に電気泳動材料(電気泳動層)12を設けて構成されている。この電気泳動装置100は、行列状に配置された複数の画素部14を含む主表示領域(主表示部)16と、この主表示領域16の外周に沿って配置された余白領域(余白部)18と、を備える。主表示領域16、余白領域18の各々は図中、点線によって示されており、これらはともに外部から視認し得る状態に設置される。
画素部14の各々は、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ20と、この薄膜トランジスタに接続された画素電極22と、を含む。本実施形態における薄膜トランジスタ20は、多結晶シリコン膜を用いて構成されたもの(多結晶シリコンTFT)である。なお、移動度等の素子性能の観点から同等とみなせるものであれば、多結晶シリコンTFT以外のスイッチング素子が用いられてもよい。画素電極22は、導電性材料を用いて所定形状にパターニングされており、薄膜トランジスタ20から供給される電圧を電気泳動材料12に印加するために用いられる。なお、これらの画素電極22が「第1電極」に相当する。このように、本実施形態の電気泳動装置100は、複数の画素部14が行列状に配置されたアクティブマトリクス型の表示装置である。そして、複数の画素部14によって上述した主表示領域16が構成されている。
余白領域18には、主表示領域16を取り囲むようにして複数の余白電極24、25、26、27が配置されている。各余白電極24〜27は、導電性材料を用いて所定形状にパターニングされており、配線および実装端子部28を通じて外部の駆動回路102から供給される電圧を電気泳動材料12に印加するために用いられる。なお、余白電極24〜27の全体が「第3電極」に相当し、余白電極24等のそれぞれが「副電極」に相当する。本実施形態の余白電極24〜27は、配線を介して相互に電気的に接続されている。詳細には、余白電極24と余白電極25の間、余白電極25と余白電極26の間、余白電極26と余白電極27の間、余白電極27と余白電極24の間のそれぞれが配線を介して接続されている。そして、余白電極24が外部の駆動回路102と接続されている。これにより、各余白電極24〜27には同じ電位が供給される。なお、各余白電極24〜27の相互間が接続されておらず、各余白電極24〜27に対して個別に電位が供給される構造であってもよい。また、余白電極24、25、26、27の全て又は一部の組み合わせは、一体化されていてもよい。図1に示すように、各余白電極24〜27は、それぞれの面積が上記した各画素電極22よりも相対的に大きく設定されている。換言すれば、本実施形態では、各画素電極22が設けられた主表示領域16の解像度が余白領域18の解像度よりも高いことになる。
走査線選択回路30は、複数の走査線31と接続されており、これらの走査線31に接続された各薄膜トランジスタ20に対して走査信号を供給する。図示のように、本実施形態における走査線選択回路30は余白領域18に配置されている。またこの走査線選択回路30は余白電極27と重ねて配置されている。構造の詳細については更に後述する。本実施形態における走査線選択回路30は、多結晶シリコン膜を用いて構成された薄膜トランジスタを用いて構成されている。なお、この走査線選択回路30と後述の信号線選択回路32とが上記した「駆動回路」に相当する。
信号線選択回路32は、複数の信号線33と接続されており、これらの信号線33に接続された各薄膜トランジスタ20に対してデータ信号を供給する。図示のように、本実施形態における信号線選択回路32は余白領域18に配置されている。またこの信号線選択回路32は余白電極24と重ねて配置されている。構造の詳細については更に後述する。本実施形態における信号線選択回路32は、多結晶シリコン膜を用いて構成された薄膜トランジスタを用いて構成されている。
補助表示領域(補助表示部)34は、余白領域18内の所定位置に設けられている。この補助表示領域34には、補助表示用回路36と補助表示電極38が設けられている。補助表示用回路36は、配線および実装端子部28を介して外部の駆動回路102と接続されている。補助表示電極38は、補助表示用回路36に重ねて配置されている。なお、ここでは簡略化して描かれているが、実際には、補助表示電極38は、例えば行列状に区分され、あるいはセグメント型に区分されている。本実施形態における補助表示領域34は、主表示領域16の下側に設けられており、主表示領域16において表示されている情報を補助する付加的な情報を表示する。例えば、主表示領域16において何らかの文書が表示されている場合に、当該文書のページ数を表示する用途として補助表示領域34が用いられる。
電気光学材料領域40は、上述した電気光学材料としての電気泳動材料12が配置される領域であり、図1において一点鎖線で示すように主表示領域16および余白領域18に重ねて設けられている。詳細には、電気光学材料領域40は、図示のように平面視において余白領域18よりも幾分内側に入り込んだ状態に設けられている。
図2は、図1に示した平面図の一部を拡大して示した図である。この図2に基づいて、各画素電極および各余白電極のより好ましい態様を説明する。まず、各画素電極22の相互間距離Y1は、通常、画素電極間の境界が視認できない程度の距離に設定される。これに対応して、図示のように、基板10の上辺側の余白電極24とその直近の画素電極22との相互間距離Y2も前述の相互間距離Y1とほぼ同じかそれ以下に設定することが好ましい。図示を省略するが、基板10の下辺側の余白電極26とその直近の画素電極22との相互間距離についても同様である。また、基板10の右辺側の余白電極25とその直近の画素電極22との相互間距離X1も前述の相互間距離Y1とほぼ同じかそれ以下に設定することが好ましい。図示を省略するが、基板10の左辺側の余白電極27とその直近の画素電極22との相互間距離についても同様である。このようにすることで、各画素電極と各余白電極との境界が視認できないようになり、表示品質を向上することができる。また、各余白電極の幅については、図示の右辺側の余白電極25の幅X2と、図示を省略する左辺側の余白電極27の幅とをほぼ等しく設定することが好ましい。また、図示の上辺側の余白電極24の幅Y3と、図示を省略する下辺側の余白電極26の幅とをほぼ等しく設定することが好ましい。より詳細には、各余白電極の相互間における幅の誤差は3mm以内くらいであればよい。これらにより、視認時における左右の余白の幅、上下の余白の幅がそれぞれ均等となり、見た目が美しくなる。なお、ここで説明した好ましい態様は後述する第2、第3の実施形態においても同様である。
図3は、上記した電気泳動装置100の回路構成を模式的に示す平面図である。図示のように、各薄膜トランジスタ20、実装端子部28、走査線選択回路30、信号線選択回路32、各走査線31、各信号線33、補助表示用回路36、各配線50、52、56、58、60、62、64、66は基板10の一面上に形成されている。各走査線31は走査線選択回路30に接続され、各信号線33は信号線選択回路32に接続されている。そして、各走査線31と各信号線33とは交差して配置されており、それらの交点の各々に対応づけて各薄膜トランジスタ20が配置されている。配線50は余白電極24と実装端子部28とを接続するためのものであり、配線56は余白電極24と余白電極27とを接続するためのものであり、配線58は余白電極24と余白電極25とを接続するためのものであり、配線60は余白電極25と余白電極26とを接続するためのものであり、配線62は余白電極26と余白電極27とを接続するためのものである。走査線選択回路30には配線64が接続されており、これらの配線64は実装端子部28に接続されている。走査線選択回路30は、配線64および実装端子部28を通じて外部から信号供給を受ける。信号線選択回路32には配線66が接続されており、これらの配線66は実装端子部28に接続されている。信号線選択回路32は、配線66および実装端子部28を通じて外部から信号供給を受ける。補助表示用回路36には配線52が接続されており、補助表示用回路36はこの配線52および実装端子部28を通じて外部の駆動回路から信号供給を受ける。
図4は、電気泳動装置100の構造を模式的に示す断面図である。図4においては、電気泳動装置100の一部(走査線選択回路30の近傍)に対応する断面が模式的に示されている。図4に示すように、ガラス基板等からなる基板10の一面上に、走査線駆動回路30、薄膜トランジスタ20が設けられている。なお、図示を省略しているが、信号線駆動回路32、補助表示用回路36、その他の配線(図3参照)も基板10上に形成されている。符号70、72は絶縁層を示している。絶縁層70、72としては、酸化珪素膜等の無機膜、あるいはアクリル等の有機膜などが適宜用いられる。薄膜トランジスタ20、走査線駆動回路30等の上層には、絶縁層72を介して画素電極22、余白電極27が形成されている。なお、図示を省略しているが、他の余白電極24、25、26、補助表示電極38も画素電極22等と同じく絶縁層72上に形成される。このような基板10と、共通電極13を有する基板(対向基板)11と、の相互間に電気泳動材料12が挟まれている。共通電極13には外部の駆動回路102から所定の電位が与えられる。この共通電極13が上述した「第2電極」に相当し、かつ「第4電極」にも相当する。各画素電極22と共通電極13との間に電気泳動材料が挟まれることによって電気泳動素子が構成される。なお、図示の例では電気泳動材料12としてマイクロカプセル型のものが示されているが、電気泳動材料12はこれに限定されるものでなく、他の型式であってもよい。
このような第1の実施形態によれば、主表示領域の周囲に設けられる余白領域も主表示領域と合わせた全体として画像表示に寄与し得るようにできる。従って、画像表示に寄与し得る実効的な領域をより広く確保することが可能となる。例えば、余白電極を持たない従来の電気泳動装置では、主表示領域に文字を表示させる場合、主表示領域内において文字の周囲に背景となる白表示を設ける必要があったが、本実施形態の構成によれば、主表示領域の外縁いっぱいまで文字を表示させた上で、当該文字の背景となる白表示の一部を余白領域における白表示でまかなうことが可能となる。よって、本実施形態の構成によれば、主表示領域内においてより多くの情報を表示させることができる。
(第2の実施形態)
本発明に係る電気光学装置は、非晶質シリコン膜を用いた薄膜トランジスタを含んで構成される電気泳動装置としても具現化することができる。以下、その一態様について説明する。
図5は、第2の実施形態に係る電気泳動装置の構成を模式的に示す平面図である。図5に示す電気泳動装置100aは、上述した第1の実施形態に係る電気泳動装置100と基本的に同様の構成を備えている。すなわち、電気泳動装置100aは、薄膜回路を有するガラス基板等の基板10上に電気泳動材料(電気泳動層)12を設けて構成されている。この電気泳動装置100aは、行列状に配置された複数の画素部14を含む主表示領域(主表示部)16と、この主表示領域16の外周に沿って配置された余白領域(余白部)18と、を備える。主表示領域16、余白領域18の各々は図中、点線によって示される。第1の実施形態に係る電気泳動装置100では画素部14の薄膜トランジスタ20、及び走査線選択回路30と信号線選択回路32の各々を構成する薄膜トランジスタが多結晶シリコン膜を用いて構成されているのに対して、第2の実施形態に係る電気泳動装置100aは、非晶質シリコン膜を用いて構成された薄膜トランジスタ20aを用いて画素部14を構成しており、走査線選択回路30a及び信号線選択回路32aを外付けにしている点が主に相違している。なお、第1の実施形態に係る電気泳動装置100と第2の実施形態に係る電気泳動装置100aとの間で共通する構成については同一の符号を用いており、それらの構成については詳細な説明を省略する。
図6は、上記した電気泳動装置100aの回路構成を模式的に示す平面図である。図示のように、各薄膜トランジスタ20a、実装端子部28a、28b、28c、各走査線31、各信号線33、補助表示用回路36、各配線50a、55、56、58、60、62、64a、66aは基板10の一面上に形成されている。基本的な構成は第1の実施形態と同様であるので(図3参照)、共通する構成については同一符号を用い、詳細な説明を省略する。各走査線31と各信号線33とは交差して配置されており、それらの交点の各々に対応づけて各薄膜トランジスタ20aが配置されている。配線50aは、余白電極27と実装端子部28aとを接続するためのものである。電気泳動装置100aにおいては、図5に示したように走査線選択回路30aは外付けされている。この走査線選択回路30aは、基板10上に設けられた各配線64aと実装端子部28aにおいて接続されており、当該各配線64aを介して各走査線31と接続されている。同様に、信号線選択回路32aは外付けされている。この信号線選択回路32aは、基板10上に設けられた各配線66aと実装端子部28bにおいて接続されており、当該各配線66aを介して各信号線33と接続されている。また、駆動回路102aも外付けされており、当該駆動回路102aは、基板10上に設けられた配線55と実装端子部28cにおいて接続されており、当該配線55を介して補助表示用回路36と接続されている。余白電極24は配線66aに重ねて配置され、余白電極26は配線52aに重ねて配置され、余白電極27は配線64aに重ねて配置されている(図5、図6参照)。
図7は、電気泳動装置100aの構造を模式的に示す断面図である。図7においては、電気泳動装置100aの一部(走査線選択回路30aの近傍)に対応する断面が模式的に示されている。基本的な構成は第1の実施形態と同様であるので(図4参照)、共通する構成については同一符号を用い、詳細な説明を省略する。図4に示すように、ガラス基板等からなる基板10の一面上に薄膜トランジスタ20aや配線64a等が設けられている。なお、図示を省略しているがその他の各配線(図6参照)も基板10上に形成されている。符号70a、72aは絶縁層を示している。絶縁層70a、72aとしては、酸化珪素膜等の無機膜、あるいはアクリル等の有機膜などが適宜用いられる。薄膜トランジスタ20a等の上層には、絶縁層72aを介して画素電極22、余白電極27が形成されている。なお、図示を省略しているが、他の余白電極24、25、26、補助表示電極38も画素電極22等と同じく絶縁層72a上に形成される。このような基板10と、共通電極13を有する基板(対向基板)11と、の相互間に電気泳動材料12が挟まれている。共通電極13には外部の駆動回路102aから所定の電位が与えられる。各画素電極22と共通電極13との間に電気泳動材料が挟まれることによって電気泳動素子が構成される。
このような第2の実施形態によっても、主表示領域の周囲に設けられる余白領域も主表示領域と合わせた全体として画像表示に寄与し得るようにできる。従って、画像表示に寄与し得る実効的な領域をより広く確保することが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明に係る電気光学装置は、いわゆる単純マトリクス(パッシブマトリクス)型の電気泳動装置としても具現化することができる。以下、その一態様について説明する。
図8は、第3の実施形態に係る電気泳動装置の構成を模式的に示す平面図である。また、図9は、電気泳動装置100bの構造を模式的に示す断面図である。図8及び図9に示す電気泳動装置100bは、帯状に形成された導電膜80、81、82を有するガラス基板等の基板91と、帯状に形成された導電膜83、84、85、86、87を有するガラス基板等の基板92と、を対向配置し、当該基板91、92の間に電気泳動材料(電気泳動層)93を介在させて構成されている。この電気泳動装置100bは、各導電膜80と各導電膜83とが交差する位置に対応して、行列状に配置された複数の画素部を含む主表示領域(主表示部)88が構成される。そして、この主表示領域88の外周に沿って余白領域(余白部)89が配置される。より詳細には、導電膜81と各導電膜83、84、85、86、86、87とが交差する領域、導電膜82と各導電膜83、84、85、86、86、87とが交差する領域、導電膜84と各導電膜80、81、82とが交差する領域、導電膜85と各導電膜80、81、82とが交差する領域、および導電膜86と各導電膜80、81、82とが交差する領域のそれぞれを含んで余白領域89が構成される。なお、主表示領域(主表示部)88、余白領域(余白部)89の各々は図中、点線によって示される。また、各導電膜80と各導電膜87とが交差する位置に対応して、行列状に配置された複数の画素部を含む補助表示領域(補助表示部)90が構成される。
このような第3の実施形態によっても、主表示領域の周囲に設けられる余白領域も主表示領域と合わせた全体として画像表示に寄与し得るようにできる。従って、画像表示に寄与し得る実効的な領域をより広く確保することが可能となる。
(第4の実施形態)
上述した本発明に係る電気泳動装置は、種々の電子機器における表示部として用いることができる。以下、その一態様について説明する。
図10は、電子機器の具体例を示す模式的な斜視図である。図10(A)は、電子機器の一例である携帯電話機を示す斜視図である。この携帯電話機1000は、上記実施形態にかかる電気泳動装置を用いて構成された表示部1001を備えている。図10(B)は、電子機器の一例である腕時計を示す斜視図である。この腕時計1100は、上記実施形態にかかる電気泳動装置を用いて構成された表示部1101を備えている。図10(C)は、電子機器の一例である携帯型情報処理装置1200を示す斜視図である。この携帯型情報処理装置1200は、キーボード等の入力部1201、演算手段や記憶手段などが格納された本体部1202、及び上記実施形態にかかる電気泳動装置を用いて構成された表示部1203を備えている。
(変形実施の態様等)
なお、本発明は上述した各実施形態の内容にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上述した各実施形態においては、電気光学材料の一例として電気泳動材料を示していたが、電気光学材料として液晶材料を用いることも可能である。この場合には、基本的には、上述した各実施形態における電気泳動層を液晶層と置き換えればよい。なお、この場合における各要素が液晶装置に適した状態に適宜変更して実施し得ることは当業者にとって自明であり、そのような態様が本発明に係る技術的範囲に属することは明らかである。
10…基板、11…対向基板、12…電気泳動材料(電気泳動層)、13…共通電極、14…画素部、16…主表示領域(主表示部)、18…余白領域(余白部)、20、20a…薄膜トランジスタ、22…画素電極、24、25、26、27…余白電極(副電極)、28、28a、28b、28c…実装端子部、30、30a…走査線選択回路、31…走査線、32、32a…信号線選択回路、33…信号線、34…補助表示領域(補助表示部)、36…補助表示用回路、38…補助表示電極、40…電気光学材料領域、50、50a、54、55、56、58、60、62、64、64a、66、66a…配線、70、70a、72、72a…絶縁層、80、81、82、83、84、85、86、87…導電膜、88…主表示領域(主表示部)、89…余白領域(余白部)、90…補助表示領域(補助表示部)、91…基板、92…対向基板、93…電気泳動材料(電気泳動層)、100、100a、100b…電気泳動装置、102、102a…外部の駆動回路

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられており、複数の画素部を有する主表示領域と、
    前記基板上に設けられており、前記主表示領域の外周に沿って配置された余白領域と、
    前記基板上に設けられており、前記主表示領域及び前記余白領域に渡って配置された電気光学材料と、
    を備え、
    前記複数の画素部の各々は、前記電気光学材料を挟んで対向配置された第1電極及び第2電極を有し、
    前記余白領域は、前記電気光学材料を挟んで対向配置された第3電極及び第4電極を有し、
    前記主表示領域、前記余白領域ともに外部から視認し得る状態に設置された、
    電気光学装置。
  2. 前記複数の画素部が前記主表示領域内において行列状に配置された、
    請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記余白領域内に配置された補助表示領域、を更に備える、
    請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記電気光学材料が平面視において前記余白領域の外縁よりも内側に配置された、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気光学装置。
  5. 前記電気光学材料が電気泳動材料である、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の電気光学装置。
  6. 前記電気光学材料が液晶材料である、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の電気光学装置。
  7. 前記主表示領域の解像度が前記余白領域の解像度よりも高い、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の電気光学装置。
  8. 前記基板上に設けられており、前記複数の画素部に信号を供給する駆動回路、
    を更に備え、
    前記駆動回路は、少なくとも一部が前記余白領域において前記第3電極及び前記第4電極と重畳して配置された、
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の電気光学装置。
  9. 前記基板上に設けられており、前記駆動回路と接続された配線、
    を更に備え、
    前記配線は、少なくとも一部が前記余白領域において前記第3電極及び前記第4電極と重畳して配置された、
    請求項8に記載の電気光学装置。
  10. 前記基板上に設けられており、前記複数の画素部の各々と接続された配線、
    を更に備え、
    前記配線は、少なくとも一部が前記余白領域において前記第3電極及び前記第4電極と重畳して配置された、
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の電気光学装置。
  11. 前記第3電極が複数の副電極から構成された、
    請求項1乃至10の何れか1項に記載の電気光学装置。
  12. 前記複数の副電極の相互間が電気的に接続された、
    請求項11に記載の電気光学装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の電気光学装置を備える電子機器。
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