JP2010157951A - 出力レベル推定装置および方法、撮影装置およびその制御方法並びにプログラム - Google Patents

出力レベル推定装置および方法、撮影装置およびその制御方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子を用いた撮影装置において、コストを低減する
【解決手段】RGBの色画素およびW画素により撮像素子18を構成する。プレ撮影により取得したプレ画像におけるRGB各色の画素値の積算値を算出し、積算値に基づいてW画素の画素値の積算値を推定する。RGB各色の画素値の積算値および推定したW画素の画素値の積算値に基づいて、AE処理部29が本撮影時の露出を設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子におけるW画素の画素値の積算値を推定する出力推定装置および方法、推定結果を用いて撮影を行う撮影装置およびその制御方法、並びに出力推定方法および撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムに関するものである。
CCDおよびCMOS等の撮像素子に使用される色フィルタは、補色フィルタおよび原色フィルタ等、多種多様の配列が提案されている。また、近年の撮像素子の多画素化に伴い、撮像素子には著しい微細化が行われている。このように撮像素子が微細化されると、撮像素子における一画素の占める感光面積が小さくなるため、生成される信号電荷量が十分得られず、ノイズが増加するという問題がある。このため、撮像素子の感度を向上させるために、色フィルタにW(白)を使用することにより、色画素に加えてW画素を有する撮像素子が提案されている(特許文献1参照)。また、このようなW画素を有する撮像素子を用いて撮影を行う場合における自動露出機能を設定する際に、低照度領域ではW画素の出力を基準とし、標準照度領域ではG画素の出力を基準とする手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−304706号公報 特開2007−288490号公報
ここで、撮影時の露出値は、撮像素子の各画素の出力すなわち画素値を積算し、その積算値に基づいてシャッタスピードおよび絞りを決定することにより設定される。しかしながら、W画素の画素値を用いて露出を設定するためには、W画素の画素値を積算する必要がある。このため、色画素の画素値を積算するための手段に加えて、W画素の画素値を積算するための手段が必要となることから、撮影装置のコストが増大するという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子を用いた撮影装置において、コストを低減することを目的とする。
本発明による出力推定装置は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する撮像制御手段と、
前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定する積算値推定手段とを備えたことを特徴とするものである。
「カラー化が可能な3色以上の色」とは、各色の組合せにより可視光の波長域に属する色を表現可能な色をいう。すなわち、実効的な感度の分布が可視光の全波長域に亘って存在するように、各色の感度が分布している色のことをいう。具体的には、原色系のR,G,Bの色の組合せ、または補色系のCy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー)と原色系の色との組合せを用いることができる。
「可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上」とは、2色以上の色の組合せにより、可視光の全波長域に属する色を再現可能な色をいう。具体的には、原色系のR,G,Bのすべての色、あるいは補色系と原色系との組合せにおけるMg,Gの組合せ、Cy,Rの組合せおよびYe,Bの組合せが挙げられる。
「撮像素子の少なくとも一部の領域」としては、撮像素子の撮像面を複数の領域に分割した場合における少なくとも1つの領域を用いることができる。なお、撮像素子の全領域であってもよい。
「W画素の画素値の積算値」は、2色以上の色画素からの画素値の積算値(推定用積算値とする)を何らかの関数に当てはめて算出してもよく、推定用積算値をあらかじめ定められた重み係数により重み付け加算することにより算出してもよい。また、推定用積算値と推定されるW画素の画素値の積算値とをあらかじめ対応づけたテーブルを用意しておき、テーブルを参照して取得した推定用積算値からW画素の画素値の積算値を推定してもよい。
なお、本発明による出力推定装置においては、前記撮像制御手段を、前記2色以上の色画素からのみ前記画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する手段としてもよい。
「2色以上の色画素からのみ前記画素値を取得する」とは、文字通り2色以上の色画素からのみ画素値を取得し、W画素およびそれ以外の色画素からは画素値を取得しない、すなわち撮像素子におけるW画素からは電荷を読み出さないことを意味する。
本発明による第1の撮影装置は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段と、
前記指示手段によるプレ撮影の指示時において、前記撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する撮像制御手段と、
前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定する出力推定手段と、
前記推定された前記W画素の画素値の積算値に基づいて、本撮影時における前記W画素に対する露出値を設定する露出設定手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第1の撮影装置においては、前記撮像制御手段を、前記2色以上の色画素からのみ前記画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する手段としてもよい。
本発明による第2の撮影装置は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段と、
前記指示手段による撮影の指示時において、前記撮像素子における前記各色画素の画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する撮像制御手段と、
前記撮像素子における、前記色画素からの画素値の積算値に基づいて、ホワイトバランス調整のために前記色画素の画素値に乗算する各色画素用のゲインを算出する第1のゲイン算出手段と、
前記各色画素用のゲインに基づいて、前記ホワイトバランス調整のために前記W画素の画素値に乗算するW画素用ゲインを算出する第2のゲイン算出手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第2の撮影装置においては、前記撮像制御手段を、前記色画素からのみ前記画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する手段としてもよい。
「色画素からのみ前記画素値を取得する」とは、文字通り色画素からのみ画素値を取得し、W画素からは画素値を取得しない、すなわち撮像素子におけるW画素からは電荷を読み出さないことを意味する。
本発明による出力推定方法は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得し、
前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定することを特徴とするものである。
本発明による第1の撮影装置の制御方法は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
前記指示手段によるプレ撮影の指示時において、前記撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得し、
前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定し、
前記推定された前記W画素の画素値の積算値に基づいて、本撮影時における前記W画素に対する露出値を設定することを特徴とするものである。
本発明による第2の撮影装置の制御方法は、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
前記指示手段による撮影の指示時において、前記撮像素子における前記各色画素の画素値を取得し、
前記撮像素子における、前記色画素からの画素値の積算値に基づいて、ホワイトバランス調整のために前記色画素の画素値に乗算する各色画素用のゲインを算出し、
前記各色画素用のゲインに基づいて、前記ホワイトバランス調整のために前記W画素の画素値に乗算するW画素用ゲインを算出することを特徴とするものである。
なお、本発明による出力推定方法並びに第1および第2の撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
原色系であっても補色系であっても、カラー化が可能な波長域に感度を有する複数の色は白色と相関があるため、その複数の色を用いて白色を表すことができる。
本発明の出力推定装置および方法によれば、W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子の少なくとも一部の領域における色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素の画素値が取得され、各色の画素値の積算値に基づいて、少なくとも一部の領域におけるW画素の画素値の積算値が推定される。
ここで、2色以上の色画素の画素値の積算値からW画素の画素値の積算値を推定するための演算は、関数あるいはテーブルを用いて行われるため、W画素の画素値の積算値を算出するための演算よりも簡易なものとなる。これにより、W画素の画素値の積算値を推定するための手段は、積算値を算出するための手段と比較して、その構成を簡易なものとすることができる。したがって、W画素の画素値の積算値を算出する装置と比較して、本発明による出力推定装置のコストを低減することができる。
また、2色以上の色画素からのみ画素値を取得することにより、W画素の画素値の積算値の推定に必要な画素からのみ画素値を取得することとなるため、効率よくW画素の画素値の積算値を推定することができる。
本発明の第1の撮影装置およびその制御方法によれば、プレ撮影の指示時において、撮像素子の少なくとも一部の領域における色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素の画素値が取得され、各色の画素値の積算値に基づいて、少なくとも一部の領域におけるW画素の画素値の積算値が推定され、推定されたW画素の画素値の積算値に基づいて、本撮影時におけるW画素に対する露出条件が設定される。
ここで、プレ撮影時にはW画素からの読み出しは行われず、可視光の波長域に感度を有する2色以上の色画素からのみ画素値が取得されるため、画素値の取得を高速に行うことができる。また、W画素の画素値の積算値を推定するための手段は、積算値を算出するための手段と比較して、その構成を簡易なものとすることができる。したがって、W画素の画素値の積算値を算出する手段を有する撮影装置と比較して、コストを低減することができる。
また、2色以上の色画素からのみ画素値を取得することにより、W画素の画素値の積算値の推定に必要な画素からのみ画素値を取得することとなるため、効率よくW画素の画素値の積算値を推定することができる。
また、本発明の第2の撮影装置およびその制御方法によれば、撮影の指示時において、撮像素子における色画素の画素値が少なくとも取得され、各色の画素値の積算値に基づいて、ホワイトバランス調整のために色画素の画素値に乗算する各色画素用のゲインが算出され、さらに各色画素用のゲインに基づいて、ホワイトバランス調整のためにW画素の画素値に乗算するW画素用ゲインが算出される。
これにより、W画素用ゲイン算出のために、W画素の画素値の積算値を算出するための手段が不要となるため、撮影装置のコストを低減することができる。
また、色画素からのみ画素値を取得することにより、W画素用ゲインの算出に必要な画素からのみ画素値を取得することとなるため、効率よくW画素用ゲインを算出することができる。
本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの外観を示す図(正面側) 本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの外観を示す図(背面側) 本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図 撮像素子の画素配列を示す図(その1) AE処理部の構成を示す概略ブロック図 RGB各色の分光特性を示す図 AWB処理部におけるゲイン算出に関する部分の回路構成を示す概略ブロック図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート 撮像素子の画素配列を示す図(その2) MgおよびGの各色の分光特性を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1および図2は本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラ1の外観を示す図である。図1および図2に示すように、このデジタルカメラ1の上部には、レリーズボタン2、電源ボタン3およびズームレバー4が備えられている。
レリーズボタン2は、2段階の押下により2種類の動作を指示できる構造となっている。例えば、自動露出調整機能(AE:Auto Exposure)、自動焦点調節機能(AF:Auto Focus)を利用した撮影では、デジタルカメラ1は、レリーズボタン2が軽く押下される第1の押下操作(半押しともいう)がなされたときに、露出調整、焦点合わせ等の撮影準備を行う。その状態で、レリーズボタン2が強く押下される第2の押下操作(全押しともいう)がなされると、デジタルカメラ1は露光を開始し、露光により得られた1画面分の画像データを記録メディアに記録する。
デジタルカメラ1の背面には、液晶等のモニタ5、撮影モード等の設定に利用されるモードダイヤル6、および後各種操作ボタン8が備えられている。なお、本実施形態においては、撮影を行う撮影モード、および記録メディアに記録された画像をモニタ5に再生する再生モード等を設定可能とされている。
次いで、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図3は本発明の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように本実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラ1は、撮像系9を有する。
撮像系9は、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ10aおよびズーム機能を実現するためのズームレンズ10bからなる撮影レンズ10を有する。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部11およびズームレンズ駆動部12によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部11は、後述するAF処理部28からの指示に基づいて、ズームレンズ駆動部12はズームレバー4の操作に応じたCPU40からの指示に基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
絞り14は、複数の絞り羽根からなる。絞り駆動部15は、ステッピングモータ等小型のモータで、AE処理部29から出力される絞り値データに応じて、絞りの開口サイズが目的に適ったサイズになるように絞り羽根の位置を調整する。
シャッタ16はメカニカルシャッタであり、シャッタ駆動部17によって駆動される。シャッタ駆動部17は、レリーズボタンの押下により発生する信号と、AE処理部29から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ16の開閉の制御を行う。
シャッタ16の後方には撮像素子18を有している。本実施形態においては、CMOSタイプの撮像素子18を用いるものとする。撮像素子18は、多数の受光素子を例えば市松状に2次元的に配列した光電面を有しており、撮影レンズ10等の光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタおよびW(ホワイト)用の透明のフィルタが規則的に配列されたフィルタアレイとが配置されている。図3はフィルタアレイの配列に基づく撮像素子18の画素配列を示す図である。図4に示すように撮像素子18は、フィルタアレイにより、R,G,B,Wの画素が市松状に配置されたものとなっている。具体的には、図4に示す一番上の第一列はR,Gの画素が交互に並び、第二列はW画素が並び、第3列はG,Bの画素が交互に並び、これが繰り返されて、R,G,B,Wの画素が市松状に配置されている。
撮像素子18は、撮像素子制御部19から供給される読み出し信号に同期して、画素毎に蓄積された電荷を1画素ずつアナログ撮影信号として出力する。なお、各画素において電荷の蓄積を開始してから電荷を読み出すまでの時間、すなわち電子シャッタ制御のためのシャッタスピードは、撮像素子制御部19から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。この露光時間は、後述するAE処理部29により設定される。また、撮像素子18は撮像素子制御部19により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるようにゲインが調整されている。
撮像素子18から読み出されたアナログ撮影信号は、アナログフロントエンド(AFE)20に入力される。AFE20は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つRAWデータである。
タイミングジェネレータ21は、同期信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部17、撮像素子制御部19、およびAFE20に供給することにより、レリーズボタン2の操作、シャッタ16の開閉、撮像素子18からの電荷の読み出し、およびAFE20の処理の同期をとっている。
また、デジタルカメラ1は撮影時において必要なときに発光されるフラッシュ24を有する。フラッシュ24は、発光制御部23によりその発光が制御される。
また、デジタルカメラ1は、AFE20が出力した画像データをデータバス41を介して他の処理部に転送する画像入力コントローラ25、および画像入力コントローラ25から転送された画像データを一時記憶するフレームメモリ26を備える。
フレームメモリ26は、画像データに対して後述の各種処理を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部27は、フレームメモリ26に格納された画像データをスルー画像としてモニタ5に表示させたり、再生モード時に記録メディア34に保存されている画像をモニタ5に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、タイミングジェネレータ21が発生する同期信号に同期して、所定時間間隔で撮像系9により撮影される。ここで、スルー画像は画角を決定するために用いられるため、高画質なものである必要はない。このため、CPU40は、撮像素子18におけるW画素以外のR,G,Bの各色の画素のみから電荷を読み出すことによりスルー画像を取得する。
AF処理部28およびAE処理部29は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU40が撮像素子18にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。なお、プレ画像は撮影条件を決定するために使用されるため、撮像素子18のすべての画素から電荷を読み出す必要はない。このため、CPU40は、プレ撮影時には、撮像素子18のW画素以外のR,G,Bの各色の画素のみから電荷を読み出してプレ画像を取得する。
AF処理部28は、プレ画像に基づいてフォーカスレンズ10aの合焦位置を検出する。合焦位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するTTL方式を用いる。
AE処理部29は、プレ画像に基づいて絞り値およびシャッタスピードを露出値として設定して出力する(AE処理)。具体的には、測光方式が分割測光の場合、プレ画像を例えば8×8の64の測光領域に分割し、各領域のRGB各色の画素の画素値の積算値を算出する。なお、測光方式が中央重点測光またはスポット測光の場合には、中央部分の領域または定められた領域のRGB各色の画素の画素値の積算値を算出する。さらに、AE処理部は、分割測光の場合は全領域の積算値の平均値を算出する。そして、RGB各色の画素の画素値の積算値からW画素の画素値の積算値を推定し、RGB各色の画素およびW画素とで、それぞれ飽和しない露光量となるように、あらかじめ定められて後述する内部メモリ35に記憶されたプログラム線図に基づいて、シャッタスピードおよび絞り値を設定する。なお、ここでは、絞り値は色画素とW画素とで異なるものとできないため、AE処理部29は、電子シャッタ制御のためのシャッタスピードを、色画素とW画素とで異なるものとするようにAE処理を行う。
図5は本実施形態におけるAE処理部29の構成を示す概略ブロック図である。図5に示すようにAE処理部29は、RGB各色の画素値を積算するR積算回路50、G積算回路51、B積算回路52、W推定回路53および設定回路54を備える。
R積算回路50、G積算回路51およびB積算回路52は、各領域のRGB各色の画素値の積算値ΣR、ΣG、ΣBをそれぞれ算出する。W推定回路53は、RGB各色の画素値の積算値に基づいて、W画素の画素値の積算値を推定する。具体的には、下記の式(1)に示すようにW画素の画素値の積算値ΣWを推定する。
ΣW=f1r(ΣR)+f1g(ΣG)+f1b(ΣB) (1)
なお、f1r、f1g、f1bは積算値ΣR、ΣG、ΣBを重みづけるための関数である。
ここで、RGBの3色により可視光の波長域に存在する色を再現することが可能である。また、図6に示すようにRGBの各色の波長域を合わせた波長域の分光特性は可視光の全波長域に亘るため、RGBの各色の光を重みづけて混合することにより白色光を生成することが可能である。このようにRGB3色とWとは相関が高いため、本実施形態においては、RGB3色の画素の画素値の積算値を関数により重み付け加算して、W画素の画素値の積算値を推定するようにしたものである。
なお、W画素の画素値の積算値の推定は下記の式(2)に示すように、RGB各色の積算値をあらかじめ定めた係数α1、β1、γ1により重み付け加算することにより算出してもよい。なお、ε1は定数項である。
ΣW=α1・ΣR+β1・ΣG+γ1・ΣB+ε1 (2)
また、RGB各色の各種積算値と、式(1)または(2)に基づいて算出したW画素の画素値の積算値とを対応づけたテーブルを用意しておき、テーブルを参照してW画素の画素値の積算値を推定するようにしてもよい。
設定回路54は、RGB各色の画素値の積算値に基づいて、絞り値およびRGB各色の画素に対するシャッタスピードを設定する。また、推定されたW画素の画素値の積算値に基づいて、W画素のシャッタスピードを設定する。なお、W画素のシャッタスピードをW画素の画素値が飽和しないように設定し、W画素のシャッタスピードにW画素の画素値の積算値とG画素の画素値の積算値との比を乗算することにより、RGB各色画素のシャッタスピードを設定するようにしてもよい。
AWB処理部30は、本撮影により取得された本画像について、RGBWの各画素値のゲインを調整することにより、本画像のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。図7はAWB処理部30におけるゲイン算出に関する部分の回路構成を示す概略ブロック図である。図7に示すように、AWB処理部30は、R積算回路60、G積算回路61、B積算回路62、RGBゲイン算出回路63およびWゲイン算出回路64を備える。
R積算回路60、G積算回路61、B積算回路62は、本画像におけるRGB各色の画素値の積算値ΣR、ΣG、ΣBをそれぞれ算出する。RGBゲイン算出回路63は、下記の式(3)に示すように、RGB各色の画素値の全画素についての画素値の平均値Rm,Gm,Bmを算出する。
Rm=(ΣR)/M
Gm=(ΣG)/M (3)
Bm=(ΣB)/M
そして、下記の式(4)に示すように、平均値Rm,Gm,BmをG画素の画素値の平均値Gmにより除算することにより、RGB各色の画素値に対するゲインRg,Gg,Bgを算出する。
Rg=Gm/Rm
Gg=Gm/Gm (4)
Bg=Gm/Bm
Wゲイン算出回路64は、ゲインRg,Gg,Bgに基づいて、W画素の画素値に対するゲインWgを算出する。具体的には、下記の式(5)に示すように、ゲインWgを算出する。
Wg=f2r・Rg+f2g・Gg+f2b・Bg (5)
なお、f2r、f2g、f2bは積算値ΣR、ΣGおよびΣBを重みづけるための関数である。また、W画素の画素値の積算値の推定は下記の式(5)に示すように、ゲインRg,Gg,Bgをあらかじめ定めた係数α2、β2、γ2により重み付け加算することにより算出してもよい。なお、ε2は定数項である。
Wg=α1・Rg+β2・Gg+γ2・Bg+ε2 (6)
また、RGB各色の各種ゲインと、式(5)または(6)に基づいて算出したW画素のゲインWgとを対応づけたテーブルを用意しておき、テーブルを参照してW画素のゲインWgを算出するようにしてもよい。
そしてAWB処理部30は、算出したゲインRg,Gg,BgおよびゲインWgを、本画像のRGBWの各画素値に乗算することにより、本画像のホワイトバランスを調整する。
画像処理部31は、ホワイトバランスが調整された本画像の画像データに対して、明るさ補正、階調補正、シャープネス補正、および色補正等の画質補正処理、並びにRAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影により撮像素子18から取り込まれ、AFE20、画像入力コントローラ25経由でフレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
圧縮/伸長処理部32は、画像処理部31によって処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。
メディア制御部33は、不図示のメディアスロットルに着脱自在にセットされた記録メディア34にアクセスして、画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ35は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、ルックアップテーブル、およびCPU40が実行するプログラム等を記憶する。
CPU40は、レリーズボタン2、操作ボタン8およびAE処理部29等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。
データバス41は、各種処理部、フレームメモリ26およびCPU40等に接続されており、画像データおよび各種指示等のやり取りを行う。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図8は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。プレ撮影が行われることによりCPU40が処理を開始し、プレ画像について測光方式に応じたRGB各色画素の画素値の積算値を算出する(ステップST1)。そして、RGB各色の画素値の積算値に基づいて、W画素の画素値の積算値を推定する(ステップST2)。さらに、RGBWの各画素値の積算値および推定したW画素の画素値の積算値に基づいて、絞り値およびシャッタスピードを露出値として設定する(ステップST3)。なお、AE処理とともにAF処理も行われる。
次いでCPU40は、レリーズボタン2が押下されることにより、本撮影の指示がなされたか否かの監視を開始し(ステップST4)、ステップST4が肯定されると、本撮影を行う(ステップST5)。そして、AWB処理部30が、本撮影により取得された本画像のRGB各色画素の画素値の積算値を算出し(ステップST6)、積算値に基づいてRGB各色のゲインRg,Gg,Bgを算出する(ステップST7)。さらに、AWB処理部30は、ゲインRg,Gg,Bgに基づいてW画素のゲインWgを算出し(ステップST8)。算出したゲインRg,Gg,BgおよびゲインWgを各画素の画素値に乗算してホワイトバランス調整処理を行う(ステップST9)。
次いで、画像処理部31が本画像に対して画像処理を施し(ステップST10)、圧縮/伸長処理部32が、画像処理が施された本画像の画像データから画像ファイルを生成し(ステップST11)、メディア制御部33が画像ファイルを記録メディア34に記録し(ステップST12)、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、RGB各色の画素値の積算値からW画素の画素値の積算値を推定するようにしたものである。
ここで、RGBWの各画素値の積算値からW画素の画素値の積算値を推定するための演算は、関数、重み係数またはテーブルを用いて行われるため、W画素の画素値の積算値を算出するための演算よりも簡易なものとなる。したがって、積算値を算出するための回路と比較して、W推定回路53の構成を簡易なものとすることができる。これにより、W画素の画素値の積算値を算出する回路を備えたデジタルカメラと比較して、本実施形態によるデジタルカメラのコストを低減することができる。
また、撮影前およびプレ撮影時にはW画素からの電荷の読み出しを行わず、RGB各色の画素からのみ電荷の読み出しを行うようにしたため、画像の取得を高速に行うことができる。とくにスルー画像は所定時間間隔で連続して取得されるため、スルー画像のフレームレートを高速にすることができる。
また、ホワイトバランス調整時には、RGB各色のゲインRg,Gg,BgからW画素の画素値のゲインWgを算出しているため、W画素用のゲイン算出のために、W画素の画素値の積算値を算出するための手段が不要となり、その結果、デジタルカメラのコストを低減することができる。
なお、上記実施形態においては、図4に示すようにRGBおよびW画素を市松状に配置した撮像素子18を用いているが、図9に示すように補色系のCy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー)、Gの各色画素およびW画素を市松状に配置した撮像素子を用いるようにしてもよい。この場合、図10に示すように、MgおよびGの波長域を合わせた波長域が可視光の全波長域に亘るものとなるため、RGBの各色の光を重みづけて混合することにより白色光を生成することが可能である。したがって、この場合、Mg画素およびG画素の画素値の積算値ΣMg、ΣGに基づいて、下記の式(8)に示すように、W画素の画素値の積算値を推定すればよい。
ΣW=f3mg(ΣMg)+f3g(ΣG) (8)
なお、f3mg、f3gは積算値ΣMg、ΣGを重みづけるための関数である。
また、図9に示す撮像素子において、G画素に代えてR画素を用いてもよい。この場合、Cy画素およびR画素の画素値の積算値に基づいて、W画素の画素値の積算値を推定すればよい。また、G画素に代えてB画素を用いてもよく、この場合、Ye画素およびB画素の画素値の積算値に基づいて、W画素の画素値の積算値を推定すればよい。
また、上記実施形態においては、AWB処理部30のR積算回路60、G積算回路61、B積算回路62によりRGB各色の画素値の積算値を算出しているが、プレ画像を用いて算出したRGB各色の画素値の積算値を用いるようにしてもよい。これにより、AWB処理部30においてR積算回路60、G積算回路61、B積算回路62が不要となるため、AWB処理部30の回路構成をより簡易なものとすることができ、その結果、デジタルカメラのコストをより低減することができる。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1について説明したが、コンピュータを、上記のAE処理部29およびAWB処理部30に対応する手段として機能させ、図8に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も本発明の実施形態の1つである。
1 デジタルカメラ
5 モニタ
9 撮像系
10 撮影レンズ
11 フォーカスレンズ駆動部
23 発光制御部
24 フラッシュ
28 AF処理部
29 AE処理部
30 AWB処理部
40 CPU

Claims (12)

  1. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する撮像制御手段と、
    前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定する積算値推定手段とを備えたことを特徴とする出力推定装置。
  2. 前記撮像制御手段は、前記2色以上の色画素からのみ前記画素値を取得するよう、前記撮像素子を制御する手段であることを特徴とする請求項1記載の出力推定装置。
  3. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段と、
    前記指示手段によるプレ撮影の指示時において、前記撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する撮像制御手段と、
    前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定する出力推定手段と、
    前記推定された前記W画素の画素値の積算値に基づいて、本撮影時における前記W画素に対する露出値を設定する露出設定手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  4. 前記撮像制御手段は、前記2色以上の色画素からのみ前記画素値を取得するよう、前記撮像素子を制御する手段であることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段と、
    前記指示手段による撮影の指示時において、前記撮像素子における前記各色画素の画素値を取得するよう前記撮像素子を制御する撮像制御手段と、
    前記撮像素子における、前記色画素からの画素値の積算値に基づいて、ホワイトバランス調整のために前記色画素の画素値に乗算する各色画素用のゲインを算出する第1のゲイン算出手段と、
    前記各色画素用のゲインに基づいて、前記ホワイトバランス調整のために前記W画素の画素値に乗算するW画素用ゲインを算出する第2のゲイン算出手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  6. 前記撮像制御手段は、前記色画素からのみ前記画素値を取得するよう、前記撮像素子を制御する手段であることを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
  7. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得し、
    前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定することを特徴とする出力推定方法。
  8. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
    前記指示手段によるプレ撮影の指示時において、前記撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得し、
    前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定し、
    前記推定された前記W画素の画素値の積算値に基づいて、本撮影時における前記W画素に対する露出値を設定することを特徴とする撮影装置の制御方法。
  9. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段とを備えた撮影装置の制御方法であって、
    前記指示手段による撮影の指示時において、前記撮像素子における前記各色画素の画素値を取得し、
    前記撮像素子における、前記色画素からの画素値の積算値に基づいて、ホワイトバランス調整のために前記色画素の画素値に乗算する各色画素用のゲインを算出し、
    前記各色画素用のゲインに基づいて、前記ホワイトバランス調整のために前記W画素の画素値に乗算するW画素用ゲインを算出することを特徴とする撮影装置の制御方法。
  10. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得する手順と、
    前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段とを備えた撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記指示手段によるプレ撮影の指示時において、前記撮像素子の少なくとも一部の領域における前記色画素のうち、可視光の全波長域に亘って感度を有する2色以上の色画素からの画素値を取得する手順と、
    前記撮像素子の前記少なくとも一部の領域における、前記2色以上の色画素からの画素値の積算値に基づいて、前記少なくとも一部の領域における前記W画素の画素値の積算値を推定する手順と、
    前記推定された前記W画素の画素値の積算値に基づいて、本撮影時における前記W画素に対する露出値を設定する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. W画素およびカラー化が可能な3色以上の色画素の配列により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対する撮影の指示を行う指示手段とを備えた撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記指示手段による撮影の指示時において、前記撮像素子における前記各色画素の画素値を取得する手順と、
    前記撮像素子における、前記色画素からの画素値の積算値に基づいて、ホワイトバランス調整のために前記色画素の画素値に乗算する各色画素用のゲインを算出する手順と、
    前記各色画素用のゲインに基づいて、前記ホワイトバランス調整のために前記W画素の画素値に乗算するW画素用ゲインを算出する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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