JP2010157873A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体中に人物が存在する場合でも鑑賞者に違和感を持たせないホワイトバランス制御を行う。
【解決手段】被写体を撮像する撮像素子204と、被写体の画像を撮像素子に結像するレンズ系201とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置で、ホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御手段と、撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出手段と、人が撮影されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が撮影されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御手段208とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は撮像装置及び撮像装置の制御方法に関し、特に、画像の色収差を色補正するために用いて好適な技術に関する。
近年、技術革新・低価格化などによりデジタルビデオカメラが広く普及してきている。また、デジタルカメラで動画の撮影が可能になったことにより、様々な場面で動画を撮影するようになり、様々な光源の元で撮影されるようになってきている。しかし、被写体の色は光源によって変化する。
したがって、それをそのまま撮影して後日鑑賞すると、色の変化はその場の天気や環境などを表して臨場感となる場合もある利点を有している。しかし、被写体によっては弊害がある場合がある。特に、被写体が人物の場合は大きな弊害もある。たとえば、曇り日の色温度の高い環境では、肌色に青みがかり不健康な印象を与える。逆に、夕焼けの色温度の低い環境では肌色が赤味がかり、青味ほどではないもののやはり不自然な印象を与える。
そこで、従来オートホワイトバランス(以下、ホワイトバランスをWB、オートホワイトバランスをAWBとする)制御により、その環境での光源を白に近づけることがデジタルカメラ、及びデジタルビデオカメラで行われている。
前述のとおり、WB制御を行うことによって白やそれに近い肌色などの彩度の低い色は適正になる。しかし、彩度の高い被写体の色は変化する。また、光源の影響を受けない背景などもWB制御により色が変化する。
これを実際の制御方法に照らし合わせて説明する。前述のAWB制御にはフィードフォワード制御とフィードバック制御がある。フィードフォワード制御は、その画像をその場で補正することができる。
特に、デジタルビデオカメラなどの動画においては、1フレームの漏れもなく常に適正なWBにすることができる。特に、鑑賞者が被写体である人物に注目している場合は違和感を少なくすることができる。しかしながら、その反面において、適正なWBにすると補正量の変化が急激であり、彩度の高い色や背景などでは画面の大部分で色の変化が急となる。このため、鑑賞者は、被写体である人物の急激な色の変化に違和感を覚える。また、精度に関しては後述のフィードバック制御には劣るといわれている。
フィードバック制御は、適正なWB補正値に徐々に近づいていくため、画面全体としては鑑賞者に違和感を与えない。また前述のとおりWB補正の精度が高い。反面、光源の変化への追随性が遅く、光源が変化してから再度補正が完了するまで、人物の肌色が適正でない期間が存在することになる。
以上のように、WBにおけるフィードフォワード制御もフィードバック制御もそれぞれ大きな問題を抱えており、片方だけの制御ではすべての問題を解決することはできない。このような問題点を考慮して、特許文献1において、フィードフォワード制御とフィードバック制御とを切り替える技術が提案されている。
特開2006−33174号公報
しかしながら、特許文献1において提案されたカラービデオカメラの場合は、撮影時の光源に応じてフィードフォワード制御またはフィードバック制御の何れかに切り換える技術であり、特殊な光源に対応するためのものである。特に、画面全体と被写体の肌色との違和感を解決するものではない。
したがって、特許文献1に記載の技術を利用しても、被写体中に人物が存在する場合には鑑賞者に違和感を与えないホワイトバランス制御を行うことは困難であり、実際の撮影シーンの変化に対応するWB制御を行うことは困難である問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、画面全体と被写体の肌色との違和感を鑑賞者に持たせないホワイトバランス制御を行うことのできる撮像装置を提供できるようにすることを目的としている。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体の画像を前記撮像素子に結像するレンズ系とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置であって、前記撮像素子から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御手段と、前記撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出手段と、前記人検出手段の検出の結果、人が検出されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が検出されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体の画像を前記撮像素子に結像するレンズ系とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御工程と、前記撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出工程と、前記人検出工程の検出結果において、人が検出されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が検出されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御工程とを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体の画像を前記撮像素子に結像するレンズ系とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記撮像素子から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御工程と、前記撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出工程と、前記人検出工程の検出結果において、人が検出されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が検出されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御工程とを有する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、フィードフォワードWBとフィードバックWBとをそれぞれ使い分け、被写体に人物が含まれる場合にはホワイトバランスの即時性を優先して、肌色などの彩度の低い色は常に適正に保つことができる。また、被写体に人物が含まれない場合には画面全体の色の変化を優先してホワイトバランス制御を行うので、画面全体と被写体の肌色との違和感を鑑賞者に持たせないホワイトバランス制御を行うことのできる撮像装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
(装置の構成)
図2は、本実施形態の撮像装置の撮像系の構成例を示すブロック図である。
図2において、201は撮影レンズ系である。図2では、撮影レンズ系201を便宜上凸レンズ1枚で示しているが、複数のレンズから構成されている。そして、複数のレンズを駆動することにより、撮像素子204に結像させる被写体像の倍率を変更する変倍機能(ズーム機能)や、撮像素子上に結像される被写体像の合焦状態を調節する焦点調節機能(オートフォーカス機能)などを達成することができる。
202は撮像素子204に到達する光量を調整するともに、撮像素子204を遮光するシャッター機能を備えた絞りである。203は撮影レンズ系201のズーム機能やフォーカス機能、及び絞り202の光量調整機能や遮光機能を制御するための撮像制御部である。
撮像素子204は、CCDやCMOSセンサで構成され、受光した被写体像を電気信号からなる画像データに変換する撮像素子である。205はCDS(相関2重サンプリング)回路、AGC(自動利得制御)回路、及びA/Dコンバータなどからなる前処理部である。206は撮像素子204や前処理部205の駆動タイミングを制御する信号を発生してこれらを制御するためのタイミングジェネレータ(TG)である。
220は前検波部であり、後述するWBのフィードフォワード制御のために画像を検波する。222はWBゲイン部であり、撮像素子204から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御を行う。本実施形態のWBゲイン部222は、後述するWB制御のために各色独立したゲインを掛けることができ、ここでは独立した各色をR/G/Bとする。221は後検波部であり、後述するWBのフィードバック制御のために画像を検波する。
207は信号処理部であり、ガンマ補正、色補正などの処理を行うためのものである。208は撮像装置全体の制御を司るシステム制御部である。209は後述する表示部212や記録媒体210への画像データの送受信を制御する画像入出力制御部である。
212は表示部であり、信号処理部207において処理された画像データを基に、画像を表示する液晶ディスプレイや有機ELディスプレイからなる。213は撮影者が撮像装置200を操作するためのキーパネルである。
撮影レンズ系201に入射した光は撮像制御部203により適正露光に調整され、撮像素子204で光電変換される。撮像素子204で光電変換された映像信号は前処理部205でノイズ除去されるとともに、ゲイン制御が施され、さらにA/D変換される。
次に、撮像素子204から送られてきた電気信号に輝度補正やホワイトバランス処理、フェードなどのデジタルエフェクト処理などの信号処理を信号処理部207において施し、画像入出力制御部209に送る。次に、画像入出力制御部209において、信号処理部207から送られてきた電気信号を、静止画像データの場合はJPEG形式に符号化する。また、動画像データの場合はMPEG形式などに符号化し、記録媒体210に記録する。
画像入出力制御部209は、また、表示部212に画像データとして表示するのに適した形式で電気信号に信号処理を施すこともできる。210は画像入出力制御部209において処理を施された画像データを記録するための各種記録媒体が用いられる。例えば、DVテープ、DVDディスク、メモリカードなどでもよい。また、画像入出力制御部209は、出力画像の信号形式を表示部212で表示するために適した形式に変換する。
また、絞り202は静止画撮影時の露光時間を調節するシャッターの役割も備え、静止画撮影の場合には撮像素子204が電荷を蓄積し始めた後に絞り202を閉じることによって露光時間を決定することができる。
(AWB制御の方法)
図1は、本実施形態の撮像装置200の動作状態を概略的に示す状態遷移図である。
本実施形態において、撮像装置200に電源が投入されてから撮影までの準備期間や、画像閲覧モードなど、撮影の行わない状態をひとまとめに非撮影モード101とする。
また、撮影を行うことができる状態であり、実際に撮影記録が行われている場合と、撮影記録は行われていないがいつでも記録できる状態であり、リアルタイムに液晶表示装置などの表示部212に撮影画像が表示されている状態を含めて撮影モード104とする。すなわち、本実施形態の撮像装置200は、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能に構成されている。
撮影モード104は、フィードバックWBモード102と、フィードフォワードWBモード103とを有している。フィードバックWBモード102は、WBを後述するフィードバック制御で行い、フィードフォワードWBモード103はWBを後述するフィードフォワード制御で行う動作モードである。
また、図1において、105は人検出部であり、被写体に人が含まれるか否か判断する機能を有している。人検出部105は、ユーザがキーパネル213を操作してオン/オフを操作可能であり、WBゲイン部222は、人検出部105がオンのときは、フィードフォワードによるホワイトバランス制御とフィードバックによるホワイトバランス制御とを切り替えて行う。また、人検出部105がオフのときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行う。したがって、キーパネル213は、ユーザが操作可能な人検出切り替え手段として機能する。
本実施形態において、人検出部105は被写体である人を検出するために人の顔を検知するようにしており、被写体である人を検知するために肌色を検出する。そして、人検出部105の検出結果において、検出した被写体である人が撮影画像のなかに占める大きさが小さい場合、及び撮影画像の中心にない場合は、人検出部105は検知した人を、人として検出しないようにしている。
次に、図1を参照しながら、本実施形態の実際の状態遷移の一例を説明する。
撮像装置200の電源が投入されると非撮影モード101になる。ここで、OSの起動など、撮像装置200の起動準備が行われる。ここで、フィードフォワードWB制御を1回行い補正量の色差(R−Y,B−Y)を算出する。この補正量を後の遷移先であるフィードバックWBモード102で行うWB初期補正量とする。それが完了すると撮影モード104に遷移する。撮影モード104内では、最初はフィードバックWBモード102に遷移する。
フィードバックWBモード102では人検出部105を監視する。人検出部105が被写体に人物を検出しない間は風景など鑑賞者が画面全体を鑑賞するものとしてWB制御による色の変化の緩やかなフィードバック制御を行う。人検出部105で人を検出した際には第1の状態遷移106にて即座にフィードフォワードWBモード103に遷移する。フィードフォワードWBモード103では、鑑賞者が人に注目しているものとして肌色の補正速度を優先してフィードフォワードによってWB制御を行う。
本実施形態では、人の検出が不安定であったり、画角から一瞬外れたりするなどの状態が考えられるので、人検出部105が人を検出しなくなってもフィードバックWBモード102には即座に遷移せずに数秒待つ。それでも人検出部105が人を検出している状態から、人を検出しなくなった状態に遷移したときは、一定時間経過してからフィードフォワードWBモード103から第2の状態遷移107を経てフィードバックWBモード102に遷移する。第2の状態遷移107では、フィードフォワードWBモード103によって最後に算出された色差(R−Y,B−Y)の補正量を、遷移先であるフィードバックWBモード102で行うWB初期補正量とする。
図3は、WBのフィードバック制御の流れを説明するフローチャートである。
撮像装置200の動作が開始されると、先ず、ステップS301で現在のフィールドの画像を後検波部221で検波する。後検波部221による検波は、画面全体の平均でもよいし、各画素を別々でもよいし、画面を16×8くらいのブロックに分割し、それぞれの平均値を複数もってもよい。
次に、ステップS302において、ステップS301において検波した色を座標変換する。画像処理でそれまで(R,G,B)などであったとしても、ここは輝度Y、色差(R−Y,B−Y)に変換する。これは、図5で後述する制御軸を色差で持っているので、それに合わせるためであり、制御軸ごと変更すればどの座標系でもかまわない。
さらに、ステップS301で画素ごとやブロックごとに検波している場合、輝度Yを見て輝度の高い部分は本来の白ではなく、輝度が高いために白飛びしていると考えて除外してもよい。
次に、ステップS303で前述の色差信号を、後述する図5のグラフにプロットし、プロットした点を補正の目標値とする処理を行う。
次に、ステップS304において、現在のフィードバックWB補正量に補正目標値に近づく方向で、かつ黒体放射の制御軸501を外れない範囲で小さい値を加算する。本実施形態においては、黒体放射の制御軸501を外れないように動くので、目標値が黒体放射の制御軸501上に無ければ最大限近づくだけで一致することは無い。たとえば、現在の補正量が503、目標値が点504だとすると、目標値が点504に近づき、かつ黒体放射の制御軸501上の点506に移動する。このまま何フィールドも経過して最大に近づいたとしても点505まで近づくのみである。
また、加算量は色の変化が鑑賞者に分からない範囲でなるべく小さい値がよいが、目標値に対して小さすぎると制御速度が遅くなるので適宜調整するが、ここでは1ずつとする。たとえば、色差で現在の補正量が(100,100)、補正目標が(90,110)であれば、加算後の補正量は(99,101)とする。この補正量をホワイトバランスの制御量としてステップS305でWBゲイン部222に書き込む。これにより、今回のステップS301で検波したフィールドによって算出された補正量が次のフィールドでWB調整が施され、徐々に目標値に近づくことになる。これにより、フィードフォワードによるホワイトバランス制御によって算出されたホワイトバランス補正量と、フィードバックによるホワイトバランス制御の補正目標との差が一定以内に制御することができる。
図4は、WBのフィードフォワード制御の流れを説明するフローチャートである。
まず、ステップS401で現在のフィールドの画像を前検波部220で検波する。前検波部220による検波は、画面全体の平均でもよいし、各画素を別々でもよいし、画面を16×8くらいのブロックに分割し、それぞれの平均値をブロックごとそれぞれ複数もってもよい。
次に、ステップS402において、ステップS401で検波した色を輝度Y、色差(R−Y,B−Y)に変換する。さらに、ステップS401で画素ごとやブロックごとに検波している場合、輝度Yを見て輝度の高い部分は本来の白ではなく、輝度が高いために白飛びしていると考えて除外してもよい。
次に、ステップS403で前述の色差信号を後述する図5のグラフにプロットする。フィードフォワード制御の場合色差(R−Y,B−Y)を輝度Yで割ると、白の判別が正確になる場合もあるのでそのようにしてもよい。プロットした点が黒体放射上に重なればそこを白と判断し、直接重ならなければ最寄りの黒体放射上の点を白とする。その白の点の色差(R−Y,B−Y)をホワイトバランスの制御量として、ステップS404でWBゲイン部222に書き込む。これにより、今回のステップS401で検波したフィールドがそのフィールド内でWB調整がされ、1フィールドの抜けも無くWB制御を実行し続けることができる。
図5は、黒体放射の制御軸の特性を説明する図である。
図5の特性図は、R−Y、B−Yの色差を座標としている。図5中、501は黒体放射の制御軸であり、左上が晴天の日陰など色温度10000Kを越えるような非常に高い光源を表し、右下が暗い白熱電球やハロゲンなどの色温度の低い光源を表している。本実施形態のシステム制御部208は、図示しないがCPU、ROM及びRAMよりなるコンピュータシステムを有している。このコンピュータシステムにより、フィードフォワードによるホワイトバランス制御、もしくは前記フィードバックによるホワイトバランス制御の補正量から色温度を推定する色温度推定手段を構成している。そして、色温度推定手段により推定された色温度による色の補正を行うようにしている。
前述のとおり、検波された色を図5の特性図にプロットし、点503のように黒体放射の制御軸上に重なればそこを白と判断し、点504のように黒体放射の制御軸上に直接重ならなければ最寄りの黒体放射の制御軸上の点505を白とする。黒体放射の制御軸は幅を持たせてもよいし、幅を明るさなどに連動させてもよい。502は、蛍光灯などの光源で黒体放射に乗らない領域を表す。明るさやフリッカーなどを検出して黒体放射の制御軸501にこの領域を適宜拡張する。
人検出部105が被写体中から人の顔を検知する方法については公知の方法を用いるものとしてここでは詳述しない。顔検出方法としては、例えば、画像から人の顔のパターンを検知してもよい。また、各画素、各ブロックの検波値から肌色を検出してもよい。図6は、R−Y,B−Yの色差を座標とした場合の肌色と検出する顔領域601の一例を説明する図である。
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における撮像装置を構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した撮像装置の制御方法における各工程を実行するソフトウェアのプログラム(実施形態では図3、図4に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては種々の記録媒体を使用することができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本実施形態の実施形態を示し、撮像装置の動作状態を概略的に示す状態遷移図である。 本実施形態の実施形態を示し、撮像装置の撮像系の構成例を示すブロック図である。 本実施形態の実施形態を示し、WBのフィードバック制御の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態の実施形態を示し、WBのフィードフォワード制御の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態の実施形態を示し、黒体放射の制御軸の特性を説明する図である。 本実施形態の実施形態を示し、R−Y,B−Yの色差を座標とした場合の肌色と検出する領域の一例を説明する図である。
符号の説明
101 非撮影モード
102 フィードバックWBモード
103 フィードフォワードWBモード
104 撮影モード
105 人検出部
106 第1の状態遷移
107 第2の状態遷移
200 撮像装置
201 レンズ系
202 絞り
203 撮像制御部
204 撮像素子
205 前処理部
206 タイミングジェネレータ(TG)
207 信号処理部
208 システム制御部
209 画像入出力制御部
210 記録媒体
212 表示部
213 キーパネル
220 前検波部
221 後検波部
222 WBゲイン部
501 黒体放射の制御軸
502 蛍光灯領域
601 肌色の検出領域

Claims (14)

  1. 被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体の画像を前記撮像素子に結像するレンズ系とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置であって、
    前記撮像素子から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御手段と、
    前記撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出手段と、
    前記人検出手段の検出の結果、人が検出されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が検出されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フィードフォワードによるホワイトバランス制御、もしくは前記フィードバックによるホワイトバランス制御の補正量から色温度を推定する色温度推定手段を有し、
    前記色温度推定手段により推定された色温度による色の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ホワイトバランス制御手段は、前記人検出手段が人を検出している状態から、人を検出しなくなった状態に遷移したときは、一定時間経過してから前記フィードバックによるホワイトバランス制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記ホワイトバランス制御手段は、前記人検出手段が人を検出しない状態から、人を検出した状態に遷移したときは、フィードフォワードによるホワイトバランス制御を即座に行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記ホワイトバランス制御手段は、前記フィードフォワードによるホワイトバランス制御によって算出されたホワイトバランス補正量を、前記フィードバックによるホワイトバランス制御の補正目標として用いることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記ホワイトバランス制御手段は、前記フィードフォワードによるホワイトバランス制御手段によって算出されたホワイトバランス補正量と、前記フィードバックによるホワイトバランス制御手段の補正目標との差が一定以内になるように制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. ユーザが操作可能な人検出切り替え手段を有し、
    前記ホワイトバランス制御手段は、前記人検出切り替え手段がオンのときは、フィードフォワードによるホワイトバランス制御とフィードバックによるホワイトバランス制御とを切り替えて行い、
    前記人検出切り替え手段がオフのときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記人検出手段は、被写体である人が撮影画像のなかに占める大きさが小さい場合は、人として検出しないことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記人検出手段は、被写体である人が撮影画像のなかの中心にない場合は人として検出しないことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記人検出手段は、被写体である人を検出するために人の顔を検知することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  11. 前記人検出手段は、被写体である人を検出するために肌色を検出することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  12. 被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体の画像を前記撮像素子に結像するレンズ系とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御工程と、
    前記撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出工程と、
    前記人検出工程の検出結果において、人が検出されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が検出されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 被写体を撮像する撮像素子と、前記被写体の画像を前記撮像素子に結像するレンズ系とを有し、動画を記録している状態で動作する動画記録モードと、動画記録する前の待機状態で動作する動画記録待機モードとで動作可能な撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像素子から出力される画像データにおける白色を正しく表示できるように制御するためのホワイトバランス制御として、フィードフォワードによるホワイトバランス制御と、フィードバックによるホワイトバランス制御とを行うホワイトバランス制御工程と、
    前記撮像素子から出力される画像データの中から人を検出する人検出工程と、
    前記人検出工程の検出結果において、人が検出されているときはフィードフォワードによるホワイトバランス制御を行い、人が検出されていないときはフィードバックによるホワイトバランス制御を行うように制御する制御工程とを有する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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