JP2010157768A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマ中のイオンに基板の処理に適したエネルギーをもたせるとともに、イオンエネルギーの分散を狭帯域化させることを可能とするプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置において、被処理基板を載置する第1電極11と、一定間隔で第1電極と対向するように配置された第2電極12と、前記第1電極11,第2電極12を収容し、その内部の雰囲気を調整可能に構成されたチャンバ13と、第1電極上の自己バイアス電圧を制御するための所定の第1周波数の負の直流パルス電圧を第1電極11に印加する第1電源装置18Aと、第1電極11,第2電極12間にプラズマを発生させるための所定の第2周波数のRF電圧を直流パルス電圧と同期させて前記第1電極に印加する第2電源装置と、を具備する。
【選択図】図11

Description

本発明は、半導体装置等の製造プロセスに用いられるプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関する。
近時、半導体デバイスの高性能化,高集積化および微細化が急速に進んでいる。半導体デバイスの高集積化のためには、微細加工技術,エピタキシャル成長技術,パッケージング技術等の向上が必要となるが、中でも微細加工技術の比重が高く、高アスペクト比や最小線幅の狭小化等の加工精度の向上が強く求められている。
このような半導体デバイスの微細加工技術の1つとして、高いエッチングレートで異方性微細加工が可能な反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching;RIE)が知られている。一般的にRIEでは、雰囲気調整が可能なチャンバ内に一対の電極を所定間隔で対向配置し、一方の電極に基板を保持させ、電極に高周波電力(RF電力)を供給して電極間にプラズマを生成させる。
RIEは、このとき基板に生じる自己バイアス電圧とプラズマポテンシャルの差の電位によってプラズマ中の正イオンが加速されて基板に入射し衝突する物理的エッチング(スパッタリング)と、活性な中性ラジカルによる化学的エッチングの複合作用を利用する。プラズマポテンシャルは自己バイアス電圧よりも相対的に小さいために、基板に入射するイオンのエネルギー制御は自己バイアス電圧を制御することによって行われている。
電極電位はRF電圧に対応して周期的に変化するため、イオンエネルギーも周期的に変化する。そして、イオンエネルギーはRF電圧の周波数に依存して分散し、RF電圧の周波数が低いほどイオンエネルギーの分散は大きくなることが知られている。
イオンエネルギーに分散が生じると、高エネルギーのイオンは肩削りを誘発して加工形状を悪化させ、一方、低エネルギーのイオンは基板加工に寄与せずまたは異方性劣化に伴い加工形状を悪化させるおそれがある。そこで、プラズマを生成、維持するためのRF電力とイオンエネルギーを制御するためのRF電力の2つ以上の異なる周波数のRF電力を用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来技術では、低い周波数に起因するイオンエネルギーの分散が大きく、この分散を加工精度の向上のために必要とされる範囲に十分に狭帯域化させることは困難である。また、低い方の周波数を高くすることでイオンエネルギーの分散を小さくすることができるが、所望されるイオンエネルギーを得ることが困難になるという問題がある。
特開2003−234331号公報(特許請求の範囲、段落[0058]〜[0061]等)
本発明は、プラズマ中のイオンに基板の処理に適したエネルギーをもたせるとともに、イオンエネルギーの分散を狭帯域化させることを可能とするプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法を提供することを目的とする。
本発明は第1態様として、被処理基板を載置する第1電極と、一定間隔で前記第1電極と対向するように配置された第2電極と、前記第1,第2電極を収容し、その内部の雰囲気を調整可能に構成されたチャンバと、前記第1電極上の自己バイアス電圧を制御するための所定の第1周波数の負の直流パルス電圧を前記第1電極に印加する第1電源装置と、前記第1,第2電極間にプラズマを発生させるための所定の第2周波数のRF電圧を前記直流パルス電圧と同期させて前記第1電極に印加する第2電源装置と、を具備することを特徴とするプラズマ処理装置を提供する。
本発明は第2態様として、その内部雰囲気を調整可能に構成されたチャンバ内の下部および上部に互いに一定間隔で対向するようにそれぞれ配置された第1電極と第2電極の当該第1電極上に被処理基板を載置させ、前記第1電極上の自己バイアス電圧を制御するための所定の負の直流パルス電圧を前記第1電極に印加するとともに、前記第1,第2電極間にプラズマを発生させるための所定のRF電圧を前記直流パルス電圧と同期させて間欠的に前記第1電極に印加することを特徴とするプラズマ処理方法を提供する。
本発明によれば、プラズマ中のイオンに基板の処理に適したエネルギーをもたせるとともに、イオンエネルギーの分散を狭帯域化することができ、これによりプラズマを用いた種々の加工を高精度に行うことができる。
本発明の第1形態に係るRIE装置の概略構成を示す断面図。 第1形態に係るRIE装置においてRF電極に印加される電圧波形を示す図。 第1形態に係るRIE装置によるプラズマ電子密度,プラズマポテンシャル,自己バイアス電圧の関係を模式的に示す図。 イオンが電極電位に追従する場合のイオンエネルギーおよびその分散についてのシミュレーション結果を示すグラフ。 イオンが電極電位に追従しない場合のイオンエネルギーおよびその分散についてのシミュレーション結果を示すグラフ。 被処理体の構成を示す概略断面図。 第1形態に係るRIE装置においてRF電極に印加される別の電圧波形を示す図。 本発明の第2形態に係るRIE装置の概略構成を示す図。 第2形態に係るRIE装置においてRF電極に印加される電圧波形を示す図。 第2形態に係るRIE装置によるプラズマ電子密度,プラズマポテンシャル,自己バイアス電圧の関係を模式的に示す図。 本発明の第3形態に係るRIE装置の概略構成を示す図。 第3形態に係るRIE装置においてRF電極に印加される電圧波形を示す図。 第1形態に係るRIE装置の変形例の概略構成を示す図。 自己バイアス電圧を制御するための電圧の別の印加形態を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここではプラズマ処理装置として、半導体基板(以下「基板」と記す)にRIE処理を施すRIEプラズマ処理装置(以下「RIE装置」と記す)を取り上げることとする。
図1に本発明の第1形態に係るRIE装置10Aの概略構成を示す。RIE装置10Aは、基板Wを載置する第1電極たる高周波電極(以下「RF電極」と記す)11と、一定間隔でこのRF電極11と対向するように配置された第2電極たる対向電極12と、これらRF電極11と対向電極12を収容するチャンバ13と、チャンバ13の内部にプラズマ生成に必要なガスを供給するためのガス供給機構14と、チャンバ13内を減圧するための減圧ポンプ15を備えている。
ガス供給機構14からチャンバ13の内部へ供給されるガスとしては、Ar,Kr,Xe,N,O,CO,H等のガスの他、SFやCF,C,C,C,C,Cl,HBr,SiH,SiF等のプロセスガスが挙げられる。対向電極12はこれらのガスをチャンバ13の内部に送出する構造となっている。ガス供給機構14と減圧ポンプ15の動作調節により、チャンバ13の内部を所望する処理雰囲気、例えば1Pa〜数Paに調整することができるようになっている。
ガス供給機構14からチャンバ13内に供給されるガスをRF電極11と対向電極12の間でプラズマ化させてRIE処理を行うために、RIE装置10Aは、RF電極11に異なる周波数の高周波(RF)電圧を印加する第1電源装置18と第2電源装置19を備えている。なお、RF電極11の詳細な構造は図1に示していないが、RF電極11は、例えば基板Wを吸着保持するための静電チャックと、この静電チャックを支持する金属製のステージから構成されており、このステージにRF電圧が印加される。静電チャックには基板Wを所定温度に保持するためのヒータを埋設することができる。対向電極12はアース(グランド)電位に保持されている。
第1電源装置18は、RF電極11上の自己バイアス電圧(つまりRF電極11に保持された基板Wに生じる自己バイアス電圧)Vdcを制御するための電圧を間欠的にRF電極11に印加する。そのために第1電源装置18は、第1周波数fでsin波形のRF電圧を連続的に出力する第1RF電源21と、プラズマ負荷に対するインピーダンス整合等を行う第1整合器22と、第1RF電源21から出力されるRF電圧を周期的にアース側へ逃がすための第1スイッチング部23を備えている。第1電源装置18はまた、第2電源装置19からRF電極11へ供給される電力成分が第1整合器22へ侵入することを防止するための第1フィルタ24を備えている。
第2電源装置19は、RF電極11と対向電極12の間にプラズマを発生させ、これを維持することを主目的とするRF電圧をRF電極11に印加する。そのために第2電源装置19は、第2周波数fのRF電圧を連続的に出力する第2RF電源25と、第2整合器26と、第1電源装置18からRF電極11に供給される電力成分が第2整合器26へ侵入することを防止するための第2フィルタ27を備えている。
第2周波数fは、例えば100MHzに設定される。第1周波数fは第2周波数fよりも低い周波数に設定され、例えば1MHzや13.56MHzに設定することができる。その設定条件については後に詳細に説明する。
図2に第1電源装置18と第2電源装置19からそれぞれ出力される電圧波形およびこれらの重畳電圧波形を模式的に示す。第1スイッチング部23は、RF電極11に対して、時間幅tでの電圧印加の間に時間幅tの無電圧時間が存在するように、スイッチング動作を行う。つまり、第1スイッチング部23は第1RF電源21から出力される電圧をパルス化する。
時間幅t,tは1/f=t+tの関係を満たしている。したがって図2上段の波形に示されるように、第1RF電源21から出力される第1周波数fのRF電圧のピーク−ピーク電圧V1P−Pのうちの略一定幅(電位差ΔV)かつ略一定値が、間欠的にRF電極11に印加されることとなる。
“略一定幅”,“略一定値”とは、その幅,絶対値に、第1スイッチング部23の動作精度等に依存して若干のばらつきが生じることがあることをいう。理想的な状態では、図2上段の波形に示される通り、RF電圧の変化に対して時間幅t,tは時間的にずれることなく、したがって電位差ΔVの幅は変化することなく、かつ、印加電圧の絶対値は一定値内に維持される。以下、このようにして第1電源装置18から出力される電圧を“第1周波数fのパルス電圧”ということとする。
第1周波数fのパルス電圧は、負の自己バイアス電位によって負の電圧値領域で変化するようになるため、第1周波数fのパルス電圧を正電圧としてしまうと、自己バイアス電圧Vdcの絶対値が小さくなる。そこで、第1周波数fのパルス電圧は負のパルス電圧とする。
第2電源装置19からは、図2中段の電圧波形に示されるように、第2周波数fのRF電圧が連続的に出力される。第1RF電源21から出力されるRF電圧のピーク−ピーク電圧V1P−Pは数百ボルトとされるのに対して、第2RF電源25から出力されるRF電圧のピーク−ピーク電圧V2P−Pは数十ボルトとされ、これらはともに負電圧とされる。そのため第1電源装置18から出力される第1周波数fのパルス電圧と第2電源装置19から出力される第2周波数fのRF電圧とが重畳されると、図2下段に示されるような電圧波形が得られる。
この図2下段に示した重畳電圧がRF電極11に印加されることによってRF電極11と対向電極12との間に生じるプラズマの電子密度Nと,プラズマポテンシャルVと,自己バイアス電圧Vdcの関係を模式的に図3に示す。
プラズマ電子密度Nは、第2電源装置19からRF電極11に印加される第2周波数fのRF電力成分に依存するため、ほぼ一定値に維持される。したがって、プラズマ中の正イオン密度も一定に維持され(図示せず)、プラズマポテンシャルVも一定に維持される。
自己バイアス電圧Vdcは、実質的に第1周波数fのパルス電圧の変化に対応して負の電圧値範囲において変化し、第2周波数fのRF電圧の寄与は無視することができる。自己バイアス電圧Vdcは負電位であり、プラズマポテンシャルVは正電位であるから、プラズマ中の正イオンのイオンエネルギーEは自己バイアス電圧VdcとプラズマポテンシャルVとの差(すなわち絶対値の和)で表される。プラズマポテンシャルVは自己バイアス電圧Vdcに比べて極めて小さいために、実質的に自己バイアス電圧VdcをイオンエネルギーEと考えることができる。
そこで、RF電極11への小さな電力投入によってプラズマ中の正イオンにRIE加工に必要なエネルギーを持たせるために、先に図2上段に示した通り、時間幅tの中央(=t/2)において第1周波数fのsin波RF電圧値が極小値をとるように時間幅t,tが設定された第1周波数fのパルス電圧を用いる。これにより、図3に示されるように、絶対値の大きな自己バイアス電圧Vdcを生じさせてプラズマ中の正イオンを加速させ、基板Wに引き込むことができる。
第1周波数fのパルス電圧における電位差ΔVに起因して、自己バイアス電圧Vdcには電位差ΔVdcが生じる。この電位差ΔVdcはイオンエネルギーEの分散(分布幅)を広くする1つの要因となる。図2に示した通りに時間幅tの中央(=t/2)で第1周波数fのsin波RF電圧値が極小値をとるように時間幅t,tを設定することにより、時間幅tに対する電位差ΔVを最も小さくすることができ、これにより電位差ΔVdcを小さく抑えることができる。イオンエネルギーEの分散を狭帯域化するために、時間幅tは第1周波数fの周期(=1/f)の1/4周期以下とすることが望ましい。
イオンエネルギーEの分散は、プラズマ中の正イオンがRF電極11の電極電位に追従できるか否かにも依存する。プラズマ中の正イオンは、RF電極11の電極電位の周波数がプラズマのイオン周波数ωpi以下である場合に、この電極電位に追従する。ここで、ωpi=(eNi/(εM))1/2[Hz](但し、Ni:イオン密度(個/m)、ε:真空の誘電率、M:イオン質量(kg)、e:電子素量)で与えられる。
RF電極11の電極電位の周波数は第1周波数fと同じであるから、第1周波数fがイオン周波数ωpi以下である場合に、プラズマ中の正イオンはRF電極11の電極電位に追従したイオンエネルギーを有するようになる。図3の自己バイアス電圧Vdcはこのイオンエネルギーを反映する値を示す。
第1比較例として、RIE装置10Aから第1スイッチング部23を取り除いた構成のRIE装置を用い、第1周波数f(=1MHz)のRF電圧と第2周波数f(=100MHz)のRF電圧を連続的にRF電極11に重畳印加した場合のイオンエネルギーの分布を、連続体モデルプラズマシミュレータ(G. Chen, L.L. Raja, J. Appl. Phys., 96, 6073(2004))でシミュレーションした結果を図4に模式的に示す。
また第1実施例として、RIE装置10Aを用い、第1周波数f(=1MHz)のパルス電圧(時間幅t=1/4f)と第2周波数f(=100MHz)の連続RF電圧を、第1比較例と同電圧,同電力でRF電極11に重畳印加した場合のイオンエネルギーの分布を、同シミュレータにより求めた結果を図4に模式的に併記する。ここで、具体的に図4においては、RF電極と対向電極の電極間距離を30mm、基板サイズをφ300mm、アルゴン(Ar)ガス流量を200sccm、チャンバ圧力を1.333Pa(=10mTorr)とし、第1周波数f(=1MHz)のRF電圧(VP−P=900V,電力:400W)と第2周波数f(=100MHz)のRF電圧(VP−P=20V,電力:500W)をRF電極11に重畳印加した場合のイオンエネルギーの分布を示している。なお、図4では第1比較例と第1実施例の各イオンエネルギー分布を、ベースラインを上下にずらして記載している。
先に示した種々のガスを用いたプラズマ中の正イオンは、RF電極11の電極電位が周波数1MHzで変化する場合にこの電極電位に追従する。第1比較例の場合には、プラズマ中のイオンエネルギーは低エネルギー側ピークと高エネルギー側ピークに分かれており、そのエネルギー差は約700eVである。また、これら2つのピーク間のエネルギーを有するイオンが一定の割合で存在している。これに対して、第1実施例の場合には、低エネルギー側ピークと高エネルギー側ピークとの間のエネルギー差は第1比較例の場合と同等であるが、高エネルギー側ピークは、狭いピーク幅を有しながら極端に大きくなっており、このピークのエネルギーを有するイオンの割合が極めて多くなっていることがわかる。この高エネルギー側ピークが全体に占める割合は80%程度にまで達する。
よって、この高エネルギー側ピーク位置を適切なエネルギー範囲内に設定し、実質的にこの高エネルギー側ピークを専ら用いて基板WのRIE処理を行うことにより、加工形状を精密に制御することができるようになる。この高エネルギー側ピークの値は第1周波数fのパルス電圧の値により制御することができる。
一方、RF電極11の電極電位の周波数がプラズマのイオン周波数ωpi超である場合には、プラズマ中の正イオンはこの電極電位に追従することができない。この場合、イオンエネルギーすなわち自己バイアス電圧Vdcは、第1周波数fのパルス電圧の値よりも小さい振幅で変動する。
第2比較例として、RIE装置10Aから第1スイッチング部23を取り除いたRIE装置の構成において、RF電極と対向電極の電極間距離を30mm、基板サイズをφ300mm、アルゴン(Ar)ガス流量を200sccm、チャンバ圧力を1.333Pa(=10mTorr)とし、第1周波数f(=13.56MHz)のRF電圧(VP−P=900V,電力:400W)と第2周波数f(=100MHz)のRF電圧(VP−P=20V,電力:500W)を連続的にRF電極11に重畳印加した場合のイオンエネルギーの分布を、前記シミュレータでシミュレーションした結果を図5に示す。
これに対して、第2実施例としてRIE装置10Aを用い、第1周波数f(=13.56MHz)のパルス電圧(時間幅t=1/4f)と、第2周波数f(=100MHz)の連続RF電圧を、第2比較例と同電圧,同電力でRF電極11に重畳印加した場合のイオンエネルギーの分布を、同シミュレータにより求めた結果を図5に模式的に併記する。さらに図5に、RF電極11に100MHzのRF電圧のみを第2実施例と同電圧,同電力で連続印加した場合のイオンエネルギーを併記する。
先に示した種々のガスを用いたプラズマ中の正イオンは、RF電極11の電極電位が周波数13.56MHzで変化する場合には、この電極電位に追従することができない。
第2比較例では自己バイアス電圧Vdcとして−350Vが発生し、イオンエネルギーは320eV〜450eVで、イオンエネルギーの分散ΔEは130eVとなっている。この場合、一部の正イオンはRIE加工に適したエネルギー範囲から外れたエネルギーを有してしまうこととなる。
これに対して第2実施例では、第2比較例と同様に自己バイアス電圧Vdcとして−350Vが得られる。また、第1周波数fのパルス電圧に正イオンが追従できないために、低エネルギー側ピークと高エネルギー側ピークとが近接するようになり、イオンエネルギーの分散ΔEは40eVとなって、第2比較例の場合の約1/3に狭帯域化される。これにより、実質的に全ての正イオンのイオンエネルギーをRIE加工に適したエネルギー範囲に収めることができる。
なお、第2周波数f(=100MHz)のRF電圧だけがRF電極11に印加された場合のイオンエネルギーは約75eVで、このイオンエネルギーを有する正イオンはRIE加工に寄与しない。
第1実施例と第2実施例とを対比すると、第1実施例によるイオンエネルギーの狭帯域化では、多くのイオンが高エネルギー部に集中する一方で、一定量のイオンはこれよりも低いエネルギーを有し、その分布範囲も広いことから、このような低エネルギーのイオンが加工形状を悪化させるおそれや、エッチングレートを高めることを困難にするおそれがないとは言えない。
これに対して、第2実施例では、プラズマ中のほぼ全ての正イオンがRIE加工に適したイオンエネルギーを有するように、イオンエネルギーの分散を狭帯域化させることができるので、高いエッチングレートと高精度な加工を同時に実現することができる。
次に、このようなイオンエネルギーの狭帯域化がRIE加工プロセスに及ぼす影響についてより具体的に説明する。ここでは上述した第1実施例と第2実施例のいずれの形態を用いてもよいが、好ましくは第2実施例が用いられる。図6に被処理体200の構成を示した概略断面図を記す。図6(a)はRIEを施す前の断面図であり、図6(b)はRIE処理中の断面図であり、図6(c)はRIE終了後の断面図である。
RIE処理前の被処理体200は、例えばリソグラフィ工程により予めパターニングされたマスク層202とその下層の被エッチング層204が、例えばシリコン基板206上部に形成された構造を有している。マスク層202には、例えばX線用あるいはエキシマレーザ用のレジストが用いられる。被エッチング層204は例えばシリコン酸化膜であるが、ボロンあるいはリンなどを添加したシリコン酸化膜でもよい。また、マスク層202と被エッチング層204との間には他の材料からなる膜が形成されていてもよい。
このような被処理体200に、上述した第2実施例に係るエッチング処理を施すと、図6(c)に示すようにマスク層202のホール径CD1(以下「トップCD」ともいう)に対し、ボトム径CD2(以下「ボトムCD」ともいう)、被エッチング層204の表面からの深さD3のホールが形成される。このときマスク層202では、ホール入口付近の肩部208が初期の表面から深さD2で削られる。なお、図6(b)に示されるように、エッチング処理中の被エッチング層204の表面からのホールの深さをD3′、肩部208が初期の表面から削られた深さをD2′とする。
例えば、被処理体として、被エッチング層204がφ300mmのシリコン基板上に熱酸化で形成されたシリコン酸化膜であり、マスク層202がX線用レジストであって、所定径のホールパターンが形成されているものをRIE処理する。このとき、Cガス/Arガス/Oガスの各流量を所定比に設定し(例えば、C:Ar:O=18:400:10(sccm))、チャンバ13内の圧力を2.667Pa(=20mTorr)とし、印加電力は100MHzを500W、13.56MHzを400Wとする。また、13.56MHzのRF電圧は第2実施例と同じ形態でパルス電圧化されている。対向電極12と被処理体である半導体ウエハ表面との距離は27mm、RF電極11の温度を20℃に設定することができる。
エッチング選択比は、マスク層202に対する被エッチング層204のエッチングレートの比であるから、図6(b)に示すパラメータを用いるとD3′/D2′で表される。ボトムCD/トップCDはホール形状を示す値の1つであり、図6(c)に示すパラメータを用いるとCD2/CD1で表される。
エッチング選択比が低いと、エッチングレートが高くても所望のホールの深さが確保されるまでにマスク層202が破壊される危険性がある。したがって、深いホールを形成する際にマスク層202を破壊することなくエッチング処理を行うためには、エッチング選択比が高いことが必要とされる。また、ボトムCD/トップCDが高いことは、底面の広さが開口部の広さに対して十分なホールが形成されていることを表しており、好ましい。
第2実施例に係る形態を用いたRIE処理では、イオンエネルギーの狭帯域化により、被エッチング層204に対しては適切なエッチング性能を有し、かつ、マスク層202に対するエッチングレートが低い条件にRIE処理条件を設定することが容易となり、エッチング選択比D3′/D2′を大きく取り、ボトムCD/トップCDを高く確保することができる。
RIE装置10Aにおいて、第1電源装置18によるRF電極11へのパルス電圧の印加は、図3に示した形態に限定されるものではなく、第1周波数fの周期(1/f)の自然数倍の周期でパルス化した電圧を印加する形態としてもよい。一例として、図7に第1周波数fの2倍の周期2/fでRF電極11に第1周波数のパルス電圧を印加する形態を示す。図7において、t+t=2/fの関係が満たされている。
この場合、f>ωpiの関係が満たされていても、RF電極11へのパルス電圧印加の実質的な周波数はf/2となるため、f/2>ωpiの関係が満たされていれば上述した第2実施例と同じ形態でのイオンエネルギーの狭帯域化が実現され、f/2≦ωpiの関係が満たされていれば上述した第1実施例と同じ形態でのイオンエネルギーの狭帯域化が実現される。
次に、本発明の第2形態に係るRIE装置について説明する。図8にRIE装置10Bの概略構成を示した断面図を記す。RIE装置10Bが先に説明したRIE装置10Aと異なっている点は、RIE装置10Bが具備する第2電源装置19Aは第2RF電源25から出力されるRF電圧を周期的にアース側へ逃がすための第2スイッチング部28を備えている点である。
図9に第1電源装置18と第2電源装置19AからRF電極11に出力される電圧波形および重畳波形を示す。第1電源装置18からは先に図2に示したものと同じ,第1周波数fのパルス電圧が出力される(図9上段)。第2電源装置19Aの第2スイッチング部28は、第1電源装置18から出力される第1周波数fのパルス電圧と同期して時間幅tでの電圧印加の間に時間幅tの無電圧時間が存在するように、スイッチング動作を行う(図9中段)。こうして、図9下段に示される重畳波形が得られる。
図9下段に示した重畳電圧がRF電極11に印加されることによってRF電極11と対向電極12との間に生じるプラズマの電子密度Nと,プラズマポテンシャルVと,自己バイアス電圧Vdcの関係を模式的に図10に示す。
プラズマ電子密度Nは第2電源装置19AからRF電極11に印加される第2周波数fのRF電力成分に依存するため、これが間欠印加されるようになると、RF電極11への電圧印加オフによりプラズマ維持のためのエネルギーが供給されなくなるために、電子密度Nが低下し、プラズマ中の正イオン密度も電子密度と対応して低下する(図示せず)。第2スイッチング部がRF電極11への電圧印加をオンとすると、電子密度N,正イオン密度,プラズマポテンシャルVは一定値に戻る。
近時において放電周波数(第2周波数f)の高周波数化が図られ、プラズマの安定生成が実現されたが、プラズマの高密度化のために必要以上にプロセスガスの解離が進行し、過剰に活性種(正イオン)が供給され、マスクの変形や選択比不足等の問題が生じているが、第2電源装置19Aにより第2周波数fのRF電力を間欠印加とすることにより、過剰なプロセスガスの解離による活性種の生成を抑制してマスク変形を防止し、また選択比を向上させることができるようになる。
第2周波数fのRF電力のRF電極11への間欠印加による電子密度Nの低下に対応して、プラズマポテンシャルVは増大する。このプラズマポテンシャルVの変化量は、自己バイアス電圧Vdcよりも極めて小さく、イオンエネルギーEには実質的に影響を与えず、RIE装置10Bでも、第1周波数fのパルス電圧を用いることにより、RIE装置10Aを用いた第1実施例と第2実施例の形態によるイオンエネルギーの狭帯域化と同じ効果を得ることができる。
次に、本発明の第3形態に係るRIE装置について説明する。図11にRIE装置10Cの概略構成を示した断面図を記す。RIE装置10Cが先に説明したRIE装置10Bと異なっている点は、RIE装置10Cが具備する第1電源装置18Aは、第1RF電源21に代えて直流電源21Aを備えている点である。
図12に第1電源装置18Aと第2電源装置19AからRF電極11に出力される電圧波形および重畳波形を示す。第1電源装置18Aからは、時間幅tの直流電圧印加の間に時間幅tの無電圧時間が存在する直流パルス電圧が出力され、その周期は1/fとされる(図12上段)。第2電源装置19Aからは、第1電源装置18Aから出力される第1周波数fの直流パルス電圧と同期して時間幅tでの電圧印加の間に時間幅tの無電圧時間が存在するように、間欠的にRF電力が出力される(図12中段)。こうして、図12下段に示される重畳波形が得られる。
RIE装置10A,10Bでは、第1RF電源21として交流電源を用いているために、電圧印加のための時間幅tを決めたときに不可避的に電位差ΔVが生じる。これに対して直流電源21Aを用いた場合、理想的には電位差ΔVは発生しないため、イオンエネルギーの狭帯域化の効果がより大きくなる。但し、現実には、直流パルス電圧の立ち下がり/立ち上がりの勾配に起因し、また、直流パルス電圧の両端部では図12に示されるように90°で電圧変化せずに一定の曲率が存在するため、ΔVを完全にゼロとすることは困難である。しかし、直流電源を用いた場合には、交流電源を用いた場合と対比して、電位差ΔVを小さく抑えることができ、自己バイアス電圧Vdcの電位差ΔVdcも小さく抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、RIE装置10Aでは、第1電源装置18と第2電源装置19から出力される電圧を重畳させてRF電極11に印加する構成としたが、図13に示すRIE装置10Dのように、第1電源装置18から第1フィルタ24を除いた新たな第1電源装置18BをRF電極11に接続し、第2電源装置19から第2フィルタ27を除いた新たな第2電源装置19Bを対向電極12に接続し、第1電源装置18Bと第2電源装置19Bからの出力は図2に示した形態とする装置構成へと変形してもよい。
これらRIE装置10A,10Dを用いたRIE処理の効果には差はなく、RIE装置10Dでは第1フィルタ24と第2フィルタ27が不要となるため装置構成が簡単となる。RIE装置10AをRIE装置10Dへ変形したように、RIE装置10B,10Cについても同様の変形が可能である。
また、RIE装置10Aについて、図7に示す電圧印加方法を用いることができたように、この電圧印加方法はRIE装置10Bにおいても用いることができる。その場合には、第2電源装置19は、プラズマ維持等のために第1周波数fの周期(1/f)で第2周波数fのRF電圧をパルス化してRF電極11に印加することが好ましい。
さらにRIE装置10Aについて、第1電源装置18からRF電極11への自己バイアス電圧Vdcを制御するための電圧印加を、第1RF電源21から出力されるRF電圧の最小値(極小値)を含むタイミングで行ったが、別の形態として図14に示すように、RF電圧印加の周期を1/2fとし、最大電位と最小電位の中間値近傍に電圧印加のタイミングを設定することもできる。この場合、実質的な周波数は2fとなるので、2f>ωpiの関係が満たされていれば正イオンはRF電極11の電極電位に追従することはなく、2f≦ωpiの関係が満たされていれば正イオンはRF電極11の電極電位に追従する。さらにこのとき第1RF電源21からのRF電圧印加の周期を1/2fの自然数倍の周期としてもよく、また、第2周波数fのRF電力は、第1電源装置18からの出力に同期させてもよいし、連続的であってもよい。
第1電源装置18,18Aや第2電源装置19,19Aは、第1RF電源21や直流電源21A,第2RF電源25から出力された電圧を増幅するための増幅器を備えた構成としてもよい。第1電源装置18,18Aでは、第1スイッチング部23の動作により電圧の間欠印加を行う構成について説明したが、コンピュータ等により所定のパルス電圧波形を作製し、それを所望値へ増幅する構成としてもよい。
本発明は、RIEエッチング装置に限定して適用されるものではなく、その他のプラズマ処理装置、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置,スパッタリング装置,イオンインプラ装置等にも適用され得る。
10A・10B・10C・10D…RIE装置、11…RF電極、12…対向電極、13…チャンバ、14…ガス供給機構、15…減圧ポンプ、18・18A・18B…第1電源装置、19・19A・19B…第2電源装置、21…第1RF電源、21A…直流電源、22…第1整合器、23…第1スイッチング部、24…第1フィルタ、25…第2RF電源、26…第2整合器、27…第2フィルタ、28…第2スイッチング部、200…被処理体、202…マスク層、204…被エッチング層、206…シリコン基板、W…基板。

Claims (4)

  1. 被処理基板を載置する第1電極と、
    一定間隔で前記第1電極と対向するように配置された第2電極と、
    前記第1,第2電極を収容し、その内部の雰囲気を調整可能に構成されたチャンバと、
    前記第1電極上の自己バイアス電圧を制御するための所定の第1周波数の負の直流パルス電圧を前記第1電極に印加する第1電源装置と、
    前記第1,第2電極間にプラズマを発生させるための所定の第2周波数のRF電圧を前記直流パルス電圧と同期させて前記第1電極に印加する第2電源装置と、を具備することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記第1電源装置が前記第1電極に対して印加する電圧の周波数は、前記第2周波数未満かつ生成するプラズマのイオン周波数ωpi(ωpi=(eNi/(εM))1/2[Hz],Ni:イオン密度(個/m)、ε:真空の誘電率、M:イオン質量(kg)、e:電子素量)超であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1電源装置と、前記第2電源装置の少なくともいずれかは、前記第1電極に供給される電力成分の侵入を防止するためのフィルタを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  4. その内部雰囲気を調整可能に構成されたチャンバ内の下部および上部に互いに一定間隔で対向するようにそれぞれ配置された第1電極と第2電極の当該第1電極上に被処理基板を載置させ、
    前記第1電極上の自己バイアス電圧を制御するための所定の負の直流パルス電圧を前記第1電極に印加するとともに、前記第1,第2電極間にプラズマを発生させるための所定のRF電圧を前記直流パルス電圧と同期させて間欠的に前記第1電極に印加することを特徴とするプラズマ処理方法。
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