JP2010157580A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データの書込み速度を高く維持しつつ、非選択セルのデータの劣化を抑制することができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、半導体層30と、半導体層内に設けられたソース層Sおよびドレイン層Dと、ソース層とドレイン層との間の半導体層に設けられ、論理データを記憶するために電荷を蓄積し、あるいは、電荷を放出する電気的に浮遊状態のボディ領域Bと、ボディ領域上に設けられたゲート絶縁膜50と、或る1つのボディ領域上にゲート絶縁膜を介して設けられ、ソース層、ドレイン層およびボディ領域を含むメモリセルのチャネル長方向に互いに分離された第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体記憶装置に関する。
近年、1T(Transistor)−1C(Capacitor)型のDRAMに代わるメモリと期待されている半導体記憶装置として、FBCメモリ装置がある。FBCメモリ装置は、SOI(Silicon On Insulator)基板上にフローティングボディ(以下、ボディともいう)を備えたFET(Field Effect Transistor)を形成し、このボディに蓄積されている多数キャリアの数の多少によってデータ“1”またはデータ“0”を記憶する。例えば、N型FETからなるFBCにおいて、ボディに蓄積されているホール数が多い状態をデータ“1”とし、それが少ない状態をデータ“0”とする。データ“0”を格納するメモリセルを“0”セルと呼び、データ“1”を格納するメモリセルを“1”セルと呼ぶ。
データ“1”を選択メモリセルに書き込むとき、選択メモリセルとビット線を共有する非選択メモリセルには、データ“1”を書き込まない。従って、非選択メモリセルのゲートには、ソース電位よりも低い負電位が与えられる。しかし、非選択メモリセルが“0”セルである場合、ドレイン電圧が高くかつゲート電位が低い状態となるので、ボディ−ドレイン間のpn接合部に印加される電界が大きくなる。これは、GIDL(Gate Induced Drain Leakage)の原因となる。“0”セルにおいてGIDL電流が流れると、“0”セルのボディにホールが次第に蓄積され、“0”セルのデータ状態を劣化させてしまう(ビット線“1”ディスターブともいう)。
ビット線“1”ディスターブを防止するために、“1”書き時のビット線電位を低下させることが考えられる。しかし、この場合、データ“1”の書込み速度が遅くなってしまう。
ビット線“1”ディスターブを防止するために、“1”書き時の非選択ゲート電位を上昇させることが考えられる。しかし、この場合、非選択の“1”セルのデータが劣化するおそれがある。
データ“0”を選択メモリセルに書き込むとき、選択メモリセルとビット線を共有する非選択メモリセルのゲートには、ソース電位よりも低い負電位が与えられる。ドレイン電圧も低い状態である。しかし、この非選択メモリセルが“1”セルである場合、ホールがボディに蓄積されているため、ボディ電位が“0”セルのボディ電位に比べて高くなる。このため、非選択メモリセルのボディ電位を充分に低下させないと、ホールがpn接合部からリークしてしまう(ビット線“0”ディスターブともいう)。従って、上記非選択メモリセルが“1”セルである場合、非選択ゲート電位を低下させることが好ましい。
従って、ビット線“1”ディスターブおよびビット線“0”ディスターブの対応策は、互いにトレードオフの関係にある。
特開2002−246571号公報
データの書込み速度を高く維持しつつ、非選択セルのデータの劣化を抑制することができる半導体記憶装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、半導体層と、前記半導体層内に設けられたソース層およびドレイン層と、前記ソース層と前記ドレイン層との間の前記半導体層に設けられ、論理データを記憶するために電荷を蓄積し、あるいは、電荷を放出する電気的に浮遊状態のボディ領域と、前記ボディ領域上に設けられたゲート絶縁膜と、或る1つの前記ボディ領域上に前記ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記ドレイン層、前記ソース層および前記ボディ領域を含むメモリセルのチャネル長方向に互いに分離された第1のゲート電極および第2のゲート電極とを備えている。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置の駆動方法は、ソース層と、ドレイン層と、論理データを記憶するために電荷を蓄積し、あるいは、電荷を放出する電気的に浮遊状態のボディ領域と、或る1つの前記ボディ領域の上方に設けられ、前記ドレイン層側および前記ソース層側にそれぞれ互いに分離された第1のゲート電極および第2のゲート電極とを備えた半導体記憶装置の駆動方法であって、
前記メモリセルにデータを書き込むときに、前記第1のゲート電極に印加する電圧を前記第2のゲート電極に印加する電圧よりも低くすることを具備する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、ゲート電極、ソース層、ドレイン層、および、論理データを記憶するために電荷を蓄積しあるいは電荷を放出する電気的に浮遊状態のボディ領域を含むメモリセルを備えた半導体記憶装置の製造方法であって、
埋込み絶縁膜上に設けられた半導体層上にゲート絶縁膜を形成し、
前記ゲート絶縁膜上にマスク材を形成し、
前記マスク材のうち前記ゲート電極の形成部分にあるマスク材を除去して、該マスク材にトレンチを形成し、
前記ゲート電極の材料を前記トレンチの両側面に形成して、該トレンチの一方の側面に第1のゲート電極を形成し、該トレンチの他方の側面に第2のゲート電極を形成し、
ゲート間絶縁膜を前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極との間に形成し、
前記マスク材を除去し、
前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極の各側面に側壁膜を形成し、
前記第1のゲート電極、前記第2のゲート電極、前記ゲート間絶縁膜および前記側壁膜をマスクとして用いて不純物を導入して、前記ソース層および前記ドレイン層を形成することを具備する。
本発明による半導体記憶装置は、データの書込み速度を高く維持しつつ、非選択セルのデータの劣化を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったFBCメモリの構成を示す部分的な平面図である。メモリセルMCは、マトリクス状に配列され、メモリセルアレイMCAを構成している。ワード線WL1、WL2は、ロウ(row)方向に延伸し、メモリセルMCのゲートG1、G2としても機能する。本実施形態のワード線は、メモリセルMCの各行に対して2本ずつ(WL1、WL2)設けられている。即ち、各メモリセルMCは、それぞれ第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2を備えている。
第1のゲート電極G1およびG2(ワード線WL1およびWL2)は、互いに分離されており、絶縁体によって絶縁されている。これにより、第1のゲート電極G1およびG2(ワード線WL1およびWL2)には、互いに異なる電圧を印加することができる。
ビット線BLは、カラム方向に延伸し、メモリセルMCのドレインに接続されている。1組のワード線WL1、WL2とビット線BLとは、互いに直交しており、その各交点にメモリセルMCが設けられている。
本実施形態では、ソース線SLは、ワード線WL1、WL2と同様にロウ方向に延伸しており、メモリセルMCのソースに接続されている。隣接する2行のメモリセルMCは、ソース線SLを共有している。ビット線BLは、メモリセルMCのドレインに接続されており、メモリセルMCの各カラムの配列に対応して設けられている。尚、ロウ方向とカラム方向との呼称は、便宜的なものであって、互いに入れ替えても差し支えない。
ワード線WL1およびWL2の総幅、および、ビット線BLの幅をFとし、コンタクトマージンを0.5Fとすると、単位メモリセルUCの大きさは、3F×2F=6Fである。Fは、リソグラフィを用いて形成可能な最小加工寸法である。
尚、本実施形態によるFBCメモリは、ビット線BLを駆動するセンスアンプ、ワード線WLを駆動するワード線ドライバ、ソース線を駆動するソース線ドライバ、ロウアドレスをデコードするロウデコーダ、カラムアドレスをデコードするカラムデコーダ等を備えているが、これらについては説明を省略する。
図2は、図1の2−2線に沿った断面図である。図3は、図1の3−3線に沿った断面図である。メモリセルMCは、シリコン基板10、BOX層20およびp型のSOI層30を含むSOI基板上に設けられている。メモリセルMCは、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の構成を有する。SOI層30は、ストライプ状に形成されており、アクティブエリアを構成する。アクティブエリア間には、図3に示すように、STI(Shallow Trench Isolation)が埋め込まれている。シリコン基板10あるいはプレートPLには、プラグ(図示せず)を介して固定電位が印加されている。
BOX層20上のSOI層30内に、n+型のソースSおよびn+型のドレインDが設けられている。ボディBは、ソースSとドレインDとの間のSOI層30に形成されている。ボディBは、ソースSおよびドレインDとは逆導電型の半導体からなる。本実施形態では、メモリセルMCはN型FETである。ボディBは、ソースS、ドレインD、BOX層20、ゲート絶縁膜50およびSTIによって、その一部または全部が囲まれることによって電気的に浮遊状態である。ボディBは、データを記憶するために多数キャリア(ホール)を蓄積し、あるいは、多数キャリアを放出する。FBCメモリは、ボディB内の多数キャリアの数によって論理データ(バイナリデータ)を記憶することができる。
ソースSおよびドレインDは、不純物濃度の高いn+型の拡散層の周囲に形成されたn−型のエクステンション層(図示せず)を含んでいてもよい。ソースSおよびドレインDは、BOX層20に達するように形成されており、これにより、ボディBはフローティング状態を維持することができる。
ボディB上にゲート絶縁膜50が設けられている。ゲート絶縁膜50上に第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2が設けられている。第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2は、メモリセルMCのチャネル長方向(本実施形態では、カラム方向と同方向)に互いに分離されている。第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2は、それぞれ独立に制御することができる。第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2の1つのペアがメモリセルMCの1つの行に対応している。第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2の複数のペアは、メモリセルMCの複数行のそれぞれに対応する。
ゲート間絶縁膜IGIが第1のゲート電極G1と第2のゲート電極G2との間に設けられている。ゲート間絶縁膜IGIは、第1のゲート電極G1と第2のゲート電極G2との間の絶縁状態を維持する。
第1および第2のゲート電極G1およびG2の外側面には、側壁膜40が設けられている。さらに、層間絶縁膜ILDが、第1のゲート電極G1、第2のゲート電極G2および側壁膜40を被覆している。
ソース線コンタクトSLCは、ソース線SLとソースSとの間を接続するように層間絶縁膜ILD内に設けられている。ビット線コンタクトBLCは、ビット線BLとドレインDとの間を接続するように層間絶縁膜ILD内に設けられている。ソース線コンタクトSLCは、カラム方向に隣接する2つのメモリセルMCの共通のソースSに接続されている。ビット線コンタクトBLCは、カラム方向に隣接する2つのメモリセルMCの共通のドレインDに接続されている。さらに、ソース線コンタクトSLCおよびビット線コンタクトBLCは、カラム方向に交互に設けられている。
図2に示すメモリセルMCのチャネル長方向の断面において、ゲート間絶縁膜IGIの幅は、メモリセルMCのチャネル長よりも短く、かつ、チャネル部分の中央部の上方に設けられている。第1のゲート電極G1は、ドレインDとボディBとの間の境界部分の上方に設けられている。第2のゲート電極G2は、ソースSとボディBとの間の境界部分の上方に設けられている。換言すると、ドレインDとボディBとの間の境界は、第1のゲート電極G1の下方に存在し、ソースSとボディBとの間の境界は、第2のゲート電極G2の下方に存在する。
本実施形態によるFBCメモリの駆動方法を説明する。ここでは、選択メモリセルMCへデータ“1”を書き込む。データ“1”を書き込む際には、メモリセルMCを5極管動作させ、ボディ−ドレイン間のpn接合付近でインパクトイオン化を生じさせる。インパクトイオン化により生じたホールがボディBに蓄積されることによって、データ“1”が書き込まれる。
図4は、データ“1”の書込み動作を示すタイミング図である。ソースSの電位VSLは接地電位(0V)である。t1以前において、メモリセルMCは、データ保持状態にある。データ保持状態において、ビット線BLの電位は、VSLに等しい。ワード線WL1およびWL2(第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2)の電位は、VSLよりも低い負電位に設定されている。
t1〜t2において選択された或るロウの第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2が正電位へ駆動される。このとき、第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2のそれぞれに印加する電圧VG1およびVG2は、それぞれ異なる。メモリセルMCのドレイン層D側に設けられた第1のゲート電極G1に印加される電圧VG1は、ソース層S側に設けられた第2のゲート電極G2に印加される電圧VG2よりも低い。また、電圧VG1およびVG2はともにメモリセルMCの閾値電圧以上の電圧に設定されている。これにより、メモリセルMCは、導通状態になり、かつ、ボディ−ソース間のpn接合部には比較的低い電圧が印加され、ボディ−ドレイン間のpn接合部には比較的高い電圧が印加される。
t3において、選択された或るカラムのビット線BLが駆動される。ビット線BLには、ゲート電極G1、G2と同様に正電圧が印加される。これにより、ボディ−ドレイン間のpn接合部においてインパクトイオン化が生じ、ホールがボディBに注入される。データ“1”の書込み時(t3〜t4)において、電圧VG2が電圧VG1よりも高い。これにより、図5を参照して説明するように、メモリセルMCへのデータ“1”の書込み効率を高く維持することができる。それと共に、ビット線BLの電圧VBLを従来よりも低くすることができるので、選択メモリセルとビット線BLを共有する非選択メモリセルMCにおいて、GIDLの発生が抑制される。即ち、データ“1”の書込み効率を高く維持したまま、GIDLによるビット線“1”ディスターブを抑制することができる。
t4〜t5において、第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2の電圧をデータ保持状態の電圧に戻す。t6において、ビット線BLの電圧をデータ保持状態の電圧に戻す。
尚、第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2の電圧の立ち上げのタイミング、あるいは、立ち下げのタイミングは、互いにずれていても構わない。データが書き込まれた“1”セルのデータを保持するために、第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2の電圧の立ち下げのタイミング(t5)は、ビット線BLの電圧の立ち下げのタイミング(t6)よりも前であることが好ましい。
図5は、第1の実施形態によるFBCメモリを用いたシミュレーション結果を示すグラフである。この結果は、データ“1”の書込み動作をシミュレーションした結果である。尚、データ“1”の書込み時間は、一定に設定されているものとする。
点Aは、比較例の結果を示す。比較例では、VG1およびVG2は1.0V、かつ、VBLは1.3Vと設定されている。このときにメモリセルMCに蓄積されたホール数(個/μm)を点Aで示している。この比較例では、VG1=VG2であるので、この場合のメモリセルMCは、従来のFBCメモリセルとほぼ同様に動作すると考えることができる。
これに対し、プロット群Bは、本実施形態による駆動方法を示す。その一例として、VG1は0.6V、VBLは1.0Vに設定されている。第2のゲート電極G2の電圧VG2は1.0Vから2.2Vまで変動させている。VG2が1.6V〜1.8Vのとき(点B0)に、比較例の点Aで示すホール数とほぼ同数のホールがメモリセルMCに注入されている。即ち、データ“1”書込みにおける第2のゲート電極G2の電圧VG2を、第1のゲート電極G1の電圧VG1よりも高くすることによって、データ“1”書込みにおける電圧VG1およびビット線BLの電圧を比較例(従来)のそれらより低くしても、データ“1”の書込み効率を維持することができる。
本実施形態では、“1”書込み時におけるビット線BLの電圧VBLが比較例(従来)のそれに比べて低いので、選択メモリセルとビット線BLを共有する非選択メモリセルにおいてGIDLの発生が抑制される。これにより、データ“1”の書込み効率を維持しつつ、“0”セルに対するビット線“1”ディスターブが抑制される。
また、“1”書込み時における非選択ワード線を、データ保持状態の深い負電位に維持したままでよい。このため、非選択の“1”セルのデータ劣化も抑制される。つまり、ビット線“0”ディスターブも抑制される。
図6から図15(B)を参照して、第1の実施形態によるFBCメモリの製造方法を説明する。まず、SOI(Silicon On Insulator)基板を準備する。BOX(Buried Oxide)層20がシリコン基板10上に設けられている。SOI層30がBOX層20上に設けられている。
図6は、素子分離としてのSTI(Shallow Trench Isolation)の形成後の平面図である。図7(A)および図7(B)は、それぞれ図6のA−A線およびB−B線に沿った断面図である。図6に示すように、STIをFの間隔でストライプ状に形成する。STIの幅もFである。隣接するSTI間のSOI層30がアクティブエリアである。
次に、アクティブエリアとしてのSOI層30上にゲート絶縁膜50を形成する。次に、ゲート絶縁膜50上にマスク材27を堆積する。マスク材27は、例えば、シリコン窒化膜から成る。リソグラフィおよびRIE(Reactive Ion Etching)を用いて、マスク材27のうちゲート電極G1、G2の形成部分に存在するマスク材を除去する。これにより、図8、図9(A)および図9(B)に示すように、ゲート電極G1、G2の形成部分にトレンチTrが形成される。トレンチTrのカラム方向の幅はFである。セルアレイの外側におけるゲートコンタクト部分は、3F×2Fの大きさにエッチングされている。カラム方向に隣接するトレンチTr間の間隔は、2Fである。尚、図9(A)および図9(B)は、それぞれ図8のA−A線およびB−B線に沿った断面図である。
次に、ゲート電極G1およびG2の材料としてポリシリコンを、マスク材27上およびトレンチTrの内面に堆積する。このとき、ポリシリコンの膜厚は、F/2未満である。例えば、ポリシリコンの膜厚は、F/3である。これにより、トレンチTrを埋め込まないように、トレンチTrの内面にポリシリコン膜を堆積することができる。
次に、ポリシリコン膜をエッチングバックすることによって、トレンチTrの底部およびマスク材27上にあるポリシリコン膜を除去する。ポリシリコン膜はトレンチTrの側壁に残置される。これにより、図11(A)に示すように、トレンチTr内において、ポリシリコンから成る第1のゲート電極G1および第2のゲート電極G2が分離される。
次に、図10、図11(A)および図11(B)に示すように、トレンチTr内にゲート間絶縁膜IGIを埋め込む。ゲート間絶縁膜IGIは、例えば、シリコン酸化膜からなる。
この時点で、ポリシリコン(G1、G2)は、トレンチTrの内壁面にループ状に繋がっている。そこで、ポリシリコンのループを切断するために、図10に示すように、トレンチTrのロウ方向の両端にあるワード線コンタクト領域の端にあるマスク材27、ポリシリコン膜、ゲート間絶縁膜IGIをエッチングする。これにより、第1のゲート電極G1と第2のゲート電極G2が絶縁分離される。尚、図11(A)および図11(B)は、それぞれ図10のA−A線およびB−B線に沿った断面図である。
次に、マスク材27を選択的に除去する。これにより、図12、図13(A)および図13(B)に示す構造が得られる。尚、図13(A)および図13(B)は、それぞれ図12のA−A線およびB−B線に沿った断面図である。
次に、必要に応じて、第1のゲート電極G1、第2のゲート電極G2およびゲート間絶縁膜IGIをマスクとして用いてn型不純物をイオン注入することによって、n型エクステンション層(図示せず)を形成する。エクステンション層は、ソースSおよびドレインDの拡散層よりも不純物濃度が低い。
次に、第1のゲート電極G1の側面、第2のゲート電極G2の側面、ゲート間絶縁膜IGIの上面、ゲート絶縁膜50上に側壁膜40の材料を堆積する。側壁膜40の材料は、例えば、シリコン窒化膜である。このとき、隣接するメモリセルMCのゲート電極間の間隙を埋め込まないように、このシリコン窒化膜の膜厚はF未満であることが好ましい。
次に、第1のゲート電極G1、第2のゲート電極G2、ゲート間絶縁膜IGIおよび側壁膜40をマスクとして用いてn型不純物を導入して、図14、図15(A)および図15(B)に示すように、n+型のソース層およびn+型のドレイン層を自己整合的に形成する。
その後、層間絶縁膜ILDを堆積し、ソース線コンタクトSLC、ビット線コンタクトBLC、ソース線SLおよびビット線BLを形成することによって、本実施形態によるFBCメモリが完成する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態と駆動方法において異なる。第2の実施形態によるFBCメモリの構成およびその製造方法は、第1の実施形態によるFBCメモリのそれらと同じでよい。
図16および図17は、第2の実施形態によるFBCメモリの動作を示すタイミング図である。図16は、データを書き込む選択メモリセルMCにおけるワード線WL、WL2およびビット線BLの電位を示す。図17は、選択メモリセルMCとビット線BLを共有し、データを書き込まない非選択メモリセルMCにおけるワード線WL、WL2およびビット線BLの電位を示す。
t10〜t12において、センスアンプがメモリセルMC内のデータを検出している。選択メモリセルおよび非選択メモリセルにおいてt10〜t12の動作は同一である。
t13において、選択メモリセルでは、第1の実施形態と同様に、第1のゲート電極G1の電圧VG1は、第2のゲート電極G2の電圧VG2よりも低く設定されている。その後、図16に示す選択メモリセルの駆動方法は、第1の実施形態で示した動作と同様である。尚、電圧VBL1はデータ“1”を書き込む時のビット線BLの電圧であり、電圧VBL0はデータ“0”を書き込む時のビット線BLの電圧である。
図17に示す非選択メモリセルの駆動方法について説明する。t13〜t15において、第1のゲート電極G1の電圧VG1および第2のゲート電極G2の電圧VG2は、ともにソース電位VSLよりも低い電位に立ち下げられている。また、電圧VG1は、電圧VG2よりも高く設定されている。電圧VG1が比較的高いので、電位VBL1がドレインDに印加されている非選択メモリセルにおいて、ボディ−ドレイン間のpn接合部に印加される電界が緩和される。これにより、非選択の“0”セルにおけるGIDLを抑制し、“0”セルのデータ劣化を抑制することができる。
一方、電圧VG2が比較的低いので、非選択の“1”セルにおいて、ボディ−ドレイン間のpn接合に順バイアスが印加されないように、非選択メモリセルのボディ電位を低く維持することができる。よって、非選択の“1”セルにおいても、データ劣化を抑制することができる。
上記実施形態において、メモリセルMCは、n型FETであったが、それに代えてp型FETを採用してもよい。この場合、ワード線WL1、WL2、ビット線BLの各電位の電位関係は、ソース電位VSLを基準に逆極性となる。上記実施形態において、第2のゲート電極G1、第2のゲート電極G2は、実質的にそれぞれ第1のワード線WL1、第2のワード線WL2と同一要素を示している。
本発明に係る第1の実施形態に従ったFBCメモリの構成を示す部分的な平面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 図1の3−3線に沿った断面図。 データ“1”の書込み動作を示すタイミング図。 第1の実施形態によるFBCメモリを用いたシミュレーション結果を示すグラフ。 第1の実施形態によるFBCメモリの製造方法を示す平面図。 図6のA−A線およびB−B線に沿った断面図。 図6に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図8のA−A線およびB−B線に沿った断面図。 図8に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図10のA−A線およびB−B線に沿った断面図。 図10に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図12のA−A線およびB−B線に沿った断面図。 図12に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図14のA−A線およびB−B線に沿った断面図。 第2の実施形態によるFBCメモリの動作を示すタイミング図。 第2の実施形態によるFBCメモリの動作を示すタイミング図。
符号の説明
半導体層30
ソース層S
ドレイン層D
ボディ領域B
ゲート絶縁膜50
第1のゲート電極G1
第2のゲート電極G2

Claims (5)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層内に設けられたソース層およびドレイン層と、
    前記ソース層と前記ドレイン層との間の前記半導体層に設けられ、論理データを記憶するために電荷を蓄積し、あるいは、電荷を放出する電気的に浮遊状態のボディ領域と、
    前記ボディ領域上に設けられたゲート絶縁膜と、
    或る1つの前記ボディ領域上に前記ゲート絶縁膜を介して設けられ、前記ドレイン層、前記ソース層および前記ボディ領域を含むメモリセルのチャネル長方向に互いに分離された第1のゲート電極および第2のゲート電極とを備えた半導体記憶装置。
  2. 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とは、互いに絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記チャネル長方向に沿った断面において、前記ドレイン層と前記ボディ領域との間の境界は、前記第1のゲート電極の下方に存在し、前記ソース層と前記ボディ領域との間の境界は、前記第2のゲート電極の下方に存在することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルにデータを書き込むときに、前記第1のゲート電極に印加される電圧は、前記第2のゲート電極に印加される電圧よりも低いことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルにデータを書き込むときに、データを書き込まない非選択のメモリセルにおいては、前記第1および前記第2のゲート電極に印加する電圧は前記ソース層の電位よりも低く、かつ、前記第1のゲート電極に印加する電圧は前記第2のゲート電極に印加する電圧よりも高いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
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