JP2010157156A - ファセットクエリを利用した検索ナビゲーション装置及び方法 - Google Patents

ファセットクエリを利用した検索ナビゲーション装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検索クエリを入力することなく、簡易な操作で検索結果を取得できる検索ナビゲーション装置又は方法を提供すること。
【解決手段】検索ナビゲーションサーバ1は、クリックログ抽出部11と、ファセットクエリ抽出部12と、対応リスト生成部13と、ファセット語リストを生成して、ユーザ端末2に表示させるファセット語リスト表示制御部14と、ファセット語の選択を受け付けるファセット語選択受付部15と、ファセット語が選択されると、選択されたファセット語に対応するトピック語を抽出してトピック語リストを生成して、ユーザ端末2に表示させるトピック語リスト表示制御部16と、トピック語の選択を受け付けるトピック語選択受付部17と、トピック語が選択されると、選択されたファセット語及びトピック語を組み合わせた検索クエリを生成し、この検索クエリを検索エンジン30に入力して検索結果を取得する検索結果取得部18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、検索ナビゲーション装置及び方法に関する。特に、ファセットクエリを利用した検索ナビゲーション装置及び方法に関する。
従来、情報を検索してWebブラウザに検索結果を表示する方法として、索引型検索やクローラ型検索といった検索方法により得られた検索結果を表示する方法が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の方法では、ディレクトリ型検索とクローラ型検索とを組み合わせることにより、ユーザがより容易に検索を実行することを可能にする。より具体的には、ユーザがWebブラウザに対して検索クエリを入力し、検索ボタンをマウス等の操作装置で選択することで索引型検索とクローラ型検索との双方の検索を行い、得られた検索結果をWebブラウザに表示する。
特開2001−188803号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、ユーザによるキーワードの入力を契機として検索が行われる。すなわち、ユーザがキーワードを入力しない限りユーザが所望する検索結果を得ることはできない。また、ディレクトリ型検索により検索を行うとしても、ディレクトリが複数階層に分かれて構成されていることから、ユーザが所望の結果を得るには、多階層のディレクトリを辿る操作が必要となり、煩雑な操作となりうるという問題点がある。
本発明は、検索クエリを入力することなく、簡易な操作で検索結果を取得できる検索ナビゲーション装置又は方法を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 通信ネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されたサーバが検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して検索をナビゲートする検索ナビゲーション装置であって、
検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対する前記ユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶するクリックログ抽出手段と、
前記クリックログからファセットクエリを抽出するファセットクエリ抽出手段と、
前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成する対応リスト生成手段と、
前記対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けるファセット語選択受付手段と、
前記ファセット語選択受付手段においてファセット語の選択が受け付けられると、前記対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けるトピック語選択受付手段と、
前記トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、選択された前記ファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせた検索クエリを生成し、該検索クエリの検索結果を検索エンジンから取得する検索結果取得手段と、を備える検索ナビゲーション装置。
(1)記載の検索ナビゲーション装置によれば、クリックログ抽出手段により、検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対するユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶する。そして、ファセットクエリ抽出手段により、クリックログからファセットクエリを抽出し、対応リスト生成手段により、ファセットクエリに含まれる最後列のキーワードから構成されるファセット語と、最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成する。そして、ファセット語選択受付手段により、対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストをユーザ端末に表示して、ユーザ端末より該ファセット語リストからのファセット語の選択を受け付け、トピック語選択受付手段により、ファセット語が選択されると、対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストをユーザ端末に表示して、ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付ける。そして、検索結果取得手段により、トピック語が選択されると、選択されたファセット語及び選択されたトピック語を組み合わせた検索クエリを生成し、該検索クエリの検索結果を検索エンジンから取得する。
また、(1)記載の検索ナビゲーション装置において、ファセットクエリとは、2以上のキーワードから構成される検索クエリである。また、ファセット語とは、ファセットクエリに含まれる複数のキーワードのうち、最後列に位置するキーワードであり、トピック語とは、ファセットクエリにおけるファセット語以外のキーワードである。
また、(1)記載の検索ナビゲーション装置では、ファセット語の選択を受け付けてからトピック語リストを表示させることとしているが、これは、クリックログに含まれるファセット語の種類がトピック語の種類に比べて少なく、種類が少ないファセット語からユーザに選択させたほうが、検索効率を向上できるからである。すなわち、ファセット語リストを最初に表示すると、トピック語リストが最初に表示される場合と比べて、ユーザの選択肢が少なくなるので選択作業が効率的になる。
このようにすることで、ユーザ端末のユーザは、表示されたファセット語リストからユーザが所望するファセット語を選択することができる。そして、選択されたファセット語に対応したトピック語リストからユーザが所望するトピック語を選択することで、検索結果を取得することができる。よって、ユーザは、検索クエリを入力することなく、更に、ファセット語とトピック語の選択という2回の簡易な操作を行うことにより、検索結果を取得できる。
(2) 選択された前記ファセット語に類似するファセット語を、選択された前記ファセット語に置換するクエリ置換手段を更に備えることを特徴とした(1)に記載の検索ナビゲーション装置。
(2)記載の検索ナビゲーション装置によれば、クエリ置換手段により、選択されたファセット語に類似するファセット語を、選択されたファセット語に置換する。このようにすることで、選択されたファセット語に類似するファセット語に対応するトピック語も、選択されたファセット語のトピック語リストに含むことができ、ユーザの選択肢を多様なものにすることができる。
(3) ファセット語の属するグループを記憶するファセット語所属グループ記憶手段を更に備え、
前記ファセット語選択受付手段は、前記ファセット語の属するグループに基づいて分類される前記ファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けることを特徴とした(1)又は(2)に記載の検索ナビゲーション装置。
(3)記載の検索ナビゲーション装置によれば、ファセット語所属グループ記憶手段により、ファセット語の属するグループを記憶する。そして、ファセット語選択受付手段により、グループ別に分類されるファセット語リストを生成し、該ファセット語リストをユーザ端末に表示して、ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付ける。このようにすることで、ユーザ端末に、所定のグループ別に分類されたファセット語リストが表示されるので、グループ別に分類して表示しない場合に比べて、ユーザが所望するファセット語をユーザに選択させやすくすることができる。
(4) トピック語の属するカテゴリを記憶するトピック語所属カテゴリ記憶手段を更に備え、
前記トピック語選択受付手段は、前記ファセット語選択受付手段においてファセット語の選択が受け付けられると、前記対応リスト及び前記トピック語所属カテゴリ記憶手段に基づいて、該ファセット語に対応し、かつ、前記トピック語の属するカテゴリに基づいて分類される前記トピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けることを特徴とした(1)から(3)のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
(4)記載の検索ナビゲーション装置によれば、トピック語所属カテゴリ記憶手段により、トピック語の属するカテゴリを記憶する。そして、トピック語選択受付手段により、ファセット語選択受付手段においてファセット語の選択が受け付けられたことに応じて、対応リスト及びトピック語所属カテゴリ記憶手段に基づいて、該ファセット語に対応し、かつ、カテゴリ別に分類されるトピック語リストを生成し、該トピック語リストをユーザ端末に表示して、ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付ける。このようにすることで、ユーザ端末に、所定のカテゴリ別に分類されたトピック語リストが表示されるので、カテゴリ別に分類して表示しない場合に比べてユーザが所望するトピック語をユーザに選択させやすくすることができる。
(5) 抽出した前記ファセットクエリに、前記クリックログにおける該ファセットクエリの重複件数を付与する重複件数付与手段を更に備え、
前記対応リスト生成手段は、前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語と、前記重複件数付与手段に基づいて、前記重複件数に関連付けられたトピック語とファセット語との対応リストを生成し、
前記トピック語選択受付手段は、前記トピック語と前記重複件数を関連付けてトピック語リストを生成し、該トピック語リストのうち重複件数に応じてトピックを強調して前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けることを特徴とした(1)から(4)のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
(5)記載の検索ナビゲーション装置によれば、重複件数付与手段により、抽出したファセットクエリに、クロックログにおける該ファセットクエリの重複件数を付与し、対応リスト生成手段により、ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語と、重複件数付与手段に基づいて、重複件数に関連付けられたトピック語とファセット語との対応リストを生成する。そして、トピック語選択受付手段により、トピック語と重複件数を関連付けてトピック語リストを生成し、該トピック語リストのうち重複件数に応じてトピックを強調してユーザ端末に表示して、ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付ける。このようにすることで、頻繁に検索クエリとして使用されるトピック語が強調されて表示されるので、ユーザ端末のユーザは、どのトピック語が検索クエリとして使用されているのかを確認することができる。
(6) 前記トピック語選択受付手段は、前記トピック語リストを前記ファセット語リストと同時に視認可能に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けることを特徴とした(1)から(5)のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
(6)記載の検索ナビゲーション装置によれば、トピック語選択受付手段により、トピック語リストをファセット語リストと同時に視認可能に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付ける。このようにすることで、トピック語リストが表示されているとともにファセット語リストも表示されているので、再度ファセット語リストからファセット語を選択するといった作業を簡易的に行うことができる。
(7) 前記検索結果取得手段は、前記トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、該トピック語に対応するファセット語リストを前記対応リストより生成し、前記ユーザ端末に表示することを特徴とした(1)から(6)のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
(7)記載の検索ナビゲーション装置によれば、検索結果取得手段により、トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、該トピック語に対応するファセット語リストを対応リストより生成し、ユーザ端末に表示する。このようにすることで、ユーザが所望するトピック語に対して、他のユーザがどのようなファセット語を付加して検索しているか確認することができ、検索時の参考にすることができる。
(8) 通信ネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されたサーバが検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して検索をナビゲートする検索ナビゲーション装置であって、
検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対する前記ユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶するクリックログ抽出手段と、
前記クリックログからファセットクエリを抽出するファセットクエリ抽出手段と、
前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成する対応リスト生成手段と、
前記対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けるファセット語選択受付手段と、
前記ファセット語選択受付手段においてファセット語が選択されると、前記対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けるトピック語選択受付手段と、
クエリに対応するサービスを定義するアクション定義手段と、
前記トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、選択された前記ファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせたクエリに対応するサービスを前記アクション定義手段を参照して特定し、該サービスを実行するサービス実行手段と、を備える検索ナビゲーション装置。
(8)記載の検索ナビゲーション装置によれば、(1)の装置に更に追加されたアクション定義手段により、クエリに対応するサービスを定義し、サービス実行手段により、トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、選択されたファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせたクエリに対応するサービスをアクション定義手段を参照して特定し、特定したサービスを実行する。このようにすることで、ユーザが所望するトピック及びファセットの組み合わせに応じて、ユーザが所望すると判断されるサービスを自動的に実行するので、ユーザの作業を軽減することができる。
(9) 通信ネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されたサーバが検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して検索をナビゲートする検索ナビゲーション方法であって、
検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対する前記ユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶するステップと、
前記クリックログからファセットクエリを抽出するステップと、
前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成するステップと、
前記対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けるステップと、
前記ファセット語の選択を受け付けるステップにおいてファセット語が選択されると、前記対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けるステップと、
前記トピック語の選択を受け付けるステップにおいてトピック語が選択されると、選択された前記ファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせた検索クエリを生成し、該検索クエリの検索結果を検索エンジンから取得するステップと、を備える検索ナビゲーション方法。
このような方法によれば、当該方法を実施することにより、(1)と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、検索クエリを入力することなく、簡易な操作で検索結果を取得できる検索ナビゲーション装置又は方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
[システム全体構成]
図1は、本実施形態に係るシステムの全体構成、及びその中核となる検索ナビゲーションサーバ1の機能ブロックを示す図である。
本システムの全体構成としては、検索ナビゲーションサービスを行う検索ナビゲーションサーバ1が、複数のユーザ端末2と通信ネットワーク4を介して接続される。通信ネットワーク4は、任意の通信ネットワークであってよく、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、又は、インターネットであってよい。ユーザは、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話等のユーザ端末2から、検索ナビゲーションサーバ1にアクセスして検索ナビゲーションサービスを受ける。また、ユーザは、ユーザ端末2から検索エンジン30に直接アクセスして検索クエリを用いて検索結果を取得することもできる。
検索ナビゲーションサービスとは、ユーザが検索クエリを入力することなく、簡易な操作で検索結果を取得できるサービスである。より具体的には、検索ナビゲーションサーバ1により提供されるサービスであり、検索ナビゲーションサーバ1では、ユーザ端末2から検索ナビゲーションサービスの要求がされると、ユーザ端末2のWebブラウザ上にファセット語リストを表示させる。そして、ユーザが表示されたリストから所望するファセット語を選択したことに応じて、検索ナビゲーションサーバ1は、当該ファセット語に対応するトピック語リストをユーザ端末2のWebブラウザ上に表示させる。ファセット語及びトピック語については後述で説明する。続いて、表示されたリストからユーザが所望するトピック語を選択したことに応じて、検索ナビゲーションサーバ1は、選択したファセット語及びトピック語を組み合わせて検索クエリを生成して、検索エンジン30より当該検索クエリに応じた検索結果を取得し、ユーザ端末2のWebブラウザ上に表示させる。
また、検索ナビゲーションサーバ1は、検索ナビゲーションサービスを行うために、検索エンジン30よりクリックログを取得する。そして、検索ナビゲーションサーバ1は、クリックログより、検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを抽出する。そして、検索ナビゲーションサーバ1は、ファセットクエリより、検索ナビゲーションサービスで使用するトピック語とファセット語の対応関係を示す対応リストを生成する。
[機能構成]
検索ナビゲーションサーバ1は、制御部10と、記憶部20と、検索エンジン30と、を備える。そして、制御部10は、クリックログ抽出部11と、ファセットクエリ抽出部12と、対応リスト生成部13と、ファセット語リスト表示制御部14と、ファセット語選択受付部15と、トピック語リスト表示制御部16と、トピック語選択受付部17と、検索結果取得部18とを備える。また、記憶部20は、クリックログデータベース(以下、データベースをDBという)21と、リストDB22とを備える。なお、図1において、説明の便宜上、検索エンジン30を制御部10と記憶部20とに含まれないように記載しているが、実際には、制御部10と記憶部20とにより構成されるものである。
なお、本実施形態において、検索エンジン30は、検索ナビゲーションサーバ1に備えられることとしたが、これに限らない。例えば、検索ナビゲーションサーバ1と通信ネットワーク4を介して接続する検索エンジンを設け、当該検索エンジンを利用することとしてもよい。
クリックログ抽出部11は、検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対するユーザ端末2による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶する。すなわち、クリックログ抽出部11は、複数のユーザ端末2から受信した検索クエリと、該検索クエリに応じて検索エンジン30より出力され、該ユーザ端末2に表示される検索結果に含まれる1以上のリンク先のURL(Uniform Resource Locator)のうち、該ユーザ端末2の操作により選択されたURL、すなわちクリックされたリンク先のURLと、を対応付けてクリックログとして記憶する。
より具体的には、検索エンジン30は、ユーザ端末2が検索エンジン30に直接アクセスして検索クエリを用いて検索結果を取得する場合に、検索エンジン30より出力される検索結果について、リダイレクタを組み込む。そうすると、ユーザ端末2のユーザが、検索結果に含まれる1以上のリンク先のURLのうち、ユーザが所望するリンク先のURLをクリックした場合に、ユーザ端末2は、検索ナビゲーションサーバ1にアクセスして、所望するリンク先のURLを取得し、取得したURLに対応したWebサーバ等にアクセスする。クリックログ抽出部11は、ユーザ端末2が検索クエリを送信したときに検索クエリを取得するとともに、リダイレクタにより検索ナビゲーションサーバ1にアクセスしたときにURLを取得することでクリックログを抽出する。また、クリックログ抽出部11は、検索クエリ及びクリックされたリンク先のURLを取得する他に、ユーザ端末2のセッションID、ユーザ端末2のIPアドレス、クリックした際のアクセス日時、及びクリックされたリンク先のURLに対応するWebページのページランクも収集する。そして、クリックログ抽出部11は、抽出したクリックログをクリックログDB21に記憶する。
ファセットクエリ抽出部12は、クリックログDB21に記憶されているクリックログに含まれる検索クエリより、検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを抽出して、リストDB22のファセットクエリテーブル22a(後述の図3参照)に記憶する。ファセットクエリとは、複数のキーワードが空白やカンマにより区切られた状態で構成されているもの、すなわち、2以上のキーワードからなるものである。例えば、「AB△CDE」(△は空白)や、「AB△CDE△F」といった2以上のキーワードからなる検索クエリは、ファセットクエリに該当し、「AB」や「CD」といった1つのキーワードからなる検索クエリは、ファセットクエリに該当しない。
対応リスト生成部13は、ファセットクエリテーブル22aに記憶されているファセットクエリを参照して、トピック語とファセット語との対応関係を示す対応リストを生成するリスト生成処理を行い、リストDB22の対応リストテーブル22b(後述の図4参照)に記憶する。ファセット語とは、ファセットクエリに含まれる複数のキーワードのうち、最後列に位置するキーワードであり、トピック語とは、ファセットクエリにおけるファセット語以外のキーワードである。
なお、トピック語が2以上のキーワードで構成されている場合には、更にファセット語とトピック語とが生成される。すなわち、リスト生成処理は、トピック語が2以上のキーワードで構成されなくなるまで繰り返し行われ、リスト生成処理が行われる都度、トピック語とファセット語とが生成される。例えば、「AB△CDE」の場合では、「CDE」がファセット語であり、「AB」がトピック語である。また、ファセットクエリが、「AB△CDE△F」である場合には、「F」がファセット語であり、「AB△CDE」がトピック語である。そして、トピック語「AB△CDE」が2つのキーワードから構成されているので、更にファセット語として「CDE」が生成され、トピック語として「AB」が生成される。
図2は、本実施形態に係るクリックログDB21を示す図である。クリックログDB21には、クリックログの収集元のユーザ端末2のIPアドレスを示す「IPアドレス」フィールドと、クリックログを収集した日時、すなわち、ユーザ端末2のユーザが検索結果に含まれるリンク先のURLをクリックした日時を示す「アクセス日時」フィールドと、クリックログを収集したときのセッションIDを示す「セッションID」フィールドと、クリックされたリンク先のURLに対応するWebページのページランクを示す「ランク」フィールドと、ユーザ端末2から送信された検索クエリを示す「検索クエリ」フィールドと、クリックされたリンク先のURLを示す「URL」フィールドとが含まれている。クリックログDB21には、クリックログ抽出部11により抽出されたクリックログが記憶される。また、クリックログDB21は、ファセットクエリ抽出部12によりファセットクエリを抽出するときに参照される。
図3は、本実施形態に係るリストDB22に格納されているファセットクエリテーブル22aを示す図である。ファセットクエリテーブル22aには、ファセットクエリを特定する「ファセットクエリID」フィールドと、ファセットクエリの内容を示す「ファセットクエリ」フィールドとが含まれている。ファセットクエリテーブル22aには、ファセットクエリ抽出部12により抽出されたファセットクエリが記憶される。また、ファセットクエリテーブル22aは、対応リスト生成部13により対応リストを生成するときに参照される。
図4は、本実施形態に係るリストDB22に格納されている対応リストテーブル22bを示す図である。対応リストテーブル22bには、対応するトピック語とファセット語とを関連づけるための「対応ID」フィールドと、トピック語を示す「トピック語」フィールドと、ファセット語を示す「ファセット語」フィールドとが含まれている。対応リストテーブル22bは、対応リスト生成部13により生成されたトピック語とファセット語とが「対応ID」により対応付けられて記憶される。また、対応リストテーブル22bは、後述のファセット語リスト表示制御部14によりファセット語リストをユーザ端末2に表示させるときと、後述のトピック語リスト表示制御部16によりトピック語リストをユーザ端末2に表示させるときとに参照される。
図1に戻り、ファセット語リスト表示制御部14は、ユーザ端末2から検索ナビゲーションサービスの要求がされると、要求を受け付ける。そして、ファセット語リスト表示制御部14は、対応リストテーブル22bに記憶されているファセット語に基づいてファセット語リストを生成し、ユーザ端末2に生成したリストを表示させる。ファセット語リストの生成では、生成時にファセット語が重複する場合には、重複を排除して1つのファセット語のみ表示させる。
なお、本実施形態では、ファセット語リスト表示制御部14により、ファセット語リストをユーザ端末2に表示させることとしたが、これに限らない。例えば、検索ナビゲーションサーバ1に、ファセット語がどのようなグループに属するかを定義するファセット語所属グループ記憶手段としてファセット語テーブルを設ける。そして、ファセット語リスト表示制御部14が、対応リストテーブル22b及びファセット語テーブルに基づいて、ファセット語を所定のグループ別に分類したファセット語リストを生成し、当該ファセット語リストをユーザ端末2に表示させるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザ端末2に所定のグループ別に分類されたファセット語リストが表示されるので、グループ別に分類して表示しない場合に比べて、ユーザが所望するファセット語をユーザに選択させやすくすることができる。
ファセット語選択受付部15は、ユーザ端末2の操作により、ユーザ端末2に表示されたファセット語リストからのファセット語の選択を受け付ける。
トピック語リスト表示制御部16は、ファセット語選択受付部15によりファセット語の選択を受け付けると、対応リストテーブル22bを参照して、選択されたファセット語に対応するトピック語を抽出してトピック語リストを生成し、生成したトピック語リストをユーザ端末2に表示させる。
なお、本実施形態では、トピック語リスト表示制御部16により、トピック語リストをユーザ端末2に表示させることとしたが、これに限らない。例えば、検索ナビゲーションサーバ1に、トピック語がどのようなカテゴリに属するかを定義するトピック語所属カテゴリ記憶手段として、トピック語テーブルを設ける。そして、トピック語リスト表示制御部16が、対応リストテーブル22b及びトピック語テーブルに基づいて、トピック語を所定のカテゴリ別に分類したトピック語リストを生成し、当該トピック語リストをユーザ端末2に表示させるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザ端末2に所定のカテゴリ別に分類されたトピック語リストが表示されるので、カテゴリ別に分類して表示しない場合に比べてユーザが所望するトピック語をユーザに選択させやすくすることができる。
また、トピック語リストの表示において、検索クエリとして用いられた頻度の高いトピック語を強調して表示させてもよい。より具体的には、ファセットクエリ抽出部12によるファセットクエリの抽出時に、クリックログに含まれるファセットクエリについて、重複しているファセットクエリの重複件数をファセットクエリテーブル22aに記憶させる。そして、対応リスト生成部13により対応リストを生成するときに、ファセットクエリテーブル22aに記憶させた重複件数をトピック語に関連付けて記憶させる。そして、トピック語リストを表示させるときに、トピック語に関連付けられた重複件数が多いトピックを強調して表示させる。このようにすることで、頻繁に検索クエリとして使用されるトピック語が強調されて表示されるので、ユーザ端末2のユーザはどのトピック語が検索クエリとして使用されているのかを確認することができる。
また、トピック語リストの表示において、選択されたファセット語に類似するファセット語に対応するトピック語も表示させることとしてもよい。より具体的には、検索ナビゲーションサーバ1に対して、関連するクエリをグループ化するクエリ・クラスタリング技術に基づいて、選択された前記ファセット語に類似するファセット語を、選択された前記ファセット語に置換するクエリ置換部を設ける。このようにすることで、選択されたファセット語に類似するファセット語に対応するトピック語も、選択されたファセット語のトピック語リストに含むことができ、結果として、ユーザの選択肢を多様なものにすることができる。なお、クエリ・クラスタリング技術は、例えば、特願2008−195379号で述べられている検索クエリに対する検索要求属性を自動推定する方法に示されるものである。
また、ファセット語選択受付部15によりファセット語が選択されたことを受け付けると、ユーザ端末2に生成したトピック語リストを表示させることとしたが、これに限らない。生成したトピック語リストをファセット語が表示されている画面とは別の画面を表示させて、トピック語リストをファセット語リストと同時に視認可能に表示するようにしてもよい。このようにすることで、トピック語リストが表示されているとともにファセット語リストも表示されているので、再度ファセット語リストからファセット語を選択するといった作業を簡易的に行うことができる。
トピック語選択受付部17は、ユーザ端末2の操作により、ユーザ端末2に表示されたトピック語リストからのトピック語の選択を受け付ける。
検索結果取得部18は、トピック語選択受付部17によりトピック語が選択されたことが受け付けられたことに応じて、選択されたファセット語と、選択されたトピック語とを組み合わせた検索クエリを生成し、この検索クエリを検索エンジン30に入力して検索を実行させて、検索結果を取得する。そして、検索結果取得部18は、検索結果をユーザ端末2に表示させる。
なお、検索結果取得部18は、トピック語選択受付部17によりトピック語の選択を受け付けたことに応じて、ファセット語とトピック語とを組み合わせて検索クエリを生成し、この検索クエリを利用して検索結果を取得することとしたが、これに限らない。例えば、図5の本発明の他の実施形態に係る検索ナビゲーションサーバ1の機能ブロックを示す図のように、アクション実行部19を設けて、ファセット語とトピック語とを組み合わせたクエリが所定のクエリである場合に、サービスを実行する。そして、ファセット語とトピック語とを組み合わせたクエリが所定のクエリではない場合には、検索結果取得部18により検索結果を取得する。
より具体的には、図5に示すように、検索ナビゲーションサーバ1に、アクション実行部19と、ファセット語とトピック語を組み合わせたクエリに対応するサービスを定義するアクション定義DB23とを設ける。そして、アクション実行部19は、トピック語選択受付部17によりトピック語が選択されたことが受け付けられたことに応じて、アクション定義DB23を参照して、ファセット語とトピック語を組み合わせたクエリに対応するサービスがある場合には、当該サービスを行う。そして、アクション実行部19は、対応するサービスがない場合には、検索結果取得部18により検索結果を取得する。例えば、選択されたファセット語が「東京」で、選択されたトピック語が「アルバイト」である場合に、転職紹介サイトに対して、「東京」のアルバイト検索情報を検索させて、検索結果を表示させるというサービスを実行するといったことがあげられる。このようにすることで、検索ナビゲーションサーバ1は、ユーザが所望するトピック及びファセットの組み合わせに応じて、ユーザが所望すると判断されるサービスを自動的に実行することができ、結果として、ユーザの作業を軽減することができる。
図6は、本発明の他の実施形態に係るアクション定義DB23を示す図である。アクション定義DB23には、所定のファセット語と所定のトピック語が選択されたときに実行されるサービスが格納されている。アクション定義DB23には、対応するトピック語とファセット語とを関連づけるための「対応ID」フィールドと、トピック語を示す「トピック語」フィールドと、ファセット語を示す「ファセット語」フィールドと、トピック語とファセット語とが選択されたときに行うサービスを提供するWebサイトのアドレスを示す「サービス提供アドレス」フィールドと、サービスの内容を示す「アクションサービス」フィールドとが含まれている。アクション定義DB23は、トピック語選択受付部17によりトピック語の選択を受け付けたことに応じてアクション実行部19により参照される。
また、検索結果取得部18は、トピック語選択受付部17によりトピック語の選択を受け付けたことに応じて、選択されたトピック語に対応するファセット語のリストを対応リストテーブル22bより取得して、ユーザ端末2に表示することとしてもよい。このようにすることで、ユーザが所望するトピック語に対して、他のユーザがどのようなファセット語を付加して検索しているか確認することができ、検索時の参考にすることができる。
なお、本実施形態では、ファセット語の選択を受け付けてからトピック語リストを表示させることとしているが、これは、クリックログに含まれるファセット語の種類がトピック語の種類に比べて少なく、種類が少ないファセット語からユーザに選択させたほうが、検索効率を向上できるからである。すなわち、ファセット語リストを最初に表示すると、トピック語リストが最初に表示される場合と比べて、ユーザの選択肢が少なくなるので選択作業が効率的になる。なお、実際に利用されている検索エンジンにおける1日分のクリックログより、検索された頻度が10回以上の386,000のトピック語ファセット語対応リストについて調査したところ、異なるファセット語が14,000件であったのに対して、異なるトピック語が177,000であった。このことからも、上述の有用性が確認できる。
[検索ナビゲーションサーバのハードウェア構成]
図7は、本実施形態に係る検索ナビゲーションサーバ1のハードウェア構成を示す図である。本発明が実施される検索ナビゲーションサーバ1は標準的なものでよく、以下に構成の一例を示す。
検索ナビゲーションサーバ1は、制御部10を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU2012等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、通信I/F(I/F:インターフェイス)1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、表示装置1022、I/Oコントローラ1070、キーボード及びマウス等の入力装置1100、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、並びに半導体メモリ1078を備える。なお、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、及び半導体メモリ1078をまとめて記憶部20と呼ぶ。
制御部10は、検索ナビゲーションサーバ1を統括的に制御する部分であり、ハードディスク1074に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
通信I/F1040は、検索ナビゲーションサーバ1が、通信ネットワーク4を介してユーザ端末2等と情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F1040は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
BIOS1060は、検索ナビゲーションサーバ1の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、検索ナビゲーションサーバ1のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
表示装置1022は、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
I/Oコントローラ1070には、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、及び半導体メモリ1078等の記憶装置である記憶部20を接続することができる。
入力装置1100は、検索ナビゲーションサーバ1の管理者による入力の受け付けを行うものである。
ハードディスク1074は、本ハードウェアを検索ナビゲーションサーバ1として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び上述のDBを記憶する。なお、検索ナビゲーションサーバ1は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
光ディスクドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)ドライブを使用することができる。光ディスクドライブ1076を使用する場合は、光ディスクドライブ1076に対応した光ディスク1077を使用する。光ディスク1077から光ディスクドライブ1076によりプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050又はハードディスク1074に提供することもできる。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、検索ナビゲーションサーバ1は、上述のように、制御部10、記憶部20等を備えた情報処理装置により構成され、この情報処理装置は、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
また、検索ナビゲーションサーバ1は、ハードウェアの数に制限はなく、必要に応じて1又は複数のハードウェアで構成してよい。また、複数のハードウェアで構成する場合には、通信ネットワーク4を介して各ハードウェアを接続してもよい。例えば、各機能ごとに別サーバ(装置)とし、各サーバ間での信号の送受信により、各サーバを連携させることで、本実施形態の機能を実現してもよい。
[クリックログが記憶されるまでの処理フロー]
図8は、本実施形態に係るクリックログがクリックログDB21に記憶されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、ユーザ端末2は、検索エンジン30に直接アクセスして検索クエリを用いて検索結果を取得するものとする。
ステップS110では、ユーザ端末2は、検索ナビゲーションサーバ1に対して検索クエリを送信する。より具体的には、ユーザ端末2のユーザは、所望する検索結果を得るために、検索ナビゲーションサーバ1に対して、1又は複数のキーワードから構成される検索クエリを送信する。
ステップS120では、検索エンジン30は、ステップS110にてユーザ端末2より送信された検索クエリを受信する。ステップS130では、検索エンジン30は、ステップS120にて受信した検索クエリに基づいて検索結果を生成する。検索結果におけるリンク先のURLには、リダイレクタが設定されている。
ステップS140では、検索エンジン30は、ステップS130にて生成したリダイレクタが設定された検索結果をユーザ端末2に送信する。
ステップS150では、ユーザ端末2は、ステップS140にて検索ナビゲーションサーバ1より送信された検索結果を受信して、表示部に表示する。そして、ユーザによる、検索結果に含まれるリダイレクタのURLの選択を受け付ける。
ステップS160では、ユーザ端末2は、検索結果のリダイレクタのURLを検索ナビゲーションサーバ1に送信する。具体的には、ユーザがユーザ端末2の操作部を用いて、検索結果においてユーザが所望するリンク先に対応したリダイレクタのURLをクリックすると、ユーザ端末2は、当該リダイレクタのURLを検索ナビゲーションサーバ1に送信する。
ステップS170では、制御部10(クリックログ抽出部11)は、ステップS160にてユーザ端末2より送信されたリダイレクタのURLを受信する。ステップS170では、制御部10(クリックログ抽出部11)は、ステップS180にて受信したリダイレクタのURLより、クリックログを抽出してクリックログDB21に記憶する。
ステップS190では、制御部10(クリックログ抽出部11)は、ユーザ端末2に対して転送先URL、すなわち、リダイレクタのURLに含まれているユーザが所望するWebページのURLを送信する。
ステップS200では、ユーザ端末2は、ステップS190にて検索ナビゲーションサーバ1より送信された転送先URLを受信する。続いて、ステップS210では、ユーザ端末2は、受信した転送先URLを参照して、転送先URLにアクセスする。ユーザ端末2は、ユーザが所望するURLである転送先URLにアクセスし、転送先URLに対応するWebサイトの情報を取得して表示部に表示するので、ユーザ端末2のユーザは所望する情報を確認することができる。
[検索ナビゲーションサービスの処理フロー]
図9は、本実施形態に係る検索ナビゲーションサーバ1が検索ナビゲーションサービスを提供するときの処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、対応リストテーブル22bに対応リストが予め記憶されているものとする。
ステップS310では、ユーザ端末2は、検索ナビゲーションサーバ1に対して検索ナビゲーションサービスを要求する。続いて、ステップS320では、制御部10(ファセット語リスト表示制御部14)は、ステップS310にてユーザ端末2からなされた要求を受け付ける。
ステップS330では、制御部10(ファセット語リスト表示制御部14)は、ステップS320にて要求を受け付けると、対応リストテーブル22bに記憶されているファセット語に基づいてファセット語リストを生成して、生成したファセット語リストをユーザ端末2に送信する。より具体的には、制御部10(ファセット語リスト表示制御部14)は、対応リストテーブル22bに記憶されている対応リストを参照して、ファセット語のみ抽出する。そして、抽出したファセット語の重複を排除したファセット語リストを生成し、生成したファセット語リストをユーザ端末2に送信する。
ステップS340では、ユーザ端末2は、ステップS330にて送信されたファセット語リストを受信して表示する。続いて、ステップS350では、ユーザ端末2は、ステップS340にて表示されたファセット語リストからユーザの操作に応じてファセット語が選択されると、検索ナビゲーションサーバ1に対して選択されたファセット語の情報を送信する。
ステップS360では、制御部10(ファセット語選択受付部15)は、ステップS350にて送信されたファセット語の情報を受信することで、ファセット語の選択を受け付ける。続いて、ステップS370では、制御部10(トピック語リスト表示制御部16)は、ステップS360にてファセット語の選択を受け付けると、対応リストテーブル22bを参照して、選択されたファセット語に対応するトピック語を抽出してトピック語リストを生成する。そして、生成したトピック語リストをユーザ端末2に送信する。
ステップS380では、ユーザ端末2は、ステップS370にて送信されたトピック語リストを受信して表示する。続いて、ステップS390では、ユーザ端末2は、ステップS380にて表示されたトピック語リストからユーザの操作に応じてトピック語が選択されると、検索ナビゲーションサーバ1に対して選択されたトピック語の情報を送信する。
ステップS400では、制御部10(トピック語選択受付部17)は、ステップS390にて送信されたトピック語の情報を受信することで、トピック語の選択を受け付ける。
ステップS410では、制御部10(検索結果取得部18)は、ステップS400にてトピック語の選択を受け付けたことに応じて、選択されたファセット語と、選択されたトピック語とを組み合わせた検索クエリを生成する。続いて、ステップS420では、制御部10(検索結果取得部18)は、ステップS410にて検索クエリが生成されると、この検索クエリを検索エンジン30に入力して検索を実行させて、検索結果を取得する。そして、取得した検索結果をユーザ端末2に送信する。
ステップS430では、ユーザ端末2は、ステップS420にて送信された検索結果を受信して表示する。このように、ユーザ端末2のユーザはファセット語の選択及びトピック語の選択といった2回の簡易的な操作を行うだけで、ユーザの所望する検索結果を取得することができる。
[表示例]
図10は、本実施形態に係るユーザ端末2の表示部に表示されているWebブラウザ201にファセット語リストが表示されたときの表示例を示す図である。
図10には、ファセット語リストが、ファセット語の属するグループ別に表示されていることが確認できる。ファセット語リストがグループ別に表示されているので、ユーザ端末2のユーザは、所望するファセット語を選択するときに、グループを特定し、特定したグループの中から所望するファセット語を選択することとなるので、選択する作業を簡易的に行うことができる。
図11は、本実施形態に係るユーザ端末2の表示部に表示されているWebブラウザ201にトピック語リストが表示されたときの表示例を示す図である。
図10において、ユーザ端末2のユーザにより、表示されたファセット語リストから所望するファセット語として「ライフスタイル」グループに属する「予約」が選択されたとすると、ファセット語選択受付部15は、「予約」が選択されたことを受け付ける。そして、トピック語リスト表示制御部16により、対応リストテーブル22bに記憶されている対応リストの中から、ファセット語「予約」に対応するトピック語を抽出し、トピック語リストを生成する。そして、トピック語リスト表示制御部16は、生成したトピック語をユーザ端末2に表示させる。図11に示されるように、生成されたトピック語リストが、ユーザ端末2の表示部に表示されているWebブラウザ201に表示される。
図11では、トピック語のフォントの大きさがそれぞれ異なって表示されており、検索クエリとして用いられた頻度の高いトピック語のフォントが大きく表示されている。このように表示することで、ユーザ端末2のユーザは、どのトピック語が検索クエリとしてよく使用されているのかを確認することができ、トピック語を選択するときの参考とすることができる。
図12は、本実施形態に係るユーザ端末2の表示部に表示されているWebブラウザ201に検索結果が表示されたときの表示例を示す図である。
図11において、ユーザ端末2のユーザにより、表示されたトピック語リストから所望するトピック語として「ホテル」が選択されたとすると、トピック語選択受付部17は、「ホテル」が選択されたことを受け付ける。そして、検索結果取得部18により、選択されたファセット語である「予約」と、選択されたトピック語である「ホテル」とを組み合わせて検索クエリ「ホテル△予約」を生成する。そして、検索結果取得部18は、この検索クエリを検索エンジン30に入力して検索を実行させて検索結果を取得し、検索結果をユーザ端末2に送信する。図12では、「ホテル△予約」の検索結果が表示されていることが確認できる。
このように、ユーザ端末2のユーザは、表示されたファセット語リストより、所望するファセット語を選択することとなるので、検索クエリを入力することなく検索作業を進めることができる。更に、ファセット語に対応するトピック語リストが表示するため、ユーザ端末2のユーザは、検索クエリを入力することなく検索の範囲を狭めることができ、結果として、少ない操作で精度の高い検索結果を取得できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に係るシステムの全体構成、及びその中核となる検索ナビゲーションサーバ1の機能ブロックを示す図である。 本実施形態に係るクリックログDB21を示す図である。 本実施形態に係るリストDB22に格納されているファセットクエリテーブル22aを示す図である。 本実施形態に係るリストDB22に格納されている対応リストテーブル22bを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る検索ナビゲーションサーバ1の機能ブロックを示す図である。 本発明の他の実施形態に係るアクション定義DB23を示す図である。 本実施形態に係る検索ナビゲーションサーバ1のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係るクリックログがクリックログDB21に記憶されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る検索ナビゲーションサーバ1が検索ナビゲーションサービスを提供するときの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るユーザ端末2の表示部にファセット語リストが表示されたときの表示例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末2の表示部にトピック語リストが表示されたときの表示例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末2の表示部に検索結果が表示されたときの表示例を示す図である。
符号の説明
1 検索ナビゲーションサーバ
2 ユーザ端末
4 通信ネットワーク
10 制御部
11 クリックログ抽出部
12 ファセットクエリ抽出部
13 対応リスト生成部
14 ファセット語リスト表示制御部
15 ファセット語選択受付部
16 トピック語リスト表示制御部
17 トピック語選択受付部
18 検索結果取得部
19 アクション実行部
20 記憶部
21 クリックログDB
22 リストDB
23 アクション定義DB
30 検索エンジン

Claims (9)

  1. 通信ネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されたサーバが検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して検索をナビゲートする検索ナビゲーション装置であって、
    検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対する前記ユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶するクリックログ抽出手段と、
    前記クリックログからファセットクエリを抽出するファセットクエリ抽出手段と、
    前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成する対応リスト生成手段と、
    前記対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けるファセット語選択受付手段と、
    前記ファセット語選択受付手段においてファセット語の選択が受け付けられると、前記対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けるトピック語選択受付手段と、
    前記トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、選択された前記ファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせた検索クエリを生成し、該検索クエリの検索結果を検索エンジンから取得する検索結果取得手段と、を備える検索ナビゲーション装置。
  2. 選択された前記ファセット語に類似するファセット語を、選択された前記ファセット語に置換するクエリ置換手段を更に備えることを特徴とした請求項1に記載の検索ナビゲーション装置。
  3. ファセット語の属するグループを記憶するファセット語所属グループ記憶手段を更に備え、
    前記ファセット語選択受付手段は、前記ファセット語の属するグループに基づいて分類される前記ファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けることを特徴とした請求項1又は2に記載の検索ナビゲーション装置。
  4. トピック語の属するカテゴリを記憶するトピック語所属カテゴリ記憶手段を更に備え、
    前記トピック語選択受付手段は、前記ファセット語選択受付手段においてファセット語の選択が受け付けられると、前記対応リスト及び前記トピック語所属カテゴリ記憶手段に基づいて、該ファセット語に対応し、かつ、前記トピック語の属するカテゴリに基づいて分類される前記トピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けることを特徴とした請求項1から3のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
  5. 抽出した前記ファセットクエリに、前記クリックログにおける該ファセットクエリの重複件数を付与する重複件数付与手段を更に備え、
    前記対応リスト生成手段は、前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語と、前記重複件数付与手段に基づいて、前記重複件数に関連付けられたトピック語とファセット語との対応リストを生成し、
    前記トピック語選択受付手段は、前記トピック語と前記重複件数を関連付けてトピック語リストを生成し、該トピック語リストのうち重複件数に応じてトピックを強調して前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けることを特徴とした請求項1から4のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
  6. 前記トピック語選択受付手段は、前記トピック語リストを前記ファセット語リストと同時に視認可能に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けることを特徴とした請求項1から5のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
  7. 前記検索結果取得手段は、前記トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、該トピック語に対応するファセット語リストを前記対応リストより生成し、前記ユーザ端末に表示することを特徴とした請求項1から6のいずれかに記載の検索ナビゲーション装置。
  8. 通信ネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されたサーバが検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して検索をナビゲートする検索ナビゲーション装置であって、
    検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対する前記ユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶するクリックログ抽出手段と、
    前記クリックログからファセットクエリを抽出するファセットクエリ抽出手段と、
    前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成する対応リスト生成手段と、
    前記対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けるファセット語選択受付手段と、
    前記ファセット語選択受付手段においてファセット語が選択されると、前記対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けるトピック語選択受付手段と、
    クエリに対応するサービスを定義するアクション定義手段と、
    前記トピック語選択受付手段においてトピック語の選択が受け付けられると、選択された前記ファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせたクエリに対応するサービスを前記アクション定義手段を参照して特定し、該サービスを実行するサービス実行手段と、を備える検索ナビゲーション装置。
  9. 通信ネットワークを介して複数のユーザ端末と接続されたサーバが検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して検索をナビゲートする検索ナビゲーション方法であって、
    検索クエリ及び該検索クエリに応じた検索結果に対する前記ユーザ端末による選択結果を全ユーザから抽出してクリックログとして記憶するステップと、
    前記クリックログからファセットクエリを抽出するステップと、
    前記ファセットクエリの最後列のキーワードから構成されるファセット語と、該最後列のキーワードとは異なるキーワードから構成されるトピック語とに基づいて、トピック語とファセット語との対応リストを生成するステップと、
    前記対応リストに基づいてファセット語リストを生成し、該ファセット語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該ファセット語リストからファセット語の選択を受け付けるステップと、
    前記ファセット語の選択を受け付けるステップにおいてファセット語が選択されると、前記対応リストに基づいて該ファセット語に対応するトピック語リストを生成し、該トピック語リストを前記ユーザ端末に表示して、前記ユーザ端末より該トピック語リストからトピック語の選択を受け付けるステップと、
    前記トピック語の選択を受け付けるステップにおいてトピック語が選択されると、選択された前記ファセット語及び選択された該トピック語を組み合わせた検索クエリを生成し、該検索クエリの検索結果を検索エンジンから取得するステップと、を備える検索ナビゲーション方法。
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