JP5220659B2 - 検索装置及び方法 - Google Patents

検索装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5220659B2
JP5220659B2 JP2009046043A JP2009046043A JP5220659B2 JP 5220659 B2 JP5220659 B2 JP 5220659B2 JP 2009046043 A JP2009046043 A JP 2009046043A JP 2009046043 A JP2009046043 A JP 2009046043A JP 5220659 B2 JP5220659 B2 JP 5220659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
search
query
facet
keyword
candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009046043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010198577A (ja
Inventor
祐 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2009046043A priority Critical patent/JP5220659B2/ja
Publication of JP2010198577A publication Critical patent/JP2010198577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5220659B2 publication Critical patent/JP5220659B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、検索装置及び方法に関する。特に、他人が使用した検索クエリに基づいて候補クエリを生成し、該候補クエリを用いて検索を行う検索装置及び方法に関する。
従来、ユーザが入力するキーワードに対して、当該キーワードの関連語を提示して、提示された関連語に対しユーザにより選択された関連語をキーワードに加えて検索を実行する情報検索装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1で提案された情報検索装置は、ユーザにより検索キーワードが入力されると、予め記憶されているユーザID及び当該ユーザIDに関連付けられているユーザ情報に基づいて当該ユーザの検索目的を抽出する。そして、情報検索装置は、ユーザにより検索キーワードが入力されると、検索キーワード及び検索目的に基づいて関連語候補を取得して、ユーザが選択可能な形態で表示する。そして、情報検索装置は、ユーザにより関連語候補から関連語が選択されると、検索キーワード及び選択された関連語に基づいて検索を実行して検索結果を取得する。
特開2009−3515号公報
しかしながら、特許文献1で提案された情報検索装置では、ユーザID及びユーザ情報に基づいて抽出された検索目的により関連語候補が表示されるので、他ユーザの検索履歴等を参考にすることができない。
本発明は、他ユーザの検索履歴に基づいて検索候補を生成できる装置又は方法を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 他人が使用した検索ログに基づいて候補クエリを生成し、該候補クエリを用いて検索を行う検索装置であって、ユーザ端末から受信した検索クエリを受け付けて検索処理を行う検索処理手段と、前記検索処理手段により受け付けられた前記検索クエリを前記ユーザ端末の情報及び検索時刻と関連付けて検索ログとして記憶する検索ログ記憶手段と、前記検索ログより、所定時間内に同一ユーザ端末より受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリであって、該検索クエリを構成する第1のキーワードと、該検索クエリにおいて該第1のキーワードとは異なるキーワードから構成される第2のキーワードとの組み合わせから構成される検索クエリを選択する検索クエリ選択手段と、前記検索クエリ選択手段により選択された前記検索クエリが複数である場合に、前記所定時間内の最初に受け付けられた該検索クエリを構成する前記第1のキーワードと、前記第2のキーワードと異なる第3のキーワードと、から構成される検索クエリであって、前記所定時間内の最後に受け付けられた検索クエリの第3のキーワードを候補クエリとして生成して記憶する候補クエリ記憶手段と、別のユーザ端末から前記検索処理手段により受け付けられた前記検索クエリが、前記第1のキーワード及び前記第2のキーワードから構成される検索クエリである場合に、前記候補クエリ記憶手段に記憶された候補クエリを抽出する候補クエリ抽出手段と、を備え、前記検索処理手段は、該検索処理手段により受け付けられた前記検索クエリの検索処理を行うと共に、該検索クエリを構成する第1のキーワードと前記候補クエリ抽出手段により抽出された前記候補クエリとを組み合わせたクエリにより検索処理を行うことを特徴とする検索装置。
(1)記載の検索装置によれば、検索処理手段により、ユーザ端末から受信した検索クエリを受け付けて検索処理を行い、検索ログ記憶手段により、検索処理手段により受け付けられた検索クエリをユーザ端末の情報及び検索時刻と関連付けて検索ログとして記憶する。そして、検索クエリ選択手段により、検索ログより所定時間内に同一ユーザ端末より受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリであって、該検索クエリを構成する第1のキーワードと、該検索クエリにおいて該第1のキーワードとは異なるキーワードから構成される第2のキーワードとの組み合わせから構成される検索クエリを選択する。そして、候補クエリ記憶手段により、検索クエリ選択手段により選択された検索クエリが複数である場合に、所定時間内の最初に受け付けられた該検索クエリを構成する第1のキーワードと、第2のキーワードと異なる第3のキーワードと、から構成される検索クエリであって、所定時間内の最後に受け付けられた検索クエリの第3のキーワードを候補クエリとして生成して記憶する。そして、候補クエリ抽出手段により、別のユーザ端末から検索クエリ処理手段により受け付けられた検索クエリが、第1のキーワード及び第2のキーワードから構成される検索クエリである場合に、候補クエリ記憶手段に記憶された候補クエリを抽出する。また、検索処理手段は、該検索処理手段により受け付けられた検索クエリの検索処理を行うと共に、該検索クエリを構成する第1のキーワードと候補クエリ抽出手段により抽出された前記候補クエリとを組み合わせたクエリにより検索処理を行う。
このようにすることで、検索ログを利用して候補クエリを生成できるので、他ユーザの検索履歴に基づいて検索候補を生成できる。また、最後に受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリには、ユーザ端末のユーザが期待する結果が含まれ、ユーザが検索を終了したものと考えられる。このため、最後に受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリは、最初に受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリに比べてユーザ端末のユーザが期待する検索結果が含まれている可能性の高いものと考えられる。以上によれば、他ユーザの検索ログに含まれる最後に受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリから生成された候補クエリによって、ユーザの検索精度を高めることができる。
(2) 前記第1のキーワードは、前記2以上のキーワードから構成される検索クエリの最前列のキーワードから構成され、前記第2のキーワードは、該検索クエリにおける該第1のキーワード以外のキーワードから構成されることを特徴とする(1)記載の検索装置。
(2)記載の装置によれば、2以上のキーワードから構成される検索クエリにおける最前列のキーワードを第1のキーワードとすることができる。また、2以上のキーワードから構成される検索クエリにおける第1のキーワード以外のキーワードを第2のキーワードとすることができる。
(3) 前記第2のキーワードは、前記2以上のキーワードから構成される検索クエリの最後列のキーワードから構成され、前記第1のキーワードは、該検索クエリにおける該第2のキーワード以外のキーワードから構成されることを特徴とする(1)記載の検索装置。
(3)記載の装置によれば、2以上のキーワードから構成される検索クエリにおける最後列のキーワードを第2のキーワードとすることができる。2以上のキーワードから構成される検索クエリにおける第2のキーワード以外のキーワードを第1のキーワードとすることができる。
(4) 前記検索ログ記憶手段は、前記検索クエリにユーザ端末のIPアドレス及び検索時刻を関連付けて検索ログとして記憶し、前記検索クエリ選択手段は、IPアドレスが同一である前記同一ユーザ端末より受け付けられた前記2以上のキーワードを抽出することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の検索装置。
(4)記載の装置によれば、ユーザ端末のIPアドレスを検索ログに含むので、IPアドレスに基づいて同一ユーザ端末より受け付けられた2以上のキーワードを抽出できる。
(5) 他人が使用した検索ログに基づいて候補クエリを生成し、該候補クエリを用いて検索を行う検索方法であって、ユーザ端末から受信した検索クエリを受け付けて検索処理を行うステップと、前記検索処理を行うステップにより受け付けられた前記検索クエリを前記ユーザ端末の情報及び検索時刻と関連付けて検索ログとして記憶するステップと、前記検索ログより、所定時間内に同一ユーザ端末より受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリであって、該検索クエリを構成する第1のキーワードと、該検索クエリにおいて該第1のキーワードとは異なるキーワードから構成される第2のキーワードとの組み合わせから構成される検索クエリを選択するステップと、前記選択するステップにより選択された前記検索クエリが複数である場合に、前記所定時間内の最初に受け付けられた該検索クエリを構成する前記第1のキーワードと、前記第2のキーワードと異なる第3のキーワードと、から構成される検索クエリであって、前記所定時間内の最後に受け付けられた検索クエリの第3のキーワードを候補クエリとして生成して記憶するステップと、別のユーザ端末から前記検索処理を行うステップにより受け付けられた前記検索クエリが、前記第1のキーワード及び第2のキーワードから構成される検索クエリである場合に、前記記憶するステップに記憶された候補クエリを抽出するステップと、を備え、前記検索処理を行うステップは、該検索処理を行うステップにより受け付けられた前記検索クエリの検索処理を行うと共に、該検索クエリを構成する第1のキーワードと前記抽出するステップにより抽出された前記候補クエリとを組み合わせたクエリにより検索処理を行うことを特徴とする検索方法。
このような方法によれば、当該方法を実施することにより、(1)と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、他ユーザの検索履歴に基づいて検索候補を生成できる装置又は方法を提供することができる。
第1実施形態に係る検索サーバ1を説明するための全体構成を示す図である。 第1実施形態に係る検索ログDB21を示す図である。 第1実施形態に係るリストDB22に記憶されているファセットクエリテーブル22aを示す図である。 第1実施形態に係るリストDB22に記憶されている候補クエリテーブル22bを示す図である。 第1実施形態に係る検索サーバ1のハードウェア構成を示す図である。 第1実施形態に係る検索サーバ1における候補クエリを生成する処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る検索サーバ1において検索結果をユーザ端末2に送信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る検索サーバ1で生成された検索結果がユーザ端末2で表示されたときの表示例を示す図である。 第2実施形態に係る検索サーバ1を説明するための全体構成を示す図である。 第2実施形態に係るクリックログDB23を示す図である。 第2実施形態に係るリストDB22に記憶されているファセットクエリテーブル22aを示す図である。 第2実施形態に係る検索サーバ1において検索結果ページを生成してから候補クエリを生成するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図を参照しながら説明する。
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る検索サーバ1を説明するための全体構成を示す図である。検索サーバ1は、通信ネットワーク3を介して複数のユーザ端末2と通信可能に接続されている。通信ネットワーク3は、任意の通信ネットワークであってよく、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)又はインターネットであってよい。
検索サーバ1は、検索クエリで使用された2以上のキーワードからなるクエリであるファセットクエリを利用して、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話等のユーザ端末2から受け付ける検索クエリの候補クエリを生成する。そして、検索サーバ1は、ユーザ端末2から検索クエリを受け付けると、検索クエリ及び当該検索クエリの代わりとなる候補クエリに基づいて検索結果を取得して、ユーザ端末2に表示させる。
[機能構成]
検索サーバ1は、制御部10と、記憶部20と、検索エンジン30とを備える。
記憶部20は、検索サーバ1として機能させるための各種プログラム(図示省略)、本発明の機能を実行するプログラム(図示省略)、検索ログDB21及びリストDB22を記憶する。また、リストDB22は、ファセットクエリテーブル22a及び候補クエリテーブル22bを備える。
図2は、第1実施形態に係る検索ログDB21を示す図である。検索ログDB21は、検索サーバ1において、後述の検索クエリ受付部11により受け付けられた検索クエリと受け付けられたときの情報とを関連付けて検索ログとして記憶するためのDBである。検索ログDB21には、検索ログに関する情報として、検索クエリを送信したユーザ端末2のIPアドレスを示す「IPアドレス」フィールドと、ユーザ端末2より検索クエリが受け付けられた日時を示す「検索時刻」フィールドと、検索クエリが受け付けられたときのユーザ端末2のセッションIDを示す「セッションID」フィールドと、ユーザ端末2から送信された検索クエリを示す「検索クエリ」フィールドとが含まれている。検索ログDB21には、後述の検索クエリ受付部11により、検索ログが記憶される。また、検索ログDB21は、後述のファセットクエリ抽出部12によりファセットクエリを抽出するときに参照される。
図3は、第1実施形態に係るリストDB22に記憶されているファセットクエリテーブル22aを示す図である。ファセットクエリテーブル22aは、所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた検索クエリのうち、ファセットクエリを記憶するためのテーブルである。
ここで、ファセットクエリとは、複数のキーワードが空白やカンマにより区切られた状態で構成されているもの、すなわち、2以上のキーワードから構成されている検索クエリである。例えば、「AB△CDE」(△は空白)や、「AB△CDE△F」といった2以上のキーワードから構成される検索クエリは、ファセットクエリに該当し、「AB」や「CD」といった1つのキーワードから構成される検索クエリは、ファセットクエリに該当しない。
また、ファセット語を構成する複数のキーワードのうち、最前列に位置するキーワードをトピック語(第1のキーワード)といい、ファセットクエリにおけるトピック語以外のキーワードをファセット語(第2のキーワード及び第3のキーワード)という。例えば、ファセットクエリが「AB△CDE」の場合では、「AB」がトピック語であり、「CDE」がファセット語である。また、ファセットクエリが、「AB△CDE△F」である場合には、「AB」がトピック語であり、「CDE△F」がファセット語である。すなわち、ファセットクエリが、「AB△CDE△F」である場合には、「CDE△F」は、ファセット語でもあり、ファセットクエリでもある。
なお、トピック語(第1のキーワード)及びファセット語(第2のキーワード及び第3のキーワード)は上述のように求めることとしたが、これに限らない。例えば、ファセット語を構成する複数のキーワードのうち、最後列に位置するキーワードをファセット語(第2のキーワード)として、ファセットクエリにおけるファセット語以外のキーワードをトピック語(第1のキーワード)としてもよい。そうすると、例えば、ファセットクエリが「AB△CDE」の場合では、「CDE」がファセット語であり、「AB」がトピック語である。また、ファセットクエリが、「AB△CDE△F」である場合には、「F」がファセット語であり、「AB△CDE」がトピック語である。すなわち、ファセットクエリが、「AB△CDE△F」である場合には、「AB△CDE」は、トピック語でもあり、ファセットクエリでもある。
また、4個以上のキーワードから構成されるファセットクエリにおいて、複数のキーワードからトピック語を構成し、複数のキーワードからファセット語を構成することとしてもよい。例えば、ファセットクエリが「A△B△C△D」である場合に、トピック語を「A△B」とし、ファセット語を「C△D」としてもよい。この場合には、予めファセットクエリをトピック語及びファセット語に分割する手順を予め定めて、当該手順により分割させることとする。
ファセットクエリテーブル22aには、グループIDを示す「グループID」フィールドと、ファセットクエリが検索クエリとして受け付けられた時刻を示す「検索時刻」フィールドと、ファセットクエリの内容を示す「ファセットクエリ」フィールドとが含まれている。ファセットクエリテーブル22aには、ファセットクエリ抽出部12により抽出されたファセットクエリが記憶される。また、ファセットクエリテーブル22aは、後述の候補クエリ生成部13により候補クエリを生成するときに参照される。
図4は、第1実施形態に係るリストDB22に記憶されている候補クエリテーブル22bを示す図である。候補クエリテーブル22bは、ユーザ端末2により送信された検索クエリの代わりとなる候補クエリを記憶するためのテーブルである。候補クエリテーブル22bには、候補クエリを特定する「候補ID」フィールドと、トピック語を示す「トピック語」フィールドと、ファセット語を示す「ファセット語」フィールドと、ファセット語に代わる候補クエリを示す「候補クエリ」フィールドとが含まれている。候補クエリテーブル22bには、候補クエリ生成部13により候補クエリが記憶される。また、候補クエリテーブル22bは、候補クエリ抽出部15により、ユーザ端末2から受け付けられた検索クエリの代わりとなる候補クエリを抽出するときに参照される。
図1に戻り、制御部10は、検索サーバ1に係る各機能を統括的に制御する部分であり、本発明に係る各機能として検索クエリ受付部11、ファセットクエリ抽出部12、候補クエリ生成部13、検索結果取得部14、候補クエリ抽出部15及び検索結果送信部16を備える。
検索クエリ受付部11は、ユーザ端末2より送信された検索クエリを受信することで検索クエリを受け付けると共に、ユーザ端末2のセッションID、ユーザ端末2のIPアドレス及び検索時刻としての検索クエリを受け付けた時刻を収集する。そして、検索クエリ受付部11は、IPアドレス、検索時刻、セッションID及び検索クエリを検索ログとして検索ログDB21に記憶させる。また、検索クエリ受付部11は、ユーザ端末2より検索クエリを受け付けると、検索結果取得部14及び候補クエリ抽出部15に当該検索クエリを受け渡す。
ファセットクエリ抽出部12は、同一のユーザ端末2より所定時間内に受け付けられた2以上のキーワードから構成される検索クエリであって、該検索クエリを構成するトピック語(第1のキーワードと)、ファセット語(第1のキーワードとは異なるキーワードから構成される第2のキーワード)との組み合わせから構成されるファセットクエリ(検索クエリ)を抽出(選択)する。すなわち、同一のユーザ端末2より所定時間内に受け付けられたファセットクエリを抽出する。より具体的には、ファセットクエリ抽出部12は、検索ログDB21に記憶されている検索ログを参照して、所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた複数のファセットクエリを抽出し、グループIDを採番する。そして、ファセットクエリ抽出部12は、グループIDと、抽出したファセットクエリの検索時刻と、抽出したファセットクエリとをファセットクエリテーブル22aに記憶させる。
ここで、同一のユーザ端末2は、IPアドレスにより判別される。すなわち、第1実施形態では、ユーザ端末2のIPアドレスを検索ログに含むので、IPアドレスに基づいて同一ユーザ端末のファセットクエリを抽出できる。なお、第1実施形態では、IPアドレスにより同一のユーザ端末2であるか否かを判別するが、これに限らない。例えば、セッションIDにより同一のユーザ端末2であるか否かを判別することとしてもよい。
所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた複数の検索クエリとは、検索ログに含まれる検索クエリにおいて、受け付けられた時間が第1の間隔以上の2つの検索クエリのうち、遅くに受け付けられた検索クエリから第2の間隔以内に連続して受け付けられた一連の検索クエリを示す。
例えば、第1の間隔が30分であり、第2の間隔が10分であるとしたときに、ユーザ端末2より、15時に検索クエリ「A△B」が受け付けられ、16時に検索クエリ「C△D」が受け付けられたとすると、2つの検索クエリの受け付けられた時間は、所定の間隔より大きい。このため、検索クエリ「C△D」は、検索ログに含まれる検索クエリにおいて、受け付けられた時間が第1の間隔以上の2つの検索クエリのうち、遅くに受け付けられた検索クエリに該当し、所定時間内に受け付けられたファセットクエリのうち最初に受け付けられた検索クエリとなる。そして、検索クエリ「C△D」の受け付けられた後に、検索クエリ「F△G」、「H△I」及び「J△K」が受け付けられたとして、それぞれの検索クエリの受け付けられた間隔が5分以内であるとすると、検索クエリ「C△D」、「F△G」、「H△I」及び「J△K」は、第2の間隔以内に連続して受け付けられた一連の検索クエリとなる。よって、これら4つの検索クエリは、所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた複数の検索クエリとされる。
なお、第1実施形態では、所定時間内に同一ユーザより受け付けられた複数のファセットクエリを検索ログに含まれる検索時刻に基づいて抽出することとしたが、これに限らない。例えば、検索ログDB21に記憶されている検索ログに含まれるセッションIDが同一である複数の検索クエリを、所定時間内に同一ユーザより受け付けられた複数のファセットクエリとしてもよい。
候補クエリ生成部13は、ファセットクエリテーブル22aを参照して、候補クエリを生成する。より具体的には、候補クエリ生成部13は、ファセットクエリテーブル22aに記憶されているグループIDが等しい複数のファセットクエリより、検索時刻が最も早いファセットクエリを抽出する。そして、候補クエリ生成部13は、検索時刻が最も早いファセットクエリを構成するトピック語(第1のキーワード)とトピック語(第1のキーワード)が同一、かつ、ファセット語(第2のキーワード)が異なるファセットクエリであって、検索時刻が最も遅いファセットクエリを抽出する。そして、検索時刻が最も遅いファセットクエリのファセット語(第3のキーワード)を候補クエリとして、検索時刻が最も早いファセットクエリのトピック語(第1のキーワード)及びファセット語(第2のキーワード)並びに候補IDを関連付けて候補クエリテーブル22bに記憶させる。
ここで、検索時刻が最も遅いファセットクエリは、ユーザ端末2から送信された一連の検索クエリにおいて最後に受け付けられた検索クエリであるので、ユーザ端末2のユーザが期待する検索結果が含まれ、検索を終了したものと考えられる。このため、最後に受け付けられたファセットクエリは、最初に受け付けられたファセットクエリに比べて、ユーザ端末2のユーザが期待する検索結果が含まれている可能性の高いものと考えられる。更に、最後に受け付けられたファセットクエリを、最初に受け付けられたファセットクエリと同一の検索クエリを送信したユーザ端末2に対して送信することで、当該ユーザ端末2のユーザが期待する検索結果を得られる可能性が高いものと考えられる。以上によれば、他ユーザの検索ログに含まれる最後に受け付けられたファセットクエリから生成された候補クエリによって、ユーザの検索精度を高めることができる。
検索結果取得部14は、検索クエリ受付部11から受け渡された検索クエリに対する検索結果を検索エンジン30より取得する。そして、取得した検索結果を検索結果送信部16に受け渡す。
候補クエリ抽出部15は、検索クエリ受付部11から受け渡された検索クエリが、ファセットクエリである場合に、候補クエリテーブル22bに記憶された候補クエリを抽出する。より具体的には、候補クエリ抽出部15は、検索クエリ受付部11から受け渡された検索クエリがファセットクエリであるか否かを判別する。検索クエリがファセットクエリであると判別した場合には、当該検索クエリ、すなわち、ファセットクエリを構成するトピック語及びファセット語の組み合わせが候補クエリテーブル22bに含まれているか否かを判別する。含まれていると判別した場合には、候補クエリテーブル22bより、トピック語及びファセット語の組み合わせに対応する候補クエリを抽出する。そして、候補クエリを検索結果送信部16に受け渡す。
検索結果送信部16は、検索結果取得部14より受け渡された検索結果と、候補クエリ抽出部15より受け渡された候補クエリとに基づいて、検索エンジン30より検索結果を取得し、検索結果ページを生成する。そして、検索結果送信部16は、検索結果ページを検索クエリを送信したユーザ端末2に送信する。なお、候補クエリ抽出部15より候補クエリが受け渡されなかった場合には、検索結果送信部16は、検索結果取得部14より受け渡された検索結果に基づいて検索結果ページを生成して、検索クエリを送信したユーザ端末2に送信する。
なお、本実施形態では、検索結果送信部16は、検索結果取得部14より受け渡された検索結果と、候補クエリ抽出部15より受け渡された候補クエリとに基づいて、検索エンジン30より検索結果を取得し、検索結果ページを生成することとしたが、これに限らない。例えば、候補クエリ抽出部15より受け渡された候補クエリとに基づいて、候補クエリ付きの検索結果ページを生成することとしてもよい。このときの表示例を図8に示す。
図8は、検索サーバ1で生成された検索結果がユーザ端末2で表示されたときの表示例を示す図である。図8では、ユーザ端末2の表示部に表示されたブラウザ201に、検索クエリのトピック語及び候補クエリが組み合わされた文字列2011並びに2012が表示されていることを確認できる。このようにすることで、検索サーバ1に対してユーザ端末2より検索クエリが送信されると、検索クエリに対応する候補クエリを表示できるので、ユーザ端末2のユーザは、他のユーザが利用したファセットクエリを利用して新たに検索を行うことができる。
検索エンジン30は、検索結果取得部14より検索クエリが入力されると検索DB(図示省略)を参照して検索結果を出力する。なお、説明の便宜上、検索エンジン30は、制御部10と記憶部20とに含まれないように表記しているが、実際には、制御部10と記憶部20とにより構成されるものである。また、第1実施形態において、検索エンジン30は、検索サーバ1に備えられることとしたが、これに限らない。例えば、検索サーバ1と通信ネットワーク3を介して接続可能な検索エンジンを設け、当該検索エンジンを利用することとしてもよい。
[検索サーバのハードウェア構成]
図5は、第1実施形態に係る検索サーバ1のハードウェア構成を示す図である。本発明が実施される検索サーバ1は標準的なものでよく、以下に構成の一例を示す。
検索サーバ1は、制御部10を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU1012等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、通信I/F(I/F:インターフェイス)1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、表示装置1022、I/Oコントローラ1070、キーボード及びマウス等の入力装置1100、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、並びに半導体メモリ1078を備える。なお、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、及び半導体メモリ1078をまとめて記憶部20と呼ぶ。
CPU1010(CPU1012)は、検索サーバ1に係る各種機能を統括的に制御する部分であり、ハードディスク1074に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
通信I/F1040は、検索サーバ1が、通信ネットワーク3を介してユーザ端末2等と情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F1040は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
メインメモリ1050は、CPU1010により各種プログラムを実行する際に生成されるデータを一時的に記憶する。BIOS1060は、検索サーバ1の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、検索サーバ1のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
表示装置1022は、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
I/Oコントローラ1070には、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、及び半導体メモリ1078等の記憶装置である記憶部20を接続することができる。
入力装置1100は、検索サーバ1の管理者による入力の受け付けを行うものである。
ハードディスク1074は、本ハードウェアを検索サーバ1として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び上述のDBを記憶する。なお、検索サーバ1は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
光ディスクドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)ドライブを使用することができる。光ディスクドライブ1076を使用する場合には、光ディスクドライブ1076に対応した光ディスク1077を使用する。すなわち、光ディスクドライブ1076により、光ディスク1077に記憶されているプログラム又はデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050又はハードディスク1074に提供することもできる。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、検索サーバ1は、上述のように、制御部10、記憶部20等を備えた情報処理装置により構成され、この情報処理装置は、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
また、検索サーバ1は、ハードウェアの数に制限はなく、必要に応じて1又は複数のハードウェアで構成してよい。また、複数のハードウェアで構成する場合には、通信ネットワーク3を介して各ハードウェアを接続してもよい。例えば、各機能ごとに別サーバ(装置)とし、各サーバ間での信号の送受信により、各サーバを連携させることで、第1実施形態の機能を実現してもよい。
[処理フロー]
図6は、第1実施形態に係る検索サーバ1における候補クエリを生成する処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、候補クエリを生成する処理と検索結果をユーザ端末2に送信するまでの処理の流れとに分けて説明するが、実際には並行して処理が行われるものとする。
ステップS11では、制御部10(検索クエリ受付部11)は、ユーザ端末2より送信された検索クエリを受信することで検索クエリを受け付ける。ステップS12では、制御部10(検索クエリ受付部11)は、ステップS11にて検索クエリを受け付けると、検索ログDB21に検索ログを記憶させる。より具体的には、制御部10(検索クエリ受付部11)は、ステップS11にて検索クエリを受け付けると、ユーザ端末2のセッションID、ユーザ端末2のIPアドレス、検索クエリを受け付けた時刻を検索時刻として収集し、収集した情報と検索クエリを関連付けて検索ログDB21に記憶させる。
ステップS13では、制御部10(ファセットクエリ抽出部12)は、同一のユーザ端末2より所定時間内に受け付けられたファセットクエリを抽出する。より具体的には、制御部10(ファセットクエリ抽出部12)は、検索ログDB21に記憶されている検索ログを参照して、検索ログに含まれる検索クエリより、所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた複数のファセットクエリを抽出する。そして、制御部10(ファセットクエリ抽出部12)は、グループIDを採番し、当該グループID、複数のファセットクエリ及びそれぞれのファセットクエリの検索時刻をファセットクエリテーブル22aに記憶させる。
ステップS14では、制御部10(候補クエリ生成部13)は、検索クエリの候補クエリを生成する。より具体的には、制御部10(候補クエリ生成部13)は、ファセットクエリテーブル22aに記憶されているグループIDが等しい複数のファセットクエリより、最初に受け付けられたファセットクエリを抽出する。そして、制御部10(候補クエリ生成部13)は、当該ファセットクエリを構成するトピック語と同一のトピック語を含み、ファセット語が異なるファセットクエリを抽出する。そして、制御部10(候補クエリ生成部13)は、ファセット語が異なるファセットクエリのうち、検索時刻が最後のファセットクエリを構成するファセット語を候補クエリとする。そして、制御部10(候補クエリ生成部13)は、最初に受け付けたファセットクエリと、候補クエリを関連付けて候補クエリテーブル22bに記憶させる。この処理が終わると、制御部10は、候補クエリを生成する処理を終了する。
図7は、第1実施形態に係る検索サーバ1において検索結果をユーザ端末2に送信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21では、制御部10(検索クエリ受付部11)は、ユーザ端末2より送信された検索クエリを受信することで検索クエリを受け付ける。ステップS22では、制御部10(検索結果取得部14)は、ステップS21にて受け付けた検索クエリに対する検索結果を、検索エンジン30より取得する。
ステップS23では、制御部10(候補クエリ抽出部15)は、ステップS21にて受け付けた検索クエリがファセットクエリであるか否かを判別する。この判別がYESである場合には、ステップS24に移る。また、この判別がNOである場合には、ステップS27に移る。
ステップS24では、制御部10(候補クエリ抽出部15)は、候補クエリテーブル22bを参照して、検索クエリに対応する候補クエリが存在するか否かを判別する。この判別がYESである場合には、ステップS25に移る。また、この判別がNOである場合には、ステップS27に移る。
ステップS25では、制御部10(候補クエリ抽出部15)は、候補クエリテーブル22bより候補クエリを抽出する。ステップS26では、制御部10(検索結果送信部16)は、ステップS22で取得した検索結果及びステップS25で抽出した候補クエリに基づいて、検索結果ページを生成する。生成された検索結果ページには、候補クエリにより検索された検索結果が含まれている。このため、ユーザ端末2のユーザは、候補クエリに基づいて得られた検索結果、すなわち、他ユーザが行った検索と同様の内容を含む検索を行うことができる。この処理が終了すると、ステップS28に移る。
ステップS27では、制御部10(検索結果送信部16)は、ステップS22で取得した検索結果に基づいて、検索結果ページを生成する。ステップS28では、制御部10(検索結果送信部16)は、ステップS26又はステップS27にて生成した検索結果ページを、検索クエリを送信したユーザ端末2に送信する。この処理が終わると、制御部10は、検索結果をユーザ端末2に送信する処理を終了する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、候補クエリ生成部13は、ファセットクエリテーブル22aに記憶されているグループIDが等しい複数のファセットクエリにおいて、検索時刻が最も早いファセットクエリを構成するトピック語とトピック語が同一、かつ、ファセット語が異なるファセットクエリであって、検索時刻が最も遅いファセットクエリのファセット語を候補クエリとして、当該候補クエリをユーザ端末2に送信することを説明した。第2実施形態では、ファセットクエリにより取得された検索結果においてクリックされた頻度が高いときの当該ファセットクエリを候補クエリとして、当該候補クエリをユーザ端末2に送信するものである。
なお、以下の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
[全体構成]
図9は、第2実施形態に係る検索サーバ1を説明するための全体構成を示す図である。検索サーバ1は、通信ネットワーク3を介して複数のユーザ端末2と通信可能に接続されている。
[機能構成]
検索サーバ1は、制御部10と、記憶部20と、検索エンジン30とを備える。また、記憶部20は、リストDB22と、第1実施形態における検索ログDB21の代わりとしてのクリックログDB23を備える。
図10は、第2実施形態に係るクリックログDB23を示す図である。クリックログDB23は、ユーザ端末2に対して送信された検索結果ページのクリックログを記憶するためのDBである。クリックログDB23には、クリックログに関する情報として、クリックを送信したユーザ端末2のIPアドレスを示す「IPアドレス」フィールドと、ユーザ端末2よりクリックログが受け付けられた時刻を示す「クリック時刻」フィールドと、当該検索クエリが受け付けられたときのユーザ端末2のセッションIDを示す「セッションID」フィールドと、検索結果ページに対応する検索クエリを示す「検索クエリ」フィールドと、ユーザ端末2のユーザによりクリックされたURLを示す「URL」フィールドとが含まれている。クリックログDB23には、後述のクリックログ抽出部17により、クリックログが記憶される。また、クリックログDB23は、ファセットクエリ抽出部12によりファセットクエリを抽出するときに参照される。
図11は、第2実施形態に係るリストDB22に記憶されているファセットクエリテーブル22aを示す図である。ファセットクエリテーブル22aは、所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられたクリックログのうち、検索クエリがファセットクエリであるクリックログを記憶するためのテーブルである。ファセットクエリテーブル22aには、グループIDを示す「グループID」フィールドと、ユーザ端末2よりクリックログが受け付けられた日時を示す「クリック時刻」フィールドと、ファセットクエリの内容を示す「ファセットクエリ」フィールドと、ユーザ端末2のユーザによりクリックされたURLを示す「URL」フィールドとが含まれている。ファセットクエリテーブル22aには、ファセットクエリ抽出部12により抽出されたクリックログが記憶される。また、ファセットクエリテーブル22aは、候補クエリ生成部13により候補クエリを生成するときに参照される。
第2実施形態に係るリストDB22に記憶されている候補クエリテーブル22bは、第1実施形態に係る候補クエリテーブル22bと構成が同一であるので説明を省略する。
図9に戻り、制御部10は、本発明に係る各機能として検索クエリ受付部11、ファセットクエリ抽出部12、候補クエリ生成部13、検索結果取得部14、候補クエリ抽出部15、検索結果送信部16及びクリックログ抽出部17を備える。
検索クエリ受付部11は、ユーザ端末2より送信された検索クエリを受信することで検索クエリを受け付ける。また、検索クエリ受付部11は、ユーザ端末2より検索クエリを受け付けると、検索結果取得部14及び候補クエリ抽出部15に当該検索クエリを受け渡す。
クリックログ抽出部17は、リダイレクタによりユーザ端末2が検索サーバ1にアクセスしたことに応じてクリックログを抽出して、クリックログDB23に記憶させる。より具体的には、クリックログ抽出部17は、リダイレクタが設定された検索結果ページにおいて、ユーザ端末2が検索結果ページに含まれるURLをクリックしたことに応じて、ユーザ端末2のセッションID、検索クエリ及びクリックしたページのURLが含まれるクリックログを抽出する。ここで、リダイレクタは、検索結果送信部16により設定される。また、クリックログ抽出部17は、ユーザ端末2のIPアドレス及びクリックログを収集した時刻を収集する。そして、クリックログ抽出部17は、IPアドレス、クリック時刻、セッションID、検索クエリ及びURLをクリックログとしてクリックログDB23に記憶させる。
ファセットクエリ抽出部12は、同一のユーザ端末2より所定時間内に受け付けられた複数のクリックログのうち、検索クエリがファセットクエリであるクリックログを抽出して、ファセットクエリテーブル22aに記憶する。より具体的には、ファセットクエリ抽出部12は、クリックログDB23に記憶されているクリックログを参照して、所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた複数のクリックログのうち、検索クエリがファセットクエリであるクリックログを抽出し、グループIDを採番する。そして、ファセットクエリ抽出部12は、グループIDと、抽出したクリックログのクリック時刻と、検索クエリと、URLとをファセットクエリテーブル22aに記憶させる。所定時間内に同一のユーザ端末2より受け付けられた複数のクリックログとは、クリックされた時間が第1の間隔以上の2つのクリックログのうち、遅くに取得されたクリックログから第2の間隔以内に連続して取得された一連のクリックログを示す。ここで、所定時間は、第1実施形態において説明した所定時間と同様である。
候補クエリ生成部13は、ファセットクエリテーブル22aを参照して、候補クエリを生成する。より具体的には、候補クエリ生成部13は、ファセットクエリテーブル22aに記憶されているグループIDが等しい複数のファセットクエリより、検索時刻が最も早いファセットクエリを抽出する。そして、候補クエリ生成部13は、検索時刻が最も早いファセットクエリを構成するトピック語とトピック語が同一、かつ、ファセット語が異なるファセットクエリであって、当該ファセットクエリに関連付けられているURLの数が最も多いファセットクエリを抽出する。そして、関連付けられているURLの数が最も多いファセットクエリのファセット語を候補クエリとして、検索時刻が最も早いファセットクエリのトピック語及びファセット語並びに候補IDを関連付けて候補クエリテーブル22bに記憶させる。
ここで、関連付けられているURLの数が最も多いファセットクエリは、検索結果に対してユーザ端末2のユーザが高頻度でクリックしたときに用いられたファセットクエリである。すなわち、ユーザ端末2のユーザが、当該ファセットクエリにより多く情報を得られたといえるので、最初に受け付けられたファセットクエリに比べて、ユーザ端末2のユーザが期待する検索結果が含まれている可能性の高いものと考えられる。更に、関連付けられているURLの数が最も多いファセットクエリを、最初に受け付けられたファセットクエリと同一の検索クエリを送信したユーザ端末2に対して送信することで、当該ユーザ端末2のユーザが期待する検索結果を得られる可能性が高いものと考えられる。以上によれば、クリックログから抽出され、関連付けられているURLの数が最も多いファセットクエリから生成された候補クエリによって、ユーザの検索精度を高めることができる。
なお、本実施形態では、関連付けられているURLの数が最も多いファセットクエリのファセット語を候補クエリとしたが、これに限らない。例えば、それぞれのファセットクエリに関連付けられているURLの数を計数し、関連付けられているURLの数が上位に属するファセットクエリを候補クエリとしてもよい。すなわち、候補クエリの生成において、候補クエリを1つのみ生成するだけではなく、複数の候補クエリを生成することとしてもよい。このようにすることで、ユーザ端末2に対して、複数の候補クエリを送信することができ、この結果、ユーザ端末2のユーザは、複数の候補クエリから1つの候補クエリを選択可能となる。
検索結果取得部14及び候補クエリ抽出部15は、第1実施形態に係る検索結果取得部14及び候補クエリ抽出部15と機能が同一であるので説明を省略する。
検索結果送信部16は、検索結果取得部14より受け渡された検索結果と、候補クエリ抽出部15より受け渡された候補クエリとに基づいて、候補クエリ付きの検索結果ページを生成する。また、検索結果送信部16は、検索結果ページにリダイレクタを設定する。これにより、クリックログ抽出部17において、クリックログの抽出が可能となる。そして、検索結果送信部16は、検索クエリを送信したユーザ端末2に検索結果ページを送信する。なお、候補クエリ抽出部15より候補クエリが受け渡されなかった場合には、検索結果送信部16は、検索結果取得部14より受け渡された検索結果に基づいて検索結果ページを生成して、検索クエリを送信したユーザ端末2に送信する。
[検索サーバのハードウェア構成]
第2実施形態に係る検索サーバ1のハードウェア構成は、第1実施形態に係る検索サーバ1のハードウェア構成と同様であるので、説明を省略する。
[処理フロー]
図12は、第2実施形態に係る検索サーバ1において検索結果ページを生成してから候補クエリを生成するまでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、第2実施形態に係る検索サーバ1において検索結果をユーザ端末2に送信するまでの処理の流れは、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ステップS31では、制御部10(検索結果送信部16)は、検索結果ページを生成する。検索結果を取得するまでの処理の流れは第1実施形態と同様であるが、制御部10(検索結果送信部16)は、検索結果ページを生成するときに、リダイレクタを設定する。ステップS32では、制御部10(検索結果送信部16)は、ステップS31にて生成された検索結果ページをユーザ端末2に送信する。
ステップS33では、制御部10(クリックログ抽出部17)は、検索結果ページに設定されたリダイレクタによりユーザ端末2が検索サーバ1にアクセスしたことに応じてクリックログを抽出して、クリックログDB23に記憶する。ステップS34では、制御部10(ファセットクエリ抽出部12)は、同一のユーザ端末2より所定時間内に受け付けられた複数のクリックログのうち、検索クエリがファセットクエリであるクリックログを抽出して、ファセットクエリテーブル22aに記憶する。ファセットクエリテーブル22aには、一連のクリックログを特定するグループIDと、クリックログのクリック時刻と、検索クエリと、URLとが記憶される。ステップS35では、制御部10(候補クエリ生成部13)は、ファセットクエリテーブル22aを参照して、検索クエリの候補クエリを生成する。ここでは、ファセットクエリにより生成された検索結果ページにおいてURLがクリックされた頻度に基づいて候補クエリが生成される。この処理が終わると、制御部10は、候補クエリを生成する処理を終了する。
以上、第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、本発明は上述した第1実施形態及び第2実施形態に限るものではない。また、第1実施形態及び第2実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
1 検索サーバ
2 ユーザ端末
3 通信ネットワーク
10 制御部
11 検索クエリ受付部
12 ファセットクエリ抽出部
13 候補クエリ生成部
14 検索結果取得部
15 候補クエリ抽出部
16 検索結果送信部
17 クリックログ抽出部
20 記憶部
21 検索ログDB
22 リストDB
23 クリックログDB
30 検索エンジン

Claims (4)

  1. 各々が複数のキーワードから構成される複数の検索クエリと、前記複数の検索クエリそれぞれでの検索結果ページにおいてクリックされたURLとを関連付けて記憶する第一記憶手段と、
    前記第一記憶手段において関連付けられている前記URLの数に基づいて、前記複数の検索クエリのうちの所定の検索クエリに含まれる第1のキーワードと同一のキーワード、及び、前記所定の検索クエリに含まれる第2のキーワードと異なる第3のキーワードの双方を含む他の検索クエリの前記第3のキーワードを候補クエリとして記憶する第二記憶手段と、
    新たに受け付けられた検索クエリが前記第1のキーワードと前記第2のキーワードとからなる検索クエリである場合に、追加の検索クエリとして、前記第二記憶手段から前記候補クエリを抽出する抽出手段と、
    を具備する検索装置。
  2. 前記第二記憶手段は、関連付けられている前記URLの数が最も多い前記他の検索クエリの前記第3のキーワードを候補クエリとして記憶する、
    請求項1に記載の検索装置。
  3. 前記第二記憶手段は、関連付けられている前記URLの数が上位にある複数の前記他の検索クエリの複数の前記第3のキーワードを候補クエリとして記憶する、
    請求項1に記載の検索装置。
  4. コンピュータが、
    各々が複数のキーワードから構成される複数の検索クエリと、前記複数の検索クエリそれぞれでの検索結果ページにおいてクリックされたURLとを関連付けて第一記憶手段に記憶するステップと、
    前記第一記憶手段において関連付けられている前記URLの数に基づいて、前記複数の検索クエリのうちの所定の検索クエリに含まれる第1のキーワードと同一のキーワード、及び、前記所定の検索クエリに含まれる第2のキーワードと異なる第3のキーワードの双方を含む他の検索クエリの前記第3のキーワードを候補クエリとして第二記憶手段に記憶するステップと、
    新たに受け付けられた検索クエリが前記第1のキーワードと前記第2のキーワードとからなる検索クエリである場合に、追加の検索クエリとして、前記第二記憶手段から前記候補クエリを抽出するステップと、
    を実行する検索方法。
JP2009046043A 2009-02-27 2009-02-27 検索装置及び方法 Active JP5220659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009046043A JP5220659B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 検索装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009046043A JP5220659B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 検索装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010198577A JP2010198577A (ja) 2010-09-09
JP5220659B2 true JP5220659B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42823202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009046043A Active JP5220659B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 検索装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5220659B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5452704B1 (ja) * 2012-12-28 2014-03-26 ヤフー株式会社 クエリテンプレート取得装置、クエリテンプレート取得方法、およびプログラム
JP6124489B1 (ja) * 2016-08-01 2017-05-10 ヤフー株式会社 クエリ提供装置、クエリ提供方法、およびクエリ提供プログラム
JP6666272B2 (ja) * 2017-01-11 2020-03-13 日本電信電話株式会社 検索支援装置
JP2019164426A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 ヤフー株式会社 対話支援装置、対話支援方法、プログラム、および学習装置
CN111475725B (zh) * 2020-04-01 2023-11-07 百度在线网络技术(北京)有限公司 用于搜索内容的方法、装置、设备和计算机可读存储介质

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11110404A (ja) * 1997-10-01 1999-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ検索支援装置、データ検索支援方法及びその方法を記録した記録媒体
JP2002230037A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Kddi Corp 検索システム、方法及びプログラム
JP2006092235A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd コンピュータを検索語更新装置として動作させるプログラム、検索語更新方法及び検索語更新装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010198577A (ja) 2010-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5497022B2 (ja) 入力文字列からのリソースロケータの提案
CN101868797B (zh) 跨语言搜索
US8560562B2 (en) Predictive query suggestion caching
US9015148B2 (en) Suggesting related search queries during web browsing
CN102368262B (zh) 一种提供与查询序列相对应的搜索建议的方法与设备
JP5264892B2 (ja) 多言語情報検索
JP5474960B2 (ja) ユーザ部分入力のための辞書候補
CN107066529B (zh) 联合团体搜索
US20190311009A1 (en) Method and system for providing context based query suggestions
JP5084858B2 (ja) サマリ作成装置、サマリ作成方法及びプログラム
US20090299978A1 (en) Systems and methods for keyword and dynamic url search engine optimization
JP4934169B2 (ja) カテゴリを対応付けする装置、方法、およびプログラム
JP4962980B2 (ja) クリックログを用いた検索結果分類装置及び方法
JP5220659B2 (ja) 検索装置及び方法
JP2008071259A (ja) ブックマーク・タグ設定装置
CN104067273A (zh) 将搜索结果分组为简档页面
CN102819384B (zh) 一种输入栏处进行提示显示的方法和装置
US20150169708A1 (en) Providing recently selected images
JP4912384B2 (ja) 文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラム
JP4834118B2 (ja) ファセットクエリを利用したサービス誘導入札装置及び方法
JP2009080806A (ja) Webページにリンクを挿入する方法
JP5138576B2 (ja) ファセットクエリを利用した検索ナビゲーション装置及び方法
JP5072792B2 (ja) 情報量に応じたページを優先的に表示する検索方法、プログラム及びサーバ
JP5063728B2 (ja) 複数サーバ検索装置及び方法
JP2010055164A (ja) 文章検索装置、文章検索方法、文章検索プログラムおよびその記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130306

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5220659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250