JP2010157110A - 情報処理装置、デバイス制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、デバイス制御方法、およびプログラム Download PDF

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典明 中川
Junichi Hoashi
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英寿 嶋田
Shogo Kurihara
昌吾 栗原
Tomoyuki Kitagawa
智之 北川
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Abstract

【課題】内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることが可能な情報処理装置、デバイス制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】電力を供給する内部電源と、内部電源における電力の供給に関する電源情報を内部電源から取得する電源情報取得部と、電源情報に基づいて内部電源の電力供給能力を判定し、デバイスの駆動状態を規定する設定情報を判定結果に応じて設定する駆動状態設定部と、設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するデバイス制御部とを備える情報処理装置が提供される。
【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置、デバイス制御方法、およびプログラムに関する。
近年、例えばノート型PC(Personal Computer)などのように、バッテリなどの内部電源を備え、当該内部電源による駆動とAC(Alternating Current)電源などの外部電源による駆動との双方が可能な情報処理装置が普及している。
また、近年、情報処理装置の高性能化が進んでおり、上記のような情報処理装置の中には、情報処理装置において消費される消費電力が、内部電源が供給可能な供給電力を超える場合があるものも登場している。ここで、情報処理装置において消費電力が供給電力を超える場合には、例えば意図しない電源の切断など、正常な動作を阻害する事象が情報処理装置において生じる恐れがある。
このような中、内部電源から得られる情報に基づいて情報処理装置が備えるデバイスの駆動制御を行う技術が開発されている。バッテリパックから取得される情報に基づいて機器本体の駆動制御を行うことによって、消費電力がバッテリパックの供給電力を超えることを防止する技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2005−165545号公報
内部電源から得られる情報に基づいて情報処理装置が備えるデバイスの駆動制御を行う従来の技術(以下、「従来の技術」という。)は、内部電源から取得される情報に基づいてデバイスの駆動制御を行う。より具体的には、従来の技術が適用された情報処理装置(以下、「従来の情報処理装置」という。)は、内部電源から取得される情報に基づいて、機器本体を動作させる動作周波数を当該情報に応じた値に変更することによって、デバイスの駆動制御を行う。つまり、従来の技術では、消費電力が供給電力を超えそうな場合には、従来の情報処理装置の機能を意図的に制限して消費電力を低減することにより、消費電力を供給電力内に収めるようにデバイスが制御される。よって、従来の技術が適用されることによって、従来の情報処理装置では、従来の情報処理装置において消費される消費電力が内部電源の供給電力を超えることが防止される効果が期待される。
上記のように機能を制限してでも情報処理装置の正常動作を図る技術がある一方で、例えばノート型PCなどの内部電源を備える情報処理装置に対しては、内部電源での駆動時においてもより高い機能が欲しいというユーザのニーズが存在する。しかしながら、従来の技術は、単に内部電源から伝達される情報に応じて動作周波数を変更しているに過ぎない。したがって、従来の技術を用いたとしても、情報処理装置が内部電源で駆動している場合における機能の向上は、望むべくもない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、デバイス制御方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、電力を供給する内部電源と、上記内部電源における電力の供給に関する電源情報を上記内部電源から取得する電源情報取得部と、上記電源情報に基づいて上記内部電源の電力供給能力を判定し、デバイスの駆動状態を規定する設定情報を判定結果に応じて設定する駆動状態設定部と、上記設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するデバイス制御部とを備える情報処理装置が提供される。
かかる構成により、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
また、上記駆動状態設定部は、上記電源情報に基づいて、上記内部電源における電力供給能力を判定するための第1の条件を満たすか否かを判定する電力供給能力判定部と、上記電力供給能力判定部における上記第1の条件に関する判定結果に基づいて、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報、またはデバイスの機能を制限させる第2の設定情報を選択的に設定する設定部とを備えてもよい。
また、上記電力供給能力判定部は、上記第1の条件を満たし上記第2の設定情報が設定されている場合には、上記電源情報に基づいて、デバイスの機能の制限を解除するための第2の条件を満たすか否かをさらに判定し、上記設定部は、上記電力供給能力判定部における上記第2の条件に関する判定結果に基づいて、上記第2の設定情報に替えて上記第1の設定情報を設定してもよい。
また、上記デバイス制御部は、上記第1の設定情報が設定されている場合には、デバイスの機能を制限しない第1の駆動状態により上記制御対象デバイスを制御し、上記第2の設定情報が設定されている場合には、デバイスの機能が上記第2の設定情報に応じて制限された第2の駆動状態により上記制御対象デバイスを制御してもよい。
また、上記設定部は、上記電力供給能力判定部において上記第1の条件を満たしていると判定された場合には、上記第1の設定情報を設定し、上記電力供給能力判定部において上記第1の条件を満たしていると判定されない場合には、上記第2の設定情報を設定してもよい。
また、上記設定部は、上記電力供給能力判定部において上記第1の条件を満たしていると判定されず、かつ上記第2の設定情報が設定されている場合には、上記第2の設定情報よりもさらにデバイスの機能を制限させる第3の設定情報を、上記第2の設定情報に替えて設定し、上記デバイス制御部は、上記第3の設定情報が設定されている場合には、デバイスの機能が上記第3の設定情報に応じて制限された第3の駆動状態により上記制御対象デバイスを制御してもよい。
また、上記電力供給能力判定部は、上記制御対象デバイスの駆動状態が切り替えられてから所定の時間が経過されるまでは、上記第2の条件を満たしていると判定しなくてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、装置本体に電力を供給する内部電源と、上記内部電源の電源供給状態に応じて変動する電源供給情報と、デバイスの駆動状態に応じて変動するデバイスの電源要求情報とを上記内部電源から取得する電源情報取得部と、上記デバイスの駆動条件を規定する設定情報を記憶する設定情報記憶部と、上記電源供給情報と、上記電源要求情報と、上記設定情報とに基づいて、上記デバイスの駆動状態を制御するデバイス制御部とを備える情報処理装置が提供される。
かかる構成により、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
また、装置本体が内部電源で駆動しているかまたは外部電源で駆動しているかを判別する駆動電源判別部をさらに備え、上記デバイス制御部は、上記駆動電源判別部において装置本体が内部電源で駆動していると判別された場合に、上記電源供給情報と、上記電源要求情報と、上記設定情報とに基づいて、上記デバイスの駆動状態を制御してもよい。
また、上記デバイス制御部は、上記電源情報に基づいて、上記内部電源における電力供給能力を判定するための第1の条件を満たすか否かを判定する電力供給能力判定部と、上記電力供給能力判定部における上記第1の条件に関する判定結果に基づいて、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報、またはデバイスの機能を制限させる第2の設定情報を選択的に設定する設定部とを備えてもよい。
また、上記電力供給能力判定部は、上記第1の条件を満たし上記第2の設定情報が設定されている場合には、上記電源供給情報と上記電源要求情報とに基づいて、デバイスの機能の制限を解除するための第2の条件を満たすか否かをさらに判定し、上記設定部は、上記電力供給能力判定部における上記第2の条件に関する判定結果に基づいて、上記第2の設定情報に替えて上記第1の設定情報を設定してもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、電力を供給する内部電源における電力の供給に関する電源情報を上記内部電源から取得するステップと、上記電源情報に基づいて上記内部電源の電力供給能力を判定するステップと、デバイスの駆動状態を規定する設定情報を上記判定するステップにおける判定結果に応じて設定するステップと、設定された上記設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するステップとを有するデバイス制御方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点によれば、装置本体に電力を供給する内部電源の電源供給状態に応じて変動する電源供給情報と、デバイスの駆動状態に応じて変動するデバイスの電源要求情報とを上記内部電源から取得するステップと、上記デバイスの駆動条件を規定する設定情報を記憶するステップと、上記電源供給情報と、上記電源要求情報と、上記設定情報とに基づいて、上記デバイスの駆動状態を制御するステップとを有するデバイス制御方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
上記目的を達成するために、本発明の第5の観点によれば、電力を供給する内部電源における電力の供給に関する電源情報を上記内部電源から取得するステップ、上記電源情報に基づいて上記内部電源の電力供給能力を判定するステップ、デバイスの駆動状態を規定する設定情報を上記判定するステップにおける判定結果に応じて設定するステップ、設定された上記設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
かかるプログラムを用いることにより、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
本発明によれば、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本発明の実施形態に係るアプローチ
2.本発明の実施形態に係る情報処理装置
3.本発明の実施形態に係るプログラム
(本発明の実施形態に係るアプローチ)
本発明の実施形態に係る情報処理装置(以下、「情報処理装置100」という。)の構成について説明する前に、本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチについて説明する。
以下では、情報処理装置100が、情報処理装置100が備える各デバイスに電力を供給する内部電源を備えるものとして説明する。ここで、本発明の実施形態に係る内部電源としては、リチウムイオン二次電池やリチウムイオンポリマー二次電池などの二次電池が挙げられるが、上記に限られない。
従来の情報処理装置は、内部電源から取得される情報を用いて動作周波数を変更することによって、従来の情報処理装置で消費される消費電力が内部電源の供給電力を超えないようにデバイスを制御する。ここで、従来の技術に係るデバイスの制御方法では、上述したように、従来の情報処理装置が内部電源で駆動しているときにおける機能の向上は望めない。
そこで、本発明の実施形態に係る情報処理装置100は、内部電源の電力供給の状態に基づいて、内部電源の電力供給能力を判定し、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たす場合には、情報処理装置100が備えるデバイスの機能を向上させる。また、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルに満たない場合には、情報処理装置100が備えるデバイスの機能を制限し、情報処理装置100の安定的な駆動を図る。
ここで、本発明の実施形態に係る内部電源の電力供給能力の判定とは、例えば、内部電源の電力供給の状態に基づいてデバイスの制御のための所定の条件(例えば、後述する第1の条件や第2の条件)を満たしているか否かを判定することに相当する。また、情報処理装置100では、情報処理装置100が備えるデバイスの種類や各デバイスの駆動状態に基づいて、情報処理装置100における消費電力(駆動状態に応じた消費電力)を既知なものとすることができる。よって、情報処理装置100は、例えば、電力や内部電源の温度などを上記所定の条件とすることによって、内部電源から安定的に供給される電力が、情報処理装置100における消費電力に対して余裕があるものであるのかを判定することができる。したがって、本発明の実施形態に係る内部電源の電力供給能力の判定は、内部電源の供給電力に余裕があるか否かの判定(内部電源の電力供給の余裕の判定)と捉えることができる。
より具体的には、情報処理装置100は、例えば、以下の(1)の処理〜(4)の処理を行うことによって、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図る。ここで、本発明の実施形態に係る機能向上としては、例えば、情報処理装置100が備えるデバイスが実行可能な処理(役割)の制限をはずすことや、当該処理を行う処理能力を高めることが挙げられるが、上記に限られない。また、情報処理装置100は、情報処理装置100が備えるデバイスのうち、例えば、1または2以上の制御対象である制御対象デバイスの機能を、上記判定により制御するが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、情報処理装置100が備える全てのデバイスの機能を上記判定により制御することもできる。
ここで、本発明の実施形態に係る制御対象デバイスとしては、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、LCD(Liquid Crystal Display。液晶ディスプレイ)などの表示デバイス、Blu−ray(登録商標)ディスクドライブなどの光ディスクデバイスなどが挙げられるが、上記に限られない。
また、情報処理装置100は、以下に示す(1)の処理〜(4)の処理を、例えば、内部電源にて駆動しているときに行い、外部電源で駆動しているときには当該処理を行わないなど、選択的に行う。上記は、情報処理装置100が外部電源にて駆動している場合には、情報処理装置100の消費電力が外部電源から供給される電力を超える可能性は、非常に低いためである。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、外部電源から供給される電力を検出し、検出結果に基づいて以下に示す(2)の処理〜(4)の処理と同様の処理を行うこともできる。上記によって、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、例えば、外部電源が不安定な場合にも安定的な動作を実現することができる。
(1)内部電源からの電源情報の取得処理
情報処理装置100は、内部電源から電源情報を定期的/非定期的に取得する。ここで、本発明の実施形態に係る電源情報とは、内部電源における電力の供給に関する情報である。電源情報としては、例えば、内部電源が正常な状態か否かを示す内部電源の状態を表す情報や、内部電源の温度の情報、内部電源が供給する電圧の情報、内部電源が供給する電流の情報などが挙げられるが、上記に限られない。以下では、内部電源の温度の情報など、内部電源の電源供給状態に応じて変動する内部電源の温度に関する情報を「電源供給情報」とよぶ場合がある。また、以下では、内部電源が供給する電圧の情報、内部電源が供給する電流の情報など、デバイスの駆動状態に応じて変動するデバイスの消費電力に関する情報を総称して「電源要求情報」とよぶ場合がある。
また、電源情報は、例えば、内部電源が電力供給に応じて定期的に生成する。ここで、本発明の実施形態に係る内部電源は、電力供給機能に加え、電源情報生成機能を有する。内部電源は、例えば、各種情報を得るための各種センサ(例えば、温度センサや、電流センサ、電圧センサなど)や、当該センサの検出結果に基づいて電源情報を生成するMPUなどを備えることにより、電源情報生成機能を実現する。なお、本発明の実施形態に係る内部電源の構成が上記に限られないことは、言うまでもない。
また、情報処理装置100における電源情報の取得は、例えば、情報処理装置100が備えるMPUなどで構成される制御部(より厳密には、電源情報取得部120。後述する。)が、内部電源と通信を行うことにより、制御部により行われる。また、制御部と内部電源との間の通信は、例えば、BIOS(Basic Input/Output System。基本ソフトウェア)を介して行われるが、上記に限られない。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源情報の取得方法の一例を示す説明図である。ここで、図1は、BIOSから内部電源へと電源情報の取得のために送信される情報取得命令の一例を示している。図1に示す“Battery Status”は、内部電源の状態を表す情報を要求する取得命令であり、図1に示す“Battery Temp”は、内部電源の温度の情報を要求する取得命令である。また、図1に示す“Voltage”は、内部電源が供給する電圧の情報を要求する取得命令であり、図1に示す“Current”は、内部電源が供給する電流の情報を要求する取得命令である。また、図1に示す“Battery Status”、“Battery Temp”、“Voltage”、および“Current”は、例えば、1つの電源情報に対応する情報取得要求に相当する。
情報処理装置100では、例えば、制御部がBIOSを介して100[msec]ごとなど定期的に図1に示す各取得命令が内部電源に伝達されることによって、電源情報の取得が行われる。なお、本発明の実施形態に係る電源情報の取得方法が、図1に示す取得命令による方法に限られないことは、言うまでもない。
(2)内部電源による電力供給における電力供給能力の判定処理
情報処理装置100は、上記(1)の処理において取得された電源情報に基づいて内部電源の電力供給における電力供給能力を判定する。情報処理装置100は、例えば、電源情報に基づいて、内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件を満たすか否かを判定することによって、内部電源による電力供給における電力供給能力を判定する。より具体的には、情報処理装置100は、例えば、機能を制限するか否かを判定するための第1の条件と、制限されている機能を解除するか否かを判定するための第2の条件との2つの条件をそれぞれ予め記憶する。そして、情報処理装置100は、予め記憶している条件と、内部電源から取得された電源情報とを比較することによって、条件を満たすか否かを判定する。ここで、情報処理装置100は、電源情報に含まれる内部電源の状態を表す情報が異常な状態を示す場合には、例えば、上記判定を行わず、内部電源からの電力の供給を停止させる。
上記のように、情報処理装置100では、機能を制限するか否かを判定ための第1の条件と、制限されている機能を解除するか否かを判定するための第2の条件との2つの条件を用いる。ここで、情報処理装置100が、内部電源の電力供給における電力供給能力を判定する際に2つの条件を用いるのは、内部電源による駆動における安全性をより高めるためである。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、2つの条件により内部電源による電力供給における電力供給能力を判定することに限られない。例えば、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、1つの条件により内部電源の電力供給における電力供給能力を判定することもできる。
以下では、情報処理装置100が、第1の条件を満たすと判定されない場合に、機能を制限するものとして説明する。また、以下では、情報処理装置100が、第2の条件を満たすと判定された場合に、制限されている機能を解除するものとして説明する。なお、本発明の実施形態に係る内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件の判定結果と、機能の制限/制限解除の関係が、上記に限られないことは、言うまでもない。
[内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件の例]
〔2−1〕第1の条件
図2は、本発明の実施形態に係る内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件の一例を示す説明図である。ここで、図2は、機能を制限するか否かを判定ための第1の条件の一例を示しており、情報処理装置100が、第1の条件をテーブルの形式で記憶する例を示している。
図2を参照すると、第1の条件は、内部電源の温度に関する条件(図2に示す条件A、条件C、条件E)と、電力に関する条件(図2に示す条件B、条件D)とからなっている。情報処理装置100は、内部電源から取得した電源情報に含まれる内部電源の温度の情報と、第1の条件に係る内部電源の温度に関する条件との比較に基づいて、第1の条件に係る内部電源の温度に関する条件を満たすか否かを判定する。また、情報処理装置100は、内部電源から取得した電源情報に含まれる内部電源が供給する電圧の情報および内部電源が供給する電流の情報から内部電源が供給する電力を導出する。そして、情報処理装置100は、導出した電力と第1の条件に係る電力に関する条件との比較に基づいて、第1の条件に係る内部電源の電力に関する条件を満たすか否かを判定する。なお、本発明の実施形態に係る第1の条件が、図2に限られないことは、言うまでもない。また、情報処理装置100における第1の条件に係る判定処理の具体例については、後述する。
〔2−2〕第2の条件
図3は、本発明の実施形態に係る内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件の一例を示す説明図である。ここで、図3は、制限されている機能を解除するか否かを判定するための第2の条件の一例を示しおり、情報処理装置100が、第2の条件をテーブルの形式で記憶する例を示している。
図3を参照すると、第2の条件は、内部電源の温度に関する条件(図3に示す条件F、条件G、条件J、条件K)と、内部電源の電圧に関する条件(図3に示す条件H)と、電力に関する条件(図3に示す条件I)とからなっている。情報処理装置100は、内部電源から取得した電源情報に含まれる内部電源の温度の情報と、第2の条件に係る内部電源の温度に関する条件との比較に基づいて、第2の条件に係る内部電源の温度に関する条件を満たすか否かを判定する。また、情報処理装置100は、内部電源から取得した電源情報に含まれる内部電源が供給する電圧の情報と、第2の条件に係る内部電源の電圧に関する条件との比較に基づいて、第2の条件に係る内部電源の電圧に関する条件を満たすか否かを判定する。また、情報処理装置100は、内部電源から取得した電源情報に含まれる内部電源が供給する電圧の情報および内部電源が供給する電流の情報から内部電源が供給する電力を導出する。そして、情報処理装置100は、導出した電力と第2の条件に係る電力に関する条件との比較に基づいて、第2の条件に係る内部電源の電力に関する条件を満たすか否かを判定する。なお、本発明の実施形態に係る第2の条件が、図3に限られないことは、言うまでもない。また、情報処理装置100における第2の条件に係る判定処理の具体例については、後述する。
情報処理装置100は、例えば、図2に示す第1の条件、図3に示す第2の条件、および内部電源から取得した電源情報を用いることによって、内部電源による電力供給における電力供給能力を判定する。
(3)設定情報の設定処理
情報処理装置100は、上記(2)の処理における判定結果に応じて設定情報を設定する。ここで、本発明の実施形態に係る設定情報とは、デバイスの駆動状態を規定する情報である。設定情報としては、例えば、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報や、デバイスの機能を制限させる第2の設定情報が挙げられるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、第2の設定情報よりもさらにデバイスの機能を制限させる第3の設定情報など、デバイスの機能を制限させる制限レベルが異なる複数の設定情報を設定することができる。
また、情報処理装置100は、例えば、上記(2)の処理における判定結果に応じて、1ビットまたは複数ビットで状態が表されたフラグの値を変えることによって、設定情報を設定することができるが、上記に限られない。以下では、情報処理装置100が、設定情報をフラグの形式で設定する場合を例に挙げて説明する。また、情報処理装置100は、例えば、記憶部(後述する)などの記憶媒体に設定情報を記憶する。ここで、例えば記憶部(後述する)など設定情報を記憶する記憶媒体は、情報処理装置100における設定情報記憶部としての役目を果たす。
(4)制御対象デバイスの駆動制御処理
情報処理装置100は、上記(3)の処理において設定された設定情報に基づいて、制御対象のデバイスの駆動制御を行う。
〔4−1〕第1の設定情報が設定されている場合
例えば、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報が設定されている場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たしている状態であるので、情報処理装置100は、例えば、制御対象デバイスの機能を制限しない。よって、上記の場合には、情報処理装置100は、より高い機能を発揮することができる。
なお、情報処理装置100における第1の設定情報が設定されている場合のデバイスの駆動制御方法は、制御対象デバイスの機能を制限しないことに限られない。例えば、情報処理装置100は、制御対象デバイスの処理クロックを機能が制限されていない通常の状態よりもより向上させるなど、さらなる機能向上を図ることもできる。以下では、情報処理装置100が、第1の設定情報が設定されている場合において、制御対象デバイスの機能を制限しないことにより機能の向上を図るものとして説明する。
〔4−2〕第2の設定情報/第3の設定情報が設定されている場合
また、例えば、デバイスの機能を制限させる設定情報(第2の設定情報、第3の設定情報など)が設定されている場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルに満たない状態を示している。そのため、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能を設定情報に応じて制限する。よって、上記の場合には、情報処理装置100は、情報処理装置100において消費される消費電力が内部電源の供給電力を超えることを防止することができる。ここで、設定情報に応じた制限方法としては、例えば、機能を制限する制御対象デバイスの数を設定情報に応じて変えることが挙げられるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、制御対象デバイスの制限量(例えば、クロック周波数の変化量)を変えることによって、設定情報に応じて制御対象デバイスの機能を制限することもできる。
また、デバイスの機能を制限させる設定情報(第2の設定情報、第3の設定情報など)には、デバイスを優先的に制御する順番などを示す優先度が設定されていてもよい。ここで、上記優先度の設定方法としては、例えば、より消費電力が高いデバイスの優先度を高く設定する方法や、制御による効果(例えば、消費電力低減効果など)がより大きなデバイスの優先度を高く設定する方法が挙げられるが、上記に限られない。
<情報処理装置100における機能制限の例>
情報処理装置100は、デバイスの機能を制限させる設定情報(第2の設定情報、第3の設定情報など)が設定されている場合には、制御対象デバイスの機能を、例えば以下のように制限する。なお、本発明の制御対象デバイスが以下の〔A〕〜〔D〕に限られず、また、制御対象デバイスの制限方法が、以下に示す方法に限られないことは、言うまでもない。
〔A〕MPU
情報処理装置100は、設定された設定情報に応じて、MPUのクロック周波数を下げる。ここで、情報処理装置100は、例えば、MPUが備える駆動状態を切り替えるための端子を設定情報に応じてアクティブな状態とすることによって、設定情報に応じてMPUのクロック周波数を制御する。
〔B〕GPU
情報処理装置100は、設定された設定情報に応じて、GPUのクロック周波数を下げる。ここで、情報処理装置100は、例えば、GPUが備える駆動状態を切り替えるための端子を設定情報に応じてアクティブな状態とすることによって、設定情報に応じてGPUのクロック周波数を制御する。
〔C〕表示デバイス
情報処理装置100は、設定された設定情報に応じて表示デバイスの輝度を下げる。ここで、情報処理装置100は、例えば、BIOSやOS(Operating System)などの基本ソフトウェアと、表示を制御するドライバなどとを連携させることによって、設定情報に応じた輝度制御を実現するが、上記に限られない。
〔D〕光ディスクドライブ
情報処理装置100は、設定された設定情報に応じて、光ディスクドライブに供給する電力を下げる。ここで、情報処理装置100は、例えば、光ディスクドライブの電源回路に備えられた切替スイッチを、BIOSなどの基本ソフトウェアにより切り替えさせることによって、光ディスクドライブに供給する電力を下げるが、上記に限られない。また、情報処理装置100は、上記切替スイッチの切り替えに際して、例えば、光ディスクドライブを正常に動作させるための初期状態設定を行うこともできる。
情報処理装置100は、例えば、上記(1)の処理〜(4)の処理を行う。ここで、情報処理装置100は、電源情報に基づいて内部電源の電力供給の状態を判定し、判定結果に応じて設定情報を設定する。そして、情報処理装置100は、設定された設定情報に基づいて、1、または2以上の制御対象デバイスを制御する。より具体的には、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定された場合には、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報を設定し、制御対象デバイスの機能を制限しない(または、より機能を高める)。つまり、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定された場合には、情報処理装置100は、機能をより向上させる。また、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定されない場合には、デバイスの機能を制限させる設定情報(第2の設定情報、第3の設定情報など)を設定し、設定された設定情報に応じて機能を制限する。つまり、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定されない場合には、情報処理装置100は、機能を制限することによって制御対象デバイスの消費電力を低減させ、情報処理装置100の消費電力が内部電源の供給電力を超えることを防止する。
したがって、情報処理装置100は、上記(1)の処理〜(4)の処理によって、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
[デバイス制御アプローチに係る処理の一例]
次に、上述した本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現するための処理について、より具体的に説明する。
〔I〕デバイス制御アプローチを実現するための処理の第1の例
図4は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理の第1の例を示す説明図である。ここで、図4に示す処理は、一度行われれば終了する類の処理ではなく、情報処理装置100は、例えば、図4に示す処理が終了するごとに、または定期的に図4に示す処理を繰り返し行う。
情報処理装置100は、内部電源により駆動しているか否かを判定する(S100)。ここで、情報処理装置100は、例えば、外部電源から電力が得られているか否かによりステップS100の判定を行うが、上記に限られない。ステップS100において内部電源により駆動していると判定されない場合には、情報処理装置100は、処理を終了する。
ステップS100において内部電源により駆動していると判定された場合には、情報処理装置100は、電源情報が更新されたか否かを判定する(S102)。ここで、図4では示していないが、ステップS100において内部電源により駆動していると判定された場合には、情報処理装置100は、例えば、内部電源からの定期的な電源情報の取得を行う(上述した(1)の処理)。また、情報処理装置100は、取得された電源情報を一時的に保持し、新たな電源情報が取得された場合において、新たに取得された電源情報と、保持している電源情報とを比較することによって、ステップS102の処理を行うが、上記に限られない。
ステップS102において電源情報が更新されたと判定されない場合には、情報処理装置100は処理を終了する。また、ステップS102において電源情報が更新されたと判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の条件判定処理を行う(S104)。ここで、情報処理装置100は、例えば、内部電源から取得した電源情報と、図2に示す第1の条件が記録されたテーブルとを用いてステップS104の処理を行う。また、ステップS104、および後述するステップS106の処理は、第1の条件を満たすか否かを判定する処理であり、情報処理装置100における機能を制限するか否かを判定する処理に相当する(上述した(2)の処理)。
〔第1の条件判定処理〕
図5は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における第1の条件判定処理の一例を示す流れ図である。
情報処理装置100は、内部電源の温度が所定の範囲内であるか否かを判定する(S200)。情報処理装置100は、電源情報に含まれる内部電源の温度の情報と、図2に示す条件Aおよび条件Eとに基づいて、内部電源の温度Tが所定の範囲内(図2の例では、5度<T<60度)にあるか否かを判定する。
ステップS200において内部電源の温度が所定の範囲内であると判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の条件を満たしていないと判定する(S208)。
また、ステップS200において内部電源の温度が所定の範囲内であると判定された場合には、情報処理装置100は、消費電力が第1の条件に係る条件B(図2の条件B)を満たしているか否かを判定する(S202)。
ステップS202において消費電力が第1の条件に係る条件Bを満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の条件を満たしていないと判定する(S208)。
また、ステップS202において消費電力が第1の条件に係る条件Bを満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、内部電源の温度が条件C(図2の条件C)を満たし、消費電力が条件D(図2の条件D)を満たしているか否かを判定する(S204)。
ステップS204において内部電源の温度が条件Cを満たし、消費電力が条件Dを満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の条件を満たしていないと判定する(S208)。
また、ステップS204において内部電源の温度が条件Cを満たし、消費電力が条件Dを満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、第1の条件を満たしていると判定する(S206)。
情報処理装置100は、例えば、図5に示す処理によって、第1の条件を満たすか否かを判定する。なお、本発明の実施形態に係る第1の条件判定処理は、図5に示す処理に限られない。例えば、情報処理装置100は、図5に示すステップS200、S202、S204の各処理を任意の順番で行うことができる。
再度図4を参照して情報処理装置100におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理について説明する。情報処理装置100は、第1の条件を満たしているか否かを判定する(S106)。
ステップS106において第1の条件を満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルに満たないと判定し、機能を制限するための制限状態有効フラグをONに設定する(S108)。ここで、図4の処理において情報処理装置100が設定する制限状態有効フラグは、設定情報に相当する。また、ステップS108の処理は、例えば、機能を制限するための第2の設定情報を設定することに相当する(上述した(3)の処理)。
ステップS108において制限状態有効フラグがONに設定される(第2の設定情報が設定される)と、情報処理装置100は、制限状態有効フラグに基づいて、機能を制限する機能制限状態(第2の駆動状態)に移行する(S110)。そして、情報処理装置100は、処理を終了する。
ここで、本発明の実施形態に係る機能制限状態としては、1、または2以上の制御対象デバイスを、例えば、上述した〔A〕〜〔D〕に示すように制御することが挙げられるが、上記に限られない。また、ステップS110の処理は、上述した(4)の処理に相当する。
よって、制限状態有効フラグがONの場合には、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能を制限し、消費電力が低減された状態で制御対象デバイスを駆動させる。したがって、情報処理装置100は、情報処理装置100において消費される消費電力が内部電源の供給電力を超えることを防止することができる。
また、ステップS106において第1の条件を満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、機能制限状態が有効か否かを判定する(S112)。ここで、情報処理装置100は、例えば、制限状態有効フラグがONの場合(すなわち、第2の設定情報が設定されている場合)に、機能制限状態が有効であると判定するが、上記に限られない。
ステップS112において機能制限状態が有効であると判定されない場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たしかつ機能が制限されていない状態であるので、情報処理装置100は、処理を終了する。よって、上記の場合、情報処理装置100は、機能が制限されていない機能がより高い状態で駆動することができる。
また、ステップS112において機能制限状態が有効であると判定された場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たしかつ機能が制限されている状態であるので、情報処理装置100は、第2の条件判定処理を行う(S114)。ここで、情報処理装置100は、例えば、内部電源から取得した電源情報と、図3に示す第2の条件が記録されたテーブルとを用いてステップS114の処理を行う。また、ステップS114、および後述するステップS116の処理は、第2の条件を満たすか否かを判定する処理であり、情報処理装置100における機能の制限を解除するか否かを判定する処理に相当する(上述した(2)の処理)。
〔第2の条件判定処理〕
〔i〕第2の条件判定処理の第1の例
図6は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における第2の条件判定処理の第1の例を示す流れ図である。
情報処理装置100は、内部電源の温度が所定の範囲内であるか否かを判定する(S300)。情報処理装置100は、電源情報に含まれる内部電源の温度の情報と、図3に示す条件Fおよび条件Kとに基づいて、内部電源の温度Tが所定の範囲内(図3の例では、5度<T<60度)にあるか否かを判定する。
ステップS300において内部電源の温度が所定の範囲内であると判定されない場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていないと判定する(S308)。
また、ステップS300において内部電源の温度が所定の範囲内であると判定された場合には、情報処理装置100は、消費電力が第2の条件に係る条件I(図3の条件I)を満たしているか否かを判定する(S302)。
ステップS302において消費電力が第2の条件に係る条件Iを満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていないと判定する(S308)。
また、ステップS302において消費電力が第2の条件に係る条件Iを満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、内部電源の供給電圧が条件H(図3の条件H)を満たしているか否かを判定する(S304)。
ステップS304において内部電源の供給電圧が条件Hを満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていないと判定する(S308)。
また、ステップS304において内部電源の供給電圧が条件Hを満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていると判定する(S306)。
情報処理装置100は、例えば、図6に示す処理によって、第2の条件を満たすか否かを判定する。なお、本発明の実施形態に係る第2の条件判定処理の第1の例は、図6に示す処理に限られない。例えば、情報処理装置100は、図6に示すステップS300、S302、S304の各処理を任意の順番で行うことができる。
〔ii〕第2の条件判定処理の第2の例
上記では、第2の条件判定処理の第1の例として、所定の条件を満たすか否かによって第2の条件に係る判定を行う処理を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係る第2の条件判定処理は、図6に示す第1の例に限られない。図7は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における第2の条件判定処理の第2の例を示す流れ図である。
情報処理装置100は、図6のステップS300と同様に、内部電源の温度が所定の範囲内であるか否かを判定する(S400)。
ステップS400において内部電源の温度が所定の範囲内であると判定されない場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていないと判定する(S410)。
また、ステップS400において内部電源の温度が所定の範囲内であると判定された場合には、情報処理装置100は、図6のステップS302と同様に、消費電力が第2の条件に係る条件I(図3の条件I)を満たしているか否かを判定する(S402)。
ステップS402において消費電力が第2の条件に係る条件Iを満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていないと判定する(S410)。
また、ステップS402において消費電力が第2の条件に係る条件Iを満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、図6のステップS304と同様に、内部電源の供給電圧が条件H(図3の条件H)を満たしているか否かを判定する(S404)。
ステップS404において内部電源の供給電圧が条件Hを満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていないと判定する(S410)。
また、ステップS404において内部電源の供給電圧が条件Hを満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、駆動状態を切り替えてから所定の時間が経過したか否かを判定する(S406)。ここで、情報処理装置100は、例えば、図4のステップS110において機能制限状態へと移行したときに、カウンタを0(ゼロ)からカウントアップし、当該カウンタの値が所定の閾値を越えたか否かによりステップS406の判定を行うが、上記に限られない。
ステップS406において、駆動状態を切り替えてから所定の時間が経過したと判定されない場合には、情報処理装置100は、ステップS400からの処理を繰り返す。
また、ステップS406において、駆動状態を切り替えてから所定の時間が経過したと判定された場合には、情報処理装置100は、第2の条件を満たしていると判定する(S408)。
情報処理装置100は、例えば、図7に示す処理によって、第2の条件を満たすか否かを判定する。ここで、情報処理装置100は、図7に示す処理を行うことによって、駆動状態が切り替えられてから所定の時間が経過していない場合には、第2の条件を満たしていると判定しない。したがって、情報処理装置100は、図7に示す処理を第2の条件判定処理として行うことによって、情報処理装置100が機能が制限される機能制限状態の設定と解除とを短期間に繰り返し行う不安定な状態となることを防止することができる。
なお、本発明の実施形態に係る第2の条件判定処理の第2の例は、図7に示す処理に限られない。例えば、情報処理装置100は、図6に示す第1の例と同様に、図7に示すステップS400、S402、S404の各処理を任意の順番で行うことができる。
再度図4を参照して情報処理装置100におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理について説明する。ステップS114の処理を行うと、情報処理装置100は、第2の条件を満たしているか否かを判定する(S116)。
ステップS116において第2の条件を満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、処理を終了する。上記の場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たしているが、内部電源の状態は、機能の制限を解除することができない状態であるので、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能を制限した状態を維持する。よって、情報処理装置100は、内部電源に無理な負荷がかかることを防止し、安全性を高めることができる。
ステップS116において第2の条件を満たしていると判定された場合には、機能を制限するための制限状態有効フラグをOFFに設定する(S118)。ここで、ステップS118の処理は、例えば、機能が制限されない第1の設定情報を設定することに相当する(上述した(3)の処理)。また、上記の場合、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たし、かつ内部電源の状態が、機能の制限を解除することができる状態であるので、情報処理装置100は、安全に駆動状態を切り替えることができる。
ステップS118において制限状態有効フラグがOFFに設定される(第1の設定情報が設定される)と、情報処理装置100は、制限状態有効フラグに基づいて、機能を制限する機能制限状態を解除する(S120)。そして、情報処理装置100は、処理を終了する。ここで、ステップS120の処理は、上述した(4)の処理に相当する。
よって、制限状態有効フラグがOFFの場合には、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能が制限されない状態(第1の駆動状態)、すなわち、より高い機能の実現可能な状態で制御対象デバイスを駆動させる。したがって、情報処理装置100は、内部電源による駆動においてより高い機能を発揮することができる。
情報処理装置100は、例えば図4に示す処理を行うことによって、上述したデバイス制御アプローチに係る(1)の処理〜(4)の処理を実現することができる。したがって、情報処理装置100は、図4に示す処理を行うことによって、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
〔II〕デバイス制御アプローチを実現するための処理の第2の例
上記では、デバイス制御アプローチを実現するための処理の第1の例として、情報処理装置100が、機能を制限するか制限しないかの2つの駆動状態(第1の駆動状態/第2の駆動状態)にて制御対象デバイスを制御する処理を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現するための処理は、2つの駆動状態にて制御対象デバイスを制御することに限られない。そこで次に、本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現するための処理の第2の例として、複数の駆動状態にて機能を制限することが可能な処理の一例を示す。なお、以下では、情報処理装置100が、第1の駆動状態、第2の駆動状態、および第3の駆動状態を切り替える処理の例を示す。ここで、第2の駆動状態とは、上記第2の設定情報に対応して機能を制限する第1の機能制限状態であり、第3の駆動状態とは、上記第3の設定情報に対応して機能を制限する第2の機能制限状態である。また、第1の駆動状態とは、機能制限状態が解除された駆動状態である。
図8A、図8Bは、本発明の実施形態に係る情報処理装置におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理の第2の例を示す説明図である。以下、図8A、図8Bを適宜参照して本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現するための処理の第2の例について説明する。ここで、図8A、図8Bに示す処理は、図4に示す第1の例に係る処理と同様に、一度行われれば終了する類の処理ではなく、情報処理装置100は、例えば、図8A、図8Bに示す処理が終了するごとに、または定期的に図8A、図8Bに示す処理を繰り返し行う。
以下では、情報処理装置100が、第1の設定情報、第2の設定情報、および第3の設定情報を、図4に示す第1の例と同様に、フラグの形式で設定する場合を例に挙げて説明する。また、以下では、情報処理装置100が、第1の制限状態有効フラグと、第2の制限状態有効フラグという2つのフラグにより、設定情報を設定する場合を例に挙げる。ここで、第1の制限状態有効フラグがONの状態が、第2の設定情報が設定された状態を示し、また、第2の制限状態有効フラグがONの状態が、第3の設定情報が設定された状態を示すものとして説明するが、上記に限られない。
情報処理装置100は、図4のステップS100と同様に、内部電源により駆動しているか否かを判定する(S500)。
ステップS500において内部電源により駆動していると判定された場合には、情報処理装置100は、図4のステップS102と同様に、電源情報が更新されたか否かを判定する(S502)。ここで、図8Aでは示していないが、ステップS500において内部電源により駆動していると判定された場合には、情報処理装置100は、図4に示す第1の例に係る処理と同様に、例えば、内部電源からの定期的な電源情報の取得を行う(上述した(1)の処理)。
ステップS502において電源情報が更新されたと判定されない場合には、情報処理装置100は処理を終了する。また、ステップS502において電源情報が更新されたと判定されない場合には、情報処理装置100は、図4のステップS104と同様に、第1の条件判定処理を行う(S504)。ここで、ステップS504、および後述するステップS506の処理は、第1の条件を満たすか否かを判定する処理であり、情報処理装置100における機能を制限するか否かを判定する処理に相当する(上述した(2)の処理)。
ステップS506において第1の条件を満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルに満たないと判定する。そして、情報処理装置100は、第2の制限状態有効フラグがONか否か(第3の設定情報が設定されているか否か)を判定する(S508)。
ステップS508において第2の制限状態有効フラグがONであると判定された場合には、情報処理装置100は、処理を終了する。上記の場合、機能の制限を解除できない状態であり、また(図8A、図8Bの場合において)機能が最大限制限されている状態である。よって、情報処理装置100は、例えば、上記の場合において駆動状態を切り替えないことによって、より確実に情報処理装置100において消費される消費電力が内部電源の供給電力を超えることを防止することができる。
なお、ステップS508において第2の制限状態有効フラグがONであると判定された場合における情報処理装置100の処理は、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、第1の機能制限状態における内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすか否かに係る第3の条件をさらに記憶することができる。上記の場合には、情報処理装置100は、上記第3の条件に係る判定を行うことによって、駆動状態を第2の機能制限状態から第1の機能制限状態へと切り替えることもできる。
また、ステップS508において第2の制限状態有効フラグがONであると判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の制限状態有効フラグがONか否かを判定する(S510)。
ステップS510において第1の制限状態有効フラグがONであると判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の制限状態有効フラグをONに設定する(S512)。ここで、ステップS512の処理は、例えば、機能を制限するための第2の設定情報を設定することに相当する(上述した(3)の処理)。
ステップS512において第1の制限状態有効フラグがONに設定される(第2の設定情報が設定される)と、情報処理装置100は、第1の制限状態有効フラグに基づいて、第2の設定情報に対応する機能を制限する第1の機能制限状態に移行する(S514)。そして、情報処理装置100は、処理を終了する。ここで、ステップS514の処理は、上述した(4)の処理に相当する。
また、ステップS510において第1の制限状態有効フラグがONであると判定された場合には、情報処理装置100は、第1の制限状態有効フラグをOFFに設定し、第2の制限状態有効フラグをONに設定する(S516)。ここで、ステップS512の処理は、例えば、機能を制限するための第3の設定情報を設定することに相当する(上述した(3)の処理)。
ステップS516において第2の制限状態有効フラグがONに設定される(第3の設定情報が設定される)と、情報処理装置100は、第2の制限状態有効フラグに基づいて、第3の設定情報に対応する機能を制限する第2の機能制限状態に移行する(S518)。そして、情報処理装置100は、処理を終了する。ここで、ステップS518の処理は、上述した(4)の処理に相当する。
ステップS506において第1の条件を満たしていると判定された場合には、情報処理装置100は、図4のステップS112と同様に、機能制限状態が有効か否かを判定する(S520)。
ステップS520において機能制限状態が有効であると判定されない場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たし、かつ機能が制限されていない状態であるので、情報処理装置100は、処理を終了する。よって、上記の場合、情報処理装置100は、機能が制限されていない機能がより高い状態で駆動することができる。
また、ステップS520において機能制限状態が有効であると判定された場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たし、かつ機能が制限されている状態である。よって、情報処理装置100は、図4のステップS114と同様に、第2の条件判定処理を行う(S522)。ここで、ステップS522、および後述するステップS524の処理は、第2の条件を満たすか否かを判定する処理であり、情報処理装置100における機能の制限を解除するか否かを判定する処理に相当する(上述した(2)の処理)。
ステップS522の処理を行うと、情報処理装置100は、図4のステップS116と同様に、第2の条件を満たしているか否かを判定する(S524)。
ステップS524において第2の条件を満たしていると判定されない場合には、情報処理装置100は、処理を終了する。上記の場合には、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすが、内部電源の状態は、機能の制限を解除することができない状態であるので、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能を制限した状態を維持する。よって、情報処理装置100は、内部電源に無理な負荷がかかることを防止し、安全性を高めることができる。
ステップS524において第2の条件を満たしていると判定された場合には、第2の制限状態有効フラグがONか否かを判定する(S526)。ここで、第2の条件を満たしていると判定された場合とは、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たし、内部電源の状態が、機能の制限を解除することができる状態である。よって、情報処理装置100は、後述するステップS528〜S534の処理により、機能の制限の解除を行う。
ステップS526において第2の制限状態有効フラグがONであると判定された場合には、情報処理装置100は、第2の制限状態有効フラグをOFFに設定する(S530)。ここで、第1の制限状態有効フラグはOFFの状態であるので、ステップS530の処理によって、第1の制限状態有効フラグおよび第2の制限状態有効フラグの双方がOFFとなる。よってステップS530の処理は、例えば、機能が制限されない第1の設定情報を設定することに相当する(上述した(3)の処理)。また、上記の場合、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たし、かつ内部電源の状態が、機能の制限を解除することができる状態であるので、情報処理装置100は、安全に駆動状態を切り替えることができる。
ステップS530において第2の制限状態有効フラグがOFFに設定される(第1の設定情報が設定される)と、情報処理装置100は、第2の制限状態有効フラグに基づいて、機能を制限する第2の機能制限状態を解除する(S530)。そして、情報処理装置100は、処理を終了する。ここで、ステップS530の処理は、上述した(4)の処理に相当する。
ステップS530の処理によって、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能が制限されない状態、すなわち、より高い機能の実現可能な状態で制御対象デバイスを駆動させる。したがって、情報処理装置100は、内部電源による駆動においてより高い機能を発揮することができる。
また、ステップS526において第2の制限状態有効フラグがONであると判定されない場合には、情報処理装置100は、第1の制限状態有効フラグをOFFに設定する(S532)。ここで、第2の制限状態有効フラグはOFFの状態であるので、ステップS532の処理によって、第1の制限状態有効フラグおよび第2の制限状態有効フラグの双方がOFFとなる。よってステップS532の処理は、例えば、機能が制限されない第1の設定情報を設定することに相当する(上述した(3)の処理)。また、上記の場合、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たし、かつ内部電源の状態が、機能の制限を解除することができる状態であるので、情報処理装置100は、安全に駆動状態を切り替えることができる。
ステップS532において第1の制限状態有効フラグがOFFに設定される(第1の設定情報が設定される)と、情報処理装置100は、第1の制限状態有効フラグに基づいて、機能を制限する第1の機能制限状態を解除する(S534)。そして、情報処理装置100は、処理を終了する。ここで、ステップS534の処理は、上述した(4)の処理に相当する。
ステップS534の処理によって、情報処理装置100は、制御対象デバイスの機能が制限されない状態、すなわち、より高い機能の実現可能な状態で制御対象デバイスを駆動させる。したがって、情報処理装置100は、内部電源による駆動においてより高い機能を発揮することができる。
情報処理装置100は、例えば図8A、図8Bに示す処理を行うことによって、図4に示す処理と同様に、上述したデバイス制御アプローチに係る(1)の処理〜(4)の処理を実現することができる。したがって、情報処理装置100は、図8A、図8Bに示す処理を行うことによって、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
(本発明の実施形態に係る情報処理装置)
次に、上述した本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現することが可能な、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成例について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成の一例を示す説明図である。情報処理装置100は、内部電源102と、制御部104と、通信部106と、記憶部108と、表示制御部110と、表示部112と、外部記録媒体読出/書込部116とを備える。
また、情報処理装置100は、例えば、ROM(Read Only Memory;図示せず)や、RAM(Random Access Memory;図示せず)などを備えてもよい。情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)により各構成要素間を接続することができる。ここで、ROMは、制御部104が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAMは、制御部104により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
〔情報処理装置100のハードウェア構成例〕
図10は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。ここで、図10では、外部記録媒体としての光ディスク200を併せて示している。図10を参照すると、情報処理装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、GPU156と、記録媒体158と、入出力インタフェース160と、操作入力デバイス162と、表示デバイス164と、通信インタフェース166と、光ディスクドライブ168と、バッテリ170とを備える。また、情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス172で各構成要素間を接続する。
MPU150は、MPUや、制御機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路などで構成され、情報処理装置100全体を制御する制御部104として機能する。また、MPU150は、情報処理装置100において、後述する電源情報取得部120、駆動状態設定部122、およびデバイス制御部124としての役目を果たすこともできる。
ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM154は、例えば、バッテリ170(内部電源102)から取得された電源情報や、MPU150により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
GPU156は、GPUや表示機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路などで構成され、表示部112の表示画面への表示に係る様々な処理を行う。また、GPU156は、表示制御部110として機能する。
記録媒体158は、記憶部108として機能し、例えば、OSなどの基本ソフトウェアや、アプリケーションなど様々なデータを記憶する。ここで、記録媒体158としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)が挙げられるが、上記に限られない。
入出力インタフェース160は、例えば、操作入力デバイス162や、表示デバイス164を接続する。操作入力デバイス162は、操作部114として機能し、また、表示デバイス164は、表示部112として機能する。ここで、入出力インタフェース160としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子などが挙げられるが、上記に限られない。また、操作入力デバイス162は、例えば、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース160と接続される。操作入力デバイス162としては、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。また、表示デバイス164は、例えば、情報処理装置100上に備えられ、情報処理装置100の内部で入出力インタフェース160と接続される。表示デバイス164としては、例えば、LCDや有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display。または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)ともよばれる。)などが挙げられるが、上記に限られない。なお、入出力インタフェース160は、情報処理装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や、表示デバイス(例えば、外部ディスプレイなど)と接続することもできることは、言うまでもない。
通信インタフェース166は、情報処理装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)外部装置と無線/有線で通信を行うための通信部106として機能する。ここで、通信インタフェース166としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11bポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられるが、上記に限られない。
光ディスクドライブ168は、外部記録媒体としての光ディスク200の読出し、または、読み出しおよび書き込みを行う。また、光ディスクドライブ168は、情報処理装置100において外部記録媒体読出/書込部116として機能する。ここで、光ディスクドライブ168としては、例えば、Blu−ray(登録商標)ディスクドライブなどの光ディスクの読出機能を有するものや、DVD−Rドライブなどのように読出機能および書込機能を有するものなどが挙げられるが、上記に限られない。
バッテリ170は、内部電源102の役目を果たし、情報処理装置100の各構成要素に駆動のための電圧を供給する。ここで、バッテリ170としては、例えば、例えば、温度センサや、電流センサ、電圧センサなどの各種センサや、当該センサの検出結果に基づいて電源情報を生成するMPUなどを備えたリチウムイオン二次電池などの二次電池が挙げられるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、例えば、図10に示す構成によって、上述した(1)の処理〜(4)の処理を実現する。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成が、図10に示す構成に限られないことは、言うまでもない。例えば、情報処理装置100は、外部電源を各構成要素に供給する外部電源回路(図示せず)などをさらに備えることができる。また、情報処理装置100は、例えば、光ディスクドライブ168を備えない構成など、図10に示す1または2以上の構成要素を備えない構成とすることもできる。
再度図9を参照して、情報処理装置100の構成要素について説明する。内部電源102は、情報処理装置100が内部に備える電源である。内部電源102は、例えば外部電源がない場合などにおいて、情報処理装置100の各構成要素に電力を供給する役目を果たす。なお、図9では、内部電源102から供給される電力を各構成要素に伝達する電力供給線を省略している。
また、内部電源102は、電力の供給の際に、電源供給情報や電源要求情報などの電源情報を生成する。そして、制御部104(厳密には、後述する電源情報取得部120)との通信によって、生成した電源情報を制御部104へ伝達する。
制御部104は、例えば、MPUや、暗号処理回路などの各種回路が集積された集積回路などで構成され、情報処理装置100全体を制御する役目を果たす。また、制御部104は、電源情報取得部120と、駆動状態設定部122と、デバイス制御部124とを備え、上述した(1)の処理〜(4)の処理を主導的に行う役目を果たす。
電源情報取得部120は、上述した(1)の処理(内部電源からの電源情報の取得処理)を行う役目を果たし、電源情報を内部電源102から取得する。より具体的には、電源情報取得部120は、BIOSを介して内部電源102と通信し、例えば、図1に示すような情報取得要求を送信することによって、内部電源102から電源情報を取得する。
また、電源情報取得部120は、外部電源の有無を判定し、外部電源が存在しない場合に選択的に内部電源102から電源情報を取得するが、上記に限られない。上記の場合、電源情報取得部120は、情報処理装置100本体が内部電源で駆動しているかまたは外部電源で駆動しているかを判別する駆動電源判別部としての役目を果たす。
駆動状態設定部122は、電力供給能力判定部130と、設定部132とを備え、電源情報取得部120が内部電源102から取得した電源情報に基づいて内部電源102の電力供給能力を判定し、設定情報を判定結果に応じて設定する。
電力供給能力判定部130は、上述した(2)の処理(内部電源による電力供給における電力供給能力の判定処理)を行う役目を果たす。より具体的には、電力供給能力判定部130は、電源情報と、図2に示す第1の条件と、図3に示す第2の条件とに基づいて、例えば、図4に示すステップS104、S106の処理や、図4に示すステップS114、S116の処理を行う。
設定部132は、上述した(3)の処理(設定情報の設定処理)とを行う役目を果たす。より具体的には、設定部132は、電力供給能力判定部130の判定結果に基づいて、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報や、デバイスの機能を制限させる設定情報(第2の設定情報、第3の設定情報など)を設定する。ここで、設定部132が設定する第1の設定情報や第2の設定情報、第3の設定情報などの設定情報は、例えば記憶部108に記憶され、記憶部108に記憶された設定情報は、設定部132により適宜更新(記録)される。上記の場合、記憶部108は、設定情報記憶部としての役目を果たす。
駆動状態設定部122は、電力供給能力判定部130および設定部132を備えることによって、上述した(2)の処理および(3)の処理を行う役目を果たすことができる。
デバイス制御部124は、上述した(4)の処理(制御対象デバイスの駆動制御処理)を行う役目を果たし、駆動状態設定部122において設定された設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御する。
制御部104は、電源情報取得部120、駆動状態設定部122、およびデバイス制御部124を備えることにより、上述した(1)の処理〜(4)の処理を主導的に行う。
通信部106は、情報処理装置100が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは、直接的に)外部装置と無線/有線で通信を行う。また、通信部106は、例えば、制御部104によって外部装置との通信が制御される。
記憶部108は、情報処理装置100が備える記憶手段であり、例えば、図2に示す第1の条件が記録されたテーブルや、図3に示す第2の条件が記録されたテーブル、設定情報など、様々なデータを記憶する。ここで、記憶部108としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
表示制御部110は、例えば、GPUや、表示機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路などで構成され、表示部112の表示画面への表示に係る様々な処理を行う。また、表示制御部110は、例えば、制御部104(より厳密には、デバイス制御部124)によって、処理クロックなどが制御される。
表示部112は、情報処理装置100が備える表示手段であり、表示画面に様々な情報を表示する。表示部112の表示画面に表示される画面としては、例えば、所望する動作を情報処理装置100に対して行わせるための操作画面などが挙げられる。ここで、表示部112としては、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。
操作部114は、ユーザによる操作を可能とする情報処理装置100が備える操作手段である。情報処理装置100は、操作部114を備えることによって、ユーザが所望する処理を行うことができる。ここで、操作部114としては、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクタ、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
外部記録媒体読出/書込部116は、例えば、光ディスクや、メモリスティック(Memory Stick)などの外部記録媒体からのデータの読出し、または、データの読出しおよびデータの書込みを行う。ここで、外部記録媒体読出/書込部116としては、例えば、Blu−ray(登録商標)ディスクドライブやDVD−Rドライブなどの光ディスクドライブや、メモリスティックなどを着脱可能に収納するスロットなどが挙げられるが、上記に限られない。また、外部記録媒体読出/書込部116は、例えば、制御部104(より厳密には、デバイス制御部124)によって、供給される電力などが制御される。
情報処理装置100は、例えば図9に示す構成によって、上述した(1)の処理〜(4)の処理を実現する。したがって、情報処理装置100は、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る情報処理装置100は、上述した(1)の処理(内部電源からの電源情報の取得処理)〜(4)の処理(制御対象デバイスの駆動制御処理)を行い、制御対象デバイスを制御する。ここで、情報処理装置100は、内部電源102から取得された電源情報に基づいて内部電源の電力供給の状態を判定し、判定結果に応じて設定情報を設定する。そして、情報処理装置100は、設定された設定情報に基づいて、1、または2以上の制御対象デバイスを制御する。より具体的には、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定された場合には、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報を設定し、制御対象デバイスの機能を制限しない(または、より機能を高める)。つまり、内部電源102の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定された場合には、情報処理装置100は、機能をより向上させる。また、情報処理装置100は、内部電源の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定されない場合には、デバイスの機能を制限させる設定情報(第2の設定情報、第3の設定情報など)を設定し、設定された設定情報に応じて機能を制限する。つまり、内部電源102の電力供給能力が所定のレベルを満たすと判定されない場合には、情報処理装置100は、機能を制限することによって制御対象デバイスの消費電力を低減させ、情報処理装置100の消費電力が内部電源の供給電力を超えることを防止する。したがって、情報処理装置100は、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
[本発明の実施形態に係る情報処理装置の変形例]
上記では、本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現することが可能な情報処理装置として、図9に示す情報処理装置100を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成は、図9に示す構成に限られない。そこで、次に、本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現することが可能な、他の情報処理装置の構成について説明する。
図11は、本発明の実施形態の変形例に係る情報処理装置300の構成の一例を示す説明図である。
情報処理装置300は、内部電源102と、制御部202と、通信部106と、記憶部108と、表示制御部110と、表示部112と、外部記録媒体読出/書込部116とを備える。また、情報処理装置300は、情報処理装置100と同様のハードウェア構成(例えば、図10の構成)をとることができる。ここで、情報処理装置300は、基本的に図9に示す情報処理装置100と同様の構成を有し、情報処理装置300と情報処理装置100との相違点は、制御部の構成にある。そこで以下では、制御部202の構成について説明し、その他の構成については、説明を省略する。
制御部202は、駆動電源判別部210と、電源情報取得部212と、デバイス制御部214とを備える。
駆動電源判別部210は、情報処理装置300本体が内部電源102で駆動しているかまたは外部電源(図示せず)で駆動しているかを判別する。駆動電源判別部210は、内部電源で駆動していると判別した場合には、内部電源で駆動していることを示す内部電源駆動信号を電源情報取得部212とデバイス制御部214に伝達する。内部電源駆動信号が伝達されることによって、電源情報取得部212は、内部電源駆動信号に応じて内部電源102から電源供給情報や電源要求情報などの電源情報を選択的に取得することができる。また、内部電源駆動信号が伝達されることによって、デバイス制御部214は、内部電源駆動信号に応じてデバイスの制御を選択的に行うことができる。つまり、駆動電源判別部210は、情報処理装置300において本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチに係る処理を開始させるためのトリガとなる信号(内部電源駆動信号)を生成する役目を果たす。
電源情報取得部212は、図9に示す情報処理装置100の電源情報取得部120と同様に、上述した(1)の処理(内部電源からの電源情報の取得処理)を行う役目を果たし、電源情報を内部電源102から取得する。より具体的には、電源情報取得部212は、駆動電源判別部210からの内部電源駆動信号の伝達に応じて、BIOSを介して内部電源102と通信し、例えば、図1に示すような情報取得要求を送信することによって、内部電源102から電源情報を取得する。
デバイス制御部214は、例えば、電源情報取得部212が取得した電源供給情報や電源要求情報などの電源情報と、記憶部108(設定情報記憶部)に記憶された設定情報とに基づいて、デバイスの駆動状態を制御する。ここで、デバイス制御部214は、図9に示す情報処理装置100の電力供給能力判定部130および設定部132と同様の機能を有する電力供給能力判定部130と設定部132とを備える。つまり、デバイス制御部214は、図9に示す情報処理装置100の駆動状態設定部122とデバイス制御部124との双方の機能を有する。したがって、デバイス制御部214は、上述した(2)の処理(内部電源による電力供給における電力供給能力の判定処理)〜(4)の処理(制御対象デバイスの駆動制御処理)を行う役目を果たす。
上記のように、情報処理装置300の制御部202は、駆動電源判別部210、電源情報取得部212、およびデバイス制御部214を備える。ここで、駆動電源判別部210と電源情報取得部212との組み合わせは、図9に示す情報処理装置100の電源情報取得部120に対応する。また、デバイス制御部214は、図9に示す情報処理装置100の駆動状態設定部122とデバイス制御部124との組み合わせに対応する。したがって、制御部202は、図9に示す情報処理装置100の制御部104と同様に、上述した(1)の処理〜(4)の処理を主導的に行うことができる。
以上のように、変形例に係る情報処理装置300は、制御部202の構成が図9に示す情報処理装置100に係る制御部104と異なるが、上述した(1)の処理〜(4)の処理を行うことによって、制御対象デバイスを制御する。したがって、変形例に係る情報処理装置300は、図9に示す情報処理装置100と同様に、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
なお、本発明の実施形態に係るデバイス制御アプローチを実現することが可能な情報処理装置の構成は、図9に示す情報処理装置100、図11に示す情報処理装置300に限られない。
以上、本発明の実施形態として情報処理装置100、300を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、ノート型PCなどのコンピュータ、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの携帯型通信装置、WALK MAN(登録商標)などの映像/音楽再生装置、PlayStation Portable(登録商標)などの携帯型ゲーム機、LCDなどの表示装置など、内部電源で駆動可能な様々な機器に適用することができる。
(本発明の実施形態に係るプログラム)
コンピュータを、本発明の実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラムによって、内部電源から供給される電力で駆動する場合における安定的な駆動と機能向上との両立を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、コンピュータを、本発明の実施形態に係る情報処理装置100、300として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本発明の実施形態は、さらに、上記各プログラムを記憶させた記憶媒体も併せて提供することができる。
上述した構成は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、当然に、本発明の技術的範囲に属するものである。
本発明の実施形態に係る情報処理装置における電源情報の取得方法の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る内部電源による電力供給における電力供給能力を判定するための所定の条件の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理の第1の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の条件判定処理の一例を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第2の条件判定処理の第1の例を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第2の条件判定処理の第2の例を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理の第2の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置におけるデバイス制御アプローチを実現するための処理の第2の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態の変形例に係る情報処理装置の構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
100、300 情報処理装置
102 内部電源
104、202 制御部
106 通信部
108 記憶部
110 表示制御部
112 表示部
114 操作部
116 外部記録媒体読出/書込部
120、212 電源情報取得部
122 駆動状態設定部
124、214 デバイス制御部
130 電力供給能力判定部
132 設定部
210 駆動電源判別部

Claims (14)

  1. 電力を供給する内部電源と;
    前記内部電源における電力の供給に関する電源情報を前記内部電源から取得する電源情報取得部と;
    前記電源情報に基づいて前記内部電源の電力供給能力を判定し、デバイスの駆動状態を規定する設定情報を判定結果に応じて設定する駆動状態設定部と;
    前記設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するデバイス制御部と;
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記駆動状態設定部は、
    前記電源情報に基づいて、前記内部電源における電力供給能力を判定するための第1の条件を満たすか否かを判定する電力供給能力判定部と;
    前記電力供給能力判定部における前記第1の条件に関する判定結果に基づいて、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報、またはデバイスの機能を制限させる第2の設定情報を選択的に設定する設定部と;
    を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記電力供給能力判定部は、前記第1の条件を満たし前記第2の設定情報が設定されている場合には、前記電源情報に基づいて、デバイスの機能の制限を解除するための第2の条件を満たすか否かをさらに判定し、
    前記設定部は、前記電力供給能力判定部における前記第2の条件に関する判定結果に基づいて、前記第2の設定情報に替えて前記第1の設定情報を設定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記デバイス制御部は、
    前記第1の設定情報が設定されている場合には、デバイスの機能を制限しない第1の駆動状態により前記制御対象デバイスを制御し、
    前記第2の設定情報が設定されている場合には、デバイスの機能が前記第2の設定情報に応じて制限された第2の駆動状態により前記制御対象デバイスを制御する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定部は、
    前記電力供給能力判定部において前記第1の条件を満たしていると判定された場合には、前記第1の設定情報を設定し、
    前記電力供給能力判定部において前記第1の条件を満たしていると判定されない場合には、前記第2の設定情報を設定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記設定部は、前記電力供給能力判定部において前記第1の条件を満たしていると判定されず、かつ前記第2の設定情報が設定されている場合には、前記第2の設定情報よりもさらにデバイスの機能を制限させる第3の設定情報を、前記第2の設定情報に替えて設定し、
    前記デバイス制御部は、前記第3の設定情報が設定されている場合には、デバイスの機能が前記第3の設定情報に応じて制限された第3の駆動状態により前記制御対象デバイスを制御する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記電力供給能力判定部は、前記制御対象デバイスの駆動状態が切り替えられてから所定の時間が経過されるまでは、前記第2の条件を満たしていると判定しない、請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 装置本体に電力を供給する内部電源と;
    前記内部電源の電源供給状態に応じて変動する電源供給情報と、デバイスの駆動状態に応じて変動するデバイスの電源要求情報とを前記内部電源から取得する電源情報取得部と;
    前記デバイスの駆動条件を規定する設定情報を記憶する設定情報記憶部と;
    前記電源供給情報と、前記電源要求情報と、前記設定情報とに基づいて、前記デバイスの駆動状態を制御するデバイス制御部と;
    を備える、情報処理装置。
  9. 装置本体が内部電源で駆動しているかまたは外部電源で駆動しているかを判別する駆動電源判別部をさらに備え、
    前記デバイス制御部は、前記駆動電源判別部において装置本体が内部電源で駆動していると判別された場合に、前記電源供給情報と、前記電源要求情報と、前記設定情報とに基づいて、前記デバイスの駆動状態を制御する、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記デバイス制御部は、
    前記電源供給情報と前記電源要求情報とに基づいて、前記内部電源における電力供給能力を判定するための第1の条件を満たすか否かを判定する電力供給能力判定部と;
    前記電力供給能力判定部における前記第1の条件に関する判定結果に基づいて、デバイスの機能を制限させない第1の設定情報、またはデバイスの機能を制限させる第2の設定情報を選択的に設定する設定部と;
    を備える、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記電力供給能力判定部は、前記第1の条件を満たし前記第2の設定情報が設定されている場合には、前記電源供給情報と前記電源要求情報とに基づいて、デバイスの機能の制限を解除するための第2の条件を満たすか否かをさらに判定し、
    前記設定部は、前記電力供給能力判定部における前記第2の条件に関する判定結果に基づいて、前記第2の設定情報に替えて前記第1の設定情報を設定する、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 電力を供給する内部電源における電力の供給に関する電源情報を前記内部電源から取得するステップと;
    前記電源情報に基づいて前記内部電源の電力供給能力を判定するステップと;
    デバイスの駆動状態を規定する設定情報を前記判定するステップにおける判定結果に応じて設定するステップと;
    設定された前記設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するステップと;
    を有する、デバイス制御方法。
  13. 装置本体に電力を供給する内部電源の電源供給状態に応じて変動する電源供給情報と、デバイスの駆動状態に応じて変動するデバイスの電源要求情報とを前記内部電源から取得するステップと;
    前記デバイスの駆動条件を規定する設定情報を記憶するステップと;
    前記電源供給情報と、前記電源要求情報と、前記設定情報とに基づいて、前記デバイスの駆動状態を制御するステップと;
    を有する、デバイス制御方法。
  14. 電力を供給する内部電源における電力の供給に関する電源情報を前記内部電源から取得するステップ;
    前記電源情報に基づいて前記内部電源の電力供給能力を判定するステップ;
    デバイスの駆動状態を規定する設定情報を前記判定するステップにおける判定結果に応じて設定するステップ;
    設定された前記設定情報に基づいて、1または2以上の制御対象デバイスの駆動状態を制御するステップ;
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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