JP2010156594A - プローブ及びプローブカード - Google Patents

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Abstract

【課題】 プローブカードへの取り付け又は取り外し時における作業性の良好なプローブを提供することを目的とする。
【解決手段】
一端を先鋭化させたコンタクト軸11と、コンタクト軸11と交差する方向に延びるコネクト軸12と、コンタクト軸11及びコネクト軸12を接続する弾性変形部13とを備え、弾性変形部13が、コンタクト軸11よりもコネクト軸12側に配置されたS字形状からなり、コンタクト軸11に接続された第1屈曲部13aと、コネクト軸12に接続された第2屈曲部13bとからなる。このため、第2屈曲部13bによって、コネクト軸12の周辺に空間が形成されるので、プローブ交換時における作業性が良好となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プローブ及びプローブカードに係り、更に詳しくは、集積回路などの電気的特性試験に使用するプローブ、並びに、当該プローブが取り付けられたプローブカードの改良に関する。
プローブカードは、プローブ基板上に多数のプローブを取り付けて構成され、検査対象物の微小電極に対し、プローブの先端を弾性的に接触させることによって、微小電極を外部装置と導通させるための装置であり、例えば、半導体デバイスの電気的特性試験に利用されている。
半導体デバイスの電気的特性試験を行う場合、プローブカード及び半導体ウエハを近づけることによって、プローブを半導体ウエハ上の電極パッドに接触させる。このとき、全てのプローブをそれぞれが対応する電極パッドに良好に導通させるために、オーバードライブと呼ばれる動作が行われる。オーバードライブとは、プローブが電極パッドに接触すると想定される距離までプローブカード及び半導体ウエハを近づけた状態から、更に両者を近づける動作である。
このようなオーバードライブを行うことによって、全てのプローブを電極パッドに確実に接触させることができる。また、オーバードライブ時には、プローブが弾性変形することによって電極パッド上を移動し、電極パッドの表面をスクラブする。このため、電極パッド表面の酸化膜やゴミが除去され、接触抵抗を低減することができる。
従来のプローブカードは、導電性金属からなる細線を略L字状に屈曲させたプローブの一端を基板に固着し、先鋭化させた他端を検査対象物上の電極パッドに接触させるように構成されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載されたプローブは、コネクト軸及びコンタクト軸が、略半円形状の弾性変形部によって、互いに略直交するように連結されて構成されている。
このプローブは、コンタクト軸、コネクト軸及び弾性変形部を同一平面上に形成することにより、プローブを狭ピッチで配置することができる。また、コンタクト軸を基板の開口に挿入し、コネクト軸を基板の上面に半田付けすることによって基板に取り付けられるため、半田を除去して弾性変形部を手で持って引き抜けば、プローブを基板から取り外すことができる。このため、プローブ取り外しの作業性が良く、プローブを容易に交換することができる。
特許第3164542号公報
特許文献1のプローブは、コネクト軸が、半円形状の弾性変形部の端部から外側に向って延びているため、基板面上に投射した長さ(実装長)は、弾性変形部の直径とコネクト軸の和となっている。この弾性変形部の直径は、プローブの弾性特性に応じて決定される。また、プローブ交換時の作業性を考慮すれば、コネクト軸には一定の長さが必要である。このため、プローブの実装長を短くすることができず、プローブ基板への実装密度を向上させることができないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、プローブカードへの取り付け又は取り外し時における作業性の良好なプローブを提供することを目的とする。また、基板上に高密度で実装することができるプローブを提供することを目的とする。また、オーバードライブ時におけるプローブの傾きを抑制することができるプローブを提供することを目的とする。また、このようなプローブを用いたプローブカードを提供することを目的とする。
第1の本発明によるプローブは、一端を先鋭化させた直線状のコンタクト軸と、上記コンタクト軸と交差する方向に延びるコネクト軸と、上記コンタクト軸及び上記コネクト軸を接続する弾性変形部とを備え、上記弾性変形部は、上記コンタクト軸よりも上記コネクト軸側に配置されたS字形状からなる。
コンタクト軸及びコネクト軸を接続する弾性変形部をS字形状にすることによって、S字形状を構成する2つの湾曲部がオーバードライブ時に弾性変形し、コンタクト軸を互いに逆方向に傾けるように作用する。このため、オーバードライブ時におけるコンタクト軸の傾きを抑制することができる。
また、弾性変形部をコンタクト軸よりもコネクト軸側に配置することにより、コネクト軸の長さを確保しつつ、プローブの実装面積を小さくことができる。このため、基板上におけるプローブの実装密度を向上させることができる。
さらに、弾性変形部をS字形状にすることによって、コネクト軸の周辺に、外側に向かって開かれた空間が形成される。このため、コネクト軸を基板に取り付けたり、取り外したりする作業を容易に行うことができる。例えば、コネクト軸を基板に半田付けする場合であれば、半田こての先端が弾性変形部と干渉しにくく、プローブ交換時の作業性が良好となる。
なお、S字形状を構成する第1湾曲部及び第2湾曲部の曲率半径は同一でなくてもよく、また、第1湾曲部及び第2湾曲部は、完全な円弧でなくてもよい。従って、ここでいうS字形状には「Z」や「2」のような形状も含まれる。
第2の本発明によるプローブは、上記構成に加えて、第1湾曲部の曲率半径が、第2湾曲部の曲率半径よりも大きくなるように構成される。この様な構成により、所望の弾性特性を確保しつつ、コネクト軸をコンタクト軸により近づけて配置することができるので、基板上におけるプローブの実装面積を小さくすることができる。しかも、第2湾曲部によってコネクト軸の周辺に空間が形成されているため、プローブ交換時の作業性も良好となる。
第3の本発明によるプローブは、上記構成に加えて、上記コンタクト軸、上記コネクト軸及び上記弾性変形部が、同一平面上に配置されている。この様な構成により、基板上において、上記平面を対向させて2つのプローブを配置する場合に、より近づけて配置することができる。例えば、基板上において、向きを揃えた多数のプローブを狭ピッチで配列させてプローブ列を形成することができる。
第4の本発明によるプローブカードは、第1ガイド孔を有する第1基板と、第1基板の下面に対向して配置され、第2ガイド孔を有する第2基板と、第1基板に固着され、第1ガイド孔及び第2ガイド孔を貫通するプローブとを備えたプローブカードにおいて、上記プローブが、一端を先鋭化させ、第1ガイド孔及び第2ガイド孔に挿通させる直線状のコンタクト軸と、第1基板の上面に設けられた配線に固着されるコネクト軸と、上記コンタクト軸の他端及び上記コネクト軸の一端を接続する弾性変形部とを備え、上記弾性変形部が、上記コンタクト軸よりも上記コネクト軸側に配置されたS字形状からなる
第1の本発明によるプローブは、コンタクト軸及びコネクト軸が、S字形状の弾性変形部によって接続され、オーバードライブ時には、S字形状を構成する2つの湾曲部が、コンタクト軸を互いに逆方向に傾けるように弾性変形する。従って、オーバードライブ時にコンタクト軸が大きく傾くのを抑制し、その先端が検査対象物上の電極パッドから外れにくくなる。
また、第1の本発明によるプローブは、弾性変形部をコンタクト軸よりもコネクト軸側に配置することにより、コネクト軸の長さを確保しつつ、プローブの実装面積を小さくすることができる。このため、基板上におけるプローブの実装密度を向上させることができる。
また、第1の本発明によるプローブは、弾性変形部をS字形状にすることによって、コネクト軸の周辺に、外側に向かって開かれた空間が形成されている。このため、コネクト軸を基板に取り付けたり、取り外したりする作業を容易に行うことができる。
また、第2の本発明によるプローブは、弾性変形部のコンタクト軸側の曲率半径をコネクト軸側の曲率半径よりも大きくすることにより、所望の弾性特性を確保しつつ、コネクト軸をコンタクト軸により近づけて配置することができる。従って、プローブの実装密度を更に向上させることができる。
また、第3の本発明によるプローブは、コンタクト軸、コネクト軸及び弾性変形部を同一平面上に配置することにより、上記平面を対向させて2つのプローブを配置する場合に、より近づけて配置することができる。従って、上記平面を互いに対向させて2以上のプローブを配列させる場合に、狭ピッチで配列させることができる。
また、第4の本発明によるプローブカードは、コンタクト軸及びコネクト軸がS字形状の弾性変形部によって接続されたプローブが取り付けられているため、プローブの着脱作業を容易に行うことができる。従って、プローブカードの生産やメンテナンスを容易化することができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1によるプローブ1の一構成例を示した図である。図2の(a)は、図1のプローブ1を矢印Aの方向から見た様子を示した矢視図であり、図2の(b)は、矢印Bの方向から見た様子を示した矢視図である。
プローブ1は、コンタクト軸11、コネクト軸12及び弾性変形部13によって構成され、導電性金属からなる細線を屈曲させて形成される。例えば、タングステン、パラジウム、レニウムタングステンの合金等からなり、円形の断面を有する細線を用いることができる。
コンタクト軸11は、垂直方向に延びる直線形状からなり、検査対象物に接触させる下端は先細り状となるように先鋭化されている。コネクト軸12は、水平方向に延びる直線形状からなり、プローブ基板に固着される。弾性変形部13は、コンタクト軸11及びコネクト軸12を連結するS字形状からなる。
弾性変形部13は、コンタクト軸11の一端に接続され、コンタクト軸11から離れる方向に凸となるように屈曲している第1湾曲部13aと、コネクト軸12の一端に接続され、コンタクト軸11に近づく方向に凸となるように屈曲している第2湾曲部13bとからなる。オーバードライブ時にコンタクト軸11が検査対象物から受ける圧力は、第1湾曲部13a及び第2湾曲部13bがそれぞれ弾性変形することによって吸収される。このため、検査対象物に対し、コンタクト軸11の先端を弾性的に接触させることができる。
しかも、第1湾曲部13a及び第2湾曲部13bは、反対向きに凸となる形状であることから、それぞれの弾性変形は、コンタクト軸11を逆向きに傾かせるように作用する。つまり、第1湾曲部13aが開くように弾性変形すれば、コンタクト軸11は右回りに傾き、第2湾曲部13bが開くように弾性変形すれば、コンタクト軸11は左回りに傾く。このため、これらの湾曲部13a,13bの弾性変形によって生じるコンタクト軸11の傾きは、互いに打ち消し合い、オーバードライブ時にコンタクト軸11が大きく傾くのを抑制することができる。
また、第2湾曲部13bによって、コネクト軸12の周辺に、プローブ1の外側に向って開いている空間13cが形成されているため、コネクト軸12をプローブ基板に固着する作業が容易となる。例えば、コネクト軸12及びプローブ基板を半田づけする場合であれば、半田こてが弾性変形部13と干渉しにくくなるため、プローブ1の取り付けや、取り外しのための作業が容易となる。
また、弾性変形部13をS字形状にすることにより、第1湾曲部13a及び第2湾曲部13bを垂直方向においてオーバーラップさせることにより、プローブ基板上におけるプローブ1の実装面積を小さくすることができる。また、弾性変形部13をコンタクト軸11よりもコネクト軸12側に配置し、コネクト軸12を弾性変形部13とオーバーラップさせることにより、プローブ1の実装面積を更に小さくすることができる。
また、コンタクト軸11,コネクト軸12及び弾性変形部13が同一平面上に形成されていれば、上記平面を対向させて2以上のプローブを配列させることにより、これらのプローブ1を狭ピッチで配列することができる。
なお、第1湾曲部13a及び第2湾曲部13bは、任意の大きさにすることができるが、図1に示したように、第1湾曲部13aの曲率半径を第2湾曲部13bの曲率半径よりも大きくすることによって、オーバードライブ量が大きい場合にも対応することができる。オーバードライブ量とは、プローブが検査対象物に接触した後に、両者を更に近づける距離であり、コンタクト軸11を上下動させる距離に相当する。
図3は、図1のプローブ1を用いたプローブカード100の一例を示した断面図である。プローブカード100は、外部端子21を有するメイン基板20と、多数のプローブ1が配設されたサブ基板30と、上記プローブ1を挿通させるガイド基板40とを備えている。
メイン基板20は、図示しないプローブ装置に取り付けられる基板であり、例えば、ガラスエポキシやポリイミドを主成分とする多層プリント基板が用いられる。メイン基板20は、支持部材26を介して、サブ基板30及びガイド基板40を支持している。また、メイン基板20の上面には、外部端子21及びコネクタ22が設けられている。外部端子21は、図示しないテスター装置に接続され、外部信号の入出力を行うための端子であり、メイン基板20の基板上又は基板内の配線23を介して、コネクタ22に接続されている。コネクタ22は、外部端子21及びケーブル24を着脱自在に接続する接続手段である。
ケーブル24は、メイン基板20を貫通する配線挿通孔25を通って、メイン基板20及びサブ基板30を電気的に接続する可撓性を有する配線であり、例えば、フレキシブルプリント基板を用いることができる。なお、耐ノイズ特性を向上させるためには、ケーブル24として同軸ケーブルを用いることが望ましい。
サブ基板30は、メイン基板20の下面に対向して配置されている基板であり、例えば、ガラスエポキシやポリイミドを主成分とする多層プリント基板が用いられる。サブ基板30の上面には、多数のプローブ1と、1又は2以上のコネクタ32が設けられている。プローブ1は、その一端がサブ基板30を貫通し、更にガイド基板40を貫通した状態で、他端がサブ基板30の上面に固着されている。コネクタ32は、プローブ1及びケーブル24を着脱自在に接続する接続手段であり、サブ基板30の基板上又は基板内の配線33を介して、プローブ1に接続されている。このため、プローブ1は、配線33、ケーブル24及び配線23を介して、メイン基板20上の外部端子21に接続されている。
ガイド基板40は、サブ基板30の下面に対向して配置されている基板であり、例えば、セラミックや合成樹脂などの絶縁性材料からなる。プローブ1は、ガイド基板40を下向きに貫通し、その先端がガイド基板40から下向きに突出している。
検査対象物である半導体ウエハ50の主面上には、多数の電極パッド51が形成されている。これらの電極パッド51がガイド基板40の下面に対向するように配置した半導体ウエハ50をプローブカード100に近づけることによって、各プローブ1をそれぞれが対応する電極パッド51に接触させることができる。
図4は、図3のプローブカード100の要部について詳細な構成例を示した拡大図である。メイン基板20の上面には、配線パターン23aが形成されている。この配線パターン23aは、外部端子21及びコネクタ22を接続する配線23である。
サブ基板30には、多数の第1ガイド孔35が形成されている。これらの第1ガイド孔35は、プローブ1を挿通するためのサブ基板30の貫通孔であり、半導体ウエハ50の電極パッドに対応する位置に形成されている。また、第1ガイド孔35のサブ基板30上における開口の近傍には、配線パターン33aが形成されている。この配線パターン33aは、サブ基板30の上面に形成された配線33であり、その一端にはコネクタ32が接続されている。プローブ1は、コンタクト軸11を第1ガイド孔35に挿通させた状態で、半田36を用いてコネクト軸12が配線パターン33aに固着される。
ガイド基板4には、多数の第2ガイド孔45が形成されている。これらの第2ガイド孔45は、プローブ1を挿通するためのガイド基板40の貫通孔であり、サブ基板30上の第1ガイド孔35に対応する位置に形成されている。
プローブ1は、コンタクト軸11を第1ガイド孔35に挿通させ、更に第2ガイド孔45に挿通させて、ガイド基板40から下側へ突出させた状態で、コネクト軸12がサブ基板30に半田付けされる。このようにして取り付けられたプローブ1のコンタクト軸11は、両ガイド孔35,45によって、垂直方向の移動は規制されないが、水平方向の移動が規制される。
半導体ウエハ50の検査時には、まず、半導体ウエハ50及びプローブカード100を相対的に近づけ、コンタクト軸11の先端が電極パッド51に接触する状態とし、この状態から更に両者を近づけるオーバードライブが行われる。その結果、電極パッド51からの圧力によって弾性変形部13が変形し、コンタクト軸11が上方向に移動する。また、コンタクト軸11の先端は、水平方向に短い距離だけ移動して電極パッド51上をスクラブし、電極パッド51上の酸化膜や塵を除去する。しかも、コンタクト軸11が大きく傾くことはないため、コンタクト軸11の先端が、電極パッド51から外れることはなく、電極パッド51との間で、電気的に良好な接触状態が得られる。
図5は、プローブ1の交換作業の様子を示した図である。プローブ1の着脱作業は、サブ基板30をメイン基板20から取り外した状態で、半田こて6の先端をコネクト軸12に近づけ、半田36を溶融させることによって行われる。このとき、プローブ1の弾性変形部13がS字形状であれば、第2湾曲部13bによって、コネクト軸12の上方に、半田こての先端を挿入することができる空間13cが形成されている。このため、半田こて6が弾性変形部13と干渉しにくく、良好な作業性が得られる。
実施の形態2.
上記実施の形態では、プローブ1を取り付けるためのサブ基板30を含む3枚の基板によって構成されるプローブカードの例について説明した。これに対し、本実施の形態では、2枚の基板によって構成されるプローブカードの例について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2によるプローブカード101の一例を示した断面図である。このプローブカード101は、サブ基板30を有しておらず、プローブ1は、メイン基板20に取り付けられている。
メイン基板20には、図4に示したサブ基板30と同様の第1ガイド孔35及び配線パターン33aが形成されている。このため、プローブ1は、コンタクト軸11をメイン基板20の第1ガイド孔35に上側から挿通させ、更に第2ガイド孔45に挿通させて、ガイド基板40から下側へ突出させた状態で、コネクト軸12がメイン基板20上の配線パターン23aに半田付けされる。
つまり、このプローブカード101は、プローブ1が、メイン基板20の上面側から取り付けられている。このため、基板を分離することなく、直ちにプローブ1を交換することができるため、プローブ1の交換作業を更に容易に行うことができる。また、サブ基板30が不要であるため、容易に製造することができ、製造コストも低減することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態では、プローブ1を基板20,30の上面に形成された配線パターン23a,33aに半田付けする場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、プローブ1をメイン基板20のスルーホール34に半田付けする場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3によるプローブカード102の一例を示した断面図である。このプローブカード102は、プローブを固着するためのスルーホール34がサブ基板30上に形成されている。このスルーホール34は、サブ基板30の基板上又は基板内の配線を介してコネクタ32に接続されている。図中では、スルーホール34が、サブ基板30の下面に形成された配線パターン33bを介して他のスルーホール34に接続され、当該他のスルーホール34が、サブ基板30の上面に形成された配線パターン33aを介してコネクタ32に接続されている。
一方、プローブ1は、先端を下側に向けて屈曲させたL字形状のコネクト軸12を有しており、サブ基板30への取り付けは、L字形状の先端側をスルーホール34内に挿入した状態で、スルーホール34に半田付けされる。すなわち、コンタクト軸11をガイド孔35,45に挿通するとともに、コネクト軸12の先端をスルーホール34に挿入した状態で、半田36を用いて、コネクト軸12がスルーホール34に固着される。
プローブ1の先端をスルーホール34に挿入して半田付けすることにより、サブ基板30上の実装面積を増大させることなく、サブ基板30上の配線パターンとプローブ1とを確実に導通させることができる。また、プローブ1の取り付けは、コンタクト軸11及びコネクト軸12をサブ基板30と係合させた状態で行われるため、プローブの位置決めが容易となり、また、取り付け作業中に位置ずれが生じることがない。このため、プローブ取り付けの作業性が良好となる。
なお、上記実施の形態では、プローブ1の弾性変形部13が、1対の第1湾曲部13a及び第2湾曲部13bからなる例について説明したが、本発明はこの様な場合には限定されない。例えば、弾性変形部13が、2対以上の第1湾曲部13a及び第2湾曲部13bによって構成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、プローブ1が細線を屈曲させて形成される場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合には限定されない。例えば、プローブ1を電気鋳造法によって製作することもできる。電気鋳造法により製作されたプローブ1の場合、その断面は矩形や三角形となる。
本発明の実施の形態1によるプローブ1の一構成例を示した図である。 図1のプローブ1を矢印A,Bの方向から見た様子を示した矢視図である。 図1のプローブ1を用いたプローブカード100の一例を示した断面図である。 図3のプローブカード100の要部について詳細な構成例を示した拡大図である。 プローブ1の交換作業の様子を示した図である。 本発明の実施の形態2によるプローブカード101の一例を示した断面図である。 本発明の実施の形態3によるプローブカード102の一例を示した断面図である。
符号の説明
1 プローブ
4 ガイド基板
11 コンタクト軸
12 コネクト軸
13 弾性変形部
13a 第1湾曲部
13b 第2湾曲部
13c 空間
20 メイン基板
21 外部端子
22 コネクタ
23,23a,33a 配線(配線パターン)
24 ケーブル
25 配線挿通孔
26 支持部材
30 サブ基板
32 コネクタ
33,33a,33b 配線(配線パターン)
34 スルーホール
35 第1ガイド孔
36 半田
40 ガイド基板
45 第2ガイド孔
50 半導体ウエハ
51 電極パッド
100〜102 プローブカード

Claims (4)

  1. 一端を先鋭化させた直線状のコンタクト軸と、上記コンタクト軸と交差する方向に延びるコネクト軸と、上記コンタクト軸及び上記コネクト軸を接続する弾性変形部とを備え、
    上記弾性変形部は、上記コンタクト軸よりも上記コネクト軸側に配置されたS字形状からなることを特徴とするプローブ。
  2. 上記弾性変形部は、上記コンタクト軸に連結された第1湾曲部と、上記コネクト軸に連結された第2湾曲部とを有し、
    第1湾曲部の曲率半径が、第2湾曲部の曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 上記コンタクト軸、上記コネクト軸及び上記弾性変形部は、同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  4. 第1ガイド孔を有する第1基板と、第1基板の下面に対向して配置され、第2ガイド孔を有する第2基板と、第1基板に固着され、第1ガイド孔及び第2ガイド孔を貫通するプローブとを備えたプローブカードにおいて、
    上記プローブは、一端を先鋭化させ、第1ガイド孔及び第2ガイド孔に挿通させる直線状のコンタクト軸と、第1基板の上面に設けられた配線に固着されるコネクト軸と、上記コンタクト軸の他端及び上記コネクト軸の一端を接続する弾性変形部とを備え、
    上記弾性変形部は、上記コンタクト軸よりも上記コネクト軸側に配置されたS字形状からなることを特徴とするプローブカード。
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