JP2010155319A - 工具ホルダー - Google Patents

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【課題】簡単な構造で工具の取り付け、取り外しが容易な工具ホルダーを提供すること。
【解決手段】工具ホルダーは、コレットチャックおよびスリーブを収納する略円筒形状の工具ホルダー本体10、略円筒形状であり、外周部にテーパー面を備え、後端近傍以外の側面に複数のスリットが設けられたコレットチャック12、工具ホルダー本体の前部に着脱可能に固着されたホルダーキャップ11、内周面がテーパー面となっている中空の円筒形状のスリーブ14、工具ホルダー本体内に配置され、スリーブとピストンとを連結する複数の連結棒15、工具ホルダー本体内に収納され、複数の連結棒を押すピストン20、ピストンの後部に配置され、ピストンを押圧する押圧手段31とを備える。コレットチャックには回動する力がかからず、油圧を使用した増力効果によって、軽い力で工具の着脱ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、工具ホルダーに関するものであり、特に簡単な構造で工具の取り付け、取り外しが容易な工具ホルダーに関するものである。
従来、工作機械、例えばボール盤、フライス盤、旋盤などに取り付け、ドリル、フライス工具、回転のこ刃のような軸工具を解放可能に保持することができる工具ホルダーが使用されている。下記の特許文献1には、ロックナットとテーパコレットとの間の摩擦抵抗を大幅に低減し、ロックナットの締付時におけるテーパコレットのねじれをなくすようにした工具ホルダーが開示されている。
この工具ホルダーは、テーパコレット12をコレットチャック本体11のテーパ穴115内に押し込んで切削工具15をチャッキングするロックナット13を備える工具ホルダーにおいて、テーパコレット12の基準端面123とこれに対向するコレット支持部131との間に両接触面の摩擦抵抗を低減するベアリングワッシャ14を介在する。このベアリングワッシャ14の両面、すなわち基準端面123及びコレット支持部131と接触する各面に、イオン窒化、DLC(Diamond Like Carbon)コーティング及びTiNコーティングのいずれかの表面処理を施す。
特開2004−255474号公報
また、下記の特許文献2には、工作機械に一端(2)を取り付け、他端(3)でドリル、フライス工具、回転のこ刃のような軸工具(4)を解放可能に保持することができる油圧機械式チャックが開示されている。この油圧機械式チャックは、半径寸法が変化可能な比較的薄肉の内側スリーブ(5)と、軸工具(4)の軸を受け入れ、該工具(4)の軸に対して半径方向に圧縮されることができる中央軸方向穴(8)と、内側スリーブ(5)上を軸方向に変位可能な概して形状堅固な外側スリーブ(6)とを有する円錐結合チャックとして形成されている。
前記内側スリーブ(5)と外側スリーブ(6)とは、外側スリーブ(6)が内側スリーブ(5)上を変位するときに内側スリーブ(5)の半径方向圧縮をもたらすようにされる対の円錐面(7)を有して形成され、また前記チャックは、加圧して外側スリーブが内側スリーブ(5)上を変位させ、それによって工具(4)のセンタリングと締付け接続とを行う油圧媒体からなる油圧締付け圧力室(9、11、12)と、チャックと工具(4)間の連絡を解放するための圧力解放室(10)とを有して形成される。
特表2001−509090号公報
上記した特許文献1の工具ホルダーにおいては、ロックナットの締付時におけるテーパコレットのねじれが完全にはなくならないという問題点があった。また、ロックナットの締め付けには大型の専用工具を使用してロックナットを回動させる必要があり、複数の工具ホルダーを並べて配置するとロックナットが回動できず、工具ホルダー本体を工作機械から外して工具を交換し、また工具ホルダーを工作機械に取り付ける必要がり、工具の交換に手間がかかるという問題点もあった。
また、上記した特許文献2の工具ホルダーにおいては、工具の取り付けや開放のために外部からニップル(12、14)に高圧油等の圧力媒体を供給する必要があるという問題点があった。また、薄肉の内側スリーブには直接油圧がかかるので、液密構造にする必要があり、スリットを切ることができないので変形量が少ないという問題点があり、更に、円錐面(テーパー面)の角度を大きくできないので、工具を開放するためには反対側から押さなければならない等の問題点もあった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し、簡単な構造で工具の取り付け、取り外しが容易な工具ホルダーを提供することを目的とする。
本発明の工具ホルダーは、前部に設けられた孔にコレットチャックおよびスリーブを収納する略円筒形状の工具ホルダー本体と、略円筒形状であり、前端に工具を差し込むための孔を備え、外周部にテーパー面を備え、後端近傍以外の側面に複数のスリットが設けられたコレットチャックと、前記工具ホルダー本体の前部に着脱可能に固着され、前記コレットチャックの前部と当接するホルダーキャップと、内周面が前記コレットチャックのテーパー面と当接するテーパー面となっている中空の円筒形状のスリーブと、前記工具ホルダー本体内に配置され、前記スリーブとピストンとを連結する複数の連結棒と、前記工具ホルダー本体内に収納され、前記複数の連結棒を押すピストンと、ピストンの後部に配置され、前記ピストンを押圧する押圧手段とを備えたことを最も主要な特徴とする。
また、前記した工具ホルダーにおいて、前記押圧手段は、前記工具ホルダー本体内に配置され、前記ピストンを押す油圧を増減あるいは維持する油圧調節手段である点にも特徴がある。また、前記した工具ホルダーにおいて、前記油圧調節手段は、前記ピストンより断面積が狭く、押圧ネジと連結された油を押す押圧ピストンである点にも特徴がある。
また、前記した工具ホルダーにおいて、前記押圧手段は、前記工具ホルダー本体内に配置され、前記工具ホルダー本体内に、あるいは前記工具ホルダー本体内に固着された部品に切られたネジ溝と嵌合するネジ溝が切られたボルトである点にも特徴がある。また、前記した工具ホルダーにおいて、前記工具ホルダー本体および前記ホルダーキャップの側面の一部に、前記工具ホルダー本体の軸と平行な姿勢合わせ用の平面が形成されている点にも特徴がある。
また、前記した工具ホルダーにおいて、前記スリーブ、前記連結棒、前記ピストンが一体の部品として構成されており、前記コレットチャックが前記一体の部品の内部に収納される点にも特徴がある。
本発明の工具ホルダーは、上記したような構成により以下のような効果がある。
(1)本発明の工具ホルダーはコレットチャックには回動する力がかからないので、工具の取り付け時に工具が回転することがなく、またコレットチャックのテーパー面や前面にすり傷が発生しない。
(2)油圧を使用した増力効果によって、軽い力で工具の着脱ができる。
(3)後方からのボルトの回動によって工具の着脱が可能であり、ホルダーを高密度で実装可能してもホルダーを外すことなく工具の交換が可能であり、作業効率が向上する。
(4)姿勢合わせ用の平面を使用することにより、工具交換の前後で容易に工具の向きや長さを同一にできる。
以下実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の工具ホルダーの構成を示す断面図および側面図である。図1(a)はホルダーの中心軸を含むC−C断面を示す断面図であり、図1(b)はB方向から見た側面図、(c)はA方向から見た側面図である。また、図2は、本発明の工具ホルダーの各部品の結合関係を示す説明図である。更に、図3は、本発明の工具ホルダーの各部品の構造を示す断面図および側面図である。
本発明の工具ホルダーは、工具ホルダー本体10の前方にコレットチャック12およびスリーブ14が収納されてホルダーキャップ11が装着されている。また、工具ホルダー本体10の後部には複数の連結棒15を介してスリーブ14を押すピストン20が挿入されており、最後部には油22に圧力をかける押圧ピストン31と連結している押圧ネジ30が装着された押圧シリンダ部材23が工具ホルダー本体10内面に切ったネジ溝と嵌合して固着されている。ピストン20と押圧ピストン31の間には油22が充填されている。Oリングと油を除く工具ホルダーの各部品は全て鋼あるいはステンレス等の金属製である。
図3(a)にC−D断面図および前方から見た側面図を示す工具ホルダー本体10は略円筒形状であり、前方の半径の大きな円筒形と中央および後方の少し半径の小さい円筒形とを結合した形状をしている。工具ホルダー本体10およびホルダーキャップ11の側面の一部には、前記工具ホルダー本体10の中心軸と平行な、工具や支持台との姿勢合わせ用の平面18、19が形成されている。
工具ホルダー本体10には、前方にスリーブ14を収納する円筒形状の孔56が設けられ、この孔56の底部には中心にコレットチャック12の後部54を収納するやや細い円筒形状の孔57が設けられ、コレットチャック12の姿勢を安定させ、工具ホルダーの軸A−Bとコレットチャック12の軸とを一致させ、工具保持精度を安定させている。孔56の底部の周辺部には均等な角度で配置された複数(実施例では6個)のネジ孔50が設けられている。このネジ孔50はホルダーキャップ11を本体10に固着するキャップ固定ネジ17と嵌合する。
また、中心の孔57の底部には傾斜角度45度の円錐側面形状の窪み16が設けられている。この窪み16は、工具の後端に形成されている傾斜角度45度の円錐側面と係合することによって工具の軸を工具ホルダーの軸A−Bと一致させ、工具交換を繰り返しても常に安定した高精度が得られるようにするため、および工具の後端に形成されている円錐側面から工具の先端までの長さが所定値になるように工具が製造されているので、この窪み16に工具の後端を当接させることによって、同種の工具を交換しても工具の先端の位置が同じ位置にくるようにするためのものである。
工具ホルダー本体10の後方にはピストン20および押圧シリンダー部材23を収納する円筒形状の孔58が設けられ、この孔58と前方の孔56とは、ネジ孔50と重ならないように均等な角度で配置された複数(実施例では6個)の孔46によって連結されている。この孔46は連結棒15を収納する孔であり、ピストン20はこの孔46に収納された連結棒15を介してスリーブ14を押圧する。
工具ホルダー本体10の後方の孔58の側面には押圧シリンダ部材23を固定するネジ25が嵌合するネジ孔44が設けられ、また孔58の後部近傍の内面には押圧シリンダ部材23が嵌合するネジ溝45が設けられている。孔58には周囲に2個のOリング21を備えた円筒形状のピストン20が摺動可能に収納され、孔58はピストン20のシリンダとして機能する。孔58の後端には押圧シリンダ部材23が挿入され、押圧シリンダ部材23のネジ溝42がネジ溝45と嵌合する。
ホルダーキャップ11は円筒形状で前部は中心に孔の開いた円板状であり、後端は開放されている。ホルダーキャップ11は6本のキャップ固定ネジ17によって工具ホルダー本体10の前部に着脱可能に固着されており、ホルダーキャップ11の内部端面は、コレットチャック12のリング状の前部平面55と当接している。
図3(c)に断面図および前方から見た側面図を示すコレットチャック12は、中心部に工具を差し込むための孔を備えた略円筒形状であり、前部には前方ほど広がったテーパー面13が形成され、テーパー面13の前部には中心軸と垂直なリング状の平面55が形成されており、この平面55がホルダーキャップ11の内部端面と当接する。コレットチャック12の中間部は弾性変形するように肉薄となっており、後部54は中間部よりも肉厚となっている。そして、前部および中間部には均等な角度で複数(6個)のスリット53が切られている。
また、テーパー面13および垂直な平面55が交わる円周部の内、スリット53が切られてる部分には6本のキャップ固定ネジ17を通すための溝状の切り欠き52が設けられている。なお、テーパー面の傾斜角度を所定値以上にしておくことにより、ピストン20が押圧されなくなった時にはコレットチャック12の弾性変形からの復元力によってスレーブ14によるテーパー面の締め付けが自然に開放され、工具65の締め付けも開放される。
図3(b)に断面図および前方から見た側面図を示すスリーブ14は中空の円筒形状であり、内周面がコレットチャック12のテーパー面13と当接するテーパー面47となっている。また、外部側面には、コレットチャック12と同様に6本のキャップ固定ネジ17を通すための溝状の切り欠き51が設けられている。ピストン20は円筒形状であり、周囲に油漏れを防ぐ2個のOリング21を備え、工具ホルダー本体10の後方の孔58に嵌合する。
押圧シリンダ部材23はやはり円筒形状であり、油漏れを防ぐ2個のOリング24を備え、工具ホルダー本体10の後方の孔58に嵌合する。また、内部には中心軸に沿って貫通する円筒形状のシリンダー孔41が設けられ、押圧シリンダ部材23の後部にはシリンダー孔41と連通し、シリンダー孔41よりも半径が大きいネジ孔43が設けられている。このネジ孔43には端部に押圧ピストン31を備えた押圧ネジ30が嵌合する。
押圧シリンダ部材23は更に、後部側面に設けられ、孔58のネジ溝45と嵌合する外部ネジ溝42、押圧シリンダ部材23の位置を固定するために周囲に設けられた溝状の凹部26、およびピストン移動規制ネジ27が嵌合するネジ孔40を備えている。
押圧ネジ30は前端部に2個のOリング32を備えた円筒形状の押圧ピストン31を備え、中間部には押圧ピストン31の移動範囲を規制するためにピストン移動規制ネジ27の先端と係合する凹部33を備えている。また、後部は後端に六角孔35を備え、周囲にネジ溝34を備えたネジが形成されている。
工具ホルダー本体10に固着され、シリンダー孔41が設けられた押圧シリンダ部材23および押圧ピストン31を備えた押圧ネジ30によって、ピストン20の後部に配置され、ピストン20を押圧する押圧手段が形成されている。また、この押圧手段は、工具ホルダー本体内に配置され、ピストン20を押す油圧を増減あるいは維持する油圧調節手段でもある。
更に、油圧調節手段は、ピストン20より断面積の狭い押圧ピストン31で油を押すことにより、押圧ピストン31の面積とピストン20の面積の比に比例した力がピストン20に働く。この増力された力によってピストン20が連結棒15を介してスリーブ14を押す。するとコレットチャック12のテーパー面が押圧され、コレットチャック12の中間部分が弾性変形して工具を把持する。本発明の工具ホルダーはこの増力効果によって軽い力で工具の着脱ができる。
なお、本発明の工具ホルダーの組み立て時には、所定量の油を注入して密封する必要がある。そこで、連結棒として工具ホルダー組み立て用の所望の長さの棒を使用して、ピストン20を工具ホルダー本体10内の孔58内の所定の位置に仮止めする。その後、工具ホルダー本体10を油槽内に沈めてから、押圧ネジ30を装着した押圧シリンダ部材23を孔58に挿入して回動し、ネジ溝を嵌合させる。この際、押圧シリンダ部材23を固定するネジ25は外しておく。
押圧シリンダ部材23のOリング24が工具ホルダー本体10側面のネジ孔44より前方まで移動すると、所望量の油22が密閉されるので、上記した仮止めを解除し、押圧シリンダ部材23を更に回動させて所定の位置までねじ込み、ネジ25によって固定する。以上のような方法によって所望量の油22を注入して密閉することができる。
図4は、本発明の工具ホルダーを工作機械に取り付けた状態を示す正面図である。工作機械の工具ホルダー取り付け台60は、予めバイト等の工具65が装着された工具ホルダー10を挿入する孔と工具ホルダー固定ネジ61を備えており、工具ホルダー10の平面18あるいは19を所定の方向に合わせて工具ホルダー10が工具ホルダー固定ネジ61によって工具ホルダー取り付け台60に固定される。
工具ホルダー10は、工具ホルダー取り付け台60に固定したままでも、後端の押圧ネジ30の六角孔35に六角レンチ64を差し込んで回動させることによって工具65の取り付け、取り外しが可能である。この場合、工具ホルダー10を縦横に密接に配置してもそれぞれの工具ホルダー10の押圧ネジ30を容易に回動可能である。
バイト等の工具65の取り付け時には、まず、工具65を工具ホルダー10の孔57の底部の円錐側面16に当たるまで差し込む。そして、例えば2つの直方体を直角に固着した形状のL形治具67を当てて、工具ホルダー10の平面18と工具65の刃面66とを合わせる。その後、後端の押圧ネジ30を回動して工具65を固定する。
本発明の工具ホルダーは押圧ネジ30を回動してもコレットチャック12には回動する力はかからず、コレットチャック12は回動しないので、コレットチャック12に挿入した工具65も回転することなく、静止している。従って、工具を所望の向きで容易に固定可能である。また、コレットチャック12には回動する力がかからないので、テーパー面13や前面55にすり傷や摩耗が発生することがない。
以上、実施例について説明したが、本発明には次のような変形例も考えられる。実施例においては、油圧を利用して増力効果を得る例を開示したが、油圧を使用せず、ネジ溝のピッチを狭くしたネジで直接ピストンを押すようにしてもよい。また、この際にネジとピストンの間にボールベアリングを入れてもよい。更に、ネジとピストンの間にテコの原理を応用した増力機構を設けてもよい。
実施例においては、押圧ピストンと押圧ネジとは直結していたが、押圧ネジ部と押圧ピストンとの間に、あるいはピストン20を2つに分割して中間にコイルバネあるいは硬いゴムなどの円筒形状の弾性変形する部材を挿入してもよい。円筒形状の弾性変形する部材の場合には、Oリングの機能を兼ねることも可能である。更に、ピストン20と連結棒15との間に板バネを挿入してもよい。バネあるいは弾性部材を入れることによって緩みにくくなる。
スリーブ、連結棒、ピストンを一体の部品として形成し、コレットチャックがこの一体の部品の内部に収納されるような構造としてもよい。開示した実施例よりも部品数が減少する。
実施例においては、工具ホルダーの前部が中間部及び後部よりも少し径が大きい例を開示したが、例えば小径の工具用の工具ホルダーとしては前部も中間部および後部と同じ径の単純な円筒形とすることも可能である。このようにすれば、取り付け台の後方から工具ホルダーを着脱可能となる。
工具ホルダーのキャップ11の端面に切り粉や切削油の侵入を防ぐ侵入防止板を取り付けてもよい。このようにすれば、工具交換時に工具ホルダー本体10内の掃除が不要となる。
本発明の工具ホルダーは既存の工具ホルダーに代えて各種工作機械に適用可能である。
本発明の工具ホルダーの構成を示す断面図および側面図である。 本発明の工具ホルダーの各部品の結合関係を示す説明図である。 本発明の工具ホルダーの各部品の構造を示す断面図および側面図である。 本発明の工具ホルダーを工作機械に取り付けた状態を示す正面図である。
符号の説明
10…工具ホルダー本体
11…ホルダーキャップ
12…コレットチャック
14…スリーブ
15…連結棒
17…キャップ固定ネジ
18、19…姿勢合わせ用平面
20…ピストン
21…油
23…押圧シリンダ部材
30…押圧ネジ
31…押圧ピストン

Claims (6)

  1. 前部に設けられた孔にコレットチャックおよびスリーブを収納する略円筒形状の工具ホルダー本体と、
    略円筒形状であり、前端に工具を差し込むための孔を備え、外周部にテーパー面を備え、後端近傍以外の側面に複数のスリットが設けられたコレットチャックと、
    前記工具ホルダー本体の前部に着脱可能に固着され、前記コレットチャックの前部と当接するホルダーキャップと、
    内周面が前記コレットチャックのテーパー面と当接するテーパー面となっている中空の円筒形状のスリーブと、
    前記工具ホルダー本体内に配置され、前記スリーブとピストンとを連結する複数の連結棒と、
    前記工具ホルダー本体内に収納され、前記複数の連結棒を押すピストンと、
    ピストンの後部に配置され、前記ピストンを押圧する押圧手段と
    を備えたことを特徴とする工具ホルダー。
  2. 前記押圧手段は、前記工具ホルダー本体内に配置され、前記ピストンを押す油圧を増減あるいは維持する油圧調節手段であることを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダー。
  3. 前記油圧調節手段は、前記ピストンより断面積が狭く、押圧ネジと連結された油を押す押圧ピストンであることを特徴とする請求項2に記載の工具ホルダー。
  4. 前記押圧手段は、前記工具ホルダー本体内に配置され、前記工具ホルダー本体内に、あるいは前記工具ホルダー本体内に固着された部品に切られたネジ溝と嵌合するネジ溝が切られたボルトであることを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダー。
  5. 前記工具ホルダー本体および前記ホルダーキャップの側面の一部に、前記工具ホルダー本体の軸と平行な姿勢合わせ用の平面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダー。
  6. 前記スリーブ、前記連結棒、前記ピストンが一体の部品として構成されており、前記コレットチャックが前記一体の部品の内部に収納されることを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダー。
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