JP2010154941A - 運動練習用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】球を投げる動作或いは球を打つ動作において、バランス感覚を養い、正しいフォームを身につけることができる運動練習用具を提供するものである。
【解決手段】縦方向と横方向を有する四角い台10と、床又は地面に対して所定の高さを保ち台10を支持する支持部20とを有し、台10の上面において、縦方向に延びる第1線11が描かれ、横方向に延びる第2線12a、12b、12cが縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、野球等の球技の練習に用いられる運動練習用具に関する。
野球、テニス、ゴルフなどの球技では、正しいフォームを身につけて体の力を無駄なく球に伝えることが重要である。このためには、体のバランスを保って球を投げる動作、球を打つ動作を行うことが必要不可欠である。正しいフォームを身につけることにより、投げた球や打球の威力が増すとともに、コントロール良く投げたり、打ったりすることができるようになる。しかし、正しい練習をしないと、正しいフォームが身につかないばかりか、肩や肘、足や腰などを痛めたり、壊したりしてしまう。
さらに、野球では、ピッチャーは盛り上がったマウンドに立ち、利き足をマウンドの上に置いたままもう一方の足をマウンドの下に踏み出して投球する必要がある。ゴルフでも、平らな地面だけではなく、さまざまな方向に傾斜する地面に立って球を打たなければならない場合が多々ある。そのような場合に、実際の場面を想定した練習をしてバランス感覚を身につけておけば、実際の場面において適切に対応できるようになる。
しかしながら、今までは、そのような場面を想定して練習する用具がなかった。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みて創作されたもので、球を投げる動作或いは球を打つ動作において、バランス感覚を養い、正しいフォームを身につけることができる運動練習用具を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の一観点によれば、縦方向と横方向を有する四角い台と、床又は地面に対して所定の高さを保ち前記台を支持する支持部とを有し、前記台の上面において、前記縦方向に延びる第1線が描かれ、該横方向に延びる第2線が該縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれていることを特徴とする運動練習用具が提供される。
本発明によれば、台と、床又は地面に対して所定の高さを保ち台を支持する支持部とを有するため、人が台の上に乗って球を投げる動作或いは球を打つ動作を行うことができる。台の上で、台の上から落ちないようにバランスを保ちつつそれらの動作を行うことで、水平な台上での練習であってもその動作に必要な基本的なバランス感覚が身につく。
そして、台の上面には、縦方向に延びる第1線が描かれ、横方向に延びる第2線が縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれている。このため、第2線を基に、足の位置を肩幅に保ち、第1線を基に、頭(軸)を中心としてその前後或いは左右に置いた両足、特に拇趾丘を結ぶ線が軸上にくるように頭と両足を保ちつつ体を動かすことで、下半身の回転や体重移動を好適に行うことができるようになる。これにより、バランスを保ちつつ正しいフォームを身につけることができる。
また、前記支持部は、前記縦方向の中央部を挟み2箇所で前記台の下から前記台を支持するように設けられていることが好ましい。これにより、安定を保って台を支持することができる。
また、支持部は、台を縦方向及び横方向のうち少なくとも何れか一方向に傾斜させることができるようになっていることが好ましい。これにより、実際に球を投げたり、打ったりする地面や床の傾斜と同じか、或いはそれに近い状態に台を傾斜させることができる。したがって、その台に立ち練習を積んでおけば、実際の場面に応じたバランス感覚を身につけることができる。
また、前記台を前記縦方向に傾斜させる機構は、前記支持部が前記台を支持する2箇所でそれぞれ独立に高さを調整できる機構を含み、構成されることが好ましい。
また、前記台を前記横方向に傾斜させる機構は、前記台を支持する2箇所で前記台の下に設けられた角度可変機構により構成されることが好ましい。
また、前記第1線は、複数描かれていることが好ましい。例えば、台の横方向の両端寄りにそれぞれ第1線が描かれている場合、第1線上に両足を乗せる場合に右利き、左利きに合わせて台の横方向の端寄りに立つことができる。このため、例えば、ゴルフクラブなどの長さに合わせた特殊な細長い棒状の運動練習用具を振り回すときに台が邪魔にならなくてよい。
上述のように、本発明の運動練習用具によれば、その運動練習用具を用いて球を投げ或いは球を打つ練習をつむことで、球を投げる動作或いは球を打つ動作において、バランス感覚を養い、正しいフォームを身につけることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(1)第1実施形態に係る運動練習用具(台)の構成
最初に、図1、図2、図3、図4及び図5を参照して、第1実施形態に係る運動練習用具(台)の構成について説明する。
(a)第1実施例
図1(a)は、第1実施例の運動練習用具(台)101の全体の構成について示す斜視図であり、図1(b)は、台10を支持する支持部20の支柱21a、21bのうち図1(a)の左側の支柱21aの台の受け部24aを示す斜視図である。図1(c)は、図1(b)の台の受け部24aを組み立てた状態を示す断面図である。
この運動練習用具(台)は、図1(a)に示すように、台10と、台の支持部20とで構成される。台10以外の材料は、好ましくは鉄鋼その他の金属が用いられる。
(台)
台10は、長方形状の上面を有する、幅300mm、長さ1600mm、厚さ55mmの直方体形状である。台の材料は、例えば木材が用いられる。台10の上面には、縦方向(長手方向)に延びる線(第1線)11が横方向(短手方向)の中央に幅22mmで描かれている。また、台10の横方向に延びる3つの線(第2線)12a、12b、12cが、台10の縦方向の中央部と、縦方向の中央部の両側であって台10の端から290mmの箇所とにそれぞれ幅22mmで描かれている。第2線12a、12b、12cは、台10の表面に第2線12a、12b、12cと同じ幅及び方向で形成された溝の中に描かれている。また、第2線12a、12b、12cは、第1線11と直交し、それぞれ、縦方向に略人の肩幅の間隔、ここでは477mmの間隔をあけて描かれている。
台10には、後述する台の支持部20の油圧式角度可変機構24a、24bと連結するボルトを挿入するための2つの穴13a、13bが形成されている。2つの穴13a、13bは、それぞれ、台の支持部20の支柱21a、21b位置に合わせて、横方向の中央部でかつ台10の端から凡そ150mmのところに形成されている。
(台の支持部)
台の支持部20は、第2線12b、12cのさらに端寄りの2つの穴13a、13bに対応する位置で、それぞれ、床或いは地面に対して所定の高さを保って台10を支持するように取り付けられている。
台の支持部20は、図1(a)に示すように、台10に接触して台10を直接的に支持する2本の支柱21a、21bと、各支柱21a、21bを床或いは地面に対して安定して保持する2つの支柱座22a、22bと、2つの支柱21a、21b及び支柱座22a、22bを補強する補強部材23とで構成される。
(支柱)
各支柱21a、21bは、図1(a)に示すように、台の受け部24a、24bと、台の受け部24a、24bを支持し、支柱21a、21bの高さを調節する高さ調節部25a、25bと、高さ調節部25a、25bの支持部26a、26bとで構成される。
台の受け部24a、24bは、図1(a)の左側の台の受け部24aで代表して図1(b)に例示するように、幅が略台の横方向の幅を有し、奥行き100mmを有する受け部材27aと、台10が受け部材27a上から横の方にずれて落ちないように、受け部材27aの幅方向の両端に設けられた立設部材28aと、受け部材27aの裏面に取り付けられた油圧式角度可変機構29aとで構成される。受け部材27aと立設部材28aとは溶接で連結されてもよいし、一枚板を折り曲げて形成されてもよい。また、受け部材27aと油圧式角度可変機構29aとは溶接により連結される。
受け部材27aには、油圧式角度可変機構29aと繋がる、直径24mmの穴30aが形成されている。図1(c)に示すように、その穴30aにボルト34aが挿入され、油圧式角度可変機構29a内のナット32aにねじ込まれる。また、後述する高さ調節部25aの螺子部材31aが油圧式角度可変機構29a内のナット32bにねじ込まれる。これにより、台10と支柱21a、21bが油圧式角度可変機構29aを介して連結される。なお、図1(a)の右側の台の受け部24bについては、左側の台の受け部24aと同様な構成を有するので、詳しい説明を省略する。
高さ調節部25a、25bは、図1(a)に示すように、螺子部材31a、31bと、螺子部材31a、31bを回し動かすために螺子部材31a、31bに固定された六角ナット33a、33bとで構成されている。
高さ調節部25a、25bの支持部26a、26bは、外周が六角形の断面形状を有する筒状体で構成される。筒状体の穴は円形状であり、穴の内面に螺子が形成してある。その穴に高さ調節部25a、25bの螺子部材31a、31bをねじ込み、或いはねじ戻して支柱21a、21bの高さを調節し得るとともに、螺子部材31a、31bが固定される。
(支柱座)
支柱座22a、22bは、支柱の高さ調節部25a、25bの支持部26a、26bを受けて固定する支柱の固定部材35a、35bと、支柱の固定部材35a、35bが倒れないように安定的に保持する安定保持部材36a、36bとで構成される。安定保持部材36a、36bは、断面がL字状の部材を用いて平面形状がH字状に組み立てられている。安定保持部材36a、36bを構成するL字状の部材は相互に溶接などで接合される。支柱の高さ調節部25a、25bの支持部26a、26bと支柱の固定部材35a、35b、及び支柱の固定部材35a、35bと安定保持部材36a、36bとはそれぞれ溶接などで連結されている。
(補強部材)
補強部材23は、支柱座22a、22b同士を相互に連結する断面がL字状の連結部材37と、相互に反対側に位置する支柱21aと支柱座22b、及び支柱21bと支柱座22a同士を筋交いに連結する断面がL字状の筋交い部材38とで構成される。筋交い部材38の一つは、一方の支柱21aを構成する高さ調節部25aの支持部26aと、連結部材37の他方の支柱座22b付近とを連結し、もう一つは連結部材37の一方の支柱座22a付近と、他方の支柱21bを構成する高さ調節部25bの支持部26bとを連結する。連結部はすべて溶接により接合される。
(台の傾斜機構と傾斜方法)
この運動練習用具(台)101は、台10の縦方向及び横方向に台10を傾斜させることができるようになっている。図2(a)〜(c)は、台10を縦方向に傾斜させる機構と方法を示す正面図であり、図3(a)〜(c)は、台10を横方向に傾斜させる機構と方法を示す、図1(a)の左側から見た側面図である。なお、場合により、縦方向及び横方向のうちいずれか一の方向に傾斜させることができるようにしてもよい。
図2(a)に示す水平に保たれた台10を縦方向に傾斜させる機構は、図1(a)に示すように、高さ調節部25a、25bの螺子部材31a、31bを独立に上下に移動させ得る機構、及び油圧式角度可変機構29a、29bにより構成される。油圧式角度可変機構29a、29bは、電動式で、あらゆる方向に傾くように電気的に制御でき、さらに電気的に傾きをロックすることができる。また、電気を切った状態で外部からの付勢力に合わせて傾き、電気的にその傾きをロックすることができる。油圧式角度可変機構29a、29bは、市販のものを用いることができ、内部構造の図示は省略する。図2(b)、(c)に示すように、高さ調節部25a、25bの螺子部材31a、31bを上下に移動させて、一方の支柱21aの高さと、他方の支柱21bの高さとを違えることで、台10が支柱の受け部24a、24bに支持された状態で、台10を前又は後ろに一定の角度の範囲で自由に傾けることができる。なお、台10の前とは、図2における左側を示し、台10の後ろとは図2における右側を示す。この場合、台10の傾斜に合わせて油圧式角度可変機構29a、29bが縦方向に傾き、傾きが決まったところで、油圧式角度可変機構29a、29bを駆動させて傾きをロックする。
図3(a)に示す水平に保たれた台10を横方向に傾斜させる機構は、図1(a)に示すように、支持部20の支柱21a、21bに設けられた油圧式角度可変機構29a、29bにより構成される。図3(b)、(c)に示すように、油圧式角度可変機構29aを駆動させて横方向に傾けることにより、水平に保たれた台10を横方向左又は右に所定の角度の範囲、例えば左に30°以内、右に30°以内で傾けることができる。
以上のように、第1実施形態の運動練習用具101によれば、台10と、床又は地面に対して台10を支持する支持部20とを有するため、人が台10の上に乗って球を投げる動作或いは球を打つ動作を行うことができる。台10の上で、台10の上から落ちないようにバランスを保ちつつそれらの動作を行うことで、水平な台であってもその動作自体に要求される基本的なバランス感覚が身につく。
そして、台10の上面には、縦方向に延びる第1線11が横方向の中央に描かれ、横方向に延びる第2線12a、12b、12cが縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれている。このため、第2線12a、12b、12cを基に、両足の位置を肩幅に保ち、第1線11を基に、頭(軸)を中心としてその前後に置いた両足を結ぶ線が軸上にくるように頭と両足を保ちつつ球を投げる動作や球を打つ動作を行うことができ、その練習を積むことにより下半身の回転や体重移動を好適に行うことができるようになる。これにより、バランスを保ちつつ、正しいフォームを身につけることができる。
さらに、支持部20は、台10を縦方向及び横方向のうち少なくともいずれか一方向に傾斜させることができるようになっている。このため、実際に球を投げたり、打ったりする地面や床の傾斜と同じか、或いはそれに近い状態に台を傾斜させることができる。したがって、その台10に立ち練習を積んでおけば、実際の場面に応じたバランス感覚を身につけることができる。
(b)第2実施例
図4(a)〜(c)は、第2実施例の運動練習用具(台)102の構成について示す上面図である。なお、図4(a)〜(c)中、図1(a)〜(c)と同じ符号で示すものは図1(a)〜(c)と同じものを示す。
第2実施例の運動練習用具102において、図1(a)〜(c)の構成と異なるところは、支柱21c、21dの構成である。台10は支持部20に固定され、台10を上下させることはできるが傾斜させることはできないようになっている。支柱21c、21dの構成以外は、図1(a)と同じ構成を有するので、以下では、支柱21c、21dの構成を説明し、それ以外の部分の構成の説明は省略する。
各支柱21c、21dは、図4(a)に示すように、台の受け部24c、24dと、台の受け部24c、24dを支持し、支柱21c、21dの高さを調節する高さ調節部25c、25dと、高さ調節部25c、25dの支持部26a、26bとで構成される。なお、高さ調節部25c、25dのうち支持部26a、26bは図1(a)と同じ構成を有するので、以下では説明を省略する。
台の受け部24c、24dは、図4(a)の左側の台の受け部24cで代表して図4(b)に例示するように、幅が略台の短手方向の幅を有し、奥行き100mmを有する受け部材27aと、台10が受け部材27a上から横の方にずれて落ちないように、受け部材27aの幅方向の両端に設けられた立設部材28aと、受け部材27aの裏面に開口端を当接して取り付けられた円筒状の部材38aとで構成される。受け部材27aと円筒状の部材38aとは溶接により連結される。
受け部材27aには、円筒状の部材38aの開口端と繋がる、直径24mmの穴30aが形成されている。図4(c)に示すように、高さ調節部25cの螺子部材31cが円筒状の部材38aの円筒内を通して受け部材27aの穴30aに挿入される。そして、その穴30aから高さ調節部25cの螺子部材31cの先端部が突出する。そして、突出した螺子部材31cの先端部は、図1(a)に示すように、台10の穴13aに挿入される。さらに、図1(c)に示すように、高さ調節部25cの螺子部材31cの先端部には六角ナット40aが取り付けられる。立設部材28aは、受け部材27aの表面からの高さが台の厚さと同じか台の上面よりも若干低くなる程度となっている。図4(a)の右側の台の受け部24dについては、左側の台の受け部24cと同様な構成を有するので、詳しい説明を省略する。
高さ調節部25c、25dは、図4(a)に示すように、螺子部材31c、31dと、螺子部材31c、31dに固定された、台の受け部24c、24dを支持する四角い板状部材39a、39bと、螺子部材31c、31dを回し動かすために螺子部材31c、31dに固定された六角ナット33a、33bとで構成されている。
以上、第2実施例の運動練習用具102によれば、台を傾斜させることができないことを除き、第1実施例の運動練習用具101と同じ構成を有するため、台を傾斜させることによる作用・効果を除き、第1実施例の運動練習用具101と同じ作用・効果を有する。
(c)第3実施例
図5は、第3実施例の運動練習用具103の構成について示す上面図である。図5において、支柱及び支柱座は図1又は図4と同じであり、省略している。なお、図5中、図1(a)〜(c)又は図4(a)〜(c)と同じ符号で示すものは図1(a)〜(c)又は図4(a)〜(c)と同じものを示す。
第3実施例の運動練習用具103において、図1又は図4の構成と異なるところは、台4
1の構成である。第3実施例の台41では、図5に示すように、上面に、台41の縦方向に延びる2つの第1線43a、43bが台41の横方向の両端寄りにそれぞれ描かれており、さらに、台41の横方向に延びる3つの線(第2線)42a、42b、42cが台41の縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて配置されている。台41の横方向は、2つの第1線43a、43bを描いた関係で、幅広くしてもよいし、図1(a)又は図4(a)と同じ幅を維持してもよい。
以上のように、図5の第3実施例の運動練習用具103においては、台41の横方向の両側の端寄りに、それぞれ、縦方向に延びる第1線43a、43bが描かれている。したがって、第1線43a又は43b上に両足を乗せる場合に右利き又は左利きに合わせて体の前側が台10の横方向の端寄りになるように立つことができる。このため、例えば、ゴルフクラブなどの長さに合わせた特殊な長細い棒状の運動練習用具を振り回すときに台が邪魔にならなくてよい。
(2)第2実施形態に係る運動練習用具(棒状体)の構成
次に、第2実施形態に係る運動練習用具(棒状体)の構成について説明する。
図6は、第2実施形態に係る運動練習用具(棒状体)201を示す模式的な正面図である。
この運動練習用具201は、棒状体51の一端部に握り部52が設けられている。
棒状体51は、運動練習用具201を振った際に空気を切る音を生じさせる観点から、及びしなりを生じさせる観点から、弾性体であることが好ましく、ナイロン系樹脂、例えば、6ナイロンを用いることができる。
棒状体51の断面の直径は、12.5mm以上、15mm以下である。なお、棒状体51の断面形状は、特に制限はないが、丸形状であることが好ましい。
握り部52は、棒状体51の一端に設けられており、滑り止めとしての役割を担っている。滑り止めとしての役割を持たせるためには、握り部52として、棒状体51の一旦の外周にラバー等を設けることが好ましい。握り部52に設けるラバーとしては、例えばゴルフのクラブに用いられるラバーを援用することができる。握り部52の長さは、ユーザの手により握ることができるのに十分な程度であればよい。
運動練習用具201の全長は、700mm以上、800mm以下のもの(以下では750mmのものと称する。)、又は950 mm以上、1050mm以下のもの(以下では1000mmのものと称する。)のうちいずれかとすることが好ましい。なお、ここでいう運動練習用具201の全長とは、後述のストラップ54を含まない長さをいうものとする。全長を上述の2種類のうちから選択できるようにしたのは、使用する人の身長の違いにより使い分けることが好ましいためである。例えば、身長が160cm未満の人は全長が750mmのものを使い、身長が160cm以上の人は全長が1000mmのものを使うことが好ましい。本発明者の考案(実用新案登録3110296号)になる運動練習用具の長さ(最大63cm)より長くすることにより、しなりがより顕著になるため、バランスの採り方がさらに難しくなる。下半身の回転や体重移動が正しく行われた場合でないと体と運動練習用具201の動きがばらばらに感じられる。したがって、この運動練習用具201を用いることで下半身の回転や体重移動を体得でき、それによって正しいフォームを身につけることができる。
運動練習用具201の全重量(錘を付けないときの)は、野球用硬式ボールの重さ(141〜142g)程度であり、本発明では100g以上、250g以下である。運動練習用具201の全重量が250gよりも重い場合には、肩のインナーマッスルを消耗し、肩の故障を引き起こす恐れがある。また、運動練習用具201の全重量が100gよりも軽い場合にも、かえって肩の故障を引き起こす恐れがある。
具体的な運動練習用具201の全重量は、肩の筋肉の発達具合に合わせて適宜選択することができる。例えば、肩の筋肉が未発達な少年等の未成年が使用する場合には、運動練習用具201の重量を、100g以上野球用硬式球の重量未満にすることが好ましい。また、肩の筋肉がある程度発達した成年が使用する場合には、運動練習用具201の重量を、野球の硬式球の重量以上250g以下とすることにより、肩の筋肉に負荷をかけて効果的に鍛えることが可能となる。
さらに、握り部52が設けられていない方の棒状体51の先端部に錘53を取り付けられることが好ましい。この場合、棒状体51の先端部に円筒状の錘53をつけたり外したりすることができ、また、軽い錘から重い錘へ、或いは重い錘から軽い錘へ付け替えることができる。円筒状の錘53は伸び縮みが自在な円筒状の弾性体に挟み込み、棒状体51の先端から弾性体を棒状体51に差し込んで取り付けることができる。これにより、練習者の体調に合わせて運動練習用具201の全重量を微調整することができる。錘53は、例えば2g〜50gの範囲で、適当な重さを選択可能である。
運動練習用具201の握り部52の先端には、図6に示すように、ループ状のストラップ54が設けられていることが好ましい。このストラップ54を手首に巻いておくと、運動練習用具201を振っている際に運動練習用具201を手から離してしまった場合でも、運動練習用具201が飛んでいってしまうことを防ぐことができる。
(3)第3実施形態に係る運動練習用具の使用方法
(a)運動練習用具(棒状体)201の使用方法について
図7、図8及び図9を参照して、第3実施形態に係る運動練習用具(棒状体)201の使用方法について説明する。
これらの運動練習用具201は、本発明者が開発したいわゆる今任理論に基づいて使用すると効果的である。
図7は、今任理論に基づいて左利きの練習者が球を投げる動作と、球を打つ動作において、スタート時とフィニッシュ時それぞれにおける両足及び頭の位置を描いた平面図である。図8(a)、(b)、図9(a)〜(c)は、運動練習用具(棒状体)201を使用して練習者が実際に球を投げる動作を行っている様子を示す図である。球を投げる動作は野球に適用でき、球を打つ動作は野球、テニス、ゴルフに適用できる。
図7によれば、球を投げる動作の場合、スタート時には、右足(前)45は拇趾丘(親指付け根の一番肉厚になっている部分)45aを第1線11上に乗せるとともに第1線11の延長方向に対して内側45°に向かせ、左足(後)46は拇趾丘46aを第1線11上に乗せるとともに第1線11の延長方向に対して90°に向かせておく。左右の足45、46の拇趾丘45a、46aの間隔は略肩幅の間隔とする。このとき、足より上の体勢については、図8(a)、(b)に示すように、左手に運動練習用具(棒状体)201を持ち、左腕は肩と同じ高さを保ち肘を45°に曲げ、かつ運動練習用具(棒状体)201の先端は斜め前下に向くようにする。一方、右腕は肩と同じ高さを保ち肘を90°に曲げ、右の掌を前方に向ける。
次に、図9(a)〜(c)に示すように、体を時計回りに回転させ、左腕を振って投球動作を行う。投球動作が終わったとき(フィニッシュ時)には、右足45は拇趾丘45aを中心に時計回りに回転させて第1線11の延長方向(台の縦方向、投球方向)に向かせ、左足46も拇趾丘46aを中心に時計回りにより大きく回転させて第1線11の延長方向に向くようにする。頭47は、上記動作中不動であり、第1線11上、両足45、46のほぼ中央部に保持されている。
一方、球を打つ動作の場合、スタート時には、右足(前)45は拇趾丘45aを第1線11上に乗せるとともに第1線11の延長方向に対して内側45°に向かせ、左足(後)46は拇趾丘46aを第1線11上に乗せるとともに第1線11の延長方向に対して90°に向かせておく。左右の足45、46の拇趾丘45a、46aの間隔は略肩幅の間隔とする。両手に運動練習用具(棒状体)201を持ち、球を打つ姿勢をとる。
次に、体を時計回りに回転させ、両腕を振って球を打つ動作を行う。フィニッシュ時には、右足45はそのままの位置及び方向を保持し、左足46は拇趾丘46aを中心に時計回りに回転させて第1線11の延長方向(台の縦方向)に向くようにする。頭は、上記動作中不動であり、第1線11上、両足45、46のほぼ中央部に保持する。
この練習は、次項(b)で説明するように、運動練習用具101の台の上でも行えるし、運動練習用具101を用いずに床や地面の上で行ってもよい。
以上の一連の動作を行った場合には、肩の筋肉がねじれたり伸縮したりするので、肩のアウターマッスルだけでなくインナーマッスルを容易に鍛えることができる。また、棒状体201を用いた投球練習では野球用硬式球を何百球と投げ込む必要がないので、以上の一連の動作を繰り返し行っても、肩のインナーマッスルが消耗し難く、肩の故障が起こり難い。
また、以上の一連の動作を正しい姿勢で行うことができた場合には、空気を切る鋭い音がするので、この音を聞くことにより容易に正しい振りの姿勢を習得又は確認することができる。さらに、投球練習ではこの空気を切る音がした地点が球のリリースポイントである。したがって、空気を切る音を聞くことにより、このリリースポイントを自覚しながら練習することが可能である。
また、運動練習用具201の長さを、本発明者の考案(実用新案登録3110296号)になる棒状体の長さ(最大63cm)より長くすることにより、しなりがより顕著になる。このため、腕だけで振ることは難しく、下半身の回転や体重移動を正しく行ってゆっくりと振る必要がある。下半身の回転や体重移動が正しく行われた正しいフォームでは体とこの棒状体201の一体感がより強く感じられるが逆に正しくないフォームでは体と棒状体201の動きがばらばらに感じられる。このように、より長い棒状体201を用いることで適正な下半身の回転や体重移動を体得でき、バランスの良いフォームを形成することができる。
さらに、運動練習用具201は、上述のようにアウターマッスル及びインナーマッスルを鍛えるため或いはバランス感覚を養うために用いることができるが、それだけでなく、試合や練習の開始前のウオーミングアップや試合や練習の終了後のクールダウンのために用いてもよい。ウオーミングアップを行うことで、程よい負荷が肩の筋肉に作用すると同時に下半身の使い方を目覚めさせることができ、また、クールダウンを行うことで、筋肉のストレスを無くすことができる。
(b)運動練習用具(台)101の使用方法について
次に、図10、図11(a)〜(b)を参照して、第3実施形態に係る運動練習用具(台)101の使用方法について説明する。
なお、第2実施例の運動練習用具102は、台を傾斜させることができないことを除き、第1実施例の運動練習用具101と同じ構成を有するため、運動練習用具(台)101の使用方法に準じて使用可能である。
図10、図11(a)〜(b)は、図1に示す運動練習用具101の台の上で図6に示す運動練習用具(棒状体)201を用い、野球の投球練習を行う方法について示す斜視図である。図7、図8及び図9と同様に、左利きの投手が練習を行うものとし、かつ、台は水平に保つものとする。なお、図面では、説明の都合上、台の支持部20の下の方は省略している。
まず、左利きの練習者は、水平な台10に上がり、棒状体201を左手(利き手)に持って正面を向き、両脇を締め両足を肩幅に広げて、左手で棒状体の握り部を自然に握る。このとき、後述する一連の動作をスムーズにつなげることができ、且つ打球に対応することができる姿勢をとることが好ましい。
次に、図10に示すように、左足(軸足)の拇趾丘を第1線11上に置くとともに第2線12aの延長方向(第1線の延長方向に対して90°の角度)に向かせる。続いて、右足のひざを腰より高く上げ、左足(軸足)のひざを伸ばす。
次いで、図11(a)に示すように、右足を真下に降ろしてから左足で地面を押すように右足を踏み出して着地させる。左足はそのままの状態で維持しておく。ここで、着地した右足は拇趾丘が第1線11上にのるように、かつ第1線11の延長方向(投球方向)に対して内側45°に保ち、左右の足の拇趾丘の間隔がほぼ肩幅となるようにする。また、右足が着地したと同時に、左手が一番高い位置(トップ)になるようにする。トップでは、運動練習用具201の先端が真上を向き、左手の手のひらが二塁ベースの方向を向くようにする。なお、右足が着地してから左足に乗せた体重を前足に乗せていき、次の動作につなげる。
次に、図11(b)に示すように、重心を低くして、棒状体201を振り降ろしながら、右足の拇趾丘とひざの裏を起点として軸回転させつつ体重を右足に移動させる。棒状体201を振り降ろした後は、左足のひざを伸ばし、そのつま先が投球方向に向き、そのかかとが地面に対して90°になるようにする。また、左手(利き手)の肘が右足のひざより下になるようにし、捕手から見て左手の肩甲骨が見える姿勢をとる。
以上の姿勢を連動して行ってから、最後に最初に構えた姿勢をとる。
以上の投球練習方法によれば、人が台10の上に乗って、台10の上から落ちないようにバランスを保ちつつ球を投げる動作を行うことで、水平な台であっても基本的なバランス感覚が身につく。
そして、台10の上面には、縦方向に延びる第1線11が横方向の中央に描かれ、横方向に延びる第2線12a、12b、12cが縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれているため、第2線12a、12b、12cを基に、両足の位置を肩幅に保ち、第1線11を基に、頭(軸)を中心としてその前後(縦方向)に置いた両足を結ぶ線が軸上にくるように頭と両足を保ちつつ練習することができる。これにより、バランスを保ちつつ正しいフォームを身につけることができる。
また、運動練習用具201を併用しているため、無理なく肩のアウターマッスル及びインナーマッスルを鍛えるとともに、バランスを保ちつつ下半身の回転や体重移動を好適に体得できる。
(c)運動練習用具(台)103の使用方法について
次に、図5の運動練習用具103の使用方法について、今任理論に基づく、運動練習用具103を用いたゴルフスイングの練習方法を例にとり説明する。
まず、スイングを始める前に、今任理論に基づき、右利きか左利きかに合わせて体の前が台41の横方向の端寄りになるように台41上面の第1線43a又は43b上に両足を乗せて立つ。これにより、ゴルフクラブなどの長さに合わせた特殊な細長い棒状体(運動練習用具)を振るときに台が邪魔にならなくてよい。
右利きの練習者の場合、体の前方が図5では上側に向くようにして第1線43a上に左右の足の拇趾丘がそれぞれ乗るようにして立つ。即ち、体の前方が台41の横方向の端寄りになる。そして、左右の足の拇趾丘の間隔がほぼ肩幅の間隔と同じになるように左右の足を間隔を置いて広げ、第1線43aの延長方向に対して左足を45°の向きに置き、右足を90°の向きに置く。
次いで、スイングを始めると、細長い棒状体(運動練習用具)の先端は、ゴルフスイングに合わせて左斜め上から右斜め上、前斜め下、左斜め上を経由して右斜め上にくるという軌道を描く。
スイングの終了後に、左足はそのまま保持し、右足は拇趾丘の位置を変えずに回転させて第1線43aの延長方向に向くようにする。
なお、スイングのスタートからフィニッシュまで、頭は両足の略中央部で動かさずに保持するようにする。
左利きの練習者の場合、上述の右利きの練習者の場合と同じ位置及び向きに立ち、第1線43aの延長方向に対して左足を90°の向きに変え、右足を45°の向きに変えて、スイングの方向を変えるだけでよいが、別の方法について以下に述べる。即ち、体の前方が図5では下側に向くようにして第1線43b上に左右の足の拇趾丘がそれぞれ乗るようにして立つ。即ち、体の前方が図5では下側に向くようにして第1線43b上に左右の足の拇趾丘がそれぞれ乗るようにして立つ。即ち、体の前方が台41の横方向の端寄りになる。そして、左右の足の拇趾丘の間隔がほぼ肩幅の間隔と同じになるように左右の足を間隔を置いて広げ、第1線43bの延長方向に対して右足を45°の向きに置き、左足を90°の向きに置く。そして、上記と同様にして練習を行うことができる。
以上のように、変形例の運動練習用具103を用いたゴルフスイングの練習方法によれば、人が台41の上に乗って、台41の上から落ちないようにバランスを保ちつつ球を打つ動作を行うことで、水平な台であってもその動作に必要な基本的なバランス感覚が身につく。
そして、台41の上面には、縦方向に延びる第1線43a、43bが横方向の両側の端寄りにそれぞれ描かれ、横方向に延びる第2線42a、42b、42cが縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれているため、第2線42a、42b、42cを基に、両足の位置を肩幅に保ち、第1線43a、43bを基に、頭(軸)を中心としてその前後(縦方向)に置いた両足を結ぶ線が軸上にくるように頭と両足を保ちつつゴルフスイングを練習することができる。これにより、バランスを保ちつつ正しいフォームを身につけることができる。
(4)変形例について
以上、実施の形態によりこの発明を詳細に説明したが、この発明の範囲は上記実施の形態に具体的に示した例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の上記実施の形態の変更はこの発明の範囲に含まれる。
例えば、図1、図4、図5示す運動練習用具(台)101、102、103では、第2線12a〜12c、42a〜42cが3本描かれているが、少なくとも2本以上描かれていればよい。
また、隣接する第2線12a〜12c、42a〜42cの間隔は、各使用者の肩幅に一致するように描かれることが望ましいが、さまざまな人の肩幅に一致するようにすることは難しい。したがって、第2線12a〜12c、42a〜42cの間隔は、標準的な使用者に合わせて描いておき、実際の使用に当たって個人差により第2線12a〜12c、42a〜42cの間隔と使用者の肩幅が一致しない場合でも、第2線12a〜12c、42a〜42cを基準にして足の置き位置を決めるとよい。
また、実施形態では、図1、図4、図5に示す運動練習用具(台)101、102、103や、図6に示す運動練習用具(棒状体)201を用いて、水平な台10、41上で投球練習やゴルフスイングの練習を行っているが、水平な台10、41上でバッティング練習や、テニスの練習を行ってもよい。さらに、図1、図4、図5に示す本発明の運動練習用具(台)101、102、103や、図6に示す運動練習用具(棒状体)201を用いた練習は、体のバランス感覚を養うのに有用であるため、練習で行う動作とは直接関係のないサッカーやラグビー、或いは日本舞踊などさまざまな運動をする人にも有用である。
また、運動練習用具(棒状体)201だけを用いて地面の上でそれらの練習を行ってもよい。ウオーミングアップやクールダウンを好適に行うことができ、或いは適切な下半身の回転や体重移動を身につけることができる。
また、棒状体201を用いた運動は、肩の筋肉だけでなく他のさまざまな筋肉を使った全身運動であり、球技を前提としない健康の増進にも有効である。
また、上述した運動練習用具(台)101、102、103は、棒状体201とともに使用しているが、本発明者の考案(実用新案登録3110296号)になる棒状体とともに使用してもよいし、単独でも使用可能である。
また、図2、3に台10で例示するように、台10、41の縦方向及び横方向のうち少なくともいずれかの方向に台10、41を傾斜させて上述の種々の運動の練習を行ってもよい。これに対応して、角度可変機構は、縦方向及び横方向のうち少なくともいずれか一方向に傾くように制御できるものであればよい。これにより、実際に球を投げたり、打ったりする地面や床の傾斜と同じか、或いはそれに近い状態に台10、41を傾斜させることができるので、その台10、41に立ち練習を積んでおけば、実際の場面に応じたバランス感覚を身につけることができる。
また、台10、41を傾斜させるために、電動により角度を変えられる油圧式の角度可変機構を用いているが、手動により角度を変えられる油圧式の角度可変機構を用いてもよい。さらに、機械的機構に基づき手動或いは電動により角度を変えられる角度可変機構を用いてもよい。
また、棒状体201を用いた運動は、肩の筋肉だけでなく他のさまざまな筋肉を使った全身運動であり、球技を前提としない健康の増進にも有効である。
また、上述した運動練習用具(台)101、102、103は、棒状体201とともに使用しているが、本発明者の考案(実用新案登録3110296号)になる棒状体とともに使用してもよいし、単独でも使用可能である。
また、運動の種類に合わせて、台10、41の幅や長さは適宜変更可能である。幅は、例えば、10cm以上、200cm以下が好ましい。長さは、例えば、10cm以上、300cm以下が好ましい。また、高さは、200cm以下の範囲で適宜調節できるようにすることが好ましい。また、台の幅を広く、或いは台の長さを長くした場合、台の4隅で、あるいはそれに加えて辺や中央部で、即ち台の4箇所以上で台を支持する必要があるが、その場合、支柱を追加することでそれに対応可能である。
(a)は、第1の実施の形態に係る第1実施例の運動練習用具(台)を示す斜視図である。(b)は、台を支持する支持部の支柱のうち(a)の左側の支柱の台の受け部を示す斜視図である。(c)は、(b)の台の受け部を用いて組み立てた状態を示す断面図である。 (a)乃至(c)は、図1の運動練習用具の台を台の長手方向(縦方向)に傾斜させる機構と方法について示す正面図である。 (a)乃至(c)は、図1の運動練習用具の台を台の短手方向(横方向)に傾斜させる機構と方法について示す正面図である。 (a)は、第1の実施の形態に係る第2実施例の運動練習用具(台)について示す上面図である。(b)は、(a)の台の支持部のうち台と接する部分を構成する部品を示す斜視図である。(c)は、(b)の部品を組み立てて台の支持部のうち台と接する部分を構成した斜視図である。 第1の実施の形態に係る第3実施例の運動練習用具(台)について示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る運動練習用具(棒状体)を示す正面図である。 第3の実施の形態に係る、今任理論に基づいて左利きの練習者が球を投げるときと、球を打つときにおいて、動作のスタート時とフィニッシュ時それぞれの両足及び頭の位置を描いた平面図である。 (a)、(b)は、第3の実施の形態に係る、運動練習用具(棒状体)を使用して練習者が実際に球を投げる動作を行っている様子を示す図(その1)である。 (a)〜(c)は、第3の実施の形態に係る、運動練習用具(棒状体)を使用して練習者が実際に球を投げる動作を行っている様子を示す図(その2)である。 第3の実施の形態に係る、運動練習用具(台)を用いた投球練習方法について示す斜視図(その1)である。 (a)、(b)は、第3の実施の形態に係る、運動練習用具(台)を用いた投球練習方法について示す斜視図(その2)である。
符号の説明
10、41…台、11、43a、43b…第1線、12a、12b、12c、42a、42b、42c…第2線、13a、13b、30a…穴、21a、21b、21c、21d…支柱、22a、22b…支柱座、23…補助部材、24a、24b、24c、24d…台の受け部、25a、25b、25c、25d…高さ調節部、26a、26b…高さ調節部の支持部、27a…台の受け部材、28a、28b…立設部材、29a、29b…油圧式角度可変機構、31a、31b、31c、31d…螺子部材、32a、32b、33a、33b、40a、40b…六角ナット、34a、34b…ボルト、35a、35b…支柱の固定部材、36a、36b…安定保持部材、45…右足、45a、46a…拇趾丘、46…左足、47…頭、51…棒状体、52…握り部、53…錘、54…ストラップ、101、102、103…運動練習用具(台)、201…運動練習用具(棒状体)。

Claims (6)

  1. 縦方向と横方向を有する四角い台と、
    床又は地面に対して所定の高さを保ち前記台を支持する支持部とを有し、
    前記台の上面において、前記縦方向に延びる第1線が描かれ、該横方向に延びる第2線が該縦方向に略人の肩幅の間隔をあけて複数描かれていることを特徴とする運動練習用具。
  2. 前記支持部は、前記縦方向の中央部を挟み2箇所で前記台の下から前記台を支持するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の運動練習用具。
  3. 前記支持部は、前記台を前記縦方向及び前記横方向のうち少なくとも何れか一方向に傾斜させることができるようになっていることを特徴とする請求項2記載の運動練習用具。
  4. 前記台を前記縦方向に傾斜させる機構は、前記支持部が前記台を支持する2箇所でそれぞれ独立に高さを調整できる機構を含み、構成されることを特徴とする請求項3記載の運動練習用具。
  5. 前記台を前記横方向に傾斜させる機構は、前記台を支持する2箇所で前記台の下に設けられた角度可変機構により構成されることを特徴とする請求項3又は4のいずれか1項に記載の運動練習用具。
  6. 前記第1線は、複数描かれていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の運動練習用具。
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