JP2009119228A - ゴルフボール保持機構およびゴルフ練習機 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際のゴルフコースの起伏を想定してショット練習台を自由に傾斜させることができ、しかも、傾斜させたショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができ、引いては、実際のゴルフコースでの様々な傾斜面を想定した斜面ショットの練習を行うことができるゴルフ練習機を得る。
【解決手段】ゴルフ練習機において、ショット練習台20と、該ショット練習台20を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構100とを備え、該ショット練習台20を傾斜させたときに、該ゴルフボールがショット練習台のボール配置領域から動かないよう、該ゴルフボールを、空気吸引装置140で発生した吸引空気流により吸着するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフボール保持機構およびゴルフ練習機に関し、特に、傾斜面でのショット練習を行うためのゴルフボール保持機構およびゴルフ練習機に関するものである。
従来からゴルフは愛好家の間で盛んに行われており、一般のゴルフ練習場では、利用者は、ゴルフボールを実際に打つことで、実際のゴルフコースでのプレーを想定したゴルフのショット練習を行うことができる。
一般のゴルフ練習場には、利用者がゴルフボールを実際に打つための打席が複数用意されており、利用者は打席に入ってゴルフボールの打ち込みを行うことができる。
このようなゴルフ練習場では、ゴルフボールの打ち込みを行う打席領域は、通常、平坦な床面上にゴムマットを敷き、該ゴムマットのボールを置く領域に人工芝マットを配置したものとなっている。
ゴルフ練習場では利用者は、打席領域に入り、ボールを人工芝マット上に置き、ゴルフクラブでボールを実際に打つことでゴルフの練習を行う。このとき、ゴルフクラブの選択やゴルフボールをティーアップするか否かなどにより、利用者は、ゴルフコースでのプレーを想定した練習を行うことができる。
ところが、実際のゴルフコースは、地形の起伏を利用したものとなっているために、ショットしたゴルフボールが止った場所は平坦であるとは限らない。つまり、このような場所では、プレーヤは、次のショットを、爪先下がり、爪先上がり、左足下がり、左足上がりといった傾斜面で行わざるを得ない場合もある。
例えば、爪先下がりの場合はスライスボールが出やすく、爪先上がりの場合はフックボールが出やすく、また左足下がりの場合はボールが上がりにくく、左足上がりの場合はボールが上がって距離が出にくいといった傾向がある。このため、プレーヤーは、ショットを行う場所がどのような傾斜となっているかによって、ボールに対する立ち位置やクラブの種類等を経験などから判断して対処している。
従って、ゴルフコースと同じように傾斜面でのショットの練習をゴルフ練習場でしたいという要望はほとんどゴルフ愛好家が持っているが、通常のゴルフ練習場では、上述したように打席領域が平坦なコンクリート床面にゴムマットを敷いたものとなっているために、平坦面以外でのショットの練習を行うことはできない。
このような要望に対しては、特許文献1および特許文献2には、爪先下がり、爪先上がり、左足下がり、左足上がり等の斜面ショットの練習を自由に行うことのできるゴルフ練習台が開示されている。
これらの文献に開示のゴルフ練習機は、床面に固定される固定部に取り付けられた支持支柱によりショット練習台を任意の方向に傾斜可能に支持し、該ショット練習台の傾斜角を、該ショット練習台と固定台との間に連結された伸縮可能な2つあるいは3つの角度調整用支柱により調整するようにしたものである。
このようなゴルフ練習機では、該伸縮可能な2つあるいは3つの角度調整支柱の長さを調節することにより、上記ショット練習台を、前後左右任意の角度に傾けることができ、これにより、利用者は、ゴルフコースと同じように傾斜面でのショットの練習を行うことができる。
特開2003−154044号公報 特開平11−164921号公報
しかしながら、実際のゴルフコースでは、ラフやバンカーなどでは急な傾斜面にゴルフボールが止まることがあるが、上記特許文献1および2に開示のゴルフ練習機では、実際のゴルフコースでのプレーを想定して該ショット練習台を傾斜させたときは、ゴルフボールを転がることとなり、ゴルフコースの斜面でのショットを想定した練習を行うことが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記従来のような従来の問題を解決するためになされたもので、傾斜したゴルフ練習台上にゴルフボールを転がらないように配置することができるゴルフボール保持機構およびゴルフ練習機を提供することを目的とする。
また、本発明は、ショット練習台を傾斜自在に支持する支持機構をコンパクトな構造とすることができるゴルフ練習機を提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフボール保持機構は、傾斜したショット練習台を有するゴルフ練習機に含まれ、該傾斜したゴルフ練習台上でゴルフボールを保持するゴルフボール保持機構であって、該傾斜したショット練習台の表面に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、該空気吸入孔上に配置されたゴルフボールが、該空気吸入孔に吸入される空気流により吸着されるよう、該空気吸入孔を通しての空気の吸引を行う空気吸引装置とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係るゴルフ練習機は、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有し、水平面に対して傾斜したショット練習台と、該ボール配置領域に配置したゴルフボールが動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構とを備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記ボール吸着機構は、前記ショット練習台のボール配置領域に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、空気を吸引する空気吸引装置と、該空気吸引装置の空気吸引口と該空気吸入孔との間に接続されたチューブ部材とを有することが好ましい。
本発明に係るゴルフ練習機は、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有するショット練習台と、該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構と、該ショット練習台を傾斜させたときに、該ゴルフボールが該ボール配置領域の所定位置から動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構とを備えたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記ボール吸着機構は、前記ショット練習台のボール配置領域に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、該空気吸入孔上に配置されたゴルフボールが、該空気吸入孔に吸入される空気流により吸着されるよう、該空気吸入孔を通しての空気の吸引を行う空気吸引装置とを有することが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記練習台支持機構は、設置床面に固定される固定基板と、該固定基板上に固定され、前記ショット練習台を第1の点で傾斜自在に支持する固定支柱と、該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱とを有し、該ショット練習台を3点で支持するものであることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記練習台支持機構は、設置床面に固定される固定基板と、該固定基板上に固定され、前記ショット練習台を第1の点で傾斜自在に支持する固定支柱と、該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱と、該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第4の点で支持する伸縮自在な第3の可動支柱とを有し、該ショット練習台を4点で支持するものであることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、該第3の可動支柱を可動状態と可動不可能な状態とで切り替えるブレーキ機構とを備え、前記ショット練習台の角度調整中は該ブレーキ機構を緩め、前記ショット練習台の角度調整中は該ブレーキ機構を締めることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、該練習台支持機構は、前記第1および第2の可動支柱の一端をそれぞれ、前記固定支柱の根元部分に回動可能に取り付けたものであることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記第1の可動支柱は、筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が前記固定支柱の中心軸を含む第1の平面内で傾斜自在となるよう、該固定部材に対して接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第1の平面内で傾斜自在となるよう前記ショット練習台に接続したものであり、前記第2の可動支柱は、筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が該固定支柱の中心軸を含む、該第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜自在となるよう、該固定部材に対して接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第2の平面内で傾斜自在となるよう該ショット練習台に接続したものであることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記第1および第2の可動支柱にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが前記筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられていることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記ショット練習台は、金属製基板と、該金属製基板上に取り付けられたゴム製シート部材とを有し、該ショット練習台の、前記ボール配置領域および前記足場領域を含む打席領域は、該ボール配置領域およびその周辺領域を該打席領域の他の部分より一段低くしたものであることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記ショット練習台の打席領域は、前記ボール配置領域の、前記ゴルフボールのショット方向とは反対側に位置し、該ゴルフボールを収容するボール収容領域を有し、該ボール収容領域は、該ボール配置領域およびその周辺領域より一段低くなっていることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記ボール収容領域の表面には平面格子形状の隆起部が形成されていることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記ボール配置領域には人工芝マットが配置されており、該人工芝マットは、前記足場領域に近い領域を、ゴルフコースのファエウエイを想定したフェアウエイ用マットで構成し、該足場領域から遠い領域を、ゴルフコースのラフを想定したラフ用マットで構成し、該フェアウエイ用マットに前記空気吸入孔を形成したものであることが好ましい。
本発明に係るゴルフ練習機は、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有するショット練習台と、該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構とを備え、該練習台支持機構は、設置床面に固定される固定基板上に取り付けられ、該ショット練習台を第1の点で傾斜可能に支持する固定支柱と、該固定支柱の根元部分に傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、該固定支柱の根元部分に傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱とを有し、該ショット練習台を3点で支持するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記第1の可動支柱は、筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が前記固定支柱の中心軸を含む第1の平面内で傾斜自在となるよう、該固定支柱に接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第1の平面内で傾斜自在となるよう前記ショット練習台に接続したものであり、前記第2の可動支柱は、筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が該固定支柱の中心軸を含む、前記第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜自在となるよう、該固定支柱に接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第2の平面内で傾斜自在となるよう該ショット練習台に接続したものであることが好ましい。
本発明は、上記ゴルフ練習機において、前記第1および第2の可動支柱にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが前記筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられていることが好ましい。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明においては、傾斜したゴルフ練習台上でゴルフボールを保持するゴルフボール保持機構において、ショット練習台の表面に、空気の吸い込みが行われるよう空気吸入孔を形成し、該空気吸入孔上に配置されたゴルフボールが、該空気吸入孔に吸入される空気流により吸着されるよう空気の吸引を行うようにしたので、傾斜したゴルフ練習台上でゴルフボールを確実に保持することができ、これにより、実際のゴルフコースの起伏を想定した斜面でのショットを練習することができる。
本発明においては、水平面に対して傾斜したショット練習台を有するゴルフ練習機において、該傾斜したショット練習台に配置したゴルフボールが動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構を備えたので、傾斜したショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができる。これにより、実際のゴルフコースの傾斜面でゴルフボールがとまった状態をゴルフ練習台上で作り出すことができ、傾斜面でのショット練習を行うことができる。
本発明においては、ゴルフ練習機において、ショット練習台と、該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構とを備え、該ショット練習台を傾斜させたときに、該ゴルフボールがショット練習台のボール配置領域から動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するようにしたので、実際のゴルフコースの起伏を想定してショット練習台を自由に傾斜させることができ、しかも、傾斜させたショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができる。これにより、実際のゴルフコースでの様々な傾斜面を想定した斜面ショットの練習を行うことができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、固定基板上に固定された固定支柱により上記ショット練習台を第1の点で傾斜可能に支持し、該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられた伸縮自在な第1および第2の可動支柱により、上記ショット練習台を第2および第3の点で支持するようにしたので、第1および第2の可動支柱を伸縮させることにより、上記ショット練習台をいずれの方向にもいずれの角度にも傾斜させることができる。
本発明においては、第1および第2の可動支柱に加えて、第3の可動支柱である補助可動支柱と、該補助可動支柱を可動状態と可動不可能な状態とで切り替えるブレーキ機構とを備え、上記ショット練習台が停止している状態では、ブレーキ機構により該補助可動支柱を止めて該ショット練習台を支持し、該ショット練習台の角度調整中は、該ブレーキ機構を緩めて該補助可動支柱を可動状態にするので、ゴルフ練習中にはショット練習台をより安定に、しかも角度調整可能に支持することできる。これにより、ショット練習台上でのショット練習中にショット練習台のがたつきを抑制することができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記第1および第2の可動支柱の一端をそれぞれ、前記固定支柱の根元部分に回動可能に取り付けたので、上記固定支柱、第1および第2の可動支柱の一端側を一箇所に集めることができ、上記ショット練習台を3点で支持する支持機構をコンパクトな構造とすることができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、上記第1の可動支柱を、上記固定支柱の中心軸を含む第1の平面内で傾斜可能とし、上記第2の可動支持を、上記固定支柱の中心軸を含む、該第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜可能としたので、ショット練習台の前後の傾斜あるいは左右の傾斜を、上記第1および第2の可動支柱のいずれかの伸縮により独立して作り出すことができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記第1および第2の可動支柱にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが該筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられているので、モータの回転量などを制御装置により制御することにより、簡単な操作で、ショット練習台を、所望の方向に所望の傾斜角になるよう自動的に傾斜させることができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記ショット練習台の、ボール配置領域および利用者の足場領域を含む打席領域は、該ボール配置領域およびその周辺領域を該打席領域の他の部分より一段低くしたものとなっているので、ゴルフボールがボール配置領域およびその周辺領域から転がって外に出てしまうのを回避することができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記ショット練習台の打席領域には、前記ボール配置領域および前記足場領域に加えて、該ゴルフボールを収容するボール収容領域を有し、該ボール収容領域を、該ボール配置領域およびその周辺領域より一段低くしているので、ショット練習に用いるゴルフボールを、該打席領域の一部に、ボール配置領域や足場領域に転がってこないようにして確保しておくことができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記ボール収容領域の表面には平面格子形状の隆起部が形成されているので、上記ボール収容領域のゴルフボールが少なくなってきても、該ボール収容領域内でゴルフボールが転がることはなく、該ゴルフボールが弾みで該ボール収容領域から飛び出るのを防止できる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記ボール配置領域には人工芝マットを配置し、該人工芝マットを、前記利用者の足場領域に近い領域を、ゴルフコースのファエウエイを想定したフェアウエイ用マットで構成し、該足場領域から遠い領域を、ゴルフコースのラフを想定したラフ用マットで構成し、該フェアウエイ用マットに前記空気吸入孔を形成したので、実際のゴルフコースでの傾斜したラフ領域やフェアウエイ領域にゴルフボールがとまった状況をショット練習台上で実現でき、ラフやフェアウエイを想定した傾斜ショットの練習をすることもできる。
本発明においては、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機において、ショット練習台を第1の点で傾斜可能に支持する固定支柱を固定基板上に取り付け、該固定支柱の根元部に傾斜自在に取り付けられた第1および第2の可動支柱により、上記ショット練習台を第2および第3の点で支持するようにしたので、第1および第2の可動支柱を伸縮させることにより、上記ショット練習台をいずれの方向にもいずれの角度にも傾斜させることができ、さらに、上記固定支柱、第1および第2の可動支柱の一端側を一箇所に集めることができ、これにより上記ショット練習台を3点で支持する支持機構をコンパクトな構造とすることができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、上記第1の可動支柱を、上記固定支柱の中心軸を含む第1の平面内で傾斜可能とし、上記第2の可動支持を、上記固定支柱の中心軸を含む、該第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜可能としたので、ショット練習台の前後の傾斜あるいは左右の傾斜を、上記第1および第2の可動支柱のいずれかの伸縮により独立して作り出すことができる。
本発明においては、上記ゴルフ練習機において、前記第1および第2の可動支柱にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが該筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられているので、モータの回転量をなどで制御装置により制御することにより、簡単な操作で、ショット練習台を、所望の方向に所望の傾斜角になるよう自動的に傾斜させることができる。
以上のように、本発明によれば、傾斜したショット練習台を有するゴルフ練習機に含まれ、該傾斜したゴルフ練習台上でゴルフボールを保持するゴルフボール保持機構において、該傾斜したショット練習台の表面に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、該空気吸入孔上に配置されたゴルフボールが、該空気吸入孔に吸入される空気流により吸着されるよう、該空気吸入孔を通しての空気の吸引を行う空気吸引装置とを備えたので、傾斜したゴルフ練習台上でゴルフボールを確実に保持することができ、これにより、実際のゴルフコースの起伏を想定した斜面でのショットを練習することができる効果が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機において、該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有し、水平面に対して傾斜したショット練習台と、該ボール配置領域に配置したゴルフボールが動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構とを備えたので、傾斜したショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができ、これにより、実際のゴルフコースの傾斜面でゴルフボールがとまった状態をゴルフ練習台上で作り出すことができ、傾斜面でのショット練習を行うことができるという効果が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機において、該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有するショット練習台と、該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構と、該ショット練習台を傾斜させたときに、該ゴルフボールが該ボール配置領域の所定位置から動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構とを備えたので、実際のゴルフコースの起伏を想定してショット練習台を自由に傾斜させることができ、しかも、傾斜させたショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができ、これにより、実際のゴルフコースでの様々な傾斜面を想定した斜面ショットの練習を行うことができる効果が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有するショット練習台と、該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構とを備え、該練習台支持機構は、設置床面に固定される固定基板上に取り付けられ、該ショット練習台を第1の点で傾斜可能に支持する固定支柱と、該固定支柱の根元部分に傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、該固定支柱の根元部分に傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱とを有し、該ショット練習台を3点で支持するものとしたので、第1および第2の可動支柱を伸縮させることにより、上記ショット練習台をいずれの方向にもいずれの角度にも傾斜させることができ、さらに、上記固定支柱、第1および第2の可動支柱の一端側を一箇所に集めることができ、これにより上記ショット練習台を3点で支持する支持機構をコンパクトな構造とすることができる効果がある。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1によるゴルフ練習機を示す斜視図であり、図2(a)は該ゴルフ練習機の側面図、図2(b)は図1のII−II線部分の断面図である。
この実施形態1のゴルフ練習機1は、ゴルフ練習機本体10と、このゴルフ練習機本体10を利用者が操作するための操作ボックス200とを有している。
上記ゴルフ練習本体10は、ゴルフ練習場の床面11にアンカーボルトなどで固定される固定基板101と、ゴルフボールのショット練習を行うためのショット練習台20と、該ショット練習台20を該固定基板101に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構100とを有している。以下、本実施形態のゴルフ練習機1を構成する各部の構成について詳述する。
まず、上記ショット練習台20について説明する。
このショット練習台20は、ステンレス製のベース板21と、該ベース板21上に貼り付けられたゴム製シート部材22とを有している。該ショット練習台20には、打席領域23が設けられている。
また、この打席領域23の前方側中央部の、ゴルフボールを置くボール配置領域には、人工芝マット25が配置されている。また、上記打席領域23の後方側中央部は、利用者の足場となる領域(足場領域)Rpとなっている。また、上記ショット練習台10の後方側には手摺13が取り付けられている。ここで、該打席領域23は、そのボール配置領域およびその周辺領域を、これらの領域から該ゴルフボールが外にでないように、該打席領域のその他の領域に比べて2〜3cm程度低くした領域となっている。従って、打席領域23の足場領域Rpの表面は、人工芝マット25の表面とほぼ同じ高さとなっている。
そして、上記人工芝マット25には、フェアウエアを想定したフェアウエイ領域25aと、ラフを想定したラフ領域25bとが設けられており、該フェアウエア領域25aには、ゴルフボールを空気流により吸引保持する空気吸引孔25cが形成されている。なお、具体的には、人工芝マット25のフェアウエイ領域25aおよびラフ領域25bはそれぞれ、フェアウエイ用人工芝マットおよびラフ用人工芝マットからなる。
図2(b)は、上記ショット練習台20の、上記空気吸引孔25dが形成された部分の断面構造を示しており、図2(b)に示すように、上記ゴム製シート部材22およびステンレス製ベース板21の、該人工芝マット25の空気吸引孔25cに対応する位置には、それぞれ、上記吸引空気の通路となる孔22aおよび21aが形成されている。また、人工芝マット25の空気吸引孔25cが形成された部分には、ゴルフボールが吸着されやすくなるようにリング状ゴム部材26が取り付けられている。そして、上記ステンレス製ベース板21の裏面側には、該孔21aにつながるよう、空気吸引チューブ141の一端141aが接続されており、該空気吸引チューブの他端側には、上記吸引空気流Aを発生する吸引ブロアー140の吸引口140aが接続されている。なお、140bは、該吸引ブロアー140の空気排出口である。
また、上記打席領域23の、上記人工芝マット25のボール打出し方向と反対側の部分には、ゴルフボールを収容するボール収容部24が形成されており、該ボール収容部24は、該打席領域23のボール配置領域およびその周辺領域より2〜3cm程度低い領域となっており、その内部の底面部分には、収容されているゴルフボールが転がらないよう、平面格子状の隆起部24aが形成されている。
次に上記練習台支持機構100について説明する。
図3は、該練習台支持機構100を拡大して示す斜視図である。
この練習台支持機構100は、ゴルフ練習機の設置床面に取り付けられる固定基板101と、該固定基板101に取り付けられ、上記ショット練習台20を1点で傾斜自在に支持する固定支柱110と、該固定基板101と上記固定支柱110との取り付け部分に固定され、該ショット練習台20を2点で支持し、その傾斜角および傾斜方向を調整する傾斜角整用機構100bとを有している。ここで、上記固定基板101には、上記固定支柱110を補強する補強リブ102が取り付けられており、上記固定基板101、固定支柱110、および補強リブ102により、上記練習台支持機構100の基部となる支持ブロック100aが構成されている。
具体的には、上記固定支柱110および固定基板101は、ステンレスなどの金属部材により構成されている。該固定支柱110は四角柱形状をしており、該固定支柱110の各側面下部には、対向する一対の補強リブ102がそれぞれ取り付けられている。ここで、この補強リブ102はステンレスなどの金属材により構成されており、固定支柱110および固定基板101に溶接などにより接合されている。また、上記固定支柱110の隣接する2つの側面の補強リブ102の上端には、部品取付用ブラケット112および113が、該側面の対向する一対の補強リブ102に跨って回動可能に取り付けられている。
ここで、上記固定支柱110は、図4(a)に示すように、その上端部に取り付けられた球体軸部111bを有し、該球体軸部111bは、上記ショット練習台20の裏面に取り付けられた球体軸受部111aと回動可能に嵌合している。
また、上記傾斜角調整機構100bは、上記支柱ブロック100aと上記ショット練習台20との間に接続された伸縮可能な第1の可動支柱120を含み、該第1の可動支柱120は、上記部品取り付けブラケット112に取付けられた固定筒状部材121と、該固定筒状部材121内に回転可能に保持された可動筒状部材122と、該可動筒状部材123内に突出あるいは没入可能に挿入されたロッド部材123とを有している。該ロッド部123の先端は、該ショット練習台20に対して傾斜自在となるよう取り付けられている。また上記部品取り付けブラケット112は、該ブラケット112に取り付けられた第1の可動支柱が、上記固定支柱110の中心軸を含む第1の平面内で傾斜自在になるよう、取り付け部品112aと取り付けピン112bとにより上記補強リブ102に接続されている。
また、上記可動支柱120のロッド部材123は、その外周表面にネジ山を形成したものであり、該可動支柱120の内側筒状部材122は、その内周面にネジ山を形成したものであり、上記可動筒状部材122とこれに挿入されているロッド部材123とは螺合している。また、上記部品取り付けブラケット112には、取り付け部品120bによりモータ124が取り付けられており、該固定筒状部材121の下部には、該モータ124の回転軸124aが回転可能に連結されており、該回転軸124aの回転により上記可動筒状部材122が回転するようになっている。
つまり、該可動支柱120は、上記固定筒状部材121に回転可能に保持されている可動筒状部材122を回転させることにより、上記ロッド部材123が該可動筒状部材122から突出あるいは没入することとなり、該第1の可動支柱120が伸縮することとなる。
また、上記ロッド部材123の先端には、ロッド支持部材123aが装着されており、該ロッド支持部材123aは、取り付けピン123cとピン支持部材123bとにより、ショット練習台のベース板21の裏面に固定された部品取付部材125に取り付けられている。つまり、該ロッド部材123は、上記第1の平面内で傾斜自在となるよう上記ショット練習台20に取り付けられている。
また、上記傾斜角調整機構100bは、上記支柱ブロック100aと上記ショット練習台20との間に接続された伸縮可能な第2の可動支柱130を含み、該第2の可動支柱130も上記第1の可動支柱120と同じ構造となっている。
つまり、該第2の可動支柱130は、上記部品取り付けブラケット113に取付けられた固定筒状部材131と、該固定筒状部材131内に回転可能に保持された可動筒状部材132と、該可動筒状部材133内に突出あるいは没入可能に挿入されたロッド部材133とを有している。該ロッド部133の先端は、該ショット練習台20に対して傾斜自在となるよう取り付けられている。また上記部品取り付けブラケット113は、該ブラケット113に取り付けられた第2の可動支柱が、上記固定支柱110の中心軸を含む、上記第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜自在になるよう、取り付け部品(図示せず)と取り付けピン(図示せず)とにより上記補強リブ102に接続されている。
また、上記第2の可動支柱130のロッド部材133は、その外周表面にネジ山を形成したものであり、該可動支柱130の内側筒状部材132は、その内周面にネジ山を形成したものであり、上記可動筒状部材132とこれに挿入されているロッド部材133とは螺合している。また、上記部品取り付けブラケット113には、取り付け部品130bによりモータ134が取り付けられており、該固定筒状部材131の下部には、該モータ134の回転軸134aが回転可能に連結されており、該回転軸134aの回転により上記可動筒状部材132が回転するようになっている。
つまり、該可動支柱130は、上記固定筒状部材131に回転可能に保持されている可動筒状部材132を回転させることにより、上記ロッド部材123が該可動筒状部材132から突出あるいは没入することとなり、該第2の可動支柱130が伸縮することとなる。
また、上記ロッド部材133の先端には、ロッド支持部材133aが装着されており、該ロッド支持部材133aは、上記第1の可動支柱120のものと同様、取り付けピン(図示せず)とピン支持部材(図示せず)とにより、ショット練習台のベース板21の裏面に固定された部品取付部材135に取り付けられている。つまり、該ロッド部材133は、上記第2の平面内で傾斜自在となるよう上記ショット練習台20に取り付けられている。
次に、上記ゴルフ練習機1の操作ボックス200について説明する。
図5は、上記操作ボックスの外観を示す斜視図である。
この操作ボックス200は、ショット練習台20の背後に配置されており、支持部材202により、ゴルフ練習機本体10の設置床面から所定の高さ位置に支持されている。なお、該支持部材202は、上記設置床面にアンカーボルトなどにより固定される固定板203に取り付けられている。
この操作ボックス200の前面には、ゴルフ練習機1を操作するための操作パネル210と、該ゴルフ練習機1の使用料金の投入部220とが取り付けられている。
また、上記操作パネル210には、残り時間を表示する使用時間表示画面223が設けられ、さらに、ショット練習台20の傾斜角を調整する4つの操作ボタン211a、211b、212a、および212bが取り付けられている。
ここで、上記操作ボタン211aおよび211bは、ショット練習台20の前後の傾斜を調整するもので、操作ボタン211aの押圧操作によりショット練習台20が前上がりとなり、該操作ボタン211bの押圧操作によりショット練習台20が後上がりとなるようになっている。さらに、上記操作ボタン212aおよび212bは、ショット練習台20の左右の傾斜を調整するもので、該操作ボタン212aの押圧操作によりショット練習台20が左上がりとなり、操作ボタン212bの押圧操作によりショット練習台20が右上がりとなるようになっている。
また、上記操作ボタン211aおよび211bは対向するよう縦方向に沿って配置され、該操作パネル210には、この操作ボタンの配列に沿って、上記ショット練習台20の傾斜角を表示する前後傾斜角表示部210aが設けられている。この前後傾斜角表示部210aには、水平(0度)を示す位置、前上がり傾斜角として5度、10度、15度を示す位置、さらに後上がり傾斜角として5度、10度、15度を示す位置に、それぞれ発光ダイオードなどの表示ランプが取り付けられており、その発光により、ショット練習台20の傾斜角を示すようになっている。
上記操作ボタン212aおよび212bは、対向するよう横方向に沿って配置され、該操作パネル210には、この操作ボタンの配列に沿って、上記ショット練習台20の傾斜角を表示する左右傾斜角表示部210bが設けられている。この前後傾斜角表示部210bには、水平(0度)を示す位置、左上がり傾斜角としての5度、10度、15度を示す位置、かつ、右上がり傾斜角としての5度、10度、15度を示す位置に、それぞれ発光ダイオードなどの表示ランプが取り付けられており、その発光により、現在の傾斜角を示すようになっている。
また、上記使用料金の投入部220は、硬貨投入口221、硬貨返却レバー222、および硬貨返却口223を有しており、該硬貨投入口221に硬貨を投入した後、一定時間が経過するまでに硬貨返却レバー222を操作したときは、投入硬貨が返却され、一定時間が経過した後は、このゴルフ練習機1が使用可能な状態となるようになっている。
図6は、該操作ボックス200内に搭載された回路構成を示すブロック図である。
該操作ボックス200は、第1および第2の電源250aおよび250bと、コインセレクタ251と、操作パネルからの操作信号に基づいてゴルフ練習機の動作を制御する制御部260と、上記使用時間表示部223に時間を表示する時間表示部261とを内臓している。
ここで、上記第1の電源250aは、一般家庭用のAC100電源から電力を受け、その電圧をLSIなどの電子回路に適した電圧に変圧して制御部260および操作パネルの回路部270にその動作電源を供給するものである。また、上記第2の電源250bは、AC100電源から電力を受け、その電圧を上記コインセレクタ251や上記モータ124および134の動作に適した電圧に変換するものである。
また、上記コインセレクタ251は、投入された硬貨の種類を選別して、投入された金額を算出し、算出された金額情報を上記制御部260に出力するものである。さらに、上記操作パネル部270は、上記操作ボタン112a、112b、122a、122bに対応するスイッチ271a、271b、272a、272bを有している。そして、ここでは、これらの操作スイッチは、対応する操作ボタンの押圧により接点がつながるものであり、1回押圧操作する度に、上記制御部260に5度だけ傾ける傾斜指令信号を出力する構成となっている。従って、操作ボタン112aの2回押圧し、操作ボタン122aを1回押圧すると、ショット練習台20は前後方向には前上がり10度の傾斜角となり、左右方向には左上がり5度の傾斜角となり、ショット練習台の傾斜面として、前方がやや急な上がり傾斜となり、さらに左が若干上がった傾斜面を設定することができる。
さらに、上記制御部260は、該操作パネル270からの操作信号に基づいて、前後傾斜調整用モータ124および左右傾斜調整用モータ134をそれぞれ駆動するACモータドライバ124aおよび134aを制御し、さらに空気吸引装置140の起動および停止を制御するものである。なお、ここで、前後傾斜調整用モータ124、左右傾斜調整用モータ134、ACモータドライバ124aおよび134aは、このゴルフ練習機1のショット練習台20を傾斜させる駆動機構150を構成している。
なお、制御部260の設定スイッチ260は、投入金額に対する利用時間などを設定するものであり、またCPU260bは、操作パネルからのボタン操作信号に基づいて、ショット練習台が指定された傾斜角となるよう、モータ124や134の駆動信号を上記各モータドライバ124aおよび134aに出力するといった制御を行うものである。
次に動作について説明する。
本実施形態のゴルフ練習機でショット練習を行う場合、利用者は、例えば、多数の練習用ゴルフボールを打席領域23のボール収容領域24内に入れておき、操作ボックス200の貨幣投入口221に貨幣を投入する。その後、数秒程度の時間が経過した後、該ゴルフ練習機1は、ショット練習台の角度調整可能な動作状態となる。この状態では、CPU41は、空気吸引装置140を始動して、打席領域のフェアウエイ用マットの空気吸入孔25cから空気の吸入が行われている状態とする。
そして、利用者は、操作ボックスの操作ボタン211a、211b、212a、212bにより、ショット練習台20が希望の方向にかつ希望の角度で傾斜するよう、ゴルフ練習機1を操作する。この状態で、利用者が、ゴルフボールを、フェアウエイ用マットの空気吸入孔25c上に配置すると、該ゴルフゴールは、該空気吸入孔25cに吸入される空気流によりこの部分に吸着保持される。
この様態では、傾斜したショット練習台のフェアウエイ用マットの空気吸入孔25c上にゴルフボールが保持された状態となっており、斜面でのショット練習を行うことができる。
また、ショット練習台の傾斜方向や傾斜角度を変更したいときは、さらに上記操作ボタンを操作することで、ショット練習台を傾斜角および傾斜方向を変えることができる。
このように本実施形態のゴルフ練習機1では、ショット練習台20と、該ショット練習台20を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構100とを備え、該ショット練習台20を傾斜させたときに、該ゴルフボールがショット練習台のボール配置領域から動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するようにしたので、実際のゴルフコースの起伏を想定してショット練習台を自由に傾斜させることができ、しかも、傾斜させたショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができる。これにより、実際のゴルフコースでの様々な傾斜面を想定した斜面ショットの練習を行うことができる。
また、固定基板101上に固定された固定支柱110により上記ショット練習台20を第1の点で傾斜可能に支持し、該固定基板101に対して傾斜自在に取り付けられた伸縮自在な第1および第2の可動支柱120および130により、上記ショット練習台20を第2および第3の点で支持するようにしたので、第1および第2の可動支柱を伸縮させることにより、上記ショット練習台をいずれの方向にもいずれの角度にも傾斜させることができる。
さらに、上記第1および第2の可動支柱120および130の一端をそれぞれ、前記固定支柱110の根元部分に回動可能に取り付けているので、上記固定支柱110、第1および第2の可動支柱120および130の一端側を一箇所に集めることができ、上記ショット練習台20を3点で支持する支持機構をコンパクトな構造とすることができる。
また、上記第1の可動支柱120を、上記固定支柱110の中心軸を含む第1の平面内で傾斜可能とし、上記第2の可動支持130を、上記固定支柱110の中心軸を含む、該第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜可能としたので、ショット練習台の前後の傾斜あるいは左右の傾斜を、上記第1および第2の可動支柱120および130のいずれかの伸縮により独立して作り出すことができる。
さらに、前記第1および第2の可動支柱120および130にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが該筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられているので、モータの回転量などを制御装置により制御することにより、簡単な操作で、ショット練習台を、所望の方向に所望の傾斜角になるよう自動的に傾斜させることができる。
また、前記ショット練習台20の、ボール配置領域および利用者の足場領域を含む打席領域23は、該ボール配置領域およびその周辺領域を該打席領域の他の部分より一段低くしたものとなっているので、ゴルフボールが該ボール配置領域およびその周辺領域から転がって外に出てしまうのを回避することができる。
また、前記ショット練習台20の打席領域23には、前記ボール配置領域および前記足場領域に加えて、該ゴルフボールを収容するボール収容領域24を設け、該ボール収容領域を、該ボール配置領域およびその周辺領域より一段低くしているので、ショット練習に用いるゴルフボールを、該打席領域の一部に、ボール配置領域や足場領域に転がってこないようにして確保しておくことができる。
また、前記ボール収容領域24の表面には平面格子形状の隆起部24aが形成されているので、上記ボール収容領域のゴルフボールが少なくなってきても、該ボール収容領域内でゴルフボールが転がることはなく、該ゴルフボールが弾みで該ボール収容領域から飛び出るのを防止できる。
また、前記ボール配置領域には人工芝マット25を配置し、該人工芝マット25の、前記利用者の足場領域Rpに近い領域を、ゴルフコースのファエウエイを想定したフェアウエイ用マット25aで構成し、その該足場領域から遠い領域を、ゴルフコースのラフを想定したラフ用マット25bで構成し、該フェアウエイ用マットに前記空気吸入孔を形成したので、実際のゴルフコースでの傾斜したラフ領域やフェアウエイ領域にゴルフボールがとまった状況をショット練習台上で実現でき、ラフやフェアウエイを想定した傾斜ショットの練習をすることもできる。
(実施形態2)
図7は本発明の実施形態2によるゴルフ練習機の説明図であり、そのゴルフ練習機本体を裏面側から見た斜視図である。
この実施形態2のゴルフ練習機は、上述した実施形態1のゴルフ練習機1における、ショット練習台20を3点支持するゴルフ練習機本体10に代えて、該ゴルフ練習台20を4点支持するゴルフ練習機本体10aを備えたものである。
すなわち、この実施形態2のゴルフ練習機本体10aは、上記実施形態1のゴルフ練習機本体10における1つの固定支柱110と2つの可動支柱120,130に加えて、該両可動支柱間に位置する補助可動支柱143を備えたものであり、この補助可動支柱143は、該ショット練習台20が停止している状態でのみこれを支持するものである。
以下、詳述すると、この実施形態2のゴルフ練習機本体10aは、実施形態1のものと同様、ゴルフ練習機の設置床面に取り付けられ、上記ショット練習台20を1点で傾斜自在に支持する支持ブロック100aと、該ショット練習台20を2点で支持し、その傾斜角および傾斜方向を調整する傾斜角整用機構100b(図2および図3参照)とを有している。
ここで、上記支持ブロック100aおよび傾斜角整用機構100bは実施形態1におけるものと同様のものであり、該支持ブロック100aは、上記固定基板101、固定支柱110、および補強リブ102からなり、また、上記傾斜角整用機構100bは第1および第2の可動支柱120および130を有するものである。
ただし、この実施形態2では、上記第1および第2の可動支柱120および130の間に上記補助可動支柱143を配置しているため、上記第2の可動支柱120を駆動するモータ134は、上記補助可動支柱143と干渉しないよう取り付け位置を、実施形態1の傾斜角整用機構100bにおける取り付け位置から変更している。また、この実施形態2では、上記第1および第2の可動支柱120、130は、それぞれショット練習台20を、利用者の足場領域Rpに対応する位置で支持するように構成されている。
具体的には、上記各可動支柱120および130の各ロッド部123および133の先端はそれぞれ、上記ショット練習台20のショット練習を行う利用者の体重のかかる両足の位置で該ショット練習台20を支持するようその裏面側に取り付けられている。
そして、この実施形態2では、上記補助可動支柱143はロッド部材からなり、その先端は、そのロッド支持部材143aにより、上記ショット練習台20の裏面に取り付けられた部品取付部材145に傾斜可能に接続されており、その接続点と該固定支柱110の中心軸とを含む第3の平面内で傾斜自在となっている。
また、この実施形態2では、上記第1および第2の可動支柱120および130の間に位置する補強リブ102の上面には部品固定部材141が取り付けられている。この部品固定部材141には部品固定板140aが固定されており、該部品固定板140aの両端側には、対向する一対の部品保持片140bが取り付けられている。また、この一対の部品保持片140の間には、上記補助可動支柱143を構成するロッド部材をスライド可能に保持するスライド保持部材142が、上記第3の平面と直交する軸を中心として回転可能に保持されている。このスライド保持部材142には部品挿入穴が形成されており、上記補助可動支柱143を構成するロッド部材はこの部品挿入穴にスライド可能に挿入されてスライド保持部材142により保持されている。
そして、このスライド保持部材142は、その部品挿入穴で上記補助可動支柱143のロッド部材がスライドするのを止めるブレーキ機構を内蔵している。このブレーキ機構は、電磁石などにより作動するもので、上記操作ボックス200からの制御信号により制御されるよう構成されている。
また、この実施形態2では、上記操作ボックス200内に搭載されている制御部260は、上記第1および第2の可動支柱を駆動するモータの駆動時には、上記スライド保持部材142のブレーキ機構が緩められ、該モータの停止時には該ブレーキ機構が締められるように、該ブレーキ機構を制御する構成となっている。
このような構成の本実施形態2のゴルフ練習機では、上記実施形態1のゴルフ練習機における第1および第2の可動支柱に加えて、第3の可動支柱である補助可動支柱143と、該補助可動支柱143を可動状態と可動不可能な状態とで切り替えるブレーキ機構とを備え、上記ショット練習台20が停止している状態では、ブレーキ機構により該補助可動支柱143を止めて該ショット練習台20を支持し、該ショット練習台20の角度調整中は、該ブレーキ機構を緩めて該補助可動支柱143を可動状態にするので、上記実施形態1の効果に加えて、ゴルフ練習中にはショット練習台20をより安定に、しかも角度調整可能に支持することできる。これにより、ショット練習台上でのショット練習中にショット練習台のがたつきを抑制することができる。
また、上記制御部のプログラムにより、この補助可動支柱143とそのブレーキ機構とは、ショット練習台の緊急停止ブレーキとして用いることも可能である。
なお、上記各実施形態では、ゴルフ練習機として、ショット練習台を傾斜可能に支持するものを示したが、ゴルフ練習機は、ショット練習台の傾斜角が固定のものであってもよい。
この場合も、一定の傾斜角のショット練習台に配置したゴルフボールが動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構を備えることにより、傾斜したショット練習台上でゴルフボールを確実に止めることができる。これにより、実際のゴルフコースの傾斜面でゴルフボールがとまった状態をゴルフ練習台上で作り出すことができ、傾斜面でのショット練習を行うことができる。
また、上記実施形態では、空気吸引装置として吸引ブロアー140を用いているが、これは真空ポンプであってもよく、上記空気流の発生可能なものであればどのようなものでもよい。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、ゴルフ練習機の分野において、傾斜したゴルフ練習台上にゴルフボールを転がらないように配置することができるゴルフボール保持機構、さらには、ゴルフ練習台を任意の方向に任意の角度傾斜させて、様々な斜面でのショット練習を行うことができるゴルフ練習機を提供することができる。
図1は本発明の実施形態1によるゴルフ練習機を示す斜視図である。 図2(a)は該ゴルフ練習機の側面図、図2(b)は図1のII−II線部分の断面図である。 図3は、上記ゴルフ練習機におけるショット練習台の支持機構100を拡大して示す斜視図である。 図4(a)は、上記支持機構100を構成する固定支柱110とショット練習台20との接続部分の構造を示す図であり、図4(b)は、上記支持機構の傾斜角調整機構100bにおける第1の可動支柱の構成を説明する図である。 図5は、上記ゴルフ練習装置の操作ボックスを説明する斜視図である。 図6は、上記操作ボックス内に搭載された回路構成を説明するブロック図である。 図7は本発明の実施形態2によるゴルフ練習機の説明図であり、そのゴルフ練習機本体をその裏面側から見た斜視図である。
符号の説明
1 ゴルフ練習機
10,10a ゴルフ練習機本体
20 ショット練習台
21 ベース板
23 打席領域
25 人工芝マット
25d 空気吸引孔
26 リング状ゴム部材
100 練習台支持機構
100b 角度調整機構
110 固定支柱
120 第1の可動支柱
124、134 モータ
130 第2の可動支柱
140 空気吸引装置
200 操作ボックス

Claims (18)

  1. 傾斜したショット練習台を有するゴルフ練習機に含まれ、該傾斜したゴルフ練習台上でゴルフボールを保持するゴルフボール保持機構であって、
    該傾斜したショット練習台の表面に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、
    該空気吸入孔上に配置されたゴルフボールが、該空気吸入孔に吸入される空気流により吸着されるよう、該空気吸入孔を通しての空気の吸引を行う空気吸引装置と
    を有するゴルフボール保持機構。
  2. ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、
    該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有し、水平面に対して傾斜したショット練習台と、
    該ボール配置領域に配置したゴルフボールが動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構と
    を備えたゴルフ練習機。
  3. 請求項2に記載のゴルフ練習機において、
    前記ボール吸着機構は、
    前記ショット練習台のボール配置領域に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、
    空気を吸引する空気吸引装置と、
    該空気吸引装置の空気吸引口と該空気吸入孔との間に接続されたチューブ部材とを有するゴルフ練習機。
  4. ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、
    該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有するショット練習台と、
    該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構と、
    該ショット練習台を傾斜させたときに、該ゴルフボールが該ボール配置領域の所定位置から動かないよう、該ゴルフボールを空気流により吸着するボール吸着機構と
    を備えたゴルフ練習機。
  5. 請求項4に記載のゴルフ練習機において、
    前記ボール吸着機構は、
    前記ショット練習台のボール配置領域に、空気の吸い込みが行われるよう形成された空気吸入孔と、
    該空気吸入孔上に配置されたゴルフボールが、該空気吸入孔に吸入される空気流により吸着されるよう、該空気吸入孔を通しての空気の吸引を行う空気吸引装置とを有するゴルフ練習機。
  6. 請求項4に記載のゴルフ練習機において、
    前記練習台支持機構は、
    設置床面に固定される固定基板と、
    該固定基板上に固定され、前記ショット練習台を第1の点で傾斜自在に支持する固定支柱と、
    該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、
    該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱とを有し、
    該ショット練習台を3点で支持するものであるゴルフ練習機。
  7. 請求項4に記載のゴルフ練習機において、
    前記練習台支持機構は、
    設置床面に固定される固定基板と、
    該固定基板上に固定され、前記ショット練習台を第1の点で傾斜自在に支持する固定支柱と、
    該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、
    該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱と、
    該固定基板に対して傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第4の点で支持する伸縮自在な第3の可動支柱とを有し、
    該ショット練習台を4点で支持するものであるゴルフ練習機。
  8. 請求項7に記載のゴルフ練習機において、
    該第3の可動支柱を可動状態と可動不可能な状態とで切り替えるブレーキ機構とを備え、
    前記ショット練習台の角度調整中は該ブレーキ機構を緩め、前記ショット練習台の角度調整中は該ブレーキ機構を締めるゴルフ練習機。
  9. 請求項4に記載のゴルフ練習機において、
    該練習台支持機構は、
    前記第1および第2の可動支柱の一端をそれぞれ、前記固定支柱の根元部分に回動可能に取り付けたものであるゴルフ練習機。
  10. 請求項4に記載のゴルフ練習機において、
    前記第1の可動支柱は、
    筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が前記固定支柱の中心軸を含む第1の平面内で傾斜自在となるよう、該固定部材に対して接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第1の平面内で傾斜自在となるよう前記ショット練習台に接続したものであり、
    前記第2の可動支柱は、
    筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が該固定支柱の中心軸を含む、該第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜自在となるよう、該固定部材に対して接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第2の平面内で傾斜自在となるよう該ショット練習台に接続したものであるゴルフ練習機。
  11. 請求項10に記載のゴルフ練習機において、
    前記第1および第2の可動支柱にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが前記筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられているゴルフ練習機。
  12. 請求項11に記載のゴルフ練習機において、
    前記ショット練習台は、金属製基板と、該金属製基板上に取り付けられたゴム製シート部材とを有し、
    該ショット練習台の、前記ボール配置領域および前記足場領域を含む打席領域は、該ボール配置領域およびその周辺領域を該打席領域の他の部分より一段低くしたものであるゴルフ練習機。
  13. 請求項12に記載のゴルフ練習機において、
    前記ショット練習台の打席領域は、前記ボール配置領域の、前記ゴルフボールのショット方向とは反対側に位置し、該ゴルフボールを収容するボール収容領域を有し、該ボール収容領域は、該ボール配置領域およびその周辺領域より一段低くなっているゴルフ練習機。
  14. 請求項13に記載のゴルフ練習機において、
    前記ボール収容領域の表面には平面格子形状の隆起部が形成されているゴルフ練習機。
  15. 請求項13に記載のゴルフ練習機において、
    前記ボール配置領域には人工芝マットが配置されており、
    該人工芝マットは、前記足場領域に近い領域を、ゴルフコースのファエウエイを想定したフェアウエイ用マットで構成し、該足場領域から遠い領域を、ゴルフコースのラフを想定したラフ用マットで構成し、
    該フェアウエイ用マットに前記空気吸入孔を形成したものであるゴルフ練習機。
  16. ゴルフボールのショット練習を行うためのゴルフ練習機であって、
    該ゴルフボールを置くボール配置領域と、利用者がショット練習時に立つ足場領域とを有するショット練習台と、
    該ショット練習台を水平面に対して傾斜自在に支持する練習台支持機構とを備え、
    該練習台支持機構は、
    設置床面に固定される固定基板上に取り付けられ、該ショット練習台を第1の点で傾斜可能に支持する固定支柱と、
    該固定支柱の根元部分に傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第2の点で支持する伸縮自在な第1の可動支柱と、
    該固定支柱の根元部分に傾斜自在に取り付けられ、該ショット練習台を第3の点で支持する伸縮自在な第2の可動支柱とを有し、
    該ショット練習台を3点で支持するものであるゴルフ練習機。
  17. 請求項16に記載のゴルフ練習機において、
    前記第1の可動支柱は、
    筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が前記固定支柱の中心軸を含む第1の平面内で傾斜自在となるよう、該固定支柱に接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第1の平面内で傾斜自在となるよう前記ショット練習台に接続したものであり、
    前記第2の可動支柱は、
    筒状部材と、該筒状部材にその一端側開口から突出するよう、該筒状部材内でスライド自在に挿入されたロッド部材とを有し、該筒状部材の他端を、該筒状部材が該固定支柱の中心軸を含む、前記第1の平面と直交する第2の平面内で傾斜自在となるよう、該固定支柱に接続し、該ロッド部材の先端を、該ロッド部材が該第2の平面内で傾斜自在となるよう該ショット練習台に接続したものであるゴルフ練習機。
  18. 請求項17に記載のゴルフ練習機において、
    前記第1および第2の可動支柱にはそれぞれ、前記ロッド部材をこれが前記筒状部材から出没するよう駆動するモータが取り付けられているゴルフ練習機。
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