JP2010154369A - 無線通信システム、無線基地局および閾値設定方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局および閾値設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信チャネルを無線端末に複数割り当て可能であり、且つキャリアセンスを利用してチャネル割り当てを行う場合において、各無線基地局における通信容量や通信品質を保証し、無線基地局間の公平性を担保する。
【解決手段】本発明に係る無線通信システムは、キャリアセンスにおけるチャネル割当閾値を通信チャネルそれぞれについて設定する閾値設定部122Aと、チャネル割当閾値を通信チャネルそれぞれについて設定する閾値設定部122Bとを備える。閾値設定部122Aは、無線基地局1Aに固有の値を基に通信チャネル毎に発生させた第1乱数を用いて、第1チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定する。閾値設定部122Bは、無線基地局1Bに固有の値を基に通信チャネル毎に発生させた第2乱数を用いて、第2チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の通信チャネルの中から被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い通信チャネルを無線端末に少なくとも1つ割り当てる無線通信システム、無線基地局および閾値設定方法に関する。
従来、自律分散型のチャネル割り当てを行う無線基地局では、キャリアセンスと呼ばれる空きチャネル判定が行われている。具体的には、無線基地局は、複数の通信チャネルにおける被干渉レベルを測定し、測定した被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い低干渉通信チャネルを空きチャネルと判定する。このような無線通信システムにおいて無線基地局は、キャリアセンスを利用して低干渉通信チャネルを無線端末に割り当てる。なお、キャリアセンスに用いられるチャネル割当閾値は、各無線基地局および各通信チャネルにおいて同一の値に設定されることが一般的である。
また、有限な周波数資源を有効に活用するために、直交周波数分割多元接続(OFDMA)などのマルチキャリア無線通信方式を採用する広帯域無線通信システムが近年注目されている(例えば、特許文献1参照)。マルチキャリア無線通信方式では、サブチャネルと呼ばれる通信チャネルを1つの無線端末に複数割り当てることが可能である。無線基地局および無線端末は、無線通信に用いる通信チャネル数が多いほど、当該無線通信における通信容量を増加させることができる。
特開2003−169036号公報
上記OFDMA方式を用いたマルチキャリア無線通信方式では、1つの無線端末が通信に用いる周波数帯域が広いため、1つの無線端末に対し、キャリアセンスを利用して無線基地局がチャネル割り当てを行う場合において、多くの通信チャネルが無線端末に割り当てられる可能性がある。この場合、次のような問題が生じる。
具体的には、第1無線基地局が自局配下の第1無線端末に多くの通信チャネルを割り当てていると、第1無線基地局の周辺に位置する第2無線基地局においては、キャリアセンスにより空きチャネルと判定される通信チャネルの数が少なくなり、自局配下の第2無線端末に割り当て可能な通信チャネルが少なくなる。このため、第2無線基地局における通信容量や通信品質が保証されず、第1無線基地局と第2無線基地局との間の公平性が確保されない問題があった。
そこで、本発明は、通信チャネルを無線端末に複数割り当て可能であり、且つキャリアセンスを利用してチャネル割り当てを行う場合において、各無線基地局における通信容量や通信品質を保証し、無線基地局間の公平性を担保できる無線通信システム、無線基地局および閾値設定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、第1無線端末(例えば無線端末2A)に対し、所定周波数帯域内にある複数の通信チャネルのうちの被干渉レベルが閾値よりも低い第1低干渉通信チャネルを割り当てる第1無線基地局(無線基地局1A)と、第2無線端末に対し、前記所定周波数帯域内にある複数の通信チャネルにおける被干渉レベルのうちの被干渉レベルが前記閾値よりも低い第2低干渉通信チャネルを割り当てる第2無線基地局(無線基地局1B)とを備える無線通信システム(無線通信システム10)であって、前記第1低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第1チャネル割当閾値と、前記第2低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第2チャネル割当閾値とは、異なることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1チャネル割当閾値を設定する第1閾値設定部(閾値設定部122A)と、前記第2チャネル割当閾値を設定する第2閾値設定部(閾値設定部122B)とを備え、前記第1閾値設定部は、前記第1無線基地局に固有の値を基に発生させた第1乱数を用いて、前記チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定し、前記第2閾値設定部は、前記第2無線基地局に固有の値を基に発生させた第2乱数を用いて、前記チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定することを要旨とする。
このような無線通信システムによれば、第1閾値設定部が第1チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定することにより、割り当て優先順位の高い通信チャネルと、割り当て優先順位の低い通信チャネルとが定義される。
同様に、第2閾値設定部が第2チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定することにより、割り当て優先順位の高い通信チャネルと、割り当て優先順位の低い通信チャネルとが定義される。
さらに、第1閾値設定部は、第1無線基地局に固有の値を基に通信チャネル毎に発生させた第1乱数を使用し、第2閾値設定部は、第2無線基地局に固有の値を基に通信チャネル毎に発生させた第2乱数を使用するため、第1無線基地局および第2無線基地局において異なる優先順位付けがなされる。
このため、割り当て優先順位の高い通信チャネルが割り当て優先順位の低い通信チャネルと干渉する可能性を低減できるとともに、割り当て優先順位の高い通信チャネルが割り当て優先順位の低い通信チャネルと干渉する可能性を低減できる。したがって、各無線基地局において、他の無線基地局よりも優先して割り当て可能な通信チャネルが確保されるため、各無線基地局における通信容量や通信品質を保証し、無線基地局間の公平性を担保できる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記第1閾値設定部は、前記通信チャネル毎に発生させた前記第1乱数と、前記第1チャネル割当閾値間の差分を調整するための所定係数(係数α)とを乗算し、前記第1乱数と前記所定係数との乗算結果と、前記チャネル割当閾値の基準となる基準値とを加算した結果を、前記通信チャネルに対応する前記第1チャネル割当閾値として設定し、前記第2閾値設定部は、前記通信チャネル毎に発生させた前記第2乱数と、前記所定係数とを乗算し、前記第2乱数と前記所定係数との乗算結果と、前記基準値とを加算した結果を、前記通信チャネルに対応する前記第2チャネル割当閾値として設定することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2または第3の特徴に係り、前記第1閾値設定部は、前記第1無線基地局に設けられ、前記第2閾値設定部は、前記第2無線基地局に設けられることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第2または第3の特徴に係り、前記第1無線基地局および前記第2無線基地局を管理するサーバ装置(サーバ4)をさらに備え、前記第1閾値設定部および前記第2閾値設定部は、前記サーバ装置に設けられることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1〜第5の何れかの特徴に係り、前記通信チャネルは、直交周波数分割多元接続方式および時分割多元接続方式に従って構成されることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記第1閾値設定部は、前記第1無線基地局に固有の値に加え、前記直交周波数分割多元接続方式に応じたサブチャネル番号と、前記時分割多元接続方式に応じた時間スロット番号とを基に前記通信チャネル毎に発生させた前記第1乱数を用いて、前記第1チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定し、前記第2閾値設定部は、前記第2無線基地局に固有の値に加え、前記サブチャネル番号と前記時間スロット番号とを基に前記通信チャネル毎に発生させた前記第2乱数を用いて、前記第2チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、複数の通信チャネルにおける被干渉レベルを測定し、測定した被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い低干渉通信チャネルを無線端末(例えば無線端末2A)に対し少なくとも1つ割り当てる無線基地局(無線基地局1A)であって、前記チャネル割当閾値を前記通信チャネルそれぞれについて設定する閾値設定部(閾値設定部122A)を備え、前記閾値設定部は、前記無線基地局に固有の値を基に前記通信チャネル毎に発生させた乱数を用いて、前記チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、第1無線基地局が第1無線端末に対し、所定周波数帯域内にある複数の通信チャネルのうちの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い第1低干渉通信チャネルを割り当てるステップと、第2無線基地局が第2無線端末に対し、前記所定周波数帯域内にある複数の前記通信チャネルのうちの被干渉レベルが前記チャネル割当閾値よりも低い第2低干渉通信チャネルを割り当てるステップとを含み、前記チャネル割当閾値を設定する閾値設定方法であって、前記第1低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第1チャネル割当閾値と、前記第2低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第2チャネル割当閾値とは、異なることを要旨とする。
本発明によれば、通信チャネルを無線端末に複数割り当て可能であり、且つキャリアセンスを利用してチャネル割り当てを行う場合において、各無線基地局における通信容量や通信品質を保証し、無線基地局間の公平性を担保できる無線通信システム、無線基地局および閾値設定方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの全体概略構成、(2)無線基地局の構成、(3)無線基地局の概略動作、(4)無線基地局の詳細動作、(5)作用・効果、(6)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。
本実施形態では、無線通信システム10が次世代PHS(Personal Handyphone System)に基づく構成を有しているものとする。無線通信システム10には、多重化方式として直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式と時分割多重接続(TDMA)方式とが採用され、複信方式として時分割複信(TDD)方式が採用されている。
図1の例では、無線通信システム10は、無線基地局1A、無線基地局1B、無線端末2A、無線端末2Bおよび無線端末2Cを有する。
無線基地局1Aは、自局のセル(マイクロセル)3A内に位置する無線端末2Aからの割り当て要求に応じて無線端末2Aに通信チャネルを割り当て、割り当てた通信チャネルを用いて無線端末2Aと無線通信を実行する。同様にして、無線基地局1Aは、無線端末2Cに通信チャネルを割り当て、割り当てた通信チャネルを用いて無線端末2Cと無線通信を実行する。
無線基地局1Bは、自局のセル(マイクロセル)3B内に位置する無線端末2Bに通信チャネルを割り当て、割り当てた通信チャネルを用いて無線端末2Bと無線通信を実行する。
無線基地局1Aは、無線端末2Aおよび無線端末2Cそれぞれに、複数の通信チャネルを割り当て、割り当てた通信チャネルを動的に変更できる。無線基地局1Bは、無線端末2Bに複数の通信チャネルを割り当て、割り当てた通信チャネルを動的に変更できる。
無線通信システム10では、OFDMA方式に従って、無線通信システム10における全周波数帯域がa個のサブチャネルに周波数分割され、TDMA方式に従って、無線通信システム10の1フレーム期間における上り下りそれぞれがb個の時間スロットに時間分割されている。
これにより、上り下りそれぞれにおいて、a×b個の通信チャネルが構成される。このようにして構成された各通信チャネルは、1つの時間スロットと1つのサブチャネルとを用いて構成され、次世代PHSでは物理リソースユニット(PRU)と呼ばれる。
無線基地局1Aおよび無線基地局1Bは、自律分散型のチャネル割り当てを行う。すなわち、無線基地局1Aは、無線基地局1Bが送受信する無線信号を検出し、無線基地局1Bが割り当て中の通信チャネルを判定し、無線基地局1Bが未割り当てである通信チャネルを無線端末2Aまたは無線端末2Cに割り当てる。同様に、無線基地局1Bは、無線基地局1Aが送受信する無線信号を検出し、無線基地局1Aが割り当て中の通信チャネルを判定し、無線基地局1Aが未割り当てである通信チャネルを無線端末2Bに割り当てる。このような処理は、上述したようにキャリアセンスと呼ばれ、無線基地局1Aおよび無線基地局1B間の干渉が自律的に回避される。
無線基地局1Aは、a×b個の通信チャネルのうち干渉源(例えば無線基地局1Bおよび無線端末2B)からの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い通信チャネルを無線端末2Aに割り当てる。すなわち、本実施形態において無線基地局1Aは、複数の通信チャネルにおける被干渉レベルを測定し、測定した被干渉レベルが第1チャネル割当閾値よりも低い第1低干渉通信チャネルを第1無線端末(無線端末2Aまたは無線端末2C)に少なくとも1つ割り当てる第1無線基地局を構成する。
また、無線基地局1Bは、a×b個の通信チャネルのうち干渉源(例えば無線基地局1A、無線端末2Aおよび無線端末2C)からの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い通信チャネルを無線端末2Aに割り当てる。本実施形態において無線基地局1Bは、複数の通信チャネルにおける被干渉レベルを測定し、測定した被干渉レベルが第2チャネル割当閾値よりも低い第2低干渉通信チャネルを第2無線端末(無線端末2B)に少なくとも1つ割り当てる第2無線基地局を構成する。ここで複数の通信チャネルは、所定の周波数帯域を有する(図3および図4参照)。
具体的には、無線基地局1Bは、あるサブチャネルおよび時間スロットによって指定される通信チャネルにおけるキャリアセンス結果がチャネル割当閾値以下である場合には、その通信チャネルを無線端末2Bに割り当て、割り当てた通信チャネルを用いて音声通信またはデータ通信を行う。
その後、無線基地局1Bは、他の無線端末が通信を行う際にもキャリアセンスを行うが、無線基地局1Aが割り当て中の通信チャネルにおけるキャリアセンス結果はチャネル割当閾値を超えてしまう。このため、無線基地局1Bは、他のサブチャネルおよび時間スロットによって指定される通信チャネルのうちキャリアセンス結果がチャネル割当閾値以下となるものを割当てる。
特に、広帯域無線通信システムにおいては1つの無線端末当たりの使用可能周波数帯域が非常に広いため、無線基地局1Aが指定する通信チャネルと無線基地局1Bが指定する通信チャネルとが衝突し合う可能性が非常に高くなる。無線基地局1Aが周波数帯域および通信時間帯を占有すると、無線基地局1Bは通信不可能となる。また、無線基地局1Bが周波数帯域および通信時間帯を占有すると、無線基地局1Aは通信不可能となる。
本実施形態では、無線基地局1Aおよび無線基地局1Bそれぞれについてチャネル割当閾値を最適に設定することにより、各無線基地局/無線端末における通信容量の下限値の保証、各無線基地局/無線端末におけるQoSの保証、各無線基地局/無線端末間におけるフェアネスの保証を実現する。
(2)無線基地局の構成
次に、(2.1)無線基地局1Aの構成、(2.2)無線基地局1Bの構成について説明する。
(2.1)無線基地局1Aの構成
図2(a)は、無線基地局1Aの構成を示す機能ブロック図である。図2(a)に示すように、無線基地局1Aは、アンテナ部101A、無線通信部110A、制御部120A、有線通信部130Aおよび記憶部140Aを有する。
無線通信部110Aは、アンテナ部101Aを介して、無線信号を無線端末2Aまたは無線端末2Cと送受信する。なお、アンテナ部101Aは、複数のアンテナを用いて構成されるアダプティブアレイアンテナであってもよい。制御部120Aは、例えばCPUによって構成され、無線基地局1Aが具備する各種機能を制御する。記憶部140Aは、例えばメモリによって構成され、無線基地局1Aにおける制御などに用いられる各種情報を記憶する。有線通信部130Aは、有線通信網とのインタフェースとして機能する。
無線通信部110Aは、無線信号送信部111A、無線信号受信部112A、信号処理部113Aおよび干渉レベル測定部114Aを有する。
信号処理部113Aは、無線端末2Aまたは無線端末2Cに送信するデータを符号化し、符号化したデータを変調する。信号処理部113Aは、変調されたデータをシリアル/パラレル変換および逆高速フーリエ変換(IFFT)する。このようにして生成されたOFDM信号は、無線信号送信部111Aに入力される。無線信号送信部111Aは、パワーアンプおよびアップコンバータなどを含み、入力されたOFDM信号を無線信号に変換して、無線端末2Aまたは無線端末2Cに送信する。
無線信号受信部112Aは、ローノイズアンプおよびダウンコンバータなどを含み、無線端末2Aから受信した無線信号をOFDM信号に変換して信号処理部113Aに入力する。信号処理部113Aは、OFDM信号を高速フーリエ変換(FFT)およびパラレル/シリアル変換した後、復調および復号を行う。
干渉レベル測定部114Aは、干渉源(例えば無線基地局1Bおよび無線端末2B)から受信する無線信号の受信電力を被干渉レベルとして測定する。具体的には、干渉レベル測定部114Aは、a×b個の通信チャネルそれぞれについて被干渉レベルを測定する。
制御部120Aは、情報取得部121A、閾値設定部122Aおよびチャネル割当部123Aを有する。
情報取得部121Aは、第1チャネル割当閾値の設定に用いられる各種の情報を記憶部140Aから取得する。本実施形態では、情報取得部121Aは、無線基地局1Aに固有の値と、サブチャネルを識別するサブチャネル番号と、時間スロットを識別する時間スロット番号とを取得する。ここで、無線基地局1Aに固有の値とは、無線基地局1Aを識別する基地局識別子(BSID)、または無線基地局1Aの製造番号などが使用できる。以下では、無線基地局1Aに固有の値として、BSIDを用いる一例について説明する。
閾値設定部122Aは、情報取得部121Aによって取得された情報に基づいて第1チャネル割当閾値をa×b個の通信チャネルそれぞれについて設定する第1閾値設定部を構成する。閾値設定部122Aは、BSIDを基に通信チャネル毎に乱数(以下、第1乱数)を発生させ、第1チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定する。
例えば、閾値設定部122Aは、BSID/サブチャネル番号/スロット番号をランダム符号(PN符号)の初期値として利用し、各BSID/サブチャネル番号/スロット番号で個別の第1チャネル割当閾値を得る。第1チャネル割当閾値を設定する方法の詳細については後述する。閾値設定部122Aによって設定された第1チャネル割当閾値は、記憶部140Aに記憶される。なお、第1チャネル割当閾値の設定は、例えば無線基地局1Aの設置時に実行される。
チャネル割当部123Aは、無線端末2Aまたは無線端末2Cに通信チャネルを割り当てる機能と、割り当てた通信チャネルの情報(以下、割り当て情報)を管理する機能と、割り当てた通信チャネルを解放する機能とを有する。
チャネル割当部123Aは、干渉レベル測定部114Aによって通信チャネル毎に測定された被干渉レベルを第1チャネル割当閾値と比較し、被干渉レベルが第1チャネル割当閾値よりも低い第1低干渉通信チャネルを特定する。その際、チャネル割当部123Aは、通信チャネル毎に、対応する第1チャネル割当閾値を記憶部140Aから取得し、取得した第1チャネル割当閾値を被干渉レベルとの比較に用いる。そして、チャネル割当部123Aは、特定した第1低干渉通信チャネルを無線端末2Aまたは無線端末2Cに割り当てる。
(2.2)無線基地局1Bの構成
図2(b)は、無線基地局1Bの構成を示す機能ブロック図である。ここでは、無線基地局1Bと重複する説明については省略する。
無線基地局1Bは、アンテナ部101B、無線通信部110B、制御部120B、有線通信部130Bおよび記憶部140Bを有する。無線通信部110Bは、無線信号送信部111B、無線信号受信部112B、信号処理部113Bおよび干渉レベル測定部114Bを有する。制御部120Bは、情報取得部121B、閾値設定部122Bおよびチャネル割当部123Bを有する。
干渉レベル測定部114Bは、干渉源(例えば無線基地局1A、無線端末2Aおよび無線端末2C)から受信する無線信号の受信電力を被干渉レベルとして測定する。具体的には、干渉レベル測定部114Bは、a×b個の通信チャネルそれぞれについて被干渉レベルを測定する。
情報取得部121Bは、情報取得部121Bは、無線基地局1Bに固有の値(ここでは、BSID)と、サブチャネルを識別するサブチャネル番号と、時間スロットを識別する時間スロット番号とを取得する。
閾値設定部122Bは、情報取得部121Bによって取得された情報に基づいて第2チャネル割当閾値をa×b個の通信チャネルそれぞれについて設定する第2閾値設定部を構成する。閾値設定部122Bは、BSIDを基に通信チャネル毎に乱数(以下、第2乱数)を発生させ、第2チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定する。閾値設定部122Bによって設定された第2チャネル割当閾値は、記憶部140Bに記憶される。なお、第2チャネル割当閾値の設定は、例えば無線基地局1Bの設置時に実行される。
チャネル割当部123Bは、無線端末2Bに通信チャネルを割り当てる機能と、割り当てた通信チャネルの割り当て情報を管理する機能と、割り当てた通信チャネルを解放する機能とを有する。チャネル割当部123Bは、干渉レベル測定部114Bによって通信チャネル毎に測定された被干渉レベルを第2チャネル割当閾値と比較し、被干渉レベルが第2チャネル割当閾値よりも低い低干渉通信チャネルを特定する。その際、チャネル割当部123Bは、通信チャネル毎に、対応する第2チャネル割当閾値を記憶部140Bから取得し、取得した第2チャネル割当閾値を被干渉レベルとの比較に用いる。そして、チャネル割当部123Bは、特定した第2低干渉通信チャネルを無線端末2Bに割り当てる。
(3)無線基地局の概略動作
次に、図3および図4を用いて、無線基地局1Aおよび無線基地局1Bの概略動作について説明する。
図3は、本実施形態の比較例として、チャネル割当閾値が一定値に設定されている場合のチャネル割当閾値と被干渉レベルとの関係を示す図である。
図3の例では、無線基地局1Aの指定し得る通信チャネルおよび無線基地局1Bの指定し得る通信チャネルの全てに対してチャネル割当閾値が−80dBmに設定されており、無線基地局1Aが無線端末2Aおよび無線端末2Cに全ての通信チャネルを割り当てているものとする。すなわち、無線基地局1Aは、周波数帯域および通信時間帯を占有している。このような状況では、全ての通信チャネルにおいて被干渉レベルがチャネル割当閾値を超えているため、無線基地局1Bは、無線端末2Bに通信チャネルを割り当てることができない。
図4は、本実施形態に係る無線基地局1Aおよび無線基地局1Bにおいて、チャネル割当閾値が不均一に設定されている場合のチャネル割り当て状況を示す図である。なお、非割当中の通信チャネルを網掛けで表す。
図4の例では、最小−120dBm〜最大−45dBmの範囲内で、通信チャネル毎に異なる第1チャネル割当閾値が設定され、第2通信チャネル毎に異なるチャネル割当閾値が設定されている。また、第1チャネル割当閾値が高い通信チャネルと、第2チャネル割当閾値が高い通信チャネルとが割り当て中になっている。
例えば、サブチャネル番号1および時間スロット番号1の通信チャネルの第1チャネル割当閾値は−55dBmであり高いため、割り当て中になっている。一方、サブチャネル番号1および時間スロット番号1の通信チャネルの第2チャネル割当閾値は−105dBmであり低いため、非割り当て中になっている。
サブチャネル番号1および時間スロット番号2の通信チャネルの第1チャネル割当閾値は−100dBmであり低いため、非割り当て中になっている。一方、サブチャネル番号1および時間スロット番号2の通信チャネルの第2チャネル割当閾値は−50dBmであり高いため、割り当て中になっている。
このように、図4の例では、同一サブチャネル且つ同一時間スロットである通信チャネルおよび通信チャネルにおいて、一方の通信チャネルのチャネル割当閾値が高く設定され、他方の通信チャネルのチャネル割当閾値が低く設定されている。チャネル割当閾値が高いほど、被干渉レベルがチャネル割当閾値を下回る可能性が高くなるため、割り当て優先順位が高くなる。
つまり、各サブチャネル/時間スロット毎にチャネル割当閾値をランダムに設定し、且つ、そのランダム性を周辺基地局間で異なるように設定することにより、無線基地局毎に異なる優先順位が付与された通信チャネルが定義される。
その結果、各無線基地局では優先順位の高い通信チャネルから順に割り当てることとなり、逆に優先順位の低い通信チャネルは使用され難くなる。したがって、各無線基地局が周波数帯域および通信時間帯を占有する可能性を低減でき、無線基地局間で収容する無線端末数に偏りが発生する場合においても無線基地局間での通信チャネル配分は均等に近くなる。
(4)無線基地局の詳細動作
図5は、無線基地局1Aの詳細動作、具体的には、第1チャネル割当閾値の設定方法の詳細を示すフローチャートである。無線基地局1Bにおいても図5の処理フローが実行される。
ステップS1〜S6において、閾値設定対象となる1つの通信チャネルに対して第1チャネル割当閾値の設定が行われる。
まず、ステップS1において、情報取得部121Aは、無線基地局1AのBSID下位xビット、閾値設定対象の通信チャネルのサブチャネル番号、および時間スロット番号の各情報を取得する。
ステップS2において、閾値設定部122Aは、ステップS1において情報取得部121Aが取得した情報をランダム符号の初期値として設定する。なお、閾値設定部122Aには、ランダム符号を発生させる符号器(または演算アルゴリズム)が組み込まれている。
ステップS3において、閾値設定部122Aは、乱数(第1乱数)yビットを符号器から取り出し、デシマル(10進数)表示に変換する。
ステップS4において、閾値設定部122Aは、ステップS3においてデシマル表示に変換された第1乱数に係数αを乗算する。係数αは、各通信チャネルに割り振る第1チャネル割当閾値の差分を調整するために用いられる。係数αは、シミュレーションなどから経験的に決定される。図4の例では、係数αにより第1チャネル割当閾値の差分は5dBに設定されている。
ステップS5において、閾値設定部122Aは、ステップS4において得られた第1乱数と係数αとの乗算結果と、第1チャネル割当閾値の基準となる基準値とを加算する。
ステップS6において、閾値設定部122Aは、ステップS5において得られた加算結果を、閾値設定対象の通信チャネルの第1チャネル割当閾値に設定する。
ステップS7において、閾値設定部122Aは、全ての通信チャネルに対して第1チャネル割当閾値の設定が終了したか否かを判定する。第1チャネル割当閾値が設定されていない通信チャネルが存在する場合、ステップS1に処理が戻り、次の閾値設定対象の通信チャネルについての閾値設定処理が実行される。
(5)作用・効果
以上説明したように、無線通信システム10によれば、閾値設定部122Aが第1チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定することにより、割り当て優先順位の高い通信チャネルと、割り当て優先順位の低い通信チャネルとが定義される。同様に、閾値設定部122Bが第2チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定することにより、割り当て優先順位の高い通信チャネルと、割り当て優先順位の低い通信チャネルとが定義される。
さらに、閾値設定部122Aは、無線基地局1Aに固有の値を基に通信チャネル毎に発生させた第1乱数を使用し、閾値設定部122Bは、無線基地局1Bに固有の値を基に通信チャネル毎に発生させた第2乱数を使用するため、無線基地局1Aおよび無線基地局1Bにおいて異なる優先順位付けがなされる。
このため、割り当て優先順位の高い通信チャネルが、割り当て優先順位の低い通信チャネルと干渉する可能性を低減できるとともに、割り当て優先順位の高い通信チャネルが、割り当て優先順位の低い通信チャネルと干渉する可能性を低減できる。したがって、各無線基地局において、他の無線基地局よりも優先して割り当て可能な通信チャネルが確保されるため、各無線基地局における通信容量や通信品質を保証し、無線基地局間の公平性を担保できる。
本実施形態では、閾値設定部122Aは、通信チャネル毎に発生させた第1乱数と、チャネル割当閾値間の差分を調整するための係数αとを乗算し、第1乱数と係数αとの乗算結果と、チャネル割当閾値の基準となる基準値とを加算した結果を、第1通信チャネルに対応するチャネル割当閾値として設定する。係数αを用いることにより、チャネル割当閾値間の差分を調整でき、優先順位付けの度合いを決定できる。また、基準値を用いることにより、チャネル割当閾値を実用上適切な値に設定できる。
本実施形態では、閾値設定部122Aは、無線基地局1Aに固有の値と、サブチャネル番号と、時間スロット番号とを基に通信チャネル毎に発生させた第1乱数を用いて、第1チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定する。閾値設定部122Bは、無線基地局1Bに固有の値と、サブチャネル番号と、時間スロット番号とを基に通信チャネル毎に発生させた第2乱数を用いて、第2チャネル割当閾値を通信チャネル毎に設定する。サブチャネル番号と時間スロット番号とを乱数の発生に用いることにより、通信チャネル毎のチャネル割当閾値をより確実に異ならせることができる。
(6)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、閾値設定部122Aは無線基地局1Aに設けられ、閾値設定部122Bは無線基地局1Bに設けられていたが、閾値設定部122Aおよび閾値設定部122Bを他の装置内に設けることも可能である。例えば、図6に示すようなサーバ4(サーバ装置)内に閾値設定部122Aおよび閾値設定部122Bを設けてもよい。サーバ4は、有線通信網を介して無線基地局1Aおよび無線基地局1Bに接続され、無線基地局1Aおよび無線基地局1Bを管理する。
上述した実施形態では、図5の処理フローによりチャネル割当閾値を設定する一例について説明したが、ステップS3において、ある程度良好な結果が得られる場合には、ステップS4およびS5の各処理を省略してもよい。
また、サブチャネル番号と時間スロット番号とを乱数の発生に用いていたが、これに限らず、BSIDのみを用いて乱数を発生させ、当該乱数をサブチャネル番号と時間スロット番号とを用いて並び替えることによって、チャネル割当閾値を設定してもよい。
上述した実施形態では、無線通信システム10は、次世代PHSに基づく構成を有していたが、次世代PHSに限らず、キャリアセンスを行う方式であるCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)またはCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式を採用する採用する無線通信システムであれば、本発明を適用可能である。例えば、無線LAN(IEEE802.11)システムや、従来型のPHSに対して本発明を適用してもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の比較例として、チャネル割当閾値が一定値に設定されている場合のチャネル割り当て状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムにおけるチャネル割り当て状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の詳細動作、具体的には、チャネル割当閾値の設定方法の詳細を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。
符号の説明
1A,1B…無線基地局、2A,2B,2C…無線端末、10…無線通信システム、101A,101B…アンテナ部、110A,110B…無線通信部、111A,111B…無線信号送信部、112A,112B…無線信号受信部、113A,113B…信号処理部、114A,114B…干渉レベル測定部、120A,120B…制御部、121A,121B…情報取得部、122A,122B…閾値設定部、123A,123B…チャネル割当部、130A,130B…有線通信部、140A,140B…記憶部

Claims (9)

  1. 第1無線端末に対し、所定周波数帯域内にある複数の通信チャネルのうちの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い第1低干渉通信チャネルを割り当てる第1無線基地局と、
    第2無線端末に対し、前記所定周波数帯域内にある複数の前記通信チャネルのうちの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い第2低干渉通信チャネルを割り当てる第2無線基地局と
    を備える無線通信システムであって、
    前記第1低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第1チャネル割当閾値と、前記第2低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第2チャネル割当閾値とは、異なることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1チャネル割当閾値を設定する第1閾値設定部と、
    前記第2チャネル割当閾値を設定する第2閾値設定部と
    を備え、
    前記第1閾値設定部は、前記第1無線基地局に固有の値を基に発生させた第1乱数を用いて、前記第1チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定し、
    前記第2閾値設定部は、前記第2無線基地局に固有の値を基に発生させた第2乱数を用いて、前記第2チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1閾値設定部は、
    前記通信チャネル毎に発生させた前記第1乱数と、前記第1チャネル割当閾値間の差分を調整するための所定係数とを乗算し、
    前記第1乱数と前記所定係数との乗算結果と、前記チャネル割当閾値の基準となる基準値とを加算した結果を、前記通信チャネルに対応する前記第1チャネル割当閾値として設定し、
    前記第2閾値設定部は、
    前記通信チャネル毎に発生させた前記第2乱数と、前記所定係数とを乗算し、
    前記第2乱数と前記所定係数との乗算結果と、前記基準値とを加算した結果を、前記通信チャネルに対応する前記第2チャネル割当閾値として設定する請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第1閾値設定部は、前記第1無線基地局に設けられ、
    前記第2閾値設定部は、前記第2無線基地局に設けられる請求項2または3に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1無線基地局および前記第2無線基地局を管理するサーバ装置をさらに備え、
    前記第1閾値設定部および前記第2閾値設定部は、前記サーバ装置に設けられる請求項2または3に記載の無線通信システム。
  6. 前記通信チャネルは、直交周波数分割多元接続方式および時分割多元接続方式に従って構成される請求項1〜5の何れか一項に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1閾値設定部は、前記第1無線基地局に固有の値に加え、前記直交周波数分割多元接続方式に応じたサブチャネル番号と、前記時分割多元接続方式に応じた時間スロット番号とを基に前記通信チャネル毎に発生させた前記第1乱数を用いて、前記第1チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定し、
    前記第2閾値設定部は、前記第2無線基地局に固有の値に加え、前記サブチャネル番号と前記時間スロット番号とを基に前記通信チャネル毎に発生させた前記第2乱数を用いて、前記第2チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定する請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 複数の通信チャネルにおける被干渉レベルを測定し、測定した被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い低干渉通信チャネルを無線端末に対し少なくとも1つ割り当てる無線基地局であって、
    前記チャネル割当閾値を前記通信チャネルそれぞれについて設定する閾値設定部を備え、
    前記閾値設定部は、前記無線基地局に固有の値を基に、前記チャネル割当閾値を前記通信チャネル毎に設定する無線基地局。
  9. 第1無線基地局が第1無線端末に対し、所定周波数帯域内にある複数の通信チャネルのうちの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い第1低干渉通信チャネルを割り当てるステップと、
    第2無線基地局が第2無線端末に対し、前記所定周波数帯域内にある複数の前記通信チャネルのうちの被干渉レベルがチャネル割当閾値よりも低い第2低干渉通信チャネルを割り当てるステップと
    を含み、前記チャネル割当閾値を設定する閾値設定方法であって、
    前記第1低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第1チャネル割当閾値と、前記第2低干渉通信チャネルを決定するためのチャネル割当閾値である第2チャネル割当閾値とは、異なることを特徴とする閾値設定方法。
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